JP2012176198A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012176198A
JP2012176198A JP2011041530A JP2011041530A JP2012176198A JP 2012176198 A JP2012176198 A JP 2012176198A JP 2011041530 A JP2011041530 A JP 2011041530A JP 2011041530 A JP2011041530 A JP 2011041530A JP 2012176198 A JP2012176198 A JP 2012176198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
teeth
cam
poles
external teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011041530A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5635435B2 (ja
Inventor
Hidehiko Fujioka
秀彦 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiroki Corp
Original Assignee
Shiroki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiroki Corp filed Critical Shiroki Corp
Priority to JP2011041530A priority Critical patent/JP5635435B2/ja
Priority to PCT/JP2012/051542 priority patent/WO2012117772A1/ja
Publication of JP2012176198A publication Critical patent/JP2012176198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5635435B2 publication Critical patent/JP5635435B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/22Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
    • B60N2/235Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms
    • B60N2/2356Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls
    • B60N2/236Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls linearly movable

Abstract

【課題】ロック強度が大きく、ガタが少ないリクライニング装置を提供することを課題とする。
【解決手段】対角位置に配置された一対の第1ポール(メインポール)41と、少なくとも1つの第2ポール(サブポール)43とからなり、第1カム(カム手段)31が各ポールをロック位置に移動させ、第1ポール41の外歯43aとラチェット(第1部材)21の内歯23とが遊びがない噛合となった状態で、第2ポール43の外歯43aとラチェット21の内歯23とは遊びがある噛合である。
【選択図】図1

Description

本発明は、円周方向に沿って内歯が形成された第1部材と、前記内歯と噛合可能な外歯を有した複数のポールと、前記第1部材の開放面側に積層され、前記第1部材と前記円周方向に相対回転可能に設けられ、前記外歯が前記内歯と噛合するロック位置,前記外歯が前記内歯から離れたアンロック位置の間で前記各ポールを案内するガイド手段が形成された第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間で、前記相対回転の軸上に回転可能に設けられ、一方の方向に回転すると前記外歯が前記内歯に噛合する方向に前記ポールを移動させるカム手段と、を有し、前記ポールの外歯が前記第1部材の前記内歯に噛合することにより、前記第1部材と第2部材との相対回転が禁止されるリクライニング装置に関する。
図7−図9を用いて従来のリクライニング装置の一例を説明する。図7はシートの構成図、図8は従来のリクライニング装置の分解斜視図、図9は図8に示すリクライニング装置で、第2部材、シャフト、スプリングを除いて組み付けた状態でのA方向矢視図である。
図7に示すように、シート1は、着座者の臀部を支持するシートクッション2と、シートクッション2に対して前後方向に傾動可能に設けられ、着座者の背部を支持するシートバック3とからなっている。4はシートバック3の傾動の回転軸上に設けられ、シートバック3の傾動を許可/禁止するリクライニング装置である。
リクライニング装置4は、図8、図9に示すように、シートバック3に設けられる第1部材(ラチェット)7は、一方の面が開放面となった有底円筒状で、内筒面に円周方向に沿って内歯7aが形成されている。4つのポール9には、内歯7aと噛合可能な外歯9aが形成されている。
第1部材7の開放面側には、シートクッション2に設けられる第2部材(ベースプレート)11が外周リング10を用いて積層され、第1部材7と円周方向に相対回転可能となっている。この第2部材11には、各ポール9の両側面を挟み、外歯9aが内歯7aと噛合するロック位置,外歯9aが内歯7aから離れたアンロック位置の間で各ポール9を案内する4つのポールガイド11a、11b、11cが形成されている。
第1部材7と第2部材11との間には、ロック手段としての、カム13が設けられる。
このカム13は、第1部材7の相対回転の軸を中心とする穴7bに回転可能に嵌合する軸8に取り付けられていれている。そして、カム13には、周方向に90度ピッチで径方向に延出する突部13a,13bが形成されている。
一方、ポール9の外歯が設けられた面と反対側の面には、カム13の突部13aが当接可能な突部9bと、カム13の突部13bと隙間を介して対向する突部9cとが形成されている。
カム13が一方の方向(図において、矢印A方向)に回転すると、突部13aがポール9の突部9bを押し、外歯9aが内歯7aに噛合する方向(ロック位置方向)にポール9が移動する。この時、カム13の突部13bは、ポール9の突部9cと、微少な空間を介して対向している。
また、ポール9の第1部材7の底面と対向する面には、突部9bが形成されている。カム13の第1部材7側の周面には、カム13と一体となって回転するようにレリーズプレート12が取り付けられている。このレリーズプレート12には、各ポールの突部9bが係合するカム穴12aが形成されている。カム穴12は、レリーズプレート及びカム13が他方の方向(図において、矢印Aと反対方向)に回転すると、外歯9aと内歯7aとの噛合が解除される方向(ロック位置方向)にポール9が移動するように形成されている。
外端部が第2部材11に係止され、内端部がカム13に係止された2つのスパイラルスプリングからなるスプリング15により、カム13は一方の方向、即ち、ポール9の外歯9aが第1部材7の内歯7aに噛合する方向(ロック位置方向)に付勢されている。
ここで、上記構成のリクライニング装置の作動を説明する。
通常、スプリング15の付勢力により、第2部材11に設けられた各ポール9は、外歯9aが、第1部材7の内歯7aに噛合したロック位置にあり、第1部材7と第2部材11との相対回転は禁止され、シートバック3はシートクッション2に対して回転ができない状態(ロック状態)にある。
スプリング15の付勢力に抗して、カム13,レリーズプレート12を操作して、他方の方向に回転させると、各ポール9は、外歯9aと内歯7aとの噛合が解除されたアンロック位置に移動し、第1部材7と第2部材11との相対回転が可能となり、シートバック3はシートクッション2に対して回転可能となる。
カム13への操作力を解除すると、スプリング15の付勢力により、第2部材11に設けられた各ポール9の外歯9aが、第1部材7の内歯7aに噛合し、第1部材7と第2部材11との相対回転は禁止され、再びロック状態となる。
特表2009−509596号公報
しかし、図8、図9に示すリクライニング装置では、ポール9は4つある。一方、リクライニング装置を構成する部品には、寸法のバラツキがある。
よって、カム13が一方の方向に回転し、各ポール9をロック位置方向へ移動させる場合、4つのポールが同時に噛み合うことはない。即ち、4つのポール9のうち1つのポール9の外歯9aが最初に第1部材7の内歯7aに遊びなく噛合する。
カム13の軸8と第1部材7の穴7bとの間にもガタがあるので、カム13は相対回転の軸と直交する面上で若干移動可能である。よって、4つのポール9のうち1つのポール9の外歯9aと、第1部材7の内歯7aとが遊びなく噛合した状態で、残りの3つのポール9のうちの1つのポールは、第1部材7の内歯7aと遊びがない噛合となり、カム13の回転は禁止される。
即ち、複数のポールのうち、2つのポールは遊びのない噛合となるが、遊びのない噛合が、どの位置になるかは定まっていない。隣り合うポールが遊びのない噛合となった場合、リクライニング装置のロック強度が低下し、ガタも多い問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、ロック強度が大きく、ガタが少ないリクライニング装置を提供することにある。
尚、複数のポールを有するリクライニング装置がロック状態にある場合、部品精度により、各ポールの外歯と、第1部材の内歯との噛み合い量が異なる。即ち、複数のポールのうち、少なくとも1つのポールはロック方向・アンロック方向に移動できない噛合状態にあり、他のポールはロック方向・アンロック方向に若干移動可能な噛合状態にある。
本明細書では、前者のポールの外歯と内歯との噛合状態を「遊びなく噛合する」或は「遊びがない噛合」という。また、後者のポールの外歯と内歯との噛合状態を「遊びをもって噛合する」或は「遊びがある噛合」という。
課題を解決する請求項1に係る発明は、円周方向に沿って内歯が形成された第1部材と、前記内歯と噛合可能な外歯を有した複数のポールと、前記第1部材の開放面側に積層され、前記第1部材と前記円周方向に相対回転可能に設けられ、前記外歯が前記内歯と噛合するロック位置,前記外歯が前記内歯から離れたアンロック位置の間で前記各ポールを案内するガイド手段が形成された第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間で、前記相対回転の軸上に回転可能に設けられ、一方の方向に回転すると前記外歯が前記内歯に噛合する方向に前記ポールを移動させるカム手段と、を有し、前記ポールの外歯が前記第1部材の前記内歯に噛合することにより、前記第1部材と第2部材との相対回転が禁止されるリクライニング装置において、前記複数のポールは、対角位置に配置された一対のメインポールと、少なくとも1つのサブポールとからなり、前記カム手段が前記各ポールをロック位置に移動させ、前記一対のメインポールの外歯と第1部材の内歯とが遊びがない噛合となった状態で、前記サブポールの外歯と前記第1部材の内歯とは遊びがある噛合であることを特徴とするリクライニング装置である。
請求項2に係る発明は、前記メインポールは、上下方向に配置されていることを特徴とする請求項1記載のリクライニング装置である。
請求項3に係る発明は、前記カム手段の前記サブポールを押す面は、前記相対回転の軸を中心とする円周面であり、前記カム手段により押される前記サブポールの面の終端は、前記相対回転の軸に沿い、前記円周面に接触可能な突部であることを特徴とする請求項1または2記載のリクライニング装置である。
請求項4に係る発明は、前記カム手段は、前記相対回転の軸上に回転可能に設けられ、前記サブポールの前記外歯が設けられた面と反対側の面を直接押して、前記外歯が前記第1部材の内歯に噛合する方向に前記サブポールを移動させる第1カムと、該第1カムと前記メインポールとの間に設けられ、前記第1カムに押されると前記メインポールの前記外歯が設けられた面と反対側に形成された面を押し、前記外歯が前記第1部材の内歯に噛合する方向に前記メインポールを移動させる第2カムと、からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のリクライニング装置である。
請求項1に係る発明によれば、前記複数のポールは、対角位置に配置された一対のメインポールと、少なくとも1つのサブポールとからなり、前記カム手段が前記各ポールをロック位置に移動させ、前記一対のメインポールの外歯と第1部材の内歯とが遊びがない噛合となった状態で、前記サブポールの外歯と前記第1部材の内歯とは遊びがある噛合であることにより、対角位置に遊びのない噛合が得られ、ロック強度が大きく、ガタが少ない。
請求項2に係る発明によれば、前記メインポールは、上下方向に配置されていることにより、遊びがない噛合が上下方向となり、前後方向の振動によるガタが発生しない。
請求項3に係る発明によれば、前記カム手段の前記サブポールを押す面は、前記相対回転の軸を中心とする円周面であり、前記カム手段により押される前記サブポールの面の終端は、前記相対回転の軸に沿い、前記円周面に接触可能な突部であることにより、前記メインポールの外歯と第1部材の内歯とが遊びがない噛合となった状態で、前記サブポールの外歯と前記第1部材の内歯とが遊びがある噛合を実現できる。
請求項4に係る発明によれば、前記カム手段は、前記相対回転の軸上に回転可能に設けられ、前記サブポールの前記外歯が設けられた面と反対側の面を直接押して、前記外歯が前記第1部材の内歯に噛合する方向に前記サブポールを移動させる第1カムと、該第1カムと前記メインポールとの間に設けられ、前記第1カムに押されると前記メインポールの前記外歯が設けられた面と反対側に形成された面を押し、前記外歯が前記第1部材の内歯に噛合する方向に前記メインポールを移動させる第2カムと、からなることにより、対角位置にあるメインポールをロック位置の最深位置まで追い込めるので、遊びのない噛合を実現できる。
本実施形態のリクライニング装置の分解斜視図である。 図1のリクライニング装置を組み付けた際の矢印C方向から見た正面図である。 図2の切断線A−Aでの断面図である。 図2の切断線B−Bでの断面図である。 図1の第1ポールと第2カムとの斜視図である。 図5の矢印D方向から見た斜視図である。 シートの構成図である。 従来のリクライニング装置の分解斜視図である。 図8に示すリクライニング装置で、第2部材、シャフト、スプリングを除いて組み付けた状態でのA方向矢視図である。
次に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態例のりクライング装置は、図7に示すリクライニング装置4と同様に、シートバック3の傾動の回転軸上に設けられるものである。
図1−図6を用いて、本実施形態のリクライング装置を説明する。図1は本実施形態のリクライニング装置の分解斜視図、図2は図1のリクライニング装置を組み付けた際の矢印C方向から見た正面図、図3は図2の切断線A−Aでの断面図、図4は図2の切断線B−Bでの断面図、図5は図1の第1ポールと第2カムとの斜視図、図6は図5の矢印D方向から見た斜視図である。
図1−図4において、シートバック側に設けられるラチェット(第1部材)21は、円板状の板材をプレスにより半抜加工した有底円筒状で、円形凹部21aが形成されている。この円形凹部21aの内周面には、内歯23が円周方向全域に形成されている。また、円形凹部21aの中心には、貫通した穴21bが形成されている。
シートクッション側に設けられるベースプレート(第2部材)25も、円板状の板材をプレスにより半抜加工し、円形凹部25aが形成されている。この円形凹部25aの径は、ラチェット21の外径より若干大きく設定されている。そして、円形凹部25aに、ラチェット21が嵌め込まれ、ベースプレート25とラチェット21とは相対回転可能となっている。また、ラチェット21の中心には、貫通した穴21bが形成されている。
そして、ラチェット21の外周部と、ベースプレート25の外周部とは、リング状の外周リング27により挟持され、ラチェット21とベースプレート25とは、相対回転の軸(図1においてO)方向に分離されることなく、相対回転可能に保持されている。
ラチェット21の円形凹部21aとベースプレート25の円形凹部25aとが形成する空間には、第1カム(カム手段)31が配置される。第1カム31は、相対回転の軸と直交する平面上に延出する本体31bと、筒状で、ベースプレート25の穴25bに回転可能に支持され、穴25bを介して外部に突出する軸部31aとからなっている。軸部31aは相対回転の軸と直交する平面での断面形状は、略小判形状となっている。また、本体部31bには、ラチェット21方向に突出する2つの突部31cが形成されている。
第1カム31とラチェット21の円形凹部21aとの間には、レリーズプレート33が配置される。このレリーズプレート33には、第1カム31の突部31cが係合する穴33aが形成されている。この突部31cと穴33aの係合により、第1カム31とレリーズプレート33とは一体となって回転する。
レリーズプレート33とベースプレート25の円形凹部25aとの間には、円周方向に沿って第1ポール(メインポール)41と、第2ポール(サブポール)43とが交互に計4つ配置されている。尚、本実施形態では、一対の第1ポール41は、対角位置に配置され、更に、上下方向に配置されている。
第1ポール41,第2ポール43の内歯23と対向する面には、内歯23に噛合可能な外歯41a,43aが形成されている。
ベースプレート25の円形凹部25aには、第1ポール41,第2ポール43の側部を挟むように4つのポールガイド37が形成されている。このポールガイド37により、第1ポール41,第2ポール43は相対回転の半径方向にのみ移動可能となっている。即ち、ポールガイド37は、外歯41a、外歯43aがラチェット21の内歯23と噛合するロック位置,外歯41a、外歯43aがラチェット21の内歯23から離れたアンロック位置の間で、第1ポール41,第2ポール43を案内する。
また、第1ポール41と第1カム31との間には、第2カム(カム手段)45が配置される。
ここで、図5,図6を用いて、第1ポール41と第2カム45とを説明する。
第1ポール41のレリーズプレート33と対向する面の一方の側には、第1ポール41の背面(第1ポール41の外歯41aが形成された面と反対側の面)から外歯41aに向かって凹部41bが形成されている。そして、凹部41bの底面側は、積層部41cとなっている。
一方、第2カム45は、第1ポール41の背面に当接可能な当接部45aと、第1ポール41の凹部41bに嵌合し、積層部41cと相対回転の軸方向に互いに重なる積層部45cとからなっている。
図1−図4に戻って、第1ポール41、第2ポール43のレリーズプレート33と対向する面には、レリーズプレート33方向に突出する突部41d、突部43dが形成されている。レリーズプレート33には、これら第1ポール41、第2ポール43の突部41d、突部43dが係合するカム穴33b、カム穴33cが形成されている。このカム穴33b、カム穴33cは、レリーズプレート33が図1において矢印T方向(他方の方向)に回転すると、ポールガイド37に沿って、第1ポール41の外歯41a、第2ポール43の外歯43aがラチェット21の内歯23より離れる方向(アンロック位置方向)に第1ポール41、第2ポール43を移動させる形状に設定されている。
第1カム31の本体部31bの外周部には、周方向に沿って4つの第1突部31d、4つの第2突部31eが交互に形成されている。第1突部31dは、第1カム31が図1において矢印T方向と反対方向(一方の方向)に回転すると、第2カム45の第1カム31との対向部に形成されたV字溝45b(図5、図6参照)及び第2ポール43の第1カム31との対向部に形成されたV字状溝43bの斜面を押接し、第2ポール43と、第2カム45に押される第1ポール41とは、ポールガイド37に沿って、外歯41a、外歯43aがラチェット21の内歯23に噛合する方向(ロック位置方向)に移動するようになっている。また、第2突部31eは、第1カム31が図1において矢印T方向と反対方向(一方の方向)に回転すると、第1ポール41の第1カム31との対向部に形成された突部41e(図5、図6参照)及び第2ポール43の第1カム31との対向部に形成された突部43cに微少な隙間を介して対向するようになっている。尚、本実施形態の第1突部31dの先端面は、相対回転の軸を中心とする円周面とした。
ベースプレート25から外部に突出した第1カム31の軸部31aには、スパイラルスプリング51の内端部が係止されている。スパイラルスプリング51の外端部は、ベースプレート25の係止されている。そして、スパイラルスプリング51は、第1カム31を矢印T方向と逆方向(一方の方向)に付勢している。よって、このスパイラルスプリング51は、ロック位置方向に第1ポール41,第2ポール43を付勢する付勢手段として機能する。
ここで、上記構成のリクライニング装置の作動を説明する。
通常、スパイラルスプリング51の付勢力により、第1カム31を介して、ベースプレート25に設けられた第1ポール41、第2ポール43は、外歯41a,外歯43aが、ラチェット21の内歯23に噛合したロック位置にあり、ラチェット(第1部材)21とベースプレート(第2部材)25との相対回転は禁止され、シートバックはシートクッションに対して回転ができない状態(ロック状態)にある。
尚、本実施形態では、第1カム31が第1ポール41、第2ポール43をロック位置に移動させた場合、第1ポール41の外歯41aとラチェット21の内歯23とが遊びがない噛合となった状態で、第2ポール43の外歯43aとラチェット21の内歯23とは遊びがある噛合となるように、第1カム31の第1突部31dの先端面、第2カム45の溝45bの斜面、第2ポール43の溝43bの斜面が形成されている。
具体的には、第1カム31の第1突部31dの先端面を相対回転の軸を中心とする円周面とし、第1ポール41の外歯41aとラチェット21の内歯23とが遊びがない噛合となった状態では、第1カム31の第1突部31dの先端面は、第2カム45の溝45bの斜面を押すが、第1ポールの外歯41aと内歯23の噛み合い量と、第2ポール43の外歯43aと内歯23との噛み合い量に差があるようにした。
スパイラルスプリング51の付勢力に抗して、第1カム31を操作して、他方の方向に回転させると、レリーズプレート33を介して、第1ポール41、第2ポール43は、外歯41a,外歯43aが、ラチェット21の内歯23との噛合が解除されたアンロック位置に移動し、ラチェット(第1部材)21とベースプレート(第2部材)25との相対回転が可能となり、シートバックはシートクッションに対して回転可能となる。
第1カム31への操作力を解除すると、スパイラルスプリング51の付勢力により、第1ポール41、第2ポール43は、外歯41a,外歯43aが、ラチェット21の内歯23に噛合し、ラチェット(第1部材)21とベースプレート(第2部材)25との相対回転は禁止され、再びロック状態となる。
このような構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 複数のポールは、対角位置に配置された一対の第1ポール(メインポール)41と、一対の第2ポール(サブポール)43とからなり、第1カム(カム手段)31が第1ポール41を、第1カム(カム手段)31,第2カム(カム手段)45が第2ポール43をロック位置に移動させ、第1ポール(メインポール)41の外歯41aとラチェット(第1部材)21の内歯23とが遊びがない噛合となった状態で、第2ポール(サブポール)43の外歯43とラチェット(第1部材)21の内歯23とは遊びがある噛合であることにより、対角位置に遊びのない噛合が得られ、ロック強度が大きく、ガタが少ない。
(2) 第1ポール(メインポール)41は、上下方向に配置されていることにより、遊びがない噛合が上下方向となり、前後方向の振動によるガタが発生しない。
(3) 第1カム31の第1突部31dの先端面を相対回転の軸を中心とする円周面とし、第1ポール41の外歯41aとラチェット21の内歯23とが遊びがない噛合となった状態では、第1カム31の第1突部31dの先端面は、第2カム45の溝45bの斜面を押すが、第1ポールの外歯41aと内歯23の噛み合い量と、第2ポール43の外歯43aと内歯23との噛み合い量に差があるようにしたことにより、第1カム31が第1ポール41、第2ポール43をロック位置に移動させた場合、第1ポール41の外歯41aとラチェット21の内歯23とが遊びがない噛合となった状態で、第2ポール43の外歯43aとラチェット21の内歯23とは遊びがある噛合を実現できる。
(4) カム手段は、相対回転の軸上に回転可能に設けられ、第2ポール(サブポール)43の外歯43aが設けられた面と反対側の面を直接押して、外歯43aがラチェット(第1部材)21の内歯23に噛合する方向に第2ポール(サブポール)43を移動させる第1カム31と、第1カム31と第1ポール(メインポール)41との間に設けられ、第1カム31に押されると第1ポール(メインポール)41の外歯43aが設けられた面と反対側に形成された溝45bの斜面を押し、外歯43aがラチェット(第1部材)21の内歯23に噛合する方向に第1ポール(メインポール)41を移動させる第2カム45と、からなることにより、対角位置にある第1ポール(メインポール)41をロック位置の最深位置まで追い込めるので、遊びのない噛合が得られる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定するものではない。第2カムの形状は、第1ポールと第1カムとの間に配置される円形の第2カムであってもよい。
第2ポール43の数は、2つに限定するものではなく、1つ以上あればよい。
21 ラチェット(第1部材)
25 ベースプレート(第2部材)
31 第1カム
41 第1ポール
43 第2ポール
45 第2カム
45d 突部

Claims (4)

  1. 円周方向に沿って内歯が形成された第1部材と、
    前記内歯と噛合可能な外歯を有した複数のポールと、
    前記第1部材の開放面側に積層され、前記第1部材と前記円周方向に相対回転可能に設けられ、前記外歯が前記内歯と噛合するロック位置,前記外歯が前記内歯から離れたアンロック位置の間で前記各ポールを案内するガイド手段が形成された第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材との間で、前記相対回転の軸上に回転可能に設けられ、一方の方向に回転すると前記外歯が前記内歯に噛合する方向に前記ポールを移動させるカム手段と、
    を有し、
    前記ポールの外歯が前記第1部材の前記内歯に噛合することにより、前記第1部材と第2部材との相対回転が禁止されるリクライニング装置において、
    前記複数のポールは、
    対角位置に配置された一対のメインポールと、
    少なくとも1つのサブポールとからなり、
    前記カム手段が前記各ポールをロック位置に移動させ、前記一対のメインポールの外歯と第1部材の内歯とが遊びがない噛合となった状態で、前記サブポールの外歯と前記第1部材の内歯とは遊びがある噛合であることを特徴とするリクライニング装置。
  2. 前記メインポールは、上下方向に配置されていることを特徴とする請求項1記載のリクライニング装置。
  3. 前記カム手段の前記サブポールを押す面は、前記相対回転の軸を中心とする円周面であり、
    前記カム手段により押される前記サブポールの面の終端は、前記相対回転の軸に沿い、前記円周面に接触可能な突部であることを特徴とする請求項1または2記載のリクライニング装置。
  4. 前記カム手段は、
    前記相対回転の軸上に回転可能に設けられ、前記サブポールの前記外歯が設けられた面と反対側の面を直接押して、前記外歯が前記第1部材の内歯に噛合する方向に前記サブポールを移動させる第1カムと、
    該第1カムと前記メインポールとの間に設けられ、前記第1カムに押されると前記メインポールの前記外歯が設けられた面と反対側に形成された面を押し、前記外歯が前記第1部材の内歯に噛合する方向に前記メインポールを移動させる第2カムと、
    からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のリクライニング装置。
JP2011041530A 2011-02-28 2011-02-28 リクライニング装置 Active JP5635435B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011041530A JP5635435B2 (ja) 2011-02-28 2011-02-28 リクライニング装置
PCT/JP2012/051542 WO2012117772A1 (ja) 2011-02-28 2012-01-25 リクライニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011041530A JP5635435B2 (ja) 2011-02-28 2011-02-28 リクライニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012176198A true JP2012176198A (ja) 2012-09-13
JP5635435B2 JP5635435B2 (ja) 2014-12-03

Family

ID=46757714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011041530A Active JP5635435B2 (ja) 2011-02-28 2011-02-28 リクライニング装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5635435B2 (ja)
WO (1) WO2012117772A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017010681A1 (ko) * 2015-07-16 2017-01-19 현대다이모스(주) 시트의 리클라이닝 기구
WO2021107138A1 (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートリクライニング装置
CN113573612A (zh) * 2019-03-18 2021-10-29 丰田纺织株式会社 交通工具用座椅倾角调节装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6947079B2 (ja) * 2018-02-26 2021-10-13 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートリクライニング装置
JP7114298B2 (ja) 2018-03-29 2022-08-08 シロキ工業株式会社 リクライニング装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050052063A1 (en) * 2003-09-05 2005-03-10 Dura Global Technologies, Inc. Reclining vehicle seat hinge assembly
US20070040436A1 (en) * 2005-08-22 2007-02-22 Yasukazu Oki Recliner adjuster
WO2007034683A1 (ja) * 2005-09-26 2007-03-29 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha 回転ロック装置
JP2012011165A (ja) * 2010-05-31 2012-01-19 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050052063A1 (en) * 2003-09-05 2005-03-10 Dura Global Technologies, Inc. Reclining vehicle seat hinge assembly
US20070040436A1 (en) * 2005-08-22 2007-02-22 Yasukazu Oki Recliner adjuster
WO2007034683A1 (ja) * 2005-09-26 2007-03-29 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha 回転ロック装置
JP2012011165A (ja) * 2010-05-31 2012-01-19 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017010681A1 (ko) * 2015-07-16 2017-01-19 현대다이모스(주) 시트의 리클라이닝 기구
US10406945B2 (en) 2015-07-16 2019-09-10 Hyundai Dymos Incorporated Reclining mechanism of seat
CN113573612A (zh) * 2019-03-18 2021-10-29 丰田纺织株式会社 交通工具用座椅倾角调节装置
WO2021107138A1 (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートリクライニング装置
JP2021084533A (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートリクライニング装置
CN114746303A (zh) * 2019-11-28 2022-07-12 丰田纺织株式会社 交通工具用座椅倾斜装置
US11872915B2 (en) 2019-11-28 2024-01-16 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seat reclining device
JP7434842B2 (ja) 2019-11-28 2024-02-21 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートリクライニング装置
CN114746303B (zh) * 2019-11-28 2024-04-23 丰田纺织株式会社 交通工具用座椅倾斜装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012117772A1 (ja) 2012-09-07
JP5635435B2 (ja) 2014-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5051165B2 (ja) 車両用シートリクライニング装置
JP5558975B2 (ja) リクライニング装置
JP5701644B2 (ja) リクライニング装置
JP5635435B2 (ja) リクライニング装置
JP6491978B2 (ja) リクライニング装置
JP7114298B2 (ja) リクライニング装置
JP2011105123A (ja) シートリクライニング装置
JP2010022401A (ja) シートリクライニング装置
JP5638994B2 (ja) リクライニング装置
JP2011042276A (ja) 車両用シートリクライニング装置
WO2015125911A1 (ja) シートリクライニング装置
JP5752911B2 (ja) リクライニング装置
JP5626876B2 (ja) リクライニング装置
JP2018079769A (ja) リクライニング装置
JP5607495B2 (ja) リクライニング装置
JP5701629B2 (ja) リクライニング装置
JP5714926B2 (ja) リクライニング装置
JP2012062016A (ja) リクライニング装置
JP2019180882A (ja) リクライニング装置
JP2019041962A (ja) リクライニング装置
JP5638909B2 (ja) リクライニング装置
JP2019043265A (ja) リクライニング装置
JP5497490B2 (ja) リクライニング装置
JP2019146735A (ja) リクライニング装置
JP2017217562A (ja) リクライニング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141014

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5635435

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250