JP2010142019A - 回転電機の多相波巻き巻線およびその製造方法 - Google Patents

回転電機の多相波巻き巻線およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コイルエンドにおけるコアの軸線方向の長さを短くすることができる回転電機の多相波巻き巻線を提供する。
【解決手段】平角線よりなる各相のコイル導体30,40,50がコア10の各スロット11に交互に挿通されるように波巻きされ、渡り導体部32,33,42,43,52,53はスロット導体部31,41,51同士を接続してコア10の両端面から軸線方向Xに突出している。渡り導体部32,33,42,43,52,53が、スロット導体部31,41,51から軸線方向Xに延びる一対の延出部S1と、一対の延出部S1の先端をつなぐ連結部S2とによりコ字状に形成されるとともに、軸線方向に対する径方向の曲げ角度が互いに異なる状態で渡り導体部が順次積層されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機の多相波巻き巻線およびその製造方法に関するものである。
回転電機の多相巻線として、平角線を用いて波巻とする構成が知られている(特許文献1,2等)。特許文献1においては、コイルエンドにおける巻線の構成として、周方向に近接する他の渡り導体部と径方向に重なる重なり部と、前記重なり部よりも更に軸方向(軸線方向)へ突出する先端部とを設け、前記先端部の一端と他端とを径方向へ変位させている(軸線方向で径方向に重なる重なり部を乗り越えている)。特許文献2においては、コイルエンドにおける巻線の構成として、渡り部の厚さを薄くする一方で、渡り部の幅寸法(軸線方向長さ)を大きくして直線部との間の断面積形状の不連続による発熱を抑えるようにしている。
特開2000−67900号公報 特開2001−145286号公報
特許文献1,2においては、コイルエンドの軸線方向の長さが長くなってしまう。
本発明は、このような背景の下になされたものであり、その目的は、コイルエンドにおける軸線方向の長さを短くすることができる回転電機の多相波巻き巻線を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、平角線よりなる各相のコイル導体が円筒状のコアの軸線方向に延びる各スロットに交互に挿通されるように波巻きされ、前記スロット内に積層されたスロット導体部と、前記スロット導体部同士を接続して前記コアの両端面から前記軸線方向に突出してコイルエンドを構成する渡り導体部とを備えている回転電機の多相波巻き巻線において、前記渡り導体部が、前記スロット導体部から前記軸線方向に延びる一対の延出部と、前記一対の延出部の先端をつなぐ連結部とによりコ字状に形成されるとともに、前記軸線方向に対する前記コアの径方向の曲げ角度が互いに異なる状態で前記渡り導体部が順次積層されていることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、コ字状に形成された渡り導体部が、軸線方向に対する径方向の曲げ角度が互いに異なる状態で渡り導体部が順次積層されていることによって、コイルエンドにおいてコイル導体の重なり合いをコアの径方向に逃がしてコイルエンドにおける軸線方向の長さを短くすることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の回転電機の多相波巻き巻線において、前記コアの両端面のうちの一方の端面における前記渡り導体部は拡径方向にずらされ、前記コアの両端面のうちの他方の端面における前記渡り導体部も拡径方向にずらされていることを要旨とする。請求項2に記載の発明によれば、軸線に沿ってインナーロータを容易に挿入することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の回転電機の多相波巻き巻線において、前記コアの両端面のうちの一方の端面における前記渡り導体部は拡径方向にずらされ、前記コアの両端面のうちの他方の端面における前記渡り導体部は縮径方向にずらされていることを要旨とする。請求項3に記載の発明によれば、軸線に沿ってインナーロータおよびバックヨークを容易に挿入することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1に記載の回転電機の多相波巻き巻線において、前記コアの両端面のうちの一方の端面における前記渡り導体部は縮径方向にずらされ、前記コアの両端面のうちの他方の端面における前記渡り導体部も縮径方向にずらされていることを要旨とする。請求項4に記載の発明によれば、軸線に沿ってアウターロータを容易に挿入することができる。
請求項5に記載の発明では、平角線よりなる各相のコイル導体が円筒状のコアの軸線方向に延びる各スロットに交互に挿通されるように波巻きされ、前記スロット内に積層されたスロット導体部と、前記スロット導体部同士を接続して前記コアの両端面から前記軸線方向に突出してコイルエンドを構成する渡り導体部とを備えている回転電機の多相波巻き巻線の製造方法であって、直線状の平角線材をエッジワイズ曲げ加工によりクランク状に加工する第1工程と、前記クランク状に加工した平角線材のうちの前記渡り導体部となる部位をフラットワイズ曲げ加工により前記軸線方向に対する前記コアの径方向の曲げ角度が互いに異なるように曲げる第2工程と、前記径方向の曲げ角度が互いに異なるように曲げ加工した前記平角線材を前記スロット内に複数ターン、巻挿する第3工程と、を有することを要旨とする。これにより、請求項1に記載の回転電機の多相波巻き巻線を製造することができる。
請求項6に記載の発明では、平角線よりなる各相のコイル導体が円筒状のコアの軸線方向に延びる各スロットに交互に挿通されるように波巻きされ、前記スロット内に積層されたスロット導体部と、前記スロット導体部同士を接続して前記コアの両端面から前記軸線方向に突出してコイルエンドを構成する渡り導体部とを備えている回転電機の多相波巻き巻線の製造方法であって、直線状の平角線材をエッジワイズ曲げ加工によりクランク状に加工する第1工程と、前記スロット内に前記クランク状に加工した平角線材を1ターン巻挿する毎に前記渡り導体部を前記コアの径方向に曲げて前記軸線方向に対する前記径方向の曲げ角度が互いに異なるようにフラットワイズ曲げ加工しつつ平角線材を前記スロット内に複数ターン、巻挿する第2工程と、を有することを要旨とする。これにより、請求項1に記載の回転電機の多相波巻き巻線を製造することができる。
請求項7に記載の発明では、平角線よりなる各相のコイル導体が円筒状のコアの軸線方向に延びる各スロットに交互に挿通されるように波巻きされ、前記スロット内に積層されたスロット導体部と、前記スロット導体部同士を接続して前記コアの両端面から前記軸線方向に突出してコイルエンドを構成する渡り導体部とを備えている回転電機の多相波巻き巻線の製造方法であって、直線状の平角線材をエッジワイズ曲げ加工によりクランク状に加工する第1工程と、前記クランク状に加工した平角線材を、前記スロット内に複数ターン、巻挿する第2工程と、前記軸線方向に対する前記コアの径方向の曲げ角度が互いに異なる状態で前記渡り導体部が順次積層されるように前記渡り導体部を前記径方向に曲げる第3工程と、を有することを要旨とする。これにより、請求項1に記載の回転電機の多相波巻き巻線を製造することができる。
本発明によれば、コイルエンドにおける軸線方向の長さを短くすることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態における回転電機の多相波巻き巻線20の正面図である。本実施形態における回転電機は交流モータであるが、本発明は誘導モータや同期モータの巻線にも適用することができる。
図1においてステータのコアとして分割コア(ステータ分割コア)を用いており、内周側のコア10に対し外周側にバックヨーク12が配置される。円筒状をなすコア10の外周面には24条のスロット11が設けられ、スロット11はコア10の軸線方向Xに延びている。コア10の内部にはインナーロータ13が配置される。コア10の外周面には円筒状のバックヨーク12が嵌め込まれる。
多相波巻き巻線20は各スロット11に各相(U相、V相、W相)のコイル導体30,40,50が交互に挿通されている。即ち、U相のコイル導体30は、24条のスロット11のうちの3条毎に計8条のスロット11に挿通されている。同様に、V相のコイル導体40は、24条のスロット11のうちの3条毎に計8条のスロット11に挿通され、W相のコイル導体50は、24条のスロット11のうちの3条毎に計8条のスロット11に挿通されている。
図2は回転電機の多相波巻き巻線20の左側面図(図1のA矢視図)である。図3は回転電機の多相波巻き巻線20を左前方から見たときの斜視図である。図4は、図3におけるコアの左端面での拡大斜視図である。図5は、図3におけるコアの右端面での拡大斜視図である。
各相(U相、V相、W相)のコイル導体30,40,50は平角線よりなる。即ち、断面が長方形の均一な幅の線材をコイル導体30,40,50として用いている。各相のコイル導体30,40,50がコア10の各スロット11に交互に挿通されるように波巻きされている。各相のコイル導体30,40,50は絶縁被覆されている。各相のコイル導体30,40,50は、スロット導体部31,41,51と、渡り導体部32,33,42,43,52,53とを備えている。スロット導体部31,41,51はスロット11内に積層して配置されている。渡り導体部32,33,42,43,52,53は、スロット導体部31,41,51同士を接続してコア10の両端面から軸線方向Xに突出してコイルエンドを構成している。つまり、渡り導体部32,42,52は、コア10の左端面においてスロット導体部31,41,51同士を接続してコア10の左端面から軸線方向Xに突出してコイルエンドを構成している。また、渡り導体部33,43,53は、コア10の右端面においてスロット導体部31,41,51同士を接続してコア10の右端面から軸線方向Xに突出してコイルエンドを構成している。
コア10の左端面側に各相のコイル導体30,40,50の巻き始め及び巻き終わりの端部34,35,44,45,54,55が位置している。つまり、波巻きしたコイル導体30について、コア10の径方向(以下、単に径方向という)内側の端部(巻き始め)34と径方向外側の端部(巻き終わり)35を有している。同様に、波巻きしたコイル導体40について径方向内側の端部(巻き始め)44と径方向外側の端部(巻き終わり)45を有している。また、波巻きしたコイル導体50について径方向内側の端部(巻き始め)54と径方向外側の端部(巻き終わり)55を有している。
図1〜図5においては、6層重ねている状態、即ち、6ターン巻回している状態を示している。6層重ね(6ターン)としたのは作図上の制約からであり、本発明は6層重ね(6ターン)に限るものではない。
図1に示すように、渡り導体部32,33,42,43,52,53は、コ字状に形成されている。詳しくは、図1,3,4,5に示すようにスロット導体部31,41,51から軸線方向Xに延びる一対の延出部S1と、一対の延出部S1の先端をつなぐ連結部S2とによりコ字状に形成されている。
図6(a)は図1のB部拡大図であり、図6(b)は図1のC部拡大図である。
渡り導体部32,33,42,43,52,53は、軸線方向に対する径方向の曲げ角度が互いに異なる状態で順次積層されている。具体的には、径方向内側の渡り導体部(図6(a),(b)での符号32a,33a)に対して径方向の曲げ角度が異なる状態で各渡り導体部(図6(a),(b)での符号32b〜32f,33b〜33f)が順次積層されている。渡り導体部32,33,42,43,52,53での径方向の曲げとして、コア10の両端面のうちの左端面(一方の端面)における渡り導体部32,42,52は図6(a)に示すように拡径方向(コア10の中心軸線から遠ざかる方向)にずらされ、コア10の両端面のうちの右端面(他方の端面)における渡り導体部33,43,53は図6(b)に示すように縮径方向(コア10の中心軸線に近づく方向)にずらされている。
渡り導体部32,33,42,43,52,53での径方向の曲げについて詳しく説明する。
渡り導体部32において、図6(a)に示すように、径方向外側ほど軸線方向に対する径方向の曲げ角度が大きい。つまり、径方向内側の第1層目の渡り導体部32aはほぼ軸線方向に延びているが、第2層目の渡り導体部32bは角度θ1で曲げられている。第2層目の渡り導体部32bよりも第3層目の渡り導体部32cの曲げ角度θ2の方が大きく、第3層目の渡り導体部32cよりも第4層目の渡り導体部32dの曲げ角度θ3の方が大きく、第4層目の渡り導体部32dよりも第5層目の渡り導体部32eの曲げ角度θ4の方が大きく、第5層目の渡り導体部32eよりも第6層目の渡り導体部32fの曲げ角度θ5の方が大きい。他のコイル導体40,50の渡り導体部42,52についても同様である。
また、渡り導体部33において、図6(b)に示すように、径方向内側ほど軸線方向に対する径方向の曲げ角度が大きい。つまり、径方向内側の第1層目の渡り導体部33aの曲げ角度θ11が最も大きく、第1層目の渡り導体部33aよりも第2層目の渡り導体部33bの曲げ角度θ12の方が小さく、第2層目の渡り導体部33bよりも第3層目の渡り導体部33cの曲げ角度θ13の方が小さく、第3層目の渡り導体部33cよりも第4層目の渡り導体部33dの曲げ角度θ14の方が小さく、第4層目の渡り導体部33dよりも第5層目の渡り導体部33eの曲げ角度θ15の方が小さく、第6層目の渡り導体部33fはほぼ軸線方向に延びている。他のコイル導体40,50の渡り導体部43,53についても同様である。
そして、図1に示すように、コア10の右端面から円筒状のバックヨーク12がコア10の外周面に嵌入される。また、コア10の左端面から円筒状のインナーロータ13がコア10に挿入される。
次に、回転電機の多相波巻き巻線20の製造方法について説明する。
まず、図7に示すように、直線状の平角線材60を、3本(3相分)用意する。平角線材60として銅線を用いる。そして、3本(3相分)の直線状の平角線材60を、エッジワイズ曲げ加工により、図8に示すように、平角線材60における長方形の断面の短い辺に直交する方向に曲げて、クランク状に加工する(第1工程)。
引き続き、図9に示すように、3本(3相分)のクランク状に加工した平角線材60のうちの渡り導体部となる部位61,62を、フラットワイズ曲げ加工により、平角線材60における長方形の断面の長い辺に直交する方向に曲げて、軸線方向に対する径方向の曲げ角度が互いに異なるように曲げる(第2工程)。
このように、フラットワイズ曲げは、エッジワイズ曲げの後、かつ、ターン加工前に行う。
さらに、図10(a)に示すように、3本(3相分)の平角線材70,71,72を重ねた状態で、図10(b)に示すように平角線材70,71,72をスロット11内に複数ターン、巻挿する(第3工程)。図11においては1ターンだけ巻挿した状態を示し、図12においては6ターン巻挿した状態を示す。
以上のように本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)渡り導体部32,33,42,43,52,53が、スロット導体部31,41,51から軸線方向Xに延びる一対の延出部S1と、一対の延出部S1の先端をつなぐ連結部S2とによりコ字状に形成されるとともに、軸線方向に対する径方向の曲げ角度が互いに異なる状態で渡り導体部32,33,42,43,52,53が順次積層されている。このように、コ字状に形成された渡り導体部32,33,42,43,52,53が軸線方向に対する径方向の曲げ角度が互いに異なる状態で順次積層されていることによって、コイルエンドにおいてコイル導体の重なり合いをコアの径方向に逃がしてコイルエンドにおける軸線方向Xの長さL1,L2(図1参照)を短くすることができる。
(2)コア10の両端面のうちの一方の端面における渡り導体部32,42,52は拡径方向にずらされ、コア10の両端面のうちの他方の端面における渡り導体部33,43,53は縮径方向にずらされている。よって、バックヨーク12をコア10の外周面に容易に嵌入できるとともにロータ13をコア10の内周面に容易に挿入することができる(軸線に沿ってインナーロータ13およびバックヨーク12を容易に挿入することができる)。
(3)直線状の平角線材60をエッジワイズ曲げ加工によりクランク状に加工し、渡り導体部となる部位61,62をフラットワイズ曲げ加工により軸線方向に対する径方向の曲げ角度が互いに異なるように曲げた後に平角線材60をスロット11内に複数ターン、巻挿した。これにより、容易に、各相のコイル導体におけるコイルエンドにおいて積層して配置される渡り導体部をコア10の径方向に曲げることができる(巻き付け作業が容易となる)。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・上記実施形態では分割コアとし、コアの両端面の一方において渡り導体部をコア10の拡径方向に曲げるとともに他方をコア10の縮径方向に曲げた。これに代わり、バックヨークがない一体型コア(ステータ一体コア)に適用して、コアの両端面ともに渡り導体部をコア10の拡径方向に曲げるようにしてもよい。つまり、コアの両端面のうちの一方の端面における渡り導体部は拡径方向にずらされ、コアの両端面のうちの他方の端面における渡り導体部も拡径方向にずらされていてもよい。この場合、軸線に沿ってインナーロータを容易に挿入することができる。
・あるいは、アウターロータタイプに適用して、コア10の両端面ともに渡り導体部をコア10の縮径方向に曲げるようにしてもよい。つまり、コアの両端面のうちの一方の端面における渡り導体部は縮径方向にずらされ、コアの両端面のうちの他方の端面における渡り導体部も縮径方向にずらされていてもよい。この場合、軸線に沿ってアウターロータを容易に挿入することができる。
・回転電機の多相波巻き巻線の製造方法として、フラットワイズ曲げはエッジワイズ曲げ後のターン加工前であったが、これに代わり、1ターン毎でもよい。即ち、直線状の平角線材をエッジワイズ曲げ加工によりクランク状に加工し(第1工程)、スロット内にクランク状に加工した平角線材を1ターン巻挿する毎に渡り導体部をコアの径方向に曲げて軸線方向に対する径方向の曲げ角度が互いに異なるようにフラットワイズ曲げ加工しつつ平角線材をスロット内に複数ターン、巻挿する(第2工程)。
・他にも、回転電機の多相波巻き巻線の製造方法として、径方向への曲げは、全ターン終了後に行ってもよい。即ち、直線状の平角線材をエッジワイズ曲げ加工によりクランク状に加工し(第1工程)、クランク状に加工した平角線材を、スロット内に複数ターン、巻挿し(第2工程)、軸線方向に対する径方向の曲げ角度が互いに異なる状態で渡り導体部が順次積層されるように渡り導体部を径方向に曲げる(第3工程)。
・平角線材を曲げ加工によりクランク状にしたが、これに代わり、例えば、プレスでクランク状の平角線を得るようにしてもよい。また、プレス時に図9に示したように径方向にずれるようにコアの径方向となる方向に曲げてもよい。
本実施形態における回転電機の多相波巻き巻線の正面図。 回転電機の多相波巻き巻線の左側面図(図1のA矢視図)。 回転電機の多相波巻き巻線を左前方から見たときの斜視図。 コアの左端面での拡大斜視図。 コアの右端面での拡大斜視図。 (a)は図1のB部拡大図、(b)は図1のC部拡大図。 回転電機の多相波巻き巻線の製造方法を説明するための図。 回転電機の多相波巻き巻線の製造方法を説明するための図。 回転電機の多相波巻き巻線の製造方法を説明するための図。 (a),(b)は回転電機の多相波巻き巻線の製造方法を説明するための斜視図。 回転電機の多相波巻き巻線の製造方法を説明するための斜視図。 回転電機の多相波巻き巻線の製造方法を説明するための斜視図。
符号の説明
10…コア、11…スロット、20…多相波巻き巻線、30…コイル導体、31…スロット導体部、32…渡り導体部、33…渡り導体部、40…コイル導体、41…スロット導体部、42…渡り導体部、43…渡り導体部、50…コイル導体、51…スロット導体部、52…渡り導体部、53…渡り導体部、60…平角線材、61…渡り導体部となる部位、62…渡り導体部となる部位、S1…延出部、S2…連結部、X…軸線方向。

Claims (7)

  1. 平角線よりなる各相のコイル導体が円筒状のコアの軸線方向に延びる各スロットに交互に挿通されるように波巻きされ、前記スロット内に積層されたスロット導体部と、前記スロット導体部同士を接続して前記コアの両端面から前記軸線方向に突出してコイルエンドを構成する渡り導体部とを備えている回転電機の多相波巻き巻線において、
    前記渡り導体部が、前記スロット導体部から前記軸線方向に延びる一対の延出部と、前記一対の延出部の先端をつなぐ連結部とによりコ字状に形成されるとともに、前記軸線方向に対する前記コアの径方向の曲げ角度が互いに異なる状態で前記渡り導体部が順次積層されていることを特徴とする回転電機の多相波巻き巻線。
  2. 前記コアの両端面のうちの一方の端面における前記渡り導体部は拡径方向にずらされ、前記コアの両端面のうちの他方の端面における前記渡り導体部も拡径方向にずらされていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の多相波巻き巻線。
  3. 前記コアの両端面のうちの一方の端面における前記渡り導体部は拡径方向にずらされ、前記コアの両端面のうちの他方の端面における前記渡り導体部は縮径方向にずらされていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の多相波巻き巻線。
  4. 前記コアの両端面のうちの一方の端面における前記渡り導体部は縮径方向にずらされ、前記コアの両端面のうちの他方の端面における前記渡り導体部も縮径方向にずらされていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の多相波巻き巻線。
  5. 平角線よりなる各相のコイル導体が円筒状のコアの軸線方向に延びる各スロットに交互に挿通されるように波巻きされ、前記スロット内に積層されたスロット導体部と、前記スロット導体部同士を接続して前記コアの両端面から前記軸線方向に突出してコイルエンドを構成する渡り導体部とを備えている回転電機の多相波巻き巻線の製造方法であって、
    直線状の平角線材をエッジワイズ曲げ加工によりクランク状に加工する第1工程と、
    前記クランク状に加工した平角線材のうちの前記渡り導体部となる部位をフラットワイズ曲げ加工により前記軸線方向に対する前記コアの径方向の曲げ角度が互いに異なるように曲げる第2工程と、
    前記径方向の曲げ角度が互いに異なるように曲げ加工した前記平角線材を前記スロット内に複数ターン、巻挿する第3工程と、
    を有することを特徴とする回転電機の多相波巻き巻線の製造方法。
  6. 平角線よりなる各相のコイル導体が円筒状のコアの軸線方向に延びる各スロットに交互に挿通されるように波巻きされ、前記スロット内に積層されたスロット導体部と、前記スロット導体部同士を接続して前記コアの両端面から前記軸線方向に突出してコイルエンドを構成する渡り導体部とを備えている回転電機の多相波巻き巻線の製造方法であって、
    直線状の平角線材をエッジワイズ曲げ加工によりクランク状に加工する第1工程と、
    前記スロット内に前記クランク状に加工した平角線材を1ターン巻挿する毎に前記渡り導体部を前記コアの径方向に曲げて前記軸線方向に対する前記径方向の曲げ角度が互いに異なるようにフラットワイズ曲げ加工しつつ平角線材を前記スロット内に複数ターン、巻挿する第2工程と、
    を有することを特徴とする回転電機の多相波巻き巻線の製造方法。
  7. 平角線よりなる各相のコイル導体が円筒状のコアの軸線方向に延びる各スロットに交互に挿通されるように波巻きされ、前記スロット内に積層されたスロット導体部と、前記スロット導体部同士を接続して前記コアの両端面から前記軸線方向に突出してコイルエンドを構成する渡り導体部とを備えている回転電機の多相波巻き巻線の製造方法であって、
    直線状の平角線材をエッジワイズ曲げ加工によりクランク状に加工する第1工程と、
    前記クランク状に加工した平角線材を、前記スロット内に複数ターン、巻挿する第2工程と、
    前記軸線方向に対する前記コアの径方向の曲げ角度が互いに異なる状態で前記渡り導体部が順次積層されるように前記渡り導体部を前記径方向に曲げる第3工程と、
    を有することを特徴とする回転電機の多相波巻き巻線の製造方法。
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