JP2012166713A - クローラ用芯金、及び弾性クローラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無端状のゴムクローラ10にクローラ周方向に間隔をあけて埋設されるクローラ用芯金20が、クローラ幅方向に延びる板状の芯金本体22と、芯金本体22にクローラ幅方向に間隔をあけて一対形成され、クローラ内周側へ突出し、クローラ周方向の両壁部24Kが突起先端24Uから芯金本体22へ向けてクローラ周方向の長さが漸増するように突出方向に対してそれぞれ傾斜して芯金本体22から張り出し、かつ該壁部24Kの端部24Tが芯金本体22のクローラ内周側の表面28Sと同位置または該表面28Sよりもクローラ外周側に位置する突起24と、を有すること。
【選択図】図5
Description
特に、特許文献1では、芯金の突起が中腹部分で括れているため、走行時の繰り返し入力で突起が括れ部分から折れ曲がるなどの芯金の変形を生じやすい傾向にある。
このため、上記突起は、例えば、突起にクローラ周方向の括れ部が形成されているものと比べて、クローラ周方向の剛性(曲げ剛性やせん断剛性)が向上している。
これにより、突起にクローラ周方向の入力(例えば、駆動輪からの入力)が作用しても、例えば、上記括れ部が形成されているものと比べて、突起のクローラ周方向の曲げ変形が抑制される。
以上、請求項1のクローラ用芯金によれば、駆動輪からの入力による突起の変形を抑制することができる。
また、この内リブにより、突起のクローラ周方向の剛性もさらに向上し、突起のクローラ周方向の曲げ変形をさらに抑制することができる。
そして、中央リブで一対の突起を連結していることから、突起のクローラ幅方向及びクローラ周方向の曲げ剛性がさらに向上する。
本発明の弾性クローラは、駆動輪からの入力による突起の変形を抑制することができる芯金を用いていることから、耐久性が向上する。
以下、本発明のクローラ用芯金及び弾性クローラの第1実施形態について図1〜8を用いて説明する。
また、壁部24Kの端部24Tが翼部28のクローラ内周側の表面28Sと同位置または該表面28Sよりもクローラ外周側に位置している。具体的には、図5(D)に示すように、端部24Tは、突起24と翼部28の表面28Sとの境界面に沿って延びる延長線L上または該延長線Lよりもクローラ外周側に位置する。
なお、本実施形態の突起24は、図5(C)、図5(D)で示すように、クローラ側面視で略三角形状とされている。
まず、ゴムクローラ10の加硫に用いるクローラ用の内金型50を、図9に基づいて説明する。図9に示すように、内金型50は、ゴムクローラ10の内周側を成型するためのものであり、ゴムクローラ10の内周部を模した金型凹部52が形成されている。この金型凹部52には、芯金20の中央部26の中央リブ44が嵌入される幅方向に延びる溝部54を備える芯金支持部56が形成されている。この芯金支持部56の溝部54に中央リブ44を嵌入すると、図10に示すように、溝部54の溝底面54Aと中央リブ44の最内周面44Aとが当接し、溝部54の両溝壁面54Bと中央リブ44の側面44Bとがそれぞれ当接する。これにより、中央リブ44が溝部54によって長手方向に対して支持(拘束)される。なお、内金型50の長手方向及び幅方向は、芯金20の板幅方向及び板長手方向にそれぞれ対応し、図9〜11中では、矢印S、Wで示す。
まず、図9に示す内金型50にゴムクローラ10の内周部を構成する未加硫のゴム材(図示省略)を配置する。このとき、未加硫ゴム材は、溝部54及び挿入凹部58の支持部(図示省略)近辺へ非配置とする。次に、図10に示すように、芯金20を、突起24の突起先端24Uを下にして、一対の挿入凹部58に一対の突起24を挿入すると共に各々の突起24の内リブ46を各溝部60に挿入し、溝部54に中央リブ44を嵌入する。
このようにして不具合が改善されたゴムクローラは、上記不具合が改善されていないものと比べて、所望の性能を発揮することができる。
ゴムクローラ10では、スプロケット100の歯部100Bがクローラ本体12の係合凹部32に挿入係合した状態(図8に示すように、ゴム突起部14のタイヤ周方向の傾斜面14Aに歯部100Bの湾曲した押圧面が当接した状態)で、スプロケット100が回転することで、傾斜面14Aが歯部100Bにより押圧されて駆動力が伝達される。
これにより、突起24にクローラ周方向の入力(ここでは、スプロケット100からの入力)が作用しても、例えば、上記括れ部が形成されているものと比べて、突起24のクローラ周方向の曲げ変形が抑制される。
また、この内リブ46により、突起24のクローラ周方向の剛性もさらに向上し、突起24のクローラ周方向の曲げ変形をさらに抑制することができる。
そして、中央リブ44で一対の突起24を連結していることから、突起24のクローラ幅方向及びクローラ周方向の曲げ剛性がさらに向上する。
図12に示すように、第1実施形態の芯金20に新たに凹部49A、49Bを設ける構成としてもよい。具体的には、中央部26のクローラ幅方向両端部のクローラ周方向の両側面に、クローラ内外方向に延びかつ中央部26の中心側に向かって凹む溝状の凹部49Aをそれぞれ形成し、さらに、翼部28の突起24の根元近傍のクローラ周方向の両側面に、クローラ内外方向に延びかつ翼部28の中心側に向かって凹む溝状の凹部49Bをそれぞれ形成する。このように、凹部49A、49Bを形成したことにより、上述した凹部48と同様に、中央部26とクローラ本体12との剥離を防止することができ、翼部28とクローラ本体12との剥離を防止することができる。また、中央部26のクローラ周方向の両側面に沿った亀裂の進行を抑制することができ、翼部28のクローラ周方向の両側面に沿った亀裂の進行を抑制することができる。
12 クローラ本体
20 芯金
22 芯金本体
24 突起
24A 内側面
24D 端部
24K 壁部
24U 突起先端
28S 表面(芯金本体のクローラ内周側の表面)
44 中央リブ
46 内リブ
48 凹部
S クローラ周方向
W クローラ幅方向
IN クローラ内周側
OUT クローラ外周側
Claims (5)
- 無端状の弾性クローラにクローラ周方向に間隔をあけて埋設されるクローラ用芯金であって、
クローラ幅方向に延びる板状の芯金本体と、
前記芯金本体にクローラ幅方向に間隔をあけて一対形成され、クローラ内周側へ突出し、クローラ周方向の両壁部が突起先端から前記芯金本体へ向けてクローラ周方向の長さが漸増するように突出方向に対してそれぞれ傾斜して前記芯金本体から張り出し、かつ該壁部の端部が前記芯金本体のクローラ内周側の表面と同位置または該表面よりもクローラ外周側に位置する突起と、
を有するクローラ用芯金。 - 前記突起のクローラ幅方向内側に形成され、クローラ幅方向内側へ突出し、前記芯金本体から前記突起先端へ向けて延びる内リブと、を有する請求項1に記載のクローラ用芯金。
- 前記芯金本体に形成され、クローラ内周側へ突出し、一方の前記突起から他方の前記突起へ延びて一対の前記突起を連結する中央リブと、を有する請求項1又は請求項2に記載のクローラ用芯金。
- 前記突起の前記芯金本体から張り出した部分の前記突出方向に対して反対側の端部に形成され、クローラ側面視で前記突出方向に凹む凹部と、を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のクローラ用芯金。
- 弾性体により無端帯状に形成されたクローラ本体と、
前記クローラ本体にクローラ周方向に間隔をあけて埋設された請求項1〜4のいずれか1項に記載のクローラ用芯金と、
を有する弾性クローラ。
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JP2011029855A JP5784320B2 (ja) | 2011-02-15 | 2011-02-15 | クローラ用芯金、及び弾性クローラ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013107471A (ja) * | 2011-11-18 | 2013-06-06 | Bridgestone Corp | 弾性クローラ |
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2011
- 2011-02-15 JP JP2011029855A patent/JP5784320B2/ja active Active
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