JP2014216599A - 配線基板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁性基板を貫通するビア電極部によって絶縁性基板の両面の配線パターン電極が接続された配線基板において、ビア電極部間や配線パターン電極間のショート不良やマイグレーション不良が少ない配線基板と、そのような配線基板を得るための配線基板の製造方法を提供する。【解決手段】配線基板10は、絶縁性基板12と、その両面に形成される第1の配線パターン電極14および第2の配線パターン電極22とを含む。第1の配線パターン電極14と一体的に、絶縁性基板12の厚み方向に延びるようにビア電極部16が形成される。ビア電極部16の先端部には凹部18が形成され、凹部18内に導電材20が配置される。凹部18内の導電材20によって、ビア電極部16と第2の配線パターン電極22とが接続される。【選択図】図1

Description

この発明は、配線基板およびその製造方法に関し、特にたとえば、スイッチング素子、整流素子、コンデンサ、インダクタ、ICなどのデバイスや制御デバイスを実装する配線基板およびその製造方法に関する。
図9は、従来の配線基板の製造方法の一例を示す図解図である。まず、図9の(1)に示すように、金属板cが準備され、エッチングなどによって金属板cの一方主面側に円錐台形の突起fが形成される。突起fの先端部には、銀ペーストdが付着させられ、銀ペーストd上に樹脂で形成されたプリプレグbおよび金属箔aが配置される。次に、図9の(2)に示すように、金属板c、プリプレグbおよび金属箔aが、加熱・加圧され、真空下で積層成形されて一体化される。ここで、金属板cの厚みが厚い場合には、図9の(3)に示すように、エッチングなどによって、金属箔aに合わせて金属板cの厚みが調整され、薄い金属板gが形成される。さらに、図9の(4)に示すように、プリプレグbの両側において金属板gおよび金属箔aが加工されて回路が形成され、貴金属メッキを施すことにより、配線基板が作製される。
このような製造方法を採用することにより、スルーホール接続信頼性、吸湿後の耐熱性、プレッシャークッカー後の電気絶縁性、耐マイグレーション性等に優れた配線基板を得ることができる(特許文献1参照)。
特開2000−68641号公報
しかしながら、このような従来の方法で作製された配線基板では、金属板とプリプレグと金属箔とを加圧して積層する際に、突起上に付着した銀ペーストがプリプレグや金属箔の平面方向に滲みだし、突起間や配線間においてショート不良が発生する可能性があり、マイグレーション不良が発生する可能性がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、絶縁性基板を貫通するビア電極部によって絶縁性基板の両面の配線パターン電極が接続された配線基板において、ビア電極部間や配線パターン電極間のショート不良やマイグレーション不良が少ない配線基板と、そのような配線基板を得るための配線基板の製造方法を提供することである。
この発明は、絶縁性基板、絶縁性基板の一方主面に形成される第1の配線パターン電極、絶縁性基板の他方主面に形成される第2の配線パターン電極、絶縁性基板の厚み方向に延びるようにして第1の配線パターン電極と一体的に形成され、第2の配線パターン電極に接続されるビア電極部、ビア電極部の先端部に形成される凹部、および凹部に配置されてビア電極部と第2の配線パターン電極との間を接続する導電材を含む、配線基板である。
絶縁性基板の両面に形成された第1の配線パターン電極と第2の配線パターン電極とが、第1の配線パターン電極と一体的に形成されたビア電極部で接続される。ここで、ビア電極部の先端部に凹部が形成され、この凹部に配置された導電材によって、ビア電極部と第2の配線パターン電極とが接続される。導電材として、たとえば導電性接着剤などの導電性材料を硬化したものが用いられるが、ビア電極部の先端部に凹部が形成されているため、凹部に充填された硬化前の導電性材料がビア電極部と第2の配線パターン電極との間から滲みだすことが抑制される。したがって、絶縁性基板の平面方向におけるビア電極部間や配線パターン電極間のショート不良やマイグレーション不良が少ない配線基板を得ることができる。
また、この発明は、絶縁性基板、絶縁性基板の一方主面に形成される第1の配線パターン電極、絶縁性基板の厚み方向の中間部に形成される中間の配線パターン電極、絶縁性基板の他方主面に形成される第2の配線パターン電極、絶縁性基板の厚み方向に延びるようにして第1の配線パターン電極と一体的に形成され、中間の配線パターン電極に接続されるビア電極部、絶縁性基板の厚み方向に延びるようにして中間の配線パターン電極と一体的に形成され、第2の配線パターン電極に接続されるビア電極部、第1の配線パターン電極と一体的に形成されたビア電極部および中間の配線パターン電極と一体的に形成されたビア電極部のうちの少なくとも一方の先端部に形成される凹部、および凹部に配置されて、第1の配線パターン電極と一体的に形成されたビア電極部と中間の配線パターン電極との間および中間パターン電極と一体的に形成されたビア電極部と第2の配線パターン電極との間のうちの少なくとも一方を接続する導電材を含む、配線基板である。
また、この発明は、絶縁性基板、絶縁性基板の一方主面に形成される第1の配線パターン電極、絶縁性基板の厚み方向の複数の中間部に形成される複数の中間の配線パターン電極、絶縁性基板の他方主面に形成される第2の配線パターン電極、絶縁性基板の厚み方向に延びるようにして第1の配線パターン電極と一体的に形成され、第1の配線パターン電極に隣接する中間の配線パターン電極に接続されるビア電極部、絶縁性基板の厚み方向に延びるようにして中間の配線パターン電極と一体的に形成され、隣接する中間の配線パターン電極に接続されるビア電極部、絶縁性基板の厚み方向に延びるようにして第2の配線パターン電極に隣接する中間の配線パターン電極と一体的に形成され、第2の配線パターン電極に接続されるビア電極部、第1の配線パターン電極と一体的に形成されたビア電極部および絶縁性基板の厚み方向の複数の中間部における中間の配線パターン電極と一体的に形成されたビア電極部のうちの少なくとも1つの層のビア電極部の先端部に形成される凹部、および凹部に配置されて、第1の配線パターン電極と一体的に形成されたビア電極部と中間の配線パターン電極との間、中間の配線パターン電極と一体的に形成されたビア電極部と隣接する中間の配線パターン電極との間および中間パターン電極と一体的に形成されたビア電極部と第2の配線パターン電極との間のうちの少なくとも1つを接続する導電材を含む、配線基板である。
絶縁性基板の対向する主面だけでなく内部にも配線パターン電極を形成し、ビア電極部で絶縁性基板の厚み方向の配線パターン電極を接続することにより、3層あるいは多層の配線基板を得ることができる。ここで、ビア電極部の先端部に凹部を形成することにより、絶縁性基板の平面方向におけるビア電極部間や配線パターン電極間のショート不良やマイグレーション不良が少ない配線基板を得ることができる。なお、全てのビア電極部に凹部を形成する必要はなく、多層の配線基板の少なくとも1つの層におけるビア電極部に凹部が形成され、その凹部に導電材が配置されていればよい。
このような配線基板において、凹部が形成されたビア電極部とそれに接続される配線パターン電極との接続部が塑性変形し、ビア電極部が配線パターン電極に埋没することにより結合されてもよい。
この場合、ビア電極部の配線パターン電極への埋没深さが10μm以上であることが好ましい。
ビア電極部とそれに接続される配線パターン電極との接続部が塑性変形し、ビア電極部が配線パターン電極に埋没して結合されることにより、導電材による接続に加えて、接合界面への応力低減の効果がある。そのため、ビア電極部と配線パターン電極とが強固に結合し、接続信頼性の高い配線基板を得ることができる。
特に、ビア電極部の配線パターン電極への埋没深さを10μm以上と深くすることにより、強固な結合を得ることができ、ビア電極部と配線パターン電極との接続信頼性を大きくすることができる。
また、この発明は、第1の銅板の一方主面に凸部を形成する第1の工程、凸部の先端部に凹部を形成する第2の工程、凹部に導電性材料を充填する第3の工程、凸部の先端部が隠れないようにして第1の銅板の一方主面に樹脂を充填する第4の工程、一方主面が凸部の先端部に接触するように第2の銅板を配置する第5の工程、導電性材料と第2の銅板との電気的接続をとりながら導電性材料を硬化させる第6の工程、および第1の銅板の他方主面および第2の銅板の他方主面を加工することにより第1の配線パターン電極および第2の配線パターン電極を形成する第7の工程を含む、配線基板の製造方法である。
第1の銅板の一方主面に充填される樹脂によって絶縁性基板が形成され、その両面に配置される第1の銅板および第2の銅板を加工することにより第1の配線パターン電極および第2の配線パターン電極が形成される。第1の銅板と一体的に形成された凸部の先端部に凹部を形成し、この凹部に充填された導電性材料を硬化させることで、凸部と第2の銅板とが接続される。したがって、凸部が第1の配線パターン電極と第2の配線パターン電極を接続するビア電極部となり、硬化した導電性材料が第2の配線パターン電極とビア電極部とを接続する導電材となる。導電性材料は、凸部の先端部に形成された凹部に充填されるため、凸部と第2の銅板とを接触させたとき、導電性材料が滲みだしてくることが抑制される。そのため、絶縁性基板の面方向において、導電材によるビア電極部間や配線パターン電極間のショート不良およびマイグレーション不良が少ない配線基板を得ることができる。
また、この発明は、第1の銅板の一方主面に凸部を形成する第1の工程、第1の銅板に形成された凸部の先端部が隠れないようにして第1の銅板の一方主面に樹脂を充填する第2の工程、一方主面が第1の銅板に形成された凸部の先端部に接触するように中間の銅板を配置する第3の工程、中間の銅板の他方主面を加工することにより中間の配線パターン電極およびそれと一体的に形成される凸部を形成する第4の工程、中間の配線パターン電極に形成された凸部が隠れないようにして中間の配線パターン電極上に樹脂を充填する第5の工程、一方主面が中間の配線パターン電極に形成された凸部の先端部に接触するように第2の銅板を配置する第6の工程、および第1の銅板の他方主面および第2の銅板の他方主面を加工することにより第1の配線パターン電極および第2の配線パターン電極を形成する第7の工程を含む配線基板の製造方法であって、第1の工程の後および第4の工程の後の少なくとも一方において、第1の銅板に形成された凸部および中間の配線パターン電極に形成された凸部の少なくとも一方の先端部に凹部を形成する工程と、凹部に導電性材料を充填する工程と、導電性材料と中間の配線パターン電極との間および導電性材料と第2の銅板との間の少なくとも一方の電気的接続をとりながら導電性材料を硬化する工程とを含む、配線基板の製造方法である。
また、この発明は、第1の銅板の一方主面に凸部を形成する第1の工程、第1の銅板に形成された凸部の先端部が隠れないようにして第1の銅板の一方主面に樹脂を充填する第2の工程、一方主面が第1の銅板に形成された凸部の先端部に接触するように中間の銅板を配置する第3の工程、中間の銅板を加工することにより中間の配線パターン電極およびそれと一体的に形成される凸部を形成する第4の工程、中間の配線パターン電極に形成された凸部が隠れないようにして中間の配線パターン電極上に樹脂を充填する第5の工程、第3の工程ないし第5の工程を1回以上繰り返し、第1の銅板上に樹脂を挟んで複数の中間の銅板を積層して複数の中間の銅板の他方主面を加工することにより複数の中間の配線パターン電極およびそれと一体的に形成される凸部を形成する第6の工程、複数の中間の配線パターン電極のうちの最上層の中間の配線パターン電極と一体的に形成された凸部に一方主面が接触するように第2の銅板を配置する第7の工程、および第1の銅板の他方主面および第2の銅板の他方主面を加工することにより第1の配線パターン電極および第2の配線パターン電極を形成する第8の工程を含む配線基板の製造方法であって、第1の工程の後、第4の工程の後および第6の工程の後の少なくとも1つにおいて、第1の銅板に形成された凸部および樹脂を挟んで積層された複数の中間の配線パターン電極に形成された凸部のうちの少なくとも1つの層の凸部の先端部に凹部を形成する工程と、凹部に導電性材料を充填する工程と、導電性材料と中間の配線パターン電極との間および導電性材料と第2の配線パターン電極との間のうちの少なくとも1つの電気的接続をとりながら導電性材料を硬化する工程とを含む、配線基板の製造方法である。
樹脂上に配置した銅板を加工して中間の配線パターン電極および凸部を形成し、その上に樹脂を充填するという工程を繰り返すことにより、多層配線基板を得ることができる。ここで、凸部の先端部に形成された凹部に導電性材料を充填することにより、導電性材料の滲みだしを防止することができる。なお、全ての凸部について、その先端部に凹部を形成してその凹部に導電性材料を充填する必要はなく、樹脂を挟んで積層された複数の銅板のうちの少なくとも1つの層における銅板を加工して形成された凸部に凹部を形成して導電性材料を充填すればよい。
このような配線基板の製造方法において、凸部の先端部からの凹部の深さが10μm以上であることが好ましい。
凸部の先端部からの凹部の深さを10μm以上と深くすることにより、凸部と銅板との接触部分からの導電性材料の滲みだしを防ぐ効果を大きくすることができ、ショート不良やマイグレーション不良の抑制効果を大きくすることができる。
また、凹部が形成されて導電性材料が充填された凸部と銅板との接触部分が塑性変形して、凸部が銅板に埋没するように加圧される工程を含んでいてもよい。
この場合、凸部が埋没するように加圧される銅板の厚みが100μm以上であることが好ましい。
凸部と銅板との接触部分が塑性変形して、凸部が銅板に埋没することにより、導電性材料による接続に加えて、接合界面への応力低減の効果がある。そのため、接続信頼性の高い配線基板を得ることができる。
ここで、銅板の厚みが100μm以上であれば、凸部が銅板に埋没しやすくなる。
この発明によれば、ビア電極部となる凸部の先端部に凹部を形成することにより、その内部に充填された導電性材料が、樹脂と銅板との接合面に滲みだしにくくなる。そのため、導電性材料が硬化して形成される導電材によるビア電極間や配線パターン電極間のショート不良およびマイグレーション不良が少ない配線基板を得ることができる。凸部の先端部に形成された凹部内の導電性材料によって凸部と銅板とが接続されるが、凸部と銅板との接触部分を塑性変形させて凸部を銅板に埋没させることにより、より強固な結合を得ることができ、ビア電極部と配線パターン電極との接続信頼性が高い配線基板を得ることができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明の配線基板の一例を示す図解図である。 図1に示す配線基板の製造方法の一例を示す図解図である。 この発明の配線基板の製造方法の他の例を示す図解図である。 この発明の配線基板の他の例を示す図解図である。 この発明の配線基板のさらに他の例を示す図解図である。 図5に示す配線基板の製造方法の一例を示す図解図である。 この発明の配線基板の製造方法の別の例を示す図解図である。 この発明の配線基板の別の例を示す図解図である。 従来の配線基板の製造方法を示す図解図である。
図1は、この発明の配線基板の一例を示す図解図である。配線基板10は、絶縁性基板12を含む。絶縁性基板12は、例えば、エポキシ樹脂、液晶樹脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイミド樹脂、シリコーン樹脂などの絶縁樹脂で平板状に形成される。絶縁性基板12の一方主面には、第1の配線パターン電極14が形成される。第1の配線パターン電極14は、例えば、銅などを用いて形成される。
第1の配線パターン電極14と一体的に、ビア電極部16が形成される。ビア電極部16は、第1の配線パターン電極14と同じ材料を用いて例えば円柱状に形成される。ビア電極部16は、第1の配線パターン電極14の一方主面から突出するように形成される。ビア電極部16は、絶縁性基板12の一方主面から他方主面まで貫通するように形成される。ビア電極部16の先端部には、凹部18が形成される。凹部18は、例えば、ビア電極部16の先端部分から球面状に凹んで形成される。
ビア電極部16に形成された凹部18には、導電材20が配置される。導電材20は、例えば、導電性接着剤などの導電性材料を硬化して形成されたものである。導電性接着剤としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、液晶樹脂などのバインダと、銀、銅、銀コート銅、ニッケル、カーボンなどの導電性フィラーとで構成されたものを用いることができる。導電材20を有するビア電極部16の先端部は、絶縁性基板12の他方主面よりも50μm程度高くなるように配置される。
絶縁性基板12の他方主面には、第2の配線パターン電極22が形成される。第2の配線パターン電極22は、例えば、銅などを用いて形成される。絶縁性基板12のビア電極部16が露出した部分において、第2の配線パターン電極22の一方主面が、導電材20によってビア電極部16に接続される。したがって、第1の配線パターン電極14と第2の配線パターン電極22とが、ビア電極部16および導電材20を介して接続される。
配線基板10には、例えば、スイッチング素子、整流素子、コンデンサ、インダクタ、ICなどのデバイスや制御デバイスなどが実装される。これらのデバイスが実装されたときに、所定の回路が得られるように、第1の配線パターン電極14および第2の配線パターン電極22は形成される。
図2(a)は、図1に示す配線基板の製造方法を示す図解図である。まず、図2(a)に示すように、例えば厚さ0.3mmの第1の銅板30が準備される。第1の銅板30の両面にドライフィルムレジストが貼着され、露光・現像を行うことにより、第1の銅板30の一方主面に例えば直径0.6mmの円形状にレジストが残され、他方主面の全面にレジストが残される。第1の銅板30の一方主面においては、図1に示す配線基板10のビア電極部16が形成される位置に円形状のレジストが残される。このようにして得られた第1の銅板30をエッチングすることにより、図2(b)に示すように、第1の銅板30と一体的に複数の円柱状の凸部32が形成される。
第1の銅板30および凸部32の全面に液状レジストが塗布され、露光・現像を行うことにより、凸部32の先端部の中央部分のレジストが除去され、その他の部分のレジストが残される。そして、エッチングを行なうことにより、図2(c)に示すように、凸部32の先端部に略球面状の凹部34が形成される。次に、図2(d)に示すように、凹部34内に導電性材料としての導電性接着剤36が充填される。導電性接着剤36としては、上述のようなバインダおよび導電性フィラーを用いたものを使用することができる。
次に、図2(e)に示すように、第1の銅板30の凸部32形成面に、流動状態の絶縁樹脂38が充填される。絶縁樹脂38としては、例えば熱硬化型エポキシ系樹脂などを用いることができ、それ以外にも、上述のような絶縁樹脂を用いることができる。絶縁樹脂38は、導電性接着剤36を有する凸部32の先端部が隠れないように、凸部32よりも50μm程度低い位置まで充填される。
次に、図2(f)に示すように、導電性接着剤36を有する凸部32および絶縁樹脂38の上に第2の銅板40が配置される。第2の銅板40は、その一方主面が導電性接着剤36を有する凸部32および絶縁樹脂38に接触するように配置される。このようにして得られた第1の銅板30、絶縁樹脂38、第2の銅板40を加温・加圧して、圧着が行なわれる。圧着は、例えば、導電性接着剤36および絶縁樹脂38の流動温度である130℃の圧着温度、6MPaの圧着圧力で行なわれる。このとき、導電性接着剤36は、凸部32の先端部の凹部34内に配置されているため、絶縁樹脂38と第2の銅板40との積層面に滲みだすことが抑制される。
圧着後、180℃で60分熱処理を行うことにより、導電性接着剤36および絶縁樹脂38が硬化させられる。それにより、第2の銅板40が絶縁樹脂38に接着されるとともに、導電性接着剤36に接続される。ここで、硬化した絶縁樹脂38が図1の絶縁性基板12となり、硬化した導電性接着剤36が図1の導電材20となる。そののち、第1の銅板30および第2の銅板40の表面が研磨される。そして、第1の銅板30および第2の銅板40の他方主面が、エッチングなどのサブトラクティブ法によって処理され、図2(g)に示すように、第1の配線パターン電極14および第2の配線パターン電極22が形成される。ここで、第1の銅板30と一体的に形成された凸部32は、第1の配線パターン電極14と一体的に形成されたビア電極部16となる。また、凸部32に形成された凹部34は、ビア電極部16に形成された凹部18となる。
このような製造方法では、第1の銅板30、絶縁樹脂38、第2の銅板40を圧着する際に、凸部32に形成された凹部34に充填された導電性接着剤36が滲みだすことが抑制される。そのため、得られた配線基板10においては、導電材20はビア電極部16に形成された凹部18内にのみ配置され、凹部18の外部に導電材20のない配線基板10を得ることができる。したがって、得られた配線基板10は、絶縁性基板12の面方向において、導電材20によるビア電極部16間のショート不良や第2の配線パターン電極22間のショート不良およびマイグレーション不良の少ないものである。なお、凸部32の先端部からの凹部34の深さを10μm以上と深くすることにより、導電性接着剤36の滲みだしを防ぐ効果が向上し、ショート不良やマイグレーション不良の抑制効果を高めることができる。
このような配線基板の製造方法において、第1の銅板30および第2の銅板40の絶縁樹脂38に接触する部分に黒化処理や粗化処理を施し、絶縁樹脂38と銅板30および銅板40との密着性を向上することができる。これにより、接続信頼性の高い配線基板を得ることができる。
図3は、多層の配線基板を製造するための製造方法を示す図解図である。まず、図3(a)に示すように、第1の銅板50が準備される。そして、図2に示す製造方法と同様にして、図3(b)に示すように、エッチングなどによって、第1の銅板50の一方主面に凸部52が形成される。また、図3(c)に示すように、エッチングなどによって、凸部52の先端部に凹部54が形成される。この凹部54には、図3(d)に示すように、導電性接着剤56が充填される。
次に、図3(e)に示すように、凸部54が形成された第1の銅板50の一方主面に、流動状態の熱硬化型の絶縁樹脂58が充填される。絶縁樹脂58は、導電性接着剤56を有する凸部52よりも50μm程度低い位置まで充填される。
導電性接着剤56を有する凸部54および絶縁樹脂58の上には、図3(f)に示すように、中間の銅板60が配置される。中間の銅板60は、例えば、図3(a)に示すエッチング前の第1の銅板50と同じ厚さのものである。第1の銅板50、絶縁樹脂58および中間の銅板60は、導電性接着剤56および絶縁樹脂58の流動温度である130℃に加温され、圧力6MPaで加圧されて圧着される。このとき、導電性接着剤56は凸部52に形成された凹部54内に配置されているため、絶縁樹脂58と中間の銅板60との積層面への導電性接着剤の滲みだしが抑制される。
圧着後、180℃、60分の条件で導電性接着剤56および絶縁樹脂58が硬化させられる。導電性接着剤56および絶縁樹脂58の硬化後、中間の銅板60の表面が研磨される。中間の銅板60は、エッチングなどの方法で処理され、図3(g)に示すように、中間の配線パターン電極24が形成される。このとき、中間の配線パターン電極24と一体的に、凸部52が形成される。
次に、図3(h)に示すように、中間の配線パターン電極24に形成された凸部52の先端部に凹部54が形成される。そして、図3(i)に示すように、中間の配線パターン電極24に形成された凸部52の凹部54に、導電性接着剤56が充填される。次に、図3(j)に示すように、中間の配線パターン電極24の凸部52が形成された側に、流動状態の絶縁樹脂58が充填される。絶縁樹脂58は、中間の配線パターン電極24の凸部52の先端部と同一平面となるように充填される。
次に、図3(k)に示すように、中間の配線パターン電極24に形成された凸部52および絶縁樹脂58の上に、第2の銅板62が配置される。第2の銅板62は、その一方主面が中間の配線パターン電極24の凸部52の先端部の導電性接着剤56および絶縁樹脂58に接触するように配置される。そして、第1の銅板50、中間の銅板60、第2の銅板62および絶縁性樹脂58は、温度130℃、圧力6MPaで圧着される。第2の銅板62を圧着した後、180℃で60分熱処理し、中間の導電パターン電極24上の導電性接着剤56および絶縁樹脂58が硬化させられる。そして、第1の銅板50および第2の銅板62の表面が研磨される。
次に、第1の銅板50および第2の銅板62の他方主面がエッチング処理され、図3(l)に示すように、第1の配線パターン電極14および第2の配線パターン電極22が形成される。また、硬化した絶縁樹脂58は絶縁性基板12となり、第1および中間の配線パターン電極14,24に形成された凸部52はビア電極部16となり、凸部52の先端部に形成された凹部54はビア電極部16の先端部に形成された凹部18となり、凸部52の凹部54に配置された導電性接着剤56はビア電極部16の先端部に形成された凹部18に配置された導電材20となる。
このように、図3に示す製造方法によれば、絶縁性基板12の厚み方向の中央部に中間の配線パターン電極24が形成された配線基板10を得ることができる。さらに、図3に示す配線基板の製造方法において、図3(f)の中間の銅板60を配置する工程から図3(j)の絶縁樹脂58を充填する工程までを1回以上繰り返した後に、図3(k)の第2の銅板62を配置する工程に進むことにより、図4に示すように、絶縁性基板12の厚み方向の複数個所に中間の配線パターン電極24が形成された多層の配線基板10を得ることができる。
このように、多層の配線基板10を作製する場合においても、凸部52の先端部に凹部54を形成し、この凹部54に導電性接着剤56を充填することにより、絶縁樹脂58の面方向への導電性接着剤56の滲みだしを抑制することができる。そのため、得られた配線基板10は、絶縁性基板12の平面方向において、導電材20によるビア電極部間や配線パターン電極間のショート不良およびマイグレーション不良が少ないものである。
なお、図5に示すように、第1の配線パターン電極14に形成されたビア電極部16と第2の配線パターン電極22とが導電材20によって接続されるとともに塑性変形によって結合されていてもよい。この配線基板10は、図1に示す配線基板とほぼ同じ構造を有しているが、ビア電極部16が第2の配線パターン電極22に埋没した状態で結合されている。
このような配線基板10を得るために、例えば図6に示すような製造方法が用いられる。この製造方法では、図6(a)に示すように、第1の銅板30が準備され、図6(b)に示すように、第1の銅板30の一方主面上に凸部32が形成され、図6(c)に示すように、凸部32の先端部に凹部18が形成され、図6(d)に示すように、凹部18に導電性接着剤36が充填される。ここまでの工程は、図2(a)〜図2(d)の工程と同様である。
次に、図6(e)に示すように、第1の銅板30の凸部32形成面側に絶縁樹脂38が充填されるが、絶縁樹脂38は凸部32の高さより低い位置まで充填される。そして、図6(f)に示すように、凹部34に導電性接着剤36が配置された凸部32および絶縁樹脂38の上に第2の銅板40が配置され、第2の銅板40の一方主面が絶縁樹脂38の表面に接触するまで加温・加圧される。このとき、凸部32と第2の銅板40との接触部分は塑性変形し、凸部32は第2の銅板40に埋没するように配置される。
この状態で、加熱されることにより、導電性接着剤36および絶縁樹脂38が硬化させられる。そして、図6(g)に示すように、第1の銅板30および第2の銅板40の他方主面をエッチング処理することにより、第1の配線パターン電極14および第2の配線パターン電極22が形成される。この場合も、図2に示す配線基板の製造方法と同様に、第1の銅板30と一体的に形成された凸部32は第1の配線パターン電極14と一体的なビア電極部16となり、凸部32に形成された凹部34はビア電極部16に形成された凹部18となり、導電性接着剤36は導電材20となり、絶縁樹脂38は絶縁性基板12となる。
このような配線基板10では、ビア電極部16と第2の配線パターン電極22とが導電材20で接続されるとともに、塑性変形によってビア電極部16が第2の配線パターン電極22に埋没するように結合されている。そのため、製造時に導電性接着剤20の滲みだしがなく、ビア電極部間や配線パターン電極間のショート不良およびマイグレーション不良が少ないだけでなく、ビア電極部16と第2の配線パターン電極22との間で強固な結合を得ることができ、接続信頼性の高い配線基板10を得ることができる。特に、第2の配線パターン電極22へのビア電極部16の埋没深さが10μm以上と深い場合、強固な結合を得ることができ、ビア電極部16と第2の配線パターン電極22との接続信頼性の高い配線基板10を得ることができる。
なお、図6に示す配線基板の製造方法において、第2の銅板40の厚みを100μm以上とすることにより、第2の銅板40に凸部32が埋没しやすくなる。したがって、このような厚い第2の銅板40を用いることにより、第2の配線パターン電極22へのビア電極部16の埋没深さを大きくすることができ、ビア電極部16と第2の配線パターン電極22との接続信頼性の高い配線基板10を得ることができる。
また、多層の配線基板10を作製するために、図7に示すような製造方法を用いることができる。まず、図7(a)に示すように、第1の銅板50が準備され、図7(b)に示すように、第1の銅板50の一方主面に凸部52が形成される。さらに、図7(c)に示すように、凸部52の先端部に凹部54が形成され、図7(d)に示すように、凹部54に導電性接着剤56が充填される。ここまでの工程は、図3(a)〜図3(d)の工程と同様である。
次に、図7(e)に示すように、第1の銅板50の凸部52形成側に絶縁樹脂58が充填される。このとき、絶縁樹脂58は、凸部52の高さより低い位置まで充填される。そして、図7(f)に示すように、凹部54に導電性接着剤56が配置された凸部52および絶縁樹脂58の上に中間の銅板60が配置され、中間の銅板60の一方主面が絶縁樹脂58の表面に接触するまで加温・加圧される。このとき、凸部52と中間の銅板60との接触部分は塑性変形し、凸部52は中間の銅板60に埋没するように配置される。
さらに、図7(g)に示すように、中間の銅板60がエッチングされて、中間の配線パターン電極24が形成されるとともに、中間の配線パターン電極24と一体的に凸部52が形成される。そして、図7(h)に示すように、凸部52の先端部に凹部54が形成され、図7(i)に示すように、凹部54に導電性接着剤56が充填される。
次に、図7(j)に示すように、中間の配線パターン電極24の凸部52形成面側に、絶縁樹脂58が充填される。このとき、絶縁樹脂58は、凸部52の高さより低い位置まで充填される。そして、図7(k)に示すように、凹部54に導電性接着剤56が配置された凸部52および絶縁樹脂58の上に第2の銅板62が配置され、第2の銅板62の一方主面が絶縁樹脂58の表面に接触するまで加温・加圧される。このとき、凸部52と第2の銅板62との接触部分は塑性変形し、凸部52は第2の銅板62に埋没するように配置される。
次に、図7(l)に示すように、第1の銅板50および第2の銅板62の他方主面をエッチングすることにより、第1の配線パターン電極14および第2の配線パターン電極22が形成される。ここで、凸部52はビア電極部16となり、凸部52に形成された凹部54はビア電極部16に形成された凹部18となり、導電性接着剤56は導電材20となり、絶縁樹脂58は絶縁性基板12となる。
このように、図7に示す製造方法によれば、絶縁性基板12の厚み方向の中央部に中間の配線電極パターン24が形成された配線基板10を得ることができる。さらに、図7に示す配線基板の製造方法において、図7(f)の中間の銅板60を配置する工程から図7(j)の絶縁樹脂58を充填する工程までを1回以上繰り返した後に、図7(k)の第2の銅板62を配置する工程に進むことにより、図8に示すように、絶縁性基板12の厚み方向の複数個所に中間の配線パターン電極24が形成された多層の配線基板10を得ることができる。
このような多層の配線基板10の製造工程においても、凸部52の先端部に凹部54を形成することにより、導電性接着剤56の滲みだしを抑制することができる。そのため、絶縁性基板12の平面方向において、ビア電極部間や配線パターン電極間のショート不良およびマイグレーション不良が少ない配線基板10を得ることができる。また、ビア電極部と配線パターン電極とが導電材20で接続されるだけでなく、接続部が塑性変形していることにより、強固な結合を得ることができ、接続信頼性の高い配線基板10を得ることができる。
なお、図4や図8に示す多層の配線基板10において、絶縁性基板12の厚み方向の全ての層におけるビア電極部16に凹部18を形成する必要はない。たとえば、第1の配線パターン電極14と一体的に形成されたビア電極部16にのみ凹部18を形成し、他の中間の配線パターン電極24と一体的に形成されたビア電極部16に凹部が形成されていなくてもよい。この場合においても、第1の配線パターン電極14に形成されたビア電極部16に形成された凹部18内に導電材20が配置されることにより、凹部18が形成された部分において導電材20によるビア電極部間や配線パターン電極間のショート不良およびマイグレーション不良を少なくすることができ、信頼性の高い配線基板10を得ることができる。このように、多層の配線基板10において、少なくとも1つの層におけるビア電極部16に凹部18が形成され、この凹部18に導電材20が配置されていればよい。
したがって、図3や図7に示す配線基板の製造方法において、第1の銅板50に形成された凸部52および絶縁樹脂58を挟んで複数の層に配置される中間の銅板60のうちの1つの層の銅板の凸部52に凹部54が形成されればよい。この場合、凹部54が形成されていない凸部52においては、その先端部に導電性接着剤56が付与される。
10 配線基板
12 絶縁性基板
14 第1の配線パターン電極
16 ビア電極部
18 凹部
20 導電材
22 第2の配線パターン電極
24 中間の配線パターン電極
30 第1の銅板
32 凸部
34 凹部
36 導電性接着剤
38 絶縁樹脂
40 第2の銅板
50 第1の銅板
52 凸部
54 凹部
56 導電性接着剤
58 絶縁樹脂
60 中間の銅板
62 第2の銅板

Claims (11)

  1. 絶縁性基板、
    前記絶縁性基板の一方主面に形成される第1の配線パターン電極、
    前記絶縁性基板の他方主面に形成される第2の配線パターン電極、
    前記絶縁性基板の厚み方向に延びるようにして前記第1の配線パターン電極と一体的に形成され、前記第2の配線パターン電極に接続されるビア電極部、
    前記ビア電極部の先端部に形成される凹部、および
    前記凹部に配置されて前記ビア電極部と前記第2の配線パターン電極との間を接続する導電材を含む、配線基板。
  2. 絶縁性基板、
    前記絶縁性基板の一方主面に形成される第1の配線パターン電極、
    前記絶縁性基板の厚み方向の中間部に形成される中間の配線パターン電極、
    前記絶縁性基板の他方主面に形成される第2の配線パターン電極、
    前記絶縁性基板の厚み方向に延びるようにして前記第1の配線パターン電極と一体的に形成され、前記中間の配線パターン電極に接続されるビア電極部、
    前記絶縁性基板の厚み方向に延びるようにして前記中間の配線パターン電極と一体的に形成され、前記第2の配線パターン電極に接続されるビア電極部、
    前記第1の配線パターン電極と一体的に形成された前記ビア電極部および前記中間の配線パターン電極と一体的に形成された前記ビア電極部のうちの少なくとも一方の先端部に形成される凹部、および
    前記凹部に配置されて、前記第1の配線パターン電極と一体的に形成された前記ビア電極部と前記中間の配線パターン電極との間および前記中間パターン電極と一体的に形成された前記ビア電極部と前記第2の配線パターン電極との間のうちの少なくとも一方を接続する導電材を含む、配線基板。
  3. 絶縁性基板、
    前記絶縁性基板の一方主面に形成される第1の配線パターン電極、
    前記絶縁性基板の厚み方向の複数の中間部に形成される複数の中間の配線パターン電極、
    前記絶縁性基板の他方主面に形成される第2の配線パターン電極、
    前記絶縁性基板の厚み方向に延びるようにして前記第1の配線パターン電極と一体的に形成され、前記第1の配線パターン電極に隣接する前記中間の配線パターン電極に接続されるビア電極部、
    前記絶縁性基板の厚み方向に延びるようにして前記中間の配線パターン電極と一体的に形成され、隣接する前記中間の配線パターン電極に接続されるビア電極部、
    前記絶縁性基板の厚み方向に延びるようにして前記第2の配線パターン電極に隣接する前記中間の配線パターン電極と一体的に形成され、前記第2の配線パターン電極に接続されるビア電極部、
    前記第1の配線パターン電極と一体的に形成された前記ビア電極部および前記絶縁性基板の厚み方向の複数の中間部における前記中間の配線パターン電極と一体的に形成された前記ビア電極部のうちの少なくとも1つの層の前記ビア電極部の先端部に形成される凹部、および
    前記凹部に配置されて、前記第1の配線パターン電極と一体的に形成された前記ビア電極部と前記中間の配線パターン電極との間、前記中間の配線パターン電極と一体的に形成された前記ビア電極部と隣接する前記中間の配線パターン電極との間および前記中間パターン電極と一体的に形成された前記ビア電極部と前記第2の配線パターン電極との間のうちの少なくとも1つを接続する導電材を含む、配線基板。
  4. 前記凹部が形成された前記ビア電極部とそれに接続される前記配線パターン電極との接続部が塑性変形し、前記ビア電極部が前記配線パターン電極に埋没することにより結合された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の配線基板。
  5. 前記ビア電極部の前記配線パターン電極への埋没深さが10μm以上であることを特徴とする、請求項4に記載の配線基板。
  6. 第1の銅板の一方主面に凸部を形成する第1の工程、
    前記凸部の先端部に凹部を形成する第2の工程、
    前記凹部に導電性材料を充填する第3の工程、
    前記凸部の先端部が隠れないようにして前記第1の銅板の一方主面に樹脂を充填する第4の工程、
    一方主面が前記凸部の先端部に接触するように第2の銅板を配置する第5の工程、
    前記導電性材料と前記第2の銅板との電気的接続をとりながら前記導電性材料を硬化させる第6の工程、および
    前記第1の銅板の他方主面および前記第2の銅板の他方主面を加工することにより第1の配線パターン電極および第2の配線パターン電極を形成する第7の工程を含む、配線基板の製造方法。
  7. 第1の銅板の一方主面に凸部を形成する第1の工程、
    前記第1の銅板に形成された前記凸部の先端部が隠れないようにして前記第1の銅板の一方主面に樹脂を充填する第2の工程、
    一方主面が前記第1の銅板に形成された前記凸部の先端部に接触するように中間の銅板を配置する第3の工程、
    前記中間の銅板の他方主面を加工することにより中間の配線パターン電極およびそれと一体的に形成される凸部を形成する第4の工程、
    前記中間の配線パターン電極に形成された前記凸部が隠れないようにして前記中間の配線パターン電極上に樹脂を充填する第5の工程、
    一方主面が前記中間の配線パターン電極に形成された前記凸部の先端部に接触するように第2の銅板を配置する第6の工程、および
    前記第1の銅板の他方主面および前記第2の銅板の他方主面を加工することにより第1の配線パターン電極および第2の配線パターン電極を形成する第7の工程を含む配線基板の製造方法であって、
    前記第1の工程の後および前記第4の工程の後の少なくとも一方において、
    前記第1の銅板に形成された前記凸部および前記中間の配線パターン電極に形成された前記凸部の少なくとも一方の先端部に凹部を形成する工程と、
    前記凹部に導電性材料を充填する工程と、
    前記導電性材料と前記中間の配線パターン電極との間および前記導電性材料と前記第2の銅板との間の少なくとも一方の電気的接続をとりながら前記導電性材料を硬化する工程とを含む、配線基板の製造方法。
  8. 第1の銅板の一方主面に凸部を形成する第1の工程、
    前記第1の銅板に形成された前記凸部の先端部が隠れないようにして前記第1の銅板の一方主面に樹脂を充填する第2の工程、
    一方主面が前記第1の銅板に形成された前記凸部の先端部に接触するように中間の銅板を配置する第3の工程、
    前記銅板を加工することにより中間の配線パターン電極およびそれと一体的に形成される凸部を形成する第4の工程、
    前記中間の配線パターン電極に形成された前記凸部が隠れないようにして前記中間の配線パターン電極上に樹脂を充填する第5の工程、
    前記第3の工程ないし前記第5の工程を1回以上繰り返し、前記第1の銅板上に樹脂を挟んで複数の中間の銅板を積層して前記複数の中間の銅板の他方主面を加工することにより複数の中間の配線パターン電極およびそれと一体的に形成される凸部を形成する第6の工程、
    複数の前記中間の配線パターン電極のうちの最上層の中間の配線パターン電極と一体的に形成された凸部に一方主面が接触するように第2の銅板を配置する第7の工程、および
    前記第1の銅板の他方主面および前記第2の銅板の他方主面を加工することにより第1の配線パターン電極および第2の配線パターン電極を形成する第8の工程を含む配線基板の製造方法であって、
    前記第1の工程の後、前記第4の工程の後および前記第6の工程の後の少なくとも1つにおいて、
    前記第1の銅板に形成された前記凸部および前記樹脂を挟んで積層された複数の前記中間の配線パターン電極に形成された前記凸部のうちの少なくとも1つの層の前記凸部の先端部に凹部を形成する工程と、
    前記凹部に導電性材料を充填する工程と、
    前記導電性材料と前記中間の配線パターン電極との間および前記導電性材料と前記第2の配線パターン電極との間のうちの少なくとも1つの電気的接続をとりながら前記導電性材料を硬化する工程とを含む、配線基板の製造方法。
  9. 前記凸部の先端部からの前記凹部の深さが10μm以上であることを特徴とする、請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の配線基板の製造方法。
  10. 前記凹部が形成されて前記導電性材料が充填された前記凸部と銅板との接触部分が塑性変形して、前記凸部が前記銅板に埋没するように加圧される工程を含む、請求項6ないし請求項9のいずれかに記載の配線基板の製造方法。
  11. 前記凸部が埋没するように加圧される前記銅板の厚みが100μm以上であることを特徴とする、請求項10に記載の配線基板の製造方法。
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