JP2012227553A - 多層基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱可塑性樹脂フィルム層おける層間接続の信頼性の低下を抑制する。
【解決手段】熱可塑性樹脂フィルムにて中間層フィルム110と一対の接着層フィルム120、130を形成し、これらフィルムの熱可塑性樹脂フィルムよりも流動性が低い低流動性樹脂フィルムを用いて、一対のパターン層フィルム21、31を形成し、中間層フィルムの第1の層間接続用導電ペースト113の両面に一対の接着層フィルムの第2の層間接続用導電ペースト124、134が対向するようにして一対の接着層フィルムを中間層フィルムの両面に重ね合わ、中間層フィルムと対向しない側の一対の接着層フィルムの面における第2の層間接続用導電ペーストに一対のパターン層フィルムの導体パターン211b,311bが対向するようにして、一対のパターン層フィルムを一対の接着層フィルム上に重ね合わせて積層体を構成し、その後に、積層体に対して加熱プレスを行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の樹脂フィルムを積層した積層体を加熱プレスすることで成形される多層基板の製造方法に関する。
従来、表面に導体パターンが形成された樹脂フィルムを含むパターン層と、加熱されることで軟化する熱可塑性樹脂フィルムからなる熱可塑性樹脂フィルム層を重ねて積層体を構成し、当該積層体をプレス機等で加熱プレスすることで各層を熱融着させて形成した多層基板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の多層基板は、下から順に、下面側に導体パターンが形成された樹脂フィルム(熱硬化性樹脂からなる樹脂フィルム)を含むパターン層、熱可塑性樹脂フィルム層、上面側に導体パターンが形成された樹脂フィルムを含むパターン層を有する基板構造としている。なお、パターン層および熱可塑性樹脂フィルム層それぞれには、ビアホール内に充填された導電ペーストを硬化させてなる導電性材料にて層間接続部(層間配線)が形成されている。
特開2006−203114号公報
ところで、本発明者らは、多層基板として、層間接続部が形成された複数の熱可塑性樹脂フィルムを重ね合わせて構成する熱可塑性樹脂フィルム層の表面に、パターン層を積層した多層基板構造を検討している。
しかし、当該基板構造を特許文献1に記載の多層基板にて実現しようとすると、複数の熱可塑性樹脂フィルムを重ね合わせて構成する熱可塑性樹脂フィルム層の各層間接続部における層間接続(ビア接続)の信頼性が低下するといった問題がある。
すなわち、特許文献1に記載の多層基板では、熱可塑性樹脂フィルム層が、各パターン層における導体パターンが形成されていない面に接合する基板構造としているので、熱可塑性樹脂フィルム層における層間接続部が、各パターン層の導体パターンではなく各パターン層の層間接続部に直接接合されることとなる。
このため、特許文献1に記載の多層基板に対して、複数の熱可塑性樹脂フィルムを重ねた熱可塑性樹脂フィルム層の表面にパターン層を積層した基板構造を適用すると、加熱プレスを行う際に、熱可塑性樹脂フィルム層の各層間接続部に充分な圧縮力が付与されず、熱可塑性樹脂フィルム層における層間接続の信頼性が低下してしまう。
本発明は上記点に鑑みて、熱可塑性樹脂フィルム層の表面にパターン層を積層してなる基板構造とした多層基板の製造方法において、熱可塑性樹脂フィルム層における層間接続の信頼性の低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数の樹脂フィルムを積層した積層体を加熱プレスすることで成形される多層基板の製造方法において、
所定温度に加熱すると軟化する熱可塑性樹脂フィルムに、厚み方向に貫通するビアホール(112)と前記ビアホール(112)に充填した第1の層間接続用導電ペースト(113)とを設けることにより中間層フィルム(110)を形成する工程と、
前記所定温度に加熱すると軟化する熱可塑性樹脂フィルムに、厚み方向に貫通するビアホール(123、133)と前記ビアホール(123、133)に充填した第2の層間接続用導電ペースト(124、134)とを設けることにより一対の接着層フィルム(120、130)を形成する工程と、
前記中間層フィルム(110)および前記一対の接着層フィルム(120、130)の前記熱可塑性樹脂フィルムよりも前記所定温度における流動性が低い低流動性樹脂フィルムを用い、前記低流動性樹脂フィルムの一面に所定の厚みを有する金属箔からなる導体パターン(211b、311b)を設けると共に、前記低流動性樹脂フィルムに厚み方向に貫通するビアホール(212、312)と前記ビアホール(212、312)に充填した第3の層間接続用導電ペースト(213、313)とを設け、前記導体パターン(211b、311b)と前記第3の層間接続用導電ペースト(213、313)とが対向する一対のパターン層フィルム(21、31)を形成する工程と、
前記中間層フィルム(110)の前記第1の層間接続用導電ペースト(113)の両面に前記一対の接着層フィルム(120、130)の前記第2の層間接続用導電ペースト(124、134)が対向するようにして、前記一対の接着層フィルム(120、130)をそれぞれ前記中間層フィルム(110)の両面に重ね合わせると共に、前記中間層フィルム(110)と対向しない側の前記一対の接着層フィルム(120、130)の面における前記第2の層間接続用導電ペースト(124、134)に前記一対のパターン層フィルム(21、31)の前記導体パターン(211b、311b)が対向するようにして、前記一対のパターン層フィルム(21、31)をそれぞれ前記一対の接着層フィルム(120、130)上に重ね合わせて積層体を構成する工程と、
前記積層体に対して前記所定温度にて加熱プレスを行う工程と、
を含むことを特徴とする。
これによると、流動性が低い低流動性樹脂フィルムを用いて一対のパターン層フィルム(21、31)を形成し、低流動性樹脂フィルムの一面に第3の層間接続用導電ペースト(213、313)と対向するように所定の厚みを有する金属箔からなる導体パターン(211b、311b)を形成し、この導体パターン(211b、311b)が、中間層フィルム(110)と対向しない側の一対の接着層フィルム(120、130)の面における第2の層間接続用導電ペースト(124、134)と対向するようになっている。
このため、積層体に対して加熱プレスを行う際に、金属箔からなる導体パターン(211b、311b)が接着層フィルム(120、130)側へ移動することにより、接着層フィルム(120、130)の第2の層間接続用導電ペースト(124、134)部分に作用する圧縮力を増大させることが可能となる。
従って、接着層フィルム(120、130)と中間層フィルム(110)との層間接続の信頼性の低下を抑制することができる。
請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の多層基板の製造方法において、パターン層フィルム(21、31)を形成する工程は、低流動性樹脂フィルムとして熱硬化性樹脂フィルムを用いてもよい。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の多層基板の製造方法において、中間層フィルム(110)を形成する工程は、熱可塑性樹脂フィルムの少なくともいずれか一方の面に第1の層間接続用導電ペースト(113)と対向するように所定の厚みを有する金属箔からなる導体パターン(114、115)を形成する工程を含むことを特徴とする。
これによると、中間層フィルム(110)側にも所定の厚みを有する金属箔からなる導体パターン(114、115)を追加することにより、接着層フィルム(120、130)の第2の層間接続用導電ペースト(124、134)部分に作用する圧縮力および中間層フィルム(110)の第1の層間接続用導電ペースト(113)部分に作用する圧縮力をより一層増大させることができる。
ところで、一対の接着層フィルム(120、130)の厚みが異なると、厚みが大きい一方の接着層フィルム(130)に形成された第2の層間接続用導電ペースト(134)部分に対して、加熱プレスを行う際に充分に圧縮力を加える必要がある。なお、この理由については後述する実施形態にて説明する。
そこで、請求項4に記載の発明では、請求項1または2に記載の多層基板の製造方法において、一対の接着層フィルム(120、130)を形成する工程では、一対の接着層フィルム(120、130)の一方の厚みを他方の厚みよりも大きくし、中間層フィルム(110)を形成する工程は、熱可塑性樹脂フィルムの両面に第1の層間接続用導電ペースト(113)と対向するように所定の厚みを有する金属箔からなる導体パターン(114、115)を形成する工程を含み、中間層フィルム(110)における両導体パターン(114、115)のうち、厚みの大きい一方の接着層フィルム(130)側に位置する導体パターン(114)の厚みを、厚みの小さい他方の接着層フィルム(120)側に位置する導体パターン(1154)の厚みよりも大きくしたことを特徴とする。
これによると、中間層フィルム(110)を形成する熱可塑性樹脂フィルムの両面に金属箔からなる導体パターン(114、115)を形成しているから、接着層フィルム(120、130)の第2の層間接続用導電ペースト(124、134)部分に作用する圧縮力および中間層フィルム(110)の第1の層間接続用導電ペースト(113)部分に作用する圧縮力をさらに増大させることができる。
しかも、請求項4に記載の発明では、厚みの大きい一方の接着層フィルム(130)側に位置する導体パターン(114)の厚みを、厚みの小さい他方の接着層フィルム(120)側に位置する導体パターン(1154)の厚みよりも大きくしているから、厚みの大きい一方の接着層フィルム(130)における第2の層間接続用導電ペースト(134)部分に作用する圧縮力を特に効果的に増大させることができる。
請求項5に記載の発明のように、請求項1ないし4のいずれか1つ記載の多層基板の製造方法において、中間層フィルム(110)を形成する工程は、熱可塑性樹脂フィルムに部品収容穴(111)を形成し、部品収容穴(111)に電子部品(2)を内蔵する工程を含むようにしてもよい。
請求項6に記載の発明のように、請求項5に記載の多層基板の製造方法において、一対の接着層フィルム(120、130)のうち、いずれか一方の接着層フィルム(120)を形成する工程は、熱可塑性樹脂フィルムにおいて電子部品(2)の電極端子と対向する位置に、厚み方向に貫通する別のビアホール(121)を形成し、別のビアホール(121)に部品電極接続用導電ペースト(122)を充填する工程を含むようにしてもよい。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態に係る多層基板の模式的な断面図である。 第1実施形態に係る熱可塑性樹脂フィルム層の各フィルムの形成工程を説明する説明図である。 第1実施形態に係る第1パターン層の各フィルムの形成工程を説明する説明図である。 第1実施形態に係る第2パターン層の各フィルムの形成工程を説明する説明図である。 第1実施形態に係る多層基板の製造工程を説明する説明図である。 第2実施形態に係る多層基板の模式的な断面図である。 第2実施形態に係る熱可塑性樹脂フィルム層の各フィルムの形成工程を説明する説明図である。 第2実施形態に係る多層基板の製造工程を説明する説明図である。 第3実施形態に係る多層基板の模式的な断面図である。 第3実施形態に係る熱可塑性樹脂フィルム層の各フィルムの形成工程を説明する説明図である。 第3実施形態に係る多層基板の製造工程を説明する説明図である。 第4実施形態に係る多層基板の模式的な断面図である。 第4実施形態に係る熱可塑性樹脂フィルム層の各フィルムの形成工程を説明する説明図である。 第4実施形態に係る多層基板の製造工程を説明する説明図である。 第5実施形態に係る多層基板の中間層および第1パターン層の模式的な断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。図1は、本実施形態の多層基板1の模式的な断面図である。
多層基板1は、複数の樹脂フィルムを加熱プレスすることで成形されるもので、本実施形態では、半導体チップやチップ部品等の電子部品2が内蔵された部品内蔵型多層基板として構成している。
本実施形態の多層基板1は、主たる構成として、熱可塑性樹脂フィルム層10、一対のパターン層20、30、およびヒートシンク3を備えて構成されている。
熱可塑性樹脂フィルム層10は、絶縁基材としての熱可塑性樹脂フィルムを複数重ねて構成される樹脂フィルム層である。本実施形態の熱可塑性樹脂フィルム層10は、3枚の熱可塑性樹脂フィルムにて構成されている。
より詳しくは、本実施形態の熱可塑性樹脂フィルム層10は、表面側に位置する接着層フィルム120、130からなる一対の接着層12、13と、一対の接着層12、13間に位置する中間層フィルム110を含んでなる中間層11を備えて構成されている。
中間層11は、電子部品2を内蔵するための部品内蔵層として構成されている。また、中間層11には、厚み方向に貫通する導電性材料からなる第1の層間接続部11aが形成されている。
一対の接着層12、13それぞれには、厚み方向に貫通すると共に、中間層11における電子部品2に電気的に導通する導電性材料からなる部品接続部12a、13aが形成されている。なお、一対の接着層12、13における一方の接着層(図中上側の接着層)12に形成された部品接続部12aは、図示しない電子部品2の電極端子に電気的に導通する部品電極接続部を構成している。
さらに、一対の接着層12、13それぞれには、厚み方向に貫通すると共に、中間層11における第1の層間接続部11aに電気的に導通する導電性材料からなる第2の層間接続部12b、13bが形成されている。
なお、説明の便宜のため、以下では、一対の接着層12、13における図中上側の接着層を第1接着層12と呼び、他方の接着層(図中下側の接着層)を第2接着層13と呼ぶ。
次に、熱可塑性樹脂フィルム層10に対して図中上面側に配置されたパターン層20(以下、第1パターン層20と呼ぶ。)は、片面に銅箔からなる導体パターン211が形成されたパターン層フィルム21と、接着用フィルム22とを交互に重ねて構成される樹脂フィルム層である。なお、本実施形態の第1パターン層20は、4枚のパターン層フィルム21および3枚の接着用フィルム22を交互に重ねて構成しているが、各フィルム21、22の枚数は、用途に応じて調整することができる。
第1パターン層20におけるパターン層フィルム21および接着用フィルム22それぞれには、厚み方向に貫通すると共に、異なる導体パターン211同士を電気的に導通するための導電性材料からなる第3の層間接続部21a、22aが形成されている。
さらに、本実施形態の第1パターン層20には、パターン層フィルム21における熱可塑性樹脂フィルム層10側の表面(図中下面)に、導体パターン211が形成されている。
熱可塑性樹脂フィルム層10に対して図中下面側に配置されたパターン層30(以下、第2パターン層30という。)は、片面に銅箔からなる導体パターン311が形成されたパターン層フィルム31と、接着用フィルム32とを交互に重ねて構成される樹脂フィルム層である。なお、本実施形態の第2パターン層30は、2枚のパターン層フィルム31および1枚の接着用フィルム32を交互に重ねて構成しているが、各フィルム31、32の枚数は、用途に応じて調整することができる。
第2パターン層30におけるパターン層フィルム31および接着用フィルム32それぞれには、厚み方向に貫通すると共に、異なる導体パターン311同士を電気的に導通するための導電性材料からなる第4の層間接続部31a、32aが形成されている。
さらに、本実施形態の第2パターン層30には、パターン層フィルム31における熱可塑性樹脂フィルム層10側の表面(図中上面)に、導体パターン311が形成されている。
ヒートシンク3は、多層基板1における電子部品2等の発熱体の熱を外部に放熱する放熱手段を構成しており、第1パターン層20における熱可塑性樹脂フィルム層10の反対側の表面に配置されている。
次に、本実施形態に係る多層基板1の製造工程について説明する。まず、図2(b)に示す熱可塑性樹脂フィルム層10の中間層11を構成する中間層フィルム110の形成工程(準備工程)について説明する。
絶縁基材として電子部品2と同等の厚みの熱可塑性樹脂フィルムを用意する。この熱可塑性樹脂フィルムとしては、所定温度に加熱すると軟化するものであって、後述する加熱プレスの際の流動性が低いものが好ましい。
そして、用意した熱可塑性樹脂フィルムに、レーザ加工やプレス加工等により電子部品2と同等の大きさの部品収容穴111を形成し、この部品収容穴111に電子部品2を収容する。なお、本実施形態では、図示しない電子部品2の電極端子が上面側となるように電子部品2を部品収容穴111に収容する。
さらに、熱可塑性樹脂フィルムに、レーザ加工等により厚み方向に貫通するビアホール112を形成し、スクリーン印刷機等により当該ビアホール112内に導電ペースト113を充填して中間層11を構成する中間層フィルム110を得る。
導電ペースト113としては、金属粒子(例えば、錫粒子、銀粒子を含む金属粒子)、粘度を調整するための溶剤等で構成されている。なお、導電ペースト113は、後述する加熱プレス時の際に、金属粒子が焼結されて導電性材料(第1の層間接続部11a)となり、溶剤については揮発する。
なお、熱可塑性樹脂フィルムに形成するビアホール112は、図に示すテーパ形状(円錐形状)に限らず、例えば、円筒形状としてもよい。
次に、図2(a)に示す熱可塑性樹脂フィルム層10の第1接着層12を構成する接着層フィルム120の形成工程について説明する。
絶縁基材として、熱可塑性樹脂フィルムを用意する。この熱可塑性樹脂フィルムとしては、所定温度に加熱すると軟化するものであって、後述する加熱プレスの際の流動性が高いものが好ましく、例えば、ポリエーテルエーテルケトン樹脂とポリエーテルイミド樹脂とからなる熱可塑性樹脂フィルムを用いることができる。そして、用意した熱可塑性樹脂フィルムに、レーザ加工等により厚み方向に貫通するビアホール121、123を形成する。
そして、スクリーン印刷機等により当該ビアホール121、123内に導電ペースト122、124を充填して第1接着層12を構成する接着層フィルム120を得る。なお、ビアホール121に充填する導電ペースト122、124としては、中間層フィルム110の導電ペースト113と同様のものを用いることができる。
ここで、第1接着層12における各ビアホール121、123は、接着層フィルム120を中間層フィルム110に重ねた際に、中間層フィルム110のビアホール112に対して厚み方向に重合する位置、および電子部品2の電極端子に対して厚み方向に重合する位置それぞれに形成されている。
各ビアホール121、123のうち電子部品2の電極端子に対応して設けるビアホール121は、中間層フィルム110のビアホール112に対応して設けるビアホール123に比べて、電子部品2の電極端子のファインピッチ化に対応して穴径を小さくしている。
このように第1接着層12の接着層フィルム120では、穴径の小さいビアホール121内に適切に導電ペーストを充填する必要があるため、後述する第2接着層13に用いるフィルムよりも厚みの小さい熱可塑性樹脂フィルムを用いている。
次に、図2(c)に示す、熱可塑性樹脂フィルム層10の第2接着層13を構成する接着層フィルム130の形成工程について説明する。
絶縁基材として、第1接着層12に用いるフィルムよりも厚みの大きい熱可塑性樹脂フィルムを用意する。この熱可塑性樹脂フィルムとしては、第1接着層12で用いたフィルムと厚みが異なるだけで、材料等については同様のものを用いることができる。
そして、用意した熱可塑性樹脂フィルムに、レーザ加工等により厚み方向に貫通するビアホール131、133を形成し、スクリーン印刷機等により当該ビアホール131、133内に導電ペースト132、134を充填して第2接着層13を構成する接着層フィルム130を得る。
ここで、各ビアホール131、133は、接着層フィルム130を中間層フィルム110に重ねた際に、中間層フィルム110のビアホール112に対して厚み方向に重合する位置、および電子部品2における電極端子の反対側の面に対して厚み方向に重合する位置それぞれに形成されている。なお、ビアホール131、133に充填する導電ペースト132、134としては、中間層フィルム110の導電ペースト113と同様のものを用いることができる。
次に、図3(a)、図3(c)、図3(e)、図3(g)に示す第1パターン層20のパターン層フィルム21の形成工程について説明する。
絶縁基材として、中間層フィルム110、および接着層フィルム120、130で用いる樹脂フィルムよりも、後述する加熱プレスの際の流動性が低い低流動性樹脂フィルムを用意する。このような樹脂フィルムとしては、熱硬化性樹脂からなる樹脂フィルムや、中間層フィルム110および接着層フィルム120、130で用いる樹脂フィルムよりも融点温度が高い高融点熱可塑性樹脂からなる樹脂フィルムや、中間層フィルム110および接着層フィルム120、130で用いる樹脂フィルムよりも無機フィラーの充填量が多い熱可塑性樹脂からなる樹脂フィルムを用いることができる。なお、本実施形態では、熱硬化性を有するポリイミド樹脂からなる熱硬化性樹脂フィルムを用いている。
そして、用意した樹脂フィルムの下面に銅箔を貼り合わせ、この銅箔をエッチングして所望の導体パターン211を形成し、さらに、レーザ加工等によりビアホール212を形成し、スクリーン印刷機等により当該ビアホール212内に導電ペースト213を充填してパターン層フィルム21を得る。
次に、図3(b)、図3(d)、図3(f)に示す第1パターン層20の接着用フィルム22の形成工程について説明する。
絶縁基材として、熱可塑性樹脂フィルム層10の各接着層12、13の接着層フィルム120、130で用いる樹脂フィルムと同様の熱可塑性樹脂フィルムを用意する。そして、用意した熱可塑性樹脂フィルムに、レーザ加工等により厚み方向に貫通するビアホール221を形成し、スクリーン印刷機等により当該ビアホール221内に導電ペースト222を充填して第1パターン層20の接着用フィルム22を得る。
次に、図4(a)、図4(c)に示す第2パターン層30のパターン層フィルム31の形成工程について説明する。
絶縁基材として第1パターン層20のパターン層フィルム21の形成工程で用意する樹脂フィルムと同様の樹脂フィルムを用意する。そして、用意した樹脂フィルムの上面に銅箔を貼り合わせ、この銅箔をエッチングして所望の導体パターン311を形成する。図4(a)のパターン層フィルム31については、さらに、レーザ加工等によりビアホール312を形成し、スクリーン印刷機等により当該ビアホール312内に導電ペースト313を充填する。これにより、パターン層フィルム31を得る。
次に、図4(b)に示す第2パターン層30の接着用フィルム32の形成工程について説明する。
絶縁基材として第1パターン層20の接着用フィルム22の形成工程で用意する樹脂フィルムと同様の樹脂フィルムを用意する。そして、用意した樹脂フィルムに、レーザ加工等によりビアホール321を形成し、スクリーン印刷機等により当該ビアホール321内に導電ペースト322を充填して接着用フィルム32を得る。
上述の如く形成した各フィルム110、120、130、21、22、31、32を図5(b)〜図5(n)に示す配置で、順次に重ね合わせて積層体を構成する(積層工程)。
この際、第1パターン層20における最下面側のパターン層フィルム21の各導体パターン211a、211bが、第1接着層12のビアホール121、123内の導電ペースト122、124に当接するように重ね合わせる。また、第2パターン層30における最上面側のパターン層フィルム31の各導体パターン311a、311bが、第2接着層13のビアホール131、133内の導電ペースト132、134に当接するように重ね合わせる。
その後、当該積層体を図示しないプレス機にて挟み込み、所定加圧力、所定温度で所定時間、加熱プレスを行う(加熱プレス工程)。この加熱プレス工程では、例えば、3〜5MPa(好ましくは4MPa程度)の加圧力で、320度、3時間程度の加熱プレスを行う。
そして、加熱プレス工程の後、第1パターン層20の上面側に、図5(a)に示すヒートシンク3を取り付けることで、図1に示す多層基板1を得る。
上述の加熱プレス工程では、第1パターン層20のパターン層フィルム21同士が接着用フィルム22で接着され、第2パターン層30のパターン層フィルム31同士が接着用フィルム32で接着される。同様に、第1パターン層20の最下面側のパターン層フィルム21と中間層11の中間層フィルム110の上面とが第1接着層12の接着層フィルム120で接着され、第2パターン層30の最上面側のパターン層フィルム31と中間層11の中間層フィルム110の下面とが第2接着層13の接着層フィルム130で接着される。
また、第1パターン層20のパターン層フィルム21および接着用フィルム22に形成されたビアホール212、221内の導電ペースト213、222が焼結されて第3の層間接続部21a、22aが形成され、第2パターン層30のパターン層フィルム31および接着用フィルム32に形成されたビアホール312、321内の導電ペースト313、322が焼結されて第4の層間接続部31a、32aが形成される。
そして、中間層11の中間層フィルム110および各接着層12、13の接着層フィルム120、130に形成されたビアホール112、121、123、131、133内の導電ペースト113、122、124、132、134が焼結されて各部品接続部12a、13a、第1の層間接続部11a、第2の層間接続部12b、13bが形成される。
さらに、加熱プレスの際には、各接着層12、13における接着層フィルム120、130の樹脂の流動により、電子部品2と部品収容穴111との間に存在する空隙(電子部品2および部品収容穴111の公差の関係で存在するクリアランス)に樹脂が充填されて、電子部品2が封止される。
以上説明した本実施形態では、第1接着層12および第2接着層13における第2の層間接続部12b、13bが形成される位置に対向する第1パターン層20および第2パターン層30のパターン層フィルム21、31の表面に導体パターン211b、311bを形成している。
このため、加熱プレスを行う際には、パターン層フィルム21、31に形成された導体パターン211b、311bの厚み分、接着層フィルム120、130に形成されたビアホール123、133内の導電ペースト124、134が圧縮される。つまり、本実施形態の構成では、加熱プレスを行う際に、各接着層12、13の第2の層間接続部12b、13bに作用する圧縮力を増大させることができる。
従って、各接着層12、13における第2の層間接続部12b、13b中におけるボイド(空洞)の発生を抑制することができるので、熱可塑性樹脂フィルム層10における層間接続の信頼性の低下を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図6〜図8に基づいて説明する。図6は、本実施形態の多層基板の模式的な断面図である。なお、本実施形態では、主に第1実施形態と異なる点について説明し、第1実施形態と同様となる部分についての説明を省略若しくは簡略化して説明する。
ここで、第1実施形態の多層基板の如く、熱可塑性樹脂フィルム層10における各層間接続部11a、12b、13bとして、ビアホール112、123、133内に充填した導電ペースト113、124、134に含まれる金属粒子を焼結させてなる導電性材料にて構成する場合、各接着層12、13それぞれで厚みが異なると、厚みの大きい第2接着層13の第2の層間接続部13bが、厚みの小さい第1接着層12の第2の層間接続部12bに比べて、層間接続の信頼性が低下し易い傾向がある。
この点について説明すると、通常、ビアホール内に導電ペーストを適切に充填するためには、ビアホールを形成する層の厚みとビアホールの穴径との比率を所定範囲内とする必要があり、厚みが大きい層では、厚みが小さい層に比較して、ビアホールの穴径を大きくなるようにしている。このため、厚みが大きい層のビアホールには、厚みが小さい層のビアホールに比べて、導電ペーストの充填量が多くなる。
ビアホールに充填される導電ペーストに含まれる溶剤は、金属粒子を焼結する際に揮発するので、導電ペーストの充填量が多い層では、充填量が少ない層に比べて、層間接続部中にボイド(空洞)が生じ易く、層間接続の信頼性が低下し易い傾向がある。
このため、厚みが大きい第2接着層13の第2の層間接続部13bには、厚みが小さい第1接着層12の第2の層間接続部12bに比べて、加熱プレスを行う際に充分に圧縮力を加える必要がある。
さらに、第1実施形態の多層基板の如く、中間層11を部品内蔵層として構成する場合には、特に、厚みの大きい第2接着層13の第2の層間接続部13bが、厚みの小さい第1接着層12の第2の層間接続部12bに比べて、層間接続の信頼性が低下し易い傾向がある。
すなわち、中間層11を部品内蔵層として構成する場合には、加熱プレスを行う際に、各接着層12、13の樹脂の流動により、中間層フィルム110の部品収容穴111と電子部品2との間に存在する空隙に樹脂が充填されて、熱可塑性樹脂フィルム層10内に電子部品2が封止される。
この際、各接着層12、13は、中間層11と電子部品2との空隙に流れ込む分、樹脂の厚みが小さくなる一方、接着層12、13における第2の層間接続部12b、13bが表面側に突き出た形状となり易くなる。このことは、熱可塑性樹脂フィルム層10における層間接続の信頼性の面で有利となる。
しかし、厚みが大きい第2接着層13は、厚みが小さい第1接着層12に比べて、全体の樹脂量に対する中間層11と電子部品2との空隙に流れる樹脂量の割合が小さいので、中間層11と電子部品2との空隙に樹脂が流れ込んだとしても、第2接着層13における厚みがほとんど変化しない。
このため、中間層11に電子部品2を内蔵する場合、厚みが大きい第2接着層13に形成された第2の層間接続部13bは、厚み寸法が小さい第1接着層12に比べてボイドが生じ易く、層間接続部13bの信頼性が低下し易い。
そこで、本実施形態では、図6に示すように、第1接着層12よりも厚み寸法が大きい第2接着層13における第2の層間接続部13bが形成された位置に対向する中間層11の表面に導体パターン114を設ける構成としている。
図7(b)に示す熱可塑性樹脂フィルム層10の中間層11を構成する中間層フィルム110の形成工程について説明すると、絶縁基材として熱可塑性樹脂フィルムを用意する。そして、用意した熱可塑性樹脂フィルムの部品収容穴111に電子部品2を収容し、ビアホール112内に導電ペースト113を充填する。
さらに、当該熱可塑性樹脂フィルムにおける下面側(第2接着層13側)に銅箔を貼り合わせ、この銅箔をエッチングして第2接着層13の第2の層間接続部13bに対向する位置に導体パターン114を形成して中間層11を構成する中間層フィルム110を得る。なお、中間層フィルム110の厚みが電子部品2と同等の厚みとなるように、所定の厚みを有する熱可塑性樹脂フィルムおよび導体パターン114を用いている。また、中間層フィルム110に形成した導体パターン114は、中間層フィルム110のビアホール112の底部を構成している。
このように形成した中間層フィルム110を含む各フィルム110、120、130、21、22、31、32を図8(b)〜図8(n)に示す配置で、順次に重ね合わせて積層体を構成する(積層工程)。
この際、中間層11における中間層フィルム110の下面側(第2接着層13側)に形成した導体パターン114が、第2接着層13のビアホール133内の導電ペースト134に当接するように重ね合わせる。その後、当該積層体を図示しないプレス機にて挟み込み、加熱プレスを行う(加熱プレス工程)。
以上説明した本実施形態の多層基板1は、第1実施形態の多層基板に対して、第2接着層13の第2の層間接続部13bが形成される位置に対向する中間層11の中間層フィルム110の表面に導体パターン114を追加する構成としている。
このため、本実施形態では、第1実施形態に比べて、加熱プレスを行う際に、中間層フィルム110に形成された導体パターン114の厚み分、第2接着層13を構成する接着層フィルム130のビアホール133内の導電ペースト134が充分に圧縮される。つまり、本実施形態の構成では、加熱プレスを行う際に、第2接着層13の第2の層間接続部13bに作用する圧縮力を増大させることができる。
さらに、本実施形態では、加熱プレスを行う際に、中間層フィルム110の下面側に形成した導体パターン114によって、中間層フィルム110に形成されたビアホール112の導電ペースト113も圧縮される。
これにより、本実施形態の構成では、加熱プレスを行う際に、第1接着層12よりも厚み寸法の大きい第2接着層13の第2の層間接続部13bおよび中間層11の第1の層間接続部11aそれぞれに作用する圧縮力を増大させることができる。
従って、第2接着層13の第2の層間接続部13bおよび中間層11の第1の層間接続部11a中におけるボイドの発生を抑制することができるので、熱可塑性樹脂フィルム層10における層間接続の信頼性の低下をより効果的に抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図9〜図11に基づいて説明する。図9は、本実施形態の多層基板の模式的な断面図である。なお、本実施形態では、主に第1、第2実施形態と異なる点について説明し、第1、第2実施形態と同様となる部分についての説明を省略若しくは簡略化して説明する。
本実施形態では、図9に示すように、第1接着層12および第2接着層13それぞれにおける第2の層間接続部12b、13bが形成された位置に対向する中間層11の表面に導体パターン114、115を設ける構成としている。
図10(b)に示す熱可塑性樹脂フィルム層10の中間層11を構成する中間層フィルム110の形成工程について説明すると、絶縁基材として熱可塑性樹脂フィルムを用意する。そして、用意した熱可塑性樹脂フィルムの部品収容穴111に電子部品2を収容し、ビアホール112内に導電ペースト113を充填する。
さらに、当該熱可塑性樹脂フィルムにおける両面に銅箔を貼り合わせ、この銅箔をエッチングして各接着層12、13の第2の層間接続部12b、13bに対向する位置に導体パターン114、115を形成して中間層11を構成する中間層フィルム110を得る。なお、中間層フィルム110に形成した各導体パターン114、115は、中間層フィルム110のビアホール112の底部および蓋部を構成している。
このように形成した中間層フィルム110を含む各フィルム110、120、130、21、22、31、32を図11(b)〜図11(n)に示す配置で、順に重ね合わせて積層体を構成する。
この際、中間層11における中間層フィルム110の下面側に形成した導体パターン114が、第2接着層13のビアホール133内の導電ペースト134に当接するように重ね合わせる。また、中間層11における中間層フィルム110の上面側に形成した導体パターン115が、第1接着層12のビアホール123内の導電ペースト124に当接するように重ね合わせる。その後、当該積層体を図示しないプレス機にて挟み込み、加熱プレスを行う(加熱プレス工程)。
以上説明した本実施形態の多層基板は、第2実施形態の多層基板に対して、第1接着層12の第2の層間接続部12bが形成される位置に対向する中間層11の中間層フィルム110の表面に導体パターン115を追加する構成としている。
このため、本実施形態の多層基板は、第2実施形態の多層基板に比較して、中間層フィルム110に形成された導体パターン115の厚み分、第1接着層12を構成する接着層フィルム120のビアホール123内の導電ペースト124が充分に圧縮される。つまり、本実施形態の構成では、加熱プレスを行う際に、第1接着層12の第2の層間接続部12bに作用する圧縮力を増大させることができる。
従って、各接着層12、13の第2の層間接続部12b、13bおよび中間層11の第1の層間接続部11a中におけるボイドの発生を抑制することができるので、熱可塑性樹脂フィルム層10における層間接続の信頼性の低下をより効果的に抑制することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図12〜図14に基づいて説明する。図12は、本実施形態の多層基板の模式的な断面図である。なお、本実施形態では、主に第1〜第3実施形態と異なる点について説明し、第1〜第3実施形態と同様となる部分についての説明を省略若しくは簡略化して説明する。
本実施形態では、図12に示すように、電子部品2の電極端子と第1パターン層20の最下面側に形成された導体パターン211aとを接続する部品接続部(部品電極接合部)12aを、電子部品2の電極端子に接合したスタッドバンプ2aにて構成している。なお、第1パターン層20の最下面側に形成された導体パターン211aが、スタッドバンプ2aに対応するパッドを構成している。
これに加え、本実施形態では、中間層11を構成する中間層フィルム110の両面に形成した各導体パターン114、115のうち、第2接着層13側の導体パターン114の厚みを第1接着層12側の導体パターン115よりも大きくしている。
図13(b)に示す熱可塑性樹脂フィルム層10の中間層11を構成する中間層フィルム110の形成工程について説明すると、絶縁基材として熱可塑性樹脂フィルムを用意する。そして、用意した熱可塑性樹脂フィルムの部品収容穴111に、予め電極端子の上面側にスタッドバンプ2aを設けた電子部品2を収容する。なお、本実施形態では、スタッドバンプ2aとして金ワイヤ(Auワイヤ)からなる金スタッドバンプを用いている。
部品収容穴111に電子部品2を収容した熱可塑性樹脂フィルムにレーザ加工等により厚み方向に貫通するビアホール112を形成し、スクリーン印刷機等により当該ビアホール112内に導電ペースト113を充填する。
さらに、当該熱可塑性樹脂フィルムにおける上面側(第1接着層12側)に銅箔を貼り合わせると共に、下面側(第2接着層13側)に上面に張り合わせた銅箔よりも厚みが大きい銅箔を貼り合わせる。そして、各銅箔をエッチングして各接着層12、13の第2の層間接続部12b、13bに対向する位置に導体パターン114、115を形成して中間層11を構成する中間層フィルム110を得る。
このように形成した中間層フィルム110を含む各フィルム110、120、130、21、22、31、32を図14(b)〜図14(n)に示す配置で、順に重ね合わせて積層体を構成する(積層工程)。
この際、第1接着層12に、電子部品2に設けたスタッドバンプ2aを貫通させて、スタッドバンプ2aの先端を第1パターン層20における最下面側のパターン層フィルム21の下面側に形成された導体パターン211aに接続する。
また、中間層フィルム110の下面側に形成した導体パターン114が、第2接着層13のビアホール133内の導電ペースト134に当接するように重ね合わせると共に、中間層フィルム110の上面側に形成した導体パターン115が、第1接着層12のビアホール123内の導電ペースト124に当接するように重ね合わせる。
その後、当該積層体を図示しないプレス機にて挟み込み、加熱プレスを行う(加熱プレス工程)。
以上説明した本実施形態の多層基板では、第3実施形態の多層基板に対して、中間層11を構成する中間層フィルム110における第2接着層13側の導体パターン114の厚みを第1接着層12側の導体パターン115よりも大きくしている。
このように中間層フィルム110における第2接着層13側の導体パターン114の厚みを厚くする場合、加熱プレスを行う際に、中間層フィルム110の当該導体パターン114と電子部品2との間の隙間に流れる樹脂が増えることとなる。
このため、本実施形態の多層基板では、第3実施形態の多層基板に比較して、加熱プレスを行う際に、第1接着層12よりも厚み寸法の大きい第2接着層13の第2の層間接続部13bおよび中間層11の第1の層間接続部11aそれぞれに作用する圧縮力をより増大させることができる。
これにより、各接着層12、13の第2の層間接続部12b、13bおよび中間層11の第1の層間接続部11a中におけるボイドの発生を抑制することができるので、熱可塑性樹脂フィルム層10における層間接続の信頼性の低下をより効果的に抑制することができる。
さらに、本実施形態では、電子部品2の電極端子と第1パターン層20の最下面側に形成された導体パターン211aとを接続する部品接続部12aを、電子部品2の上面側に設けたスタッドバンプ2aにて構成している。
このため、第1〜第3実施形態の多層基板1の如く、第1接着層12に形成したビアホール12内に充填した導電ペーストを硬化させてなる導電性材料にて部品接続部12aを構成する場合に比べて、第1接着層12の厚みを小さくする必要が少ない。
従って、部品接続部(部品電極接続部)12aの接続信頼性の低下や、加熱プレスを行う際に、電子部品2等に作用する圧縮力を抑制することが可能となる。
(第5実施形態)
本第5実施形態では、2つの導体パターンの間に位置する複数のフィルム層の弾性率および厚さを適切に設定することにより、層間接続の信頼性を向上させる。
図15(a)は、本実施形態における中間層11の要部を示す断面図である。中間層11の基本構成は上記第3実施形態と同様であり、中間層11は、電子部品2を内蔵するための部品内蔵層として構成され、中間層11の両表面(第1接着層12側の表面および第2接着層13側の表面)には導体パターン114、115が設けられている。
上記第3実施形態では、中間層11が1枚の中間層フィルム110で構成されているが、本第5実施形態では、中間層11が3枚のフィルム110a、110b、110cで構成されている。
この3枚のフィルム110a、110b、110cは具体的には1枚の内側フィルム110aおよび2枚の外側フィルム110b、110cであり、内側フィルム110aが外側フィルム110b、110cの間に挟まれるように積層される。
3枚のフィルム110a、110b、110cそれぞれには、中間層11のビアホール112を構成する貫通孔が形成されている。図15(a)の例では、3枚のフィルム110a、110b、110cそれぞれの貫通孔がテーパー形状になっている。
内側フィルム110aの加熱プレス温度における弾性率は、外側フィルム110b、110cの同温度における弾性率よりも小さくなっている。本例では、内側フィルム110aは、320℃における弾性率E’が1.0E+05Pa超、1.0E+09Pa未満(1.0E+05Pa<E’<1.0E+09Pa)であり、外側フィルム110b、110cは、320℃における弾性率E’が1.0E+09Pa超(E’>1.0E+09Pa)である。
また本例では、内側フィルム110aの厚さはt20〜500μmであり、外側フィルム110b、110cの厚さはt12.5〜50μmである。
内側フィルム110aとしては熱可塑性樹脂フィルムが好ましく、外側フィルム110b、110cとしては熱硬化性樹脂フィルムが好ましい。
図15(b)は、本実施形態における第1パターン層20の要部を示す断面図である。第1パターン層20の基本構成は上記第1〜第4実施形態と同様であり、片面に銅箔からなる導体パターン211が形成されたパターン層フィルム21と、接着用フィルム22とを交互に重ねて構成されている。
接着用フィルム22の加熱プレス温度における弾性率は、パターン層フィルム21の同温度における弾性率よりも小さくなっている。本例では、接着用フィルム22は、320℃における弾性率E’が1.0E+05Pa超、1.0E+08Pa未満(1.0E+05Pa<E’<1.0E+08Pa)であり、パターン層フィルム21は、320℃における弾性率E’が1.0E+09Pa超(E’>1.0E+09Pa)である。
また本例では、接着用フィルム22の厚さはt20〜300μmであり、パターン層フィルム21の厚さはt12.5〜50μmである。
接着用フィルム22としては熱可塑性樹脂フィルムが好ましく、パターン層フィルム21としては熱硬化性樹脂フィルムが好ましい。
本実施形態によると、中間層11において、内側フィルム110aの加熱プレス温度における弾性率が外側フィルム110b、110cの同温度における弾性率よりも小さくなっているので、図15(a)の2点鎖線に示すように加熱プレス時にビアホール112内の導電ペースト113が内側フィルム110aによって押し込まれる。
これにより、ビアホール112内の導電ペースト113が導体パターン114、115側に押し出されるので、加熱プレス時の金属焼結の際に導電ペースト113が体積収縮しても導電ペースト113を導体パターン114、115に確実に接続させることができる。
同様に、第1パターン層20において、接着用フィルム22の加熱プレス温度における弾性率がパターン層フィルム21の同温度における弾性率よりも小さくなっているので、図15(b)の2点鎖線に示すように加熱プレス時にビアホール221内の導電ペースト222が接着用フィルム22によって押し込まれる。
これにより、接着用フィルム22のビアホール221内の導電ペースト222がパターン層フィルム21の導体パターン211側に押し出されるので、加熱プレス時の金属焼結の際に導電ペースト213、222が体積収縮しても導電ペースト213、222を導体パターン211に確実に接続させることができる。
要するに、2つの導体パターンの間に位置する複数のフィルムのうち一方のフィルムの加熱プレス温度における弾性率が、他方のフィルムの同温度における弾性率よりも小さくされることにより、ビアホール内の導電ペーストが一方のフィルムによって押し込まれて導体パターン側に押し出されるので、加熱プレス時の金属焼結の際に導電ペーストが体積収縮しても導電ペーストを導体パターンに確実に接続させることができ、ひいては層間接続の信頼性を向上させることができる。
図15(a)の例のように2つの導体パターンの間に3つのフィルムが位置している場合には、3つのフィルムのうち内側フィルムの加熱プレス温度における弾性率が、外側フィルムの同温度における弾性率よりも小さくされることが好ましい。
さらに、複数のフィルム層の厚さが上述の範囲に設定されることにより、導電ペーストを効果的に押し出すことができるので、層間接続の信頼性を一層向上させることができる。
なお、図15(b)の例では第1パターン層20について層間接続の信頼性を向上させたが、第2パターン層30についても同様の手法により層間接続の信頼性を向上させることが可能である。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上記各実施形態では、各パターン層20、30における接着層12、13の第2の層間接続部12b、13bに対向する位置に導体パターン211b、311bを形成しているが、これに限定されない。導体パターンは、パターン層20、30および中間層11における各接着層12、13の第2の層間接続部12b、13bに対向する表面のうち少なくとも1つに形成されていればよい。
(2)上記各実施形態では、パターン層20、30におけるパターン層フィルム21、31の片面に導体パターンを形成しているが、これに限らず、パターン層フィルム21、31の両面に導体パターンを形成してもよい。
(3)上記各実施形態では、導体パターンを銅箔で形成しているが、導電性のある金属箔であれば、銅箔以外で導体パターンを形成してもよい。
(4)上記各実施形態では、多層基板を、中間層11を部品内蔵層として構成してなる部品内蔵型多層基板としているが、中間層11を部品内蔵層として構成せずに、他の用途で用いる構成としてもよい。
(5)上記各実施形態では、ヒートシンク3を備える多層基板を説明したが、ヒートシンク3については、必要に応じて設ければよい。
1 多層基板
2 電子部品
110 中間層フィルム
112 ビアホール
113 第1の層間接続用導電ペースト
120 第1接着層フィルム
123 ビアホール
124 第2の層間接続用導電ペースト
130 第2接着層フィルム
133 ビアホール
134 第2の層間接続用導電ペースト
21 第1パターン層フィルム
212 ビアホール
213 第3の層間接続用導電ペースト
31 第2パターン層フィルム
312 ビアホール
313 第3の層間接続用導電ペースト
211b 導体パターン
311b 導体パターン

Claims (6)

  1. 複数の樹脂フィルムを積層した積層体を加熱プレスすることで成形される多層基板の製造方法において、
    所定温度に加熱すると軟化する熱可塑性樹脂フィルムに、厚み方向に貫通するビアホール(112)と前記ビアホール(112)に充填した第1の層間接続用導電ペースト(113)とを設けることにより中間層フィルム(110)を形成する工程と、
    前記所定温度に加熱すると軟化する熱可塑性樹脂フィルムに、厚み方向に貫通するビアホール(123、133)と前記ビアホール(123、133)に充填した第2の層間接続用導電ペースト(124、134)とを設けることにより一対の接着層フィルム(120、130)を形成する工程と、
    前記中間層フィルム(110)および前記一対の接着層フィルム(120、130)の前記熱可塑性樹脂フィルムよりも前記所定温度における流動性が低い低流動性樹脂フィルムを用い、前記低流動性樹脂フィルムの一面に所定の厚みを有する金属箔からなる導体パターン(211b、311b)を設けると共に、前記低流動性樹脂フィルムに厚み方向に貫通するビアホール(212、312)と前記ビアホール(212、312)に充填した第3の層間接続用導電ペースト(213、313)とを設け、前記導体パターン(211b、311b)と前記第3の層間接続用導電ペースト(213、313)とが対向する一対のパターン層フィルム(21、31)を形成する工程と、
    前記中間層フィルム(110)の前記第1の層間接続用導電ペースト(113)の両面に前記一対の接着層フィルム(120、130)の前記第2の層間接続用導電ペースト(124、134)が対向するようにして、前記一対の接着層フィルム(120、130)をそれぞれ前記中間層フィルム(110)の両面に重ね合わせると共に、前記中間層フィルム(110)と対向しない側の前記一対の接着層フィルム(120、130)の面における前記第2の層間接続用導電ペースト(124、134)に前記一対のパターン層フィルム(21、31)の前記導体パターン(211b、311b)が対向するようにして、前記一対のパターン層フィルム(21、31)をそれぞれ前記一対の接着層フィルム(120、130)上に重ね合わせて積層体を構成する工程と、
    前記積層体に対して前記所定温度にて加熱プレスを行う工程と、
    を含むことを特徴とする多層基板の製造方法。
  2. 前記パターン層フィルム(21、31)を形成する工程は、前記低流動性樹脂フィルムとして熱硬化性樹脂フィルムを用いることを特徴とする請求項1に記載の多層基板の製造方法。
  3. 前記中間層フィルム(110)を形成する工程は、前記熱可塑性樹脂フィルムの少なくともいずれか一方の面に前記第1の層間接続用導電ペースト(113)と対向するように所定の厚みを有する金属箔からなる導体パターン(114、115)を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の多層基板の製造方法。
  4. 前記一対の接着層フィルム(120、130)を形成する工程において、前記一対の接着層フィルム(120、130)の一方の厚みを他方の厚みよりも大きくし、
    前記中間層フィルム(110)を形成する工程は、前記熱可塑性樹脂フィルムの両面に前記第1の層間接続用導電ペースト(113)と対向するように所定の厚みを有する金属箔からなる導体パターン(114、115)を形成する工程を含み、
    前記中間層フィルム(110)における前記両導体パターン(114、115)のうち、前記厚みの大きい一方の接着層フィルム(130)側に位置する導体パターン(114)の厚みを、前記厚みの小さい他方の接着層フィルム(120)側に位置する導体パターン(1154)の厚みよりも大きくしたことを特徴とする請求項1または2に記載の多層基板の製造方法。
  5. 前記中間層フィルム(110)を形成する工程は、前記熱可塑性樹脂フィルムに部品収容穴(111)を形成し、前記部品収容穴(111)に電子部品(2)を内蔵する工程を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の多層基板の製造方法。
  6. 前記一対の接着層フィルム(120、130)のうち、いずれか一方の接着層フィルム(120)を形成する工程は、前記熱可塑性樹脂フィルムにおいて前記電子部品(2)の電極端子と対向する位置に、厚み方向に貫通する別のビアホール(121)を形成し、前記別のビアホール(121)に部品電極接続用導電ペースト(122)を充填する工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の多層基板の製造方法。
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