JP2012222435A - 携帯端末、車載装置、通信システム、携帯端末用プログラム、及び制御方法 - Google Patents

携帯端末、車載装置、通信システム、携帯端末用プログラム、及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車室内へ持ち込んだ場合において、携帯端末の電源自体をOFFすることなく、携帯端末の電力の消費を抑える携帯端末、及び車載装置、並びに通信システムを提供する。
【解決手段】車両に搭載された車載装置と相互に通信可能な携帯端末であって、車載装置と通信可能に接続されたことを検出する携帯側接続検出手段と、携帯端末の電力を消費して動作する複数の機能を制御する携帯側制御手段と、を備え、携帯側制御手段は、携帯側接続検出手段により接続されたことを検出した場合、携帯端末の電力を消費して動作している機能のうち、所定機能の働きを抑制又は停止することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、相互に通信可能に接続される携帯端末及び車載装置、並びに当該携帯端末と当該車載装置から構成される通信システムに関する。
近年、大量の音楽データを記録することができる携帯型の音楽再生装置や、高機能な携帯電話など、各種携帯端末が普及してきている。これら携帯端末は、軽量かつ小型であることから、ユーザによっては常に携帯されることも多い。そして、例えば、特許文献1のように、携帯端末を車室内へ持ち込み、車載オーディオ装置と接続することにより、車両に搭載しているスピーカで音楽を聴くことも可能となっている。
しかしながら、これら携帯端末は、軽量かつ小型化を実現するため、大容量のバッテリを備えていないものが多い。従って、車載オーディオ装置との接続中に電力を消耗してしまい、車両から降りた後で持ち歩くときには、電力不足により使用できなくなる可能性もある。そこで、特許文献1では、音楽の再生が終了したとき、速やかに携帯端末の電源をOFFするよう構成される。これにより、携帯端末の電力の消費を抑えることができる。
特開2009−129504号
しかしながら、特許文献1のように、携帯端末の電源自体をOFFしてしまうと、携帯端末の全ての機能を使用することができなくなってしまう。例えば、複数の機能を搭載した高機能な携帯電話の場合、継続して動作させたい機能もあり得る。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、車室内へ持ち込んだ場合において、携帯端末の電源自体をOFFすることなく、携帯端末の電力の消費を抑える携帯端末、及び車載装置、並びに通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために成された請求項1に記載の発明は、車載装置と通信可能に接続されたことを検出した場合、携帯端末の電力を消費して動作している機能のうち、所定機能の働きを抑制又は停止する。これにより、携帯端末が車室内に持ち込まれた場合において、携帯端末の電源自体をOFFすることなく、携帯端末の電力消費を抑えることができる。
また、請求項2に記載の発明では、携帯端末の電力を消費して動作している機能であって、車載装置又は車載装置と通信可能に接続された通信端末において電力を消費して動作する機能と同等機能である所定機能の働きを抑制又は停止する。すなわち、車載装置又は車載装置と通信可能に接続された通信端末が携帯端末と同等機能を有していれば、携帯端末の機能を使用する代わりに、車載装置又は通信端末の機能を使用することもできるからである。そうすれば、ユーザに対してその機能を継続して提供しつつ、携帯端末の電力消費を抑えることが可能となる。
そのため、請求項3に記載の発明では、携帯端末の電力を消費して動作している所定機能と同等機能を車載装置又は通信端末が備えるか否かを判断する同等機能判断手段を有する。例えば、車載装置との通信により、車載装置又は通信装置が同等機能を備えるか否かを判断してもよい。または、請求項4に記載された発明のように、携帯側入力手段により、所定機能の代替として車載装置又は通信端末において電力を消費して動作する機能を利用する旨を指示された場合、同等機能を備えると判断してもよい。このように、車載装置又は通信端末が同等機能を有するか否かを判断した上で、携帯端末における所定機能の働きを抑制又は停止すれば、ユーザに対してその機能を継続して提供することが可能となる。
また、請求項5に記載の発明では、車載装置又は通信端末において電力を消費して動作する機能が動作中か否かを判断する動作判断手段を備える。そして、その機能が動作中であると判断した後で、所定機能の働きを抑制又は停止する。これにより、ユーザに対するその機能の提供が途絶える期間を短くすることができる。
さらに、請求項6に記載された発明のように、所定機能の働きを抑制又は停止するとき、車載装置に対し、車載装置において使用するデータを送信するよう構成してもよい。例えば、所定機能が画面表示機能である場合、画面表示機能としてディスプレイは車載装置が備えるものを使うが、表示すべきデータは携帯端末が保有していることもあり得る。このような場合、携帯端末の画面表示機能の働きを抑制又は停止するときに、表示すべきデータを車載装置に対して送信する。これにより、携帯端末が車室内に持ち込まれた場合において、携帯端末での利用状況と同じ状態を提供することが可能となる。
また、請求項7に記載された発明のように、所定機能の働きを抑制又は停止する前に、車載装置に対し、携帯端末において使用するデータを送信するよう依頼するよう構成してもよい。例えば、所定機能がGPS受信機能(測位機能)である場合、GPS受信機能としてGPS電波の受信や測位等は車載装置にて行うが、現在位置から目的地までの経路探索は携帯端末にて行うこともあり得る。このような場合、携帯端末の画面表示機能の働きを抑制又は停止する前に、車載装置に対し、現在位置に関するデータを送信するよう依頼しておく。これにより、携帯端末が車載装置と接続される前と同じ機能を提供することが可能となる。
また、請求項8に記載の発明は、車載装置又は通信端末において電力を消費して動作する機能に関する異常情報を取得し、その異常情報に基づき、所定機能の働きの抑制又は停止を解除し、所定機能を動作させる。これにより、車載装置又は通信装置において動作する機能に異常が生じた場合であっても、引き続き、その機能を提供することが可能となる。
また、請求項9に記載の発明は、車載装置との接続が切れたことを検出した場合、所定機能の働きの抑制又は停止を解除し、所定機能を動作させる。すなわち、例えば、携帯端末を車外へ持ち出したり、車両のACCスイッチがOFFされたりした場合には、抑制又は停止していた所定機能を動作させ、車載装置と接続される前の状態に戻す。これにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、請求項10に記載の発明は、車載装置から取得した走行状態情報に応じて、所定機能の働きを抑制又は停止する。例えば、請求項11及び12に記載された発明のように、車速が低下するにつれて、予め定めた所定機能の働きの抑制度合いを高くしたり、停車中であると判断した場合、予め定めた所定機能の働きを停止したりする。仮に、車載装置又は通信端末が携帯端末と同等機能を有していれば、請求項2等に記載された発明により、携帯端末の機能を使用する代わりに、車載装置又は通信端末の機能を使用し、携帯端末の電力消費を抑えることが可能となる。一方、車載装置又は通信端末が携帯端末と同等機能を有していない等の理由により携帯端末の機能を継続して使用する場合であっても、これら請求項10乃至12に記載された発明により、携帯端末の電力消費を抑えることが可能となる。
また、車載装置又は通信端末が同等機能を備えている場合には、請求項13に記載された発明のように、高速走行中であると判断したとき、所定機能の働きを停止するよう構成してもよい。例えば、高速走行中は車載装置が備える同等機能の方が優れた性能を発揮する場合には、携帯端末の機能に代えて、車載装置の同等機能を使用することにより、ユーザに対してより快適な環境を提供できるからである。ここで、高速走行とは、高速道路を走行する程度の車速であれば、高速走行であると判断する。例えば、80km/h程度を所定閾値とし、それ以上の車速である場合、高速走行中であると判断してもよい。
また、請求項14に記載の発明は、車載装置と通信可能に接続されることにより、その働きを抑制又は停止する機能として予め定める機能を示す情報を記憶する携帯側記憶手段を備える。その機能は、請求項15に記載された発明のように、携帯側入力手段により、ユーザが指定できるよう構成してもよい。これにより、乗車中は使用しない機能等が自動的に抑制又は停止され、携帯端末の電力消費を抑えることができる。
かかる所定機能は、請求項16に記載された発明のように、携帯端末に搭載されたオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションであってもよい。そして、アプリケーションの働きの抑制又は停止として、アプリケーションにおける処理頻度を低下、又は処理を停止、もしくはその起動を終了する。このように、CPUの負荷を低下させることにより、電力消費の削減に寄与することができる。
また、かかる所定機能は、請求項17に記載された各機能であってもよい。画面表示機能であれば、請求項18に記載された発明のように、携帯側照明手段による照明の明るさを低減もしくは照明を消灯する。音声出力機能であれば、請求項19に記載された発明のように、スピーカからの出力音量を低下もしくは出力を停止する。入力機能であれば、請求項20に記載された発明のように、携帯側入力手段による入力操作の受け付けを停止する。加速度検出機能であれば、請求項21に記載された発明のように、加速度センサにより検出する頻度を低下もしくは検出を停止する。ジャイロ検出機能であれば、請求項22に記載された発明のように、ジャイロスコープにより検出する頻度を低下もしくは検出を停止する。明るさ検出機能であれば、請求項23に記載された発明のように、照度センサにより検出する頻度を低下もしくは検出を停止する。GPS受信機能であれば、請求項24に記載された発明のように、GPS受信機により受信する頻度を低下もしくは受信を停止する。デジタル放送受信機能であれば、請求項25に記載された発明のように、デジタル放送受信機による受信を停止する。このように、各機能の働きを抑制又は停止することにより、携帯端末における電力消費の削減に寄与することができる。
また、請求項26乃至31に記載された発明のように、車載装置において、携帯端末における所定機能に対する指示を送信するよう構成してもよい。これにより、携帯端末の発明と同様の効果を奏する。
また、請求項32乃至34に記載された発明のように、車載装置と携帯端末とから成る通信システムを構成してもよい。さらに、請求項35に記載された発明のように、携帯端末としてコンピュータを機能させる携帯端末用プログラムとして実現してもよいし、請求項36に記載された発明のように、携帯端末において動作する機能の制御方法として実現してもよい。いずれにおいても、携帯端末の発明と同様の効果を奏する。
通信システムの全体構成を示す概略図である。 携帯端末の構成を示す概略図である。 車載装置の構成を示す概略図である。 携帯端末における処理フローを示すフローチャートである。 携帯端末における画面表示例を示す図である。 携帯端末における異常情報取得時の処理を示すフローチャートである。 携帯端末における走行状態取得時の処理を示すフローチャートである。 車載装置における処理フローを示すフローチャートである。 車載装置における異常検出時の処理を示すフローチャートである。 車載装置における走行状態検出時の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施の形態はあくまでも一実施例であって、本発明は必ずしもこの実施の形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態における通信システムの構成について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、携帯端末100、車載装置200、及び通信端末300から構成される通信システムの全体構成を示す概略図である。
携帯端末100は、例えば携帯電話であり、車載装置200と無線または有線により相互に通信可能である。同様に、通信端末300も、車載装置200と無線または有線により相互に通信可能である。この通信端末300は、携帯電話であってもよいし、携帯型の音楽プレーヤーであってもよいし、両構成を兼ね備えたものであってもよい。本実施形態における通信端末300は、携帯端末100と同一構成であるとして、各構成の説明は省略する。
図2は、携帯端末100の構成を示す概略図である。携帯端末100は、通信機101、接続コネクタ102、スピーカ103、バックライト104、ディスプレイ105、バッテリ107、バッテリセンサ108、加速度センサ109、照度センサ110、ジャイロスコープ111、GPS(Global Positioning System)受信機112、デジタル放送受信機113、制御装置114、記憶装置115から構成される。
通信機101は、インターネットなどの公衆通信網に接続するための通信I/Fである。公衆通信網を介して、サーバ(図示せず)と無線により通信を行う。接続コネクタ102は、有線もしくは無線により、車載装置200と直接通信するための接続I/Fである。有線の一例としてはUSB(Universal Serial Bus)コネクタであり、無線の一例としてはBluetooth(登録商標)である。
スピーカ103は、音声を出力するものであり、例えば、後述する音楽再生アプリケーション116にて再生された音楽を出力する。ディスプレイ105は、例えばバックライト104(本発明の携帯側照明手段に相当)を有する液晶ディスプレイであり、後述するメールアプリケーション119にて作成されたメールなど各種情報を表示する。スイッチ106(本発明の携帯側入力手段に相当)は、ユーザが入力操作を行うものであり、例えば、タッチパネルとしてディスプレイ105と一体的に構成してもよい。
バッテリセンサ108は、バッテリ107の蓄電量を検出する。このバッテリセンサ108にて検出された蓄電量をディスプレイ105に表示し、ユーザにバッテリ107の残量を知らせる。
加速度センサ109は、携帯端末100の加速度を検出するセンサであり、例えば、XYZ軸の3方向の加速度を測定可能に構成される。この加速度センサ109により検出された加速度を用いて、ディスプレイ105に表示する際の上下方向を決定する。
照度センサ110は、携帯端末100の周囲の明るさを検出するセンサであり、この照度センサ110により検出した明るさに応じて、ディスプレイ105を照明するバックライト104の明るさが調節される。
ジャイロスコープ111は、角度や各速度といった回転運動の大きさを検出する。GPS受信機112は、GPS衛星(図示せず)からの電波を受信する。受信した電波により、現在位置、方位、速度等を計算することが可能となる。
デジタル放送受信機113、例えば、地上デジタル放送を受信するための受信機であり、放送局(図示せず)から送信される電波を受信する。この受信した電波を後述するデジタル放送デコードアプリケーション117にてデコードすることにより、番組の視聴や番組表の表示等が可能となる。
制御装置114(本発明の携帯側制御手段に相当)は、携帯端末100全体を制御するコンピュータであって、携帯端末100のバッテリ107を消費して動作する各機能を制御する。図示しないCPU、ワークエリアとしてデータを一時格納するRAM、及びこれらを接続するバスを含んで構成される。CPUが、記憶装置115に記憶されるプログラムを実行することにより、各機能が実現される。
記憶装置115(本発明の携帯側記憶手段に相当)は、例えば、フラッシュメモリやSDカード(登録商標)等で構成され、音楽データや電話帳データ、オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションのプログラム等が記憶される。アプリケーションとして、例えば、音楽再生アプリケーション116、デジタル放送デコードアプリケーション117、ナビゲーション118、メールアプリケーション119、着信アニメーション120、Webブラウザ121、ゲームアプリケーション122等が記憶される。
音楽再生アプリケーション116は、記憶装置115に記憶された音楽データを再生し、音声をスピーカ103から出力する。デジタル放送デコードアプリケーション117は、デジタル放送受信機113により受信した放送波をデコードし、映像や番組表をディスプレイ105に表示し、音声をスピーカ103から出力する。ナビゲーション118は、GPS受信機112により計算した現在位置を定期的に取得し、地図上に表示する。現在位置の計算には、ジャイロスコープ111により検出した値を用いてもよい。そして、設定された目的地までの経路をディスプレイ105に表示するとともに、音声にて目的地までの経路案内を行う。メールアプリケーション119(例えば、特開2001−211266号)は、スイッチ106からユーザの文字入力を受けてメールを作成し、また、通信機101を介してメールを送受信する。着信アニメーション120(例えば、特開2001−148885号)は、電話の着信があった際、ディスプレイ105に動画を表示する。Webブラウザ121は、通信機101を介してインターネットへ接続し、Webページを閲覧するためのアプリケーションである。インターネットからHTMLファイルや画像ファイル等をダウンロードし、レイアウトを解析して、ディスプレイ105への表示等を行う。ゲームアプリケーション122(例えば、特開2003−230766号)は、主に、インターネットからダウンロードされる各種ゲームのアプリケーションである。各アプリケーション116〜122は、いずれも公知技術であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
このように、携帯端末100には、バッテリ107を消費して動作する機能が多数存在するため、電力不足を生じやすい。例えば、ナビゲーション118にて経路案内を行うため、GPS受信機112にて定期的にGPS電波を受信し、現在位置を測位する。そして、この現在位置をセンタ(図示せず)へ送信し、現在位置を含む地図情報をセンタから受信し、ディスプレイ105に表示する。このように、GPS受信機112によるGPS電波の受信が頻発する場合、バッテリ107の消費が増加する。同様に、Webブラウザ121によってインターネットサーバとの通信が頻発する場合も、バッテリ107の消費が増加し、携帯端末100の電力不足が生じやすくなる。
次に、車載装置200の構成について説明する。図3は、車載装置200の構成を示す概略図である。車載装置200は、接続コネクタ201、スピーカ202、バックライト203、ディスプレイ204、スイッチ205、車速センサ206、加速度センサ207、ジャイロスコープ208、GPS受信機209、デジタル放送受信機210、制御装置211、記憶装置212から構成される。
接続コネクタ201は、有線もしくは無線により、携帯端末100と直接通信するための接続I/Fである。有線の一例としてはUSBコネクタであり、無線の一例としてはBluetoothである。
スピーカ202は、音声を出力するものであり、例えば、後述する音楽再生アプリケーション213にて再生された音楽を出力する。ディスプレイ204は、例えばバックライト203を有する液晶ディスプレイであり、後述するデジタル放送デコードアプリケーション214にてデコードされた放送番組の映像や番組表など各種情報を表示する。スイッチ205は、ユーザが入力操作を行うものであり、例えば、タッチパネルとしてディスプレイ204と一体的に構成してもよい。
車速センサ206、加速度センサ207、及びジャイロスコープ208は、本発明の走行状態検出手段に相当するものである。車速センサ206は車両の速度を、加速度センサ207は車両の前後方向の加速度を、ジャイロスコープ208は車両の角度や各速度といった回転運動の大きさを、それぞれ検出する。車両の前後方向の加速度を検出する加速度センサ207に加え、横方向の加速度を検出するセンサ(図示せず)を備えてもよい。これら各センサ206〜208で検出された走行状態のデータは、記憶装置212に記憶され、制御装置211によって参照される。
GPS受信機209は、GPS衛星からの電波を定期的に受信し、車両の現在位置、方位、速度等を計算する。
デジタル放送受信機210は、例えば、地上デジタル放送を受信するための受信機であり、放送局からの送信される電波を受信する。この受信した電波をデコードすることにより、番組の視聴や番組表の表示等が可能となる。
制御装置211(本発明の車載側制御手段に相当)は、車載装置200全体を制御するコンピュータであって、車両の電力を消費して動作する各機能を制御する。図示しないCPU、ワークエリアとしてデータを一時格納するRAM、及びこれらを接続するバスを含んで構成される。CPUが、記憶装置212に記憶されるプログラムを実行することにより、各機能が実現される。
記憶装置212は、例えば、RAM及びHDD等で構成される。RAMには、各種センサ206〜208の出力値や各種受信機209〜210での受信データ等が記憶される。一方、HDDには、音楽データや、オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションのプログラムが記憶される。アプリケーションとして、音楽再生アプリケーション213、デジタル放送デコードアプリケーション214等が記憶される。
音楽再生アプリケーション213は、記憶装置212に記憶された音楽データを再生し、音声をスピーカ202から出力する。デジタル放送デコードアプリケーション214は、デジタル放送受信機210により受信した放送波をデコードし、映像や番組表をディスプレイ204に表示し、音声をスピーカ202から出力する。
このように、車載装置200にも、電力を消費して動作する機能が多数存在する。しかしながら、車両のバッテリ(図示せず)は、携帯端末100のバッテリ107と比べて大容量であり、各機能の動作によって電力不足を生じることは少ない。
続いて、携帯端末100が車内に持ち込まれ、車載装置200と接続された際の処理について、図4乃至図7を用いて説明する。このとき、車両はACCスイッチがONの状態である。一方、携帯端末100は電源がONであり、バッテリ107を消費する各機能が動作している状態である。
図4は、携帯端末100の制御装置114における処理を示すフローチャートである。ステップS11で、車載装置200と接続された際に省電力となるよう制御する省電力モードが有効になっているか否か判断する。この省電力モードは、予め、ユーザが携帯端末100のメニュー等から有効または無効を設定しておく。省電力モードが無効となっている場合(ステップS11:N)、本処理を終了する。一方、省電力モードが有効となっている場合(ステップS11:Y)、ステップS12へ進む。
ステップS12で、制御装置114は、バッテリセンサ108からバッテリ107の蓄電量を取得する。そして、蓄電量が予め定められた所定残量未満であるか否かを判断する。例えば、蓄電量がバッテリ107の総容量に対して70%以上である場合(ステップS12:N)、省電力にする制御は不要であるとみなし、本処理を終了する。一方、蓄電量が70%未満である場合(ステップS12:Y)は、ステップS13へ進む。
ここで、蓄電量による判断に加えて(もしくは、蓄電量による判断に代えて)、バッテリ107への充電が可能な環境か否かを判断してもよい。例えば、充電ケーブル(図示せず)や接続コネクタ102を介して、車両のバッテリ等から充電可能な環境か否かを判断する。充電可能な環境である場合(ステップS12:N)、省電力にする制御は不要であるとみなし、本処理を終了する。一方、充電可能な環境でない場合(ステップS12:Y)、ステップS13へ進む。
ステップS13(本発明の携帯側接続検出手段に相当)で、携帯端末100が車載装置200と通信可能に接続されたか否かを判断する。例えば、接続コネクタ102がUSBコネクタの場合、携帯端末100において、車載装置200を認識できたら、接続されたと判断する。また、Bluetoothの場合には、車載装置200との通信回線を確立できたら、接続されたと判断する。もしくは、車載装置200が本処理に必要なBluetoothプロファイルに対応しているか否かも含め、通信可能に接続されたか否かを判断するよう構成してもよい。制御装置114は、接続されたと判断するまで待機し(ステップS13:N)、接続されたと判断したら、ステップS14へ進む。なお、車載装置200に接続されたと判断した(ステップS13:Y)後に、ステップS11、ステップS12の判断を行うよう構成してもよい。
ステップS14で、制御装置114は、車載装置200に接続されたことを契機として、予め定められた機能を停止又は抑制する。このとき、どの機能を停止又は抑制するかは、予め記憶装置115に記憶しておけばよい。もしくは、ディスプレイ105に機能の一覧を表示し、どの機能を停止又は抑制するかを、スイッチ106により予めユーザに指定させ、記憶装置115に記憶するよう構成してもよい。
例えば、乗車後は使用しないと考えられる機能として、Webブラウザ121及びゲームアプリケーション122を停止させる。アプリケーションが実行中だった場合、実行を停止するだけでもよいし、アプリケーションの起動自体を終了させてもよい。もしくは、実行中だった場合、その実行頻度を下げるだけでもよい。例えば、Webブラウザ121におけるインターネットサーバとの通信頻度を下げたり、データの送受信を一時的に停止したりするだけでもよい。CPU負荷を低下させることが、携帯端末100の省電力につながるからである。
一方、乗車後も使用したい機能は停止しない。例えば、音楽再生アプリケーション116は停止せず、引き続き音楽データの再生を継続する。また、作成中のメールが残存している状態のメールアプリケーション119等、ユーザが編集中の状態にあるアプリケーションについても終了させない。
ステップS15(本発明の同等機能判断手段に相当)では、携帯端末100が備えている機能と同等機能を車載装置200が有しているか否かを判断する。携帯端末100が車載装置200と通信可能に接続されたことに伴い、携帯端末100における機能を停止し、代替として、車載装置200の有する同等機能を動作させるためである。
例えば、図2及び図3で示したように、携帯端末100と車載装置200とは共にディスプレイ105、204を備えており、画面表示機能として同等機能を有する。音声出力機能としてのスピーカ103、202、及び入力機能としてのスイッチ106、205についても同様である。また、携帯端末100と車載装置200とは共にGPS受信機112、209を備えており、GPS電波を受信する機能として同等機能を有する。加速度検出機能としての加速度センサ109、207、及びジャイロ検出機能としてのジャイロスコープ111、208についても同様である。さらに、携帯端末100と車載装置200とは共に、デジタル放送受信機113、210及びデジタル放送デコーアプリケーション117、214を有しており、デジタル放送の受信機能及びデコード機能として同等機能を有する。音楽再生機能としての音楽再生アプリケーション116、213についても同様である。
一方、携帯端末100が備える機能のうち、明るさを検出する機能である照度センサ110や、ナビゲーション118については、車載装置200に同等機能が存在しない。このように、携帯端末100が備える機能と同等機能を車載装置200が有しているか否かについて、次のように判断する。以降、画面表示機能としてディスプレイ105、203、GPS受信機能(測位機能)としてGPS受信機112、208、音楽再生機能として音楽再生アプリケーション116、213、及びデジタル放送の受信機能としてデジタル放送受信機113、209を具体例として説明する。
携帯端末100の制御装置114は、車載装置200との通信により、車載装置200が有する機能の一覧を取得し、車載装置200が同等機能を有しているか否かを判断する。もしくは、車載装置200に対し、画面表示機能、GPS受信機能と同等機能を有しているか否かを、順に問合せてもよい。このとき、携帯端末100における機能の代替として、車載装置200の同等機能を使用したい機能に関してのみ、問合せを行うとよい。例えば、携帯端末100における音楽再生アプリケーション116を継続使用したい場合は、車載装置200が音楽再生アプリケーション116と同等機能を有しているか否かの問合せは行わない。
また、車載装置200が同等機能を有するか否かを、ユーザの操作により判断するよう構成してもよい。図5は、ユーザが操作する際のディスプレイ105の表示例である。制御装置114は、携帯端末100の電力を消費して動作する画面表示機能、GPS受信機能、デジタル放送の受信機能等について、それぞれ、携帯端末100から車載装置200への切り替えを行うか否かをディスプレイ105に表示する。そして、タッチパネル105によりユーザが「はい」を選択した場合、車載装置200が同等機能を有していると判断する。一方、ユーザが「いいえ」を選択した場合、車載装置200は同等機能を有していないと判断する。
このように、車載装置200が同等機能を有していると判断した場合(ステップS15:Y)は、ステップS16へ進む。一方、同等機能を有していないと判断した場合(ステップS15:N)は、ステップS18の異常情報取得時の処理へ進む。
なお、ステップS15において、接続コネクタ102の接続先が車載装置200である場合には、車載装置200は、ディスプレイ204、GPS受信機209等の特定機能を必ず有しているとみなし、同等機能を有しているか否かを判断してもよい。
ステップS16(本発明の動作判断手段に相当)では、車載装置200が有する同等機能が動作しているか否かを判断する。例えば、ディスプレイ204の場合、バックライト203が点灯し、情報を表示可能な状態であれば、動作中であると判断する。また、GPS受信機209であれば、GPS信号の受信を開始した状態を、動作中であると判断する。また、音楽再生アプリケーション213であれば、アプリケーションが起動した状態を、動作中であると判断する。これら車載装置200における同等機能が動作中か否かは、車載装置200との通信により、機能が動作中である旨の情報を取得して判断する。動作中であると判断した場合は(ステップS16:Y)、ステップS17へ進む。一方、車載装置200から動作中でない旨の情報を取得した場合、または、所定時間経過しても動作中である旨の情報を取得できなかった場合、同等機能は動作中でないと判断し(ステップS16:N)、待機状態とする。
なお、ステップS16の判断に先立ち、携帯端末100から車載装置200に対し、同等機能を動作させるよう指示を送信してもよい。この指示を受信した車載装置200は、指定された機能を動作させるよう制御する。このように、車載装置200が自発的にその機能を動作させる構成でない場合には、携帯端末100から動作指示を送信することが望ましい。
ステップS17において、制御装置114は、携帯端末100にて動作している機能のうち、車載装置200が同等機能を有するものについては、その機能の働きを抑制又は停止させる。例えば、画面表示機能であれば、ディスプレイ105のバックライト104を消灯させる。もしくは、バックライト104の輝度を低下させるだけでもよい。GPS受信機能であれば、GPS受信機112によるGPS電波の受信を停止する。もしくは、GPS電波の受信間隔を長くするだけでもよい。そして、ステップS18へ進み、異常情報取得時の処理を行い、ステップS19へ進み、走行状態取得時の処理を行う。これらの処理については、後述する。
なお、必ずしも車載装置200が同等機能を有する機能すべてについて、その働きを抑制又は停止させる必要はない。例えば、車載装置200が音楽再生アプリケーション213を有していても、携帯端末100の音楽再生アプリケーション116を停止させることなく、継続動作させてもよい。
ここで、ディスプレイ105のバックライト104を消灯する場合には、携帯端末100から車載装置200に対し、表示すべきデータを送信する。バックライト104を消灯するより前に、表示すべきデータを送信し始めることが望ましい。車載装置200では、受信した表示データをディスプレイ204に表示する。
また、GPS受信機112によるGPS電波の受信を停止する場合、車載装置200に対し、GPS電波の受信データを送信するよう依頼する。GPS受信機112によるGPS電波の受信を停止するより前に、依頼しておくことが望ましい。例えば、携帯端末100はナビゲーション118を備えているが、車載装置200は同等機能を有していない場合、GPS電波の受信は車載装置200のGPS受信機209で行い、現在位置の計算や経路案内は携帯端末100のナビゲーション118で行うこととなる。従って、車載装置200のGPS受信機209で受信したデータを、携帯端末100へ送信してもらうよう、接続コネクタ102を介して、通信により車載装置200へ依頼しておく。この依頼を受信した車載装置200では、GPS受信機209による受信データを、携帯端末100へ送信する。
また、仮に、音楽再生アプリケーション116を停止する場合には、車載装置200に対し、音楽データを送信する。車載装置200では、受信した音楽データを記憶装置212に記憶し、音楽再生アプリケーション213にて読み出して再生する。
ステップS20で、制御装置114は、車両のACCスイッチがOFFされたり、携帯端末100が車外へ持ち出されたりしたことにより、車載装置200との接続が切れたか否かを判断する。例えば、接続コネクタ102がUSBコネクタの場合、携帯端末100において、車載装置200を認識できなくなったら、接続が切れたと判断する。また、Bluetoothの場合には、車載装置200との通信回線が切断されたら、接続が切れたと判断する。制御装置114は、接続が切れたと判断した場合(ステップS20:Y)は、ステップS21へ進み、接続が切れていないと判断した場合(ステップS20:N)は、ステップS18へ戻る。
ステップS21では、ステップS17等において、車載装置200にて同等機能があるため、停止していた機能について、携帯端末100にて動作中となるよう制御する。例えば、画面表示機能を停止していた場合には、ディスプレイ105のバックライト104を点灯し、画面表示を再開する。GPS受信機能を停止していた場合には、GPS受信機112によるGPS電波の受信を再開する。
続いて、図6を用いて、異常情報取得時の処理について説明する。図6は、車載装置200から異常情報を取得した場合における携帯端末100の制御装置114の処理を示すフローチャートである。
ステップS31(本発明の異常情報取得手段に相当)で、制御装置114は、車載装置200との通信により、車載装置200において動作している機能の異常情報を取得する。具体的には、車載装置200にて、ディスプレイ204に関する異常を検出し、その旨を携帯端末100に送信する。例えば、ディスプレイ204のバックライト203を構成する回路(図示せず)の故障等を検出し、画面表示機能に異常が生じたことを携帯端末100に送信する。また、車載装置200は、音楽再生アプリケーション213が異常終了したときや、起動終了後に再度起動できないとき、音楽再生機能に異常が生じたことを携帯端末100に送信する。携帯端末100は、これら異常情報を受信し、車載装置200においてどの機能に異常が生じたかを知ることができる。GPS受信機能など他の機能についても同様に、車載装置200にて検出した異常情報を取得する。車載装置200から異常情報を取得した場合(ステップS31:Y)、ステップS32へ進む。一方、異常情報を取得していない場合(ステップS31:N)、待機状態とする。
ステップS32では、車載装置200にて異常が検出された機能と同等機能について、携帯端末100にて動作中となるよう制御する。例えば、車載装置200のディスプレイ204に関する異常情報を取得した場合、携帯端末100のディスプレイ105を動作中となるよう制御する。具体的には、バックライト104を構成する回路を起動し、バックライト104を点灯させ、表示可能な状態にする。また、車載装置200のGPS受信機209に関する異常情報を取得した場合は、携帯端末100のGPS受信機112によるGPS信号の受信を開始する。また、車載装置200の音楽再生アプリケーション213に関する異常情報を取得した場合は、携帯端末100の音楽再生アプリケーション116を起動する。
ここで、車載装置200のディスプレイ204に関する異常情報を取得した場合には、携帯端末100から車載装置200への表示データの送信を中止する。同様に、音楽再生アプリケーション213に関する異常情報を取得した場合には、車載装置200への音楽データの送信を中止する。
なお、車載装置200にて機能の異常を検出した時点で、その機能は停止される。例えば、車載装置200にてGPS受信機209に関する異常を検出した場合、その時点で、GPS受信機209による受信を停止する。
次に、図7を用いて、走行状態取得時の処理について説明する。図7は、車載装置200から走行状態を取得した場合における携帯端末100の制御装置114の処理を示すフローチャートである。
ステップS41(本発明の走行状態情報取得手段に相当)で、車載装置200との通信により、車載装置200が搭載された車両の走行状態を取得する。具体的には、車載装置200の車速センサ206にて検出した車速を、車載装置200から携帯端末100へ送信する。他にも、シフトポジションセンサ(図示せず)にて検出したシフトポジションや、サイドブレーキセンサ(図示せず)にて検出したサイドブレーキのON/OFFを、車載装置200から携帯端末100へ送信してもよい。携帯端末100が、これら走行状態の情報を受信した場合(ステップS41:Y)、ステップS42へ進む。一方、走行状態の情報を受信していない場合(ステップS41:N)、待機状態とする。
ステップS42で、携帯端末100の制御装置114が、受信した走行状態の情報に基づき、車両が停車中か否かを判断する。例えば、車速が閾値Vth1(例えば、5km/h)以上である場合、走行中であると判断し、閾値Vth1未満である場合、停車中であると判断する。また、シフトポジションがニュートラルやパーキングの位置である場合、あるいは、サイドブレーキがONの場合に、停車中と判断してもよい。停車中であると判断した場合(ステップS42:Y)、ステップS43へ進む。一方、走行中であると判断した場合(ステップS42:N)は、ステップS44へ進む。
ステップS43では、停車中は使用しなくてもよい機能の動作を一時的に中断する。例えば、現在位置が変化しない停車中は、GPS受信機112によるGPS電波の受信を中断する。
一方、ステップS44では、停車中に動作を中断していた機能について、動作を再開させる。例えば、GPS受信機112によるGPS電波の受信を再開する。
ここで、走行中は、その車速に応じて、GPS受信機112による受信間隔を設定してもよい。車速が小さいときは、間隔を長く設定し、車速が大きくなるにつれて、間隔を短く設定する。
ステップS45では、走行中になったことに伴い、走行中には使用すべきでない機能の動作を停止する。すなわち、ステップS14において、車載装置200と接続された時点では停止させなかった機能であっても、走行中となったときには停止すべき機能もある。例えば、着信アニメーション120のような動画は、走行中にドライバが見入ってしまう可能性があるため、アプリケーションの起動を終了させる。なお、ここで終了させた機能については、起動と終了が頻発することを防ぐため、その後、停車中に変化したとしても、その機能を再開させない。
ステップS46では、車速が閾値Vth2(例えば、80km/h)より大きいか否かを判断する。車速が閾値Vth2より大きいと判断した場合、ステップS47に進む。一方、車速が第2閾値Vth2以下と判断した場合、本処理を終了する。
ステップS47では、携帯端末100と車載装置200とが同等機能を有する場合において、車速がVth2より大きくなったことに伴い、携帯端末100の機能を停止し、車載装置200の有する代替機能を動作させる。例えば、携帯端末100及び車載装置200は共に、デジタル放送の視聴機能(受信機能及びデコード機能)として、デジタル放送受信機113、209及びデジタル放送デコードアプリケーション117、214を有する。しかしながら、携帯端末100に比べ、車載装置200の有するデジタル放送視聴機能の方が、高速走行における性能が優れている場合がある。例えば、携帯端末100のデジタル放送受信機113は1つのチューナから構成されるのに対し、車載装置200のデジタル放送受信機210は2つ又は4つのチューナから構成される場合である。そのため、携帯端末100の制御装置114は、デジタル放送受信機113による放送波の受信を停止し、デジタル放送デコードアプリケーション117の起動を終了する。
なお、ステップS47に先立ち、携帯端末100から車載装置200に対し、デジタル放送視聴機能を動作させるよう指示を送信してもよい。車載装置200が自発的にその機能を動作させる構成でない場合には、携帯端末100から指示を送信することが望ましい。
以上のように、携帯端末100は、車載装置200と通信可能に接続された場合、動作している機能のうち、一部の機能について、その働きを抑制又は停止する。これにより、例えば、GPS電波の受信による電力消費など、携帯端末100の電力消費を抑えることができる。
そして、車載装置200との接続が切れた場合には、その働きの抑制を解除又はその動作を再開させる。これにより、車両のACCスイッチがOFFされた場合や、携帯端末100を車外へ持ち出そうとする場合において、ユーザに対し、その機能を継続して提供することができる。
また、車載装置200が同等機能を有する場合に、携帯端末100における機能の働きを抑制又は停止する。そして、車載装置200にて同等機能を動作させるよう構成すれば、ユーザに対してその機能を継続して提供しつつ、携帯端末100の電力消費を抑えることができる。さらに、現在位置を計算する場合には、携帯端末100のジャイロスコープ111及びGPS受信機112を用いるよりも、車載装置200のジャイロスコープ208及びGPS受信機209を用いる方が、現在位置を精度よく計算できる。車載装置200に設けられたジャイロスコープ208及びGPS受信機209の方が、取り付け場所や取り付け角度など、最適化された設置状態になっていることが多いからである。
ここで、車載装置200にて同等機能を動作させる際、携帯端末100から車載装置200に対し、画面表示データや音楽データ等の必要なデータを送信する。これにより、車載装置200にて同等機能を動作させる際、携帯端末100での利用状況と同じ状態を提供することができる。なお、これら必要なデータの送信は、携帯端末100における機能の働きを抑制又は停止する前に行っておくとよい。さらに、車載装置200にて同等機能が動作したことを確認した後で、携帯端末100における機能の働きを抑制又は停止するとよい。これにより、例えば、画面表示機能の場合、ユーザに対する情報提示が途絶える期間を短くすることができる。
また、車載装置200における機能の異常情報を取得し、携帯端末100において、異常が生じた機能と同等機能を動作させることにより、その機能を継続して提供することができる。
さらに、車載装置200を搭載した車両の走行状態を取得し、走行状態に応じて、動作している機能のうち、一部の機能について、その働きを抑制又は停止する。これにより、携帯端末100の機能を動作させる場合であっても、電力消費を抑えることが可能となる。また、走行状態によって、携帯端末100の機能と車載装置200の機能とに性能の優劣が生じる場合には、性能の優れた機能を動作させることにより、ユーザに対してより快適な環境を提供することができる。
(変形例1)
上述した第1の実施形態では、画面表示機能、GPS受信機能(測位機能)、音楽再生機能、及びデジタル放送の受信機能を具体例として説明した。しかしながら、音声出力機能としてのスピーカ103、202、入力機能としてのスイッチ106、205、加速度検出機能としての加速度センサ109、207、及びジャイロ検出機能としてのジャイロスコープ111、208についても、同様に適用することができる。以下、上述した第1の実施形態と重複する処理については記載を省略し、各機能それぞれの処理についてのみ説明する。
ステップS15では、音声出力機能、入力機能、加速度検出機能、及びジャイロ検出機能についても、車載装置200に対して同等機能を有しているか否かを順に問合せる。
ステップS17において、音声出力機能であれば、スピーカ103からの音声出力を停止する。もしくは、音量を低下させるだけでもよい。ユーザが入力操作を行う入力機能であれば、スイッチ106による入力操作の検出を停止する。加速度検出機能もしくはジャイロ検出機能であれば、加速度センサ109もしくはジャイロスコープ111による検出を停止する。もしくは、検出間隔を長くするだけでもよい。
ここで、スピーカ103からの音声出力を停止する場合、車載装置200に対し、音声出力すべきデータを送信する。音声出力を停止するより前に、データを送信し始めることが望ましい。
また、スイッチ106による入力操作の検出を停止する場合、加速度センサ109またはジャイロスコープ111による検出を停止する場合には、車載装置200に対し、車載装置200にて検出した結果を送信するよう依頼しておく。いずれの場合も、携帯端末100の機能を停止するより前に、依頼しておくことが望ましい。
ステップS21において、音声出力機能を停止していた場合には、スピーカ103からの音声出力を再開する。入力機能、加速度検出機能、ジャイロ検出機能を停止していた場合には、それぞれ、スイッチ106、加速度センサ109、ジャイロスコープ111による検出を再開する。
ステップS32では、車載装置200のスピーカ202に関する異常情報を取得した場合、携帯端末100のスピーカ202から音声を出力するよう制御する。また、車載装置200のスイッチ205、加速度センサ207、ジャイロスコープ208に関する異常情報を取得した場合は、それぞれ、携帯端末100のスイッチ106、加速度センサ109、ジャイロスコープ111による検出を開始する。
ステップS43において、現在位置が変化しない停車中は、GPS受信機112によるGPS電波の受信中断とともに、ジャイロスコープ111による角度や各速度の検出も中断する。
一方、ステップS44では、GPS受信機112による受信再開とともに、ジャイロスコープ111による検出も再開する。ここで、走行中は、その車速に応じて、ジャイロスコープ111による検出間隔を設定してもよい。
(変形例2)
上述した第1の実施形態では、車載装置200が同等機能を有する場合、携帯端末100の機能を停止又は抑制する処理について説明した。しかしながら、以下のように変形してもよい。
ステップS15において、携帯端末100の制御装置114は、車載装置200だけでなく、車載装置200と通信可能に接続された通信端末300が同等機能を有するか否かを判断する。制御装置114は、車載装置200との通信により、通信端末300が有する機能の一覧を取得し、通信端末300が同等機能を有しているか否かを判断する。もしくは、車載装置200に対し、通信端末300が同等機能を有しているか否かを問合せてもよい。
図2及び図3に示すように、車載装置200は明るさを検出する機能を有しないが、携帯端末100と同一構成である通信端末300は照度センサ110を有する。従って、ステップS15で、通信端末300に照度センサ110と同等機能があると判断し(ステップS15:Y)、ステップS16へ進む。そして、ステップS16で、通信端末300の照度センサ110が動作中であると判断すると(ステップS16:Y)、ステップS17で、携帯端末100の照度センサ110による明るさの検出を停止する。
同様に、車載装置200は経路案内機能を有しないが、通信端末300はナビゲーション118を有する。従って、ステップS16へ進み、通信端末300のナビゲーション118が起動していると判断すると(ステップS16:Y)、ステップS17で、携帯端末100のナビゲーション118の実行を停止もしくは起動を終了する。
ここで、携帯端末100の照度センサ110による明るさの検出を停止する場合、車載装置200を介して、通信端末300に対し、明るさの検出結果を送信するよう依頼しておく。車載装置200を介してこの依頼を受信した通信端末300は、照度センサ110による明るさの検出結果を、車載装置200を介して携帯端末100へ送信する。
なお、ステップS15において、車載装置200と接続されている通信端末300が携帯電話である場合には、ディスプレイ105、照度センサ110等の特定機能を必ず有しているとみなし、同等機能を有しているか否かを判断してもよい。
以上のように、携帯端末100は、車載装置200が同等機能を有していなくても、車載装置200と接続された通信端末300が同等機能を有すれば、携帯端末100における機能の働きを抑制又は停止することが可能となる。そして、通信端末300にて同等機能を動作させるよう構成すれば、ユーザに対してその機能を継続して提供しつつ、携帯端末100の電力消費を抑えることができる。例えば、通信端末300におけるバッテリ107の蓄電量に比べ、携帯端末100の蓄電量が極めて少ない場合、携帯端末100の電力消費を抑えることで、携帯端末100が電力不足により使用できなくなることを予防することができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、主に携帯端末100の制御装置114における処理について説明した。本実施形態では、主に車載装置200の制御装置211における処理について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付与し、説明を省略する。
まず、携帯端末100が車内に持ち込まれ、車載装置200と接続された際の処理について、図8を用いて説明する。図8は、車載装置200の制御装置211における処理を示すフローチャートである。
ステップS51(本発明の車載側接続検出手段に相当)で、車載装置200に携帯端末100が通信可能に接続されたか否かを判断する。例えば、接続コネクタ102がUSBコネクタの場合、車載装置200において、携帯端末100を認識できたら、接続されたと判断する。また、Bluetoothの場合には、携帯端末100との通信回線を確立できたら、接続されたと判断する。もしくは、携帯端末100が本処理に必要なBluetoothプロファイルに対応しているか否かも含め、通信可能に接続されたか否かを判断するよう構成してもよい。制御装置211は、接続されたと判断するまで待機し(ステップS51:N)、接続されたと判断したら(ステップS51:Y)、ステップS52へ進む。
ステップS52では、車載装置200に携帯端末100が接続されたことを契機として、携帯端末100に対し、予め定められた機能を停止又は抑制するよう指示を送信する。どの機能を停止又は抑制させるか、予め記憶装置212に記憶しておき、具体的に機能を指定して停止又は抑制するよう指示してもよい。例えば、乗車後は使用しないと考えられる機能として、Webブラウザ121及びゲームアプリケーション122を停止させるよう指示を送信する。逆に、停止させない機能を、予め記憶装置212に記憶しておき、それ以外の機能を停止するような指示を送信してもよい。ここでの指示は、アプリケーションの実行を停止する指示でもよいし、アプリケーションの起動自体を終了させる指示でもよい。もしくは、通信頻度等の実行頻度を下げるような指示でもよい。CPUの負荷を低下させることが、携帯端末100の省電力につながるからである。
また、具体的な機能は指定せず、車載装置200との接続に伴う機能の停止だけを指示し、どの機能を停止又は抑制させるかは、携帯端末100に任せてもよい。
ステップS53では、車載装置200が有する機能と同等機能の停止を、携帯端末100に指示する。制御装置211は、車載装置200が有する画面表示機能、GPS受信機能等それぞれの機能について、携帯端末100に対し、各機能を停止するよう指示を送信する。そして、携帯端末100において、動作中の機能が停止されたときには、車載装置200における機能を動作中となるよう制御し、ステップS54の異常検出時の処理、ステップS55の走行状態検出時の処理へと進む。これらの処理については、後述する。
例えば、携帯端末100へ画面表示機能を停止もしくは抑制するよう指示した場合、携帯端末100において、点灯していたディスプレイ105のバックライト104が消灯もしくはその輝度が低下される。このとき、制御装置211は、車載装置200のディスプレイ204が動作中となるよう、バックライト104の点灯等を行う。そして、携帯端末100から送信される画面表示データを、ディスプレイ204に表示する。音楽再生アプリケーション213の場合も同様である。
また、携帯端末100へGPS受信機能を停止もしくは抑制するよう指示したときには、GPS受信機209によるGPS電波の受信を開始する。そして、受信したデータを、携帯端末100へ送信する。
なお、制御装置211は、携帯端末100との通信により、携帯端末が有する機能の一覧を予め取得してもよい。そして、携帯端末100及び車載装置200が共に有する同等機能について、車載装置200の機能が動作中となるよう制御した後、携帯端末100に対し、機能を停止又は抑制するよう指示を送信してもよい。
そして、ステップS56で、制御装置211は、携帯端末100が車外へ持ち出された等により、携帯端末100との接続が切れたか否かを判断する。例えば、接続コネクタ201がUSBコネクタの場合、車載装置200において、携帯端末100を認識できなくなったら、接続が切れたと判断する。また、Bluetoothの場合には、携帯端末100との通信回線が切断されたら、接続が切れたと判断する。制御装置211は、接続が切れたと判断した場合(ステップS56:Y)は、ステップS57へ進み、接続が切れていないと判断した場合(ステップS56:N)は、ステップS54へ戻る。
ステップS57では、車載装置100において動作している機能を、携帯端末100と接続される前の状態に戻す。すなわち、携帯端末100と通信可能に接続される前は停止状態であり、携帯端末100の代替機能として動作することとなった機能を停止する。例えば、携帯端末100との接続前は、ディスプレイ204のバックライト203が消灯状態であり、携帯端末100との接続後、携帯端末100の画面表示機能の代替としてバックライト203を点灯させた場合、携帯端末100との接続が切れた時点で、バックライト203を消灯状態に戻す。スピーカ202、ジャイロスコープ208、GPS受信機209等についても同様である。
また、仮に、携帯端末100と通信可能に接続される前は動作していた機能であり、携帯端末100の同等機能を動作させた代わりに停止させた機能があれば、その機能の働きを再開させればよい。
続いて、図9を用いて、異常検出時の処理について説明する。図9は、車載装置200において異常を検出した場合における制御装置211の処理を示すフローチャートである。
ステップS61(本発明の異常検出手段)で、制御装置211は、車載装置200において動作している機能の異常を検出する。例えば、画面表示機能であれば、ディスプレイ204のバックライト203を構成する回路(図示せず)の断線、短絡等の故障を検出する。加速度検出機能やジャイロ検出機能であれば、加速度センサ207、ジャイロスコープ208により検出された値が、予め定められた基準範囲外であった場合に、異常であると判断する。また、GPS受信機能やデジタル放送視聴機能であれば、車載装置200が管理する現在時刻と、GPS受信機209、デジタル放送受信機210による受信データに含まれる時刻情報とを照合し、所定値を超える差があった場合に、異常であると判断する。また、音楽再生機能であれば、音楽再生アプリケーション213が異常終了したときや、起動終了後に再度起動できないときに、異常であると判断する。なお、このような異常を検出した場合、制御装置211は、その機能を停止しておく。
ステップS62では、携帯端末100に対し、異常が発生した機能と同等機能を動作させるよう指示を送信する。例えば、ディスプレイ204の異常を検出した場合、携帯端末100の画面表示機能を動作させるよう指示を送信する。この指示を受信した携帯端末100は、ディスプレイ105のバックライト104を点灯し、情報を表示可能な状態とする。
ここで、携帯端末100に対し、車載装置200における機能の異常情報を送信してもよい。携帯端末100において、受信した異常情報に基づき、携帯端末100が自発的に同等機能を動作させるよう構成することもできる。
次に、図10を用いて、走行状態検出時の処理について説明する。図10は、車載装置200において走行状態を検出した場合における制御装置211の処理を示すフローチャートである。
ステップS71で、車速センサ206にて検出した車速に基づき、車両が停車中か否かを判断する。例えば、車速が閾値Vth1(例えば、5km/h)以上である場合、走行中であると判断し、閾値Vth1未満である場合、停車中であると判断する。また、シフトポジションセンサやサイドブレーキセンサにて検出した値に基づき、シフトポジションがニュートラルやパーキングの位置である場合、あるいは、サイドブレーキがONの場合に、停車中と判断してもよい。停車中であると判断された場合(ステップS71:Y)、ステップS72へ進む。一方、走行中であると判断された場合(ステップS71:N)は、ステップS73へ進む。
ステップS72で、制御装置211は、携帯端末100に対し、停車中は使用しなくてもよい機能の動作を一時的に中断するよう指示を送信する。例えば、停車中は現在位置が変化しないため、GPS受信機112によるGPS電波の受信、及びジャイロスコープ111による角度や各速度の検出を中断するよう指示を送信する。なお、動作の中断ではなく、動作の働きを抑制するような指示であってもよい。例えば、GPS受信機112による受信間隔や、ジャイロスコープ111による検出間隔を長くするよう、携帯端末100に対して指示するよう構成してもよい。
一方、ステップS73では、停車中に動作を中断していた機能について、動作を再開させるよう、携帯端末100に対して指示を送信する。例えば、GPS受信機112によるGPS電波の受信、及びジャイロスコープ111による角度や各速度の検出を再開するよう指示を送信する。
ステップS74では、走行中になったことに伴い、走行中には使用すべきでない機能の動作を停止するよう、携帯端末100に対して指示を送信する。すなわち、ステップS52において、携帯端末100が接続された時点では停止を指示しなかった機能であっても、走行中となったときには停止すべき機能もある。例えば、着信アニメーション120のような動画は、走行中にドライバが見入ってしまう可能性があるため、アプリケーションの起動を終了させるよう、携帯端末100に対して指示を送信する。なお、ここで終了させた機能については、起動と終了が頻発することを防ぐため、その後、停車中に変化したとしても、その機能を再開させない。
ステップS75では、車速が閾値Vth2(例えば、80km/h)より大きいか否かを判断する。車速が閾値Vth2より大きいと判断した場合、ステップS76に進む。一方、車速が第2閾値Vth2以下と判断した場合、本処理を終了する。
ステップS76では、携帯端末100と車載装置200とが同等機能を有する場合において、車速がVth2より大きくなったことに伴い、携帯端末100の機能を停止するよう指示し、車載装置200の有する代替機能を動作させる。例えば、携帯端末100及び車載装置200は共に、デジタル放送の視聴機能として、デジタル放送受信機113、209及びデジタル放送デコードアプリケーション117、214を有する。しかしながら、携帯端末100に比べ、車載装置200の有するデジタル放送視聴機能の方が、高速走行における性能が優れている場合がある。そのため、制御装置211は、デジタル放送デコードアプリケーション214を起動し、デジタル放送受信機210による放送波の受信を開始する。そして、携帯端末100に対し、デジタル放送視聴機能を停止するよう指示を送信する。この指示を受信した携帯端末100は、デジタル放送受信機113による放送波の受信を停止し、デジタル放送デコードアプリケーション117の起動を終了する。
なお、携帯端末100に対し、車速、シフトポジション、及びサイドブレーキON/OFFといった走行状態の情報を送信してもよい。携帯端末100において、受信した走行状態情報に基づき、自発的に機能の動作を制御するよう構成することもできる。
以上のように、車載装置200は、携帯端末100と通信可能に接続された場合、携帯端末100において動作する機能について、その働きを抑制又は停止する。これにより、車載装置200と接続後、携帯端末100の電力消費を抑えることができる。
また、車載装置200が有する機能と同等機能の働きを抑制または停止するよう、携帯端末100に指示を送信する。そして、車載装置200にて、その機能が停止中であれば、動作中となるよう制御する。これにより、ユーザに対してその機能を継続して提供しつつ、携帯端末100の電力消費を抑えることができる。さらに、携帯端末100との接続が切れた場合には、各機能を接続前の状態に戻す。すなわち、携帯端末100を車外へ持ち出す等により、接続が切れた場合には、携帯端末100の代替として動作させていた各機能を停止させることで、車載装置200の電力消費を抑えることができる。
また、車載装置200における機能の異常を検出し、異常が検出された場合には、携帯端末100における同等機能を動作させるよう、携帯端末100に対して指示を送信する。これにより、車載装置200における機能に故障等が生じた場合であっても、その機能を継続して提供することができる。
さらに、車載装置200を搭載した車両の走行状態を取得し、走行状態に応じて、機能の働きを抑制又は停止するよう、携帯端末100に対して指示を送信する。これにより、携帯端末100の機能を動作させる場合であっても、電力消費を抑えることが可能となる。また、走行状態によって、携帯端末100の機能と車載装置200の機能とに性能の優劣が生じる場合には、性能の優れた機能を動作させることにより、ユーザに対してより快適な環境を提供することができる。
(変形例)
上述した第2の実施形態では、車載装置200が有する機能と同等機能を抑制または停止するよう、携帯端末100に指示を送信する処理について説明した。しかしながら、以下のように変形してもよい。
ステップS53において、車載装置200の制御装置211は、車載装置200だけでなく、車載装置200と通信可能に接続された通信端末300が有する機能と同等機能を抑制または停止するよう、携帯端末100に対して指示を送信する。制御装置211は、通信端末300との通信により、通信端末300が有する機能の一覧を取得すればよい。そして、携帯端末100に対して同等機能の抑制または停止を指示するとともに、通信端末300に対し、機能を動作させるよう指示を送信する。
さらに、例えば、携帯端末100の照度センサ110による明るさの検出を停止するよう指示し、通信端末300の照度センサ110による明るさの検出を開始するよう指示する場合には、通信端末300に対し、明るさの検出結果を送信するよう依頼しておく。そして、送信された明るさの検出結果を、携帯端末100へ送信する。
以上のように、車載装置200は、車載装置200が同等機能を有していなくても、車載装置200と接続された通信端末300が同等機能を有すれば、携帯端末100における機能の働きを抑制又は停止するよう指示を送信することが可能となる。そして、通信端末300に対し、同等機能を動作させるよう指示を送信することにより、ユーザに対してその機能を継続して提供しつつ、携帯端末100の電力消費を抑えることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態の構成要素を適宜組み合わせることが可能であり、その組み合わせにより多くのバリエーションが可能となる。
100 携帯端末
200 車載装置
300 通信端末
101 通信機
102、201 接続コネクタ
103、202 スピーカ
104、203 バックライト
105、204 ディスプレイ
106、205 スイッチ
206 車速センサ
107 バッテリ
108 バッテリセンサ
109、207 加速度センサ
110 照度センサ
111、208 ジャイロスコープ
112、209 GPS受信機
113、210 デジタル放送受信機
114、211 制御装置
115、216 記憶装置

Claims (36)

  1. 車両に搭載された車載装置と相互に通信可能な携帯端末であって、
    前記車載装置と通信可能に接続されたことを検出する携帯側接続検出手段と、
    当該携帯端末の電力を消費して動作する複数の機能を制御する携帯側制御手段と、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記携帯側接続検出手段により接続されたことを検出した場合、当該携帯端末の電力を消費して動作している機能のうち、所定機能の働きを抑制又は停止することを特徴とする携帯端末。
  2. 前記携帯側制御手段は、当該携帯端末の電力を消費して動作している機能であって、前記車載装置又は前記車載装置と通信可能に接続された通信端末において電力を消費して動作する機能と同等機能である所定機能の働きを抑制又は停止することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記携帯端末の電力を消費して動作している所定機能と同等機能を前記車載装置又は前記通信端末が備えるか否かを判断する同等機能判断手段と、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記同等機能判断手段により同等機能を備えると判断した場合、前記所定機能の働きを抑制又は停止することを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  4. ユーザからの入力操作を受け付ける携帯側入力手段と、を備え、
    前記同等機能判断手段は、前記入力手段により、前記所定機能の代替として、前記車載装置又は前記通信端末において電力を消費して動作する機能を利用する旨を指示された場合、同等機能を備えると判断することを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
  5. 前記車載装置又は前記通信端末において電力を消費して動作する機能が動作中か否かを判断する動作判断手段と、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記動作判断手段により、前記所定機能と同等機能が動作中であると判断した後で、前記所定機能の働きを抑制又は停止することを特徴とする請求項2乃至4いずれかに記載の携帯端末。
  6. 前記携帯側制御手段は、前記所定機能の働きを抑制又は停止するとき、前記車載装置に対し、前記車載装置において使用するデータを送信することを特徴とする請求項2乃至5いずれかに記載の携帯端末。
  7. 前記携帯側制御手段は、前記所定機能の働きを抑制又は停止するとき、前記車載装置に対し、当該携帯端末において使用するデータを送信するよう依頼することを特徴とする請求項2乃至6いずれかに記載の携帯端末。
  8. 前記車載装置から、前記車載装置又は前記通信端末において電力を消費して動作する機能に関する異常情報を取得する異常情報取得手段と、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記異常情報取得手段により取得した異常情報に基づき、前記所定機能の働きの抑制又は停止を解除し、当該所定機能を動作させることを特徴とする請求項2乃至7いずれかに記載の携帯端末。
  9. 前記携帯側接続検出手段は、前記車載装置との接続が切れたことを検出し、
    前記携帯側制御手段は、前記携帯側接続検出手段により接続が切れたことを検出した場合、前記所定機能の働きの抑制又は停止を解除し、当該所定機能を動作させることを特徴とする請求項2乃至8いずれかに記載の携帯端末。
  10. 前記車載装置から前記車両の走行状態に関する情報を取得する走行状態情報取得手段と、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記走行状態情報取得手段により取得した走行状態情報に応じて、前記所定機能の働きを抑制又は停止することを特徴とする請求項1乃至9いずれかに記載の携帯端末。
  11. 前記携帯側制御手段は、前記走行状態情報に基づく車速が低下するにつれて、予め定めた前記所定機能の働きの抑制度合いを高くすることを特徴とする請求項10に記載の携帯端末。
  12. 前記携帯側制御手段は、前記走行状態情報に基づき、停車中であると判断した場合、予め定めた前記所定機能の働きを停止することを特徴とする請求項10又は11に記載の携帯端末。
  13. 前記携帯側制御手段は、前記走行状態情報に基づく車速が所定閾値以上であり、高速走行中であると判断した場合、前記所定機能の働きを停止することを特徴とする請求項10又は11に記載の携帯端末。
  14. 前記車載装置と通信可能に接続されることにより、その働きを抑制又は停止する機能として予め定める機能を示す情報を記憶する携帯側記憶手段と、を備え、
    前記携帯側制御手段は、当該携帯端末の電力を消費して動作している機能のうち、前記携帯側記憶手段に記憶された前記予め定めた機能に合致する所定機能の働きを抑制又は停止することを特徴とする請求項1乃至13いずれかに記載の携帯端末。
  15. ユーザからの入力操作を受け付ける携帯側入力手段と、を備え、
    前記携帯側記憶手段は、前記予め定める機能として、前記携帯側入力手段によりユーザが指定した機能を記憶することを特徴とする請求項14に記載の携帯端末。
  16. 前記所定機能は、当該携帯端末に搭載されたオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションであり、
    前記携帯側制御手段は、前記アプリケーションの働きの抑制又は停止として、前記アプリケーションにおける処理頻度を低下、又は前記アプリケーションにおける処理を停止、もしくは前記アプリケーションの起動を終了することを特徴とする請求項1乃至15に記載の携帯端末。
  17. 前記所定機能は、画面に情報を表示する画面表示機能、音声を出力する音声出力機能、ユーザからの入力操作を受け付ける入力機能、加速度を検出する加速度検出機能、回転運動の大きさを検出するジャイロ検出機能、明るさを検出する明るさ検出機能、GPS衛星からの電波を受信するGPS受信機能、デジタル放送を受信するデジタル放送受信機能のうち、少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至15いずれかに記載の携帯端末。
  18. ディスプレイと、前記ディスプレイを照明する携帯側照明手段と、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記画面表示機能の働きの抑制又は停止として、前記携帯側照明手段による照明の明るさを低減もしくは照明を消灯することを特徴とする請求項17に記載の携帯端末。
  19. スピーカと、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記音声出力機能の働きの抑制又は停止として、前記スピーカからの出力音量を低下もしくは出力を停止することを特徴とする請求項17に記載の携帯端末。
  20. ユーザからの入力操作を受け付ける携帯側入力手段と、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記入力機能の働きの停止として、前記携帯側入力手段による入力操作の受け付けを停止することを特徴とする請求項17に記載の携帯端末。
  21. 加速度を検出する加速度センサと、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記加速度検出機能の働きの抑制又は停止として、前記加速度センサにより検出する頻度を低下もしくは検出を停止することを特徴とする請求項17に記載の携帯端末。
  22. 回転運動の大きさを検出するジャイロスコープと、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記ジャイロ検出機能の働きの抑制又は停止として、前記ジャイロスコープにより検出する頻度を低下もしくは検出を停止することを特徴とする請求項17に記載の携帯端末。
  23. 明るさを検出する照度センサと、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記明るさ検出機能の働きの抑制又は停止として、前記照度センサにより検出する頻度を低下もしくは検出を停止することを特徴とする請求項17に記載の携帯端末。
  24. GPS衛星からの電波を受信するGPS受信機と、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記GPS受信機能の働きの抑制又は停止として、前記GPS受信機により受信する頻度を低下もしくは受信を停止することを特徴とする請求項17に記載の携帯端末。
  25. デジタル放送を受信するデジタル放送受信機と、を備え、
    前記携帯側制御手段は、前記デジタル放送受信機能の働きの停止として、前記デジタル放送受信機による受信を停止することを特徴とする請求項17に記載の携帯端末。
  26. 車両に搭載され、携帯可能な携帯端末と相互に通信可能な車載装置であって、
    前記携帯端末と通信可能に接続されたことを検出する車載側接続検出手段と、
    前記携帯端末に対し、前記携帯端末の電力を消費して動作する機能の制御に関する指示を送信する車載側制御手段と、を備え、
    前記車載側制御手段は、前記接続検出手段により接続されたことを検出した場合、前記携帯端末に対し、前記携帯端末の電力を消費して動作する機能のうち、所定機能の働きが抑制又は停止されるよう指示を送信することを特徴とする車載装置。
  27. 前記車載側制御手段は、前記携帯端末の電力を消費して動作する機能であって、当該車載装置又は当該車載装置と通信可能に接続された通信端末において電力を消費して動作する機能と同等機能である所定機能の働きが抑制又は停止されるよう、前記携帯端末に対して指示を送信することを特徴とする請求項26に記載の車載装置。
  28. 前記車載側制御手段は、当該車載装置又は前記通信端末における前記所定機能と同等機能が動作中となるよう制御した後で、前記携帯端末に対し、前記所定機能の働きが抑制又は停止されるよう指示を送信することを特徴とする請求項27に記載の車載装置。
  29. 当該車載装置又は前記通信端末において電力を消費して動作する機能に関する異常を検出する異常検出手段と、を備え、
    前記車載側制御手段は、前記異常検出手段により異常が検出された機能と同等機能である所定機能の働きの抑制又は停止が解除され、当該所定機能が動作されるよう、前記携帯端末に対して指示を送信することを特徴とする請求項27又は28に記載の車載装置。
  30. 前記車載側接続検出手段は、前記携帯端末との接続が切れたことを検出し、
    前記車載側制御手段は、前記車載側接続検出手段により接続が切れたことを検出した場合、当該車載装置又は前記通信端末における前記所定機能と同等機能の動作を、前記車載側接続検出手段により接続されたことを検出する前の状態に戻すことを特徴とする請求項27乃至29いずれかに記載の車載装置。
  31. 前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、を備え、
    前記車載側制御手段は、前記走行状態検出手段により検出された走行状態に応じて、前記所定機能の働きが抑制又は停止されるよう、前記携帯端末に対して指示を送信することを特徴とする請求項26乃至30いずれかに記載の車載装置。
  32. 車両に搭載された車載装置と、前記車載装置と相互に通信可能な携帯端末と、から構成される通信システムであって、
    前記車載装置は、
    前記携帯端末と通信可能に接続されたことを検出する車両側接続検出手段と、
    当該車載装置において電力を消費して動作する第1の機能を制御する車両側制御手段と、を備え、
    前記携帯端末は、
    前記車載装置と通信可能に接続されたことを検出する携帯側接続検出手段と、
    当該携帯端末の電力を消費して動作する機能であって、前記第1の機能と同等機能である第2の機能を制御する携帯側制御手段と、を備え、
    前記車両側制御手段は、前記車両側接続検出手段により接続されたことを検出した場合、前記第1の機能が動作中となるよう制御し、
    前記携帯側制御手段は、前記携帯側接続検出手段により接続されたことを検出した場合、前記第2の機能の働きを抑制又は停止することを特徴とする通信システム。
  33. 前記車載装置は、
    前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、を備え、
    前記携帯端末は、
    前記車載装置から前記走行状態の情報を取得する走行状態情報取得手段と、を備え、
    前記車両側制御手段は、前記走行状態検出手段により検出した走行状態に基づいて、前前記第1の機能が動作中となるよう制御し、
    前記端末側制御手段は、前記走行状態情報取得手段により取得した走行状態の情報に基づいて、前記第2の機能の働きを抑制又は停止することを特徴とする請求項32に記載の通信システム。
  34. 前記車載装置は、前記第1の機能の異常を検出する異常検出手段と、を備え、
    前記携帯端末は、前記車載装置から前記第1の機能の異常情報を取得する異常情報取得手段と、を備え、
    前記車載側制御手段は、前記異常検出手段により異常が検出された場合、前記第1の機能の働きを停止するよう制御し、
    前記携帯側制御手段は、前記異常情報取得手段により異常情報を取得した場合、前記第2の機能が動作中となるよう制御することを特徴とする請求項32又は33に記載の通信システム。
  35. 車両に搭載された車載装置と通信可能に接続されたことを検出する携帯側接続検出手段と、携帯端末の電力を消費して動作する複数の機能を制御する携帯側制御手段とを備え、前記車載装置と相互に通信可能な携帯端末としてコンピュータを機能させる携帯端末用プログラムであって、
    前記携帯側制御手段は、前記携帯側接続検出手段により接続されたことを検出した場合、前記携帯端末の電力を消費して動作している機能のうち、所定機能の働きを抑制又は停止することを特徴とする携帯端末用プログラム。
  36. 車両に搭載された車載装置と相互に通信可能な携帯端末の電力を消費して動作する機能の制御方法であって、
    車両に搭載された車載装置と通信可能に接続されたことを検出する携帯側接続検出ステップと、
    前記携帯側接続検出ステップにより接続されたことを検出した場合、前記携帯端末の電力を消費して動作している機能のうち、所定機能の働きを抑制又は停止する携帯側機能制御ステップと、を備えることを特徴とする制御方法。
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