JP2012165623A - 電力変換装置及び電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置前の上下方向の寸法の増大を抑制することが可能な電力変換装置及び電気機器を提供する。
【解決手段】電気機器10は、上部に第1及び第2の排気孔46が形成された筐体21と、第1の排気孔46に設けられた排気装置30aと、第2の排気孔46に設けられ、排気装置30aに代替する予備排気装置32aとを備え、排気装置30a及び予備排気装置32aが、それぞれ、筐体21の内部のエアを第1及び第2の排気孔46から外部に排出する排気ファン36と、平面視して第1及び第2の排気孔46を横切って筐体21に固定された弾性部材50と、一端部が弾性部材50に固定され、第1及び第2の排気孔46を覆う板状部材52とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電力変換装置及び電気機器に関する。
特許文献1には、機器中に2つの冷却ファンを装備し、一方のファンが故障した場合、もう一方のファンを駆動するバックアップファン切替構造が記載されている。
このバックアップファン切替構造においては、2つの冷却ファンが隣同士並べられてV字状に配置されるとともに、このV字状の角度よりも小さい角度のV字状の塞ぎ板が、冷却ファンの間に、冷却ファンの間を支点として回動可能に配置されている。
従って、バックアップファン切替構造は、塞ぎ板の一方が運転を開始した冷却ファンの排気孔を開けたときに、他方の塞ぎ板が故障ファンの排気孔を塞ぐように構成されている。
このバックアップファン切替構造は、機器の上部から上方へ突出している。
特開2004−112899号公報
ここで一般に、電気機器は、例えば輸送上の観点から、設置前の上下方向の寸法に制限が設けられる場合がある。
本発明は、設置前の上下方向の寸法の増大を抑制することが可能な電力変換装置及び電気機器を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る電気機器は、上部に第1及び第2の排気孔が形成された筐体と、
前記第1の排気孔に設けられた排気装置と、
前記第2の排気孔に設けられ、前記排気装置に代替する予備排気装置とを備え、
前記排気装置及び前記予備排気装置が、それぞれ、前記筐体の内部のエアを前記第1及び第2の排気孔から外部に排出する排気ファンと、
前記筐体に固定された弾性部材と、
一端部が前記弾性部材に固定され、前記第1及び第2の排気孔を覆う板状部材とを有する。
第1の発明に係る電気機器において、前記排気装置及び前記予備排気装置は、それぞれ、前記排気ファンが排出するエアの圧力を受けて開く前記板状部材の開き具合を制限するストッパを有する。
第1の発明に係る電気機器において、前記ストッパが、前記弾性部材に設けられている。
第1の発明に係る電気機器において、前記排気装置の排気ファンに異常が発生したと判断した後に、前記予備排気装置の排気ファンを運転する制御装置を備える。
第1の発明に係る電気機器において、前記弾性部材の材質は、クロロプレンである。
第1の発明に係る電気機器において、前記板状部材が1枚のみ設けられている。
前記目的に沿う第2の発明に係る電気機器は、上部に第1及び第2の排気孔が形成された筐体と、
前記第1の排気孔に設けられた排気装置と、
前記第2の排気孔に設けられ、前記排気装置に代替する予備排気装置とを備え、
前記排気装置及び前記予備排気装置が、それぞれ、前記筐体の内部のエアを前記第1及び第2の排気孔から外部に排出する排気ファンと、
平面視して前記第1及び第2の排気孔を横切って前記筐体に固定された弾性部材と、
一端部が前記弾性部材に固定され、前記第1及び第2の排気孔を覆う複数の板状部材とを有する。
前記目的に沿う第3の発明に係る電力変換装置は、商用電源に接続される入力トランスを有する入力トランス部と、
前記入力トランスの出力を電力変換するための単位電力変換器を有する電力変換部とを備え、
前記入力トランス部及び前記電力変換部が、それぞれ、上部に第1及び第2の排気孔が形成された筐体と、
前記第1の排気孔に設けられた排気装置と、
前記第2の排気孔に設けられ、前記排気装置に代替する予備排気装置とを更に有し、
前記排気装置及び前記予備排気装置が、それぞれ、前記筐体の内部のエアを前記第1及び第2の排気孔から外部に排出する排気ファンと、
平面視して前記第1及び第2の排気孔を横切って前記筐体に固定された弾性部材と、
一端側が前記弾性部材に固定され、前記第1及び第2の排気孔を覆う複数の板状部材とを有する。
本発明に係る電力変換装置及び電気機器においては、本発明の構成を有さない場合と比較して、設置前の上下方向の寸法の増大を抑制することが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るインバータの正面図である。 同インバータが有する各排気装置及び各予備排気装置の配置図である。 同インバータの側断面図である。 同インバータの内部構成図である。 同インバータの各排気装置及び各予備排気装置が有する蓋体の斜視図である。 同インバータの各排気装置及び各予備排気装置が有する蓋体の側面図である。 同インバータの各排気装置及び各予備排気装置が有する蓋体の平面図である。 同インバータの各排気装置及び各予備排気装置の側面図である。 同インバータの各排気装置及び各予備排気装置の正面図である。 同インバータの各予備排気装置の動作を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るインバータの各排気装置及び各予備排気装置が有する蓋体の斜視図である。 同インバータの各排気装置及び各予備排気装置が有する蓋体の側面図である。 同インバータの各排気装置及び各予備排気装置が有する蓋体の平面図である。 同インバータの各予備排気装置の動作を示す説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、各図において、説明に関連しない部分は図示を省略する場合がある。
図1に示す本発明の第1の実施の形態に係る直列多重インバータ(電力変換装置の一例、以下、単に「インバータ」という。)10は、入力トランス部11、電力変換部12、及び制御部13を有している。なお、電力変換装置は、電気機器の一例として捉えることも可能である。
また、インバータ10の筐体21は、第1〜第3の筐体部15a〜15cが連結されて構成されている。
図1に示す入力トランス部11は、インバータ10を正面視して左側に位置する第1の筐体部15a及びこの第1の筐体部15aの内部に設けられた入力トランス14(図4参照)を有している。
入力トランス14には、1次側に1次巻線22が設けられている。1次巻線22には、商用電源(三相交流電源)24が接続される。入力トランス14の2次側には、1次側とは絶縁された、例えば、第1〜第9の2次巻線26が設けられている。
なお、入力トランス部11の第1の筐体部15aの前面右側には、内部の入力トランス14を保守するための第1の前扉27aが設けられている。
図1及び図3に示す電力変換部12は、インバータ10を正面視して入力トランス部11の右側に位置する第2の筐体部15b及びこの第2の筐体部15bの内部に設けられた電力変換器16(図4参照)を有している。
電力変換器16は、例えば、線間電圧が3.3kVや6.6kVの3相高圧電源を、誘導電動機等の交流負荷28に供給することができる。電力変換器16は、例えば、各出力相につき3つ設けられ、入力トランス14の各出力を電力変換するためのセルインバータ(単位電力変換器の一例)19を有している(図3参照)。
なお、電力変換部12の第2の筐体部15bの前面右側には、内部の電力変換器16を保守するための第2の前扉27bが設けられている。
図1に示す制御部13は、インバータ10を正面視して右側に位置する第3の筐体部15c及びこの第3の筐体部15cの内部に設けられた制御装置18(図4参照)を有している。
制御装置18は、複数の光通信線17により、電力変換器16のセルインバータ19と接続されている。制御装置18は、光通信を介して必要な信号を各セルインバータ19に送信することにより、電力変換器16に電力変換動作を行わせることができる。
また、制御装置18は、光通信を介して、予め決められた周期で、各セルインバータ19の内部の予め決められた箇所の電圧、電流、及び温度等を監視することができる。
なお、制御部13の第3の筐体部15cの前面には、内部の制御装置18を保守するための第3の前扉27cが設けられている。
インバータ10は、図1に示すように、第1の筐体部15aの前面に、例えば3つの第1の防塵用のフィルタ装置20aを有している。また、インバータ10は、第2の筐体部5bの第2の前扉27bに、例えば3つの第2の防塵用のフィルタ装置20bを有している。
インバータ10は、第1の筐体部15aの天井部分に、例えば3台の第1の排気装置30a及び第1の予備排気装置32aを有している(図2参照)。第1の予備排気装置32aは、3台の第1の排気装置30aのうち、いずれか1台が故障した際に稼働する予備の排気装置である。第1の予備排気装置32aは、1台のみ設けられている。
また、インバータ10は、第2の筐体部15bの天井部分に、例えば2つの第2の排気装置30b及び第2の予備排気装置32bを有している。第2の予備排気装置32bは、第2の排気装置30bのうち、いずれか1台が故障した際に稼働する予備の排気装置である。第2の予備排気装置32bは、1台のみ設けられている。
第1のフィルタ装置20a(図1参照)から吸入されたエアは、主として第1の筐体部15aの内部の入力トランス14(図4参照)を冷却して、第1の排気装置30aにより第1の筐体部15aから排出される。また、第2のフィルタ装置20bから吸入されたエアは、例えば図3の矢印で示すように、主として第2の筐体部15bの内部のセルインバータ19を冷却して、第2の排気装置30bにより第2の筐体部15bから排出される。
次に、第1の排気装置30a及び第1の予備排気装置32a並びに第2の排気装置30b及び第2の予備排気装置32bについて詳細に説明する。
第1の排気装置30a及び第1の予備排気装置32a並びに第2の排気装置30b及び第2の予備排気装置32bは、それぞれ、図2、図5〜図9に示すように、排気ファン36と、弾性部材50及び板状部材52とを有している。
各排気ファン36は、図8及び図9に示すように、筐体21の天井部分を形成する天井板42に取り付けられた排気ファン固定部材44を介して、第1及び第2の筐体部15a、15bの天井板42の下側に取り付けられている。排気ファン36は、筐体21の天井板42に形成された排気孔46(図2参照)から、筐体21の内部のエアを上方に排出することができる。なお、第1及び第2の排気装置30a、30bがそれぞれ設けられた排気孔46は、第1の排気孔の一例である。第1及び第2の予備排気装置32a、32bがそれぞれ設けられた排気孔46は、第2の排気孔の一例である。
排気ファン36は、回転数に応じてパルス信号を出力する回転センサ(不図示)を有している。この回転センサは、制御装置18に接続されている。従って、回転センサからのパルス信号を受信しなくなった場合、又はパルス信号を受信する間隔が予め決められた範囲からずれた場合には、制御装置18は、排気ファン36が故障したものと判断することができる。
弾性部材50は、図5及び図7に示すように、弾性体で構成された、一方向に延びる板材である。弾性部材50は、平面視すると、排気孔46の中央部の上側を横切り、枠体53を介して天井板42に固定されている。弾性部材50の材質は、例えば、クロロプレンである。
弾性部材50の両端部には、長手方向に沿って、六角ボルト54が挿入される孔(不図示)が、それぞれ例えば4箇所形成されている。
板状部材52は、弾性部材50の両側にそれぞれ固定されている。板状部材52の一端側には前述の弾性部材50の4つの孔に対応する孔(不図示)が形成されている。
板状部材52は、一端部が弾性部材50の幅方向の端部の上面に固定されている。弾性部材50を境にして、排気孔46の一方側(図7においては右側)と他方側(同図7においては左側)をそれぞれ塞ぐことができる。
詳細には、板状部材52は、以下のようにして弾性部材50に固定される。弾性部材50は、板状部材52の一端側と、押さえ板55(図6参照)とで挟み込まれている。4つの六角ボルト54が弾性部材50の孔及び板状部材52の孔をそれぞれ通って、押さえ板55に形成されたバーリングタップに締結されることによって、板状部材52は、弾性部材50に固定される。
このように、各板状部材52は、その一端側が弾性部材50に固定されている。従って、排気ファン36が排出するエアの圧力を受けると、弾性部材50が撓み、各板状部材52の他端側が持ち上がって開く(図5及び図6参照)。
第1の排気装置30a及び第1の予備排気装置32a並びに第2の排気装置30b及び第2の予備排気装置32bは、それぞれ、各排気ファン36が排出するエアの圧力を受けて開く板状部材52の開き具合を制限するストッパ56を更に有している。
ストッパ56は、図7に示すように、固定部56a及び開いた板状部材52に接触する2つの押さえ部56bを有している。
固定部56aは、六角ボルト57(図6及び図7参照)により、ストッパ56を弾性部材50に固定するための部分である。
各押さえ部56bは、側面視して固定部56aの両端から斜め上方にそれぞれ延びている(図8参照)。押さえ部56bは、図7に示すように、平面視すると、長手方向の中間部が長手方向に直交する方向に突出して形成されている。この中間部には、六角ボルト54の頭との干渉を回避するための逃げ孔58が形成されている。
なお、押さえ部56bは、必ずしも平面視して、長手方向の中間部が長手方向に直交する方向に突出して形成される必要はない。
次に、第1の排気装置30a及び第1の予備排気装置32a並びに第2の排気装置30b及び第2の予備排気装置32bの動作、特に、第1及び第2の排気装置30a、30bに異常が生じた場合の動作について説明する。但し、第2の排気装置30b及び第2の予備排気装置32bは、第1の排気装置30a及び第1の予備排気装置32aと同様に動作するため、第1の排気装置30a及び第1の予備排気装置32aについてのみ説明する。
まず、インバータ10が動作していない場合は、いずれの排気ファン36も動作せず、第1の排気装置30a及び第1の予備排気装置32aの板状部材52は、図10の上図に示すように、それぞれ排気孔46を塞いでいる。
次に、第1の排気装置30aの全ての排気ファン36が動作している場合(いずれの排気ファン36にも異常が発生していない場合)には、第1の予備排気装置32aの排気ファン36は運転を停止している。第1の予備排気装置32aの板状部材52は、図10の上図に示すように、排気孔46を塞いでいる。なお、第1の排気装置30aは、排気ファン36が動作しているため、排気ファン36が排出するエアの風圧を受けて、各板状部材52が開いた状態となる。
ここで、何らかの要因により、第1の排気装置30aのうち、いずれかの排気ファン36の回転が例えば停止すると、制御装置18が回転センサが出力するパルス信号を受信できなくなり、制御装置18は、排気ファン36に異常が発生したものと判断する。その後、制御装置18は、異常が生じたと判断した排気ファン36の運転を停止する。具体的には、制御装置18は、排気ファン36の駆動電流を流さないようにする。異常が生じたと判断された第1の排気装置30aの板状部材52は、排気ファン36の運転が停止することにより、エアの圧力を受けることがなくなる。その結果、板状部材52の他端側が下方へと移動し(板状部材52が閉じ)、排気孔46を塞ぐ。
制御装置18は、その後、第1の予備排気装置32aの排気ファン36の運転を開始する。第1の予備排気装置32aの排気ファン36が運転を開始すると、図10の中図に示すように、排気ファン36が排出するエアの風圧を受けることによって、板状部材52が徐々に開く。排気ファン36が予め決められた回転数で運転している間は、板状部材52は、図10の下図に示すように、ストッパ56に接触した状態となる。従って、板状部材52がばたつかず、弾性部材50の疲労が抑制される。
本実施の形態で示したように、異常が生じたと判断された排気装置の板状部材52が排気孔46を塞ぐため、この排気孔46からエアが流入することが抑制される。即ち、筐体21の密閉性の低下が抑えられ、インバータ10の冷却効率の低下が抑制される。
また、インバータ10の設置前においては、板状部材52が開かないので、上下方向の寸法の増大が抑制される。
続いて、本発明の第2の実施の形態に係るインバータについて説明する。第1の実施の形態に係るインバータ10と同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施の形態に係るインバータは、図11〜図13に示すように、第1の実施の形態に係るインバータ10とは、各排気装置及び各予備排気装置の板状部材が1枚のみ設けられている点が相違する。
板状部材が固定される弾性部材150は、図11及び図13に示すように、弾性体で構成された、一方向に延びる板材である。弾性部材150は、平面視すると、枠体53を介して排気孔46(図2参照)の端部に沿って配置されている。弾性部材150の材質は、例えば、クロロプレンである。
弾性部材150の排気孔46側の端部には、長手方向に沿って、六角ボルト54が挿入される孔(不図示)が、それぞれ例えば4箇所形成されている。
板状部材152は、弾性部材150の排気孔46側の端部の上面に1枚のみ固定され、排気孔46を塞ぐことができる。板状部材152の一端側には前述の弾性部材150の4つの孔に対応する孔(不図示)が形成されている。
詳細には、板状部材152は、以下のようにして弾性部材150に固定される。弾性部材150は、板状部材152の一端側と、押さえ板55(図12参照)とで挟み込まれている。4つの六角ボルト54が弾性部材150の孔及び板状部材152の孔をそれぞれ通って、押さえ板55に形成されたバーリングタップに締結されることによって、板状部材152は、弾性部材150に固定される。
このように、板状部材152は、その一端側が弾性部材150に固定されている。従って、排気ファン36が排出するエアの圧力を受けると、弾性部材150が撓み、板状部材152の他端側が持ち上がって開く(図11及び図12参照)。
第1の排気装置及び第1の予備排気装置並びに第2の排気装置及び第2の予備排気装置は、それぞれ、各排気ファン36が排出するエアの圧力を受けて開く板状部材152の開き具合を制限するストッパ156を更に有している。
ストッパ156は、図13に示すように、固定部156a及び開いた板状部材152に接触する押さえ部156bを有している。
固定部156aは、六角ボルト57(図12及び図13参照)により、ストッパ156を弾性部材150に固定するための部分である。
押さえ部156bは、側面視して固定部156aの排気孔46側から斜め上方に延びている(図12参照)。押さえ部156bは、図13に示すように、平面視すると、長手方向の中間部が長手方向に直交する方向に突出して形成されている。この中間部には、六角ボルト54の頭との干渉を回避するための逃げ孔58が形成されている。
なお、押さえ部156bは、必ずしも平面視して、長手方向の中間部が長手方向に直交する方向に突出して形成される必要はない。
次に、第1の排気装置及び第1の予備排気装置並びに第2の排気装置及び第2の予備排気装置の動作、特に、第1及び第2の排気装置に異常が生じた場合の動作について説明する。但し、第2の排気装置及び第2の予備排気装置は、第1の排気装置及び第1の予備排気装置と同様に動作するため、第1の排気装置及び第1の予備排気装置についてのみ説明する。
まず、インバータ10が動作していない場合は、いずれの排気ファン36も動作せず、第1の排気装置及び第1の予備排気装置の板状部材152は、図14の上図に示すように、それぞれ排気孔46を塞いでいる。
次に、第1の排気装置の全ての排気ファン36が動作している場合(いずれの排気ファン36にも異常が発生していない場合)には、第1の予備排気装置の排気ファン36は運転を停止している。第1の予備排気装置の板状部材152は、図14の上図に示すように、排気孔46を塞いでいる。なお、第1の排気装置は、排気ファン36が動作しているため、排気ファン36が排出するエアの風圧を受けて、板状部材152が開いた状態となる。
ここで、何らかの要因により、第1の排気装置のうち、いずれかの排気ファン36の回転が例えば停止すると、制御装置18(図4参照)が回転センサが出力するパルス信号を受信できなくなり、制御装置18は、排気ファン36に異常が発生したものと判断する。その後、制御装置18は、異常が生じたと判断した排気ファン36の運転を停止する。具体的には、制御装置18は、排気ファン36の駆動電流を流さないようにする。異常が生じたと判断された第1の排気装置の板状部材152は、排気ファン36の運転が停止することにより、エアの圧力を受けることがなくなる。その結果、板状部材152の他端側が下方へと移動し(板状部材152が閉じ)、排気孔46を塞ぐ。
制御装置18は、その後、第1の予備排気装置の排気ファン36の運転を開始する。第1の予備排気装置の排気ファン36が運転を開始すると、図14の中図に示すように、排気ファン36が排出するエアの風圧を受けることによって、板状部材152が徐々に開く。排気ファン36が予め決められた回転数で運転している間は、板状部材152は、図14の下図に示すように、ストッパ156に接触した状態となる。従って、板状部材152がばたつかず、弾性部材150の疲労が抑制される。
本実施の形態で示したように、異常が生じたと判断された排気装置の板状部材152が排気孔46を塞ぐため、この排気孔46からエアが流入することが抑制される。即ち、筐体21の密閉性の低下が抑えられ、インバータの冷却効率の低下が抑制される。
また、インバータ10の設置前においては、板状部材152が開かないので、上下方向の寸法の増大が抑制される。
なお、本発明は、前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能である。例えば、前述の実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて発明を構成する場合も本発明の技術的範囲に含まれる。
前述の各実施の形態においては、第1及び第2の筐体部15a、15bに対して、それぞれ第1の排気装置及び第1の予備排気装置並びに第2の排気装置及び第2の予備排気装置が設けられていたが、これに限定されるものではない。筐体部と排気装置の配置は、任意でよい。
更に言えば、第1〜第3の筐体部15a〜15cが連結されて1つの筐体が形成されることに限定されるものでもない。
電気機器の他の例として、ロボットの制御装置、ポンプの制御装置、工作機械の制御装置、プラントの制御装置、防災監視システムの制御装置、及び配電盤等が挙げられる。
また、電気機器の更に他の例として、サーバラックに収納された電子計算機等が挙げられる。
なお、前述の実施の形態にて説明したインバータ10は、慣用的に「インバータの制御盤」と呼ばれる場合がある。
10:インバータ、11:入力トランス部、12:電力変換部、13:制御部、14:入力トランス、15a:第1の筐体部、15b:第2の筐体部、15c:第3の筐体部、16:電力変換器、17:光通信線、18:制御装置、19:セルインバータ、20a:第1のフィルタ装置、20b:第2のフィルタ装置、21:筐体、22:1次巻線、24:商用電源、26:2次巻線、27a:第1の前扉、27b:第2の前扉、27c:第3の前扉、28:交流負荷、30a:第1の排気装置、30b:第2の排気装置、32a:第1の予備排気装置、32b:第2の予備排気装置、36:排気ファン、42:天井板、44:排気ファン固定部材、46:排気孔、50:弾性部材、52:板状部材、53:枠体、54:六角ボルト、55:押さえ板、56:ストッパ、56a:固定部、56b:押さえ部、57:六角ボルト、58:逃げ孔、150:弾性部材、152:板状部材、156:ストッパ、156a:固定部、156b:押さえ部

Claims (8)

  1. 上部に第1及び第2の排気孔が形成された筐体と、
    前記第1の排気孔に設けられた排気装置と、
    前記第2の排気孔に設けられ、前記排気装置に代替する予備排気装置とを備え、
    前記排気装置及び前記予備排気装置が、それぞれ、前記筐体の内部のエアを前記第1及び第2の排気孔から外部に排出する排気ファンと、
    前記筐体に固定された弾性部材と、
    一端部が前記弾性部材に固定され、前記第1及び第2の排気孔を覆う板状部材とを有する電気機器。
  2. 請求項1記載の電気機器において、前記排気装置及び前記予備排気装置は、それぞれ、前記排気ファンが排出するエアの圧力を受けて開く前記板状部材の開き具合を制限するストッパを有する電気機器。
  3. 請求項2記載の電気機器において、前記ストッパが、前記弾性部材に設けられている電気機器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気機器において、前記排気装置の排気ファンに異常が発生したと判断した後に、前記予備排気装置の排気ファンを運転する制御装置を更に備えることを特徴とする電気機器。
  5. 請求項4記載の電気機器において、前記弾性部材の材質は、クロロプレンである電気機器。
  6. 請求項5記載の電気機器において、前記板状部材が1枚のみ設けられている電気機器。
  7. 上部に第1及び第2の排気孔が形成された筐体と、
    前記第1の排気孔に設けられた排気装置と、
    前記第2の排気孔に設けられ、前記排気装置に代替する予備排気装置とを備え、
    前記排気装置及び前記予備排気装置が、それぞれ、前記筐体の内部のエアを前記第1及び第2の排気孔から外部に排出する排気ファンと、
    平面視して前記第1及び第2の排気孔を横切って前記筐体に固定された弾性部材と、
    一端部が前記弾性部材に固定され、前記第1及び第2の排気孔を覆う複数の板状部材とを有する電気機器。
  8. 商用電源に接続される入力トランスを有する入力トランス部と、
    前記入力トランスの出力を電力変換するための単位電力変換器を有する電力変換部とを備え、
    前記入力トランス部及び前記電力変換部が、それぞれ、上部に第1及び第2の排気孔が形成された筐体と、
    前記第1の排気孔に設けられた排気装置と、
    前記第2の排気孔に設けられ、前記排気装置に代替する予備排気装置とを更に有し、
    前記排気装置及び前記予備排気装置が、それぞれ、前記筐体の内部のエアを前記第1及び第2の排気孔から外部に排出する排気ファンと、
    平面視して前記第1及び第2の排気孔を横切って前記筐体に固定された弾性部材と、
    一端側が前記弾性部材に固定され、前記第1及び第2の排気孔を覆う複数の板状部材とを有する電力変換装置。
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