JPH0855661A - カード接続アダプタ - Google Patents

カード接続アダプタ

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Publication number
JPH0855661A
JPH0855661A JP6219371A JP21937194A JPH0855661A JP H0855661 A JPH0855661 A JP H0855661A JP 6219371 A JP6219371 A JP 6219371A JP 21937194 A JP21937194 A JP 21937194A JP H0855661 A JPH0855661 A JP H0855661A
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JP
Japan
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card
connection adapter
connection
rear end
modem
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6219371A
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English (en)
Inventor
Noriaki Shiba
典章 柴
Takamasa Yoshikawa
隆正 吉川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報機器に設けられたカードスロットの条件
如何に関わらず、装着が求められているカードを情報機
器に装着することを可能とするカード接続アダプタを提
供する。 【構成】カード接続アダプタ1としてのSDカードの先
端挿入部1aは、マルチメディアプレーヤのカードスロ
ットに挿入可能である。このSDカード1の後端部に
は、他のカード3としてのモデムカード3の先端挿入部
3aと接続することが可能なスロット部1bが形成され
ている。このスロット部1b内には、モデムカードの先
端に設けられたコネクタに接続可能な接続ピンが植設さ
れている。また、この接続ピンの上下は、ガイド部1c
によりガイドされている。従って、モデムカード3の姿
勢が傾くことが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報機器と、この情報
機器に対して機能拡張を行うためのカードとの間を中継
するためのカード接続アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、情報処理回路を備えたコンピ
ュータ,電子手帳,データビューワ等の情報機器には、
その機能を拡張するために、各種のカードが装着できる
ようになっている。例えば、情報処理回路の主記憶の容
量を拡張するために,又は、該情報処理回路の外部記憶
媒体として用いられるICカード,該情報処理回路外部
記憶媒体として用いられるハードディスクカード,該情
報処理回路と通信網間の通信を仲介するとともに両者の
間で送信される信号を各々に要求される形式に変調する
LAN(ローカルエリアネットワーク)カード及びモデ
ムカード等(以下、これらを総称して、「PCカード」
と言う。)が、ここに言う「機能拡張をするためのカー
ド」の例として挙げられる。
【0003】このような情報機器100とカード101
の具体例を、図14に示す。この図14にも示されるよ
うに、これらのカード101を情報機器100に装着し
て情報機器100の機能拡張を行うには、このカード1
01の規格に合わせたカードスロット(カード装着口)
102が、この情報機器100に備えられていなければ
ならないのは言うまでもない。
【0004】現在、PCカードの規格に関しては、JE
IDA(日本電子工業振興協会)の定める「PCカード
ガイドライン Ver.4.0」,及び、PCMCIA
(Personal Computer Memory
Card International Assoc
iation)の定める「PC Card Stand
ard Relase Ver.2.1」により、規格
統一がなされている。また、これらの規格においては、
PCカードの厚さを3種類(Type I:3mm,T
ype II:5mm,Type III:10m
m,)定めている。但し、厚さ以外の仕様に関しては、
各Typeとも共通である。以上により、PCカードを
装着可能とする情報機器は、事実上、この両現格に従っ
たカードスロットを備えている必要があるのである。
【0005】これら規格に従ったカードスロットを少な
くとも一つ備えておけば、必要なドライバソフトウェア
が導入されているということを条件に、この情報機器
に、このカードスロットに任意の種類の(同Type
の)PCカードを装着することができ、これらPCカー
ドの種類に応じた様々な機能を実現されることができ
る。しかも、この機能は、情報機器に装着されたPCカ
ードを交換することにより、容易に変更することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】情報機器にカードスロ
ットを複数個用意しておけば、複数のカードを同時に装
着することができるので、複数のカードによって実現さ
れる機能を、同時に実現させることができる。また、P
CMCIAのTYPE III準拠のカードスロット内
にカードコネクタを2個内蔵して、PCMCIAのTY
PE II準拠のPCカードを2枚装着できるようにし
た情報機器もある。このような情報機器であれば、2枚
のPCカード(TYPE I,又はTYPE II)を
装着して、2枚のPCカードによって実現される機能を
同時に実現することができる。
【0007】しかしながら、現状の情報機器には、多種
の機能が同時に動作できるという要求と同時に、小型化
の要求がある。従って、小型化のために、情報機器に設
けられるカードスロットの数が、例えば一個に制限され
る場合が多い。
【0008】従って、このような情報機器に同時に装着
できるカードの数は、このカードスロットの数(例え
ば、一個)に制限されてしまう。そのため、このような
情報機器においては、そのカードスロットの数よりも多
い数のカードによって実現される複数の機能を、同時に
実現することは不可能である。従って、このような情報
機器では、カードスロットの数よりも多い数のカードの
装着を前提とするソフトウェアの実行は不可能であると
いう問題がある。
【0009】このような問題に対処するために、通常で
は複数のカードにより実現されている機能を一枚のカー
ドに搭載した複合機能化カードも供給されつつある。し
かしながら、このような複合機能化カードは高価であ
り、この複合された機能のうちの一部の機能しか利用し
ないユーザに無駄な出費を強いることになる。そればか
りか、複合化された機能のうち一部の機能を常に利用す
ると同時に他の機能を交換して利用したい場合には、こ
の一部の機能を夫々有する複数枚の複合機能化カードを
準備せねばならないので、ユーザに対して更に出費を強
いることになってしまう。
【0010】また、複数カードを交換して接続すること
も考えられるが、それらの機能が同時に要求される場合
には無駄であり、しかも、カードの交換の都度デバイス
ドライバ等の設定作業をやり直さねばならないので、現
実的でない。
【0011】以上述べたように、カードスロット数が制
限されている場合に、そのカードスロット数以上のカー
ドを装着できないということが、従来の第1の問題点で
ある。
【0012】また、カードスロットの形状に関して、以
下のような問題もある。即ち、PCカードの場合、PC
MCIAのTYPEIIIに準拠したカードスロットに
は、TYPEIIとTYPEIのPCカードをも装着で
き、TYPEIIに準拠したカードスロットにはTYP
EIのPCカードをも装着できるといった、上位互換が
図られている。しかし、それ以外の組み合わせでは、情
報機器のカードスロットにPCカードを装着すること
は、物理的に不可能である。さらに、規格外のPCカー
ドの場合には、仮に論理的に装着可能な場合であって
も、物理的に装着できない場合が殆どである。
【0013】以上述べたように、情報機器のカードスロ
ットの形状によって、情報機器に装着可能なカードが制
限されてしまうことが従来の第2の問題点である。本発
明は、上述した従来の各問題点を解決し、情報機器に設
けられたカードスロットの条件如何に関わらず、装着が
求められているカードを情報機器に装着することを可能
とするカード接続アダプタを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、図1(a)の発明原理図に示した通り、以
下の手段を採用した。
【0015】<本発明の要旨>即ち、本発明によるカー
ド接続アダプタ(200)の第1の態様は、先端(20
1)が情報機器(210)のカードスロット(211)
に挿入され後端(202)に他のカード(220)の先
端(221)を装着可能なカード接続アダプタ(20
0)であり、前記後端(202)には、前記他のカード
(220)の先端(221)に設けられた接続端子に導
通可能な多数の接続端子(203)が設けられていると
ともに、その上面及び下面には、前記他のカード(22
0)方向に向けて、前記他のカード(220)の装着を
ガイドするとともに、前記接続端子(203)を保保護
する袖部(204)が設けられていることを特徴とする
(請求項1に対応)。
【0016】また、本発明によるカード接続アダプタ
(200)の第2の態様は、先端(201)が情報機器
(210)のカードスロット(211)に挿入され後端
(202)に他のカード(220)の先端(221)を
装着可能なカード接続アダプタ(200)であり、前記
後端(202)には、前記他のカード(220)の先端
(221)に設けられた接続端子に導通可能な多数の接
続端子(203)が設けられているとともに、前記他の
カード(220)を接続状態に固定するロック手段が設
けられていることを特徴とする(請求項9に対応)。
【0017】以下、各構成要件について説明する。 〔情報機器〕情報機器とは、デジタルデータを処理する
ことができる機器である。但し、必ずしも、コンピュー
タのように、コマンドを入力してアプリケーションプロ
グラムを実行し、デジタルデータを加工できるものであ
る必要はない。例えば、デジタル化された映像情報又は
音声情報を再生する機能のみを有するものでも良い。 〔他のカード〕カードとは、情報機器に接続されて、こ
の情報機器の機能を拡大することができるカードを意味
する。従って、いわゆるPCカードの他、あらゆるIC
カードも含まれる。この機能としては、周辺機器として
情報機器に新たな機能を追加する場合に限らず、拡張メ
モリのように情報機器が既に有している機能を拡大する
場合や外部記憶媒体として情報機器に各種データを供給
する場合も含まれる。 〔カード接続アダプタ〕このカード接続アダプタは、情
報機器と他のカードとを単に中継するだけでもよい。そ
の場合でも、その後端の形状をこの他のカードの形状に
合わせた形状にすれば、形状の相違に依り直接情報機器
のカードスロットに装着できない他のカードを、この情
報機器に接続することができるという意義がある。ま
た、後端の形状を、複数枚の他のカードを接続し得るよ
うな形状とすれば、情報機器のカードスロットの数以上
の数の他のカードを接続することができる。これらの場
合には、情報機器のカードスロット内部に多数の接続端
子を設けるとともに、カード接続アダプタの先端に、カ
ード接続アダプタの後端に設けられた個々の前記接続端
子に夫々導通し且つ情報機器の接続端子に接続される多
数の接続端子を設けることが望ましい(請求項7に対
応)。
【0018】また、カード接続アダプタの後端の形状
を、先端の形状と同じ形状の先端を有する他のカードの
みに接続可能な形状に構成しても良い。この場合、カー
ド接続アダプタの先端に設けられた接続端子と前記カー
ド接続アダプタの後端に設けられた接続端子とが同じ配
列で設けられているとともに、対応する位置に配置され
ている接続端子同士が互いに導通しているように構成す
ることができる(請求項8に対応)。この場合でも、カ
ード接続アダプタの本体内に、前記情報機器との間で信
号の送受信を行うとともに所定の情報処理を行う機能回
路を収容すれば、情報機器の一つのカードスロットに複
数枚のカードを装着したのと等価の機能拡張を得られる
という効果が生じる(請求項4に対応)。この機能回路
としては、ソフトウェア使用許可のための課金テーブル
が設けられたメモリ素子や(請求項5に対応)、情報機
器の規格と異なる電源で作動する他のカードを接続可能
とする高圧変換素子(請求項6に対応)とすることがで
きる。
【0019】なお、図1(b)に示すように、機能素子
として上記メモリ素子(206)を用いる場合には、こ
のメモリ素子(206)を情報機器(210)内のシス
テムバス(212)とバス結合により結合させるように
構成してもよい。この場合、他のカード220内の回
路,例えばモデム回路(222)を、カード接続アダプ
タ(200)内のバスとI/O結合により結合させるよ
うに構成しても良い。 〔接続端子〕接続端子は、他のカードの接続端子に導通
可能であることが最低条件である。従って、他のカード
の接続端子が穴状であれば、この接続端子の形状は、ピ
ン状であることが望ましい。また、他のカードの接続端
子が基板表面に形成されたランド状であれば、この接続
端子の形状は、ブラシ状とすることができる。 〔袖部〕この袖部は、装着時において、他のカードがそ
の厚さ方向に移動しないようにガイドする位置規制手段
である。この袖部に加えて、この袖部にガイドされたカ
ードがその幅方向に移動することを規制する突起を加え
ても良い(請求項2に対応)。
【0020】この場合、袖部を他のカードを装着する方
向と同方向に移動可能と構成するとともに、突起を袖部
の移動に伴って他のカードの先端を当該アダプタから離
反する方向に引き離すように移動するように構成しても
よい(請求項3に対応)。 〔ロック手段〕ロック手段は、前記他のカードの先端に
設けられた係合部に対して係合可能な爪部を有する回動
自在なフックとして、構成することができる(請求項1
0に対応)。
【0021】
【作用】カード接続アダプタは、情報機器のカードスロ
ットに挿入される。このカードスロットの上下両側に
は、他のカードの装着をガイドする袖部が設けられてい
る。この袖部の後端は、カード接続アダプタの後端に設
けられている接続端子を保護するように、カード接続ア
ダプタの後端から張り出している。従って、この上下の
袖部の間に他のカードを挿入すれば、他のカードはこの
上下の袖部によってガイドされる。従って、カード接続
アダプタに対する他のカードの装着姿勢が傾くことがな
い。そして、他のカードを最後まで挿入すると、他のカ
ードの先端に設けられた接続端子がカード接続アダプタ
の後端に設けられた接続端子に導通する。従って、カー
ド接続アダプタを介して、他のカードを接続することが
可能になる(請求項1〜10の作用)。
【0022】袖部によりガイドされる他のカードの先端
を、その幅方向に移動規制する突起を設ければ、幅方向
においても、カードの装着姿勢がずれることを防止でき
る(請求項2の作用)。
【0023】また、袖部を移動可能とするとともに、前
記他のカードを装着する方向と同方向に移動可能であり
且つこの移動に伴って前記袖部を他のカード側へ迫り出
す様に駆動する突起を設ければ、他のカードをカード接
続アダプタに装着するに際して、他のカードの先端で突
起部を押し込むことにより、自動的に袖部を迫り出させ
ることができる。このようにすれば、この袖部が他のカ
ードを接続する際の邪魔になることなしに、他のカード
の装着姿勢の安定を得ることができる(請求項3の作
用)。
【0024】また、カード接続アダプタ内部に情報機器
と信号の送受信を行うとともに所定の情報処理を行う機
能回路を収容すれば、他のカードにより実現される機能
に加えてこの機能回路により実現される機能を、情報機
器に提供することができる。従って、情報機器のカード
スロット数よりも多い数のカードにより実現される機能
を、情報機器に実現させることができる(請求項4,5
の作用)。
【0025】この機能回路として、情報機器内で使用さ
れるソフトウェアの使用許可の対価としての課金情報を
記載している課金テーブルを格納したメモリ素子を採用
すれば、比較的使用頻度の低い課金テーブル内蔵のカー
ド接続アダプタを、他の使用頻度が高いカードの使用を
妨げることなく、情報機器に接続することができる(請
求項5の作用)。
【0026】この機能回路として、情報機器から供給さ
れる駆動電圧を他のカードの作動電圧に変換するための
電圧変換素子を採用すれば、情報機器の規格と異なる電
圧で作動する他のカードを情報機器に接続することがで
きる(請求項6に作用)。
【0027】カード接続アダプタに、他のカードとの接
続状態を固定するロック手段を設ければ、情報機器のカ
ードスロット内で、カード接続アダプタとロック手段と
が分離することはない。従って、カードスロットの深さ
よりも短いカード接続アダプタを使用することができる
(請求項9,10の作用)。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0029】
【第1実施例】第1実施例は、カード接続アダプタがP
CMCIAに従った長さを有している場合の例である。 <マルチメディアシステム>本実施例は、本発明による
カード接続アダプタを、情報機器としてのマルチメディ
アプレーヤ内部で使用されるソフトウェアを管理するた
めのソフトウェア管理回路(以下、「SD回路]と言
う)内蔵のPCカード(以下、「SDカード]と言う)
に採用した例を示すものである。また、本実施例におい
ては、カード接続アダプタに接続される他のカードとし
て、モデム回路を内蔵したモデムカードを例示して説明
する。なお、本実施例において、SDカード及びモデム
カードは、ともに、PCMCIAのTYPE IIに準
拠しているとする。
【0030】図2は、SDカード1をマルチメディアプ
レーヤ2に接続すると同時にSDカード1にモデムカー
ド3を接続した状態の外観を示すものである。このよう
にマルチメディアプレーヤ2,SDカード1,及びモデ
ムカード3を組み合わせたシステムを、便宜上、マルチ
メディアシステムと称することとする。
【0031】以下、マルチメディアシステムの機能の説
明を行いながら、カード接続アダプタとしてのSDカー
ドの構成の説明を行う。マルチメディアシステムの中核
をなすマルチメディアプレーヤ2は、高密度CD−RO
Mや電話線を介しての通信等のメディアを介して提供さ
れる各種ソフトウェアを利用することができる情報機器
である。この各種ソフトウェアは、音声データ,映像デ
ータ,文字データ,コンピュータプログラム等のデジタ
ルデータの形態を有している。そして、この各種ソフト
ウェアの内容には、従来フロッピーディスクで提供され
ていたコンピュータプログラム及びそのデータを初めと
して、従来アナログテレビジョンシステムにより放送さ
れていたテレビジョンプログラム,従来ビデオテープや
ビデオディスクによって提供されていた映画プログラ
ム,従来ラジオ放送やコンパクトディスクによって提供
されていた音楽データ,等が含まれる。
【0032】即ち、このマルチメディアプレーヤ2は、
共通のデータフォーマットによって提供されたこれら各
種ソフトウェアを、統一的に取り扱うことができる情報
機器である。具体的には、これら各種ソフトウェアを読
み込み、コンピュータプログラムの実行,映画プログラ
ム及びテレビジョンプログラムの再生(画像信号の再
生,音声信号の再生),音楽データの再生(音声信号の
再生),等を行う機能を有している。 マルチメディア
プレーヤ2に接続されているモニタ装置4は、ディスプ
レイ及びスピーカを内蔵している。このモニタ装置4
は、マルチメディアプレーヤ2によって再生された映像
信号及び文字をディスプレイに表示するとともに、再生
された音声信号をスピーカから出力する。
【0033】マルチメディアプレーヤ2に提供される各
種ソフトウェアは、一般に入手が容易な形態(CD−R
OM,通信,等)で流通されるので、その使用許諾の対
価の課金方法を如何にするかが問題となる。そのため用
いられるのがSDカード1である。即ち、このマルチメ
ディアプレーヤ2で使用可能な各種ソフトウェアは、暗
号化された状態で流通される。この暗号化された各種ソ
フトウェアは、SD回路によって、逐次復号化される。
また、SD回路は、複合を行う毎に、課金情報を減算す
るのである。この課金情報とは、ユーザが予めソフトウ
ェア権利者(著作権者)に支払った金額に応じてSD回
路に書き込まれたポイントである。従って、各種ソフト
ウェアを使用(実行,再生)する際には、マルチメディ
アプレーヤ2の外面に設けられたカードスロット2aに
SDカード1を装着する必要があるのである。
【0034】マルチメディアプレーヤ2には、SDカー
ド1を介して、モデムカード3が装着される。このモデ
ムカード3は、電話回線とマルチメディアプレーヤ2と
を中継し、マルチメディアプレーヤ2内で用いられてい
るデータ信号を変調して電話回線に送出するとともに、
電話回線から送信される信号を復調してマルチメディア
プレーヤ2に送出する機能を有している。具体的には、
モデムカード3は、電話回線を利用した通信を介して送
信されてくる各種ソフトウェアを受信するとともに、S
Dカード1内のSD回路に格納されている課金情報をソ
フトウェア権利者に通信を介して通知する。なお、モデ
ムカード3は、課金対象のソフトウェアを受信したり課
金情報を通知する場合には、マルチメディアプレーヤ2
に装着されたSDカード1の後端(図3における下側
端)に装着される。しかし、通信を介してフリーソフト
ウェアを受信して使用する場合には、SD回路1をマル
チメディアプレーヤ2に装着する必要はない。従って、
その場合には、モデムカード3は、マルチメディアプレ
ーヤ2のカードスロット2aに直接装着される。 <回路構成>次に、図3を用いて、このように構成され
るマルチメディアシステムの回路構成を説明する。最初
は、マルチメディアプレーヤ2の内部回路の構成を説明
する。
【0035】CD−ROMドライブ21は、各種ソフト
ウェアが暗号化された状態で格納されている高密度CD
から、これらソフトウェアに含まれる情報を読むための
ドライブである。
【0036】このCD−ROMドライブ21に接続され
ている復調回路・制御回路22は、CD−ROMドライ
ブ21から送信される情報のうち、MPEG規格の画像
・音声情報を、復調してデコーダ23に送信する機能を
有している。
【0037】デコーダ23は、エラー訂正及びビットの
並び替えを実行して最大2メガバイト/秒(平均1メガ
バイト/秒)の画像・音声情報を、SDカード1内のS
D回路に引き渡す機能を有している。デコーダ23は、
この画像・音声情報の引き渡しを行うために、I/O
(入出力)装置24を介して、システムバスB1に接続
されている。
【0038】CPU25は、このシステムバスB1に接
続されており、マルチメディアプレーヤ2内の各回路及
び各装置,並びに、システムバスB1,B2を介して回
路的に接続されているSDカード1内のSD回路及びモ
デムカード3内のモデム回路を制御する機能を有してい
る。また、CPU25は、入力された各種情報を、プロ
グラムに従って処理する機能をも有している。
【0039】I/O装置24を介してシステムバスB1
に接続されたデマルチプレクサ26は、音声情報と画像
情報とを分離する機能を有している。MPEG−2回路
27は、MPEG規格で圧縮された状態で送信されて来
た映像信号,又は音声信号を伸長して、映像又は音声出
力可能なフォーマットに復元する回路である。なお、M
PEG規格は、映像信号及び音声信号に関する規格であ
るので、コンピュータ用のプログラム又はデータは、こ
のMPEG−2回路をそのまま通り抜けて、マルチメデ
ィアプレーヤ2の外部に出力される。なお、MPEG−
2回路27としては、ICチップ「ISO/IEC C
D 13818’1〜3」を用いることができる。
【0040】VRC回路28は、MPEG−2回路27
による伸長を行うに際して、映像信号及び音声信号が同
期して出力されるように調整する同期回路である。DA
回路29は、デジタル/アナログ変換回路である。この
DA回路によってアナログ変換されてから、映像信号及
び音声信号はモニタ装置4に出力される。
【0041】バスB1は、カードスロット2aの底部に
設けられたバスコネクタC1に接続されている。一方、
このカードスロット2aに挿入されるPCカード1
(3)の先端(図3における上側端)には、このバスコ
ネクタC1に接続されるバスコネクタC2(C4)が設
けられている。このバスコネクタC2(C4)は、PC
カード1(3)内部のバスB2(B3)に接続されてい
る。従って、PCカード1(3)内部の回路は、バス同
士の直結によって、マルチメディアプレーヤ2の内部の
回路に接続される。
【0042】次に、SDカード1内部のSD回路につい
て説明する。このSD回路は、バスB2に対してバス接
続された制御CPU11,DES12,アロケーション
テーブル13,及び課金テーブル14から構成されてい
る。
【0043】制御CPU11は、マルチメディアプレー
ヤ2内の制御CPU25と分担して、デコーダ23及び
デマルチプレクサ26とDES(Data Encry
ption Standard)7との間での情報のや
りとりを制御する。また、CPU11は、SD回路を構
成するDES12,アロケーションテーブル13,及び
課金テーブル14の制御を行う機能をも有している。
【0044】DES12は、デコーダ23から受け取っ
た画像・音声情報を復号化する機能,及びソフトウェア
の運用によって生じたユーザ情報(当該ソフトウェアの
使用時間,使用回数)を暗号化する機能を有する。な
お、このユーザ情報は、モデムカード3によって通信を
介してソフトウェアの権利者に通知されるか、若しく
は、次回の料金納付時に、ソフトウェアの権利者によっ
て回収される。なお、DES12としては、FIPS’
PUB.製ICチップ「ENCRYPTIONSTA
NDARD NIST」を用いることができる。
【0045】RAM15は、その内部に、アロケーショ
ンテーブル13,及び課金テーブル14が構築されるメ
モリである。アロケーションテーブル13は、SD回路
内の各回路の所属IDやRAM15内における課金テー
ブル14等のファット情報を管理するテーブルである。
【0046】課金テーブル14は、上述した課金情報を
格納しているテーブルである。バスB2の後端(バスコ
ネクタC2に接続されている端とは反対側の端)には、
バスコネクタC3が接続されている。このバスコネクタ
C3は、マルチメディアプレーヤ2に設けられたバスコ
ネクタC1と同一形状のコネクタである。従って、マル
チメディアプレーヤ2のバスコネクタC1に接続可能な
モデムカード3のバスコネクタC4を、SDカードの後
端(図3における下側)のバスコネクタC3に接続する
ことができるである。
【0047】次に、モデムカード3内部のモデム回路に
ついて説明する。このモデム回路は、バスコネクタC4
に接続されたバスB3にI/O接続されたシリアル・パ
ラレルインタフェース31,アロケーションテーブル3
2,変調/復調装置33,及びケーブルコネクタ34か
ら構成されている。
【0048】シリアル・パラレルインタフェース31
は、バスB3からのパラレル信号をRS232Cに準拠
したシリアル信号に変換するI/O装置である。アロケ
ーションテーブル32は、モデム回路内の各回路・装置
の所属IDを管理するテーブルである。
【0049】変調/復調装置33は、シリアル・パラレ
ルインタフェース31から送信されるデジタル信号を、
電話回線に送信させるための音声信号パルスに変調する
とともに、電話回線からの音声信号パルスをデジタル信
号に復調する装置である。
【0050】ケーブルコネクタ34は、モデム回路を電
話回線に繋がっているケーブルKに接続するための装置
である。 <SDカードの機械構成>次に、SDカード1のケーシ
ングの機械的構成について説明する。このSDカード1
にモデムカード3が接続されている状態を、図4に示
す。また、これらSDカード1及びモデムカード3を相
互に分離した状態を、図5に示す。
【0051】これら図4及び図5から明らかなように、
SDカード1の先端(図4,5における左側端)は、モ
デムカード3の先端挿入部3aと同形状の挿入部1aと
なっている。即ち、それらは、ともに、PCMCIAの
TYPE IIIに従った形状を有しているのである。
具体的形状を述べると、先端挿入部1a,3aの両側に
は、逆挿入防止用の切り欠き1e,3eが形成されてい
る。この切り欠き1e,3eは、左右の側の夫々で、そ
の形状が異なっている。また、その先端面には、34×
2個の雌端子の穴が形成されている。
【0052】SDカード1の後端(図5における右側
端)は、PCMCIAのTYPE IIに準拠している
他のカード(例えば、モデムカード3)の先端挿入部
(3a)が挿入され,且つこれを安定保持するスロット
部1bとなっている。このスロット部1bは、マルチメ
ディアプレーヤ2のカードスロット2aに対応するもの
である。このスロット部1bを後端側から見た状態を、
図6に示す。
【0053】具体的形状を述べると、スロット部1b
は、カード接続アダプタ1の上下両面からカードアダプ
タ1の幅方向に平行な縁を構成するように突出した袖部
としてのガイド1c,1cと、カード接続アダプタ1の
左右両側から突出した逆差し防止ピン1d,1dとから
構成されている。このガイド1c及び1cの間隔は、他
のカード(モデムカード3)の先端挿入部(3a)の厚
さとほぼ同じ寸法になっている。また、逆差し防止ピン
1d,1dの形状及び相互間隔は、他のカード(モデム
カード3)をスロット部1bに挿入した場合に、他のカ
ード(モデムカード3)の左右両端に形成された切り欠
き1e,1eに係合し且つスライドできる形状及び寸法
になっている。
【0054】従って、他のカード(モデムカード3)を
このスロット部1bに挿入すると、その先端挿入部(3
a)がガイド1c,1c及び逆差し防止ピン1d,1d
によってガイドされる。その結果、カード接続アダプタ
1と他のカード(モデムカード3)とが相互の相対位置
関係を保ち,即ち、幅方向及び厚さ方向にずれることな
く、所定の結合位置にガイドされる。
【0055】なお、逆差し防止ピン1d,1dの形状
は、他のカード(モデムカード3)の先端挿入部(3
a)の切り欠き1e,1eの形状に合わせて、左右でそ
の形状を異にしている。従って、他のカード(モデムカ
ード3)を裏返しにして挿入しようとすると、防止ピン
1d,1dと切り欠き1e,1eとが係合しないので、
挿入が阻止される。
【0056】また、スロット部1bの底には、上記所定
の結合位置にて他のカード(モデムカード3)の先端面
に形成されている雌端子の穴に挿入して雌端子に導通す
る雄端子ピン62aが、雌端子と同配列で植設されてい
る。
【0057】なお、マルチメディアプレーヤ2のカード
スロット2aの規格に一致していない他のカードを装着
させる場合には、このスロット部1bの形状を適宜変更
する。例えば、より厚いカードを装着する場合には、ガ
イド1c,1cの形状を厚さ方向に広げた形状とする。
【0058】次に、SDカード1を構成する各部品の構
造を説明することにより、SDカード1の内部構造を説
明する。図7は、SDカード1を構成する各部品の分解
図である。この分解図から明らかなように、SDカード
1は、上側イジェクタプレート40,フレーム50,回
路基板60,及び下側ガイドプレート70を主な構成部
品とし、これらを上側から順に重ねた構成を有してい
る。以下、これら各部品の説明を行う。
【0059】回路基板60の平面図を図8に示す。図8
から明らかなように、回路基板60は、SDカードを一
回り小さくした矩形形状を有している。回路基板60の
先端側(図8における上側)には、バスコネクタC2と
して機能する雌コネクタ装置61が装着されている。こ
の雌コネクタ装置61は、SDカード1の先端挿入部の
一部を構成するものであるので、多数の雌端子穴が形成
されているSDカード1の先端面は、この雌コネクタ装
置61の先端面に該当する。
【0060】一方、回路基板60の後端側(図8におけ
る下側)には、バスコネクタC3として機能する雄コネ
クタ装置62が装着されている。この雄コネクタ装置6
2の後端面は、SDカード1のスロット部1bの底に該
当する。従って、その後端面には、多数の雄端子ピン6
2aが植設されている。なお、この雄コネクタ装置62
の厚さは、雌コネクタ装置61の厚さよりも若干薄く形
成されている。
【0061】また、回路基板60の表面には、SD回路
を構成する回路素子63が装着されている。次に、フレ
ーム50の平面図を図9に示す。図9から明らかなよう
に、フレーム50は、雌コネクタ装置61及び雄コネク
タ装置62に夫々嵌合する矩形の切り欠き50e及び5
0fが形成された略梯子形状を有している。このフレー
ム50の先端側(図9における上側)における切り欠き
50eの周囲の部分50bは、SDカード1の先端挿入
部1aの残りを構成する部分なので、他の部分50aよ
りも厚肉部分となっている。つまり、この部分50b
は、雌コネクタ61の厚さと同厚であり、PCMCIA
により規定されている厚さとなっている。なお、この部
分50bの左右両側に、切り欠き1e,1eが形成され
ている。
【0062】また、このフレーム50の後端側(図9に
おける下側)における切り欠き部50fの左右両側の部
分50c,50cは、SDカードの側縁を構成する部分
なので、他の部分50aよりも厚肉部分となっている。
即ち、これらの部分50c,50cは、先端側の厚肉部
分50bと同厚となっている。なお、これらの部分50
c,50cの後端には、その側面及び上下両面にわたっ
て、断面コの字状に段差を付けたレール部50d,50
dが形成されている。
【0063】また、このフレーム50の後端側のブリッ
ジ部50gの上面における左右対称の二位置には、夫々
ピンが植設されている。このピン51の高さは、厚肉部
分50b,50cよりも僅かに低く設定されている。
【0064】回路基板60の上にフレーム50を重ね合
わせて固着した状態を、図10に示す。この図10の状
態では、雌コネクタ装置61は、フレーム50の先端側
の切り欠き部50eに隙間無くはまり込む。これによ
り、SDカード1の先端挿入部1aが形成される。ま
た、雄コネクタ装置62は、フレーム50の後端側の切
り欠き部50fに隙間無くはまり込む。
【0065】図10に示すように、フレーム50の後端
側における左右両側に形成されたレール部50d,50
dには、図11に示すような形状のスライダ90の溝部
90aが、スライド自在に嵌まっている。このスライダ
90の端面(図11における手前側面)には、逆差し込
み防止ピン1dが形成されている。
【0066】このスライダ90の溝部90aの内面上側
には、フレーム50の後端側のブリッジ部50gの上に
配置されたレバー80の外端部80aが、回動自在に軸
支されている。このレバー80の中間部分には、長円形
状の透過孔80bが穿たれている。この透過孔80b
は、図10に示すように、フレーム50の後端側のブリ
ッジ部50gに植設されたピン51に嵌合されている。
このレバー80の内側端の上面には、ピン80cが植設
されている。このピン80cは、図12にその内面図が
示されている上側イジェクタプレート40の内面後端側
(図12における下側)に穿たれた穴40aに嵌入して
いる。
【0067】以上の構造により、フレーム50に対して
上側イジェクタプレート40を先端側にスライドさせる
と、穴40aとピン80cを介して、この運動がレバー
80に伝えられる。従って、レバー80は、ピン51を
中心に回転し、その外側端80aによりスライダ90を
後端側にスライドさせる。
【0068】なお、フレーム50の後端の厚肉部分50
cは、そのレバー80の回転軌跡に干渉する。従って、
その干渉する部分のみが若干薄肉に形成されて、レバー
80に対する逃げとなっている。
【0069】また、レバー80の透過孔80bは、ピン
80cが直進運動することによるきしみを吸収するため
に、長円形状となっているのである。上側イジェクタプ
レート40の先端側(図12における上側)寄りの両側
縁には、短冊状のガイドアーム40b,40bが形成さ
れている。このガイドアーム40b,40bは、図5及
び図7に示すように、先端側又は後端側から見てコの字
状になるように、下側に折り込まれる。即ち、このガイ
ドアーム40b,40bは、フレーム50の両厚肉部分
50a及び50cに挟まれた薄肉部分50aに沿って、
折り込まれる。そして、折り込まれた状態では、ガイド
アーム40b,40bの外面が、フレーム50の両厚肉
部分50a及び50cと面一となっている。従って、こ
のガイドアーム40b,40bは、フレーム50に対し
て上側イジェクタプレート40が傾くことなくスライド
するようにガイドする機能を有している。また、このガ
イドアーム40b,40bは、フレーム50の両厚肉部
分50a及び50cに当接することにより、上側イジェ
クタプレート40のスライド範囲を規制する。
【0070】下側イジェクタプレート70は、回路基板
60,フレーム50,及び上側イジェクタプレート40
が互いに組み付けられた状態で、回路基板60の下側か
ら、上側イジェクタプレート40のガイドアーム40
b,40bに固着されている。従って、下側イジェクタ
プレート70は、上側イジェクタプレート40と一体と
なって、フレーム50に対してスライドする。また、両
イジェクタプレート40,70の後端は、袖部としての
ガイド部1cとなっている。従って、両者の間隔は、他
のカード(モデムカード3)の先端挿入部の厚さとほぼ
同じ寸法に設計されている。 <実施例の作用>SDカード1の先端挿入部1aを、マ
ルチメディアプレーヤ2のカードスロット2aに挿入す
る。すると、図13の断面図に示すように、SDカード
1の雌コネクタ装置61(バスコネクタC2)が、マル
チメディアプレーヤ2のバスコネクタC1に接続され
る。この状態では、SDカード1内のSD回路がマルチ
メディアプレーヤ2内の回路とバス結合されるので、高
密度CD−ROMに格納されている暗号化された状態の
各種ソフトウェアを復号化して、使用(再生,実行)す
ることができるようになる。また、これと同時に、各種
ソフトウェアの使用に対する課金情報の更新が可能にな
る。この時、SDカード1の後端(図13における右側
端)のスロット部1bに、モデムカード3の先端挿入部
3aを挿入することができる。この状態では、モデムカ
ード3の先端挿入部3aは、SDカードのガイド部1
c,1c,及び逆差し防止ピン1d,1dにより上下左
右方向への位置決めがなされるので、雄接続ピン62a
がモデムカード3の先端面に当接して曲げられてしまう
ことがない。なお、モデムカード3の先端挿入部3aの
切り欠き3eが逆差し防止ピンに完全に係合した状態か
ら、更にモデムカード3を先端側に押し込むと、スライ
ダ90が先端側にスライドするとともに、両イジェクタ
プレート40,70がモデムカード3側に向かって迫り
出して来る。この状態では、モデムカード3は両イジェ
クタプレート40,70のガイド部1c,1cにより挟
まれて保持されるので、モデムカード3が傾くことによ
り、雄コネクタ装置62の雄接続ピン62aを曲げてし
まうことが防止される。
【0071】このようにして、SDカード1とモデムカ
ード3との接続が完了すると、SDカード1の雄コネク
タ装置62(バスコネクタC3)が、モデムカード3の
バスコネタC4に接続される。この状態では、モデムカ
ード3内の変調/復調回路33は、マルチメディアプレ
ーヤ2内の回路とI/O結合される。従って、電話回線
を介しての通信を行って、暗号化された各種ソフトウェ
アをマルチメディアプレーヤ内に取り込むことができ
る。
【0072】この状態から、SDカード1ごとモデムカ
ード3をマルチメディアプレーヤ2から取り外すには、
マルチメディアプレーヤ2のカードスロット2aに備え
られている着脱ボタンを操作する。これに対して、マル
チメディアプレーヤ2にSDカード1を装着したまま、
モデムカード3のみをSDカード1から取り外すには、
両イジェクタプレート40,70をマルチメディアプレ
ーヤ2側に押し込んで、スライドさせる。すると、この
運動は、スライダ90がモデムカード3側に迫り出す動
きに変換される。従って、このスライダ90の迫り出し
により、モデムカード3は、SDカード1から強制的に
引き離される。即ち、雄コネクタ装置62(バスコネク
タC3)とバスコネクタC4との結合が解除される。こ
れにより、モデムカード3を容易にSDカード1から取
り外すことができる。
【0073】
【第2実施例】図14は、本発明の第2実施例によるカ
ード接続アダプタの斜視図である。第2実施例は、カー
ド接続アダプタがPCMCIAに従った長さよりも短い
全長しかない場合の例である。 <実施例の構成>本実施例において用いるマルチメディ
アプレーヤ2は、第1実施例において用いたマルチメデ
ィアプレーヤ2と全く同一であるので、その説明を省略
する。
【0074】このマルチメディアプレーヤ2は、上述し
た如く、PCMCIAのtypeIIに従ったサイズの
カードスロット2aを有している。従って、PCMCI
Aによって規格化された長さよりも短いカード接続アダ
プタ110をマルチメディアプレーヤのそのカードスロ
ット2aに挿入して、所定の接続位置に装着すると、こ
のカード接続アダプタ110は完全にカードスロット2
a内に埋まってしまう。従って、このカード接続アダプ
タ110の後端110bに接続されている他のカード1
30の先端130aも、カードスロット2a内に入り込
むことができる。そのため、カード接続アダプタ110
に袖部(第1実施例におけるガイドIc)を設けなくて
も、他のカード130を傾けることなく安定に保持する
ことができる。従って、カード接続アダプタ110の雄
接続ピン62aを曲げてしまうことが防止できるのであ
る。
【0075】しかしながら、このような構成にすると、
カード接続アダプタ110をカードスロット2aから取
り外すのが困難になる。いま、かりに、カード接続アダ
プタ110を他のカード130とともにカードスロット
2a内に装着した後で、他のカード130のみをカード
スロット2aから取り外したとする。この場合、カード
接続アダプタ110は、完全にカードスロット2a内に
埋まっているので、カードスロット2aの外側からカー
ド接続アダプタ110を引き出すことはできない。ま
た、カードスロット2a内に設けられているイジェクト
ボタンを操作したとしても、この短身のカード接続アダ
プタ110を完全にカードスロット2aの外まで排出す
るだけの突出力が与えられる訳ではない。
【0076】従って、このような短身のカード接続アダ
プタ110をカードスロット2aから取り外し可能とす
るには、カード接続アダプタ110と他のカード130
とを相互にロック可能として、カードスロット2a内で
両者が分離しないように構成する必要がある。
【0077】第2実施例は、このようなロック機構を有
するカード接続アダプタ110及び他のカード130の
機械的構造に特徴を有する実施例である。従って、第2
実施例におけるカード接続アダプタとしてのSDカード
110及び他のカードとしてのモデムカード130の回
路構成は、第1実施例のものと同一であるので、その説
明を省略する。
【0078】図14において、SDカード110の上側
プレート140(第1実施例における上側スライダプレ
ート40に相当)及び図示せぬ下側プレート(第1実施
例における下側スライダプレート70に相当)は、共
に、フレーム150(第1実施例におけるフレーム50
に相当)に固定されている。従って、前者は後者に対し
てスライドしない。
【0079】また、この上側及び下側プレート140の
後端は、雄コネクタ装置62を覆うだけであり、これか
ら突出した袖部(第1実施例におけるガイド部1cに相
当)は形成されていない。従って、この雄コネクタ装置
62から突出している雄接続ピン62aは、むき出しの
ままである。なお、本実施例において袖部を設けてもか
まわない。
【0080】また、フレーム150の後端両側部には、
突起(第1実施例における逆差し込み防止ピン1dに相
当)は形成されていない。なお、本実施例において突起
を設けてもかまわない。
【0081】本実施例では、独自の構成として、以下の
ロック構造が備えられている。即ち、図14におけるX
V部分の拡大図である図15に示すように、フレーム1
50の後端両側部150cと雄コネクタ装置62の側面
との間には、スリット150aが形成されている。この
スリット150aは、SDカード110の上面にまで貫
通している。従って、図15に示すように、上側プレー
ト140におけるスリット150aの上に当たる部分
も、同じ形状に切り欠かれている。
【0082】このスリットには、図15に示すようなフ
ック190が差し込まれている。このフック190は、
スリット150aの幅よりも僅かに狭い幅を有してい
る。このフック190は、中心に軸孔190dを有する
とともにフレーム150の厚さと略同じ寸法の直径を有
している円盤部190cと、この円盤部190cの径方
向に延びる軸部190bと、この軸部bの先端から直角
に屈曲して形成された爪部190aとから構成されてい
る。
【0083】一方、フレーム150,及び雄コネクタ装
置62にも、スリット150aをSDカード110の幅
方向に貫通するように、軸孔150bが形成されてい
る。この軸孔150b及び190cには、シャフト19
1が挿入されて固定されている。従って、フック190
は、スリット150a内で、シャフト191及び軸孔1
90cを中心にして回転可能である。
【0084】そして、軸部190bをSDカード110
の上面と平行な方向に向けた図15の状態においては、
軸部190bの上面とフレーム150の上面とは面一と
なる。また、この状態においては、軸部190bの下面
は、フレーム150の厚さの半分の高さ位置に存在する
ことになる。なお、図15に示す状態において、爪部1
90a及び軸部190bは、スリット150aから後端
側に突出している。
【0085】一方、本第2実施例に用いられるモデムカ
ード130は、このSDカード110に接続するための
専用の形状を有している。即ち、図14におけるXVI
部分の拡大図である図16に示すように、モデムカード
の先端部130aには、スリット130b,130bが
形成されている。このスリット130b,130bが形
成されている幅方向の位置は、モデムカードカード11
0のスリット150a,150aの幅方向位置と同じに
なっている。
【0086】このスリット130b,130bは、モデ
ムカード130の上下に貫通している。このスリット1
30b,130bの幅は、スリット150a,150a
と同一幅である。また、このスリット130b,130
bの長さ(モデムカード130の長軸方向に沿った長
さ)は、図15におけるフック190の軸部190b及
び爪部190aの突出部分の長さよりも長くなってい
る。
【0087】また、このスリット130b,130bの
先端側開口には、直方体形状の係合部192が固着され
ている。この係合部192の長さ(モデムカード130
の長軸方向に沿った長さ)は、図15における軸部19
0bの突出部分の長さ(フレーム150の後端面から爪
部190aまでの長さ)と同じである。また、この係合
部192の幅は、スリット130b,130bの幅と同
じである。また、この係合部192の高さは、スリット
130b,130bの高さと同じである。即ち、図15
におけるフレーム150の下面から軸部190bの下面
までの高さと同じである。また、係合部192の下面
は、モデムカード130n下面と面一である。 <実施例の作用>以上のように構成される実施例の作用
を、図17乃至図19に基づいて説明する。
【0088】先ず、本実施例におけるSDカード110
及びモデムカード130をマルチメディアプレーヤ2に
装着するには、予めマルチメディアプレーヤ2外におい
て、モデムカード130をSDカード110に接続して
おく。
【0089】即ち、図17に示すように、SDカード1
10のフック190を図面上における反時計方向に回転
させて、軸部190bをスリット150aから完全に出
す。そして、その状態のまま、図18に示すように、モ
デムカード130の先端130bのコネクタを、SDカ
ード110の後端のコネクタに接続する。この状態にお
いては、スリット150aとスリット130bとは、幅
方向にずれることなく完全に繋がる。この状態から、フ
ック190を図面上時計方向に回転させると、フック1
90軸部190b及び爪部190aは、スリット130
b内に完全に収まるとともに、爪部190aが係合部1
92に係合する。
【0090】この図19に示すロック状態においては、
爪部190a及び係合部192の係合面は、ともに、カ
ードモデム130の装着方向に対して垂直である。従っ
て、SDカード110とモデムカード130とを離脱方
向に引っ張っても、それらが相互に離脱することはな
い。
【0091】このロック状態のまま、SDカード110
及びモデムカード130をマルチメディアプレーヤ2の
カードスロット2aに挿入すると、SDカード110及
びモデムカード130の接続部分は、カードスロット2
a内に完全に入り込んでしまう。しかし、それ故に、カ
ードスロット2aの内壁により、フック192がスリッ
ト130bから外に出てしまうことが防止される。即
ち、フック192の回転が規制されて、フック192の
爪部192aが係合部192から外れてしまうことが防
止される。従って、カードスロット2a内においてモデ
ムカード130がSDカード110から外れてしまうこ
とはない。
【0092】このロック状態においてSDカード110
をカードスロット2aから取り外すには、マルチメディ
アプレーヤ2に設けられたイジェクトボタンを操作する
とともに、モデムカード130を手で掴んでカードスロ
ット2aから引き出す。すると、このモデムカード13
0にロック状態で接続されているSDカード110も、
モデムカード130とともにカードスロット2aから引
き出される。
【0093】外に引き出された状態においては、フック
192の回転は自由になる。従って、モデムカード13
0の裏側から、スリット130b内に入り込んでいるフ
ック192の爪部192aを指等で押し上げることがで
きる。そして、スリット130bから突出したフック1
92を指で摘めば、このフック192を、図18に示す
状態にまで回転することができる。この図18の状態か
らSDカード110とモデムカード130を相互に離反
する方向に引っ張れば、両者を互いに引き抜くことがで
きる。
【0094】以上のように、本実施例によれば、PCM
CIAの規格より短いSDカード110であっても、P
CMCIAの規格に沿ったカードスロット2aに接続し
て用いることができる。
【0095】
【発明の効果】本発明の必須の構成要素により、情報機
器に設けられたカードスロットの条件如何に関わらず、
装着が求められているカードを情報機器に装着すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図である。
【図2】 本発明の第1実施例によるカード接続アダ
プタが用いられたマルチメディアシステムの構成図
【図3】 図2のマルチマルチメディアシステムの回
路図
【図4】 SDカードとモデムカードとを接続させた
状態を示す図
【図5】 SDカードとモデムカードとを切り放した
状態を示す図
【図6】 SDカードを後端側から見た図
【図7】 SDカードの分解図
【図8】 図7の回路基板の上面図
【図9】 図7のフレームの上面図
【図10】 回路基板とフレームとを組み合わせた状態
を示す図
【図11】 スライダとレバーの斜視図
【図12】 上側イジェクタプレートの内面図
【図13】 SDカードをマルチメディアプレーヤのカ
ードスロットに装着した状態を示す断面図
【図14】 本発明の第2実施例によるSDカードとモ
デムカードとを接続させた状態を示す図
【図15】 図14におけるXV部分の拡大図
【図16】 図14におけるXVI部分の拡大図
【図17】 本発明における第2実施例によるSDカー
ドとモデムカードの接続手順の説明図
【図18】 本発明における第2実施例によるSDカー
ドとモデムカードの接続手順の説明図
【図19】 本発明における第2実施例によるSDカー
ドとモデムカードの接続手順の説明図
【図20】 従来例を示す図
【符号の説明】
1 SDカード 1c ガイド部 1d 逆差し防止ピン 2 マルチメディアプレーヤ 3 モデムカード 61 雌コネクタ装置 62 雄コネクタ装置 110 SDカード 130 モデムカード 190 フック 192 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01R 13/639 Z 7354−5B

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端が情報機器のカードスロットに挿入さ
    れ後端に他のカードの先端を装着可能なカード接続アダ
    プタであり、 前記後端には、前記他のカードの先端に設けられた接続
    端子に導通可能な多数の接続端子が設けられているとと
    もに、 その上面又は下面には、前記他のカード方向に向けて、
    前記他のカードの装着をガイドするとともに、前記接続
    端子を保護する袖部が設けられていることを特徴とする
    カード接続アダプタ。
  2. 【請求項2】前記袖部の側方には、前記袖部にガイドさ
    れた前記カードがその幅方向に移動することを規制する
    突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    カード接続アダプタ。
  3. 【請求項3】前記袖部は、前記他のカードを装着する方
    向と同方向に移動可能であり、 前記突起は、前記カードの装着方向において前記カード
    と当接して前記カード接続アダプタの先端側へ移動可能
    であるとともに、この移動に伴って前記袖部を他のカー
    ド側へ迫り出す様に駆動することを特徴とする請求項2
    記載のカード接続アダプタ。
  4. 【請求項4】前記カード接続アダプタの本体内には、前
    記情報機器との間で信号の送受信を行うとともに所定の
    情報処理を行う機能回路が収容されていることを特徴と
    する請求項1記載のカード接続アダプタ。
  5. 【請求項5】前記機能回路は、ソフトウェア使用許可の
    ための課金テーブルが設けられたメモリ素子であること
    を特徴とする請求項4記載のカード接続アダプタ。
  6. 【請求項6】前記機能回路は、前記情報機器の規格と異
    なる電源で作動する他のカードを接続可能とする電圧変
    換素子であることを特徴とする請求項4記載のカード接
    続アダプタ。
  7. 【請求項7】前記カード接続アダプタの先端には、前記
    カード接続アダプタの後端に設けられた個々の前記接続
    端子に夫々導通するとともに、前記情報機器のカードス
    ロットに設けられた接続端子に接続される多数の接続端
    子が設けられていることを特徴とする請求項1記載のカ
    ード接続アダプタ。
  8. 【請求項8】前記カード接続アダプタの先端に設けられ
    た接続端子と前記カード接続アダプタの後端に設けられ
    た接続端子とが同じ配列で設けられているとともに、対
    応する位置に配置されている接続端子同士が互いに導通
    していることを特徴とする請求項7記載のカード接続ア
    ダプタ。
  9. 【請求項9】先端が情報機器のカードスロットに挿入さ
    れ後端に他のカードの先端を装着可能なカード接続アダ
    プタであり、 前記後端には、前記他のカードの先端に設けられた接続
    端子に導通可能な多数の接続端子が設けられているとと
    もに、 前記他のカードを接続状態に固定するロック手段が設け
    られていることを特徴とするカード接続アダプタ。
  10. 【請求項10】前記ロック手段は、前記他のカードの先
    端に設けられた係合部に対して係合可能な爪部を有する
    回動自在なフックであることを特徴とするカード接続ア
    ダプタ。
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