JP2003197822A - 配線基板、多層配線基板およびそれらの製造方法 - Google Patents

配線基板、多層配線基板およびそれらの製造方法

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JP2003197822A
JP2003197822A JP2001392299A JP2001392299A JP2003197822A JP 2003197822 A JP2003197822 A JP 2003197822A JP 2001392299 A JP2001392299 A JP 2001392299A JP 2001392299 A JP2001392299 A JP 2001392299A JP 2003197822 A JP2003197822 A JP 2003197822A
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wiring
resin base
electronic component
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Minoru Ogawa
稔 小川
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
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    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
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    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板と半導体チップとの間の電気的接続や半
導体チップの搭載位置が正確となり、かつ効率的に製造
することが可能な配線基板を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂を含有する絶縁性の樹脂フ
ィルム11上に、配線回路12aおよび12bのための
パターン溝12cおよび12dと、ICベアチップ13
搭載用のキャビティ13bが熱成形された後、パターン
溝12cおよび12dに導電性ペーストが充填されて、
配線回路12aおよび12bが形成される。ICベアチ
ップ13は下部にスタッドバンプ13aを具備し、この
ICベアチップ13がキャビティ13b内に熱圧着され
る。このとき、スタッドバンプ13aは、キャビティ1
3bの底部の樹脂フィルム11を貫通して、裏側に形成
された対応する配線回路12aに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁樹脂基材上に
電子部品および配線回路が設けられた配線基板、このよ
うな絶縁樹脂基材が複数積層されてなる多層配線基板、
およびこれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ICチップを基板上にベア実装する場
合、従来では、熱硬化型の例えばエポキシ系樹脂等の基
板を用い、この基板上にCu配線を形成した後、熱硬化
性接着剤等を用いてICチップを固着することによって
行うのが一般的であった。
【0003】また、近年、実装基板の小型化に対する要
求が高まり、ICチップ等の実装基板を積層して用いる
ことが多くなっている。熱硬化型樹脂の実装基板の積層
は、配線部の形成やICチップの搭載等のパッケージ組
立の後、例えば各パッケージ間にALIVHやB2it
等、Bステージ状態のエポキシプリプレグ等をボンディ
ング層として使用する等により行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ICチップを
配線が施された基板上に実装する際、正確な位置に実装
するために、CCD(Charge-Coupled Devices)カメラ
等によるパターン間アラインメント機構を実装機に設け
る必要があり、設備コストが上昇する上に、実装時の作
業効率が悪化することが問題となる。
【0005】また、ICチップを搭載した基板を積層す
る場合には、基板に対してICチップが突出するため、
この突出分を埋めるためのボンディング層が必要とな
り、積層基板の厚さが大きくなってしまう。そこで、I
Cチップを基板内に埋め込む方法が、例えば特開平07
−106509公報等に開示されている。このような方
法では、基板にICチップの厚みに対応したキャビティ
部を設け、このキャビティ部にICチップを搭載してい
るが、キャビティ部の形成等のために製造工程が複雑に
なり、製造効率が低下してしまう。
【0006】さらに、基板材料として熱硬化性樹脂を用
いた場合には、上記のようにICチップを固着するため
に接着剤が使用されるため、材料コストが高く、この接
着剤の注入工程が必要なために生産効率が悪い。また、
基板の積層の際にも、ボンディング層を設ける等による
固着が必要なため、同様に材料コストや生産効率の点に
問題がある。また、例えば基板材料と接着剤の熱膨張係
数差が大きく異なる場合は、環境温度に対する接着強度
等の信頼性が劣る原因にもなり得る。
【0007】このような問題点を解決するために、熱可
塑性樹脂を基板材料として成型することが注目されてい
る。熱可塑性樹脂では、熱成形性により配線パターン等
の成型が容易であり、また熱融着性を有することから、
基板とICチップ、および基板同士の積層が接着剤を使
用せずに可能となる。
【0008】しかし、熱可塑性樹脂を使用した基板の場
合、ICチップを直接搭載した際に、ICチップのバン
プ部や基板上の接続パターン部以外の部分における絶縁
が完全でなく、この部分が導通してICチップが機能し
ない場合があった。
【0009】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであり、基板と半導体チップとの間の電気的接続
や半導体チップの搭載位置が正確となり、かつ効率的に
製造することが可能な配線基板を提供することを目的と
する。
【0010】また、本発明の他の目的は、基板と電子部
品との間の電気的接続や電子部品の搭載位置が正確で、
かつ厚さが抑制されながら、効率的に製造することが可
能な多層配線基板を提供することである。
【0011】さらに、本発明の他の目的は、基板と半導
体チップとの間の電気的接続や半導体チップの搭載位置
が正確となり、かつ効率的に製造することが可能な配線
基板の製造方法を提供することである。
【0012】また、本発明の他の目的は、基板と電子部
品との間の電気的接続や電子部品の搭載位置が正確で、
かつ厚さが抑制されながら、効率的に製造することが可
能な多層配線基板の製造方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、絶縁樹脂基材上に電子部品および配線回
路が設けられた配線基板において、前記絶縁樹脂基材
は、熱可塑性樹脂を含有し、一方の面に、前記電子部品
の外形と略同一の大きさの凹部が形成され、前記凹部の
裏面対応部に、少なくとも前記電子部品との配線用の前
記配線回路が形成されており、前記電子部品は、突起し
た電極端子を有し、前記電極端子が前記凹部を貫通し
て、前記電子部品との配線用の前記配線回路と接続し、
かつ前記絶縁樹脂基材の外周面から突出しないように前
記凹部の内部に搭載される、ことを特徴とする配線基板
が提供される。
【0014】このような配線基板では、熱可塑性樹脂を
含有する絶縁樹脂基材を使用したことにより、電子部品
を凹部の内部に例えば熱圧着により搭載することが可能
となる。また、凹部の形成により、電子部品の搭載時の
位置合わせが容易になる。さらに、凹部の裏面に電子部
品の配線用の配線回路が形成され、電子部品から突起し
た電極端子が、絶縁樹脂基材を貫通して裏面の配線回路
に接続する構造により、電子部品と電極端子とは電極端
子のみによって電気的に接続される。
【0015】また、本発明では、電子部品や配線回路が
設けられた複数の絶縁樹脂基材が積層されてなる多層配
線基板において、前記複数の絶縁樹脂基材は熱可塑性樹
脂を含有する材料によってなり、前記複数の絶縁樹脂基
材のうちの少なくとも1つは、一方の面に、前記電子部
品の外形と略同一の大きさの凹部が形成され、前記凹部
の裏面対応部に、少なくとも前記電子部品との配線用の
前記配線回路が形成されており、突起した電極端子を有
する前記電子部品が、前記電極端子が前記凹部を貫通し
て前記電子部品との配線用の前記配線回路と接続し、か
つ前記絶縁樹脂基材の外周面から突出しないように前記
凹部の内部に搭載された前記絶縁樹脂基材である、こと
を特徴とする多層配線基板が提供される。
【0016】このような多層配線基板では、熱可塑性樹
脂を含有する絶縁樹脂基材を使用したことにより、電子
部品を凹部の内部に例えば熱圧着により搭載可能である
とともに、絶縁樹脂基材同士を例えば熱融着により積層
することが可能となる。また、凹部の形成により、電子
部品の搭載時の位置合わせが容易になる。さらに、凹部
の裏面に電子部品の配線用の配線回路が形成され、電子
部品から突起した電極端子が、絶縁樹脂基材を貫通して
裏面の配線回路に接続する構造としたことで、電子部品
と配線回路とは電極端子のみによって電気的に接続され
る。
【0017】さらに、本発明では、絶縁樹脂基材上に電
子部品および配線回路が設けられた配線基板の製造方法
において、熱可塑性樹脂を含有する前記絶縁樹脂基材に
対し、一方の面に、前記電子部品の外形と略同一の大き
さの凹部を形成し、また前記凹部の裏面対応部に、少な
くとも前記電子部品との配線用の前記配線回路を形成
し、突起した電極端子を有する前記電子部品を、前記電
極端子の配設面を前記絶縁樹脂基材側として、前記絶縁
樹脂基材の外周面から突出しないように前記凹部に熱圧
着するとともに、前記電極端子を前記凹部に貫通させ
て、前記電子部品との配線用の前記配線回路と前記電極
端子とを接続させる、ことを特徴とする配線基板の製造
方法が提供される。
【0018】このような配線基板の製造方法では、熱可
塑性樹脂を含有する絶縁樹脂基材を使用したことによ
り、電子部品は凹部の内部に熱圧着により固着される。
また、凹部の形成により、電子部品の搭載時の位置合わ
せが容易になる。さらに、凹部の裏面に電子部品の配線
用の配線回路を形成し、電子部品から突起した電極端子
を、絶縁樹脂基材を貫通させて裏面の配線回路に接続さ
せることで、電子部品と配線回路とは電極端子のみによ
って電気的に接続される構造となる。
【0019】また、本発明では、電子部品や配線回路が
設けられた複数の絶縁樹脂基材が積層されてなる多層配
線基板の製造方法において、前記複数の絶縁樹脂基材は
熱可塑性樹脂を含有する材料によってなり、前記複数の
絶縁樹脂基材のうちの少なくとも1つは、一方の面に、
前記電子部品の外形と略同一の大きさの凹部を形成し、
また前記凹部の裏面対応部に、少なくとも前記電子部品
との配線用の前記配線回路を形成し、突起した電極端子
を有する前記電子部品を、前記電極端子の配設面を前記
絶縁樹脂基材側として、前記絶縁樹脂基材の外周面から
突出しないように前記凹部に熱圧着し、前記電極端子を
前記凹部に貫通させて、前記電子部品との配線用の前記
配線回路と前記電極端子とを接続させることによって形
成され、前記電子部品が接続された前記絶縁樹脂基材
と、その他の前記絶縁樹脂基材とを相互に位置合わせし
て積層し、熱融着により一体化する、ことを特徴とする
多層配線基板の製造方法が提供される。
【0020】このような多層配線基板の製造方法では、
熱可塑性樹脂を含有する絶縁樹脂基材を使用したことに
より、電子部品は凹部の内部に熱圧着により搭載される
とともに、絶縁樹脂基材同士は熱融着により積層され
る。また、凹部の形成により、電子部品の搭載時の位置
合わせが容易になる。さらに、凹部の裏面に電子部品の
配線用の配線回路を形成し、電子部品から突起した電極
端子を、絶縁樹脂基材を貫通させて裏面の配線回路に接
続させることで、電子部品と配線回路とは電極端子のみ
によって電気的に接続される構造となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の配線基板の第1
の実施形態例を示す断面図である。
【0022】図1に示す配線基板1は、樹脂フィルム1
1上に、配線回路12aおよび12bとICベアチップ
13とが搭載された構成をなす。樹脂フィルム11は、
熱可塑性樹脂を含有する材料により、例えば50〜20
0μmの厚さのフィルム状に形成された絶縁性の基材で
ある。この材料としては、例えば、PEEK(ポリエー
テルエーテルケトン)、PEK(ポリエーテルケト
ン)、PEI(ポリエーテルイミド)、PPS(ポリフ
ェニレンサルファイド)等の比較的高耐熱な熱可塑性樹
脂材料が単体で使用される。あるいは、FR4、FR5
といったガラスエポキシ材等の熱硬化性樹脂の中に、上
記の熱可塑性樹脂材料を混合したもの等でもよい。ま
た、後述するように、ガラス転移温度以上で融点より低
い温度領域に熱融着温度域を有する材料が望ましい。さ
らに、配線回路12aおよび12bの形成用のパターン
溝12cおよび12d等が形成される前の、単なるフィ
ルム状態において非晶性の処理が施された材料が、より
望ましい。
【0023】配線回路12aおよび12bは、樹脂フィ
ルム11上に形成されたパターン溝12cおよび12d
に、導電性ペーストが充填されることによって形成され
る。このうち、配線回路12aはICベアチップ13と
の電気的な接続を行うためのものであり、また、配線回
路12bは例えば、他のICチップ等の電子部品との配
線や、積層した他の配線基板と配線するためのものであ
る。導電性ペーストとしては、例えば、Ag粒子やCu
粒子等の高導電性フィラーを含有した熱可塑性バインダ
タイプが望ましい。
【0024】ICベアチップ13は、下面の図示しない
電極パッドに、配線回路12aとの配線のためのスタッ
ドバンプ13aを具備している。このICベアチップ1
3は、樹脂フィルム11上に上記のパターン溝12cお
よび12dと同様に形成されたキャビティ13bに、外
形が樹脂フィルム11の外周面から突出しないように収
容され、固着されている。また、スタッドバンプ13a
は、ICベアチップ13の収容部の内面を貫通して、裏
側に形成された配線回路12aに接続している。
【0025】このように、キャビティ13bの形成によ
り、ICベアチップ13の搭載時における位置合わせが
容易になる。また、ICベアチップ13と対応する配線
回路12aとの間に樹脂フィルム11が介在し、スタッ
ドバンプ13aがこの樹脂フィルム11を貫通して配線
回路12aと接続する構造により、スタッドバンプ13
aと配線回路12aとが確実に導通されるとともに、I
Cベアチップ13の樹脂フィルム11への接触面と配線
回路12aおよび12bとの間の絶縁が、容易に確保さ
れる。
【0026】ところで、この配線基板1では、樹脂フィ
ルム11が熱可塑性樹脂を含有する絶縁性の樹脂材料で
形成されている。従って、熱可塑性樹脂のハイサイクル
な熱成形性を利用することで、配線回路12aおよび1
2bのパターン溝12cおよび12dや、ICベアチッ
プ13の収納用のキャビティ13bを、容易に形成する
ことが可能となる。
【0027】また、これとともに、ICベアチップ13
を樹脂フィルム11に対して熱圧着により固着すること
が可能となる。さらに、この配線基板1を、同じ材料の
樹脂フィルムによってなる他の配線基板と積層する場合
には、樹脂フィルムと他の配線基板の樹脂フィルムとを
熱融着により接合することが可能となる。このように、
配線基板1では、熱可塑性樹脂の熱融着性を利用するこ
とで、ICベアチップ13の搭載時や樹脂フィルム11
の積層時に、接着剤を使用する必要がなくなる。また、
接着剤で固着する場合と比較して、固着部の環境温度に
対する信頼性が高められる。
【0028】次に、上記の第1の実施形態例の構造に加
えて、積層した基板間をビア接続するための接続電極を
具備する場合の実施形態を例示する。図2は、本発明の
配線基板1の第2の実施形態例を示す断面図である。
【0029】図2に示す配線基板2では、図1の第1の
実施形態例と同様に、樹脂フィルム21上に、配線回路
22aおよび22bとICベアチップ23とが設けられ
ていることに加え、ビア接続用の接続電極24がさらに
設けられている。配線回路22aおよび22bはともに
導電性ペーストにより形成され、また、ICベアチップ
23は、スタッドバンプ23aを具備して、ICベアチ
ップ23を収納するキャビティ23bを貫通して、裏側
に設けられた配線回路22aに対して接続している。
【0030】接続電極24は、樹脂フィルム21を貫通
するビア穴24aが形成された後、このビア穴24aに
導電性ペーストが充填されることによって形成される。
ビア穴24aは、例えば、配線回路22aおよび22b
のパターン溝22cおよび22dの形成時に、熱成形に
より同時に形成される。または、パターン溝22cおよ
び22d、およびICベアチップ23のキャビティ23
bの形成後に、ドリルやレーザ等を用いて形成される。
【0031】この配線基板2と、同材料の樹脂フィルム
によってなる他の配線基板とを積層する場合には、加熱
した状態で相互に押圧することによって、樹脂フィルム
同士を熱融着により一体化させることが可能である。ま
た、導電性ペーストで形成された接続電極24が、他の
配線基板上に設けられた配線回路、あるいはビア接続用
の接続電極に熱融着して、電気的に接続される。
【0032】このような配線基板2では、上記の第1の
実施形態例と同様に、キャビティ23bの形成により、
ICベアチップ23の搭載時における位置合わせが容易
になる。また、スタッドバンプ23aが樹脂フィルム2
1を貫通して配線回路22aと接続する構造により、ス
タッドバンプ23aと配線回路22aとが確実に導通さ
れるとともに、ICベアチップ23の樹脂フィルム21
への接触面と配線回路22aおよび22bとの間の絶縁
が、容易に確保される。
【0033】さらに、熱可塑性樹脂を含有する樹脂フィ
ルム21を使用したことにより、配線回路22aおよび
22bのパターン溝22cおよび22dや、ICベアチ
ップ23のキャビティ23bに加えて、接続電極24の
ためのビア穴24aも熱成形によって容易に形成するこ
とが可能となる。また、ICベアチップ23と樹脂フィ
ルム21との固着や、積層時の樹脂フィルム同士の固着
のために、接着剤を使用する必要がなくなる。
【0034】次に、図3は、上記の配線基板2の製造工
程を説明するための図である。なお、図3では、配線基
板2の断面構造を示している。まず、熱可塑性樹脂を含
有する絶縁性の樹脂材料によってなる樹脂フィルム21
が、例えば厚さ50〜200μmの平坦なフィルム状に
形成される。この樹脂フィルム21は、上述したよう
に、比較的高耐熱な単体の熱可塑性樹脂材料を使用する
か、あるいはガラスエポキシ材等の熱硬化性樹脂の中
に、上記の熱可塑性樹脂材料を混合したもの等が使用さ
れる。また、高耐熱、高剛性で、等方性を有する材料が
好ましく、さらに、加熱成形時の樹脂収縮を抑制するた
めの補強フィラーを含有する材料がより好ましい。
【0035】次に、この樹脂フィルム21に対して、配
線回路22aおよび22bの各パターン溝22cおよび
22dや、ICベアチップ23の搭載用のキャビティ2
3b、接続電極24のためのビア穴24aを、熱成形に
よって形成する。
【0036】図3(A)に示すように、この熱成形のた
めに、パターン溝22cおよび22dやキャビティ23
b、およびビア穴24aの形状を模した転写治具25a
および25bが用いられる。転写治具25aおよび25
bは、耐熱ガラス、金属、セラミック、あるいは高強
度、高耐熱樹脂等によってなり、例えばフォトリソ法を
用いてマスクパターンが転写された後、ケミカルエッチ
ングあるいはサンドブラスト等によって、上記のパター
ン溝22cおよび22dやキャビティ23b、およびビ
ア穴24aの反転形状が、凸形状に形成される。あるい
は、これらの凸形状はレーザ加工機を用いたダイレクト
描画による直接加工で形成されてもよい。
【0037】ここでは、樹脂フィルム21の厚さが10
0μmで、転写治具25aおよび25bが、耐熱ガラス
にブラスト加工によって上記凸形状が形成されたもので
あるとすると、転写治具25aおよび25bの厚さは3
〜5mmが望ましい。
【0038】このような転写治具25aおよび25b
を、凸形状の形成面が対向するように配置し、この間に
平坦な樹脂フィルム21を配置する。そして、加熱しな
がら、転写治具25aおよび25bで樹脂フィルム21
を挟み込み、凸形状を樹脂フィルム21上に熱転写す
る。このときの温度は、樹脂フィルム21の弾性率が低
下するように、樹脂フィルム21が有するガラス転移温
度以上で融点未満であることが望ましい。また、転写治
具25aおよび25bに加わる圧力が、10〜60kg
/cm2であることが望ましく、耐熱ガラスの保護のた
めには、20〜30kg/cm2であることがさらに望
ましい。
【0039】このような熱成形後、樹脂フィルム21を
冷却して、転写治具25aおよび25bを取り外すこと
により、図3(B)に示すように、パターン溝22cお
よび22dやキャビティ23b、およびビア穴24aが
樹脂フィルム21上に形成される。なお、転写治具25
aおよび25bと樹脂フィルム21との熱膨張係数の差
のために、冷却時に樹脂フィルム21が収縮することか
ら、転写治具25aおよび25bの取り外しは、温度が
ガラス転移温度を下回った時点で行うことにより、転写
治具25aおよび25bの取り外し時の破損を防止する
ことができる。
【0040】また、この熱膨張係数差に起因する樹脂フ
ィルム21上の形成体の寸法変化を考慮して、転写治具
25aおよび25bの形成時に、あらかじめ寸法補正を
施しておくことが望ましい。この補正量としては、例え
ばマスクパターンの寸法を0.2〜0.5%だけ大きく
しておけばよい。
【0041】以上のように、樹脂フィルム21として熱
可塑性樹脂を含有する材料を使用したことにより、配線
回路22aおよび22bや、ICベアチップ23、接続
電極24を設けるためのパターン溝22cおよび22
d、キャビティ23bおよびビア穴24aを、転写治具
25aおよび25bを使用した熱転写によって1度に形
成することが可能となる。
【0042】なお、以上の樹脂フィルム21への熱転写
の工程では、ビア穴24aも転写治具25aおよび25
bによって形成したが、これに限らず、パターン溝22
cおよび22dとキャビティ23bの熱転写後、従来の
穴あけ手法であるレーザやドリルを使用して形成しても
よい。
【0043】次に、図3(C)に示すように、樹脂フィ
ルム21に転写されたパターン溝22cおよび22dと
ビア穴24aに、導電性ペースト22eを例えばスキー
ジ26を用いて充填し、熱処理する。このとき、ICベ
アチップ23搭載用のキャビティ23bには導電性ペー
スト22eを充填しない。そして、必要に応じて表面研
磨し、表面に付着した余分な導電性ペースト22eを除
去する。これによって、樹脂フィルム21に配線回路2
2aおよび22bと接続電極24とが形成される。な
お、導電性ペースト22eは、熱可塑性樹脂を含有する
バインダ材に、Ag粒子あるいはCu粒子等の高導電性
フィラーを含有する材料が好ましい。
【0044】次に、図3(D)に示すように、キャビテ
ィ23b内にICベアチップ23を搭載する。ICベア
チップ23の下面の電極パッドには、配線回路22aに
接続させるための例えばAuによってなるスタッドバン
プ23aが設けられている。このスタッドバンプ23a
は、ICベアチップ23に底部から突起して設けられて
おり、先端部の形状が鋭角であることが望ましい。
【0045】このICベアチップ23の搭載の際は、樹
脂フィルム21を上下反転させてキャビティ23bの形
成部を上に向け、スタッドバンプ23aを樹脂フィルム
21側に向けてICベアチップ23をキャビティ23b
内に載置するか、あるいは軽くはめ込んだ後、加熱して
キャビティ23b内に押圧する。このとき例えば、熱板
を用いた図示しないプレス装置を使用して、キャビティ
23b上に仮置きされたICベアチップ23を押圧す
る。
【0046】これにより、スタッドバンプ23aがキャ
ビティ23bの底部の樹脂フィルム21を貫通し、裏面
に形成された配線回路22aに接続される。また、これ
とともにICベアチップ23が樹脂フィルム21に熱圧
着により固着される。このとき、樹脂フィルム21の弾
性率が低下してICベアチップ23との融着性が現れる
ように、樹脂フィルム21が有するガラス転移温度以上
で融点未満の温度下で熱圧着が行われることが望まし
い。
【0047】ところで、ICベアチップ23の搭載工程
の際は、通常、ICベアチップ23の上面が樹脂フィル
ム21の外周面から突出しないようにキャビティ23b
内に搭載される。このような搭載方法により、後述する
ように、同様な方法で電子部品や配線回路がユニット化
された他の配線基板と積層することが可能となる。ま
た、ICベアチップ23のキャビティ23bへの熱圧着
の際には、キャビティ23bの底部の樹脂フィルム21
が熱変形して、ICベアチップ23が樹脂フィルム21
内に押し込まれるように行われてもよい。
【0048】従って、これらの条件と、さらにスタッド
バンプ23aが配線回路22aに十分接触することとを
考慮して、樹脂フィルム21上に形成するキャビティ2
3bの深さと、配線回路22aのためのパターン溝22
cの深さとを決定する必要がある。本実施形態例では、
50μm厚のICベアチップ23、および100μm厚
の樹脂フィルム21に対して、キャビティ23bの深さ
を40μm、配線回路22aのためのパターン溝22c
の深さを40μm、スタッドバンプ23aの突起部の長
さを20〜30μmとして、ICベアチップ23と配線
回路22aおよび22bとの間に介在する樹脂フィルム
21に10μmの厚さを確保し、スタッドバンプ23a
と配線回路22aとの接続に10〜20μmの深さを確
保している。
【0049】以上のようなICベアチップ23の搭載工
程により、ICベアチップ23と樹脂フィルム21と
は、接着剤を使用せずに固着する。また、樹脂フィルム
21上にあらかじめキャビティ23bが形成されている
ことにより、自己整合的にICベアチップ23を正確な
位置に搭載することができ、従来使用していた高価なア
ラインメント機構が不要となる。さらに、このように製
造工程の簡略化が可能でありながら、スタッドバンプ2
3aが樹脂フィルム21を貫通して裏面の配線回路22
aに接続する構造によって、ICベアチップ23の樹脂
フィルム21への接触面と配線回路22aおよび22b
とが、確実に絶縁される。従って、高品質な配線基板2
を、低コストおよび少ない工数で効率よく製造すること
が可能となる。
【0050】なお、図1で示した第1の実施形態例の配
線基板1を製造する場合には、上記の製造工程の中で、
ビア穴24aの形成を行わないこと以外は共通であり、
ここでは説明を省略する。
【0051】ところで、上記の第1および第2の実施形
態例では、樹脂フィルム上に1つのICベアチップを搭
載した例を挙げたが、次に、複数のICベアチップが搭
載される場合について説明する。図4は、本発明の配線
基板の第3の実施形態例と、その製造工程を説明するた
めの断面図である。
【0052】図4に示す配線基板3は、熱可塑性樹脂を
含有する絶縁性の樹脂フィルム31上に、2つのICベ
アチップ33aおよび33bが搭載されている。ICベ
アチップ33aおよび33bの下面には、配線用のスタ
ッドバンプ33cおよび33dがそれぞれ設けられてい
る。また、樹脂フィルム31には、この他に、ICベア
チップ33aおよび33bのそれぞれとの接続用の配線
回路32aおよび32bと、ビア接続用の接続電極34
と、ICベアチップ33aおよび33bの搭載用のキャ
ビティ33eおよび33fが設けられている。
【0053】このような配線基板3の製造の際は、上記
の第2の実施形態の場合と同様に、平坦なフィルム状に
形成された樹脂フィルム31に対し、転写治具を使用し
て、配線回路32aおよび32bのパターン溝(図示せ
ず)と、キャビティ33eおよび33fと、接続電極3
4のためのビア穴(図示せず)とを熱転写によって形成
する。次に、パターン溝およびビア穴に導電性ペースト
を充填して、配線回路32aおよび32bと接続電極3
4とを形成する。
【0054】次に、図4(A)に示すように、キャビテ
ィ33eおよび33f上にICベアチップ33aおよび
33bを載置するか、あるいは軽くはめ込む。次に、熱
板37aおよび37bによって樹脂フィルム31を挟み
込み、ICベアチップ33aおよび33bの双方を、キ
ャビティ33eおよび33fの中に同時に熱圧着する。
このとき、図4(B)に示すように、スタッドバンプ3
3cおよび33dは、それぞれキャビティ33eおよび
33fの底部の樹脂フィルム31を貫通して、配線回路
32aおよび32bに接続する。
【0055】以上のように、複数のICベアチップ33
aおよび33bが1つの樹脂フィルム31上に搭載され
る場合には、各ICベアチップ33aおよび33bを同
時に樹脂フィルム31に熱圧着することが可能であり、
製造工程を減少させることができるとともに、樹脂フィ
ルム31に対して与えられる熱履歴の数を抑制すること
が可能となる。
【0056】次に、以上の方法によって形成された配線
基板が積層された多層配線基板の製造工程について説明
する。図5は、本発明の多層配線基板の第1の実施形態
例の製造工程を説明するための断面図である。
【0057】図5では、5つの配線基板4、5、6、7
および8を積層する場合の製造工程の一部について、断
面図で示している。配線基板4〜8は、それぞれ熱可塑
性樹脂を含有する絶縁性の樹脂フィルム41、51、6
1、71および81を基材としており、このうち、配線
基板5には2つのICベアチップ53aおよび53bが
搭載され、配線基板7にも2つのICベアチップ73a
および73bが搭載されている。また、残りの配線基板
4、6および8にはICベアチップが搭載されておら
ず、接続回路やビア接続用の接続電極、あるいはこれら
の双方がそれぞれ形成されている。
【0058】ICベアチップ53a、53b、73aお
よび73bには、それぞれ2つずつのスタッドバンプ5
3c、53d、73cおよび73dが設けられている。
また、樹脂フィルム51および71には、ICベアチッ
プ53a、53b、73aおよび73bを搭載するため
のキャビティ53e、53f、73eおよび73fが形
成されている。
【0059】各配線基板4〜8では、上記の第1〜第3
の実施形態例と同様に、平坦なフィルム状に形成された
樹脂フィルム41、51、61、71および81上に、
熱転写によって配線回路のパターン溝やベア穴、および
キャビティ53e、53f、73eおよび73fが形成
され、パターン溝およびビア穴への導電性ペーストの充
填により、配線回路および接続電極が形成される。な
お、ビア穴はレーザあるいはドリルによって、熱転写の
後の工程において形成されてもよい。
【0060】次に、図5に示すように、樹脂フィルム5
1および71に形成されたキャビティ53e、53f、
73eおよび73fの上に、それぞれICベアチップ5
3a、53b、73aおよび73bが仮置きされる。そ
して、熱板47a上に、樹脂フィルム81、71、6
1、51および41の順に重ねて載置され、最上部から
熱板47bによって押圧される。このとき、各樹脂フィ
ルム41、51、61、71および81の弾性率が低下
して融着性が現れるように、各樹脂フィルム41、5
1、61、71および81が有するガラス転移温度以上
で融点未満の温度とされることが望ましい。
【0061】これによって、樹脂フィルム41、51、
61、71および81は、隣接する同士で熱融着されて
一体化するとともに、隣接する接続電極や配線回路同士
が、導電性ペーストの熱融着性により固着し、電気的に
接続される。さらに、これと同時に、ICベアチップ5
3a、53b、73aおよび73bがそれぞれキャビテ
ィ53e、53f、73eおよび73fの内部に熱圧着
され、スタッドバンプ53c、53d、73cおよび7
3dが対応する配線回路に接続される。
【0062】図6は、以上の製造工程によって形成され
た多層配線基板100を示す断面図である。図6に示す
ように、各配線基板4〜8は、樹脂フィルム41、5
1、61、71および81の熱融着性により固着し、ま
た、導電性ペーストの熱融着性によって各配線基板4〜
8の間のビア接続がなされている。さらに、スタッドバ
ンプ53cおよび53dは、キャビティ53eおよび5
3fの底部の樹脂フィルム51を貫通して裏面の配線回
路に接続し、また、スタッドバンプ73cおよび73d
は、キャビティ73eおよび73fの底部の樹脂フィル
ム71を貫通して、裏面の配線回路に接続している。こ
れによって、必要な部分のみの確実な電気的接続がなさ
れている。
【0063】以上の多層配線基板100の製造方法で
は、ICベアチップ53a、53b、73aおよび73
bの樹脂フィルム51および71への熱圧着と、各配線
基板4〜8の積層、固着とが同時に行われるとともに、
ICベアチップ53a、53b、73aおよび73bと
対応する配線回路との間で確実に電気的接続が得られる
ため、少ない工数で高品質な多層配線基板100を製造
することが可能となる。
【0064】また、樹脂フィルム51および71上に、
あらかじめキャビティ53e、53f、73eおよび7
3fが形成されていることにより、高価なアラインメン
ト機構を使用せずに、ICベアチップ53a、53b、
73aおよび73bを容易に正確な位置に搭載すること
ができる。
【0065】さらに、樹脂フィルム41、51、61、
71および81の固着に、これらと熱膨張係数の異なる
接着剤を使用せず、熱融着により一体化するので、材料
コストが抑制されるとともに、環境温度に対する接着強
度の信頼性が高まる。
【0066】なお、ICベアチップ53a、53b、7
3aおよび73bの樹脂フィルム51および71への搭
載は、各配線基板4〜8の積層工程に先立って行われて
もよい。この場合、例えば配線基板5について、ICベ
アチップ53aおよび53bを樹脂フィルム51へ熱圧
着した後に電気検査を行い、スタッドバンプ53cおよ
び53dと対応する配線回路とが正確に接続されている
もののみ、積層工程に送るようにしてもよい。また、配
線基板7についても同様に、ICベアチップ73aおよ
び73bの熱圧着後に電気検査を行った上で、積層工程
に送るようにしてもよい。
【0067】また、上記の多層配線基板100の製造工
程では、各樹脂フィルム41、51、61、71および
81へのパターン溝やキャビティ、ビア穴の熱成形時
と、積層時の2回に渡って加熱が行われる。従って、熱
履歴による樹脂フィルム41、51、61、71および
81の融着性低下を防止するためには、熱成形時は、樹
脂フィルム41、51、61、71および81の弾性力
が低下し始める、材料樹脂のガラス転移温度をわずかに
上回る温度下で行い、最終工程の積層時は、より融点に
近い温度下で行うことが望ましい。
【0068】しかしながら、積層された各樹脂フィルム
41、51、61、71および81の有する接着強度
は、耐熱性が高いことが望ましい。このためには、パタ
ーン溝等の熱成形前の平坦な樹脂フィルムの状態で非晶
性を有し、かつ分解温度未満の温度で結晶化するような
材料を使用することがより望ましい。このような材料を
使用した場合、ガラス転移温度をわずかに上回る温度下
で、パターン溝等の熱成形を行い、最終工程の積層を分
解温度未満のさらなる高温下で行う。これによって、積
層して各樹脂フィルム41、51、61、71および8
1が一体化される際に結晶化が進むため、完成した多層
配線基板100の耐熱性がより高められる。
【0069】次に、図7は、本発明の多層配線基板の第
2の実施形態例と、その製造工程について示す断面図で
ある。図7に示す実施形態例では、2つの配線基板9お
よび10が積層された多層配線基板200を示してい
る。この実施形態例では、樹脂フィルム91および10
1の厚さに対して、搭載される2つのICベアチップ1
03aおよび103bの厚さが比較的厚くなっている。
この場合、樹脂フィルム101側のキャビティ103e
および103fとともに、樹脂フィルム91側にもキャ
ビティ93aおよび93bを形成しておく。
【0070】これによって、熱板97aおよび97bに
よる押圧で、ICベアチップ103aおよび103b
が、樹脂フィルム101側のキャビティ103eおよび
103fとともに、樹脂フィルム91側のキャビティ9
3aおよび93bにもはめ込まれて熱圧着され、樹脂フ
ィルム91および101が確実に接触して熱融着され
る。図7(B)に示すように、完成した多層配線基板2
00では、ICベアチップ103aおよび103bが、
樹脂フィルム91および101の内部に完全に収容され
る。これとともに、スタッドバンプ103cおよび10
3dが、配線回路102aおよび102bに確実に接続
し、かつ、ICベアチップ103aおよび103bと、
対応する配線回路102aおよび102bとの間に、樹
脂フィルム101による絶縁のための適度な厚さが確保
される。
【0071】以上の各実施形態例では、樹脂フィルムに
対してICベアチップを搭載した例について示したが、
これ以外にも、例えばパッケージ化された通常のICチ
ップやコンデンサ、抵抗等の各種電子部品を搭載する場
合にも、スタッドバンプのような配線バンプを使用する
ことにより、同様に樹脂フィルム内に収容し、かつ配線
回路との確実な電気的接続を行うことが可能である。
【0072】また、複数のICベアチップ等の電子部品
が搭載されたモジュール基板を、さらに樹脂フィルム内
に収納することも可能である。以下、このような場合の
本発明の適用例について説明する。図8は、本発明の多
層配線基板の第3の実施形態例を示す断面図である。
【0073】図8に示す多層配線基板300では、配線
回路302aおよび302b等が形成された熱可塑性樹
脂を含有する樹脂フィルム301上に、キャビティ30
3が設けられた構成を有する。そして、このキャビティ
303には、3つのICベアチップ313a、313b
および313cが搭載されたモジュール基板310が搭
載される。
【0074】この場合、モジュール基板310はあらか
じめ別に形成され、熱成形によって樹脂フィルム301
上に設けられたキャビティ303に、このモジュール基
板310が載置された後、図示しない熱板によって上下
から押圧されることにより、モジュール基板310がキ
ャビティ303内に熱圧着される。この際、モジュール
基板310の具備するスタッドバンプ313dおよび3
13eが、キャビティ303の底部の樹脂フィルム30
1を貫通して、対応する配線回路302aおよび302
bに接続する。これにより、必要な部分のみが確実に導
通されるとともに、高価なアラインメント機構を使用せ
ずに、モジュール基板310を容易に搭載することが可
能となる。
【0075】次に、同様に複数の電子部品が搭載された
モジュール基板が収納された多層配線基板の構成例につ
いて説明する。図9は、本発明の多層配線基板の第4の
実施形態例を示す断面図である。
【0076】図9に示す多層配線基板400では、4層
の配線基板410、420、430および440の内部
に、モジュール基板450とICベアチップ460とが
搭載された構成をなしている。各配線基板410、42
0、430および440は、熱可塑性樹脂を含有する絶
縁性の樹脂フィルム411、421、431および44
1を基材としてなり、モジュール基板450は樹脂フィ
ルム421および431の間に跨って収納されている。
このモジュール基板450の内部には、ICベアチップ
453a、453bおよび453cが搭載されている。
また、ICベアチップ460は、樹脂フィルム441の
内部に収納されている。
【0077】このような多層配線基板400では、例え
ば、図示しない一方の熱板上に樹脂フィルム441、I
Cベアチップ460、樹脂フィルム431、モジュール
基板450、樹脂フィルム421および411、図示し
ない他方の熱板の順で配置し、両熱板で挟み込む。これ
により、各樹脂フィルム411、421、431および
441の熱融着と、モジュール基板450と樹脂フィル
ム421および431との熱圧着、および、ICベアチ
ップ460と樹脂フィルム441との熱圧着を同時に行
うことが可能である。本発明は、このように複数の電子
部品が搭載されたモジュール基板450や、ICベアチ
ップ460等の電子部品が樹脂フィルム内に搭載される
多層配線基板400に対しても適用可能である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配線基板
では、熱可塑性樹脂を含有する絶縁樹脂基材の使用によ
り、接着剤を使用せずに熱圧着により電子部品を固着す
ることが可能となるとともに、凹部の形成により、電子
部品の搭載時の位置合わせが容易になる。また、電子部
品から突起した電極端子が、絶縁樹脂基材を貫通して裏
面の配線回路に接続する構造により、電極端子による接
続部以外での、電子部品と配線回路との絶縁が容易に確
実に行われる。従って、高品質な配線基板を低コストで
効率的に作製することができる。
【0079】また、本発明の多層配線基板では、熱可塑
性樹脂を含有する絶縁樹脂基材の使用により、接着剤を
使用せずに、電子部品の固着および絶縁樹脂基材の積層
をそれぞれ熱圧着および熱融着により行うことが可能と
なる。また、凹部の形成により、電子部品の搭載時の位
置合わせが容易になる。さらに、電子部品から突起した
電極端子が、絶縁樹脂基材を貫通して裏面の配線回路に
接続する構造により、電極端子による接続部以外での、
電子部品と配線回路との絶縁が容易に確実に行われる。
従って、高品質で薄型の多層配線基板を低コストで効率
的に作製することができる。
【0080】さらに、本発明の配線基板の製造方法で
は、熱可塑性樹脂を含有する絶縁樹脂基材の使用によ
り、接着剤を使用せずに熱圧着により電子部品を固着す
ることが可能となるとともに、凹部の形成により、電子
部品の搭載時の位置合わせが容易になる。また、電子部
品から突起した電極端子を、絶縁樹脂基材を貫通させて
裏面の配線回路に接続させることにより、電極端子によ
る接続部以外での、電子部品と配線回路との絶縁が容易
に確実に行われる。従って、高品質な配線基板を低コス
トで効率的に作製することができる。
【0081】また、本発明の多層配線基板の製造方法で
は、熱可塑性樹脂を含有する絶縁樹脂基材の使用によ
り、接着剤を使用せずに、電子部品の固着および絶縁樹
脂基材の積層をそれぞれ熱圧着および熱融着により行う
ことが可能となる。また、凹部の形成により、電子部品
の搭載時の位置合わせが容易になる。さらに、電子部品
から突起した電極端子を、絶縁樹脂基材を貫通させて裏
面の配線回路に接続させることにより、電極端子による
接続部以外での、電子部品と配線回路との絶縁が容易に
確実に行われる。従って、高品質で薄型の多層配線基板
を低コストで効率的に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線基板の第1の実施形態例を示す断
面図である。
【図2】本発明の配線基板の第2の実施形態例を示す断
面図である。
【図3】本発明の配線基板の第3の実施形態例について
の製造工程を説明するための断面図である。
【図4】本発明の配線基板の第3の実施形態例と、その
製造工程を説明するための断面図である。
【図5】本発明の多層配線基板の第1の実施形態例の製
造工程を説明するための断面図である。
【図6】本発明の多層配線基板の第1の実施形態例を示
す断面図である。
【図7】本発明の多層配線基板の第2の実施形態例と、
その製造工程例を示す断面図である。
【図8】本発明の多層配線基板の第3の実施形態例を示
す断面図である。
【図9】本発明の多層配線基板の第4の実施形態例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1……配線基板、11……樹脂フィルム、12a、12
b……配線回路、12c、12d……パターン溝、13
……ICベアチップ、13a……スタッドバンプ、13
b……キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/18 H05K 3/32 C 3/00 3/46 G 3/10 Q 3/32 T 3/46 W H01L 25/14 Z Fターム(参考) 5E319 AA03 AA10 AB05 AC02 AC11 CC12 CD51 GG09 5E336 AA04 AA08 AA13 BB01 BB02 BB03 BB05 BB16 BC26 BC31 BC34 CC32 CC44 CC55 EE05 GG09 5E338 AA01 AA03 AA05 AA16 BB03 BB19 BB63 BB75 CC01 CD01 EE22 5E343 AA01 AA16 BB03 BB15 BB21 BB61 BB72 DD01 ER49 GG08 GG20 5E346 AA02 AA12 AA15 AA38 BB01 CC02 CC08 CC31 DD02 DD34 EE02 EE06 EE07 FF45 GG01 GG19 GG28 GG31 GG40 HH11 HH22 HH33

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁樹脂基材上に電子部品および配線回
    路が設けられた配線基板において、 前記絶縁樹脂基材は、熱可塑性樹脂を含有し、一方の面
    に、前記電子部品の外形と略同一の大きさの凹部が形成
    され、前記凹部の裏面対応部に、少なくとも前記電子部
    品との配線用の前記配線回路が形成されており、 前記電子部品は、突起した電極端子を有し、前記電極端
    子が前記凹部を貫通して、前記電子部品との配線用の前
    記配線回路と接続し、かつ前記絶縁樹脂基材の外周面か
    ら突出しないように前記凹部の内部に搭載される、 ことを特徴とする配線基板。
  2. 【請求項2】 前記電子部品は、熱圧着により前記絶縁
    樹脂基材に固着されることを特徴とする請求項1記載の
    配線基板。
  3. 【請求項3】 前記電子部品は、半導体ベアチップであ
    ることを特徴とする請求項1記載の配線基板。
  4. 【請求項4】 前記絶縁樹脂基材は、前記熱可塑性樹脂
    のみによって形成されることを特徴とする請求項1記載
    の配線基板。
  5. 【請求項5】 前記絶縁樹脂基材は、熱硬化性樹脂と前
    記熱可塑性樹脂の混合樹脂によって形成されることを特
    徴とする請求項1記載の配線基板。
  6. 【請求項6】 前記配線回路は、導電性ペーストによっ
    て形成されることを特徴とする請求項1記載の配線基
    板。
  7. 【請求項7】 電子部品や配線回路が設けられた複数の
    絶縁樹脂基材が積層されてなる多層配線基板において、 前記複数の絶縁樹脂基材は熱可塑性樹脂を含有する材料
    によってなり、 前記複数の絶縁樹脂基材のうちの少なくとも1つは、 一方の面に、前記電子部品の外形と略同一の大きさの凹
    部が形成され、前記凹部の裏面対応部に、少なくとも前
    記電子部品との配線用の前記配線回路が形成されてお
    り、突起した電極端子を有する前記電子部品が、前記電
    極端子が前記凹部を貫通して前記電子部品との配線用の
    前記配線回路と接続し、かつ前記絶縁樹脂基材の外周面
    から突出しないように前記凹部の内部に搭載された前記
    絶縁樹脂基材である、 ことを特徴とする多層配線基板。
  8. 【請求項8】 前記複数の絶縁樹脂基材は、積層時にお
    いて熱融着により一体化されることを特徴とする請求項
    7記載の多層配線基板。
  9. 【請求項9】 絶縁樹脂基材上に電子部品および配線回
    路が設けられた配線基板の製造方法において、 熱可塑性樹脂を含有する前記絶縁樹脂基材に対し、一方
    の面に、前記電子部品の外形と略同一の大きさの凹部を
    形成し、また前記凹部の裏面対応部に、少なくとも前記
    電子部品との配線用の前記配線回路を形成し、 突起した電極端子を有する前記電子部品を、前記電極端
    子の配設面を前記絶縁樹脂基材側として、前記絶縁樹脂
    基材の外周面から突出しないように前記凹部に熱圧着す
    るとともに、前記電極端子を前記凹部に貫通させて、前
    記電子部品との配線用の前記配線回路と前記電極端子と
    を接続させる、 ことを特徴とする配線基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記電子部品の前記凹部に対する熱圧
    着は、前記絶縁樹脂基材が結晶性樹脂の場合は、前記絶
    縁樹脂基材の有するガラス転移温度以上融点未満の温度
    下において行われ、非晶性樹脂の場合は、ガラス転移温
    度以上分解温度未満の温度下において行われることを特
    徴とする請求項9記載の配線基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記電子部品の略外形を模した凸形状
    を有する第1の転写治具と、前記配線回路のパターンを
    模した凸形状を有する第2の転写治具とによって、フィ
    ルム状に形成された前記絶縁樹脂基材を挟み込むととも
    に加熱することにより、前記凹部と、前記配線回路のパ
    ターンに対応するパターン溝とが前記絶縁樹脂基材上に
    形成され、 前記パターン溝に導電性ペーストを充填することにより
    前記配線回路が形成される、 ことを特徴とする請求項9記載の配線基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記絶縁樹脂基材に対する前記凹部お
    よび前記パターン溝の形成は、前記絶縁樹脂基材が結晶
    性樹脂の場合は、前記絶縁樹脂基材の有するガラス転移
    温度以上融点未満の温度下において行われ、非晶性樹脂
    の場合は、ガラス転移温度以上分解温度未満で行われる
    ことを特徴とする請求項11記載の配線基板の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記電子部品は、半導体ベアチップで
    あることを特徴とする請求項9記載の配線基板の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記絶縁樹脂基材は、前記熱可塑性樹
    脂のみによって形成されることを特徴とする請求項9記
    載の配線基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記絶縁樹脂基材は、熱硬化性樹脂と
    前記熱可塑性樹脂の混合樹脂によって形成されることを
    特徴とする請求項9記載の配線基板の製造方法。
  16. 【請求項16】 電子部品や配線回路が設けられた複数
    の絶縁樹脂基材が積層されてなる多層配線基板の製造方
    法において、 前記複数の絶縁樹脂基材は熱可塑性樹脂を含有する材料
    によってなり、 前記複数の絶縁樹脂基材のうちの少なくとも1つは、 一方の面に、前記電子部品の外形と略同一の大きさの凹
    部を形成し、また前記凹部の裏面対応部に、少なくとも
    前記電子部品との配線用の前記配線回路を形成し、突起
    した電極端子を有する前記電子部品を、前記電極端子の
    配設面を前記絶縁樹脂基材側として、前記絶縁樹脂基材
    の外周面から突出しないように前記凹部に熱圧着し、前
    記電極端子を前記凹部に貫通させて、前記電子部品との
    配線用の前記配線回路と前記電極端子とを接続させるこ
    とによって形成され、 前記電子部品が接続された前記絶縁樹脂基材と、その他
    の前記絶縁樹脂基材とを相互に位置合わせして積層し、
    熱融着により一体化する、 ことを特徴とする多層配線基板の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記電子部品の前記凹部に対する熱圧
    着、および、前記絶縁樹脂基材同士の熱融着は、前記各
    絶縁樹脂基材が結晶性樹脂の場合は、前記各絶縁樹脂基
    材の有するガラス転移温度以上融点未満の温度下におい
    て行われ、非晶性樹脂の場合は、ガラス転移温度以上分
    解温度未満の温度下で行われることを特徴とする請求項
    16記載の多層配線基板の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記電子部品が搭載される前記絶縁樹
    脂基材は、前記配線回路の形成および前記電子部品の熱
    圧着の後、前記配線回路と前記電子部品との導通を確認
    する電気検査を行ってから、他の前記絶縁樹脂基材と積
    層されることを特徴とする請求項16記載の多層配線基
    板。
  19. 【請求項19】 電子部品や配線回路が設けられた複数
    の絶縁樹脂基材が積層されてなる多層配線基板の製造方
    法において、 前記複数の絶縁樹脂基材は熱可塑性樹脂を含有する材料
    によってなり、 前記複数の絶縁樹脂基材のうちの少なくとも1つについ
    ては、 一方の面に、前記電子部品の外形と略同一の大きさの凹
    部を形成し、また前記凹部の裏面対応部に、少なくとも
    前記電子部品との配線用の前記配線回路を形成し、 突起した電極端子を有する前記電子部品を、前記電極端
    子の配設面が前記絶縁樹脂基材側となるように前記凹部
    に配置し、 前記凹部の形成された前記絶縁樹脂基材と、その他の前
    記絶縁樹脂基材とを相互に位置合わせして押圧し、熱融
    着により一体化するとともに、前記絶縁樹脂基材の外周
    面から突出しないように前記電子部品を前記凹部に熱圧
    着し、かつ、前記電極端子を前記凹部に貫通させて、前
    記電子部品との配線用の前記配線回路と前記電極端子と
    を接続させる、 ことを特徴とする多層配線基板の製造方法。
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