JP6631112B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源から供給された直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、上記直流電力の一部を分岐して外部機器に送る電力分岐部とを備える電力変換装置に関する。
直流電源から供給された直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、上記直流電力の一部を分岐して外部機器に送る電力分岐部とを備える電力変換装置が知られている(下記特許文献1参照)。上記電力分岐部は、上記インバータ部に接続した分岐用電力線と、該分岐用電力線に設けられたヒューズとを備える。
インバータ部及び電力分岐部は、ケースに収容されている。このケースは、ケース本体と、該ケース本体の開口部を塞ぐカバーとを備える。上記電力変換装置では、上記ケース本体に、インバータ部と電力分岐部とを両方とも収容している。
特開2013−46447号公報
しかしながら、上記電力変換装置は、ケース本体の汎用性が低いという問題がある。すなわち、電力変換装置の顧客によっては、電力分岐部を必要としないことがある。この場合、ケース本体に収容された電力分岐部を単に取り除くと、ケース本体内に無駄なスペースができてしまう。したがって、この無駄なスペースをなくすため、電力分岐部を必要としない顧客には、より小さなケース本体を用意し、このケース本体にインバータ部を収容する必要が生じる。そのため、電力分岐部を必要とする顧客と、必要としない顧客とで、インバータ部を共通化できる場合でも、ケース本体は共通化できず、それぞれ別のケース本体を用いる必要が生じる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ケース本体の汎用性を高くすることができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、直流電源(10)から供給される直流電力を交流電力に変換するインバータ部(2)と、
該インバータ部に接続し、上記直流電力の一部を外部機器(8)に供給する経路をなす分岐用電力線(31)と、該分岐用電力線に設けられたヒューズ(32)とを有する電力分岐部(3)と、
上記インバータ部及び上記電力分岐部を収容するケース(4)とを備え、
該ケースは、上記インバータ部を収容するケース本体(41)と、該ケース本体に形成された開口部(42)を塞ぐカバー(44)とを備え、
上記電力分岐部は、上記カバー内の凹状空間(S)に配されており、
上記ケース本体は、上記開口部の開口方向において上記開口部とは反対側に形成された補助開口部(43)を有し、上記ケース本体内に、上記開口部から上記補助開口部まで上記開口方向に貫通した接続用貫通部(47)が形成され、上記分岐用電力線と上記インバータ部との接続部(11)は、上記開口方向から見たときに上記接続用貫通部と重なる位置に形成され、上記接続部は、締結部材(15)によって、上記開口方向における上記補助開口部(43)側から締結されている、電力変換装置(1)にある。
上記電力変換装置においては、上記電力分岐部を、カバー内に配している。そのため、電力分岐部を必要としない顧客に対しては、ケース本体とインバータ部とは変更せず、カバーのみを、電力分岐部が配されていないカバーに変更して、電力変換装置を組み立てることができる。したがって、電力分岐部を必要とする顧客と、必要としない顧客とで、ケース本体を共通して用いることが可能になる。
以上のごとく、上記態様によれば、ケース本体の汎用性を高くすることができる電力変換装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、電力変換装置の断面図であって、図2のI-I断面図。 図1のII-II断面図。 図2のIII矢視図。 図1のIV矢視図。 図1のV-V断面図。 図1のVI-VI断面図。 図1のVII-VII断面図。 実施形態1における、電力変換装置の回路図。 実施形態1における、電力変換装置の製造工程説明図。 図9に続く図。 参考形態における、カバーを変更した電力変換装置の断面図。
上記電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置とすることができる。
(実施形態1)
上記電力変換装置に係る実施形態について、図1〜図10を用いて説明する。図1に示すごとく、電力変換装置1は、インバータ部2と、電力分岐部3と、ケース4とを備える。インバータ部2は、直流電源10(図8参照)から供給される直流電力を交流電力に変換する。電力分岐部3は、分岐用電力線31とヒューズ32とを有する。分岐用電力線31は、直流電力の一部を外部機器8(図8参照)に供給する経路をなしている。ヒューズ32は、分岐用電力線31に設けられている。
図1に示すごとく、インバータ部2及び電力分岐部3は、ケース4に収容されている。ケース4は、ケース本体41とカバー44とを備える。インバータ部2は、ケース本体41に収容されている。カバー44は、ケース本体41に形成された開口部42を塞いでいる。電力分岐部3は、カバー44内の凹状空間Sに配されている。
本形態の電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置である。図8に示すごとく、インバータ部2は、複数の半導体モジュール21と、平滑コンデンサ24と、制御回路基板22とを備える。半導体モジュール21は、半導体素子20(IGBT素子)を内蔵している。平滑コンデンサ24は、直流電源10の直流電圧を平滑化する。また、制御回路基板22は、半導体モジュール21のスイッチング動作を制御している。制御回路基板22によって半導体モジュール21をスイッチング動作させることにより、直流電力を交流電力に変換している。これにより、三相交流モータ81を駆動し、上記車両を走行させている。
図1、図5に示すごとく、電力分岐部3は、インバータ部2に接続した分岐用電力線31と、該分岐用電力線31上に設けられたヒューズ32と、該ヒューズ32を保持するヒューズ保持部33と、分岐用電力線31をインバータ部2に接続するための分岐用端子台34とを備える。直流電源10から供給される直流電力は、その一部が分岐され、分岐用電力線31を通って外部機器8(図8参照)に送られる。本形態の外部機器8は、車載エアコンである。分岐用電力線31に過電流が流れると、ヒューズ32が溶断する。これにより、外部機器8を過電流から保護している。
図1、図4に示すごとく、カバー44には、分岐用コネクタ7と、蓋部441と、制御用コネクタ5とが設けられている。分岐用コネクタ7には、外部機器8のケーブルが接続する。また、ヒューズ32が溶断したときには、上記蓋部441を取り外して、ヒューズ32を交換するようになっている。また、上記制御用コネクタ5は、後述する信号線6を介して、制御回路基板22に接続している。
図5に示すごとく、分岐用電力線31は、バスバーからなる第1部分311と、被覆配線からなる第2部分312とを備える。第1部分311と第2部分312との間に、ヒューズ32が設けられている。ヒューズ32は、ヒューズ保持部33に保持されている。
また、カバー44内には、複数の分岐用固定部18(ボス)が形成されている。この分岐用固定部18を用いて、ヒューズ保持部33と分岐用端子台34とを、カバー44に固定してある。
図1に示すごとく、分岐用端子台34内には、ナット341がインサートされている。そして、分岐用電力線31の第1部分311と、インバータ部2の分岐用端子29とを重ね合せ、締結部材15(ボルト)をナット341に螺合してある。これにより、分岐用電力線31と分岐用端子29とを締結している。
また、図2に示すごとく、ケース本体41内には、複数の半導体モジュール21と冷却管23とを積層した積層体16が配されている。積層体16の積層方向(X方向)において積層体16に隣り合う位置に、上記平滑コンデンサ24が配されている。冷却管23の長手方向(Y方向)において、平滑コンデンサ24に隣り合う位置に、端子台275が設けられている。また、ケース本体41には、複数個のインバータ用固定部17が形成されている。このインバータ用固定部17(ボス)を用いて、平滑コンデンサ24及び端子台275を、ケース本体41に固定してある。
図2に示すごとく、半導体モジュール21は、半導体素子20(図8参照)を内蔵した本体部210と、該本体部210から突出した直流端子211,212及び交流出力端子213と、制御端子214(図1参照)とを備える。直流端子211,212は、図示しない直流バスバーによって、平滑コンデンサ24の出力端子249に接続されている。また、交流出力端子213には、交流バスバー27が接続している。交流バスバー27の端部は、三相交流モータ81(図8参照)に電気接続するための出力端子271になっている。
図2に示すごとく、X方向に隣り合う2個の冷却管23は、Y方向における両端において、連結管231によって連結されている。また、複数の冷却管23のうち、X方向における一方の端部に配された端部冷却管23aには、冷媒14を導入するための導入管12と、冷媒14を導出するための導出管13とが接続している。導入管12から冷媒14を導入すると、冷媒14は、連結管231を通って全ての冷却管23内を流れ、導出管13から導出する。これにより、半導体モジュール21を冷却している。
また、積層体16と平滑コンデンサ24との間には、加圧部材161が配されている。この加圧部材16を用いて、積層体16を、ケース本体41の第1壁部461に向けて押圧している。これにより、積層体16をケース本体41内に固定すると共に、冷却管23と半導体モジュール21との接触圧を確保している。
また、図1に示すごとく、平滑コンデンサ24は、コンデンサ素子241と、該コンデンサ素子241を収容するコンデンサケース242と、コンデンサ素子241を封止する封止部243とを備える。コンデンサ素子241は、フィルムコンデンサからなる。コンデンサ素子241には、電極板244が接続している。この電極板244から、上述した分岐用端子29、出力端子249、入力端子25が延出している。また、ケース本体41には、平滑コンデンサ24を収容するための凹状部400が形成されている。この凹状部400に平滑コンデンサ24を収容し、インバータ用固定部17(図2参照)を用いて、平滑コンデンサ24をケース本体41に固定してある。
また、図2、図3に示すごとく、ケース本体41には、入力コネクタ接続部411と、出力コネクタ接続部412とが形成されている。これらの接続部411,412に、図示しない入力コネクタ、及び出力コネクタが接続する。平滑コンデンサ24の入力端子25は、端子台275において、入力コネクタ内のバスバーに締結される。この入力コネクタを介して、入力端子25を、直流電源10(図8参照)に電気接続している。同様に、出力端子271は、端子台275において、出力コネクタ内のバスバーに締結される。この出力コネクタを介して、出力端子271を、三相交流モータ81に電気接続している。
図1、図7に示すごとく、ケース本体41には、上記開口部42と、補助開口部43とが形成されている。開口部42はカバー44によって塞がれている。また、補助開口部43は補助カバー45によって塞がれている。補助開口部43は、開口部42の開口方向(Z方向)において、開口部42を設けた側とは反対側に形成されている。
図2に示すごとく、ケース本体41内には、接続用貫通部47が形成されている。接続用貫通部47は、ケース本体41の壁部46と、平滑コンデンサ24との間に形成されている。接続用貫通部47は、開口部42から補助開口部43まで、Z方向に貫通している。図6、図7に示すごとく、分岐用電力線31とインバータ部2との接続部11は、Z方向から見たときに、接続用貫通部47と重なる位置に形成されている。
また、上述したように本形態のインバータ部2は、図1に示すごとく、半導体モジュール21と、制御回路基板22とを備える。制御回路基板22は、Z方向において半導体モジュール21よりも補助開口部43側に配されている。また、カバー44には、制御コネクタ5(図3参照)が形成されている。制御コネクタ5は、ECU等の外部制御装置89(図8参照)に接続する。また、図6、図7に示すごとく、制御回路基板22と制御コネクタ5とは、信号線6によって互いに接続されている。信号線6は、信号用貫通部49内を通っている。信号用貫通部49は、接続用貫通部47に隣り合う位置に形成されている。信号用貫通部49は、開口部42から補助開口部43まで、Z方向に貫通している。
また、図7に示すごとく、接続用貫通部47と信号用貫通部49との間には、接続部11から発生した放射ノイズを遮蔽する遮蔽板48が設けられている。遮蔽板48は、ケース本体41の壁部46と一体に形成されている。遮蔽板48は、金属製である。
次に、電力変換装置1の製造方法について説明する。図9に示すごとく、電力変換装置1を製造する際には、まず、ケース本体41内にインバータ2を収容する。すなわち、半導体モジュール21と冷却管23とを積層して積層体16を形成し、この積層体16を、加圧部材161を用いてケース本体41内に固定する。また、平滑コンデンサ24を凹部400内に収容し、さらに、ケース本体41内に端子台275を収容する。そして、インバータ用固定部17を用いて、平滑コンデンサ24および端子台275をケース本体41に固定する。また、補助開口部43から制御回路基板22を入れ、該制御回路基板22を半導体モジュール21の制御端子214に接続する。
次いで、図10に示すごとく、カバー44内に電力分岐部3を設け、制御用コネクタ5(図7参照)に信号線6を接続する。そして、カバー44を、ケース本体41の開口部42に取り付ける。このようにすると、分岐用電力線31の第1部分311と、平滑コンデンサ24の分岐用接続端子29とが重なり合う。また、信号線6を、信号用貫通部49に通しておく。その後、締結部材15を補助開口部43から接続用貫通部47に挿入し、分岐用端子台34内のナット341に螺合する。これにより、分岐用電力線31とインバータ部2とを電気接続する。次いで、上記信号線6を制御回路基板22に接続する。その後、補助カバー45をケース本体41に取り付けて、補助開口部43を塞ぐ。以上の工程を行うことにより、電力変換装置1を製造する。
なお、電力変換装置1の顧客が、電力分岐部3を必要としない場合は、図11に示すごとく、電力分岐部3を内蔵しない薄型のカバー44’を用いる。そして、ケース本体41及びインバータ部2は変更せず、上記カバー44’をケース本体41に取り付ける。これにより、電力分岐部3を備えない電力変換装置1’を製造する。
本形態の作用効果について説明する。図1に示すごとく、本形態では、電力分岐部3を、カバー44内に配している。そのため、電力分岐部3を必要としない顧客に対しては、図11に示すごとく、ケース本体41とインバータ部2とは変更せず、カバー44のみを、電力分岐部3を内蔵しないカバー44’に変更して、電力変換装置1’を組み立てることができる。したがって、電力分岐部3を必要とする顧客と、必要としない顧客とで、ケース本体41を共通して用いることが可能になる。
また、本形態のように、電力分岐部3をカバー44内に設けると、電力変換装置1を小型化しやすくなる。すなわち、図2に示すごとく、ケース本体41内には、インバータ部2を構成する平滑コンデンサ24や端子台275等の部品を固定するための、複数のインバータ用固定部17を設けてある。ここで仮に、電力分岐部3をケース本体41内に配置したとすると、電力分岐部3を構成するヒューズ保持部33や分岐用端子台34を固定するための分岐用固定部18(図5参照)を、ケース本体41内に形成する必要が生じる。そのため、ケース本体41内に多くの固定部17,18を形成する必要が生じ、ケース本体41が大型化しやすくなる。これに対して、本形態のように、電力分岐部3をカバー44内に設ければ、分岐用固定部18をカバー44内に形成することができる。したがって、ケース本体41内の固定部の数を減らすことができ、平滑コンデンサ24や積層体16等の配置レイアウトの自由度を高めることができる。そのため、ケース本体41を小型化しやすくなり、電力変換装置1を小型化しやすくなる。
また、図6に示すごとく、本形態では、ケース本体41内に、Z方向に貫通した接続用貫通部47を形成してある。分岐用電力線31とインバータ部2との接続部11は、Z方向から見たときに接続用貫通部47と重なる位置に形成されている。また、図1に示すごとく、接続部11は、締結部材15によって、Z方向における補助開口部43側から締結されている。
このようにすると、カバー44の構造を簡素にすることができる。すなわち、仮に、接続部11を、締結部材15によって、Z方向におけるカバー44側から締結しようとすると、カバー44に、締結部材15を挿入するための挿入用開口を設ける必要が生じる。また、接続部11を接続した後、上記挿入用開口を塞ぐための蓋部を取り付ける必要が生じる。そのため、カバー44の構造が複雑化しやすい。さらに、分岐用端子台34をケース本体41内に設ける必要が生じるため、電力分岐部3を必要としない顧客に対しては、分岐用端子台34をケース本体41から取り外した状態で、電力変換装置1’を組み立てる必要がある。そのため、電力変換装置1’の製造工程が複雑化しやすくなる。
これに対して、本形態のように、ケース本体41に接続用貫通部47を形成し、接続部11をZ方向から見たときに接続用貫通部47と重なる位置に設ければ、図10に示すごとく、締結部材15を補助開口部43側から挿入して、接続部11を締結することができる。したがって、カバー44に上記挿入用開口を形成する必要がなくなり、カバー44の構造を簡素にすることができる。また、分岐用端子台34をカバー44内に設けることができるため、電力分岐部3を必要としない顧客に対しては、カバー44を取り換えるだけ(図11参照)で、分岐用端子台34を含めて電力分岐部3を全て取り外すことができる。そのため、電力変換装置1’の製造工程を簡素化できる。
また、本形態では、補助開口部43を用いて、制御回路基板22をケース本体41内に収容している。そのため、補助開口部43を、制御回路基板22の収納と、締結部材15の挿入との、両方の目的に使用することができる。
また、本形態では、図1に示すごとく、Z方向において半導体モジュール21よりも補助開口部43側に、制御回路基板22を設けてある。また、図7に示すごとく、カバー44に、制御コネクタ5を形成してある。制御コネクタ5と制御回路基板22とは、信号線6によって接続されている。信号線6は、信号用貫通部49内を通っている。信号用貫通部49は、ケース本体41の開口部42から補助開口部43までZ方向に貫通している。信号用貫通部49は、接続用貫通部47と隣り合う位置に形成されている。
そのため、接続用貫通部47と信号用貫通部49とを近い位置に形成することができる。したがって、これら接続用貫通部47と信号用貫通部49との間に無駄なスペースができにくくなり、ケース本体41を小型化することができる。これにより、電力変換装置1を小型化することが可能になる。
また、本形態では、接続用貫通部47と信号用貫通部49との間に、遮蔽板48を設けてある。この遮蔽板48により、接続部11から発生した放射ノイズを遮蔽している。
接続部11の分岐用端子29や分岐用電力線31には比較的大きな電流が流れるのに対し、信号線6には僅かな電流しか流れない。そのため、信号線6は、接続部11から発生する放射ノイズの影響を受けやすい。本形態では、上記遮蔽板48を形成してあるため、接続部11から発生する放射ノイズを遮蔽することができる。そのため、信号線6にノイズ電流が発生することを抑制でき、制御回路基板22がノイズ電流の影響を受けることを抑制できる。
また、本形態では、ケース本体41を鋳造により製造している。遮蔽板48は、鋳造により、ケース本体41の壁部46と一体的に形成されている。
遮蔽板48を別部材として製造し、ケース本体41に取り付けることも可能であるが、この場合、電力変換装置1の製造工程が複雑になるおそれがある。したがって、本形態のように、ケース本体41と遮蔽板48とを一体的に形成すれば、遮蔽板48を別部材として製造しなくてすみ、電力変換装置1の製造工程を簡素化することができる。
以上のごとく、本形態によれば、ケース本体の汎用性を高くすることができる電力変換装置を提供することができる。
1 電力変換装置
2 インバータ部
3 電力分岐部
31 分岐用電力線
32 ヒューズ
4 ケース
41 ケース本体
44 カバー
8 外部機器
S 凹状空間

Claims (3)

  1. 直流電源(10)から供給される直流電力を交流電力に変換するインバータ部(2)と、
    該インバータ部に接続し、上記直流電力の一部を外部機器(8)に供給する経路をなす分岐用電力線(31)と、該分岐用電力線に設けられたヒューズ(32)とを有する電力分岐部(3)と、
    上記インバータ部及び上記電力分岐部を収容するケース(4)とを備え、
    該ケースは、上記インバータ部を収容するケース本体(41)と、該ケース本体に形成された開口部(42)を塞ぐカバー(44)とを備え、
    上記電力分岐部は、上記カバー内の凹状空間(S)に配されており、
    上記ケース本体は、上記開口部の開口方向において上記開口部とは反対側に形成された補助開口部(43)を有し、上記ケース本体内に、上記開口部から上記補助開口部まで上記開口方向に貫通した接続用貫通部(47)が形成され、上記分岐用電力線と上記インバータ部との接続部(11)は、上記開口方向から見たときに上記接続用貫通部と重なる位置に形成され、上記接続部は、締結部材(15)によって、上記開口方向における上記補助開口部(43)側から締結されている、電力変換装置(1)。
  2. 上記インバータ部は、半導体素子を内蔵した半導体モジュール(21)と、該半導体モジュールに接続した制御回路基板(22)とを有し、該制御回路基板は、上記開口方向において上記半導体モジュールよりも上記補助開口部側に位置しており、上記カバーは、上記ケースの外側に配された外部制御装置(89)に接続される制御コネクタ(5)を備え、該制御コネクタ(5)と上記制御回路基板とは、信号線(6)によって互いに接続しており、上記ケース本体には、上記接続用貫通部に隣り合う位置に、上記開口部から上記補助開口部まで上記開口方向に貫通し上記信号線が通る信号用貫通部(49)が形成されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記接続用貫通部と上記信号用貫通部との間に、上記接続部から発生した放射ノイズを遮蔽する遮蔽板(48)が設けられている、請求項2に記載の電力変換装置。
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