JP2017060311A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017060311A
JP2017060311A JP2015183402A JP2015183402A JP2017060311A JP 2017060311 A JP2017060311 A JP 2017060311A JP 2015183402 A JP2015183402 A JP 2015183402A JP 2015183402 A JP2015183402 A JP 2015183402A JP 2017060311 A JP2017060311 A JP 2017060311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
fuse
power
bus bar
branch bus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015183402A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6617492B2 (ja
Inventor
大喜 澤田
Hiroyoshi Sawada
大喜 澤田
宮崎 勝
Masaru Miyazaki
勝 宮崎
洋 稲村
Hiroshi Inamura
洋 稲村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015183402A priority Critical patent/JP6617492B2/ja
Publication of JP2017060311A publication Critical patent/JP2017060311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6617492B2 publication Critical patent/JP6617492B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】小型化でき、かつヒューズとコンデンサとの温度上昇を抑制できる電力変換装置を提供すること。【解決手段】コンデンサ2と、半導体モジュール3と、分岐バスバー4と、電力分岐線5と、ヒューズ6とを備える。分岐バスバー4は、金属板からなり、コンデンサ2に接続している。電力分岐線5は、分岐バスバー4に接続している。ヒューズ6は、電力分岐線5上に設けられている。分岐バスバー4と電力分岐線5とヒューズ6とにより、コンデンサ2から直流電力の一部を分岐して外部機器8に供給するための電力供給経路Pが構成されている。ヒューズ6とコンデンサ2との間に、分岐バスバー4が介在している。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサとを備える電力変換装置に関する。
直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換装置として、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールに接続し、該半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサとを備えるものが知られている(下記特許文献1参照)。この電力変換装置は、上記半導体モジュールをスイッチング動作させることにより、直流電力を交流電力に変換するよう構成されている。
上記コンデンサには、電力分岐線が接続している。この電力分岐線を用いて、コンデンサから直流電力の一部を分岐し、エアコン等の外部機器に供給するよう構成されている。また、上記電力分岐線には、ヒューズが設けられている。電力分岐線に過電流が流れると、ヒューズが溶断する。これにより、外部機器を過電流から保護している。
外部機器を稼働している間は、ヒューズに電流が流れるため、ヒューズが発熱する。また、電力変換装置を使用すると、コンデンサにリップル電流が流れるため、コンデンサが発熱する。上記電力変換装置では、小型化のため、ヒューズ及びコンデンサを、互いに近い位置に配置している。
特開2010−33845号公報
しかしながら、上記電力変換装置は、ヒューズとコンデンサとが接近して配されているため、これらヒューズ及びコンデンサから発生した熱が互いに干渉し、温度が上昇しやすい。この問題を解決するため、ヒューズとコンデンサとを離して配置すると、これらの間に余分なスペースが形成されてしまい、電力変換装置が大型化しやすくなる。そのため、小型化でき、かつヒューズとコンデンサとの温度上昇を抑制できる電力変換装置が望まれている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、小型化でき、かつヒューズとコンデンサとの温度上昇を抑制できる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、直流電源(10)から供給される直流電力を交流電力に変換するインバータ回路(39)を構成する半導体モジュール(3)と、
該半導体モジュールに接続し、該半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(2)と、
金属板からなり、上記コンデンサに接続した分岐バスバー(4)と、
該分岐バスバーに接続した電力分岐線(5)と、
該電力分岐線上に設けられたヒューズ(6)とを備え、
上記分岐バスバーと上記電力分岐線と上記ヒューズとによって、上記コンデンサから上記直流電力の一部を分岐して外部機器(8)に供給するための電力供給経路(P)が構成されており、
上記ヒューズと上記コンデンサとの間に、上記分岐バスバーが介在している、電力変換装置(1)にある。
上記電力変換装置においては、コンデンサに、金属板からなる分岐バスバーを接続してある。この分岐バスバーに電力分岐線を接続し、該電力分岐線上にヒューズを設けてある。つまり、コンデンサとヒューズとの双方に、放熱性が高い、金属板からなる分岐バスバーを電気接続している。
そのため、コンデンサ及びヒューズから発生した熱を、分岐バスバーに伝導させ、この分岐バスバーから放熱させることができる。したがって、コンデンサとヒューズの温度上昇を抑制できる。
また、上記電力変換装置においては、分岐バスバーを、コンデンサとヒューズとの間に介在させてある。そのため、コンデンサ及びヒューズから発生した放射熱を、分岐バスバーによって遮蔽することができる。したがって、コンデンサとヒューズとが熱干渉することを抑制できる。
このように、上記分岐バスバーを形成することにより、コンデンサ及びヒューズから発生した熱を、分岐バスバーに伝導させて放熱できると共に、コンデンサ及びヒューズから発生した放射熱を分岐バスバーによって遮蔽でき、熱干渉を抑制できる。そのため、コンデンサ及びヒューズの温度上昇を抑制できる。したがって、コンデンサ及びヒューズの発熱量を増やすことが可能になる。つまり、外部機器や半導体モジュールに送る電力量を増加させることが可能になる。
また、分岐バスバーを形成すれば、ヒューズとコンデンサとの熱干渉を抑制できるため、これらを接近して配置することが可能になる。そのため、電力変換装置を小型化できる。
以上のごとく、上記態様によれば、小型化でき、かつヒューズとコンデンサとの温度上昇を抑制できる電力変換装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、電力変換装置の断面図であって、図2のI-I断面図。 図1のII-II断面図。 図1のIII-III断面図。 図1の要部拡大図。 図2のV-V断面図。 図2のVI矢視図。 図1のVII矢視図。 図1のVIII-VIII断面図。 実施形態1における、電力変換装置の回路図。 実施形態1における、電力変換装置の製造工程説明図。 図10に続く図。 実施形態2における、電力変換装置の拡大断面図。 実施形態3における、電力変換装置の拡大断面図。 参考形態1における、電力変換装置の断面図であって、図15のXIV-XIV断面図。 図14のXV-XV断面図。
上記電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置とすることができる。
(実施形態1)
上記電力変換装置に係る実施形態について、図1〜図11を参照して説明する。図1、図2に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、半導体モジュール3と、コンデンサ2と、分岐バスバー4と、電力分岐線5と、ヒューズ6とを備える。半導体モジュール3は、直流電源10から供給される直流電力を交流電力に変換するインバータ回路39(図9参照)を構成している。コンデンサ2は、図示しない直流バスバーを介して、半導体モジュール3に接続している。コンデンサ2は、半導体モジュール3に加わる直流電圧を平滑化する。
分岐バスバー4は、金属板からなり、コンデンサ2に接続している。
電力分岐線5は、分岐バスバー4に接続している。図9に示すごとく、ヒューズ6は、電力分岐線5上に設けられている。
分岐バスバー4と電力分岐線5とヒューズ6とによって、コンデンサ2から直流電力の一部を分岐して外部機器8へ供給するための電力供給経路Pが構成されている。
図4、図5に示すごとく、ヒューズ6とコンデンサ2との間に、分岐バスバー4(4a,4b)が介在している。
本形態の電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド車に搭載するための、車載用電力変換装置である。図9に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、複数の半導体モジュール3を備える。個々の半導体モジュール3は、半導体素子30(IGBT素子)を内蔵している。これら複数の半導体モジュール3によって、インバータ回路39が構成されている。また、コンデンサ2は、直流電源10に接続している。このコンデンサ2を用いて、半導体モジュール3に加わる、直流電源10の直流電圧を平滑化している。
半導体モジュール3には、制御回路基板14が接続している。この制御回路基板14によって半導体素子30をスイッチング動作させることにより、直流電力を交流電力に変換している。
また、コンデンサ2には、分岐バスバー4が接続している。この分岐バスバー4に、電力分岐線5が接続している。電力分岐線5上に、ヒューズ6が設けられている。上述したように、本形態では、分岐バスバー4と電力分岐線5とヒューズ6とによって、コンデンサ2から直流電力の一部を分岐して外部機器8に供給するための電力供給経路Pが構成されている。本形態の外部機器8は、車載エアコンである。
図1に示すごとく、電力変換装置1は、ケース11を備える。このケース11内に、コンデンサ2と半導体モジュール3とが収容されている。ケース11には、開口部110と補助開口部111とが形成されている。補助開口部111は、開口部110の開口方向(Z方向)において、開口部110とは反対側に形成されている。開口部110はカバー12によって塞がれており、補助開口部111は補助カバー13によって塞がれている。
コンデンサ2は、コンデンサ素子21と、該コンデンサ素子21を収容するコンデンサケース22と、コンデンサ素子21をコンデンサケース22内に封止する封止部23と、コンデンサ素子21に接続した一対の電極板24とを備える。この電極板24から、コンデンサ入力端子25(図2参照)およびコンデンサ出力端子26が延出している。
図2に示すごとく、コンデンサ入力端子25に、分岐バスバー4が締結されている。電力変換装置1は、第1分岐バスバー4aと第2分岐バスバー4bとの、一対の分岐バスバー4を備える。分岐バスバー4は、コンデンサ入力端子25に接続する接続板部41と、該接続板部41の厚さ方向(Z方向)に立設するリブ部42とを備える。接続板部41には、ボルト49によってコンデンサ入力端子25に締結するためのコンデンサ側締結部410が形成されている。
また、分岐バスバー4には、コンデンサ側締結部410とは反対側に、電力分岐線5に締結するための電力線側締結部411が形成されている。図4に示すごとく、電力線側締結部411は、締結部材7(ボルト)によって、電力分岐線5に締結されている。
図3に示すごとく、カバー12内には、電力分岐線5と、ヒューズ6と、ヒューズ保持部61とが収容されている。電力変換装置1は、第1電力分岐線5aと、第2電力分岐線5bと、第3電力分岐線5cとの、3本の電力分岐線5を備える。第1電力分岐線5aは、第1分岐バスバー4aと、ヒューズ6の一端68とに接続している。第2電力分岐線5bは、第2分岐バスバー4bと、後述する分岐コネクタ51とに接続している。第3電力分岐線5cは、ヒューズ6の他端69と、分岐コネクタ51とに接続している。これらの電力分岐線5a〜5cは、ヒューズ保持部61内に保持されている。
図4、図5に示すごとく、直線L1,L2上において、ヒューズ6とコンデンサ2との間に、分岐バスバー4(4a,4b)が介在している。分岐バスバー4とコンデンサ2との間、及び分岐バスバー4とヒューズ6との間に、空気層Aが形成されている。また、ヒューズ6と分岐バスバー4との間に、ヒューズ保持部61が介在している。ヒューズ保持部61は樹脂からなる。
図6、図7に示すごとく、カバー12には、分岐コネクタ51と、制御コネクタ141と、蓋部62とが形成されている。分岐コネクタ51には、外部機器8(図9参照)のケーブルが接続する。制御コネクタ141は、ECU等の外部制御装置143に接続する。制御コネクタ141は、ケース11内において、信号線142(図8参照)を介して、上記制御回路基板14に接続している。
電力分岐線5に過電流が流れると、ヒューズ6が溶断する。これにより、外部機器8を過電流から保護している。ヒューズ6が溶断した場合、上記蓋部62を取り外し、ヒューズ6を交換するよう構成されている。
一方、図1、図2に示すごとく、半導体モジュール3は、本体部31と、該本体部31から突出したパワー端子32と、制御端子33とを備える。本体部31は、上記半導体素子30を内蔵している。パワー端子32には、コンデンサ2に接続する正極端子32p及び負極端子32nと、交流電力を出力する交流端子32cとがある。正極端子32pと負極端子32nとは、図示しない直流バスバーを介して、コンデンサ2のコンデンサ出力端子26に接続している。また、交流端子32cには、交流バスバー790が接続している。交流バスバー790の端部は、三相交流モータ81(図9参照)に接続するための交流出力端子79となっている。
また、図2に示すごとく、本形態では、複数の半導体モジュール3と、該半導体モジュール3を冷却する複数の冷却管15とを積層して、積層体100を構成してある。積層体100の積層方向(X方向)に隣り合う2本の冷却管15は、X方向とZ方向との双方に直交する幅方向(Y方向)における両端にて、連結管16によって接続されている。また、複数の冷却管15のうち、X方向における一端に位置する端部冷却管15aには、冷媒19を導入するための導入管17と、冷媒19を導出するための導出管18とが接続している。冷媒19を導入管17に導入すると、冷媒19は連結管16を通って全ての冷却管15内を流れ、導出管18から導出する。これにより、半導体モジュール3を冷却するよう構成されている。
また、図2に示すごとく、ケース11内には、締結用貫通部118と、信号用貫通部119とが形成されている。これら締結用貫通部118と信号用貫通部119とは、Z方向において、ケース11の開口部110から補助開口部111まで貫通している。締結用貫通部118は、電力変換装置1の製造時に、分岐バスバー4と電力分岐線5とを締結するために用いられる。また、信号用貫通部119は、信号線142を通すために用いられる。
また、図2に示すごとく、Y方向においてコンデンサ2に隣り合う位置には、端子台78が配されている。この端子台78において、コンデンサ入力端子25と交流出力端子79とを、図示しないコネクタに締結するよう構成されている。このコネクタを介して、コンデンサ入力端子25を直流電源10(図9参照)に電気接続し、交流出力端子79を三相交流モータ81に電気接続している。
次に、電力変換装置1の製造方法について説明する。電力変換装置1を製造する際には、図10に示すごとく、まず、ケース11内にコンデンサ2を収容する。次いで、ケース11に半導体モジュール3と冷却管15とを収容し、積層体100を形成する。その後、図示しない直流バスバーを用いてコンデンサ2と半導体モジュール3とを接続する。また、補助開口部111から制御回路基板14を収容し、この制御回路基板14を半導体モジュール3の制御端子33に接続する。
次いで、ボルト49(図2参照)を用いて、コンデンサ2のコンデンサ入力端子25に、分岐バスバー4を接続する。その後、図11に示すごとく、カバー12内に、ヒューズ6と電力分岐線5とヒューズ保持部61とを収容し、このカバー12をケース11に取り付ける。このようにすると、分岐バスバー4と電力分岐線5とが重なり合う。
次いで、補助開口部111から締結用貫通部118内に締結部材7を差し込み、この締結部材7を用いて、分岐バスバー4と電力分岐線5とを締結する。また、信号用貫通部119(図8参照)に信号線142を通し、この信号線142を用いて、制御回路基板14と制御コネクタ141とを接続する。その後、補助開口部111に補助カバー13(図1参照)を取り付ける。以上の工程を行うことにより、電力変換装置1を製造する。
また、電力変換装置1の顧客によっては、電力供給経路Pが不要になる場合がある。この場合は、図14、図15に示すごとく、コンデンサ入力端子25に分岐バスバー4を取り付けない。また、内部にヒューズ6や電力分岐線5等を収容していない薄型のカバー12’を、ケース11に取り付ける。これにより、電力供給経路Pを備えない電力変換装置1’を製造する。
次に、本形態の作用効果について説明する。図1、図2に示すごとく、本形態においては、コンデンサ2に、金属板からなる分岐バスバー4を接続してある。この分岐バスバー4に電力分岐線5が接続し、該電力分岐線5上にヒューズ6が設けられている。つまり、コンデンサ5とヒューズ6との双方に、放熱性が高い、金属板からなる分岐バスバー4を電気接続してある。
そのため、コンデンサ2及びヒューズ6から発生した熱を、分岐バスバー4に伝導させ、この分岐バスバー4から放熱させることができる。したがって、コンデンサ2とヒューズ6との温度上昇を抑制できる。
また、本形態においては、分岐バスバー4を、コンデンサ2とヒューズ6との間に介在させてある。そのため、コンデンサ2及びヒューズ6から発生した放射熱を、分岐バスバー4によって遮蔽することができる。したがって、コンデンサ2とヒューズ6との熱干渉を抑制できる。
このように、分岐バスバー4を形成することにより、コンデンサ2及びヒューズ6から発生した熱を、分岐バスバー4に伝導させて放熱できると共に、コンデンサ2及びヒューズ6から発生した放射熱を分岐バスバー4によって遮蔽でき、熱干渉を抑制できる。そのため、コンデンサ2及びヒューズ6の温度上昇を抑制できる。したがって、コンデンサ2及びヒューズ6の発熱量を増やすことが可能になる。つまり、外部機器8や半導体モジュール2に送る電力量を増加させることが可能になる。
また、本形態では、分岐バスバー4によって、ヒューズ6とコンデンサ2との熱干渉を抑制できるため、これらを接近して配置することが可能になる。そのため、電力変換装置1を小型化できる。
また、本形態のように分岐バスバー4を形成すると、コンデンサ2やヒューズ6から発生する放射熱を遮蔽するための、専用の遮蔽板を設ける必要がなくなる。そのため、電力変換装置1の部品点数が増加することを抑制できる。
また、本形態では、図4、図5に示すごとく、分岐バスバー4とコンデンサ2との間、および分岐バスバー4とヒューズ6との間に、空気層Aを形成してある。
そのため、コンデンサ2やヒューズ6から分岐バスバー4に伝導した熱を、空気層Aに放熱させることができる。したがって、分岐バスバー4の放熱性を高めることができ、コンデンサ2やヒューズ6の温度上昇を効果的に抑制できる。
また、図4、図5に示すごとく、本形態では、ヒューズ6と分岐バスバー4との間に、ヒューズ保持部61が介在している。
そのため、ヒューズ6やコンデンサ2から発生した放射熱を、ヒューズ保持部61によって遮蔽できる。したがって、ヒューズ6とコンデンサ2との間で熱干渉がより生じにくくなり、これらヒューズ6とコンデンサ2との温度上昇を、より効果的に抑制できる。
また、図2、図5に示すごとく、本形態の分岐バスバー4は、コンデンサ2に接続した接続板部41と、該接続板部41からZ方向に立設したリブ部42とを備える。
このように、リブ部42を形成することにより、分岐バスバー4の表面積を増やすことができ、分岐バスバー4の放熱性を向上させることが可能になる。そのため、ヒューズ6やコンデンサ2から発生し分岐バスバー4に伝導した熱を、効率的に放熱でき、これらヒューズ6およびコンデンサ2の温度上昇をより効果的に抑制できる。また、リブ部42を形成することにより、分岐バスバー4の剛性を高めることが可能となる。
また、図2、図14に示すごとく、本形態の分岐バスバー4は、コンデンサ2に着脱可能に構成されている。
そのため、電力供給経路Pが必要となる場合には、分岐バスバー4をコンデンサ2に取り付けて電力変換装置1を製造し、電力供給経路Pが必要とされない場合には、分岐バスバー4をコンデンサ2に取り付けないで、電力変換装置1’を組み立てることができる。そのため、電力供給経路Pが必要になる場合と、必要とされない場合とで、コンデンサ2を共通して使用することが可能になる。そのため、電力変換装置1,1’の製造工場において、保管するコンデンサ2の種類を少なくすることができる。
また、図2、図4に示すごとく、本形態の分岐バスバー4は、コンデンサ2のうち、X方向におけるコンデンサ2の中央位置Mよりも積層体100から遠い位置に存在する部位である遠方部分29と、ヒューズ6との間に介在している。
このようにすると、分岐バスバー4の遮熱効果をより高めることができる。すなわち、コンデンサ2のうち、中央位置Mよりも積層体100に近い位置に存在する近傍部分28は、冷却管15によって冷却されるため、温度が比較的低くなりやすい。これに対して、上記遠方部分29は、冷却管15から離れているため、冷却管15によって冷却されにくい。本形態の分岐バスバー4は、遠方部分29とヒューズ6との間に介在している。そのため、冷却管15によって冷却されにくく、放射熱の発生量が多くなりやすい遠方部分29を遮蔽できる。したがって、分岐バスバー4による、放射熱の遮蔽効果を高めることができる。
また、図2に示すごとく、分岐バスバー4は、コンデンサ入力端子25に接続している。コンデンサ入力端子25は、遠方部分29に設けられている。
そのため、遠方部分29から発生した熱を、コンデンサ入力端子25を介して、分岐バスバー4に伝導させることができる。したがって、冷却管15によって冷却されにくい遠方部分29を、分岐バスバー4によって効果的に放熱することができる。
以上のごとく、本形態によれば、小型化でき、かつヒューズとコンデンサとの温度上昇を抑制できる電力変換装置を提供することができる。
(実施形態2)
以下の実施形態においては、図面に用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施形態1と同様の構成要素等を表す。
本形態は、ヒューズ6の配置位置を変更した例である。図12に示すごとく、本形態では、ヒューズ6を、ヒューズ保持部61よりもコンデンサ2側に配置してある。本形態では、実施形態1と同様に、ヒューズ6とコンデンサ2との間に、分岐バスバー4が介在している。また、分岐バスバー4とコンデンサ2との間、及び分岐バスバー4とヒューズ6との間に、空気層Aが形成されている。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態3)
本形態は、分岐バスバー4とヒューズ6との位置関係を変更した例である。本形態では図13に示すごとく、Z方向における、ヒューズ6とコンデンサ2との間に、分岐バスバー4を介在させてある。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
1 電力変換装置
10 直流電源
2 コンデンサ
3 半導体モジュール
39 インバータ回路
4 分岐バスバー
5 電力分岐線
6 ヒューズ
P 電力供給経路

Claims (5)

  1. 直流電源(10)から供給される直流電力を交流電力に変換するインバータ回路(39)を構成する半導体モジュール(3)と、
    該半導体モジュールに接続し、該半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(2)と、
    金属板からなり、上記コンデンサに接続した分岐バスバー(4)と、
    該分岐バスバーに接続した電力分岐線(5)と、
    該電力分岐線上に設けられたヒューズ(6)とを備え、
    上記分岐バスバーと上記電力分岐線と上記ヒューズとによって、上記コンデンサから上記直流電力の一部を分岐して外部機器(8)に供給するための電力供給経路(P)が構成されており、
    上記ヒューズと上記コンデンサとの間に、上記分岐バスバーが介在している、電力変換装置(1)。
  2. 上記分岐バスバーと上記コンデンサとの間、および上記分岐バスバーと上記ヒューズとの間に、空気層(A)が形成されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記ヒューズを保持するヒューズ保持部(61)を備え、該ヒューズ保持部は、上記ヒューズと上記分岐バスバーとの間に介在している、請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 上記分岐バスバーは、上記コンデンサに着脱可能に構成されている、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 上記分岐バスバーは、上記コンデンサに接続した接続板部(41)と、該接続板部から該接続板部の厚さ方向に立設したリブ部(42)とを備える、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
JP2015183402A 2015-09-16 2015-09-16 電力変換装置 Active JP6617492B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015183402A JP6617492B2 (ja) 2015-09-16 2015-09-16 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015183402A JP6617492B2 (ja) 2015-09-16 2015-09-16 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017060311A true JP2017060311A (ja) 2017-03-23
JP6617492B2 JP6617492B2 (ja) 2019-12-11

Family

ID=58391787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015183402A Active JP6617492B2 (ja) 2015-09-16 2015-09-16 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6617492B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019208406A1 (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 株式会社デンソー 電力変換装置
JP2019195250A (ja) * 2018-04-25 2019-11-07 株式会社デンソー 電力変換装置
JP2020162262A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社デンソー 電力変換装置
JP2020202619A (ja) * 2019-06-06 2020-12-17 株式会社デンソー 電力変換装置
EP4057490A4 (en) * 2019-11-07 2022-12-07 Mitsubishi Electric Corporation POWER CONVERSION DEVICE

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010097830A1 (ja) * 2009-02-24 2010-09-02 東芝三菱電機産業システム株式会社 半導体スタック、および、それを用いた電力変換装置
JP2013070536A (ja) * 2011-09-23 2013-04-18 Denso Corp 電力変換装置
JP2015146714A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 株式会社デンソー 電力変換装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010097830A1 (ja) * 2009-02-24 2010-09-02 東芝三菱電機産業システム株式会社 半導体スタック、および、それを用いた電力変換装置
JP2013070536A (ja) * 2011-09-23 2013-04-18 Denso Corp 電力変換装置
JP2015146714A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 株式会社デンソー 電力変換装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019208406A1 (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 株式会社デンソー 電力変換装置
JP2019195250A (ja) * 2018-04-25 2019-11-07 株式会社デンソー 電力変換装置
CN112042102A (zh) * 2018-04-25 2020-12-04 株式会社电装 电力转换装置
CN112042102B (zh) * 2018-04-25 2023-09-29 株式会社电装 电力转换装置
JP2020162262A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社デンソー 電力変換装置
JP7151582B2 (ja) 2019-03-26 2022-10-12 株式会社デンソー 電力変換装置
JP2020202619A (ja) * 2019-06-06 2020-12-17 株式会社デンソー 電力変換装置
EP4057490A4 (en) * 2019-11-07 2022-12-07 Mitsubishi Electric Corporation POWER CONVERSION DEVICE

Also Published As

Publication number Publication date
JP6617492B2 (ja) 2019-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6617492B2 (ja) 電力変換装置
KR102131684B1 (ko) 차량 탑재용 전력 변환 장치
US8687357B2 (en) Electric power converter
JP2008118753A (ja) 電力変換装置
JP2017085800A (ja) 電力変換装置
JP2014090538A (ja) 電力変換装置
JP6158051B2 (ja) 電力変換装置
JP6690478B2 (ja) 電力変換装置
US20200068749A1 (en) Cooling structure of power conversion device
JP6576360B2 (ja) 電力変換装置
JP2013169075A (ja) 電力変換装置
JP6311565B2 (ja) 電力変換装置
JP6115430B2 (ja) 電力変換装置
JP6458529B2 (ja) 電力変換装置
WO2018173379A1 (ja) 電力変換装置
JPWO2018143053A1 (ja) 電力変換装置
JP7052609B2 (ja) 電力変換装置
JP6451571B2 (ja) 電力変換装置
JP6908004B2 (ja) 電力変換装置
JP6631112B2 (ja) 電力変換装置
JP6711141B2 (ja) バスバー構造体
JP6350330B2 (ja) 電力変換器
JP2018057190A (ja) 電力変換装置
JP6111891B2 (ja) 電力供給装置
JP6610765B2 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191028

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6617492

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250