JP2012182972A - コイル、ステータ、コイルの製造方法 - Google Patents

コイル、ステータ、コイルの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012182972A
JP2012182972A JP2011270507A JP2011270507A JP2012182972A JP 2012182972 A JP2012182972 A JP 2012182972A JP 2011270507 A JP2011270507 A JP 2011270507A JP 2011270507 A JP2011270507 A JP 2011270507A JP 2012182972 A JP2012182972 A JP 2012182972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
winding
stator
wire
slot insertion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011270507A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5516562B2 (ja
Inventor
Satoshi Baba
智 馬場
Yasuyuki Satake
康之 佐武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2011270507A priority Critical patent/JP5516562B2/ja
Priority to FR1200313A priority patent/FR2971901A1/fr
Priority to CN201210024420.4A priority patent/CN102638121B/zh
Priority to DE102012201698A priority patent/DE102012201698A1/de
Priority to US13/368,061 priority patent/US9130416B2/en
Publication of JP2012182972A publication Critical patent/JP2012182972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5516562B2 publication Critical patent/JP5516562B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/12Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors arranged in slots
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/04Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of windings, prior to mounting into machines
    • H02K15/0435Wound windings
    • H02K15/0464Lap windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49009Dynamoelectric machine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】導線をばらけにくくすることができるとともに軸方向の長さを小さくすることができるコイル、ステータ、コイルの製造方法を提供する。
【解決手段】2連化されたコイル30の構成として、平角線よりなる導線がエッジワイズ巻きされた第1の巻回部40および第2の巻回部50を構成している。第1の巻回部40および第2の巻回部50は、コイルエンド部43,53においてクランク形状部46,56を含んでいる。また、スロット挿入部41,42,51,52の平角線は、平角線の断面長手方向がステータの周方向となるとともに平角線の断面短手方向がステータの径方向となるように形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、コイル、ステータ、コイルの製造方法に関するものである。
特許文献1等において、2連続α巻きコイルを成形し、重ね巻コイルを2連化したコイルを持つ回転電機が開示されている。
特開2009−195005号公報
ところが、図23に示すように、α巻コイルを広げる際、A部で示すごとく線のばらけが生じやすく、ステータ(固定子)の軸方向の長さが大きくなる。
また、図24に示すように、α巻コイルを広げたものをコイルとするので、コイルエンド部におけるクランク形状部に線が旋回する部分Bが生じ、ステータ(固定子)の軸方向の長さが大きくなる。なお旋回とは、ステータのスロットに配置された状態で、一対のスロット挿入部のうち一方においてコイル中のステータ径方向外側に配置される面や導体が、他方においてはステータ径方向内側に配置される、つまり入れ替わるように曲げられることを指す。
本発明の目的は、導線をばらけにくくすることができるとともに軸方向の長さを小さくすることができるコイル、ステータ、コイルの製造方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、回転電機のステータに設けられるコイルであって、平角線よりなる導線がエッジワイズ巻きされ、ステータのスロットに対応する一対のスロット挿入部とコイルエンド部を有する第1の巻回部と、前記第1の巻回部とつながる平角線よりなる導線がエッジワイズ巻きされ、ステータのスロットに対応する一対のスロット挿入部とコイルエンド部を有する第2の巻回部と、を備え、前記第1の巻回部および第2の巻回部は、コイルエンド部においてクランク形状部を含み、スロット挿入部の平角線は、平角線の断面長手方向がステータの周方向となるとともに平角線の断面短手方向がステータの径方向となるように形成されていることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、平角線よりなる導線を用い、第1の巻回部および第2の巻回部は、コイルエンド部において平角線をエッジワイズ巻きしたクランク形状部を含んでいる。また、スロット挿入部が、周方向に平角線の断面長手方向となるとともに径方向に平角線の断面短手方向となっている。
これにより、コイルエンド部において導線をばらけにくくすることができる。また、コイルエンド部におけるクランク形状部には導線の旋回部を無くして軸方向の長さを小さくすることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のコイルにおいて、前記第1の巻回部と第2の巻回部をつなぐ渡り線は、前記第1の巻回部のクランク形状部と前記第2の巻回部のクランク形状部との間にわたり延設されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、第1の巻回部のクランク形状部と第2の巻回部のクランク形状部との間に渡り線が延設されているので、軸方向の長さをより小さくすることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載のコイルにおいて、前記第1の巻回部と第2の巻回部をつなぐ渡り線は、前記第1の巻回部における一対のスロット挿入部のうちの周方向の外側のスロット挿入部と、前記第2の巻回部における一対のスロット挿入部のうちの周方向の外側のスロット挿入部をつなぐように渡っていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、第1の巻回部における外側のスロット挿入部と、第2の巻回部における外側のスロット挿入部をつなぐように渡り線が渡っているので、渡り線の成形加工が容易となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコイルにおいて、各層におけるコイル構成体として同一スロット内での導線のターン数が1以上となるように複数層に分割されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明によれば、分割したコイル構成とすることにより、コイル成形が容易となる。また、第1の巻回部のコイルエンド部と第2の巻回部のコイルエンド部との間の隙間及び両者が周方向で隣接する別のコイルとの隙間を大きくすることができ、結果として、コイル間が干渉する限界のコイルエンド高さを低く設計することができる。また、請求項3に記載の構成とした場合において、第1の巻回部における内側のスロット挿入部と、第2の巻回部における内側のスロット挿入部から引出部を出すことができる。従ってコイルを複数層に分割し、互いに接続する場合、第1の巻回部と第2の巻回部の内側のスロット挿入部同士を渡り線で接続するより、接合部の高さを低くすることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載のコイルにおいて、前記分割された各層のコイル構成体のうちの隣接する前記コイル構成体における連結する引出部は、周方向において重なる位置に配置され、直接接合されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明によれば、他の周方向位置で接合するより接合部の高さを低くできる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のコイルにおいて、前記分割された各層のコイル構成体のうちの最も径方向内側の前記コイル構成体における径方向内側の引出部は、前記直接接合される前記引出部に対し周方向にオフセットされた位置に形成されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明によれば、オフセットされた位置に形成された引出部を用いて極間渡り線を容易に接続することが可能となる。
請求項7に記載の発明では、請求項6に記載のコイルにおいて、周方向に隣り合う極で同相のコイルは、前記オフセットされた位置に形成された前記引出部同士が極間渡り線で接続され、当該極間渡り線は、ステータの内周面に相当する部位より径方向外側においてステータの軸方向に沿って延設されるように形成された引出部の間を通り、各相での極間渡り線がステータの軸方向となる方向において重なった状態で周方向に斜めに延びていることを要旨とする。
請求項7に記載の発明によれば、極間渡り線を引き回して同相のコイルを極間渡り線で容易に接続することができる。また、接続する極間渡り線を同一形状の極間渡り線で構成できる。
請求項8に記載の発明では、請求項4〜7のいずれか1項に記載のコイルにおいて、前記分割された各層のコイル構成体は、径方向外側から内側に向かって径方向内側のコイル構成体のターン数が外側のコイル構成体のターン数と同数以下となっていることを要旨とする。
請求項8に記載の発明によれば、径方向内側のコイル構成体において、ターン数を外側のコイル構成体のターン数より多くした場合より、第1の巻回部のコイルエンド部と第2の巻回部のコイルエンド部との間の隙間及び両者が周方向で隣接する別のコイルとの隙間を大きくすることができるため、コイルエンド高さを低く設計することができる。
請求項9に記載のように、内周面に開口するスロットが周方向に並設された円筒状のステータコアと、前記ステータコアのスロットに挿入される請求項1〜8のいずれか1項に記載のコイルと、を備えたステータを構成することができる。
請求項10に記載の発明では、平角線よりなる導線で形成され、一対のスロット挿入部とコイルエンド部を有する第1の巻回部と、前記第1の巻回部とつながる平角線よりなる導線で形成され、一対のスロット挿入部とコイルエンド部を有する第2の巻回部と、を備えたコイルの製造方法であって、平角線よりなる1本の導線をエッジワイズ巻きして渡り線でつながる第1の巻回部および第2の巻回部を形成する第1工程と、前記第1の巻回部および第2の巻回部でのコイルエンド部においてクランク形状部を成形する第2工程と、渡り線を成形して、第1の巻回部および第2の巻回部の一対のスロット挿入部を、ステータコアにおいて周方向に並設されたスロット群のうちの一対のスロットに対応するように位置させる第3工程と、を有することを要旨とする。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1に記載のコイルを製造することができる。
本発明によれば、導線をばらけにくくすることができるとともに軸方向の長さを小さくすることができる。
第1の実施形態におけるステータアッシィの斜視図。 コイル全体(三相)の平面図。 2連化したコイルの斜視図。 (a)は2連化したコイルの平面図、(b)は2連化したコイルの正面図、(c)は(b)のA−A線での縦断面図。 引出線の位置関係を説明するためのコイルの正面図。 2連コイルの製造工程を示す工程図。 (a)は製造工程における2連エッジワイズ巻き後のコイルの平面図、(b)は2連エッジワイズ巻き後のコイルの正面図。 (a)は第2の実施形態におけるコイルの分解斜視図、(b)はコイルの正面図((a)のA矢視図)。 第2の実施形態におけるステータの平面図。 第2の実施形態におけるステータの斜視図。 第2の実施形態におけるステータの一部平面図。 第2の実施形態におけるステータの一部斜視図。 第2の実施形態におけるステータの一部分解斜視図。 第2の実施形態における極間渡り線の斜視図。 図14の極間渡り線のA矢視図。 図14の極間渡り線のB矢視図。 図14の極間渡り線のC矢視図。 コイルの寸法関係を説明するための模式図。 (a)は別例における2連化したコイルの平面図、(b)は別例における2連化したコイルの正面図。 別例における引出線の位置関係を説明するためのコイルの正面図。 別例のコイルを示す一部断面図。 別例のコイルの正面図。 従来技術を説明するためのコイルの斜視図。 従来技術を説明するためのコイルの正面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、ステータ10におけるステータコア20は円筒状をなし、内周面には多数のスロット21が周方向に並設されている。各スロット21はステータコア20の内周面に開口している。ステータコア20のスロット21にはコイル30が挿入されている。本実施形態では3相モータに具体化している。コイル30のみでは、図2に示すように配置されている。なお図2は引出部を省略して図示している。
回転電機としてのモータのステータ10に設けられるコイル30は、1本の導線により構成され、図3,4に示すように2連化されている。即ち、コイル30は、第1の巻回部40と第2の巻回部50を備え、渡り線60で第1の巻回部40と第2の巻回部50とがつながっている。導線は、断面が長方形の平角線よりなり、第1の巻回部40および第2の巻回部50は平角線(導線)をエッジワイズ巻きして形成されている。
コイル30の第1の巻回部40はステータコア20の径方向から見て、六角形状をなしている。第1の巻回部40はスロット挿入部41,42がステータコアのスロット21にそれぞれ挿入され、コイルエンド部43はステータコア20の軸方向の端面から突出する。第1の巻回部40のコイルエンド部43は、一対の斜行部44,45と、一対の斜行部44,45の間に形成されるクランク形状部46を有している。スロット挿入部41,42の一端部から斜行部44,45がスロット挿入部41,42に対し傾斜して形成されている。離間したスロット(スロット群のうちの一対のスロット)21に挿入されたスロット挿入部41,42の一端部にクランク形状部46が斜行部44,45を連結している。スロット21内においては2つのスロット挿入部(隣接するコイル30のスロット挿入部)が配置されるが、斜行部44およびスロット挿入部41が径方向外側(外径側)、斜行部45およびスロット挿入部42が径方向内側(内径側)になる。なお、クランク形状部46はこの径方向外側と内側をつなぐ為に形成される。
このように、第1の巻回部40は、平角線よりなる導線がエッジワイズ巻きされ、ステータのスロットに対応する一対のスロット挿入部41,42とコイルエンド部43を有する。また、第1の巻回部40は、コイルエンド部43においてクランク形状部46を含んでいる。さらに、スロット挿入部41,42の平角線は、スロット21内に挿入された状態で、平角線の断面長手方向がステータの周方向となるとともに平角線の断面短手方向がステータの周方向となるように形成されている。
ここで、平角線(導線)をエッジワイズ巻きしてなる第1の巻回部40は、スロット21内に挿入された状態で、スロット挿入部41(ステータコアのスロット21に対応する一対の一方)において内径側に配置された平角線は、コイルエンド部43を介して、スロット挿入部42(ステータコアのスロット21に対応する一対の他方)においても内径側に配置されるように巻かれている。
同様に、コイル30の第2の巻回部50はステータコア20の径方向から見て、六角形状をなしている。第2の巻回部50はスロット挿入部51,52がステータコアのスロット21にそれぞれ挿入され、コイルエンド部53はステータコア20の軸方向の端面から突出する。第2の巻回部50のコイルエンド部53は、一対の斜行部54,55と、一対の斜行部54,55の間に形成されるクランク形状部56を有している。スロット挿入部51,52の一端部から斜行部54,55がスロット挿入部51,52に対し傾斜して形成されている。離間したスロット(スロット群のうちの一対のスロット)21に挿入されたスロット挿入部51,52の一端部にクランク形状部56が斜行部54,55を連結している。スロット21内においては2つのスロット挿入部(隣接するコイル30のスロット挿入部)が配置されるが、斜行部54およびスロット挿入部51が径方向外側(外径側)、斜行部55およびスロット挿入部52が径方向内側(内径側)になる。なお、クランク形状部56はこの径方向外側と内側をつなぐ為に形成される。
このように、第2の巻回部50は、第1の巻回部40とつながる平角線よりなる導線がエッジワイズ巻きされ、ステータのスロットに対応する一対のスロット挿入部51,52とコイルエンド部53を有する。また、第2の巻回部50は、コイルエンド部53においてクランク形状部56を含んでいる。さらに、スロット挿入部51,52の平角線は、スロット21内に挿入された状態で、平角線の断面長手方向がステータの周方向となるとともに平角線の断面短手方向がステータの径方向となるように形成されている。
ここで、平角線(導線)をエッジワイズ巻きしてなる第2の巻回部50は、スロット21内に挿入された状態で、スロット挿入部51(ステータコアのスロット21に対応する一対の一方)において内径側に配置された平角線は、コイルエンド部53を介して、スロット挿入部52(ステータコアのスロット21に対応する一対の他方)においても内径側に配置されるように巻かれている。
また、ステータコア20の周方向でのスロット挿入部41,42,51,52の並び方については、図4において、2連化されたコイル30は、第1の巻回部40のスロット挿入部41が周方向の外側となり、スロット挿入部42が周方向の内側となっている。また、第2の巻回部50のスロット挿入部52が周方向の外側となり、スロット挿入部51が周方向の内側となっている。
図5に示すように、コイル30における引出線として第1の引出線70と第2の引出線71を有する。つまり、図5に示すように、引出線70,71が位置し、第1の巻回部40における一対のスロット挿入部41,42のうちの周方向の内側のスロット挿入部42と、第2の巻回部50における一対のスロット挿入部51,52のうちの周方向の内側のスロット挿入部51から、導線が引き出されている。
図4に示すように、渡り線60は、第1の巻回部40における一対のスロット挿入部41,42のうちの周方向の外側のスロット挿入部41と、第2の巻回部50における一対のスロット挿入部51,52のうちの周方向の外側のスロット挿入部52とをつなぐように渡っている。また、渡り線60は、第1の巻回部40のクランク形状部46と第2の巻回部50のクランク形状部56との間(の谷)にわたり延設されている。
図1に示すように、コイル30はステータコアのスロット21に挿入されてステータアッシィを構成する。このとき、図2に示すように、コイル全体(三相)が構成される。
なお、図1に示すステータアッシィ全体図において、極間の渡り線は省略している。図2のコイル全体(三相)においても同様である。
2連化したコイル30は1相につき8個用いており、3相(U相、V相、W相)で、2連化したコイル30は合計24個(=8×3)用いている。
次に、本実施形態のコイル30、即ち、2連化されたコイル30の製造方法について説明する。
2連コイルの製造工程を図6に示す。即ち、図6に、2連重ね巻コイルの製造フローチャートを示す。
図6の第1工程S1において、2連のエッジワイズ巻きを行う。つまり、平角線よりなる1本の導線を端から順にエッジワイズ巻きして渡り線60でつながる第1の巻回部40および第2の巻回部50を順に、略六角形に形成することで図7の状態になる。
その後、第2工程S2において、プレスクランク形成を行う。つまり、第1の巻回部40および第2の巻回部50でのコイルエンド部43,53においてクランク形状部46,56を成形する。プレス方向は図7(a)において上下方向、つまり平角線の断面長手に対応する面に対して垂直方向になる。
さらに、第3工程S3において、渡り線成形を行う。はじめにクランク形状部46,56に対応する部分をクランク形状に成形する。この成形のプレス方向も第2工程S2と略同方向である。この成形は第2工程S2と同時に行ってもよい。その後、第1の巻回部40および第2の巻回部50の一対のスロット挿入部41,42、51,52を、ステータコア20において周方向に並設されたスロット群のうちの一対のスロットに対応するように位置させる。つまり斜行部44,55に沿わせるように曲げる。
これらの工程を経ることにより、図4に示す2連化されたコイル30、即ち、第1の巻回部40と第2の巻回部50を渡り線60でつないで組み合わせたコイル30が得られる。
この2連化されたコイル30を各相毎に各々8個用意し、計24個のコイル30を図2に示すごとくそれぞれステータコア20のスロット21に挿入する。これにより図1に示すようにステータ10が製造される。
なお、以上の製造工程は一例であり、別の製造工程を用いて製造しても良い。
次に、コイル30の作用について説明する。
本実施形態においては、図3,4に示すように、六角形のエッジワイズ巻コイルを2連続で巻き、重ね巻形状に成形したコイル30を構成している。これにより、コイル30をスロット21へ挿入する際に、スロット挿入部41,42間、スロット挿入部51,52間を広げても、線のばらけが生じにくく、ステータ(固定子)の軸方向の長さが小さい。
また、本実施形態のコイル30においては、2連化した重ね巻コイルは、エッジワイズ巻コイルより成形する。そのため、クランク形状部46,56に旋回部が無いコイルとなっており、クランク形状部46,56の軸方向長さが飛び出ていない。このように旋回部が無く、ステータ(固定子)の軸方向の長さが小さい。
さらに、本実施形態のコイル30は、2つの巻回部40,50(2つのコイル)を結ぶ渡り線60は、2つの巻回部40,50(2コイル)のクランク形状部46,56(山)の間の谷を通るコイルとなっている。即ち、巻回部40,50のクランク形状部46,56を導線が越えるものではない。よって、軸方向に飛び出さない(もしくは飛び出しが少ない)。これにより、渡り線1本分の軸方向長さが小さい。
以上のごとく本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)2連化されたコイル30の構成として、平角線よりなる導線を用いて重ね巻された第1の巻回部40および第2の巻回部50を構成している。第1の巻回部40および第2の巻回部50は、コイルエンド部43,53において平角線をエッジワイズ巻きしたクランク形状部46,56を含んでいる。また、スロット挿入部41,42、51,52が、周方向に平角線の断面長手方向となるとともに径方向に平角線の断面短手方向となっている。
これにより、図23ではα巻コイルを広げる際に線のばらけが生じやすくステータの軸方向の長さが大きくなるが、本実施形態では平角線をエッジワイズ巻きしているので、2連化後の線のばらけが少なく(線のばらけが生じにくく)ステータの軸方向の長さが大きくなることを回避することができる。また、図24ではα巻コイルを広げたものをコイルとするのでコイルエンド部におけるクランク形状部に線が旋回する部分Bが生じてステータの軸方向の長さが大きくなるが、本実施形態ではコイルエンド部43,53におけるクランク形状部46,56に旋回部分が無くステータの軸方向の長さが大きくなることが回避できる。
このようにして、コイルエンド部43,53において導線をばらけにくくすることができる。また、コイルエンド部におけるクランク形状部には導線の旋回部を無くしてステータ10の軸方向の長さを小さくすることができる。
(2)第1の巻回部40と第2の巻回部50をつなぐ渡り線60は、第1の巻回部40のクランク形状部46と第2の巻回部50のクランク形状部56との間にわたり延設されている。これにより、ステータ10の軸方向の長さをより小さくすることができる。
(3)第1の巻回部40と第2の巻回部50をつなぐ渡り線60は、第1の巻回部40における一対のスロット挿入部41,42のうちの周方向の外側のスロット挿入部41と、第2の巻回部50における一対のスロット挿入部51,52のうちの周方向の外側のスロット挿入部52をつなぐように渡っている。これにより、渡り線の成形加工が容易となる。
(4)コイルの製造方法として、平角線よりなる1本の導線をエッジワイズ巻きして渡り線60でつながる第1の巻回部40および第2の巻回部50を形成する(第1工程)。そして、第1の巻回部40および第2の巻回部50でのコイルエンド部43,53においてクランク形状部46,56を成形する(第2工程)。さらに、渡り線60を成形して、第1の巻回部40および第2の巻回部50の一対のスロット挿入部41,42、51,52を、ステータコア20において周方向に並設されたスロット群のうちの一対のスロットに対応するように位置させる(第3工程)。これにより、上述の(1)のコイルを製造することができる。
(5)巻回部40,50をエッジワイズ巻している。従って、平角線を一方から順に巻き始め、第1の巻回部40、第2の巻回部50と順に巻くことができ、製造が容易である。図23のような2連コイルだと、所定の長さの平角線を用意してその中央部から巻き始める必要が生じる。
(6)巻回部40,50をエッジワイズ巻きし、クランク形状部で旋回部が無い形状としている。従って、エッジワイズ巻した後のクランク形状部の成形および渡り線のクランク形状部に対応する部分の成形はいずれも平角線の断面の長手に対応する面回り曲げられるので、成形が容易である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、便宜上「巻き始めの引出部」「巻き終わりの引出部」という表現を用いているが、コイルを巻く工程を限定するものではない。
図8に示すように、本実施形態のコイル(2連巻きコイル)100は、複数層(図8では3層)に分割されており、第1層目のコイル構成体110と第2層目のコイル構成体120と第3層目のコイル構成体130とからなる。第1層目のコイル構成体110は、最も径方向外側のコイル構成体(最外層コイル構成体)である。第2層目のコイル構成体120は、第1層目のコイル構成体110の径方向内側のコイル構成体(中間層コイル構成体)である。第3層目のコイル構成体130は、最も径方向内側のコイル構成体(最内層コイル構成体)である。
各層のコイル構成体110,120,130は、第1の巻回部141と第2の巻回部142とを備え、第1の巻回部141は、平角線よりなる導線がエッジワイズ巻きされ、ステータのスロット21に対応する一対のスロット挿入部143,144とコイルエンド部145を有する。第2の巻回部142は、第1の巻回部141とつながる平角線よりなる導線がエッジワイズ巻きされ、ステータのスロット21に対応する一対のスロット挿入部146,147とコイルエンド部148を有する。
このようにして、分割された各層(コイル構成体110,120,130)における第1の巻回部141と第2の巻回部142がスロット21に配置される。詳しくは、同一スロット内での導線が1ターン以上の複数(3つ)のコイル構成体110,120,130に分割されている。即ち、各層におけるコイル構成体110,120,130として同一スロット内での導線のターン数が1以上となるように複数層に分割されている。また、複数層(3層のコイル構成体110,120,130)の重ね巻き(螺旋巻き)構造をなし、各層のスロット挿入部143、各層のスロット挿入部144、各層のスロット挿入部146、各層のスロット挿入部147が、それぞれ同一スロット内に挿入される。つまり、径方向に分割された各層(3層)の同極2連巻きコイルとなっている。
本実施形態においても、同極スロット数が「2」で重ね巻きコイル100である。つまり、図4(c)で示したように、スロット挿入部41(図8では各層のスロット挿入部143)とスロット挿入部51(図8では各層のスロット挿入部146)とが同極であり、隣接するスロットにそれぞれ挿入される。また、スロット挿入部42(図8では各層のスロット挿入部144)とスロット挿入部52(図8では各層のスロット挿入部147)とが同極であり、隣接するスロットにそれぞれ挿入される。さらに、コイル100は、同極対スロットに各々セットされる2個の巻回部(図8での巻回部141,142)が2連巻きされている。
また、図8に示すように、第1層目のコイル構成体110は、第1の巻回部141の巻き始めの引出部150と第2の巻回部142の巻き終わりの引出部151を有する。第2層目のコイル構成体120は、第1の巻回部141の巻き始めの引出部152と第2の巻回部142の巻き終わりの引出部153を有する。第3層目のコイル構成体130は、第1の巻回部141の巻き始めの引出部154と第2の巻回部142の巻き終わりの引出部155を有する。各引出部150,151,152,153,154,155は軸方向に延びている(巻回部から引き出されている)。
コイル100は、分割された各層のコイル構成体110,120,130のうちの隣接する層における引出部151,152、153,154の周方向の位置が一致している(重なる位置に配置されている)。そして、各層のコイル構成体(2連巻コイル構成体)110,120,130において引出部151,152、153,154の端部同士が直接接合されている。
つまり、第1層目のコイル構成体(最外層コイル構成体)110と第2層目のコイル構成体(中間層コイル構成体)120とは、第1層目のコイル構成体110での巻き終わりの引出部151と第2層目のコイル構成体120での巻き始めの引出部152とが、周方向で同じ位相位置になっている。また、第2層目のコイル構成体(中間層コイル構成体)120と第3層目のコイル構成体(最内層コイル構成体)130とは、第2層目のコイル構成体120での巻き終わりの引出部153と第3層目のコイル構成体130での巻き始めの引出部154とが、周方向で同じ位相位置になっている。即ち、あるコイル構成体での巻き終わりの引出部と、一つ内側の層のコイル構成体の巻き始めの引出部が周方向で同じ位相位置になっている。
そのために、図8(b)に示すように、第1の巻回部141の巻き始め端を、コイルエンド部145の頂点の手前の巻き始め斜辺部が短くなる方向に、また、第2の巻回部142の巻き終わり端を、コイルエンド部148の頂点の手前の巻き終わり斜辺部が短くなる方向に、各々コイルエンド部145,148の頂点位置よりオフセットした位置で軸方向に引き出し、この端部同士を接合している。即ち、コイル構成体110,120,130における巻き始めの引出部150,152,154を、コイルエンド部145における巻き始めの斜辺部が短くなる方向に、また、コイル構成体110,120における巻き終わりの引出部151,153を、コイルエンド部148における巻き終わりの斜辺部が短くなる方向に、各々コイルエンド部145,148の頂点位置より距離L1だけオフセットした位置で軸方向に引き出し、この引出部同士を接合している。
第1の巻回部141(コイルエンド部145)の頂点と第2の巻回部142(コイルエンド部148)の頂点との周方向中央部において引出部150,151,152,153,154を軸方向に延びるように形成している。
これにより、特許文献1の松葉コイル(1タ−ン毎分割)と同等のコイルエンド高さを少ない銅線分割数で実現でき、コイル成形、端末処理、溶接のコストを低減できる。
より詳しくは、特許文献1においては銅線よりなるコイルのクランク部における銅線本数が多いため隣接するコイル間の干渉回避を確保するとコイルエンド高さが高くなる。また、極間まで連続巻きするとコイルセット性が著しく悪い。これに対し本実施形態では、コイルエンド高さを抑えることができるとともにコイルセット性に優れている。
また、図9,10に示すように、コイル100(ステータ200)においてステータコア20のスロット21にU相のコイル100a、V相のコイル100b、W相のコイル100cが挿入されている。各コイル100a,100b,100cは図8を用いて説明した構成となっている。
同相隣極が、最も径方向内側の引出部155(図8参照)で極間渡り線201,202,203を用いて結線されている(渡り結線されている)。詳しくは、図11,12,13に示すように、極間渡り線201,202,203は、最も径方向内側の引出部155a,155b,155cよりも径方向外側、即ち、ステータ200(ステータコア20)の内周面よりも径方向内側には設けていない(ステータ内周面から飛び出させないようにしている)。ステータ内周面以外のステータの面、具体的にはステータコア20の側面に、極間渡り線201,202,203(立設部212、U字状部214)が位置決めされるとともに接合されている。
なお、同相隣極は、最も径方向外側の引出部150でも渡り結線されているが図示は省略している。
また、図8に示すように、コイル100は、最も径方向内側の引出部155が、当該引出部155よりも径方向外側の引出部150〜154に比べ、周方向に距離L2だけ、オフセットされている。つまり、コイル100の最も径方向内側のコイル構成体130における引出部155は、径方向外側のコイル構成体120,110の引出部150,151,152,153,154より周方向に1スロットピッチ(距離L2)だけオフセットして引き出している。
即ち、引出部150〜154は周方向において2スロットピッチで配置されているので、引出部155は周方向において隣り合う引出部の中央となる1スロットピッチだけずれた位置に形成している。
また、図12に示すように、径方向内側の極間渡り線201,202,203は、コイル構成体の引出部がないスペースにおいて径方向および周方向に延びるように配置され、径方向内側のコイル構成体の引出部(155)の間を接続している。
また、図13に示すように、U,V,W相の各コイル100a,100b,100cは、同相の分割された各層(コイル構成体110,120,130)のうち最内層のコイル構成体130の引出部155a,155b,155cが、U,V,W相の各極間渡り線201,202,203で接続されている。
各極間渡り線201,202,203は、それぞれ1本の平角線よりなり、図14,15,16,17に示すように、周方向に延びる斜状部210と、径方向延設部211と、立設部212と、径方向延設部213と、U字状部214とを有する。斜状部210は、図8(a)の引出部150と引出部151との間のスペースを通過している。この引出部150と引出部151との間の径方向での隙間は狭く、平角線を1本のみ通すことができる。
図16に示すように、斜状部210は、周方向に対し角度θだけ傾斜した状態で延設されている。図15,17に示すように、斜状部210の一端から径方向延設部211が内径に向かって延設され、径方向延設部211の先端から立設部212が軸方向に延設されている。立設部212の先端がコイル構成体130の引出部155との一方の接続部となる。また、図15,17に示すように、斜状部210の他端から径方向延設部213が内径に向かって延設され、径方向延設部213の先端からU字状部214が軸方向に延設されている。U字状部214の先端がコイル構成体130の引出部155との他方の接続部となる。
そして、U,V,W相における各極間渡り線201,202,203は、図9,10,11に示すようにステータ(ステータコア20)の内周面より径方向外側(外周側)においてコイル引出部の間を通っている。また、図12に示すように、各相での極間渡り線201,202,203は、斜め方向に延びる斜状部210が重なっている。即ち、軸方向において重なった状態で周方向に斜めに延びている。極間渡り線201,202,203の先端部とコイル引出部(引出部155)とはTIG溶接による拝み合わせ接続されている。
このようにして、一方の接続部から他方の接続部に至る過程で、U,V,W各相の極間渡り線201,202,203が、一方の接続部(立設部212)から、重なり合って斜め方向に延びている(ステータコア側面から離れている)。そして、接続部の手前で径方向に延びるとともにU字状部214においてステータコア側面に接近した後に他方の接続部において引出部155と拝み接続されている。
なお、平角線同士を拝み合わせ接続するのではなく極間渡り線として丸棒を用いて平角線と拝み合わせ接続してもよい。
このような構成とすることにより、径方向内側(内周側)の極間渡り線201,202,203を、ステータ(ステータコア20)の内径から内側にはみ出さず、配置することができる。即ち、極間渡り線の径方向内側(内周側)の出っ張りをなくしてロータと干渉しない構造となる。また、径方向内側(内周側)の極間渡り線201,202,203の配置による結線高さの追加が不要となる(内側の極間渡り線はコイルエンド上部の軸方向出しした引出部の間を縫って配置されており、同一スロットで分割したコイル間接続のための軸方向への引出部の高さの範囲内で配置可能となる)。
図8において、第1層目のコイル構成体(最外層コイル構成体)110はターン数nが「2」であり、第2層目のコイル構成体(中間層コイル構成体)120はターン数nが「2」であり、第3層目のコイル構成体(最内層コイル構成体)130はターン数nが「1」である。なお、図9から図13はターン数の表現を省略して図示している。このように、コイル100は、複数層のコイル構成体がステータ外側から内側に向かって内側のコイル構成体のターン数が外側のコイル構成体のターン数と同数以下となるように分割している。これは次の理由による。
図18は隣接するコイルまたは巻回部のクランク形状部を模式的に示した図である。図18に示すように、スロットピッチを「P」、平角線の厚みを「a」、平角線の幅を「b」、ターン数を「n」(図18ではn=3)、斜辺角を「θ1」、スロットの変更のための角度(レーンチェンジ角)を「θ2」とする。ステータ内周側ほどスロットピッチPは小さくなる為、隙間δは小さくなってしまう。隙間δを確保するには、ターン数nを小さくする、あるいは、斜辺角θ1を大きくする、あるいは、スロットの変更のための角度θ2を小さくする、あるいは、平角線の厚みaを小さくする、あるいは、平角線の幅bを小さくすればよい。
ここで、斜辺角θ1、スロットの変更のための角度θ2、線の厚みa、線の幅bは一定とした場合、ターン数nを小さくすれば、隙間δを大きくすることができる。
このような理由により、コイル(各層のコイル構成体)は、径方向外側から内側に向かって内側のコイル構成体のターン数が外側のコイル構成体のターン数と同数以下となるように分割している。即ち、径方向内側(内周側)の方がスロットピッチが狭いため、同じターン数だとコイル間隙間(第1の巻回部のコイルエンド部と第2の巻回部のコイルエンド部との間の隙間)δが小さくなる。よって、同数以下となるように分割することでコイル間隙間δが大きくなり、コイル間(第1の巻回部と第2の巻回部との間)干渉回避設計が容易となる。また、コイルエンド高さを低くできる。
なお、各層のコイル構成体のターン数nについて、図8(a)では、径方向外側のコイル構成体のターン数から内側のコイル構成体のターン数として順に、n=2,n=2,n=1を例示したが、他にも例えば、全6ターンならば、径方向外側のコイル構成体のターン数から内側のコイル構成体のターン数として順にn=3、n=2,n=1としたり、n=2、n=2,n=2とすればよい。
以上のごとく本実施形態によれば、第1の実施形態での上記(1)〜(6)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(7)コイル100の構成として、各層におけるコイル構成体110,120,130として同一スロット内での導線のターン数が1以上となるように複数層に分割されているので、分割したコイル構成とすることによりコイル成形が容易となる。また、分割したことにより、第1の巻回部のコイルエンド部と第2の巻回部のコイルエンド部との間の隙間及び両者が周方向で隣接する別のコイルとの隙間を大きくすることができる。つまり、コイル間が干渉する限界のコイルエンド高さを低く設計することができる。
(8)分割された各層のコイル構成体110,120,130のうちの隣接するコイル構成体における連結する引出部151,152,153,154は、周方向において同一位置(広義には、重なる位置)に配置され、直接接合されている。よって、分割された各層を直接接合することにより、溶接(接合)のコストを低減することができる。また、他の周方向位置で接合するより、接合部の高さを低くすることができる。
(9)分割された各層のコイル構成体110,120,130のうちの最も径方向内側のコイル構成体130における径方向内側の引出部155は、直接接合される引出部151,152,153,154に対し周方向にオフセットされた位置に形成されている。よって、オフセットされた位置に形成された引出部155を用いて極間渡り線201,202,203を容易に接続することが可能となる。
(10)周方向に隣り合う極で同相のコイルは、オフセットされた位置に形成された引出部155同士が極間渡り線(201,202,203)で接続されている。この極間渡り線は、ステータの内周面に相当する部位より径方向外側においてステータの軸方向に沿って延設されるように形成された引出部(151,152,153,154)の間を通り、各相での極間渡り線201,202,203がステータの軸方向となる方向において重なった状態で周方向に斜めに延びている。これにより、極間渡り線201,202,203を引き回して同相のコイルを極間渡り線で容易に接続することができる。また、極間渡り線201,202,203は同一形状で構成することができる(接続する極間渡り線を同一形状の極間渡り線で構成できる)。
(11)分割された各層のコイル構成体110,120,130は、径方向外側から内側に向かって径方向内側のコイル構成体のターン数が外側のコイル構成体のターン数と同数以下となっている。これにより、径方向内側のコイル構成体において、ターン数を外側のコイル構成体のターン数より多くした場合より、第1の巻回部のコイルエンド部145と第2の巻回部のコイルエンド部148との間の隙間及び両者が周方向で隣接する別のコイルとの隙間を大きくすることができる。そのため、コイルエンド高さを低く設計することができる。
(12)分割された各層のコイル構成体110,120,130それぞれの第1の巻回部141と第2の巻回部142とは、周方向外側のスロット挿入部143とスロット挿入部147とをつなぐように渡り線で接続され、引出部150,151,152,153,154,155は周方向内側のスロット挿入部144とスロット挿入部146から引出されている。図8(b)に示すとおり、第1の巻回部141の頂点位置と第2の巻回部142の頂点位置との間において、周方向内側のスロット挿入部144,146から延びる斜行部のほうが、周方向外側のスロット挿入部143,147から延びる斜行部より低い位置になる。従って引出部を形成する曲げ部位置も低い位置に形成できるので、接合部の高さを低くすることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・図4に代わり図19に示すように、構成してもよい。この場合、図5に代わり、図20において引出線72,73の位置を示す。渡り線61の成形方法の違いにより、引出線の位置が異なっている。即ち、図4,5とは第1の巻回部40と第2の巻回部50との位置を逆にすることにより図19,20に示す構成としている。
図19において、2連化されたコイル30は、第1の巻回部40のスロット挿入部42が周方向の外側となり、スロット挿入部41が周方向の内側となっている。また、第2の巻回部50のスロット挿入部51が周方向の外側となり、スロット挿入部52が周方向の内側となっている。
図20において、引出線72,73は、第1の巻回部40における一対のスロット挿入部41,42のうちの周方向の外側のスロット挿入部42と、第2の巻回部50における一対のスロット挿入部51,52のうちの周方向の外側のスロット挿入部51から、引き出されている。
図19に示すように、渡り線61は、第1の巻回部40における周方向の内側のスロット挿入部41と、第2の巻回部50における周方向の内側のスロット挿入部52をつなぐように渡っている。また、渡り線61は、第1の巻回部40のクランク形状部46と第2の巻回部50のクランク形状部56との間にわたり延設されている。
図19,20に示した構成とした場合においても、第2の実施形態で説明したようにコイルを複数層に分割した構成としてもよい。この場合、引出部は巻回部141,142(コイルエンド部145,148)の頂点を過ぎた後の位置において巻回部141,142から引き出すと良い。
・上記実施形態ではコイル30は、スロット挿入部41とスロット挿入部51およびスロット挿入部42とスロット挿入部52は隣接したスロットに挿入されるように形成されていたが、隣接したスロットでなくてもよい。
・第2の実施形態(コイルを複数層に分割する構成)において、図21に示すようにしてもよい。同極スロット数「1」のステータにおいて、第1の巻回部141のスロット挿入部143と第2の巻回部142のスロット挿入部146とを周方向に接近させて同一のスロット21aに配置する。また、第1の巻回部141のスロット挿入部144と第2の巻回部142のスロット挿入部147とを周方向に接近させて同一のスロット21bに配置する。即ち、1つのスロットに第1の巻回部と第2の巻回部の両方が入る構成としてもよい。
・図22に示すように、同じ結線構造を適用した同極スロット数が2以上の同極連続巻きコイルとしてもよい。即ち、例えば図22に示すように第1の巻回部40と第2の巻回部50と第3の巻回部160を有する構成としてもよい。このようにコイルを3連以上としてもよい。図22では引き出しをオフセットして図示しているが、周方向で同一位置としても良い。
・第2の実施形態(図8)において、コイルを分割する数については、図8では3分割としたが2分割でも4分割以上でもよい。
・第2の実施形態(図8)において、引出部151,152,153,154について、コイルエンド部145,148の頂点からの周方向におけるオフセット量(L1)、即ち、ずらす量は第1の巻回部141(コイルエンド部145)の頂点と第2の巻回部142(コイルエンド部148)の頂点との周方向中央でなくてもよい。
・第2の実施形態(図8)において、最も径方向内側の引出部155について、引出部155よりも径方向外側の引出部150〜154との周方向でのオフセット量(L2)、即ち、ずらす量は1スロットピッチ以外でもよい。
・第2の実施形態において図8に示したように最も径方向内側の引出部155は他の引出部150〜154に対し周方向にオフセットさせたが、オフセットしない構成としてもよい。
10…ステータ、20…ステータコア、21…スロット、30…コイル、40…第1の巻回部、41…スロット挿入部、42…スロット挿入部、43…コイルエンド部、46…クランク形状部、50…第2の巻回部、51…スロット挿入部、52…スロット挿入部、53…コイルエンド部、56…クランク形状部、60…渡り線、61…渡り線、100…コイル、110…コイル構成体、120…コイル構成体、130…コイル構成体、141…第1の巻回部、142…第2の巻回部、151…引出部、152…引出部、153…引出部、154…引出部、155…引出部、201…極間渡り線、202…極間渡り線、203…極間渡り線。

Claims (10)

  1. 回転電機のステータに設けられるコイルであって、
    平角線よりなる導線がエッジワイズ巻きされ、ステータのスロットに対応する一対のスロット挿入部とコイルエンド部を有する第1の巻回部と、
    前記第1の巻回部とつながる平角線よりなる導線がエッジワイズ巻きされ、ステータのスロットに対応する一対のスロット挿入部とコイルエンド部を有する第2の巻回部と、
    を備え、
    前記第1の巻回部および第2の巻回部は、コイルエンド部においてクランク形状部を含み、スロット挿入部の平角線は、平角線の断面長手方向がステータの周方向となるとともに平角線の断面短手方向がステータの径方向となるように形成されていることを特徴とするコイル。
  2. 前記第1の巻回部と第2の巻回部をつなぐ渡り線は、前記第1の巻回部のクランク形状部と前記第2の巻回部のクランク形状部との間にわたり延設されていることを特徴とする請求項1に記載のコイル。
  3. 前記第1の巻回部と第2の巻回部をつなぐ渡り線は、前記第1の巻回部における一対のスロット挿入部のうちの周方向の外側のスロット挿入部と、前記第2の巻回部における一対のスロット挿入部のうちの周方向の外側のスロット挿入部をつなぐように渡っていることを特徴とする請求項1または2に記載のコイル。
  4. 各層におけるコイル構成体として同一スロット内での導線のターン数が1以上となるように複数層に分割されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコイル。
  5. 前記分割された各層のコイル構成体のうちの隣接する前記コイル構成体における連結する引出部は、周方向において重なる位置に配置され、直接接合されていることを特徴とする請求項4に記載のコイル。
  6. 前記分割された各層のコイル構成体のうちの最も径方向内側の前記コイル構成体における径方向内側の引出部は、前記直接接合される前記引出部に対し周方向にオフセットされた位置に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のコイル。
  7. 周方向に隣り合う極で同相のコイルは、前記オフセットされた位置に形成された前記引出部同士が極間渡り線で接続され、
    当該極間渡り線は、ステータの内周面に相当する部位より径方向外側においてステータの軸方向に沿って延設されるように形成された引出部の間を通り、各相での極間渡り線がステータの軸方向となる方向において重なった状態で周方向に斜めに延びていることを特徴とする請求項6に記載のコイル。
  8. 前記分割された各層のコイル構成体は、径方向外側から内側に向かって径方向内側のコイル構成体のターン数が外側のコイル構成体のターン数と同数以下となっていることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載のコイル。
  9. 内周面に開口するスロットが周方向に並設された円筒状のステータコアと、
    前記ステータコアのスロットに挿入される請求項1〜8のいずれか1項に記載のコイルと、
    を備えたことを特徴とするステータ。
  10. 平角線よりなる導線で形成され、一対のスロット挿入部とコイルエンド部を有する第1の巻回部と、
    前記第1の巻回部とつながる平角線よりなる導線で形成され、一対のスロット挿入部とコイルエンド部を有する第2の巻回部と、
    を備えたコイルの製造方法であって、
    平角線よりなる1本の導線をエッジワイズ巻きして渡り線でつながる第1の巻回部および第2の巻回部を形成する第1工程と、
    前記第1の巻回部および第2の巻回部でのコイルエンド部においてクランク形状部を成形する第2工程と、
    渡り線を成形して、第1の巻回部および第2の巻回部の一対のスロット挿入部を、ステータコアにおいて周方向に並設されたスロット群のうちの一対のスロットに対応するように位置させる第3工程と、
    を有することを特徴とするコイルの製造方法。
JP2011270507A 2011-02-09 2011-12-09 コイル、ステータ、コイルの製造方法 Expired - Fee Related JP5516562B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270507A JP5516562B2 (ja) 2011-02-09 2011-12-09 コイル、ステータ、コイルの製造方法
FR1200313A FR2971901A1 (fr) 2011-02-09 2012-02-02 Bobine, stator et procede de fabrication d'une bobine
CN201210024420.4A CN102638121B (zh) 2011-02-09 2012-02-03 线圈、定子以及用于制造线圈的方法
DE102012201698A DE102012201698A1 (de) 2011-02-09 2012-02-06 Spule, Stator und Verfahren zum Herstellen der Spule
US13/368,061 US9130416B2 (en) 2011-02-09 2012-02-07 Coil, stator, and method for manufacturing coil

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011026305 2011-02-09
JP2011026305 2011-02-09
JP2011270507A JP5516562B2 (ja) 2011-02-09 2011-12-09 コイル、ステータ、コイルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012182972A true JP2012182972A (ja) 2012-09-20
JP5516562B2 JP5516562B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=46600188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011270507A Expired - Fee Related JP5516562B2 (ja) 2011-02-09 2011-12-09 コイル、ステータ、コイルの製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9130416B2 (ja)
JP (1) JP5516562B2 (ja)
CN (1) CN102638121B (ja)
DE (1) DE102012201698A1 (ja)
FR (1) FR2971901A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014065026A1 (ja) * 2012-10-22 2014-05-01 三菱電機株式会社 電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法
JP5566541B1 (ja) * 2013-03-28 2014-08-06 三菱電機株式会社 回転電機
JP2014183647A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Yaskawa Electric Corp コイル、回転電機および回転電機の製造方法
WO2016046889A1 (ja) * 2014-09-22 2016-03-31 三菱電機株式会社 回転電機の固定子
JP2017034848A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社デンソー 回転電機の固定子及びその固定子を備えた回転電機
JP2017118794A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ステータ
WO2021176661A1 (ja) * 2020-03-05 2021-09-10 株式会社 東芝 回転電機の固定子および回転電機

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014006927A1 (ja) * 2012-07-06 2014-01-09 三菱電機株式会社 回転電機およびその製造方法
JP5838930B2 (ja) * 2012-08-08 2016-01-06 株式会社豊田自動織機 コイルおよびステータ
JP5698715B2 (ja) * 2012-09-07 2015-04-08 株式会社神戸製鋼所 アキシャルギャップ型ブラシレスモータ
US10588691B2 (en) 2012-09-12 2020-03-17 Relievant Medsystems, Inc. Radiofrequency ablation of tissue within a vertebral body
JP6022896B2 (ja) * 2012-10-29 2016-11-09 日立オートモティブシステムズ株式会社 回転電機
CN105432000B (zh) * 2013-08-26 2018-06-08 三菱电机株式会社 旋转电机
US10153674B2 (en) * 2013-11-29 2018-12-11 Mitsubishi Electric Corporation Armature for an electric machine
JP6135535B2 (ja) * 2014-02-07 2017-05-31 株式会社デンソー 回転電機の固定子
JP6196928B2 (ja) * 2014-03-31 2017-09-13 本田技研工業株式会社 回転電機のステータ
US20170054339A1 (en) * 2014-04-24 2017-02-23 Mitsubishi Electric Corporation Stator of rotary electrical machine and rotary electrical machine using such stator
US9825513B2 (en) * 2014-06-09 2017-11-21 Nissan Motor Co., Ltd. Rectangular wire stator coil manufacturing method
JPWO2016063368A1 (ja) * 2014-10-22 2017-04-27 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング装置
DE102015201630A1 (de) * 2014-12-19 2016-06-23 Volkswagen Aktiengesellschaft Wicklungsanordnung und elektrische Maschine mit einer derartigen Wicklungsanordnung
DE102015225586A1 (de) 2015-12-17 2017-06-22 Volkswagen Aktiengesellschaft Spulenkörper für eine elektrische Spule
KR102342561B1 (ko) * 2017-04-19 2021-12-23 엘지마그나 이파워트레인 주식회사 회전전기기기의 스테이터
DE102017213106B4 (de) 2017-07-31 2024-05-29 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren zur Herstellung einer elektrotechnischen Spule
WO2019166060A1 (de) * 2018-02-28 2019-09-06 Grob-Werke Gmbh & Co. Kg Wickelmatte und diese umfassende spulenmatte sowie damit gebildetes bauteil einer elektrischen maschine und herstellverfahren hierfür
DE102019132682A1 (de) * 2019-08-08 2021-02-11 stoba e-Systems GmbH Elektromotor und Stator mit mehrfachbelegten Nuten
DE102019134793A1 (de) 2019-12-17 2021-06-17 Valeo Siemens Eautomotive Germany Gmbh Stator mit Pins für eine elektrische Maschine
CN112994369A (zh) * 2020-12-31 2021-06-18 江苏中车电机有限公司 一种调整电机线圈端部间隙的方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005521372A (ja) * 2002-03-21 2005-07-14 ロールス・ロイス・ピーエルシー 電気機械用の磁気コイル及び磁気コイルに関する改良
JP2006025544A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Denso Corp 回転電機の巻線接合装置
JP2008514173A (ja) * 2004-09-16 2008-05-01 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 平角線巻線を有する永久磁石同期機
JP2008245489A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Denso Corp 回転電機の固定子
JP2008301599A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の固定子巻線
JP2009195006A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Hitachi Ltd 回転電機
WO2011074114A1 (ja) * 2009-12-18 2011-06-23 トヨタ自動車株式会社 ステータ

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4376904A (en) * 1981-07-16 1983-03-15 General Electric Company Insulated electromagnetic coil
DE10119776A1 (de) * 2000-04-27 2001-11-08 Denso Corp Stator einer Drehfeldmaschine und Verfahren zu seiner Herstellung
JP3740421B2 (ja) * 2002-01-10 2006-02-01 株式会社日立製作所 回転電機と固定子導線の接続方法
JP4577840B2 (ja) * 2005-07-28 2010-11-10 サンコール株式会社 エッジワイズコイルの製造方法
JP4234749B2 (ja) * 2006-10-19 2009-03-04 株式会社日立製作所 回転電機、クランク形状の連続巻きコイル、分布巻き固定子及びそれらの形成方法
US7911106B2 (en) * 2007-03-29 2011-03-22 Hitachi, Ltd. Rotary electric machine
JP4661849B2 (ja) * 2007-09-27 2011-03-30 トヨタ自動車株式会社 固定子構造
JP2009130979A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Denso Corp 回転電機
JP5237048B2 (ja) * 2008-02-13 2013-07-17 日立オートモティブシステムズ株式会社 回転電機、および固定子巻線
US8384263B2 (en) * 2008-02-14 2013-02-26 Hitachi, Ltd. Rotating electrical machine having a compact stator
JP5097569B2 (ja) 2008-02-14 2012-12-12 株式会社日立製作所 コイルの製造方法および製造装置
JP4278700B1 (ja) * 2008-06-12 2009-06-17 日特エンジニアリング株式会社 エッジワイズコイルの巻線方法及び巻線装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005521372A (ja) * 2002-03-21 2005-07-14 ロールス・ロイス・ピーエルシー 電気機械用の磁気コイル及び磁気コイルに関する改良
JP2006025544A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Denso Corp 回転電機の巻線接合装置
JP2008514173A (ja) * 2004-09-16 2008-05-01 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 平角線巻線を有する永久磁石同期機
JP2008245489A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Denso Corp 回転電機の固定子
JP2008301599A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の固定子巻線
JP2009195006A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Hitachi Ltd 回転電機
WO2011074114A1 (ja) * 2009-12-18 2011-06-23 トヨタ自動車株式会社 ステータ

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014065026A1 (ja) * 2012-10-22 2014-05-01 三菱電機株式会社 電気機械用電機子巻線に用いられる巻線体の製造方法
US9680358B2 (en) 2012-10-22 2017-06-13 Mitsubishi Electric Corporation Method for manufacturing a winding body that is used in an armature winding for an electric machine
JP2014183647A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Yaskawa Electric Corp コイル、回転電機および回転電機の製造方法
JP5566541B1 (ja) * 2013-03-28 2014-08-06 三菱電機株式会社 回転電機
WO2014155630A1 (ja) * 2013-03-28 2014-10-02 三菱電機株式会社 回転電機
TWI511421B (zh) * 2013-03-28 2015-12-01 Mitsubishi Electric Corp 旋轉電動機
WO2016046889A1 (ja) * 2014-09-22 2016-03-31 三菱電機株式会社 回転電機の固定子
JPWO2016046889A1 (ja) * 2014-09-22 2017-04-27 三菱電機株式会社 回転電機の固定子
US10263486B2 (en) 2014-09-22 2019-04-16 Mitsubishi Electric Corporation Rotary electric machine stator
JP2017034848A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社デンソー 回転電機の固定子及びその固定子を備えた回転電機
JP2017118794A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ステータ
WO2021176661A1 (ja) * 2020-03-05 2021-09-10 株式会社 東芝 回転電機の固定子および回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
FR2971901A1 (fr) 2012-08-24
US20120200191A1 (en) 2012-08-09
CN102638121A (zh) 2012-08-15
JP5516562B2 (ja) 2014-06-11
DE102012201698A1 (de) 2012-08-30
CN102638121B (zh) 2015-04-29
US9130416B2 (en) 2015-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5516562B2 (ja) コイル、ステータ、コイルの製造方法
JP5560176B2 (ja) モータ及びモータ製造方法
US10658897B2 (en) Stator for rotary electric machine
JP5418686B2 (ja) ステータ及びステータ製造方法
JP5704394B2 (ja) 回転電機の固定子
JP6033582B2 (ja) ステータおよびステータの製造方法
JP4396629B2 (ja) 巻線方法及びコイル
JP6058146B2 (ja) 回転電機
CN104350667B (zh) 定子
JP2008253063A (ja) モータ用ステータ及びその製造方法
KR20080056172A (ko) 권선방법 및 코일유닛
US10574111B2 (en) Rotating electric machine with lane-changed coils
JP2012200101A (ja) 回転電機ステータ及び回転電機ステータの製造方法
CN115051492A (zh) 马达
JP6611985B2 (ja) 回転電機
JP2018088729A (ja) 回転電機のステータ
JP6725296B2 (ja) ステータ
CN214900409U (zh) 错位引出式4支路定子组件及电机
JP5838930B2 (ja) コイルおよびステータ
CN113422455B (zh) 一种错位引出式4支路定子组件及电机
WO2014157621A1 (ja) ステータの構造
WO2017169933A1 (ja) ステータ
JPWO2019082827A1 (ja) 固定子、固定子アッセンブリおよび固定子の製造方法
JP5874438B2 (ja) 回転電機の分布巻固定子、および回転電機の分布巻固定子の製造方法
JP2015050912A (ja) 回転電機ステータ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees