JP2012191735A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012191735A
JP2012191735A JP2011052523A JP2011052523A JP2012191735A JP 2012191735 A JP2012191735 A JP 2012191735A JP 2011052523 A JP2011052523 A JP 2011052523A JP 2011052523 A JP2011052523 A JP 2011052523A JP 2012191735 A JP2012191735 A JP 2012191735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overload
circuit
overcurrent
power supply
switching element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011052523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5640830B2 (ja
Inventor
Yoshimichi Tadamasa
由道 忠政
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP2011052523A priority Critical patent/JP5640830B2/ja
Publication of JP2012191735A publication Critical patent/JP2012191735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5640830B2 publication Critical patent/JP5640830B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】瞬断時における過負荷保護機能の誤作動を確実に防止することができるスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】過負荷状態が所定時間T0継続して検出された場合に、MOSFETQ1に流れるVOCPが過電流閾値よりも小さく設定された過負荷判定閾値以上か否かを判定し、MOSFETQ1に流れるVOCPが過負荷判定閾値以上であると判定されると、MOSFETQ1をオフ状態に保持する過負荷保護機能を作動させる。MOSFETQ1に流れるVOCPが過負荷判定閾値未満であると判定された場合に、コントローラIC1用の電源電圧が動作停止電圧になるまでMOSFETQ1のオン/オフ制御を停止させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、スイッチング動作によって出力電圧制御を行うスイッチング電源装置に関し、特に過負荷保護機能(OLP)を有するスイッチング電源装置に関する。
スイッチング素子をオン/オフ制御するスイッチング動作によって出力電圧制御を行うスイッチング電源装置において、短絡障害等を起因とする過負荷状態が検出されるとスイッチング動作を停止させる過負荷保護機能が一般的に設けられている。このような過負荷保護機能においては、過負荷状態が検出された後、過負荷状態から正常状態に回復すると、自動的に通常動作に復帰する自己復帰方式のものが提案されている(特許文献1、2参照)。
特許文献1のスイッチング電源装置において、スイッチング動作を制御する制御回路は、制御回路電源電圧Vccの電圧低下によって過負荷を判断している。従って、瞬時停電等の瞬断時の入力電圧の低下に対して、瞬断直後の期間は出力電圧を保持するが、更に時間が経過すると、電圧が低下し、電力供給を続ける。この状態では最大のオンパルス幅となり、出力電圧に比例して制御回路電源電圧Vccの電圧が下がり、過負荷と誤って判定されるおそれがある。そこで、特許文献1のスイッチング電源装置では、瞬断時にスイッチング素子のオン時間が大きくなることを利用して、過負荷保護機能の作動を停止させている。これにより、過負荷保護の誤作動に起因して、電源が立ち上がらなくなることや電源の起動が遅れることを確実に回避している。
特許文献2のスイッチング電源装置は、ソフトスタート機能と過負荷保護検出の遅延機能を併せ持ち、スイッチング動作を制御するコントローラICは、2次側からのフィードバック信号がなくなると、ソフトスタート機能と併用するコンデンサを充電する。そして、コンデンサの充電電圧が所定の閾値に達すると、コントローラICは、過負荷状態と判定し、スイッチング動作を停止させてラッチさせている。
特開2009−100498号公報 特開2008−160917号公報
しかしながら、従来技術では、過負荷状態が予め設定された所定時間継続すると、過負荷保護機能が作動されるが、瞬断時に過負荷状態と判断された後、制御回路電源電圧Vccが動作停止電圧まで下がりきらず、且つ入力電圧も回復していない場合には、所定時間経過後に過負荷保護機能が誤作動してしまうことがある。すなわち、コントローラIC用の制御回路電源に用いられているコンデンサの容量が大きい場合には、瞬断後に制御回路電源電圧Vccが下がりコントローラICがオフするまでの時間よりも過負荷状態を検出してから過負荷保護機能を作動させるまでの時間が早くなるケースがある。当該ケースにおいて、瞬断時に過負荷状態と判断された後、所定時間経過しても、電源も回復していない場合には、依然として過負荷状態と判断されるため、過負荷保護機能が誤作動してしまうという問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みて従来技術の上記問題を解決し、瞬断時における過負荷保護機能の誤作動を確実に防止することができるスイッチング電源装置を提供することにある。
本発明のスイッチング電源装置は、トランスの1次巻線に入力電力を印加し、前記トランスの1次巻線に接続されたスイッチング素子を、制御回路によってオン/オフ制御することにより、前記トランスの2次巻線に誘起される電圧を整流平滑して負荷に供給するスイッチング電源装置であって、前記スイッチング素子に流れる電流を過電流閾値以上になると過電流を検出する過電流検出回路と、該過電流検出回路によって前記過電流が検出されると前記スイッチング素子をオンからオフへ移行させる過電流保護回路と、前記過電流による過負荷状態を検出する過負荷検出回路と、該過負荷検出回路によって過負荷が第1所定時間継続して検出された場合に、前記スイッチング素子に流れる電流が前記過電流閾値よりも小さく設定された過負荷判定閾値以上か否かを判定する過負荷判定回路と、
該過負荷判定回路によって前記スイッチング素子に流れる電流が前記過負荷判定閾値以上であると判定された場合に、前記スイッチング素子をオフ状態に保持する過負荷保護機能を作動させる過負荷保護回路とを具備することを特徴とする。
また、本発明のスイッチング電源装置においては、前記第1所定時間は、前記制御回路の起動時の過負荷期間よりも長く設定されていることを特徴とする。
また、本発明のスイッチング電源装置においては、前記過負荷判定回路によって前記スイッチング素子に流れる電流が前記過負荷判定閾値未満であると判定された場合に、前記制御回路用の電源電圧が動作停止電圧になるまで前記スイッチング素子のオン/オフ制御を停止させるリスタート回路を具備することを特徴とする。
また、本発明のスイッチング電源装置は、トランスの1次巻線に入力電力を印加し、前記トランスの1次巻線に接続されたスイッチング素子を、制御回路によってオン/オフ制御することにより、前記トランスの2次巻線に誘起される電圧を整流平滑して負荷に供給するスイッチング電源装置であって、前記スイッチング素子に流れる電流を過電流閾値以上になると過電流を検出する過電流検出回路と、該過電流検出回路によって前記過電流が検出されると前記スイッチング素子をオンからオフへ移行させる過電流保護回路と、前記過電流による過負荷状態を検出する過負荷検出回路と、該過負荷検出回路によって過負荷が第1所定時間継続して検出された場合に、前記スイッチング素子に流れる電流が前記過電流閾値よりも小さく設定された過負荷判定閾値以上か否かを判定する第1過負荷判定回路と、該第1過負荷判定回路によって前記スイッチング素子に流れる電流が前記過負荷判定閾値以上であると判定された後、前記過負荷検出回路によって過負荷が第2所定時間継続して検出された場合に、前記スイッチング素子をオフ状態に保持する過負荷保護機能を作動させる第2過負荷保護回路とを具備することを特徴とする。
また、本発明のスイッチング電源装置においては、前記第1所定時間及び前記第2所定時間は、前記制御回路の起動時の過負荷期間よりも長く設定されていることを特徴とする。
また、本発明のスイッチング電源装置においては、過負荷状態での使用が想定される想定時間よりも、前記第1所定時間と前記第2所定時間とを加算した時間が長くなるように設定されていることを特徴とする。
また、本発明のスイッチング電源装置においては、前記第1過負荷判定回路は、前記スイッチング素子に流れる電流が前記過負荷判定閾値未満であると判定した後、再度前記過負荷検出回路によって過負荷が第1所定時間継続して検出された場合に、前記スイッチング素子に流れる電流が前記過電流閾値よりも小さく設定された過負荷判定閾値以上か否かを再度判定することを特徴とする。
また、本発明のスイッチング電源装置においては、前記過負荷判定閾値は、前記過電流閾値の20%から80%の範囲で設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、過負荷状態が所定時間継続して検出された場合に、スイッチング素子に流れる電流が、過電流を検出するための過電流閾値よりも小さく設定された過負荷判定閾値以上か否かを判定し、過負荷保護を作動させるか否かを判定することにより、瞬断時における過負荷保護機能の誤作動を確実に防止することができるという効果を奏する。
本発明に係るスイッチング電源装置の実施の形態の回路構成を示す回路構成図である。 本発明に係るスイッチング電源装置の第1の実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明に係るスイッチング電源装置の第1の実施の形態の具体的な回路構成を示す回路構成図である。 図3の各部の信号波形及び動作波形を示す波形図である。 本発明に係るスイッチング電源装置の第2の実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明に係るスイッチング電源装置の第2の実施の形態の具体的な回路構成を示す回路構成図である。 図6に示す第1OLPタイマおよび第2OLPタイマの回路例を示す回路構成図である。 図6の各部の信号波形及び動作波形を示す波形図である。 図6の各部の信号波形及び動作波形を示す波形図である。
本実施の形態のスイッチング電源装置は、図1を参照すると、整流回路DBと、平滑コンデンサC1、C2、C3と、トランスTと、コントローラIC1と、ダイオードD1、D2と、エラーアンプ(E/A)2と、フォトカプラを構成する発光ダイオードPCD及び受光トランジスタPCTRと、抵抗R1と、コンデンサC4とを備えている。
ダイオードがブリッジ構成された整流回路DBの交流入力端子ACin1、ACin2には商用交流電源ACが接続され、商用交流電源ACから入力された交流電圧が全波整流されて整流回路DBから出力される。整流回路DBの整流出力正極端子と整流出力負極端子との間には、平滑コンデンサC1が接続されている。また、整流回路DBの整流出力負極端子は接地端子に接続されている。これにより、商用交流電源ACを整流回路DBと平滑コンデンサC1とで整流平滑した直流電源が得られる。
コントローラIC1は、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のスイッチング素子と当該スイッチング素子のスイッチング制御を行うための制御回路が内蔵されており、D/ST(MOSFETドレイン/起動電流入力)端子と、S/OCP(MOSFETソース/過電流保護)端子と、Vcc(制御回路電源電圧入力)端子と、FB/OLP(フィードバック信号入力/過負荷保護信号入力)端子と、GND端子とを備えている。
1次側(入力側)から2次側(負荷側)へ電力を供給するトランスTは、一次巻線P1および補助巻線P2と、二次巻線S1とで構成されており、整流回路DBの整流出力正極端子がトランスTの1次巻き線P1の一端部に接続され、トランスTの1次巻き線P1の他端部がコントローラIC1のD/ST端子に接続されていると共に、コントローラIC1のS/OCP端子が抵抗R1を介して接地端子に接続されている。これにより、コントローラIC1が内蔵するスイッチング素子をオン/オフ制御することで、トランスTの一次巻線P1に与えられた電力が、トランスTの二次巻線S1に伝達され、トランスTの二次巻線S1に脈流が発生する。また、抵抗R1は、コントローラIC1が内蔵するスイッチング素子を流れる電流を電圧信号Vocpとして検出する電流検出抵抗として機能し、コントローラIC1は、スイッチング素子を流れる電流に対応した電圧信号Vocpが予め設定された過電流閾値以上になると、2次側に供給する電力を制限する過電流保護(OCP)機能を有している。
トランスTの二次巻線S1の両端子間には、整流ダイオードD1を介して平滑コンデンサC2が接続され、トランスTの二次巻線S1に誘起される電圧は、整流ダイオードD1と平滑コンデンサC2により整流平滑され、直流電力として負荷(RL)3に供給される。なお、平滑コンデンサC2の正極端子に接続されているラインが電源ラインとなり、平滑コンデンサC2の負極端子が接続されたラインは接地端子に接続されたGNDラインとなる。
電源ラインとGNDラインとの間には、フォトカプラの発光ダイオードPCDとエラーアンプ2とが直列に接続されている。エラーアンプ2は、電源ラインとGNDラインとの間に接続され、出力電圧と図示しない内部の基準電圧との差に応じて、フォトカプラの発光ダイオードPCDに流れる電流を制御する。また、コントローラIC1のFB/OLP端子は並列に接続された発光ダイオードPCDおよびコンデンサC4を介して接地端子に接続されている。これにより、出力電圧に応じたフィードバック(FB)信号が2次側の発光ダイオードPCDから1次側の受光トランジスタPCTRに送信され、コントローラIC1のFB/OLP端子に電圧信号VFBとして入力される。なお、FB信号は、出力電圧がエラーアンプ2の内部の基準電圧以上である場合に送信され、出力電圧と内部の基準電圧との差が大きいほど大きくなるように構成されている。コントローラIC1は、FB/OLP端子に入力される電圧信号VFBに基づいてスイッチング素子のデューティ比を制御し、2次側に供給する電力量を制御すると共に、電圧信号VFBに基づいて短絡障害等を起因とする過負荷状態を検出し、スイッチング動作を停止させて2次側への電力の供給を停止させるOLP(過負荷保護)機能を有している。なお、過負荷状態は、スイッチング素子のスイッチング動作に定常動作以上の負荷が加わる状態である。また、設定以上の負荷が加わることに起因する負荷(RL)3に供給する電圧の低下を検出することで、過負荷状態の検出を行うことができる。
また、トランスTの補助巻線P2の両端子間には、整流ダイオードD2を介して平滑コンデンサC3が接続され、整流ダイオードD2と平滑コンデンサC3との接続点がコントローラIC1のVcc端子に接続されている。これにより、補助巻線P2に発生した電圧は、ダイオードD2により整流され、平滑コンデンサC3で平滑されて、コントローラIC1のVcc端子に供給され、コントローラIC1用の制御回路電源として用いられる。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態のスイッチング電源装置のコントローラIC1における過負荷保護の動作について、図2を参照して説明する。
コントローラIC1は、FB/OLP端子に入力される電圧信号VFBが予め設定された過負荷閾値以上であるか否かを判定し(ステップA1)、電圧信号VFBが過負荷閾値未満の場合には、通常動作時と判定し(ステップA2)、ステップA1に戻る。
電圧信号VFBが過負荷閾値以上である場合には、コントローラIC1は、内蔵の第1OLPタイマのカウントをスタートさせ(ステップA3)、電圧信号VFBが過負荷閾値以上であるか否か(ステップA4)、第1OLPタイマのカウントが終了するか否か(ステップA5)を監視する。ステップA4で電圧信号VFBが過負荷閾値以上でなくなった場合、すなわち第1OLPタイマのカウント中に電圧信号VFBが過負荷閾値未満になった場合には、コントローラIC1は、過負荷状態ではないと判定し(ステップA6)、第1OLPタイマをリセットしてカウントを中止させた後(ステップA7)、ステップA1の処理に戻る。
ステップA5で第1OLPタイマのカウントが終了、すなわち電圧信号VFBが過負荷閾値以上である状態が予め設定された所定時間(第1OLPタイマのカウント時間)継続した場合に、コントローラIC1は、スイッチング素子を流れる電流に対応した電圧信号Vocpが予め設定された過負荷判定閾値以上であるか否かを判定する(ステップA8)。
ステップA8で電圧信号Vocpが過負荷判定閾値以上である場合には、コントローラIC1は、過負荷状態であると判定し(ステップA9)、内蔵のラッチ回路をセットすることで、スイッチング動作を停止させて(ステップA10)、2次側への電力の供給を停止させる過負荷保護機能を作動させ、当該状態を保持する(ステップA11)。
一方、ステップA8で電圧信号Vocpが過負荷判定閾値未満である場合には、過負荷状態ではなく、コントローラIC1は、商用交流電源ACがOFFされた電源停止状態であると判定し(ステップA12)、リスタート回路を用いて、リスタート動作を実行させる(ステップA13)。
ステップA8で電圧信号Vocpと比較する過負荷判定閾値は、第1OLPタイマのカウント終了直後に、電圧信号Vocpに基づいて本当に過負荷状態か否かを判定するための閾値であり、OCP(過電流保護)機能で用いられる過電流閾値よりも小さい、過電流閾値の20%〜80%の範囲に設定されている。
過負荷判定閾値が過電流閾値の80%よりも大きい場合には、過負荷状態であるにも拘わらず、過負荷状態と判定されないおそれがある。すなわち、AC減電時及び定格入力の過負荷状態で平滑コンデンサC1の容量が小さい場合には、平滑コンデンサC1のリップルの下限電圧において、スイッチング動作(発振波形)が最大オン・デューティ(例えば、80%)に達し、電圧信号Vocpが過電流閾値に達することなく、過電流閾値の80%程度になってしまう場合がある。従って、過負荷判定閾値が過電流閾値の80%よりも大きい場合、ステップA8での電圧信号Vocpと過負荷判定閾値との比較が、平滑コンデンサC1のリップルの下限電圧付近のタイミングに行われてしまうと、過負荷状態でないと判定されることが想定され、スイッチング動作(発振動作)を継続させてしまうおそれがある。スイッチング動作(発振動作)が継続した場合には、MOSFET等のスイッチング素子の発熱が大きく、最悪の場合には、MOSFET等のスイッチング素子の破損につながってしまう。
過負荷判定閾値が過電流閾値の20%よりも小さい場合には、電源停止状態と判定できず、過負荷状態として誤検知してしまうおそれがある。すなわち、2次側の負荷をほぼ無負荷状態で、電源停止させた場合には、2次側に電力(エネルギー)をほとんど送らないため、入力電圧が徐々に下がる。また、入力電圧が下がると、ある電圧で最大オン・デューティ(例えば、80%)以上に達する入力電圧がある。従って、2次側の負荷がほぼ無負荷だと、入力電圧がすぐに0Vにならず、最大オン・デューティ(例えば、80%)以上で動作する入力電圧の状態で発振動作をし続けることになる。これにより、過負荷判定閾値が過電流閾値の20%よりも小さい場合、電圧信号Vocpが過負荷判定閾値に達してしまい、電源停止状態と判定できず、過負荷保護機能(OLP)が誤作動してしまうおそれがある。
なお、オン・デューティは、入力電圧をVIN、トランスTの一次巻線P1の巻き数及び二次巻線S1の巻き数等で決まるフライバック電圧をVとそれぞれすると、
オン・デューティ={V/(V+VIN)}*100
で表すことができ、入力電圧のVINがOVとなると100パーセントになり、必ずある入力電圧で最大オン・デューティに達する。
次に、第1の実施の形態のスイッチング電源装置におけるコントローラIC1の具体的な回路構成について、図3を参照して説明する。
コントローラIC1は、図3を参照すると、N型のパワーMOSFETQ1(以下、MOSFETQ1と称す)と、ドライブ回路11と、ラッチ回路12と、リスタート回路13と、OSC(内部発振器)14と、定電流源15と、第1OLPタイマ16と、可変電圧Vと、基準電圧Vrefと、アンド回路AND1、AND2、AND3と、オア回路OR1と、フリップフロップFF1と、コンパレータCOMP1、COMP2、COMP3と、抵抗R2、R3、R4と、ダイオードD3とを備えている。
D/ST端子には、MOSFETQ1のドレイン端子が接続されていると共に、S/OCP端子には、MOSFETQ1のソース端子が接続され、MOSFETQ1のゲート端子には、MOSFETQ1のON/OFFを制御するドライブ回路11が接続されている。ドライブ回路11には、アンド回路AND1の出力が入力され、アンド回路AND1の入力端子には、ラッチ回路12の反転出力とリスタート回路13の反転出力とオア回路OR1の反転出力とが入力されている。これにより、アンド回路AND1は、ラッチ回路12、リスタート回路13及びオア回路OR1の出力信号が全てLレベルである場合に、Hレベルの信号を出力し、ドライブ回路11によってMOSFETQ1がオンされることになる。
オア回路OR1の入力端子には、OSC(内部発振器)14の出力とフリップフロップFF1のQ端子の反転出力とが入力され、フリップフロップFF1のS端子には、OSC(内部発振器)14の出力が、フリップフロップFF1のR端子には、コンパレータCOMP1の出力とコンパレータCOMP2の出力とが入力されている。これにより、通常動作時には、ラッチ回路12及びリスタート回路13の出力信号はLレベルであるため、OSC(内部発振器)14の出力信号がLレベルで、且つフリップフロップFF1がセットされてQ端子の出力信号がHレベルである場合にオア回路OR1の出力信号がLレベルとなり、MOSFETQ1がオンされることになる。
S/OCP端子とMOSFETQ1のソース端子との接続点は、コンパレータCOMP1の非反転端子とコンパレータCOMP2の非反転端子とにそれぞれ接続されている。コンパレータCOMP2の反転端子には、通常動作時には過電流閾値に設定されている可変電圧Vが接続されている。これにより、通常動作時には、スイッチング素子であるMOSFETQ1を流れるドレイン電流に対応した電圧信号Vocpが過電流閾値以上である場合に、過電流保護機能(OCP)が実行される。すなわち、コンパレータCOMP2の出力信号がHレベルになることで、フリップフロップFF1がリセットされて、オア回路OR1の出力信号がHレベルとなり、MOSFETQ1がオフされる。
FB/OLP端子とGND端子との間には、ダイオードD3、抵抗R2及び抵抗R3が直列で接続され、FB/OLP端子と基準電圧Regとの間には、抵抗R4が接続されている。また、抵抗R2と抵抗R3との接続点がコンパレータCOMP1の反転端子に接続されている。これにより、コンパレータCOMP1において、電圧信号Vocpと分圧された電圧信号VFBとが比較され、電圧信号Vocpが分圧された電圧信号VFB以上である場合に、コンパレータCOMP2の出力信号がHレベルになることで、フリップフロップFF1がリセットされて、MOSFETQ1がオフされ、FB信号に基づいてMOSFETQ1のデューティ比を制御するフィードバック制御が行われる。
また、FB/OLP端子には、定電流源15とコンパレータCOMP3の非反転端子とが接続され、コンパレータCOMP3の反転端子には、過負荷閾値に設定されている基準電圧Vrefが接続されている。FB信号が2次側の発光ダイオードPCDから1次側の受光トランジスタPCTRに送信されない場合には、定電流源15によってFB/OLP端子とGND端子との間に接続されたコンデンサC4が充電され、FB/OLP端子の電圧信号VFBが上昇し、電圧信号VFBが過負荷閾値Vref以上になるとコンパレータCOMP3の出力信号がHレベルとなる。
コンパレータCOMP3の出力端子は、第1OLPタイマ16の入力端子に接続され、コンパレータCOMP3の出力信号がHレベルとなると、第1OLPタイマ16は、予め設定された所定時間T0をカウント後、Hレベルのワンショットパルス信号を出力する。なお、第1OLPタイマ16は、カウンター及びCRの時定数等で構成されたタイマ回路であり、コンパレータCOMP3からの出力信号がHレベルの間は、カウントを継続し、所定時間T0のカウント中であっても、コンパレータCOMP3からの出力信号がHレベルからLレベルに切り替わった時点でリセットされ、カウント動作を停止する。
第1OLPタイマ16の出力信号は、可変電圧Vに入力され、第1OLPタイマ16のタイマカウント終了時にはワンショットパルス信号が出力され、可変電圧Vが過負荷判定閾値に切り換えられる。従って、ワンショットパルス信号の入力時には、コンパレータCOMP2で電圧信号Vocpと過負荷判定閾値とが比較され、電圧信号Vocpが過負荷判定閾値未満の場合にLレベルの出力信号が、電圧信号Vocpが過負荷判定閾値以上である場合にHレベルの出力信号がコンパレータCOMP2からそれぞれ出力される。
アンド回路AND2の入力端子には、第1OLPタイマ16の出力とコンパレータCOMP2の出力とが入力され、アンド回路AND2の出力信号は、ラッチ回路12に入力される。これにより、第1OLPタイマ16からのワンショットパルス信号の出力時に、電圧信号Vocpが過負荷判定閾値以上である場合には、アンド回路AND2の出力信号はHレベルとなり、過負荷(OLP)状態であると判定され、当該状態がラッチ回路12によって保持され、過負荷保護機能が作動する。従って、第1OLPタイマ16のカウントが終了して過負荷保護機能が作動することになり、第1OLPタイマ16のカウントする所定時間がT0msであり、第1OLPタイマ16から出力されるワンショットパルス信号のパルス幅がT0msよりも十分に小さい値であるとすると、過負荷状態が持続していれば、過負荷状態の検出から過負荷保護機能が作動するまで約T0msとなる。
アンド回路AND3には、第1OLPタイマ16の出力とコンパレータCOMP2の反転出力とが入力され、アンド回路AND3の出力信号は、リスタート回路13に入力される。これにより、第1OLPタイマ16からのワンショットパルス信号の出力時に、電圧信号Vocpが過負荷判定閾値未満の場合には、アンド回路AND3の出力信号はHレベルとなり、電源停止状態であると判定され、リスタート回路13がセットされ、リスタート動作が実行される。
次に第1の実施の形態において、商用交流電源ACがオフされて第1OLPタイマ16がカウントを開始し、第1OLPタイマ16のカウント終了時に電圧信号Vocpが過負荷判定閾値未満であった場合の動作について図4を参照して詳細に説明する。
図4は、図3の各部の信号波形及び動作波形を示したもので、(a)は商用交流電源ACのオンオフ信号、(b)はVcc端子の電圧信号、(c)はFB/OLP端子に入力される電圧信号VFB、(d)はS/OCP端子に入力されるVOCP、(e)はコンパレータCOMP3の出力信号、(f)は第1OLPタイマ16の出力信号、(g)は可変電圧Vの電圧信号、(h)はアンド回路AND2の出力信号、(i)はアンド回路AND3の出力信号、(j)はリスタート回路13の出力信号をそれぞれ示している。
図4(a)に示すように、通常動作中に時刻t0で商用交流電源ACがオフ(遮断)されると、MOSFETQ1を流れるドレイン電流、すなわち当該電流に対応する電圧信号VOCPのピーク値は、図4(d)に示すように、商用交流電源AC遮断後、平滑コンデンサC1の蓄積電荷が2次側に送られるため、一端上昇するが、その後蓄積電荷放電し、急激に小さくなる(期間T1参照)。また、出力電圧が低下するため2次側から1次側へのFB信号もなくなってしまい、受光トランジスタPCTRに電流が流れなくなるため、定電流源15によってコンデンサC3に電荷が蓄積され、FB/OLP端子に入力される電圧信号VFBが図4(c)に示すように上昇していく。
電圧信号VFBが上昇し、時刻t1にて過負荷閾値以上になると、図4(e)に示すように、コンパレータCOMP3の出力信号がHレベルになり、第1OLPタイマ16がスタートし、予め設定された所定時間T0のカウントを開始する。第1OLPタイマ16は、時刻t1〜t2の期間で予め設定された所定時間T0をカウント後、図4(f)に示すように、時刻t2でHレベルのワンショットパルス信号(例えばパルス幅1ms)を出力する。
第1OLPタイマ16から出力されるワンショットパルス信号によって、図4(g)に示すように、可変電圧Vが過電流閾値から過負荷判定閾値に切り換えられ、コンパレータCOMP2でS/OCP端子に入力される電圧信号Vocpと過負荷判定閾値とが比較され、電源停止状態であるか、過負荷状態であるかが判定される。なお、過負荷判定閾値は、過電流閾値の20〜80%の範囲で適宜設定され、図4に示す例では、過電流閾値の50%とした。
図4に示すように、時刻t2〜t3の期間で電圧信号Vocpが過負荷判定閾値未満の場合には、電源停止状態と判定され、コンパレータCOMP2からLレベルの出力信号が出力されることになり、図4(i)に示すように、アンド回路AND3の出力信号がHレベルとなり、リスタート回路13がセットされ、リスタート動作が実行される。
時刻t3でリスタート回路13がセットされると、リスタート回路13は、図4(j)に示すように、Hレベルの出力信号を出力し、アンド回路AND1の出力信号がLレベルとなってMOSFETQ1のスイッチング動作が停止されると共に、FB/OLP端子が接地され、図4(c)に示すように、電圧信号VFBが0電位となる。
なお、電圧信号Vocpが過負荷判定閾値以上になり過負荷状態と判定された場合には、コンパレータCOMP2からHレベルの出力信号が出力されることになり、図4(h)に示すアンド回路AND2の出力信号がHレベルとなり、ラッチ回路12がセットされる。ラッチ回路12がセットされると、ラッチ回路12は、Hレベルの出力信号を出力し、アンド回路AND1の出力信号がLレベルとなってMOSFETQ1のスイッチング動作が停止され、過負荷保護状態が保持されると共に、図示しない起動回路によってコントロールICの電源電圧Vccを供給する。
次に、図4(b)に示すように、時刻t4でコントロールICの電源電圧Vccが動作停止電圧になると、コントローラIC1の内部回路は一度リセットされ、初期状態となる。コントローラIC1が初期状態となり、図4(a)に示すように、時刻t5で商用交流電源ACがオン(投入)されると、図示しない起動回路によって、コンデンサC3が充電され、図4(b)に示すように、コントロールICの電源電圧Vccが上昇し、時刻t6でコントロールICの電源電圧Vccが動作開始電圧に達するとコントローラIC1が起動され、スイッチング動作が開始される。なお、時刻t7において、コンデンサC2の電圧が定格電圧まで立ち上がっていないので、発振開始直後の電圧信号VFBが過負荷閾値以上になり、図4(e)に示すように、コンパレータCOMP3の出力信号がHレベルになり、第1OLPタイマ16がスタートする。しかし、第1OLPタイマ16がカウントする所定時間T0が経過する以前の時刻t8に、商用交流電源ACの復帰により出力電圧が設定電圧まで上昇する。出力電圧が設定電圧に上昇すると、フィードバック電圧信号VFBが過負荷閾値未満に低下し、図4(e)に示すように、コンパレータCOMP3の出力信号はLレベルになり、再スタートした第1OLPタイマ16もリセットされる。換言すると、初期状態から商用交流電源ACがオン(投入)され、コントローラIC1の起動時の過負荷期間よりも第1OLPタイマ16でカウントする所定時間T0は長く設定されており、起動時にフィードバック電圧信号VFBが過負荷閾値以上になっても過負荷が検出されないようになっている。
以上のように、第1の実施の形態によれば、過負荷状態が所定時間T0継続して検出された場合に、MOSFETQ1に流れるVOCPが過電流閾値よりも小さく設定された過負荷判定閾値以上か否かを判定し、MOSFETQ1に流れるVOCPが過負荷判定閾値以上であると判定されると、MOSFETQ1をオフ状態に保持する過負荷保護機能を作動させるように構成されている。これにより、瞬断時における過負荷保護機能の誤作動を確実に防止することができるという効果を奏する。
さらに、第1の実施の形態によれば、過負荷状態の継続をカウントする所定時間T0は、コントローラICの起動時の過負荷期間よりも長く設定されている。これにより、コントローラIC1の再起動時における過負荷保護機能の誤作動を防止することができる。
さらに、第1の実施の形態によれば、MOSFETQ1に流れるVOCPが過負荷判定閾値未満であると判定された場合に、コントローラIC1用の電源電圧が動作停止電圧になるまでMOSFETQ1のオン/オフ制御を停止させるように構成されている。これにより、瞬断時におけるコントローラIC1の再起動時を速やかに行うことができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態のスイッチング電源装置のコントローラIC1における過負荷保護の動作について、図5を参照して説明する。
コントローラIC1は、FB/OLP端子に入力される電圧信号VFBと予め設定された過負荷閾値とを比較することで、電圧信号VFBが過負荷閾値以上であるか否かを判定し(ステップA1)、電圧信号VFBが過負荷閾値未満の場合には、通常動作時と判定し(ステップA2)、ステップA1、2の動作を繰り返す。
電圧信号VFBが過負荷閾値以上である場合には、コントローラIC1は、内蔵の第1OLPタイマのカウントをスタートさせ(ステップA3)、電圧信号VFBが過負荷閾値以上であるか否か(ステップA4)、第1OLPタイマのカウントが終了するか否か(ステップA5)を監視する。ステップA4で電圧信号VFBが過負荷閾値以上でなくなった場合、すなわち第1OLPタイマのカウント中に電圧信号VFBが過負荷閾値未満になった場合には、コントローラIC1は、過負荷状態ではないと判定し(ステップA6)、第1OLPタイマをリセットしてカウントを中止させた後(ステップA7)、ステップA1の処理に戻る。
ステップA5で第1OLPタイマのカウントが終了、すなわち電圧信号VFBが過負荷閾値以上である状態が予め設定された時間(第1OLPタイマのカウント時間)継続した場合には、コントローラIC1は、スイッチング素子を流れる電流に対応した電圧信号Vocpが予め設定された過負荷判定閾値以上であるか否かを判定し(ステップB1)、ステップB1で電圧信号Vocpが過負荷判定閾値未満である場合には、ステップA1の処理に戻る。これにより、電圧信号VFBが過負荷閾値以上であり、且つ電圧信号Vocpが過負荷判定閾値未満である場合には、第1OLPタイマのカウントが繰り返されることになる。
ステップB1で電圧信号Vocpが過負荷判定閾値以上である場合には、コントローラIC1は、内蔵の第2OLPタイマのカウントをスタートさせ(ステップB2)、電圧信号VFBが過負荷閾値以上であるか否か(ステップB3)、第2OLPタイマのカウントが終了するか否か(ステップB4)を監視する。ステップB3で電圧信号VFBが過負荷閾値以上でなくなった場合、すなわち第2OLPタイマのカウント中に電圧信号VFBが過負荷閾値未満になった場合には、コントローラIC1は、過負荷状態ではないと判定し(ステップA6)、第1及び第2OLPタイマをリセットしてカウントを中止させた後(ステップA7)、ステップA1の処理に戻る。
ステップB4で第2OLPタイマのカウントが終了、すなわち電圧信号VFBが過負荷閾値以上である状態が予め設定された時間(第2OLPタイマのカウント時間)継続した場合には、コントローラIC1は、スイッチング素子を流れる電流に対応した電圧信号Vocpが予め設定された過負荷判定閾値以上であるか否かを判定する(ステップB5)。
ステップB5で電圧信号Vocpが過負荷判定閾値未満である場合には、ステップA1の処理に戻る。一方、ステップB5で電圧信号Vocpが過負荷判定閾値以上である場合には、過負荷状態であると判定し(ステップA9)、内蔵のラッチ回路をセットすることで、スイッチング動作を停止させて(ステップA10)、2次側への電力の供給を停止させる過負荷保護機能を作動させ、当該状態を保持する(ステップA11)。
なお、ステップB1、B5で電圧信号Vocpと比較する過負荷判定閾値は、第1及び第2OLPタイマのカウント終了直後に、電圧信号Vocpに基づいて過負荷状態か否かを判定するための閾値であり、OCP(過電流保護)機能で用いられる過電流閾値よりも低い、過電流閾値の20%〜80%の範囲に設定されている。
次に、第2の実施の形態のスイッチング電源装置におけるコントローラIC1の具体的な回路構成について、図6を参照して説明する。
第2の実施の形態は、リスタート回路13の替わりに第2OLPタイマ17が設けられたコントローラIC1を用いる点で第1の実施の形態と異なっている。以下、第1の実施の形態と異なる回路構成について説明し、第1の実施の形態と同一の回路構成については説明を省略する。
アンド回路AND2の入力端子には、第1OLPタイマ16の出力とコンパレータCOMP2の出力とが入力され、アンド回路AND2の出力端子は、第2OLPタイマ17にの入力端子に接続されている。アンド回路AND2の出力信号がHレベル、すなわち第1OLPタイマ16からのワンショットパルス信号の出力時に、電圧信号Vocpが過負荷判定閾値以上である場合には、第2OLPタイマ17は、予め設定された所定時間T3をカウント後、Hレベルのワンショットパルス信号を出力する。なお、第1OLPタイマ16は、所定時間T0のカウント中であっても、コンパレータCOMP3からの出力信号がHレベルからLレベルに切り替わった時点でリセットされ、カウント動作を停止する。また、第2OLPタイマ17は、第1OLPタイマ16と同様にコンパレータCOMP3からの出力信号がHレベルの間は、カウントを継続し、所定時間T3のカウント中であっても、コンパレータCOMP3からの出力信号がHレベルからLレベルに切り替わった時点でリセットされ、カウント動作を停止する。
なお、第2の実施の形態では、第1OLPタイマ16と第2OLPタイマ17とを別構成としたが、第1OLPタイマ16と第2OLPタイマ17とを共通化、すなわち1個のタイマ回路で構成することができる。図7にCRの時定数を用いて第1OLPタイマ16と第2OLPタイマ17とを共通化したタイマ回路例を示す。図7に示すタイマ回路においては、スイッチ19がオンされると定電流源18によってコンデンサC5が充電され、コンパレータCOMP4及びCOMP5によってコンデンサC5の電圧と抵抗R5〜R7によって分圧された電圧とを比較することで第1OLPタイマ16及び第2OLPタイマ17の機能を実現している。コンパレータCOMP4の出力が第1OLPタイマ16に出力に対応すると共に、コンパレータCOMP5の出力が第2OLPタイマ17に出力に対応する。また、論理回路によるカウンタ回路を用いて第1OLPタイマ16のカウント時間と第2OLPタイマ17のカウント時間をカウントしても良い。
アンド回路AND4には、第2OLPタイマ17の出力とコンパレータCOMP2の出力とが入力され、アンド回路AND3の出力信号は、ラッチ回路12に入力される。これにより、第2OLPタイマ17からのワンショットパルス信号の出力時に、電圧信号Vocpが過負荷判定閾値以上の場合には、過負荷(OLP)状態であると判定され、当該状態がラッチ回路12によって保持され、過負荷保護機能が作動する。従って、第1OLPタイマ16のカウントが終了した後に、第2OLPタイマ17のカウントが終了して過負荷保護機能が作動することになり、第1OLPタイマ16及び第2OLPタイマ17のカウントする所定時間T0、T3msでそれぞれであり、第1OLPタイマ16及び第2OLPタイマ17から出力されるワンショットパルス信号のパルス幅がT0、T3msよりも十分に小さい値であるとすると、過負荷状態が持続していれば、過負荷状態の検出から過負荷保護機能が作動するまで約(T0+T3)msとなる。
第1OLPタイマ16及び第2OLPタイマ17がそれぞれカウントする所定時間T0、T3は、少なくともT0とT3とを合計した時間がコントローラIC1の起動時の過負荷期間よりも長く設定されており、起動時にフィードバック電圧信号VFBが過負荷閾値以上になっても過負荷が検出されないようになっている。また、負荷(RL)3がモータ負荷である場合には、モータ駆動時に通常の数倍の電流が流れる期間が数10ms〜数100msになり、当該期間中は過負荷状態で使用される場合も想定される。従って、このような場合には、モータ駆動時に通常の数倍の電流が流れる期間よりも、第1OLPタイマ16でカウントする所定時間T0と第2OLPタイマ17でカウントする所定時間T3を加算した時間が長くなるように設定すると良い。
次に第2の実施の形態において、商用交流電源ACがオフされて第1OLPタイマ16がカウントを開始し、第1OLPタイマ16のカウント中にコントロールICの電源電圧Vccが動作停止電圧に達した場合の動作について図8を参照して詳細に説明する。
図8は、図6の各部の信号波形及び動作波形を示したもので、(a)は商用交流電源ACのオンオフ信号、(b)はVcc端子の電圧信号、(c)はFB/OLP端子に入力される電圧信号VFB、(d)はS/OCP端子に入力されるVOCP、(e)はコンパレータCOMP3の出力信号、(f)は第1OLPタイマ16の出力信号、(g)は可変電圧Vの電圧信号、(h)はアンド回路AND2の出力信号、(i)は第2OLPタイマ17の出力信号、(j)はアンド回路AND4の出力信号をそれぞれ示している。
図8(a)に示すように、通常動作中に時刻t10で商用交流電源ACがオフ(遮断)されると、MOSFETQ1を流れるドレイン電流、すなわち当該ドレイン電流に対応する電圧信号VOCPのピーク値は、図8(d)に示すように、商用交流電源AC遮断後、平滑コンデンサC1の蓄積電荷が2次側に送られるため、一端上昇するが、その後蓄積電荷放電し、急激に小さくなる(期間T1参照)。また、出力電圧が低下するため2次側から1次側へのFB信号もなくなってしまい、受光トランジスタPCTRに電流が流れなくなるため、定電流源15によってコンデンサC4に電荷が蓄積され、FB/OLP端子に入力される電圧信号VFBが図8(c)に示すように上昇していく。
電圧信号VFBが上昇し、時刻t11にて過負荷閾値以上になると、図8(e)に示すように、コンパレータCOMP3の出力信号がHレベルになり、第1OLPタイマ16がスタートし、予め設定された所定時間T0のカウントを開始する。第1OLPタイマ16は、時刻t11〜t12の期間で予め設定された所定時間T0をカウント後、図8(f)に示すように、時刻t12でHレベルのワンショットパルス信号(例えばパルス幅1ms)を出力する。第1OLPタイマ16から出力されるワンショットパルス信号によって、図8(g)に示すように、可変電圧Vが過電流閾値から過負荷判定閾値に切り換えられ、コンパレータCOMP2でS/OCP端子に入力される電圧信号Vocpと過負荷判定閾値とが比較される。なお、過負荷判定閾値は、過電流閾値の20〜80%の範囲で適宜設定され、図8に示す例では、過電流閾値の50%とした。
図8に示す例のように、時刻t12〜t13の期間で電圧信号Vocpが過負荷判定閾値未満であり、依然として電圧信号VFBが過負荷閾値以上である場合には、コンパレータCOMP3の出力信号がHレベルのままであるため、第1OLPタイマ16が再スタートし、予め設定された所定時間T0のカウントを開始する。
図8(b)に示すように、時刻t13から時間T2(T2<所定時間T0)経過した時点の時刻t14で、コントロールICの電源電圧Vccが動作停止電圧になると、コントローラIC1の内部回路は一度リセットされ、コントローラIC1が初期状態となる。これにより、図8(c)に示すように、電圧信号VFBが0電位となることで、図8(e)に示すように、コンパレータCOMP3の出力信号もLレベルとなり、再スタートした第1OLPタイマ16もリセットされる。なお、時刻t14までの期間は平滑コンデンサC3によって、コントロールICの電源電圧Vccが動作停止電圧以上に維持され、電圧信号VFBも過負荷閾値以上に維持されている。
次に、図8(a)に示すように、時刻t15で商用交流電源ACがオン(投入)されると、図示しない起動回路によって、コンデンサC3が充電され、図8(b)に示すように、コントロールICの電源電圧Vccが上昇し、時刻t16でコントロールICの電源電圧Vccが動作開始電圧になるとコントローラIC1が起動され、スイッチング動作が開始される。
次に第2の実施の形態において、商用交流電源ACがオフされて第1OLPタイマ16がカウントを開始し、第1OLPタイマ16のカウント中に商用交流電源ACがオン(投入)された場合の動作について図9を参照して詳細に説明する。
図9は、図6の各部の信号波形及び動作波形を示したもので、(a)は商用交流電源ACのオンオフ信号、(b)はVcc端子の電圧信号、(c)はFB/OLP端子に入力される電圧信号VFB、(d)はS/OCP端子に入力されるVOCP、(e)はコンパレータCOMP3の出力信号、(f)は第1OLPタイマ16の出力信号、(g)は可変電圧Vの電圧信号、(h)はアンド回路AND2の出力信号、(i)は第2OLPタイマ17の出力信号、(j)はアンド回路AND4の出力信号をそれぞれ示している。
図9(a)に示すように、通常動作中に時刻t20で商用交流電源ACがオフ(遮断)されると、MOSFETQ1を流れるドレイン電流、すなわち当該ドレイン電流に対応する電圧信号VOCPのピーク値は、図9(d)に示すように、商用交流電源AC遮断後、平滑コンデンサC1の蓄積電荷が2次側に送られるため、一端上昇するが、その後蓄積電荷放電し、急激に小さくなる(期間T1参照)。また、出力電圧が低下するため2次側から1次側へのFB信号もなくなってしまい、受光トランジスタPCTRに電流が流れなくなるため、定電流源15によってコンデンサC4に電荷が蓄積され、FB/OLP端子に入力される電圧信号VFBが図9(c)に示すように上昇していく。
電圧信号VFBが上昇し、時刻t21にて過負荷閾値以上になると、図9(e)に示すように、コンパレータCOMP3の出力信号がHレベルになり、第1OLPタイマ16がスタートし、予め設定された所定時間T0のカウントを開始する。第1OLPタイマ16は、時刻t21〜t22の期間で予め設定された所定時間T0をカウント後、図9(f)に示すように、時刻t22でHレベルのワンショットパルス信号(例えばパルス幅1ms)を出力する。
第1OLPタイマ16から出力されるワンショットパルス信号によって、図9(g)に示すように、可変電圧Vが過電流閾値から過負荷判定閾値に切り換えられ、コンパレータCOMP2でS/OCP端子に入力される電圧信号Vocpと過負荷判定閾値とが比較される。
図9に示す例のように、時刻t22〜t23の期間で電圧信号Vocpが過負荷判定閾値未満であり、依然として電圧信号VFBが過負荷閾値以上である場合には、コンパレータCOMP3の出力信号がHレベルのままであるため、第1OLPタイマ16が再スタートし、予め設定された所定時間T0のカウントを開始する。
図9(a)に示すように、時刻t23から時間T4(T4<所定時間T0)経過した時点の時刻t24で、商用交流電源ACがオン(投入)されると、スイッチング動作が再開される。第1OLPタイマ16は、時刻t23〜t25の期間で予め設定された所定時間T0をカウント後、図9(f)に示すように、時刻t25でHレベルのワンショットパルス信号(例えばパルス幅1ms)を出力する。第1OLPタイマ16から出力されるワンショットパルス信号によって、図9(g)に示すように、可変電圧Vが過電流閾値から過負荷判定閾値に切り換えられ、コンパレータCOMP2でS/OCP端子に入力される電圧信号Vocpと過負荷判定閾値とが比較される。
図9に示す例のように、時刻t25〜t26の期間では、スイッチング動作が再開され、電圧信号Vocpが過負荷判定閾値以上であり、依然として電圧信号VFBが過負荷閾値以上である場合には、コンパレータCOMP3の出力信号がHレベルのままであるため、第2OLPタイマ17がスタートし、予め設定された所定時間T3のカウントを開始する。しかし、第2OLPタイマ17がカウントする所定時間T3が経過する以前の時刻t27に、商用交流電源ACの復帰により出力電圧が設定電圧まで上昇するため、フィードバック電圧信号VFBが過負荷閾値未満に低下し、図9(e)に示すように、第1OLPタイマ16及び第2OLPタイマ17がリセットされ、ラッチ判定の機能、すなわち過負荷状態を判定する機能は解除される。
以上のように、第2の実施の形態によれば、過負荷状態が所定時間T0継続して検出された場合に、MOSFETQ1に流れるVOCPが過電流閾値よりも小さく設定された過負荷判定閾値以上か否かを判定し、MOSFETQ1に流れるVOCPが過負荷判定閾値以上であると判定され、更に過負荷状態が所定時間T3継続して検出された場合に、再度MOSFETQ1に流れるVOCPが過電流閾値よりも小さく設定された過負荷判定閾値以上か否かを判定し、MOSFETQ1に流れるVOCPが過負荷判定閾値以上であると判定されると、MOSFETQ1をオフ状態に保持する過負荷保護機能を作動させるように構成されている。これにより、瞬断後、MOSFETQ1に流れるVOCPを判定するタイミングの直前で商用交流電源ACが復帰した場合でも、MOSFETQ1に流れるVOCPの判定をタイミングを変えて2回行っているため、瞬断時における過負荷保護機能の誤作動をさらに確実に防止することができるという効果を奏する。
さらに、第2の実施の形態によれば、過負荷状態の継続をカウントする所定時間T0及び所定時間T3は、コントローラICの起動時の過負荷期間よりも長く設定されている。これにより、コントローラIC1の再起動時における過負荷保護機能の誤作動を防止することができる。
さらに、第2の実施の形態によれば、過負荷状態での使用が想定される想定時間よりも、過負荷状態の継続をカウントする所定時間T0と所定時間T3とを加算した時間が長くなるように設定されている。これにより、想定される過負荷期間が比較的長い場合であっても、過負荷保護機能の誤作動を防止することができる。
さらに、第2の実施の形態によれば、MOSFETQ1に流れるVOCPが過負荷判定閾値未満であると判定された後、再度過負荷が所定時間T0継続して検出された場合に、MOSFETQ1に流れるVOCPが前記過電流閾値よりも小さく設定された過負荷判定閾値以上か否かを再度判定するように構成されている。これにより、瞬断時に、過負荷保護機能が誤作動することなく、コントローラIC1の再起動時を確実に行うことができる。
以上、本発明を具体的な実施形態で説明したが、上記実施形態は一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更して実施できることは言うまでも無い。
1 コントローラIC
2 エラーアンプ(E/A)
3 負荷(RL)
11 ドライブ回路
12 ラッチ回路
13 リスタート回路
14 OSC(内部発振器)
15、18 定電流源
16 第1OLPタイマ
17 第2OLPタイマ
18 定電流源
19 スイッチ
AND1、AND2、AND3、AND4 アンド回路
C1、C2、C3 平滑コンデンサ
C4、C5 コンデンサ
COMP1、COMP2、COMP3、COMP4、COMP5 コンパレータ
D1、D2、D3 ダイオード
DB 整流回路
FF1 フリップフロップ
PCD 発光ダイオード
PCTR 受光トランジスタ
Q1 パワーMOSFET(MOSFET)
OR1 オア回路
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7 抵抗
T トランス
P1 一次巻線
P2 補助巻線
S1 二次巻線
可変電圧
ref 基準電圧

Claims (8)

  1. トランスの1次巻線に入力電力を印加し、前記トランスの1次巻線に接続されたスイッチング素子を、制御回路によってオン/オフ制御することにより、前記トランスの2次巻線に誘起される電圧を整流平滑して負荷に供給するスイッチング電源装置であって、
    前記スイッチング素子に流れる電流を過電流閾値以上になると過電流を検出する過電流検出回路と、
    該過電流検出回路によって前記過電流が検出されると前記スイッチング素子をオンからオフへ移行させる過電流保護回路と、
    前記過電流による過負荷状態を検出する過負荷検出回路と、
    該過負荷検出回路によって過負荷が第1所定時間継続して検出された場合に、前記スイッチング素子に流れる電流が前記過電流閾値よりも小さく設定された過負荷判定閾値以上か否かを判定する過負荷判定回路と、
    該過負荷判定回路によって前記スイッチング素子に流れる電流が前記過負荷判定閾値以上であると判定された場合に、前記スイッチング素子をオフ状態に保持する過負荷保護機能を作動させる過負荷保護回路とを具備することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記第1所定時間は、前記制御回路の起動時の過負荷期間よりも長く設定されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記過負荷判定回路によって前記スイッチング素子に流れる電流が前記過負荷判定閾値未満であると判定された場合に、前記制御回路用の電源電圧が動作停止電圧になるまで前記スイッチング素子のオン/オフ制御を停止させるリスタート回路を具備することを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチング電源装置。
  4. トランスの1次巻線に入力電力を印加し、前記トランスの1次巻線に接続されたスイッチング素子を、制御回路によってオン/オフ制御することにより、前記トランスの2次巻線に誘起される電圧を整流平滑して負荷に供給するスイッチング電源装置であって、
    前記スイッチング素子に流れる電流を過電流閾値以上になると過電流を検出する過電流検出回路と、
    該過電流検出回路によって前記過電流が検出されると前記スイッチング素子をオンからオフへ移行させる過電流保護回路と、
    前記過電流による過負荷状態を検出する過負荷検出回路と、
    該過負荷検出回路によって過負荷が第1所定時間継続して検出された場合に、前記スイッチング素子に流れる電流が前記過電流閾値よりも小さく設定された過負荷判定閾値以上か否かを判定する第1過負荷判定回路と、
    該第1過負荷判定回路によって前記スイッチング素子に流れる電流が前記過負荷判定閾値以上であると判定された後、前記過負荷検出回路によって過負荷が第2所定時間継続して検出された場合に、前記スイッチング素子をオフ状態に保持する過負荷保護機能を作動させる第2過負荷保護回路とを具備することを特徴とするスイッチング電源装置。
  5. 前記第1所定時間及び前記第2所定時間は、前記制御回路の起動時の過負荷期間よりも長く設定されていることを特徴とする請求項4記載のスイッチング電源装置。
  6. 過負荷状態での使用が想定される想定時間よりも、前記第1所定時間と前記第2所定時間とを加算した時間が長くなるように設定されていることを特徴とする請求項4又は5記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記第1過負荷判定回路は、前記スイッチング素子に流れる電流が前記過負荷判定閾値未満であると判定した後、再度前記過負荷検出回路によって過負荷が第1所定時間継続して検出された場合に、前記スイッチング素子に流れる電流が前記過電流閾値よりも小さく設定された過負荷判定閾値以上か否かを再度判定することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  8. 前記過負荷判定閾値は、前記過電流閾値の20%から80%の範囲で設定されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
JP2011052523A 2011-03-10 2011-03-10 スイッチング電源装置 Active JP5640830B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011052523A JP5640830B2 (ja) 2011-03-10 2011-03-10 スイッチング電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011052523A JP5640830B2 (ja) 2011-03-10 2011-03-10 スイッチング電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012191735A true JP2012191735A (ja) 2012-10-04
JP5640830B2 JP5640830B2 (ja) 2014-12-17

Family

ID=47084318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011052523A Active JP5640830B2 (ja) 2011-03-10 2011-03-10 スイッチング電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5640830B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3279617A1 (en) * 2016-08-03 2018-02-07 Yokogawa Electric Corporation Drive circuit and electromagnetic flowmeter
US10630186B2 (en) 2016-08-30 2020-04-21 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Switching power supply device and semiconductor device
US10630187B2 (en) 2016-08-30 2020-04-21 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Switching power supply device and semiconductor device
US11171480B2 (en) 2016-08-30 2021-11-09 Nuvoton Technology Corporation Japan Switching power supply device and semiconductor device
JP7314783B2 (ja) 2019-12-02 2023-07-26 富士電機株式会社 スイッチング制御回路、電源回路

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62268360A (ja) * 1986-05-05 1987-11-20 モトロ−ラ・インコ−ポレ−テツド パルス幅変調制御装置
JPH0956152A (ja) * 1995-08-09 1997-02-25 Sony Corp スイッチングコンバータおよびその過負荷保護方法
JPH10337022A (ja) * 1997-06-02 1998-12-18 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置
JP2004112893A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Nissan Motor Co Ltd スイッチング電源装置
JP2007215316A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Fuji Electric Device Technology Co Ltd スイッチング電源制御回路
JP2008160917A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 電源制御回路
JP2009100498A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Panasonic Corp スイッチング電源装置
JP2009100591A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置
JP2010063304A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Sanken Electric Co Ltd Dc−dcコンバータ

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62268360A (ja) * 1986-05-05 1987-11-20 モトロ−ラ・インコ−ポレ−テツド パルス幅変調制御装置
JPH0956152A (ja) * 1995-08-09 1997-02-25 Sony Corp スイッチングコンバータおよびその過負荷保護方法
JPH10337022A (ja) * 1997-06-02 1998-12-18 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置
JP2004112893A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Nissan Motor Co Ltd スイッチング電源装置
JP2007215316A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Fuji Electric Device Technology Co Ltd スイッチング電源制御回路
JP2008160917A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 電源制御回路
JP2009100498A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Panasonic Corp スイッチング電源装置
JP2009100591A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置
JP2010063304A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Sanken Electric Co Ltd Dc−dcコンバータ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3279617A1 (en) * 2016-08-03 2018-02-07 Yokogawa Electric Corporation Drive circuit and electromagnetic flowmeter
JP2018021823A (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 横河電機株式会社 駆動回路および電磁流量計
CN107687877A (zh) * 2016-08-03 2018-02-13 横河电机株式会社 驱动电路及电磁流量计
US10514285B2 (en) 2016-08-03 2019-12-24 Yokogawa Electric Corporation Drive circuit and electromagnetic flowmeter
US10630186B2 (en) 2016-08-30 2020-04-21 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Switching power supply device and semiconductor device
US10630187B2 (en) 2016-08-30 2020-04-21 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Switching power supply device and semiconductor device
US11171480B2 (en) 2016-08-30 2021-11-09 Nuvoton Technology Corporation Japan Switching power supply device and semiconductor device
JP7314783B2 (ja) 2019-12-02 2023-07-26 富士電機株式会社 スイッチング制御回路、電源回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP5640830B2 (ja) 2014-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4735072B2 (ja) スイッチング電源装置
US9455639B2 (en) Switched-mode power supply device
JP5928506B2 (ja) スイッチング電源装置
US7116564B2 (en) Switching power supply unit and semiconductor device for switching power supply
JP4979536B2 (ja) スイッチング電源装置
JP5799537B2 (ja) スイッチング電源装置の制御回路及びスイッチング電源装置
US20140146581A1 (en) Power Controller with Over Power Protection
US20100157629A1 (en) Semiconductor laser apparatus
US20070274104A1 (en) Switching Power Supply Apparatus
JP6428360B2 (ja) 電源制御用半導体装置
JP6796136B2 (ja) スイッチング電源装置および半導体装置
JP2009165288A (ja) スイッチング電源装置
WO2008132501A2 (en) Switching power converters
JP5640830B2 (ja) スイッチング電源装置
US9318961B2 (en) Switching power-supply device
JP2004260977A (ja) Ac−dcコンバータ
JP5971074B2 (ja) スイッチング電源装置
WO2019164946A1 (en) Boost power factor correction conversion
JP2018148676A (ja) スイッチング電源制御用半導体装置
CN113726176B (zh) 具有延迟高压供电的转换电路、控制器及其延时高压供电方法
JP2010124573A (ja) スイッチング電源装置、及びそれに用いる半導体装置
JP7377072B2 (ja) スイッチングレギュレータ
US9966839B2 (en) Switching power supply device
WO2011158282A1 (ja) スイッチング電源装置およびその制御用半導体装置
JP6417715B2 (ja) 絶縁型直流電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140930

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141013

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5640830

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250