JP4567405B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交流電力を所望の電圧、周波数に変換する電力変換装置に関する。
近年、電子機器、電子計算機などの電源として、電力系統に発生した瞬時電圧低下や停電等の影響を受けないように負荷に供給する電圧や周波数を常時一定に保つようにした無停電電源装置(UPS)が用いられている。
このような無停電電源装置は、例えば、図13に示すように、コンバータCONVおよびインバータINVからなる電力変換装置、ならびにバッテリBを備えており、通常時は、コンバータCONVにより商用の交流電力を直流電力に変換した後、インバータINVで所定の定電圧定周波数の交流に変換して負荷に供給するとともに、コンバータCONVで得られる直流電力によりバッテリBに対して自己放電分を補う程度の浮動充電を行う。また、商用交流電源が停電等を起こしたときには、バッテリBからインバータINVを介して負荷に電力を供給する。
上記の電力変換装置を構成するコンバータCONVおよびインバータINVは、いずれもIGBTやGTO等の半導体スイッチ、および平滑コンデンサを備えている。このため、従来技術では、コンバータ側とインバータ側とでそれぞれ半導体スイッチおよび平滑コンデンサをユニット化した上で、両者間を接続して電力変換装置を構成したものが提供されている(例えば、特許文献1,2等参照)。
図14はこのような電力変換装置の接続状態を簡略化して示す回路図である。なお、ここでは、1相分のみを示しており、また、バッテリなどは省略している。
同図において、1aはコンバータ側の回路ユニットで、交流電源を整流化する半導体スイッチ2aと、この半導体スイッチ2aのスイッチング動作で生じるリップル電流を減衰する平滑コンデンサ3aとを備える。また、1bはインバータ側の回路ユニットで、直流電力をチョッピングして定電圧定周波数の交流に変換する半導体スイッチ2bと、この半導体スイッチ2bのスイッチング動作で生じるリップル電流を減衰する平滑コンデンサ3bとを備える。そして、各回路ユニット1a,1b同士が接続線9を介して互いに接続されている。なお、交流3相の場合には、コンバータ側とインバータ側の各回路ユニット1a,1bがそれぞれ3個分並列接続される。
さらに、図15および図16に示すように、一方の回路ユニット1aは、半導体スイッチ2aに対して冷却フィン4aが設けられており、半導体スイッチ2a、冷却フィン4a、および平滑コンデンサ3aが図示しないフレームに一体的に取り付けられている。同様に、他方の回路ユニット1bは、半導体スイッチ2bに対して冷却フィン4bが設けられており、半導体スイッチ2b、冷却フィン4b、および平滑コンデンサ3bが図示しないフレームに一体的に取り付けられている。なお、図15,図16では図14に示す各回路ユニット1a,1bの平滑コンデンサ3a,3bがそれぞれ3個分のコンデンサによって構成される場合を示している。
そして、機器収納用の筐体5内に各々の回路ユニット1a,1bが並列して収納されるとともに、筐体5の上部には冷却ファン6が設けられ、さらに、筐体5内に設けられた板金71,72によって風の流れを筐体5の下方前面から筐体5の奥側上方に誘導している。
上記構成の電力変換装置において、コンバータ側の回路ユニット1aでは、半導体スイッチ2aによって交流電源が整流化されるとともに、この半導体スイッチ2aのスイッチング動作で生じるリップル電流は直近の平滑コンデンサ3aにより平滑化される。また、インバータ側の回路ユニット1bでは、半導体スイッチ2bにより直流電力がチョッピングされて定電圧定周波数の交流に変換されるとともに、この半導体スイッチ2bのスイッチング動作で生じるリップル電流が直近の平滑コンデンサ3bにより減衰される。
その際、冷却ファン6が起動されることにより風が発生し、この風は図15(b)中の破線で示すように、筐体5の下方前面から吸い込まれて筐体5内の平滑コンデンサ3a,3bおよび冷却フィン4a,4bを通過する。これにより、平滑コンデンサ3a,3bならびに半導体スイッチ2a,2bの損失による温度上昇が抑制される。そして、この風は板金71,72によって筐体5の奥側上方に誘導されて冷却ファン6を通って筐体5の外部に排出される。
特開平8−140363号公報 特開平11−220887号公報
ところで、図14ないし図16に示した従来構成のものでは、コンバータ側とインバータ側との各回路ユニット1a,1bは独立しており、両者1a,1bは接続線9を介して互いに接続されている。したがって、両回路ユニット1a,1b間を接続する接続線9の長さは必然的に長くなり、各回路ユニット1a,1bごとに平滑コンデンサ3a,3bを設ける必要が生じる。
すなわち、各半導体スイッチ2a,2bで生じるリップル電流は高周波であるため、インダクタンスの小さい配線経路を経由して平滑コンデンサに流す必要がある。つまり、各半導体スイッチ2a,2bに近接して個別に平滑コンデンサ3a,3bを設け、一方の半導体スイッチ2aで生じるリップル電流は直近の平滑コンデンサ3aで、他方の半導体スイッチ2bで生じるリップル電流は直近の平滑コンデンサ3bでそれぞれ減衰させる。
このように、従来は、コンバータ側とインバータ側とでそれぞれ回路ユニット1a,1bを構成しているので、各回路ユニット1a,1bごとに必ず個別に平滑コンデンサ3a,3bを設ける必要が生じ、このため、装置全体のコンデンサの個数が多くなっていた。その結果、コストアップを招来するだけでなく、装置の小型化を図ることが難しかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、コンバータ側とインバータ側の各スイッチング素子のスイッチング動作に伴うリップル電流を有効に低減できるだけでなく、装置全体の平滑コンデンサの個数を削減して、コストダウンおよび装置の小型化を図ることが可能で、しかも、半導体スイッチおよび平滑コンデンサの温度上昇が抑制されて寿命を延ばすことが可能な電力変換装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の電力変換装置は、交流電力を直流電力に変換するコンバータ側の第1半導体スイッチ、直流電力を所望の交流電力に変換するインバータ側の第2半導体スイッチ、および上記両半導体スイッチで生じるリップル電流を共に減衰する平滑コンデンサを備えるとともに、上記第1半導体スイッチに個別に接続された第1接続線と上記第2半導体スイッチに個別に接続された第2接続線とを上記平滑コンデンサに接続された接続線に対して共通に接続して一つの回路ユニットが構成されており、かつ、上記各半導体スイッチには個別に冷却フィンが設けられるとともに、上記平滑コンデンサおよび両冷却フィンが互いに水平方向に沿って並列配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、第1、第2半導体スイッチおよび平滑コンデンサが全体で一つの回路ユニットとして構成されているため、平滑コンデンサに対する第1、第2半導体スイッチの接続間距離は短くなる。このため、各半導体スイッチで生じる高周波のリップル電流は、接続間距離が短い分、インダクタンスが小さいので両半導体スイッチに共通に接続した平滑コンデンサで十分に減衰させることができる。しかも、平滑コンデンサに対して、第1、第2半導体スイッチが共通に接続されているので、各半導体スイッチで生じるリップル電流が相殺される。これにより、コンバータ側とインバータ側の各スイッチング素子のスイッチング動作に伴うリップル電流を有効に低減できるだけでなく、装置全体の平滑コンデンサの個数を削減できるため、コストダウンおよび装置の小型化を図ることが可能となる。しかも、上記各半導体スイッチには個別に冷却フィンが設けられるとともに、上記平滑コンデンサおよび両冷却フィンが互いに水平方向に沿って並列配置されているので、冷却フィンを通過して温度上昇した後の風が再び冷却フィンに流れることはなく各半導体スイッチは効率良く冷却され、また、筐体の下方前面から吸い込まれた風によって平滑コンデンサも直接効率良く冷却されるため、半導体スイッチおよび平滑コンデンサの温度上昇が抑制されて寿命を延ばすことができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における電力変換装置の回路ユニットの接続状態を簡略化して示す回路図、図2は図1の回路ユニットを機器収納用の筐体内に設置した状態を簡略化して示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。また、図3は回路ユニットを示す斜視図である。なお、図2,図3では、図1に示す回路ユニットの平滑コンデンサが3個分のコンデンサによって構成される場合を示している。
この実施の形態1の電力変換装置は、例えば無停電電源装置(UPS)に使用されるものであって、交流電力を直流電力に変換するコンバータ側の第1半導体スイッチ21、直流電力を所望の交流電力に変換するインバータ側の第2半導体スイッチ22、および両半導体スイッチ21,22で生じるリップル電流を共に減衰する平滑コンデンサ3を備えている。
そして、この実施の形態1では、第1半導体スイッチ21に個別に接続された第1接続線91と第2半導体スイッチ22に個別に接続された第2接続線92とが平滑コンデンサ3に接続された接続線95に対して共通に接続されている。
また、各半導体スイッチ21,22に対して個別に冷却フィン41,42が設けられており、各冷却フィン41,42は上下に配置されてその前面側に半導体スイッチ21,21が配置され、また、両者41,42の間に平滑コンデンサ3(31〜33)が配置されている。そして、各半導体スイッチ21,22、冷却フィン41,42、および平滑コンデンサ3(31〜33)が図示しないフレームに一体的に取り付けられて全体で一つの回路ユニット1が構成されている。
そして、この回路ユニット1が機器収納用の筐体5内に収納されている。また、この筐体5の上部には冷却ファン6が設けられている。さらに、筐体5内において回路ユニット1の奥側および上方には板金71,72が配置され、これらの板金71,72によって風の流れを筐体5の下方前面から筐体5の奥側上方に向けて誘導している。
なお、図1〜図3では1相分の回路ユニット1を示しているが、交流3相の場合には、回路ユニット1の3個分が並列接続される。
上記構成の電力変換装置において、コンバータ側の第1半導体スイッチ21のスイッチグ動作によって交流電源が整流化されるとともに、この第1半導体スイッチ21のスイッチング動作で生じるリップル電流は平滑コンデンサ3により減衰されて平滑化される。また、インバータ側の第2半導体スイッチ22により直流電力がチョッピングされて定電圧定周波数の交流に変換されるとともに、この第2半導体スイッチ22のスイッチング動作で生じるリップル電流が同じ平滑コンデンサ3により減衰される。
このように、この実施の形態1における電力変換装置は、第1、第2半導体スイッチ21,22および平滑コンデンサ3の全体が一つの回路ユニット1として構成されているため、平滑コンデンサ3に対する第1、第2半導体スイッチ21,22の各接続線91〜93の接続間距離は短くなる。このため、各半導体スイッチ21,22で生じる高周波のリップル電流は、接続間距離が短い分、インダクタンスが小さいので両半導体スイッチ21,22に共通に接続した平滑コンデンサ3で十分に減衰させることができる。しかも、平滑コンデンサ3に対して、第1、第2半導体スイッチ21,22が共通に接続されているので、各半導体スイッチ21,22で生じるリップル電流が相殺される。これにより、コンバータ側とインバータ側の各スイッチング素子21,22のスイッチング動作に伴うリップル電流を共通の平滑コンデンサ3で有効に低減できるだけでなく、装置全体の平滑コンデンサ3の個数を削減できるため、コストダウンおよび装置の小型化を図ることが可能となる。
この電力変換装置の動作中、冷却ファン6が起動されて風が発生すると、この風は図2(b)中の破線で示すように、筐体5の下方前面から吸い込まれて筐体5内の下側の冷却フィン42、平滑コンデンサ3(31〜33)、上側の冷却フィン41を順次通過する。これにより、平滑コンデンサ3(31〜33)ならびに半導体スイッチ41,42の損失による温度上昇が抑制される。そして、この風は板金71,72によって筐体5の奥側上方に誘導されて冷却ファン6を通って筐体5の外部に排出される。
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2における電力変換装置において、回路ユニットを機器収納用の筐体内に設置した状態を簡略化して示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。また、図5は回路ユニットのみを取り出して示す斜視図である。
この実施の形態2おいて、回路ユニット1を構成する各半導体スイッチ21,22および平滑コンデンサ3の電気的な接続関係は図1に示した場合と同じであるが、これらの回路部品の配置構造が実施の形態1の場合と異なっている。
すなわち、この実施の形態2における回路ユニット1は、冷却フィン41,42が上下に配置されるとともに、各冷却フィン41,42の前面側に第1、第2半導体スイッチ21,22がそれぞれ設けられ、また、両冷却フィン41,42の横側に平滑コンデンサ3(31〜33)が配置されている。そして、半導体スイッチ21,22、冷却フィン41,42、および平滑コンデンサ3(31〜33)が図示しないフレームに一体的に取り付けられて全体で一つの回路ユニット1が構成されている。
この電力変換装置では、冷却ファン6が起動されることにより発生した風は図4(b)中の破線で示すように、筐体5の下方前面から吸い込まれて筐体5内の上下の冷却フィン41,42を通過することにより半導体スイッチ21,22が冷却される。しかも、筐体5の下方前面から吸い込まれた風によって平滑コンデンサ3(31〜33)が直接効率良く冷却される。つまり、冷却フィン41,42を通過して温度上昇した後の風が再び平滑コンデンサ3に流れることはないので、平滑コンデンサ3の温度上昇が抑制されて寿命を延ばすことができる。
その他の構成、ならびに作用効果は、実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態3.
図6は本発明の実施の形態3における電力変換装置において、回路ユニットを機器収納用の筐体内に設置した状態を簡略化して示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。また、図7は回路ユニットのみを取り出して示す斜視図である。
この実施の形態3おいて、回路ユニット1を構成する各半導体スイッチ21,22および平滑コンデンサ3の電気的な接続関係は図1に示した場合と同じであるが、これらの回路部品の配置構造が実施の形態1,2の場合と異なっている。
すなわち、この実施の形態3における回路ユニット1は、冷却フィン41,42が左右に配置されるとともに、各冷却フィン41,42の前面側に第1、第2半導体スイッチ21,22がそれぞれ設けられ、また、両冷却フィン41,42の間に平滑コンデンサ3(31〜33)が配置されている。そして、半導体スイッチ21,22、冷却フィン41,42、および平滑コンデンサ3(31〜33)が図示しないフレームに一体的に取り付けられて全体で一つの回路ユニット1が構成されている。
この電力変換装置では、冷却ファン6が起動されることにより発生した風は図6(b)中の破線で示すように、筐体5の下方前面から吸い込まれて筐体5内の各々の冷却フィン41,42を個別に通過して各半導体スイッチ21,22が冷却される。つまり、冷却フィン41,42を通過して温度上昇した後の風が再び冷却フィンに流れることはないので、半導体スイッチ21,22は効率良く冷却され、半導体スイッチ21,22の冷却効果が改善されて寿命を延ばすことができる。また、筐体5の下方前面から吸い込まれた風によって平滑コンデンサ3(31〜33)も直接効率良く冷却されるため、平滑コンデンサ3の温度上昇が抑制されて寿命を延ばすことができる。
その他の構成、ならびに作用効果は、実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態4.
図8は本発明の実施の形態4における電力変換装置において、回路ユニットを機器収納用の筐体内に設置した状態を簡略化して示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。また、図9は回路ユニットのみを取り出して示す斜視図である。
この実施の形態4おいて、回路ユニット1を構成する各半導体スイッチ21,22および平滑コンデンサ3の電気的な接続関係は図1に示した場合と同じであるが、これらの回路部品の配置構造が実施の形態1〜3の場合と異なっている。
すなわち、この実施の形態4における回路ユニット1は、上下に冷却フィン41,42が配置されるとともに、各冷却フィン41,42の互いの対向面に各半導体スイッチ21,22が個別に設けられている。また、各半導体スイッチ21,22が設けられた上下の冷却フィン41,42の間に平滑コンデンサ3(31〜33)が配置されている。そして、半導体スイッチ21,22、冷却フィン41,42、および平滑コンデンサ3(31〜33)が図示しないフレームに一体的に取り付けられて全体で一つの回路ユニット1が構成されている。
そして、この回路ユニット1が収納される筐体5内には、回路ユニット1の奥側および上方に板金71,72が設けられているが、回路ユニット1の奥側の板金71には通風孔71a,71b形成されており、これに合わせて、各冷却フィン41,42も筐体5の手前側から奥側に向けて風の流路が形成されるように配置されている。
この電力変換装置では、冷却ファン6が起動されることにより発生した風は図8(b)中の破線で示すように、筐体5の下側前面から吸い込まれて各々の冷却フィン41,42を前面側から裏面側に向けて通過することで半導体スイッチ21,22が冷却される。また、平滑コンデンサ3(31〜33)も筐体5の下側前面から吸い込まれた風によって直接効率良く冷却される。したがって、半導体スイッチ21,22および平滑コンデンサ3は共に冷却効果が改善されて寿命を延ばすことができる。
その他の構成、ならびに作用効果は、実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態5.
図10は本発明の実施の形態5における電力変換装置の接続状態を簡略化して示す回路図、図11は図10の回路ユニットを機器収納用の筐体内に設置した状態を簡略化して示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。また、図12は回路ユニットのみを取り出して示す斜視図である。なお、図11,図12では、図10に示す回路ユニットの平滑コンデンサが6個分のコンデンサによって構成される場合を示している。
この実施の形態5の電力変換装置は、交流電力を直流電力に変換するコンバータ側の第1半導体スイッチ21、直流電力を所望の交流電力に変換するインバータ側の第2半導体スイッチ22と共に、交流電力を直流電力に変換するコンバータ側の第3半導体スイッチ23、直流電力を所望の交流電力に変換するインバータ側の第4半導体スイッチ24を備え、さらに各半導体スイッチ21〜24に対してこれらで生じるリップル電流を共に減衰する単一の平滑コンデンサ3を備えている。
そして、第1半導体スイッチ21に個別に接続された第1接続線91、第2半導体スイッチ22に個別に接続された第2接続線92、第3半導体スイッチ23に接続された第3接続線93、および第4半導体スイッチ24に個別に接続された第4接続線94が、いずれも平滑コンデンサ3に接続された接続線95に対して共通に接続されている。
また、筐体5内には上下左右にそれぞれ冷却フィン41〜44が配置され、上下の各冷却フィン41,42、および43,44の互いの対向面上に各半導体スイッチ21,22、および23,24が個別に配置され、さらに、上下の各冷却フィン41,42、および43,44の間に平滑コンデンサ3が配置されている。そして、半導体スイッチ21〜24、冷却フィン41〜44、および平滑コンデンサ3が図示しないフレームに一体的に取り付けられて全体で一つの回路ユニット1が構成されている。
また、この回路ユニット1が収納される筐体5内に配置された板金71,72の内、回路ユニット1の奥側の板金71は、実施の形態4の場合と同様に通風孔71a,71bが形成されており、これに合わせて、各冷却フィン41〜44も筐体5の手前側から奥側に風の流路が形成されるように配置されている。
このように、この実施の形態5における電力変換装置は、第1〜第4半導体スイッチ21〜24および平滑コンデンサ3の全体が一つの回路ユニット1として構成されているため、平滑コンデンサ3に対する第1〜第4半導体スイッチ21〜24の各接続線91〜95の接続間距離は短くなる。このため、各半導体スイッチ21〜24で生じる高周波のリップル電流は、接続間距離が短い分、共通の平滑コンデンサ3で十分に減衰させることができる。しかも、平滑コンデンサ3に対して、第1〜第4半導体スイッチ21〜24が共通に接続されているので、各半導体スイッチ21〜24で生じるリップル電流が相殺される。これにより、コンバータ側とインバータ側の各スイッチング素子21〜24のスイッチング動作に伴うリップル電流を有効に低減できるだけでなく、装置全体の平滑コンデンサの個数を削減できるため、コストダウンおよび装置の小型化を図ることが可能となる。
なお、この実施の形態5では第1、第3半導体スイッチ21,23をコンバータ用、第2,第4半導体スイッチ22,24をインバータ用のものとしているが、これに限らず、第1、第2半導体スイッチ21,22をコンバータ用、第3,第4半導体スイッチ23,24をインバータ用とすることも可能である。
上記の実施の形態1〜5では、無停電電源装置に本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、交流電力を所望の直流電力に変換した後、所望の電圧、周波数に変換するPWM制御型の電力変換装置などにも適用することができる。
本発明の実施の形態1における電力変換装置の回路ユニットの接続状態を簡略化して示す回路図である。 図1の電力変換装置の回路ユニットを機器収納用の筐体内に設置した状態を簡略化して示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。 本発明の実施の形態1における回路ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置において、回路ユニットを機器収納用の筐体内に設置した状態を簡略化して示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。 本発明の実施の形態2における回路ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態3における電力変換装置において、回路ユニットを機器収納用の筐体内に設置した状態を簡略化して示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。 本発明の実施の形態3における回路ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態4における電力変換装置において、回路ユニットを機器収納用の筐体内に設置した状態を簡略化して示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。 本発明の実施の形態4における回路ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態5における電力変換装置の回路ユニットの接続状態を簡略化して示す回路図である。 図10の電力変換装置の回路ユニットを機器収納用の筐体内に設置した状態を簡略化して示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。 本発明の実施の形態5における回路ユニットを示す斜視図である。 無停電電源装置の一例を示すブロック図である。 従来の電力変換装置の接続状態を簡略化して示す回路図である。 図14の回路部分を機器収納用の筐体内に設置した状態を簡略化して示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。 従来の電力変換装置において、回路ユニットを併設した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 回路ユニット、21,23 コンバータ側の半導体スイッチ、
22,24 インバータ側の半導体スイッチ、
3(31,32,33) 平滑コンデンサ、41,42,43,44 冷却フィン、
5 筐体、91,92,93,94,95 接続線。

Claims (1)

  1. 交流電力を直流電力に変換するコンバータ側の第1半導体スイッチ、直流電力を所望の交流電力に変換するインバータ側の第2半導体スイッチ、および上記両半導体スイッチで生じるリップル電流を共に減衰する平滑コンデンサを備えるとともに、上記第1半導体スイッチに個別に接続された第1接続線と上記第2半導体スイッチに個別に接続された第2接続線とを上記平滑コンデンサに接続された接続線に対して共通に接続して一つの回路ユニットが構成されており、かつ、上記各半導体スイッチには個別に冷却フィンが設けられるとともに、上記平滑コンデンサおよび両冷却フィンが互いに水平方向に沿って並列配置されていることを特徴とする電力変換装置。
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