JP5874438B2 - 回転電機の分布巻固定子、および回転電機の分布巻固定子の製造方法 - Google Patents

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本発明は回転電機の分布巻固定子、および回転電機の分布巻固定子の製造方法に関するものである。
従来、複数のコイルを用いた回転電機の分布巻固定子において、コイル間を溶接によって結線するものが特許文献1に開示されている。
特開2008−104293号公報
特許文献1のように溶接によって結線を行うと時間が掛かり、生産性が良くない、といった問題点がある。
本発明はこのような問題点を解決するために発明されたもので、溶接箇所を少なくし、生産性を向上することを目的とする。
本発明のある態様に係る回転電機の分布巻固定子は、複数の巻線によって1つのコイルを構成する回転電機の分布巻固定子である。巻線は、スロットに挿入される挿入部と、異なるスロットに挿入された挿入部の間に設けたクランク部とを備える。コイルは、複数の巻線のクランク部同士が回転電機の軸方向および回転電機の径方向で交差し、挿入部同士が径方向に重なり、複数の巻線は、1本の導線から連続して形成される。
この態様によると、複数の巻線が、1本の導線から連続して形成されることで、複数の巻線間での溶接をなくし、溶接箇所を少なくすることができ、生産性を向上することができる。
本実施形態の回転電機の分布巻固定子を示す斜視図である。 本実施形態の回転電機の分布巻固定子を回転軸方向から見た図である。 コイルを示す図である。 コイルの展開図である。
本発明の実施形態の構成について図1、2を用いて説明する。
図1は本実施形態の回転電機の分布巻固定子1を示す斜視図である。図2は回転電機の分布巻固定子1を回転軸方向から見た図である。図1、図2はコイル3の一部を省略している。
分布巻固定子1は、固定子コア2と、コイル3とを備える。
固定子コア2は、略円筒状であり、内周側壁にはコイル3を配置するスロット4が周方向に複数形成される。
コイル3について図3、図4を用いて説明する。図3はコイル3の概略形状を示す図である。図4はコイル3の展開図であり、図3の形状となるように組む前の状態を示す図である。
コイル3は、第1巻線5と第2巻線6とを回転電機の径方向重ねることで形成される。第1巻線5および第2巻線6は、1本の連続する導線から形成される。導線は、断面形状が略矩形形状となる角線である。導線としては、例えばエナメル樹脂などで被膜された銅線が用いられる。
第1巻線5は、導線を治具に巻き付けて形成され、導線の巻始めと巻終わりとが第1巻線5の外側となるα巻方式で巻かれている。第1巻線5は、径方向に2層となるように巻かれている。第1巻線5は、直線状であり、異なるスロット4に挿入される2つの挿入部7と、2つの挿入部7の間に設けられ、径方向および軸方向に湾曲する2つのクランク部8とが形成される。
2つの挿入部7のうち、一方の挿入部7は、もう一方の挿入部7よりも回転電機の軸方向における長さが短い。以下において、挿入部7のうち軸方向の長さが長い挿入部7aを第1挿入部7aとし、軸方向の長さが短い挿入部7bを第2挿入部7bとして説明する。
第2巻線6は、第1巻線5と同様に、2つの挿入部10と、2つのクランク部11とが形成される。以下において、2つの挿入部10のうち軸方向の長さが長い挿入部10aを第1挿入部10aとし、軸方向の長さが短い挿入部10bを第2挿入部10bとして説明する。
第1巻線5のクランク部8は、図2に示すように径方向に湾曲している。クランク部8は、径方向において、第1挿入部7aと第2挿入部7bとの間に、第2巻線6の第2挿入部10bを挿入できるように湾曲している。そのためクランク部8は、径方向における第1挿入部7a、第2挿入部7bの距離が導線の太さと第2巻線6における径方向の層数との積となるように湾曲している。本実施形態では、第2巻線6は径方向に2層となっているので、第1挿入部7aと第2挿入部7bとの距離は導線2本分の長さである。
また、クランク部8は、図4に示すように軸方向に湾曲している。クランク部8は、第2挿入部7bを第2巻線6の第1挿入部10aに径方向に重ねることができるように湾曲している。つまり、軸方向において外側に位置する第2挿入部7bの導線間の距離が、軸方向において内側に位置する第2巻線6の第1挿入部10aの導線間の距離よりも短くなるように湾曲している。
第1巻線5は、クランク部8から2本の引き出し線が延びており、このうち一方の引き出し線は、第2巻線6の巻始め線となる。つまり第1巻線5の一方の引き出し線、および第2巻線6の巻始め線は、第1巻線5と第2巻線6とを接続する導線となる。以下において、この導線を接続線9として説明する。接続線9は、第1巻線5においては径方向外側に位置し、第2巻線6の一方の引き出し線となる接続線9は、第2巻線6においては径方向内側に位置する。つまり、接続線9は、第1巻線5と第2巻線6とで径方向に隣接する第1巻線5の層と、第2巻線6の層との間に設けられる。
第2巻線6のクランク部11も、第1巻線5のクランク部8と同様に径方向、および軸方向に湾曲している。
コイル3は、第1巻線5の第1挿入部7aと第2巻線6の第2挿入部10bとが径方向に重なり、第1巻線5の第2挿入部7bと第2巻線6の第1挿入部10aとが径方向に重なるように、第1巻線5と第2巻線6とを組み合わせて構成される。コイル3は、図3に示すように第1巻線5の第1挿入部7aが第2巻線6の第2挿入部10bよりも径方向外側に位置し、第1巻線5の第2挿入部7bが第2巻線6の第1挿入部10aよりも径方向外側に位置する。
次にコイル3の製造方法について説明する。
1本の巻線からα巻きにより、順次第1巻線5、第2巻線6を作成する。なお、巻方向は、コイル3として第1巻線5と第2巻線6とを組み合わせた場合に、同じ方向に電流が流れるようになればよい。
次にプレス成型によって、第1巻線5、および第2巻線6の各クランク部8、11を径方向、および軸方向に湾曲させる。なお、この湾曲工程は、1回のプレス成型で行っても良く、複数回のプレス成型に分けて行っても良い。湾曲工程が終了すると、第1巻線5および第2巻線6は、図4に示す形状となる。
次に、接続線9側を中心に第2巻線6を回転し、第2巻線6の第2挿入部10bを、第1巻線5の第2挿入部7b側から第1巻線5に挿入し、第2巻線6の第2挿入部10bと、第1巻線5の第1挿入部7aとを径方向に重ね、第2巻線6の第1挿入部10aと、第1巻線5の第2挿入部7bとを径方向に重ねて図3に示すコイル3を形成する。
ここでは、接続線9によって第1巻線5と第2巻線6とが接続しているので、第1巻線5と第2巻線6とを別途溶接などによって接続することなく、コイル3を形成することができる。
このようにして形成されたコイル3は、第1挿入部7a、10aのいずれか一方が最も径方向外側に位置するようにスロット4に挿入され、もう一方の第1挿入部7a、10aは、径方向で2つ先のスロット4に挿入される。これにより、スロット4の内側に第2挿入部7b、10bが配置され、第2挿入部7b、10bには、隣接するスロット4に挿入されたコイル3の一部を軸方向に重ねることができ、分布巻固定子1を小型にし、回転電機の体積増加を抑制することができる。
本発明の実施形態の効果について説明する。
第1巻線5と第2巻線6とを組み合わせて1つのコイル3を形成する場合に、第1巻線5と第2巻線6とを1本の導線によって連続して形成することで、第1巻線5と第2巻線6と接続するための溶接を省略することができ、溶接箇所を少なくし、生産性を向上することができる。
また、溶接によって第1巻線と第2巻線とを連結すると溶接箇所における巻線抵抗が大きくなり、回転電機で熱損失が発生する。本実施形態では、1本の導線によって第1巻線5と第2巻線6とを連続して形成することで、回転電機の熱損失を低減することができる。
回転電機の軸方向に位置する第1巻線5のクランク部8と第2巻線6のクランク部11との間に第1巻線5と第2巻線6とを接続する接続線9を設けることで、コイル3をスロット4に挿入した後に、回転電機の軸方向に生じる空き空間に接続線9を収容することができ、回転電機の体積増加を抑制することができる。
第1巻線5と第2巻線6とで径方向に隣接する層の間に接続線9を設けることで、接続線9の長さを短くすることができ、接続線9をねじらずに第1巻線5と第2巻線6とを組み合わせることができる。
第1巻線5および第2巻線6をα巻によって巻くことで、スロット4における巻線占積率を高くすることができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
本実施形態では、1つのコイル3を1本の導線によって形成したが、同相の電流が流れるコイルを1本の導線によって構成してもよい。これによって、コイル間を溶接などによって接続する必要がなく、生産性を向上することができる。
クランク部8、11において径方向に湾曲する長さ、およびクランク部8、11において軸方向に湾曲する長さには回転電機の使用温度、回転速度などに基づいて余裕代を設けてもよく、上記する長さに限定されるものではない。
また、コイル3を第1巻線5と第2巻線6を組み合わせて構成しているが、これに限られることはなく、複数の巻線を組み合わせてコイル3を構成してもよい。また、第1巻線5、第2巻線6のいずれか一方、または両方を1層、または複数の層としてもよい。
1 分布巻固定子
2 固定子コア
3 コイル
4 スロット
5 第1巻線(巻線)
6 第2巻線(巻線)
7a、10a 第1挿入部(挿入部)
7b、10b 第2挿入部(挿入部)
8 クランク部
9 接続線(接続部)

Claims (6)

  1. 複数の巻線によって1つのコイルを形成する回転電機の分布巻固定子であって、
    前記巻線は、
    前記分布巻固定子のスロットに挿入される挿入部と、
    異なる前記スロットに挿入された挿入部の間に設けたクランク部とを備え、
    前記コイルは、前記複数の巻線の前記クランク部同士が前記回転電機の軸方向および前記回転電機の径方向で交差し、前記挿入部同士が径方向に重なり、
    前記複数の巻線は、1本の導線から連続して形成されることを特徴とする回転電機の分布巻固定子。
  2. 前記径方向で隣接する前記複数の巻線の前記クランク部の間に前記複数の巻線を接続する接続部を備えることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の分布巻固定子。
  3. 前記巻線は、前記径方向に複数の層となるように巻かれ、
    前記接続部は、前記径方向で隣接する前記複数の巻線の層の間に形成されることを特徴とする請求項2に記載の回転電機の分布巻固定子。
  4. 前記巻線はα巻きであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の回転電機の分布巻固定子。
  5. 同相の電流が流れるコイルは、1本の導線から連続して形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の回転電機の分布巻固定子。
  6. 複数の巻線によって1つのコイルを形成する回転電機の分布巻固定子の製造方法であって、
    1本の導線から複数の巻線を連続して作製し、
    前記複数の巻線を、前記分布巻固定子の異なるスロットに挿入される挿入部の間に設けたクランク部同士が軸方向および径方向に交差し、前記挿入部同士が径方向に重なるように組み合わせることを特徴とする回転電機の分布巻固定子の製造方法。
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