JP2012187146A - 保持具及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】FFCをしっかり保持することにより、FFCが接続された構造部品が動作した場合でも、それによる悪影響をなるべく低減することのできる保持具及び遊技機を提供すること。
【解決手段】保持具は、FFCを両面から協働して挟み込む第1挟持体と第2挟持体とを有する挟持部と、第2挟持体の両側に配置された脚部とを有し、第1挟持体と第2挟持体とは、可撓性を有する接続部において接続されて一体形成されており、その接続部を中心として第2挟持体に対して第1挟持体が回転可能であることに基づき挟持部が開閉可能とされ、かつ、その閉状態においてFFCを挟持し、第1挟持体における挟持面及び第2挟持体における挟持面には、挟持したFFCを屈曲保持する屈曲部が形成されている。
【選択図】図4

Description

保持具及び遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機においては、弾球された遊技球が遊技領域(遊技盤面又はその近傍に形成された領域であって、遊技球の流下による遊技や演出を実現するための領域。)を流下して、その流下の過程で遊技球が遊技領域内の遊技釘や風車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技領域上に配置された各種入賞口に遊技球が入賞すれば所定の賞球の払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に遊技球が流入すれば賞球の払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は遊技球の流下における偶然性を利用しつつ遊技球の入賞及び賞球の払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
このようなパチンコ機においては、遊技者の興趣向上のため、動作により遊技を演出する可動役物が用いられることがある。可動役物には、駆動モータや電飾用のLED基板等の電気部品が配置され、その電気部品から配線が延長されることがある。配線は、他の基板、例えば、中継基板や制御基板等に接続される。
しかし、可動役物は動作するので、配線が可動役物の動作に伴い引っ張られたり、あちらこちらに位置が移動してしまう場合がある。例えば、特許文献1は、一定の可動範囲で可動しつつ配線を保持する可動取付部を開示している。
特開2010−17397号公報
近年、配線にはFFC(フレキシブルフラットケーブル)が使用されることがある。FFCをしっかり保持して、例えば、無理な力が加わったときにもその悪影響を最小限とし、FFCが接続されている可動役物等の構造部品の動作によっても、FFCの位置のバラツキを抑え、FFCの損傷を予防することのできる、FFC用の保持具(クランプ)の実現が要望されている。
本発明は、上記の事情に鑑みたもので、FFCをしっかり保持することにより、FFCが接続された構造部品が動作した場合でも、それによる悪影響をなるべく低減することのできる保持具及び遊技機を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての保持具は、FFCを保持するための保持具であって、FFCを両面から協働して挟み込む第1挟持体と第2挟持体とを有する挟持部と、第2挟持体の両側に配置された脚部と、を有し、第1挟持体と第2挟持体とは、可撓性を有する接続部において接続されて一体形成されており、その接続部を中心として第2挟持体に対して第1挟持体が回転可能であることに基づき挟持部が開閉可能とされ、かつ、その閉状態においてFFCを挟持し、第1挟持体における挟持面及び第2挟持体における挟持面には、挟持したFFCを屈曲保持する屈曲部が形成されている。
本発明の他の例示的側面としての遊技機は、遊技媒体を利用した遊技を実現する遊技装置体と、遊技装置体を保持する遊技機枠と、動作により遊技の演出を実現する可動役物と、可動役物に接続されるFFCと、上記の保持具と、を有する。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、FFCをしっかり保持することにより、FFCが接続された構造部品が動作した場合でも、それによる悪影響をなるべく低減することができる。
実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 可動役物の概略構成を示す外観斜視図である。 クランプの外観斜視図である。 クランプを後方から見た背面図である。 (a)は、クランプの閉状態における平面図であり、(b)は、その側面図である。 挟持部の側方断面を模式的に示す図である。
実施するための形態
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る保持具を有する遊技機としてのパチンコ機2の正面図であり、図2は、図1に示すパチンコ機2の背面図である。このパチンコ機2は、遊技機枠3、遊技盤ユニット5、ガラス10、発射ユニット(不図示)、球皿(貯留皿)14を有している。発射ユニットは、遊技盤ユニットに構成される遊技領域16に向けて1球ずつ遊技球(遊技媒体)23が発射可能とされている。
パチンコ機2では、遊技者が後述する発射装置ハンドル15を操作することによって、遊技領域16に向けて遊技球が発射ユニットによって発射され、遊技球の流下による遊技が実現される。なお、遊技機は、パチンコ機2の他にパチスロ機、スロットマシン、コインゲーム機等のアーケードマシン、各種ゲーム機を概念することができ、要するに、遊技媒体を用いた遊技を実現する種々の遊技機が含まれる。なお、本実施の形態においては、遊技機としてパチンコ機を例として説明するので、後述する遊技盤6が遊技装置体に相当するが、例えば、遊技機がパチスロ機やスロットマシンである場合には、リール(回胴装置)が遊技装置体に相当する。
また、遊技機がパチンコ機である場合には、遊技媒体は遊技球(パチンコ球)であるが、遊技媒体としては、遊技球に限定されない。遊技機の種類によっては、例えば、コイン、メダル、ボール等種々の遊技媒体を概念することができる。
なお、パチンコ機においても、アレンジボール機、雀球機等の組合せ式パチンコ機、いわゆるデジパチタイプ(1種タイプ)やハネモノタイプ(2種タイプ)のパチンコ機等のあらゆるパチンコ機が概念できるが、本実施の形態においては、デジパチ遊技(1種遊技、図柄変動遊技ともいう。)を実現するいわゆる1種タイプのパチンコ機について例示説明する。なお、図柄変動遊技については後述する。
本願においては、一般的な方向の定義として、パチンコ機を正面(遊技者側)から見た場合における方向で上下左右方向を定義する(但し、図4〜図7においては、異なる方向であるが、後述する。)。また、遊技者からパチンコ機に向かう方向を後方、パチンコ機から遊技者に向かう方向を前方と定義する。部材やユニット等の詳細部分については、個別に別方向の名称を用いる場合もある。
また、遊技球23が遊技領域16を流下する場合、原則として流下方向(下方)が下流側であり、逆方向(上方)が上流側となるが、下流、上流の概念は上下に限定されず、あくまで遊技球の流下する方向を下流側と定義する。
パチンコ機2の遊技機枠3は、後述する遊技盤ユニット5を保持するためのもので、このパチンコ機2の周囲側面及び前方又はそれに加えて後方を囲むように構成される。遊技機枠3の内部側には、遊技盤ユニット5の他にも後述する各種制御基板や遊技媒体用の経路等各種機構部品が配置され、遊技機枠3によって周囲側面及び前方又はそれに加えて後方からのパチンコ機2内部側への不正アクセスが防止されるようになっている。
パチンコ機2の周囲を囲む外枠4、その内側にヒンジ(軸支部)22によって前方に揺動開閉可能に軸支されて遊技盤ユニット5を保持する前枠9、前枠9の前方にヒンジ22によって前方に揺動開閉可能に軸支されガラス10及びその周囲を装飾する装飾部材32を保持するガラス枠12、を有して遊技機枠3が構成される。なお、ガラス10は、遊技機枠3内部側に保持された遊技盤(遊技装置体)6を前方から遊技者が視認することができるようにするための透明部材である。
ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。ガラス10は、2枚の透明平板ガラスで形成されてガラス枠12の裏面側に保持され、遊技盤6との間に遊技球23が流下する流下空間を形成する機能、遊技者がガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないようにする不正アクセス防止機能、を発揮する。
球皿14は、遊技者の持ち球を貯留するためにパチンコ機2の前面に配置された皿部材であって、本実施の形態においては上球皿14aと下球皿14bとを有している。上球皿14aは、球抜き部材14cを有して遊技盤6の下方、すなわちガラス枠12の下方部分に配置され、下球皿14bは、その上球皿14aの更に下方に配置されている。
発射ユニットは、球送り装置(不図示)によって球皿14の一部としての上球皿14aから発射位置に送り出された遊技球23を遊技領域16の上部に向けて発射(弾球)するためのものである。発射ユニットは、例えば発射位置の遊技球23を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、前枠9に取り付けられている。その発射ユニットによる球発射のため、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射装置ハンドル15がパチンコ機2の前面下方に設けられている。
遊技盤ユニット5は、遊技盤面6a側の略中央に遊技役物としてのセンター役物7が配置された遊技盤6を有しており、その遊技盤面6aには多数の遊技釘27も配置されている。センター役物7の中央部には、画像表示手段としての演出表示装置7aが配置されると共に、この演出表示装置7aの表示部7bを露出させるための表示開口部7dが形成されている。
遊技盤6は、その表面側に遊技球23の流下による遊技を実現するための遊技領域16を構成するための盤状部材であり、遊技盤6を前方から遊技者にとって視認可能となるように遊技機枠3(本実施の形態においては、遊技機枠3の一部としての前枠9。)に保持されている。その遊技盤6の表面には略円形状に周囲を囲むようにレール飾り26が取り付けられており、レール飾り26の外レール26aが遊技盤に対して立設するように配置されている。そして、レール飾り26の外レール26aによって画定され、外レール26aに面した略円形状の領域が遊技領域16となっている。
遊技釘27は、遊技領域16を流下する遊技球23と衝突してその流下方向を変更させる流下変更部材であり、遊技領域16内に多数配置されている。また、遊技領域16には、普通入賞口28、始動入賞口29、大入賞口31等の入球部材及びアウト口30が配置されている。更に、遊技領域16には、ゲート33、風車25等が配置されており、流下する遊技球23が各入球部材に流入したり、ゲート33を通過したり、風車25を回転させたりすることによって、遊技球23による流下遊技を楽しむことができるようになっている。
センター役物7は、演出表示装置7aの周囲を覆うように構成されており、図柄変動遊技(1種遊技)を実現するものである。センター役物7の上部には、図柄表示手段としての第1図柄(特別図柄)表示装置17が配置されると共に、センター役物7の中央部には、演出表示装置7aが配置されている。
第1図柄(特別図柄)表示装置17には、抽選手段の抽選結果である第1図柄の変動が表示される。第1図柄は、始動入賞口29への遊技球23の入球を契機として実行される第1抽選の結果に対応した図柄である。第1図柄の変動表示が所定の当選態様で停止することにより第1特別遊技としての大当りが発生する。
演出表示装置7aは、例えば、液晶表示装置・有機ELディスプレイ・LED等により構成されて遊技者が遊技盤面6a側から視認可能となるように配置され、その表示部7b上に映像表示を行うものである。この演出表示装置7aの表示部7bには、第1図柄に連動する第1装飾図柄の表示がなされる。第1装飾図柄は、第1抽選手段の抽選結果を視覚的に演出するための図柄であり、第1の遊技に対応する。また、例えば、キャラクター等によるストーリー仕立ての映像としての演出映像も表示部7b上に表示されるようになっている。演出表示装置7aには、遊技制御手段としての演出制御基板が中継基板を介して電気的に接続されており、演出制御基板によって画像表示が制御される。
図2に示すように遊技盤6の裏面側には、パチンコ機2の全体の制御を行う電子回路基板としての主制御基板(図示せず)を内包する主制御基板ケース35と、演出表示装置7aの画像表示等演出の制御等を行う演出制御基板(図示せず)を収容した演出制御基板ケース36と、賞球の払出しを制御する払出制御基板(図示せず)を収容した払出制御基板ケース37と、電源基板(図示せず)を収容した電源基板ケース38と、が配置されている。この各制御基板ケースに収容された各制御基板によって遊技が実現される。更に、遊技盤6の裏面側には、パチンコ機2の遊技状態等の遊技情報を外部に出力するための外部出力端子板39が設けられている。
図示しない球発射装置により遊技球23が発射されると、遊技球23はレール飾り26の外レール26aに沿いつつ進行して遊技領域16内の上部に至る。その後、遊技球23は、複数の通過軌跡に沿って移動し、あるものはレール飾り26の外レール26aに沿って右側に移動し、あるものは遊技釘27に衝突しつつ遊技領域16内を下方に流下し、あるものは普通入賞口28に流入して一定数の賞球の払出し契機となり、あるものはいずれの入球装置にも流入せずに遊技領域16内最下部に位置するアウト口30に流入してアウト球としてパチンコ機2の外部側へと排出される。
図柄変動遊技中に遊技球23が始動入賞口29に流入すると、その流入に起因して演出表示装置7aの表示図柄7cが回転表示(第1の特別遊技の抽選)を開始し、その表示図柄7cが所定の図柄(例えば、「7・7・7」。)で停止表示すれば、図柄変動遊技における大当り(第1の特別遊技。以下、図柄変動大当りという。)が発生する。そして、大入賞口31が開放して多量の入賞球を受け入れ、多量の賞球が球皿14へと払い出されるようになっている。
センター役物は、更に可動役物41を有している。この実施の形態においては、可動役物41は、演出表示装置7aの上方に配置されており、表示開口部7dを通して遊技者が視認できるようになっている。図3は、可動役物41の概略構成を示す外観斜視図である。この可動役物41は、略直方体形状とされた本体部41aが、遊技状況に応じて軸42周りに回転することにより、遊技者に対して、第1面43や第2面44等の異なる面を呈示するものである。
可動役物41内には内部から第1面43や第2面44を照明する照明基板(不図示)が配置されており、その照明基板にはフレキ基板(FFC)45が接続されて本体部41aから外部へと延びている。そして、そのフレキ基板45の端部は、中継基板46のコネクタ47に接続されている。
フレキ基板45の途中には、クランプ(保持具)48が取り付けられている。以下、このクランプ48について詳細に説明する。
クランプ48は、可動役物41から中継基板46のコネクタ47にまで至るFFCの途中に配置されている。クランプ48は、取付板(取付部材)49に取り付けられている。取付板49は、クランプ48を固定するためのものであり、例えば遊技機枠3を構成する構造部材の一部や遊技盤ユニット5を構成する構造部材の一部が取付板49として機能する。取付板49には、クランプ48の脚部51a,51bを係止するための取付孔49a,49bが開口形成されている。取付孔49aと取付孔49bとは異なる開口形状とされている。
図4は、クランプ48の外観斜視図である。図4において(a)はクランプ48の閉状態を示し、(b)は開状態を示す。クランプ48における上下前後左右方向は、図4〜図7に示す方向とする。図5は、クランプ48を後方から見た背面図である。図5において(a)はクランプ48の閉状態を示し、(b)は開状態を示す。図6(a)は、クランプ48の閉状態における平面図であり、図6(b)は、その側面図である。クランプ48は、挟持部50と脚部51とを有している。
クランプ48の挟持部50はフレキ基板45を挟み込んで保持するためのもので、蓋部(第1挟持体)50aと基部(第2挟持体)50bとを有している。蓋部50aと基部50bとは、左端部近傍の接続部52において接続されて一体とされている。この接続部52が可撓性を有しているので、基部50bに対して蓋部50aが回転可能となっている。基部50bに対して蓋部50aが回転することにより、挟持部50がフレキ基板45を挟持する閉状態と、フレキ基板を解放する開状態とを実現する。
蓋部50aの右端部近傍にはフック部53が形成されている。このフック部53が基部50bの右端部近傍に係合することにより、蓋部50aの下面(挟持面)50cと基部50bの上面(挟持面)50dとでフレキ基板45を強固に保持するようになっている。図7は、この挟持部50の側方断面を模式的に示す図である。
蓋部50aの下面50cと基部50bの上面50dとには、屈曲部54が形成されている。この屈曲部54は、下面50cと上面50dとによって形成されるフレキ基板45の通過路55をクランク状に屈曲させている。これにより、通過路55内でフレキ基板45が屈曲保持されるようになっている。そのためフレキ基板45は、挟持部50によって一層強固に保持されることとなる。もちろん、屈曲部54がフレキ基板45に加える屈曲の曲率半径は、フレキ基板45の最小許容曲率半径以上とされている。
フレキ基板45に外部から引張方向の外力が加わっても、挟持部50が屈曲部54によってフレキ基板をずらさないようしっかりと保持する。例えば、可動役物41側のフレキ基板45に過大な引張力が加わったとしても、挟持部50が強固にフレキ基板45を保持しているので、コネクタ47側にその引張力が伝達されてしまうことが殆どない。引張力による悪影響が中継基板46側、すなわちコネクタ47側に伝達されないので、コネクタ47が抜けてしまったり、破損してしまったりするのが防止される。
図7に示すように、フレキ基板45の通過路55は、前方端部56近傍において、徐々に広がるようなR形状とされている。より具体的には、蓋部50aの下面50cは、前方端部56近傍において、徐々に上方に広がるR形状とされ、基部50bの上面50dは、前方端部56近傍において、徐々に下方に広がるR形状とされている。その結果、前方端部56近傍において通過路55の上下間隔が広がっている。もちろん前方端部56近傍における通過路の形状は、R形状に限られず、テーパ状に広がるものであってもよい。
本実施の形態においては、クランプ48の前方側のフレキ基板45が可動役物41に接続されており、クランプ48の後方側のフレキ基板45が中継基板46のコネクタ47に接続されている。可動役物41は遊技状況に応じて移動するが、前方端部56近傍において通過路55の上下間隔が広がっているので、可動役物41側のフレキ基板45が上下に移動したりバタついたりしても、フレキ基板45に無理な力が加わらず、損傷を与えにくいようになっている。可動役物41の動作移動が大きい場合には、可動役物41側のフレキ基板45の長さに余裕があるように配分して、フレキ基板45にクランプ48が取り付けられる。詳細には、可動役物41の動作範囲の内、最もフレキ基板45を引っ張る場合であっても、可動役物41〜クランプ48間のフレキ基板45に過度なテンションが加わらないように考慮してクランプ48の取付け位置やフレキ基板45の長さが決定される。
基部50bの左右両端部近傍には、脚部51が形成されている。脚部51は、基部50bの左右両端部近傍から下方に延びた後にUターンするように再び左右外側へ折り返す略断面U字形状を呈し、クランプ48を取付板49に固定する機能を有する。
右側の脚部51aと左側の脚部51bとは、異なる形状とされている。詳細には、図6(a)に示すように、右側の脚部51aの幅W1が左側の脚部51bの幅W2よりも小さい寸法とされている。取付板の2つの取付孔49a,49bは、各々脚部51a,51bの幅W1,W2に対応する寸法に開口形成されており、脚部51a,51bが各々挿入される。脚部51a,51b及び取付孔49a,49bの幅寸法が異るように形成しているので、取付板49に対し、クランプ48の取付け方向が一義的に決まり、クランプ48の逆方向取付けが防止されている。
脚部51a,51bには、各々係止爪57が形成されている。取付孔49a,49bに脚部51a,51bが挿入されると、脚部51a,51bが有する弾性によって係止爪57が取付孔49a,49bに係止される。したがって、通常使用状態では、クランプ48は容易には取付板49から抜けない。
一方、脚部51a,51bを左右両側から指で挟み込むと、脚部51a,51bが有する弾性により、係止爪57が容易に取付孔49a,49bから解除される。したがって、指で簡単に取付板49からクランプ48を取り外すことができる。
取付板49への取付状態において、クランプ48の挟持部50は、嵩上げ部58により嵩上げされている。ここで嵩上げされているとは、挟持部50が、取付板49から所定の高さとなるよう維持されていることを意味する。
嵩上げ部58は、基部50bの下面側に配置されており、バネ性を有して斜め下方に突出する2つの突出板58aを有している。この突出板58aが取付板49に当接してそのバネ性によって挟持部50を上方に付勢することにより、挟持部50の嵩上げが実現されている。すなわち、嵩上げ部58が挟持部50を上方に付勢しつつ、脚部51の係止爪57が取付孔49a,49bからの脚部51a,51bの抜けを防止することにより、嵩上げが実現されている。
嵩上げの寸法(すなわち、所定高さ。)は、フレキ基板45を取付板49からどの程度離間させて配置するかに応じて決定される。その嵩上げ寸法は、実質的には基部50bから係止爪57までの高さ寸法によって決定されるが、突出板58aのバネ性の強弱が、嵩上げ寸法の位置安定性を決定する。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
W1,W1:幅
2:パチンコ機(遊技機)
3:遊技機枠
4:外枠(遊技機枠の一部、後方枠体)
5:遊技盤ユニット
6:遊技盤(遊技装置体)
6a:遊技盤面
7:センター役物
7a:演出表示装置
7b:表示部
7c:表示図柄
7d:表示開口部
9:前枠(遊技機枠の一部、前方枠体)
10:ガラス
12:ガラス枠(遊技機枠の一部)
14:球皿(貯留皿)
14a:上球皿
14b:下球皿
14c:球抜き部材
15:発射装置ハンドル
16:遊技領域
17:第1図柄(特別図柄)表示装置
22:ヒンジ(軸支部)
23:遊技球
25:風車
26:レール飾り
26a:外レール
27:遊技釘
28:普通入賞口
29:始動入賞口
30:アウト口
31:大入賞口
32:装飾部材
33:ゲート
35:主制御基板ケース
36:演出制御基板ケース
37:払出制御基板ケース
38:電源基板ケース
39:外部出力端子板
41:可動役物
41a:本体部
42:軸
43:第1面
44:第2面
45:フレキ基板(FFC)
46:中継基板
47:コネクタ
48:クランプ(保持具)
49:取付板(取付部材)
49a,49b:取付孔
50:挟持部
50a:蓋部(第1挟持体,挟持部の一部)
50b:基部(第2挟持体,挟持部の一部)
50c:下面(挟持面)
50d:上面(挟持面)
51,51a,51b:脚部
52:接続部
53:フック部
54:屈曲部
55:通過路
56:前方端部
57:係止爪
58:嵩上げ部
58a:突出板(嵩上げ部の一部)

Claims (5)

  1. FFCを保持するための保持具であって、
    FFCを両面から協働して挟み込む第1挟持体と第2挟持体とを有する挟持部と、
    該第2挟持体の両側に配置された脚部と、を有し、
    前記第1挟持体と前記第2挟持体とは、可撓性を有する接続部において接続されて一体形成されており、
    その接続部を中心として前記第2挟持体に対して前記第1挟持体が回転可能であることに基づき前記挟持部が開閉可能とされ、かつ、その閉状態において前記FFCを挟持し、
    前記第1挟持体における挟持面及び前記第2挟持体における挟持面には、挟持したFFCを屈曲保持する屈曲部が形成されている、保持具。
  2. 前記脚部は、所定の取付部材に形成された取付孔に係止するための係止爪を有し、
    前記第2挟持体は、前記挟持部の前記所定の取付部材からの高さを所定高さに維持する嵩上げ部を有する、請求項1に記載の保持具。
  3. 前記第2挟持体の一方の側に配置された脚部の形状と、前記第2挟持体の他方の側に配置された脚部の形状とが異なる、請求項1又は請求項2に記載の保持具。
  4. 前記第1挟持体の挟持面及び前記第2挟持体の挟持面は、前記FFCの延長方向に沿った少なくとも一方の端部において、テーパ面又はR面とされている、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の保持具。
  5. 遊技媒体を利用した遊技を実現する遊技装置体と、
    該遊技装置体を保持する遊技機枠と、
    動作により前記遊技の演出を実現する可動役物と、
    該可動役物に接続されるFFCと、
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の保持具と、を有する遊技機。
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