JP2012189787A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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裕 高橋
Kiyonori Tsuda
清典 津田
Takuji Yoneda
拓司 米田
Takeki Oshikawa
雄樹 押川
Emi Kita
恵美 北
Koichi Utsunomiya
皓一 宇都宮
Hideo Yoshizawa
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Abstract

【課題】内圧上昇防止および現像剤の飛散防止のためのフィルタ交換作業の容易化を図ることができ、しかも、交換時等において直接的にフィルタに触れる必要がない現像装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像装置は、現像剤担持体と、現像剤が供給される現像剤担持体に供給される現像剤供給室を有する現像容器と、現像容器内に配置されて現像剤を回流させる搬送手段とを備える。現像容器の現像剤供給室は、装置内で発生した内圧を装置外に排出する排出口が開設される。現像剤の通過を阻止するとともにエアの通過を許容するフィルタ51と、フィルタ51を保持する保持部材52とを備えたフィルタ機構5にて排出口を塞ぐ。フィルタ機構5は、保持部材52の現像容器に対する着脱が可能であり、フィルタ51の保持部材52との一体的な装置外への取り出しおよび装置内への装着を可能とした。
【選択図】図11

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらを備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置、および画像形成装置に用いられる現像装置に関する。
画像形成装置における現像装置では、現像剤担持体の回転により発生した気流により周辺空気が現像装置内に吸い込まれる。このため、現像装置の内圧が上昇し、装置内外の圧力差によって、装置内に浮遊する現像剤が僅かな隙間から装置外へ飛散するおそれがある。
このため、従来には、内圧上昇を抑えるための構成が種々提案されている。例えば、真空吸引装置を備えたもの(特許文献1)、内圧の上昇を抑えるとともに浮遊するトナー(現像剤)をフィルタにて補集するもの(特許文献2および特許文献3)等がある。
すなわち、前記特許文献1に記載のものは、装置容器に圧抜き孔を設け、この圧抜き孔をフィルタを介して真空吸引装置を接続したものである。このため、真空吸引装置を介して内圧を抜くことになる。また、特許文献2および特許文献3に記載のものは、フィルタが、現像剤の通過を阻止するとともにエア(空気)の通過を許容するものである。このため、このフィルタが装着された開口部からの内圧抜きを行うとともに、現像剤の装置外への流出を防止できる。
しかしながら、前記特許文献1に記載のものでは、真空吸引装置を必要とし、大掛かりな装置となって、コスト高となる。また、フィルタを用いた場合、フィルタのメンテナンス作業および交換作業を必要とする。しかしながら、特許文献2では、装置からのフィルタの取り出しは直接的にフィルタを作業者が取り扱うものであり、操作性に劣ることになる。
また、前記特許文献3では、フィルタがフィルタ保持枠にて包囲された状態となっている。このため、交換作業等を行う場合、フィルタ保持枠を装置から取り出した後、このフィルタ保持枠からフィルタを取り出す必要がある。この場合、フィルタ保持枠は、フィルタ全体を包囲するものであって、この保持枠からのフィルタの取り出しが容易ではない。
本発明は、斯かる事情に鑑み、内圧上昇防止および現像剤の飛散防止のためのフィルタ交換作業の容易化を図ることができ、しかも、交換時等において直接的にフィルタに触れる必要がない現像装置および画像形成装置を提供しようとするものである。
本発明の現像装置は、現像剤担持体と、現像剤が供給される現像剤担持体に供給される現像剤供給室を有する現像容器と、この現像容器内に配置されて現像剤を回流させる搬送手段とを備え、前記現像容器の現像剤供給室は、装置内で発生した内圧を装置外に排出する排出口が開設された現像装置であって、現像剤の通過を阻止するとともにエアの通過を許容するフィルタと、このフィルタを保持する保持部材とを備えたフィルタ機構にて前記排出口を塞ぐとともに、前記フィルタ機構は、前記保持部材の現像容器に対する着脱が可能であり、前記フィルタの保持部材と一体的な装置外への取り出しおよび装置内への装着を可能としたものである。
本発明の現像装置によれば、フィルタ機構が装着されている状態では、フィルタ機構のフィルタによって、現像容器の排出口からの現像剤の飛散を防止できる。また、このフィルタはエアの通過を許容するので、装置内で発生した内圧を装置外に排出することができる。
また、フィルタ機構は、フィルタが一体的に保持部材に付設されるものであり、保持部材を装置外へ取り出せば、フィルタも装置外へ取り出すことができ、保持部材を装置内に装着すれば、フィルタも装置内に装着することができる。
前記フィルタ機構の保持部材には、保持部材操作用の取手部が設けられているのが好ましい。このように取手部を設けることによって、保持部材の取り扱いが容易となる。前記現像容器の排出口には、前記保持部材が着脱自在に装着される受け部が設けられているものが好ましい。
前記フィルタ機構のフィルタを、肉厚が3mm以上のスポンジ形状のシート体にて構成することができる。このようなシート体を用いることによって、フィルタがクッション性を備えることになる。
前記現像容器は、現像剤担持体の回転軸方向に沿って現像剤を搬送して現像剤担持体に供給する第1攪拌搬送手段を有する第1攪拌室と、第1攪拌室よりも下方に配置され、現像剤担持体から現像剤を回収して、第1攪拌搬送手段の搬送方向と同方向に搬送する第2攪拌搬送手段を有する第2攪拌室と、第1攪拌室よりも下方に配置され、該第1攪拌搬送手段により現像剤担持体に供給されずに第1攪拌室の搬送方向下流部まで搬送された現像剤と、第2攪拌搬送手段により現像剤担持体から回収され第2攪拌室の搬送方向下流部まで搬送された現像剤との供給を受け、第1攪拌搬送手段と逆方向に現像剤を搬送して下流側で第1攪拌搬送手段に受け渡す第3攪拌搬送手段を有する第3攪拌室とを備え、前記第1攪拌室が前記現像剤供給室を構成するものであってもよい。
本発明の感光体ユニットは、像担持体と、前記現像装置とを備えたものであり、本発明の画像形成装置は、現像装置を用いたものである。
本発明の現像装置では、フィルタ機構が装着されている状態では、装置外への現像剤に飛散を防止でき、しかも、装置内で発生した内圧を装置外に排出することができ、装置内外の圧力差を生じさせず、装置外への現像剤の飛散を安定して防止できる。
また、保持部材を装置外へ取り出せば、フィルタも装置外へ取り出すことができ、保持部材を装置内に装着すれば、フィルタも装置内に装着することができる。このため、メンテナンスやそのフィルタ交換の作業性向上を図ることができる。しかも、作業者(取り扱い者)は、フィルタに直接触れなくて済み、手や衣服を汚すおそれがなくなる。
保持部材に取手部を設けることによって、保持部材の取り扱いが容易となり、メンテナンスやそのフィルタ交換の作業性向上を一層図ることができ、作業時間の短縮を図ることができる。
保持部材が着脱自在に装着される受け部を設けたものでは、保持部材の装置内への装着および保持部材の装置外への取り出しの容易化を図ることができる。
フィルタがクッション性を備えるものでは、密封性に優れ、装置外への現像剤の飛散を安定して防止できる。
本発明の感光体ユニットでは、前記作用効果を奏する現像装置をそのまま用いることができ、現像剤の飛散を有効に防止できるとともに、フィルタのメンテナンスや交換を迅速かつ安定して行うことができる。また、本発明の画像形成装置では、前記作用効果を奏する現像装置をそのまま用いることができ、フィルタのメンテナンスや交換を迅速かつ安定して行うことができる。
本発明の画像形成装置の簡略図である。 本発明の現像装置の断面図である。 前記現像装置の現像容器の要部断面図である。 前記現像装置の現像容器の現像剤搬送方向上流側の断面図である。 前記現像装置の現像容器の現像剤搬送方向下流側の断面図である。 前記現像装置の現像剤の流れを示す模式図である。 前記現像装置の現像容器の現像剤搬送方向下流部の断面図である。 前記現像装置の現像容器の現像剤の嵩の変化を示す簡略図である。 フィルタ機構の斜視図である。 フィルタ機構の保持部材の正面図である。 フィルタ機構の保持部材の平面図である。 フィルタ機構の保持部材が装着されるケーシングの平面図である。
以下、図に示す実施例による本発明を実施するための形態を説明する。
図1は本発明にかかる画像形成装置の要部の概略構成図である。画像形成装置は、像担持体(潜像担持体)である感光体ドラム100の周囲に、帯電装置21、現像装置1、中間転写装置23、クリーニング装置28等が配設されている。また、これらの下方には露光装置22が設けられている。さらに、中間転写装置23の側方には2次転写装置25と定着装置27とが設けられている。
感光体ドラム100は、図中反時計回りに回転しながら、帯電装置21で一様に帯電され、露光装置22よりレーザーのような発光素子によって情報信号を露光されて静電潜像を形成される。感光体ドラム100上の静電潜像は、現像装置1によりトナー像化され、形成されたトナー像は中間転写装置23によって中間転写ベルト24の上に転写される。中間転写ベルト24上には、図示しない他の現像装置によるトナー像も転写可能であり、異なる色のトナーを重ねたカラー画像を作成することもできる。中間転写ベルト24上のトナー像は2次転写装置25によって転写紙26の上に転写され、更に定着装置27にて定着して永久画像を得る。感光体ドラム100上の転写残トナーはクリーニング装置28により除去され、感光体ドラム100は次の画像形成に供される。なお、感光体ドラム100と現像装置1等で感光体ユニットを構成することができる。
図2は現像装置の概略構成を示す断面図である。この現像装置1は、2成分現像剤を収容した現像容器2を備え、感光体ドラム100と対面した現像容器2の開口部に、現像剤担持体としての現像スリーブ11が感光体ドラム100と所定の間隔を開けて回転自在に設置されている。現像スリーブ11は非磁性材料の円筒形からなり、矢印の方向に回転する感光体ドラム100に対して、対向部が同方向に移動する向きに回転する。現像スリーブ11の内側には磁界発生手段のマグネットローラが、現像スリーブ11の回転に対して非回転に配置されている。マグネットローラは5つの磁極N1、S1、N2、N3、S2を有している。現像スリーブ11上方の現像容器2の部分には磁性部材の規制ブレード30が取付けられ、この規制ブレード30は、マグネットローラの鉛直方向最上点に略位置した磁極S2の近傍に向けて、現像スリーブ11と非接触に配置されている。
現像容器2内には第1攪拌搬送手段であるスクリュー4、第2攪拌搬送手段であるスクリュー6、第3攪拌搬送手段であるスクリュー7をそれぞれ収容する供給搬送路(第1攪拌室)2a、回収搬送路(第2攪拌室)2b、攪拌搬送路(第3攪拌室)2cの3つの現像剤搬送路が設けられている。供給搬送路2aと攪拌搬送路2cとは、斜め上下方向に配置されている。また、回収搬送路2bは、現像スリーブ11の現像領域下流側で、攪拌搬送路2cと略水平な側方に配置されている。このため、第1攪拌搬送手段と第2攪拌搬送手段と第3攪拌搬送手段とで、現像容器2内において、現像剤を回流させる搬送手段Mを構成する。
現像容器2内に収容された2成分現像剤は、スクリュー4、スクリュー7、スクリュー6の撹拌、搬送により供給搬送路2a、回収搬送路2b、攪拌搬送路2cを循環搬送されながら、供給搬送路2aより現像スリーブ11に供給される。現像スリーブ11に供給された現像剤は、マグネットローラの磁極N2により現像スリーブ11上に汲み上げられる。現像スリーブ11の回転にともない、現像スリーブ11上を磁極S2から磁極N1、磁極N1から磁極S1と搬送され、現像スリーブ11と感光体ドラム100とが対向した現像領域にいたる。その搬送の途上で現像剤は、規制ブレード30により磁極S2と共同して磁気的に層厚を規制され、現像スリーブ11上に現像剤の薄層が形成される。
現像スリーブ11内の現像領域に位置されたマグネットローラの磁極S1は現像主極であり、現像領域に搬送された現像剤は、磁極S1によって穂立ちして感光体ドラム100の表面に接触し、感光体ドラム100の表面に形成された静電潜像を現像する。潜像を現像した現像剤は、現像スリーブ11の回転にともない現像領域を通過し、搬送極N3を経て現像容器2内に戻され、磁極N2、N3の反発磁界により現像スリーブ11から離脱し、スクリュー6により回収搬送路2bに回収される。
供給搬送路2aと斜め下方の回収搬送路2bとは第1仕切り部材31によって仕切られている。回収搬送路2bと側方に配置される攪拌搬送路2cとは第2仕切り部材32によって仕切られているが、回収搬送路2bのスクリュー6による搬送方向下流部には、回収された現像剤を攪拌搬送路2cに供給するための現像剤供給用開口部が設けられている。図3は、スクリュー6による搬送方向下流部における回収搬送路2bと攪拌搬送路2cとの断面図であり、回収搬送路2bと攪拌搬送路2cとを連通する開口部2dが設けられている。
また、供給搬送路2aと斜め下方に配置される攪拌搬送路2cとは第3仕切り部材33により仕切られている。この場合、供給搬送路2aのスクリュー4による搬送方向上流部と下流部には、現像剤を供給するための現像剤供給用開口部が設けられている。図4はスクリュー7による搬送方向上流部における現像装置1の断面図であり、第3仕切り部材33に攪拌搬送路2cと供給搬送路2aとを連通する開口部2eが設けられている。また、図5はスクリュー7による搬送方向下流部における現像装置1の断面図であり、第3仕切り部材33に攪拌搬送路2cと供給搬送路2aとを連通する開口部2fが設けられている。
次に、3つの現像剤搬送路内での現像剤の循環について説明する。図6は、現像装置1内での現像剤の流れの模式図である。図6中の各矢印は現像剤の移動方向を示している。攪拌搬送路2cから現像剤の供給を受けた供給搬送路2aでは、現像スリーブ11に現像剤を供給しながら、スクリュー4の搬送方向下流側に現像剤を搬送する。そして、現像スリーブ11に供給されずに供給搬送路2aの搬送方向下流部まで搬送された余剰現像剤は第3仕切り部材33に設けられた第1現像剤供給用開口部としての開口部2fより攪拌搬送路2cに供給される。
また、スクリュー6により現像スリーブ11から回収搬送路2bに回収され、供給搬送路2aの現像剤と同方向に搬送方向下流部まで搬送された回収現像剤は第2仕切り部材32に設けられた第2現像剤供給用開口部としての開口部2dより攪拌搬送路2cに供給される。
攪拌搬送路2cでは、スクリュー7により供給された余剰現像剤と回収現像剤とを攪拌し、回収搬送路2b及び供給搬送路2aの現像剤と逆方向に搬送する。そして、攪拌搬送路2cの搬送方向下流側に搬送された現像剤は、第3仕切り部材33に設けられた第3現像剤供給用開口部としての開口部2eより供給搬送路2aの搬送方向上流部に供給される。
また、攪拌搬送路2cの下方には、トナー濃度センサ(図示省略)が設けられ、センサ出力により図示省略のトナー補給制御装置を作動し、トナー収容部(図示省略)からトナー補給を行っている。攪拌搬送路2cではスクリュー7によって、必要に応じてトナー補給口3から補給されるトナーを、回収現像剤及び余剰現像剤と攪拌しながら搬送方向下流側へ搬送する。トナーを補給する際にはスクリュー7の上流にて補給すると補給から現像までの攪拌時間を長くとれるので良い。
このように現像装置1では、供給搬送路2aと回収搬送路2bとを備え、現像剤の供給と回収とを異なる現像剤搬送路で行うので、現像済みの現像剤が供給搬送路2aに混入することがない。よって、供給搬送路2aの搬送方向下流側ほど現像スリーブ11に供給される現像剤のトナー濃度が低下することを防止することができる。また、回収搬送路2bと攪拌搬送路2cとを備え、現像剤の回収と攪拌とを異なる現像剤搬送路で行うので、現像済みの現像剤が攪拌の途中に落ちることがない。よって、十分に攪拌がなされた現像剤が供給搬送路2aに供給されるため、供給搬送路2aに供給される現像剤が攪拌不足となることを防止することができる。このように、供給搬送路2a内の現像剤のトナー濃度が低下することを防止し、供給搬送路2a内の現像剤が攪拌不足となることを防止することができるので現像時の画像濃度を一定にすることができる。
また、図4に示す供給搬送路2aの搬送方向上流部では、斜め下方に配置される攪拌搬送路2cから上方の供給搬送路2aへ現像剤を供給するものである。この現像剤の受け渡しは、スクリュー7の回転で現像剤を押し込むことにより、現像剤を盛り上がらせて開口部2eより現像剤を溢れさせて供給搬送路2aに現像剤を供給するものである。このような現像剤の移動は、現像剤に対してストレスを与えることになり、現像剤の寿命低下の一因となる。現像装置1では、供給搬送路2aを攪拌搬送路2cの斜め上方になるように配置することにより、供給搬送路2aを攪拌搬送路2cの垂直上方に設け、現像剤を持ち上げるものに比べて、上方への現像剤の移動における現像剤のストレスを軽減することができる。
図5に示すスクリュー7による搬送方向下流部では、上方に配置される供給搬送路2aから斜め下方に配置される攪拌搬送路2cへ現像剤を供給するために、供給搬送路2aと攪拌搬送路2cとを連通する開口部2fが設けられている。ここで、攪拌搬送路2cと供給搬送路2aとを仕切る第3仕切り部材33は、供給搬送路2aの最下点から上方に延伸しており、開口部2fは最下点よりも上方の位置に設けられている。
図7と図8は供給搬送路2aに設けた開口部と現像剤の嵩の変化を示す説明図である。開口部2fを有する供給搬送路2aでは、スクリュー7により供給搬送路2aを軸方向に開口部2fまで搬送されてきた現像剤のうち嵩が開口部2fの最下部の高さに達するものは、開口部2fを介して下方の攪拌搬送路2cへこぼれ落ちる。一方、開口部2fの最下部の高さに達しない現像剤は、スクリュー7によりさらに下流側へ搬送されながら現像スリーブ11に供給される。そこで、供給搬送路2a内の開口部2fよりも下流側では、現像剤の嵩は開口部2fの最下部よりも徐々に低くなっていく。供給搬送路2aの最下流部は行き止まりとなっているため最下流部で現像剤の嵩が高くなることもあるが、ある程度の高さになるとスクリュー7に逆らって現像剤が押し戻されて開口部2fまで戻り、開口部2fの最下部の高さに達するものは開口部2fを介して下方の攪拌搬送路2cへこぼれ落ちる。
これらにより、供給搬送路2aの開口部2fよりも下流側では、現像剤の嵩は増え続けることはなく、開口部2fの最下部近傍である勾配を持った平衡状態となる。
なお、供給搬送路2a下流部の現像剤供給用開口部を供給搬送路2a最下点に設けても、搬送方向下流側に設けた通気用開口部により十分な通気をおこなうことが可能である。しかし、この場合は、現像剤供給用開口部で現像剤の大部分が下方の攪拌搬送路2cに落下してしまい、現像剤供給用開口部下流側では現像スリーブ11への現像剤供給不足が発生しやすい。このような不具合を避けて、通気用開口部を像剤供給用開口部よりも下流に設けるためには、供給搬送路2aを軸方向下流側に延ばすことが必要になり、現像装置が大型化してしまう。
本実施形態の現像装置1では、供給搬送路2aと攪拌搬送路2cとの第3仕切り部材33で、供給搬送路2a最下点から上方に延伸した部分に、上記開口部2fを設けることで、開口部2f下流側でも現像剤供給不足を起こす虞なく、内圧上昇を抑制できる小型の現像装置を提供することができる。
また、現像装置1では、攪拌搬送路2cの下流部で供給搬送路2cに現像剤を供給する開口部2eを、現像スリーブ11が感光体ドラム100にトナーを供給する現像領域の軸線方向の幅である現像領域幅内に配置する。これにより、開口部2eを現像領域幅よりも外側に設けたものに比べて、供給搬送路2aおよび攪拌搬送路2cが短くなる。そこで、供給搬送路2aおよび攪拌搬送路2cが占めるスペースを小さくすることができ、装置の小型化を図ることができる。
供給搬送路2aの下流部で攪拌搬送路2cに現像剤を供給する開口部2fを現像領域幅内に配置する。これにより、開口部2fを現像領域幅よりも外側に設けたものに比べて、供給搬送路2aおよび攪拌搬送路2cが短くなる。そこで、供給搬送路2aおよび攪拌搬送路2cが占めるスペースを小さくすることができ、装置の小型化を図ることができる。また、供給搬送路2aには、装置内で発生した内圧を装置外に排出する排出口10が開設され、このフィルタ機構5は、現像容器2の排出口10(供給搬送路2aに連通された開口部)に装着されている。
フィルタ機構5は、図9と図10に示すように、現像剤の通過を阻止するとともにエアの通過を許容するフィルタ51と、このフィルタ51を保持する保持部材52とを備えたものである。フィルタ(エアフィルタ)51は、例えば、紙、布、不織布、または多孔質からなる合成樹脂等にて構成され、物理ろ過、静電吸着法等で現像剤を捕集する。この場合、肉厚が3mm以上のスポンジ形状のシート体にて構成するのが好ましい。
保持部材52は、長手方向に沿って所定ピッチで貫孔53が設けられた底板54と、この底板54の両側縁から立設される立上壁55、55と、底板54の端部に立設される端部片56、56と、底板54の貫孔53間の残部57から立設される仕切片58とを備える。そして、各貫孔53をフィルタ51にて塞いでいる。また、両端部片56、56に隣設する仕切片58(58a),58(58a)は他の仕切片58(58b)と相違して、高さ寸法が大とされている。すなわち、この仕切片58aが立上壁55、55よりも突出し、その突出部が、作業者(取り扱い者)の保持部材操作用の取手部60とされる。
ところで、このフィルタ付の保持部材52は、現像剤供給室2aの排出口には、図9と図12に示すようなケーシング(受け部)61が配置されている。ケーシングは、保持部材52が嵌合する嵌合凹部62と、この嵌合凹部62の上方開口端縁に設けられる外鍔部63とを備える。また、嵌合凹部62の底板64には、前記保持部材52の貫孔53に対応する貫孔65が設けられている。
すなわち、保持部材52を嵌合凹部62に嵌合させることができ、この嵌合状態で、保持部材52の底板54と嵌合凹部62の底板64とが重ね合わされて、保持部材52の貫孔53が嵌合凹部62の貫孔65に対応して、貫孔53、65がフィルタ51にて塞がれる。図12に示すように、貫孔65間には梁部66が設けられるが、保持部材52の取手部60が形成される残部57に対応する梁部66aが、その幅寸法(ケーシング長手方向に沿った寸法)が、他の梁部66bよりも大とされている。また、このケーシングが現像容器2に装着された状態では、嵌合凹部62が上方開口状となる。
このため、図9に示す状態(受け部61から取り外された状態)で、作業者(取り扱い者)は保持部材52の取手部60を持って、受け部61であるケーシングの嵌合凹部62に上方から嵌合させることができる。前記したように、フィルタ51に貫孔53、65が塞がれた状態となる。すなわち、現像剤供給室2aの排出口10は、フィルタ51にて塞がれることになる。
この状態では、現像剤供給室2aの排出口からの現像剤の飛散をフィルタ51にて防止できる。しかも、各フィルタ51はエアの通過が許容されるので、装置内で発生した内圧を装置外に排出することができ、装置内外の圧力差を生じさせず、装置外への現像剤の飛散を安定して防止できる。
また、装着状態から作業者(取り扱い者)は保持部材52の取手部60を持って、保持部材52を上昇させれば、受け部61から取り出すことができる。保持部材を装置外へ取り出せば、フィルタ51も装置外へ取り出すことができ、保持部材を装置内に装着すれば、フィルタ51も装置内に装着することができる。このため、メンテナンスやそのフィルタ交換の作業性向上を図ることができる。しかも、作業者(取り扱い者)は、フィルタ51に直接触れなくて済み、手や衣服を汚すおそれがなくなる。
保持部材52に取手部60を設けることによって、保持部材52の取り扱いが容易となり、メンテナンスやそのフィルタ交換の作業性向上を一層図ることができ、作業時間の短縮を図ることができる。なお、この実施例において、取手部60に対応するケーシング側の梁部66aの幅寸法が大とされているので、強度的に安定するとともに剛性が大となって、取手部60を持っての押し込によっては、梁部66aに破損等が生じにくくなっている。
保持部材52が着脱自在に装着される受け部を設けたものでは、保持部材52の装置内への装着および保持部材52の装置外への取り出しの容易化を図ることができる。フィルタ51がクッション性を備えるものでは、密封性に優れ、装置外への現像剤の飛散を安定して防止できる。
ところで、ケーシングの外鍔部63には、図9に示すように、係止片70が設けられている。このため、このケーシングが現像容器2に装着された状態では、この係止片70が現像容器側の図示省略の係止部に、係脱自在に係止することになる。
本発明の感光体ユニットでは、前記作用効果を奏する現像装置1をそのまま用いることができ、現像剤の飛散を有効に防止できるとともに、フィルタ51のメンテナンスや交換を迅速かつ安定して行うことができる。また、本発明の画像形成装置では、前記作用効果を奏する現像装置1をそのまま用いることができ、フィルタ51のメンテナンスや交換を迅速かつ安定して行うことができる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。本発明に係る画像形成装置は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ装置等がある。
保持部材の貫孔の大きさや数等は任意に設定でき、少なくとも1個あればよい。また、フィルタ51として、各貫孔に対応するように複数枚配置するものであって、一枚のフィルタ51にて、全貫孔をカバーするものであってもよい。この場合、保持部材に対して一体的に付設(装着)できるものであれば良く、一体化の手段として、フィルタ51および保持部材52の材質に応じて接着、融着、溶着等の種々の接合方法を採用できる。また、係合手段を介して一体化してもよい。
1 現像装置
2 現像容器
2a 供給搬送路(現像剤供給室)
5 フィルタ機構
10 排出口
51 フィルタ
52 保持部材
60 取手部
61 受け部
M 搬送手段
特開昭56−139476号公報 特開昭60−51861号公報 特開2003−84634号公報

Claims (7)

  1. 現像剤担持体と、現像剤が供給される現像剤担持体に供給される現像剤供給室を有する現像容器と、この現像容器内に配置されて現像剤を回流させる搬送手段とを備え、前記現像容器の現像剤供給室は、装置内で発生した内圧を装置外に排出する排出口が開設された現像装置であって、
    現像剤の通過を阻止するとともにエアの通過を許容するフィルタと、このフィルタを保持する保持部材とを備えたフィルタ機構にて前記排出口を塞ぐとともに、前記フィルタ機構は、前記保持部材の現像容器に対する着脱が可能であり、前記フィルタの保持部材との一体的な装置外への取り出しおよび装置内への装着を可能としたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記フィルタ機構の保持部材には、保持部材操作用の取手部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像容器の排出口には、前記保持部材が着脱自在に装着される受け部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記フィルタ機構のフィルタは、肉厚が3mm以上のスポンジ形状のシート体にて構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記現像容器は、現像剤担持体の回転軸方向に沿って現像剤を搬送して現像剤担持体に供給する第1攪拌搬送手段を有する第1攪拌室と、第1攪拌室よりも下方に配置され、現像剤担持体から現像剤を回収して、第1攪拌搬送手段の搬送方向と同方向に搬送する第2攪拌搬送手段を有する第2攪拌室と、第1攪拌室よりも下方に配置され、該第1攪拌搬送手段により現像剤担持体に供給されずに第1攪拌室の搬送方向下流部まで搬送された現像剤と、第2攪拌搬送手段により現像剤担持体から回収され第2攪拌室の搬送方向下流部まで搬送された現像剤との供給を受け、第1攪拌搬送手段と逆方向に現像剤を搬送して下流側で第1攪拌搬送手段に受け渡す第3攪拌搬送手段を有する第3攪拌室とを備え、前記第1攪拌室が前記現像剤供給室を構成することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 像担持体と、前記請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の現像装置とを備えたことを特徴とする感光体ユニット。
  7. 前記請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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