JP2012171887A - チロシナーゼ活性抑制剤及び美白用香粧品 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たなチロシナーゼ活性抑制剤及び美白用香粧品の提供。
【解決手段】アヤメ科クロッカス属サフラン(Crocus sativus)抽出物のグルコシダーゼ処理物を有効成分とするチロシナーゼ活性抑制剤及び美白用香粧品。
【選択図】なし

Description

本発明は、チロシナーゼ活性抑制剤及び美白用香粧品に関する。
従来、美白用香粧品には、皮膚の黒褐色化の原因であるメラニンの生成を抑制する成分が配合される。そのようなメラニンの生成を抑制する成分としては、細胞毒性によるチロシナーゼ活性抑制作用を示す成分、メラノサイト内でのチロシナーゼの活性を抑制する成分、チロシナーゼの発現を抑制する成分、チロシナーゼ活性により生成したドーパキノンから自動酸化によりメラニンに至る経路を抑制する成分が知られている。
例えば、システイン、グルタチオン、ビタミンC、コウジ酸や、トリコデルマ属に属する微生物の産生物(特許文献1)、絹蛋白質のアルカリ分解物(特許文献2)、乳蛋白質の加水分解物(特許文献3)、コウジ酸のアミノ酸誘導体とペプチド誘導体(特許文献4)、チロシナーゼ活性抑制機能を有する香料化合物群(特許文献5)、チロシナーゼ活性阻害機能を有する香料化合物群(特許文献6、特許文献7)、各種植物抽出物等のチロシナーゼ活性抑制作用が知られている。
しかしながら、これら従来のチロシナーゼ活性抑制剤は、ハイドロキノンの様に安全性に問題のあるものや、効果が実用上において満足できないものであったり、副作用が強く化粧品としては使用できないものであり、真に満足できるものとはいえなかった。
一方、サフラン抽出物には、紫外線によるダメージ回復作用、ヒアルロン酸酸性促進作用、アクアポリン合成促進作用が知られている(特許文献8〜11参照)。また、サフラン抽出物は、チロシナーゼ活性促進作用を有することが報告されている(特許文献12参照)が、チロシナーゼ活性抑制効果については未だ報告されていない。
特開平2−145189号公報 特公昭58−017763号公報 特開平5−320068号公報 特開平4−187618号公報 特開2000−302642号公報 特開2001−163719号公報 特開2001−240528号公報 特開平11−349468号公報 特開2005−206510号公報 特開2005−206512号公報 特開2005−343882号公報 特開平11−79950号公報
本発明の課題は、優れたチロシナーゼ活性抑制効果を有し、安全で、皮膚刺激などが弱いチロシナーゼ活性抑制剤、及びそれを含有する美白用香粧品を提供することにある。
そこで、本発明者は上記事情に鑑み鋭意研究した結果、アヤメ科クロッカス属サフラン(Crocus sativus)抽出物のグルコシダーゼ処理物が、サフラン抽出物自体に比べて顕著に優れたチロシナーゼ活性抑制効果を有し、皮膚に対する刺激性が低く、かつ優れた美白効果を有することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、アヤメ科クロッカス属サフラン(Crocus sativus)抽出物のグルコシダーゼ処理物を有効成分とするチロシナーゼ活性抑制剤を提供するものである。また本発明は、アヤメ科クロッカス属サフラン(Crocus sativus)抽出物のグルコシダーゼ処理物を有効成分とする美白用香粧品を提供するものである。
サフラン抽出物のグルコシダーゼ処理物は、優れたチロシナーゼ活性抑制効果及び美白効果を有し、かつ皮膚に対する刺激性が低いので、チロシナーゼ活性抑制剤、美白用香粧品として有用である。また、安全性に優れ、かつ香粧品の品質を損なうことなく、香粧品に任意の量を配合することができる。日焼け後の色素沈着、しみ、そばかす、肝斑等の予防及び改善に有効な美白用香粧品として有用である。香粧品以外であっても、医薬品や飲食品への応用も期待される。
本発明のチロシナーゼ活性抑制剤及び美白用香粧品の有効成分は、アヤメ科クロッカス属サフラン(Crocus sativus)抽出物のグルコシダーゼ処理物である。
本発明に用いられるアヤメ科クロッカス属サフラン(Crocus sativus)は、北半球に分布を持つ植物で、秋に紫色の花をつける。サフラン抽出物としては、サフランの葉や花の抽出物が挙げられるが、花全体(花冠、萼、雌しべ、雄しべ)又は雌芯頭の抽出物が好ましく、花全体抽出物がさらに好ましい。
サフラン抽出物は、溶媒抽出法、又は液化炭酸ガス、液化ブタンガスなどの液化ガス抽出法あるいは超臨界ガス抽出法などにより得ることができる。その際の溶剤としては、水又はメタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコール類、アセトンなどのケトン類、酢酸エチルなどのエステル類、ジエチルエーテルなどのエーテル類、ヘキサン、ペンタン及びベンゼンなどの芳香族化合物類の、一種単独又は二種以上の混合物から選択することができる。これらのうち、エタノール及び/又はエチルエーテルを用いることが好ましい。
本発明においては、サフラン抽出物のグルコシダーゼ処理物を用いる。本発明に用いるグルコシダーゼとは、糖蛋白質、糖脂質等の糖鎖を切断する酵素であり、例えば、エンド−β−N−アセチルグルコサミニダーゼ、β−N−アセチルヘキソサミニダーゼ、エンド−α−N−アセチルガラクトサミニダーゼ、α−L−フコシダーゼ、α−N−アセチルガラクトサミニダーゼ、トランスグルコシダーゼ、グリコペプチダーゼ、N−グリカナーゼ等があり、アーモンド、ナタマメ等の植物や、Flavobacterium sp.、Alcarigenes sp.、Aspergillus sp.等の微生物等を起源とするものが利用できる。
本発明において、グルコシダーゼは、1種又は2種以上を組み合わせて使用され、グルコシダーゼによるサフラン抽出物の処理方法としては、サフラン抽出物にグルコシダーゼを直接添加する方法や、グルコシダーゼを固定化酵素とし、それを充填したカラムにサフラン抽出物を通液する方法等があるが、特に限定はされない。
本発明のグルコシダーゼによる処理温度は、25〜70℃の温度範囲が望ましい。処理温度25℃以上とすることにより、酵素活性の低下による糖鎖の分解に長時間を要する点を防止できる。また、処理温度70℃以下とすることにより、酵素の失活が激しく、分解反応を制御することが困難になることを防止できる。
グルコシダーゼ処理にあたっては、サフラン(Crocus sativus)抽出物はそのまま、又は、サフラン(Crocus sativus)抽出物を水に固形分濃度2〜40質量%の範囲になるように溶解して用いるのが好ましい。固形分の濃度を2質量%以上とすることにより、収量低下を防止できる。また40質量%以下とすることにより、溶液の粘度が上昇し撹拌が困難となり、溶解が十分に行われにくくなるなどの問題を防止できる。
本発明の方法によって得られたサフラン抽出物のグルコシダーゼ処理物は、そのまま液の形で、あるいは、減圧濃縮などの方法で濃縮した液の形で、あるいはスプレードライや凍結乾燥等の方法で粉末化した粉末状で、あるいはヘキサン、エチルエーテル、酢酸エチル、メタノール、エタノール等の有機溶媒を用いて抽出を行い、未処理物を除去し、その後溶媒を除去する形で用いることができる。
本発明のチロシナーゼ活性抑制剤には、前記サフラン抽出物のグルコシダーゼ処理物は単独で使用してもよく、またアルブチン、コウジ酸、アスコルビン酸等、公知のチロシナーゼ活性抑制剤と組み合わせて使用することもできる。また、ビタミン、抗酸化剤、抗炎症剤、紫外線吸収剤、冷感剤など、その他の有効成分と組み合わせて使用することもできる。その他、エタノール、イソプロパノール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール等のアルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール類、アボガド油、オリーブ油、ごま油、小麦胚芽油等のトリグリセライド、エステル油、炭化水素、界面活性剤等、香粧品として一般的に利用される成分と組み合わせて使用することができる。
本発明のチロシナーゼ活性抑制剤は、組成物全量に対し、好ましくはサフラン抽出物のグルコシダーゼ処理物を固形分換算で50〜100質量%、より好ましくは65〜100質量%、特に好ましくは75〜100質量%含有する。当該範囲内であれば、優れたチロシナーゼ活性抑制効果が得られ、好ましい。
本発明のチロシナーゼ活性抑制剤は、水性組成物、油性組成物、乳化組成物、液状組成物、固形組成物、粉体組成物、ペースト状組成物など様々な形態とすることができる。
本発明のチロシナーゼ活性抑制剤は、美白を目的とするファンデーション、化粧水(ローション)、乳液、クリーム、ゲル剤、パック料、シャンプー、リンス、ボディーソープ、洗顔料等の化粧品や石鹸、洗剤その他皮膚外用剤、香料、フレグランスなどの香粧品に添加し、好適に用いることができる。また、香粧品以外であっても、医薬品や飲食品への応用も期待できる。
本発明の美白用香粧品は、組成物全量に対し、サフラン抽出物のグルコシダーゼ処理物を香粧品全量に対し、固形分換算で好ましくは0.001〜20質量%、より好ましくは0.005〜10質量%、さらに好ましくは0.05〜5質量%、特に好ましくは0.01〜1質量%含有する。当該範囲内であれば、優れたチロシナーゼ活性抑制効果及び美白効果が得られ、皮膚刺激性も低く、好ましい。
本発明の美白用香粧品には、前記チロシナーゼ活性抑制剤に配合可能な成分として記載した成分を配合することができる。
以下、本発明を試験例及び実施例に基づいて説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。尚、配合量は質量%である。
〔抽出方法〕
サフラン(Crocus sativus)花を95%エタノールに浸漬後、不溶物をろ過し、その後エタノールを除去し、サフラン(花)抽出物を得た(収率5.1%)。
同様にサフラン(Crocus sativus)花から雌しべを分離し、95%エタノールに浸漬後、不溶物をろ過し、その後エタノールを除去し、サフラン(雌しべ)抽出物を得た(収率3.5%)。
〔グルコシダーゼ処理方法〕
サフラン(花)抽出物(1g)と蒸留水(9g)を混ぜ合わせ、温浴(70℃)で加温し溶解させる。完全に溶解後、36℃に冷やし、酵素β−グルコシダーゼ(5mg、185U)を加える。その後、37℃で1時間インクベーションする。反応後、溶液にエチルエーテルを用い、抽出する。抽出液を2度、水洗し、エーテル溶液を硫酸マグネシュームで乾燥させ、サフラン(花)抽出物グルコシダーゼ処理物を得た。
同様に、サフラン(雌しべ)抽出物(1g)と蒸留水(9g)を混ぜ合わせ、温浴(70℃)で加温し溶解させる。完全に溶解後、36℃に冷やし、酵素β−グルコシダーゼ(5mg、185U)を加える。その後、37℃で1時間インクベーションする。反応後、溶液にエチルエーテルを用い、抽出する。抽出液を2度、水洗し、エーテル溶液を硫酸マグネシウムで乾燥させ、サフラン(雌しべ)抽出物グルコシダーゼ処理物を得た。
〔チロシナーゼ活性抑制試験〕
(試験方法)
サフラン(花)抽出物、サフラン(雌しべ)抽出物、サフラン(花)抽出物グルコシダーゼ処理物及びサフラン(雌しべ)抽出物グルコシダーゼ処理物をそれぞれヘキサンに溶解して0.5質量%溶液を調製した。これにさらにエタノールを加えて10倍に希釈し、0.05質量%のサンプル溶液を調製した。
このサンプル溶液10μlと0.1Mリン酸緩衝液(pH7)85μl、5000U/mlのチロシナーゼ(マッシュルーム由来:SIGMA ALDRICH社製)5μlを攪拌混合し、37℃で5分間インキュベートした。
5分後に分光光度計(Multi−Spectrophotometer Vient XS/大日本住友ファーマ)にて475nmの吸光度(A)を測定し、チロシナーゼ活性抑制率(%)ID50を得た。
一方、サンプル溶液を何も加えないもので同様な操作を行い、得られた吸光度(B)を測定した。
(ID50計算式)
チロシナーゼ活性抑制率(%)=((B)−(A))/(B)×100
(但し、A:サンプルの吸光度、B:ブランクの吸光度)
同様に表1に示す各試料を用い試験を行った。横軸に濃度、縦軸にチロシナーゼ抑制率をプロットしたグラフを作成し、このグラフからチロシナーゼ活性を50%抑制する濃度(以後、ID50と表す。単位μg/ml)を求めた。結果を表1に示す。尚、比較例に用いたサフラン抽出物は、ID50値が1000を超え、チロシナーゼ活性抑制作用は認められなかった。
Figure 2012171887
表1から明らかように、サフラン抽出物のグルコシダーゼ処理物は、サフラン抽出物に比べて格別顕著なチロシナーゼ活性抑制作用を有していた。
実施例1〜7及び比較例1〜2(スキンローション)
サフラン抽出物のグルコシダーゼ処理物を含有するスキンローションを以下の方法で調製し、その美白効果及び皮膚刺激性について評価を実施した。調製した処方、美白効果及び皮膚刺激性試験の結果について、表2に合わせて示す。
<スキンローションの調製法>
水相、アルコール相を各々均一に溶解し、水相とアルコール相とを混合攪拌分散し可溶化を行い、次いで容器に充填する。使用時には内容物を均一に振盪分散して使用する。
<試験方法>
太陽光に3時間(1日1.5時間で2日間)曝された被験者20名の前腕屈側部の皮膚を試験部位として、左前腕屈側部皮膚には太陽光に曝された日より試料を、右前腕屈側部皮膚には試料を含まないベースを朝夕それぞれ1回ずつ13週間連続塗布した。連用塗布前後における美白効果、及び塗布期間中における皮膚刺激性について専門判定員により評価した。
尚、美白効果の評価結果ついては、ベース塗布部より試料塗布部において美白効果が確認された被験者の人数として示した。また、皮膚刺激性については、塗布部の肌に異常(紅斑・浮腫・痂皮)やピリピリ感を感じた被験者の人数として示した。
Figure 2012171887
表2に示した結果より明らかなように、サフラン抽出物のグルコシダーゼ処理物を含有する実施例1〜7は優れた美白効果が確認され、皮膚刺激性も低いことが確認された。それに対し、サフラン抽出物のグルコシダーゼ処理物の代わりに、サフラン抽出物を用いた比較例では、美白効果がほとんど確認されなかった。
以下にサフラン抽出物のグルコシダーゼ処理物を用いたチロシナーゼ活性抑制剤、香粧品の処方例を示す。尚、ここに示したチロシナーゼ活性抑制剤、香粧品は単に一例に過ぎず、香調もこれらに限定されずバラエティに富んだ魅力的な香りを発現できる。
処方例1 フレグランスオイル(フローラル系調合)
Figure 2012171887
処方例2 スキンローション
成 分 含有量(%)
1.エタノール 8
2.モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 0.4
3.メチルパラベン 0.1
4.1,3−ブチレングリコール 5
5.N−メチル−L−セリン 0.1
6.火棘抽出物 0.1
7.サフラン(花)抽出物グルコシダーゼ処理物 0.1
8.香料 0.01
9.精製水 残 量
処方例3 スキンクリーム
成 分 含有量(%)
1.グリセリンモノステアレート 2
2.ミツロウ 1
3.ソルビタンモノステアレート 1
4.ワセリン 4
5.流動パラフィン 12
6.N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 1
7.キサンタンガム 0.2
8.カムカムエキス 0.1
9.メチルパラベン 0.1
10.サフラン(雌しべ)グルコシダーゼ処理物 0.1
11.精製水 残 量
処方例4 デイエッセンス
成 分 含有量(%)
1.ステアリン酸 0.3
2.親油性モノステアリン酸グリセリン 2
3.トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン 5
4.パラソルMCX 5
5.パラソル1789 5
6.N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 0.5
7.グリセリン 5
8.ユキノシタエキス 0.1
9.キサンタンガム 0.15
10.二酸化チタン 5
11.サフラン(花)抽出物グルコシダーゼ処理物 0.5
12.精製水 残 量
得られたチロシナーゼ活性抑制剤、香粧品は、香りのバランスが良く、従来のフローラル系調合香料を用いた香粧品と同様に優れた匂い特性を有していた。
本発明のチロシナーゼ活性抑制剤及び美白用香粧品は、安全性に優れ、かつ香粧品の品質を損なうことなく、香粧品に任意の量を配合することができる。日焼け後の色素沈着、しみ、そばかす、肝斑等の予防及び改善に有効な美白用香粧品として有用である。香粧品以外であっても、医薬品や飲食品への応用も期待される。

Claims (4)

  1. アヤメ科クロッカス属サフラン(Crocus sativus)抽出物のグルコシダーゼ処理物を有効成分とするチロシナーゼ活性抑制剤。
  2. アヤメ科クロッカス属サフラン(Crocus sativus)花抽出物のグルコシダーゼ処理物を有効成分とするチロシナーゼ活性抑制剤。
  3. アヤメ科クロッカス属サフラン(Crocus sativus)抽出物のグルコシダーゼ処理物を有効成分とする美白用香粧品。
  4. アヤメ科クロッカス属サフラン(Crocus sativus)花抽出物のグルコシダーゼ処理物を有効成分とする美白用香粧品。
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