JP2013070536A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで製造可能な電力変換装置を提供することができる。
【解決手段】電力変換装置1は、複数の電子部品からなる装置本体部10と、正極バスバー2aおよび負極バスバー2bと、端子台3と、収納ケース4と、外部機器用コネクタ5とを備える。外部機器用コネクタ5は、収納ケース4に形成されている。直流電源から供給される直流電力の一部を用いて稼動する外部機器が、外部機器用コネクタ5に接続する。正極バスバー2aおよび負極バスバー2bと、外部機器用コネクタ5との間の電流経路上に、外部機器に過電流が流れた場合に溶断するヒューズ6が設けられている。ヒューズ6は、端子台3に固定されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、外部機器を接続するための外部機器用コネクタと、外部機器に過電流が流れた場合に溶断するヒューズとを備えた電力変換装置に関する。
従来から、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置として、直流電源に接続するためのコネクタと、外部機器用のヒューズを収納するためのヒューズボックスとを兼ねた部品(接続部材)を備えたものが知られている(下記特許文献1参照)。従来の電力変換装置の一例を図11に示す。
この電力変換装置99は、例えば電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載される。電力変換装置99は、複数の電子部品からなる装置本体部(図示しない)と、該装置本体部を収納する収納ケース995とを備えると共に、コネクタとヒューズボックスを兼ねた接続部材9を備える。収納ケース995には、接続部材9を挿入するための挿入穴991が形成されている。
接続部材9は、図12に示すごとく、本体部90と、直流電源の端子96に接続するための電源接続部91と、外部機器の端子97に接続するための外部機器接続部92と、本体部90から突出した台座部95と、該台座部95に載置された正極端子93および負極端子94とを備える。正極端子93と負極端子94は、上述した装置本体部に接続される。直流電源は、正極端子93および負極端子94を介して、装置本体部に直流電力を供給する。
外部機器接続部92に接続される外部機器は、直流電源から供給される直流電力の一部を使って稼動するもので、例えば車載エアコンである。
図13に示すごとく、接続部材9内にはヒューズ992が設けられている。ヒューズ992は、直流電源から外部機器へ流れる電流の経路上に配置されており、外部機器に過電流が流れた場合に、ヒューズ992が溶断するようになっている。これにより、外部機器を過電流から保護している。ヒューズ992が溶断した場合は、接続部材9のカバー98(図12参照)を取り外し、ヒューズ992を交換する作業を行う。
特開2004−273381号公報
近年、電力変換装置の低コスト化が要求されている。しかしながら従来の電力変換装置99は、ヒューズ992を収納するための接続部材9を、収納ケース995とは別部材にしていたため、部品点数を低減できず、電力変換装置の製造コストを下げにくいという問題があった。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、低コストで製造可能な電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置であって、
複数の電子部品からなる装置本体部と、
上記直流電力を供給する直流電源と上記装置本体部とを電気的に接続する正極バスバーおよび負極バスバーと、
上記正極バスバーと上記負極バスバーとにそれぞれ形成された、上記直流電源の端子に締結するための締結部を載置する端子台と、
上記装置本体部と上記正極バスバーと上記負極バスバーと上記端子台とを収納する収納ケースと、
該収納ケースに形成された外部機器用コネクタとを備え、
該外部機器用コネクタは、上記正極バスバーおよび上記負極バスバーと導通しており、上記直流電源から供給される上記直流電力の一部を用いて稼動する外部機器が上記外部機器用コネクタに接続し、
上記正極バスバーおよび上記負極バスバーと、上記外部機器用コネクタとの間の電流経路上に、上記外部機器に過電流が流れた場合に溶断するヒューズが設けられ、該ヒューズが上記端子台に固定されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
上記電力変換装置においては、収納ケース内に設けた上記端子台に、ヒューズを固定した。そのため、従来の電力変換装置のように、ヒューズを固定するための別部品(接続部材9;図11〜図13参照)を用いる必要がなくなり、部品点数を低減することができる。これにより、電力変換装置を低コストで製造することが可能になる。
以上のごとく、本例によれば、低コストで製造可能な電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、端子台の側面図。 図1のA矢視図。 図1のB−B断面図。 図1のC−C断面図であって、コンデンサの一部と共に描いたもの。 実施例1における、電力変換装置の平面図。 図5のD矢視図。 端子およびカバーを取り付けた状態における、図5のE−E断面図。 図6のF−F断面図。 図7のG−G断面図。 実施例1における、電力変換装置の回路図。 従来例における、電力変換装置の分解斜視図。 従来例における、コネクタの斜視図。 従来例における、コネクタの内部構造。
上記電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置とすることができる。また、上記外部機器は、例えば車載エアコンとすることができる。
また、上記ヒューズの一端は、上記正極バスバーの締結部と上記負極バスバーの締結部とのいずれか一方に取り付けられていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、ヒューズを上記締結部の近傍に配置できるため、端子台を小型化することができる。
また、上記正極バスバーの上記締結部と上記負極バスバーの上記締結部との配列方向に対して、上記ヒューズの長手方向が平行になるよう構成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記配列方向に直交する方向(締結部からヒューズに向う方向)における、端子台の長さを短くすることができる。そのため、端子台をより小型化することができる。
また、上記収納ケースには、上記締結部および上記ヒューズに向って開口した1個の開口部が形成されており、該開口部にカバーが装着されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、締結部を締結する際に用いる開口部と、ヒューズを交換する際に用いる開口部とを共通化することができる。そのため、収納ケースに形成する開口部の数およびカバーの数を少なくすることができる。これにより、部品点数を低減でき、電力変換装置の製造コストを低減することが可能になる。
また、上記電力変換装置には、上記カバーの着脱を検知するインターロック部が設けられ、上記カバーが上記開口部から取り外されたことを上記インターロック部が検知した場合に、上記装置本体部の稼動を停止するよう構成されていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、締結部を締結するための開口部と、ヒューズを交換するための開口部とが共通化されることに伴って、インターロック部を共通化することができる。そのため、インターロック部の数を低減でき、電力変換装置を低コストで製造することができる。
また、上記装置本体部と交流負荷とを電気的に接続する複数の交流バスバーを備え、該交流バスバーに形成した、上記交流負荷の端子に締結するための交流締結部が上記端子台に載置されており、上記開口部は、上記締結部と上記ヒューズと上記交流締結部とに向って開口していることが好ましい(請求項6)。
この場合には、締結部を締結する際に用いる開口部と、ヒューズを交換する際に用いる開口部と、上記交流締結部を締結する際に用いる開口部とを共通化することができる。そのため、収納ケースに形成する開口部の数およびカバーの数を少なくすることができる。これにより、部品点数を低減でき、電力変換装置の製造コストを低減することが可能になる。
また、上記収納ケースは複数の端子挿入穴を有し、該複数の端子挿入穴には、上記直流電源の端子を挿入するための直流用端子挿入穴と、上記交流負荷の端子を挿入するための交流用端子挿入穴とがあり、上記複数の端子挿入穴と上記外部機器用コネクタとは、上記収納ケースの同一壁面に形成され、上記外部機器用コネクタは、上記複数の端子挿入穴に対して、該複数の端子挿入穴の配列方向に直交する方向に隣接する位置に形成されていることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記配列方向における、収納ケースの長さを短くすることができる。そのため、収納ケースを小型化することが可能になる。
また、上記正極バスバーおよび上記負極バスバーの2個のバスバーは、上記締結部から該締結部の板厚方向に延出し上記装置本体部に接続される延出板部をそれぞれ備え、上記2個のバスバーのうち一方のバスバーに形成された上記締結部には、該延出板部の延出方向と上記2個のバスバーの配列方向との双方に直交する幅方向における、上記延出板部を形成した側とは反対側の端部に、上記ヒューズの一端が接続しており、該ヒューズの他端は上記外部機器用コネクタと導通する外部用バスバーに接続しており、該外部用バスバーは上記延出方向に延び、上記ヒューズの長手方向は上記配列方向に平行であり、上記幅方向から見た場合に、上記一方のバスバーと上記外部用バスバーとの間に、他方のバスバーが介在していることが好ましい(請求項8)。
このようにすると、ヒューズの長手方向が上記配列方向に平行であるため、端子台の、上記幅方向における長さを短くすることができる。また、一方のバスバーと上記外部用バスバーとの間に他方のバスバーが介在しているため、上記配列方向における、端子台の長さを短くすることができる。このように、幅方向および配列方向における端子台の長さを短くすることができるため、端子台を小型化することが可能になる。
(実施例1)
上記電力変換装置に係る実施例について、図1〜図10を用いて説明する。図8に示すごとく、本例の電力変換装置1は、複数の電子部品81,82からなる装置本体部10と、正極バスバー2aおよび負極バスバー2b(図1、図4参照)と、端子台3と、収納ケース4と、外部機器用コネクタ5とを備える。
正極バスバー2aおよび負極バスバー2bは、直流電力を供給する直流電源8(図10参照)と装置本体部10とを電気的に接続する。
端子台3は、正極バスバー2aと負極バスバー2bとにそれぞれ形成された、直流電源8の端子に締結するための締結部20(20a,20b)を載置している。
収納ケース4は、装置本体部10と正極バスバー2aと負極バスバー2bと端子台3とを収納している。
外部機器用コネクタ5は、収納ケース4に形成されている。外部機器用コネクタ5は、正極バスバー2aおよび負極バスバー2bと導通している。直流電源8(図10参照)から供給される直流電力の一部を用いて稼動する外部機器50(図10参照)が外部機器用コネクタ5に接続する。
正極バスバー2aおよび負極バスバー2bと、外部機器用コネクタ5との間の電流経路上に、外部機器50に過電流が流れた場合に溶断するヒューズ6が設けられている。ヒューズ6は、端子台3に固定されている。
本例の電力変換装置1は、例えば電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載される、車両用電力変換装置とすることができる。また、外部機器50は、例えば、車両に搭載されるエアコンである。
図1、図2に示すごとく、本例の端子台3は、正極バスバー2aおよび負極バスバー2bの他に6本の交流バスバー2c〜2hを固定している。正極バスバー2aおよび負極バスバー2bは、装置本体部10のコンデンサ82(図4、図10参照)に接続している。また、交流バスバー2c〜2hは、装置本体部10を構成する半導体モジュール81(図7参照)に接続している。
ヒューズ6の一端61は、正極バスバー2aの締結部20(正側締結部20a)に接続している。また、ヒューズ6の他端62は外部用バスバー7に接続している。ヒューズ6の端部61,62は、ヒューズ用ボルト63(図3参照)およびナット64によって、正側締結部20aおよび外部用バスバー7に締結されている。
図2に示すごとく、正側締結部20aと、負極バスバー2bの締結部20(負側締結部20b)との配列方向(X方向)に対して、ヒューズ6の長手方向が平行になっている。
図4に示すごとく、負極バスバー2bは、端子台3に載置される負側締結部20bと、該負側締結部20bから負側締結部20bの板厚方向(Z方向)に延出する延出板部23と、該延出板部23から、Z方向とX方向との双方に直交する幅方向(Y方向)における装置本体部10側へ突出する内部接続端子22とを備える。内部接続端子22は、上記コンデンサ82の接続端子822に接続されている。また、正極バスバー2aも同様の構造になっている。
図3に示すごとく、外部用バスバー7は、ヒューズ6の他端62が固定される被締結部70と、該被締結部70からZ方向に延出する延出部71と、該延出部71からY方向における外部機器用コネクタ5(図5参照)側へ向って突出する先端部72とを備える。
図2、図8に示すごとく、Y方向において、負側締結部20bよりも装置本体部10側にヒューズ6が位置している。また、Y方向において、正側締結部20aの長さは負側締結部20bの長さよりも長い。正側締結部20aの、Y方向における延出板部23を設けた側とは反対側の端部200に、ヒューズ6の一端61が固定されている。また、図1に示すごとく、Y方向から見た場合に、正極バスバー2aと外部用バスバー7との間に負極バスバー2bが位置している。
負極バスバー2bの一部は、内部接続端子22付近から、外部用バスバー7の先端部72付近まで延出した外部用延出部210となっている。一方、図5に示すごとく、収納ケース4に形成した外部機器用コネクタ5内には、一対の導電部材55が設けられている。この一対の導電部材55が、外部用延出部210の先端部220と、外部用バスバー7の先端部72とに接続している。
上述したように、外部機器用コネクタ5には外部機器50(図10参照)が接続する。また、正側締結部20aおよび負側締結部20bには直流電源8の端子が接続する。直流電源8は、正極バスバー2aおよび負極バスバー2bを介して、装置本体部10へ直流電流を供給すると共に、ヒューズ6、外部用バスバー7等を介して、外部機器50へ直流電流を供給する。
また、図1、図2に示すごとく、第1交流バスバー2cは、交流負荷89(図10参照)に接続される交流締結部21と、交流締結部21からZ方向に延出する交流延出板部250と、交流締結板部250からY方向に延出する交流接続端子260とを備える。交流接続端子260は、出力バスバー86(図7参照)を介して、装置本体部10の半導体モジュール81に接続している。第2交流バスバー2d〜第6交流バスバー2hも同様の構造をしている。
第1交流バスバー2c〜第3交流バスバー2eは、3相交流電圧のU相、V相、W相の出力端子であり、一方の交流負荷89a(図10参照)にそれぞれ接続される。第4交流バスバー2f〜第6交流バスバー2hは、他方の交流負荷89bにそれぞれ接続される。
また、第3交流バスバー2eと第4交流バスバー2fとの間には、インターロック部11が設けられている。インターロック部11の被係合部115に、後述するカバー12(図6、図7参照)に設けた係合部(図示しない)が係合する。インターロック部11は、係合部が被係合部115に係合しているか否かにより、収納ケース4の開口部40にカバー12が取り付けられているか否かを検出する。インターロック部11は、後述する制御回路基板88に接続している。作業者が、ヒューズ6の交換等のためにカバー12を取り外した場合は、インターロック部11がこれを検知する。そして、感電事故等を防止するため、制御回路基板88が装置本体部10の駆動を停止するようになっている。
一方、図6に示すごとく、電力変換装置1の収納ケース4は、第1部分4aと、第2部分4bと、第3部分4cとの3つの部分をZ方向に重ね合わせ、ボルト締結してなる。
図5に示すごとく、収納ケース4には、ヒューズ6と締結部20と交流締結部21とに向って開口した1個の開口部40が形成されている。開口部40は、収納ケース4の壁部480に、Z方向に貫通するように形成されている。
また、図6に示すごとく、収納ケース4には、Y方向に貫通した3個の端子挿入穴41が形成されている。端子挿入穴41には、直流用端子挿入穴41aと、第1交流用端子挿入穴41bと、第2交流用端子挿入穴41cとがある。直流用端子挿入穴41aは、正側締結部20aおよび負側締結部20bに向って開口している。直流用端子挿入穴41aには、直流電源8(図10参照)の端子が挿入される。第1交流用端子挿入穴41bは、第1交流バスバー2c〜第3交流バスバー2eの交流締結部21に向って開口している。第2交流用端子挿入穴41cは、第4交流バスバー2f〜第6交流バスバー2hの交流締結部21に向って開口している。
上記3個の端子挿入穴41a〜41cと外部機器用コネクタ5とは、収納ケース4の同一壁面450に形成されている。外部機器用コネクタ5は、端子挿入穴41a,41bに対して、Z方向に隣接する位置に形成されている。
また、図7〜図9に示すごとく、装置本体部10は、電子部品として複数の半導体モジュール81とコンデンサ82とを備える。装置本体部10は、半導体モジュール81を冷却する冷媒18が流れる複数の冷却管17を備える。複数の半導体モジュール81と冷却管17とを積層して積層体100を構成してある。
図7に示すごとく、個々の半導体モジュール81は複数のパワー端子83を備える。パワー端子83には、直流電源8の正電極に接続される正極端子83aと、直流電源8の負電極に接続される負極端子83bと、交流負荷89に接続される交流端子83cとがある。正極端子83aには正側バスバー84が接続しており、負極端子83bには負側バスバー85が接続している。また、交流端子83cには出力バスバー86が接続している。
また、半導体モジュール81は、複数の制御端子87を備える。この制御端子87に制御回路基板88が接続している。制御回路基板88が半導体モジュール81のスイッチング動作を制御することにより、正極端子83aと負極端子83bとの間に印加される直流電圧を交流電圧に変換し、交流端子83cから出力している。
図8に示すごとく、複数の冷却管17は、Y方向における両端部にて、連結管16によって接続されている。また、複数の冷却管17のうち、X方向における一端に位置する冷却管17aには、冷媒18を導入するための導入パイプ14と、冷媒18を導出するための導出パイプ15とが取り付けられている。導入パイプ14から冷媒18を導入すると、冷媒18は連結管16を通って全ての冷却管17内を流れ、導出パイプ15から導出される。これにより、半導体モジュール2を冷却している。
また、積層体100は、金属製のフレーム110内に固定されている。フレーム110の、X方向に直交する2つの壁部111,112のうち、一方の壁部111と積層体100との間には、弾性部材19(板ばね)が設けられている。この弾性部材19の弾性力を使って、積層体100を他方の壁部112に向けて押圧することにより、積層体100をフレーム110内に固定している。
コンデンサ82は、積層体100に対して、X方向に隣接する位置に配置されている。コンデンサ82は、上述した正側バスバー84と負側バスバー85との間に印加される直流電圧を平滑化している。
電力変換装置1を交流負荷89(図10参照)に接続する際には、図7に示すごとく、第1交流用端子挿入穴41bおよび第2交流用端子挿入穴41cに、交流負荷89の端子890を挿入する。そして、この端子890を交流締結部21に重ね合わせた状態で、開口部40からボルト290を挿入し、端子890と交流締結部21とを端子台3に締結する。締結部20a,20bを直流電源8の端子に接続する際にも、同様の作業を行う。これらの締結作業が終了した後、開口部40にカバー12を取り付ける。
次に、電力変換装置1の電気回路の説明をする。図10に示すごとく、本例の電力変換装置1は、複数の半導体モジュール81と平滑用のコンデンサ82とを備える。半導体モジュール81は半導体素子(IGBT素子)811,812と、該半導体素子811,812に逆並列接続したフリーホイールダイオード813とを備える。半導体素子には、正側バスバー84に接続した上アーム側半導体素子811と、負側バスバー85に接続した下アーム側半導体素子812とがある。
上アーム側半導体素子811のコレクタ端子は上記正極端子83aとなっており、下アーム側半導体素子812のエミッタ端子は上記負極端子83bとなっている。また、上アーム側半導体素子811のエミッタ端子と下アーム側半導体素子812のコレクタ端子は、それぞれ上記交流端子83cに接続している。正極端子83aは正側バスバー84に接続し、負極端子83bは負側バスバー85に接続している。また、交流端子83cは出力バスバー86に接続している。正側バスバー84と負側バスバー85は、コンデンサ82に接続している。
複数の半導体モジュール81とコンデンサ82とからなる装置本体部10に対して、外部機器50が並列接続されている。直流電源8から外部機器50への電流経路上に、ヒューズ6が設けられている。
本例の作用効果について説明する。本例では図8に示すごとく、収納ケース4内に設けた端子台3に、ヒューズ6を固定した。そのため、従来の電力変換装置99(図11〜図13参照)のように、ヒューズ992を固定するための別部品(接続部材9)を用いる必要がなくなり、部品点数を低減することができる。これにより、電力変換装置1を低コストで製造することが可能になる。
また、本例では図2に示すごとく、ヒューズ6の一端61を正極バスバー2aの締結部20aに接続してある。このようにすると、ヒューズ6を締結部20aの近傍に配置できるため、端子台3を小型化することができる。
また、本例では、ヒューズ6の長手方向がX方向に平行になるよう構成されている。このようにすると、Y方向における端子台3の長さを短くすることができる。そのため、端子台3をより小型化することができる。
また、図5に示すごとく、収納ケース4には、締結部20およびヒューズ6に向って開口した1個の開口部40が形成されている。そして、開口部40にカバー12が装着されている。
このようにすると、締結部20を締結する際に用いる開口部と、ヒューズ6を交換する際に用いる開口部とを共通化することができる。そのため、収納ケース4に形成する開口部40の数およびカバー12の数を少なくすることができる。これにより、部品点数を低減でき、電力変換装置1の製造コストを低減することが可能になる。
また、図6に示すごとく、本例では、交流バスバー2c〜2hの交流締結部21が端子台3に載置されている。そして開口部40は、締結部20とヒューズ6と交流締結部21とに向って開口している。
このようにすると、締結部20を締結する際に用いる開口部と、ヒューズ6を交換する際に用いる開口部と、交流締結部21を締結する際に用いる開口部とを共通化することができる。そのため、収納ケース4に形成する開口部40の数およびカバー12の数を少なくすることができる。これにより、部品点数を低減でき、電力変換装置1の製造コストを低減することが可能になる。
また、図5に示すごとく、本例では、ヒューズ6を固定する際にヒューズ用ボルト63を挿入する方向(Z方向)と、締結部20a,20bおよび交流締結部21を締結する際にボルト290(図7参照)を挿入する方向(Z方向)とが同一である。そのため、ヒューズ6の固定作業や、締結部20および交流締結部21の締結作業を容易に行うことができる。
また、本例では、カバー12の着脱を検知するインターロック部11が設けられている。そして、カバー12が開口部40から取り外されたことをインターロック部11が検知した場合に、装置本体部10の稼動を停止するよう構成されている。
このようにすると、締結部20a,20bを締結するための開口部と、ヒューズ6を交換するための開口部と、交流締結部21を締結するための開口部とが共通化されることに伴って、インターロック部11を共通化することができる。そのため、インターロック部11の数を低減でき、電力変換装置1を低コストで製造することができる。
また、本例では図6に示すごとく、直流用端子挿入穴41aと、交流用端子挿入穴41b,41cとを、収納ケース4の同一壁面450に形成してある。
このようにすると、直流電源8の端子と、交流負荷89の端子890(図7参照)とを、それぞれ同一方向(Y方向)に差し込むことができ、端子の差し込み作業を効率化することができる。
また、本例では図6に示すごとく、外部機器用コネクタ5は、複数の端子挿入穴41に対してZ方向に隣接する位置に形成されている。
このようにすると、X方向における収納ケース4の長さを短くすることができる。そのため、収納ケース4を小型化することが可能になる。
また、本例では図2に示すごとく、正側締結部20aの、Y方向における延出板部23を形成した側とは反対側の端部200に、ヒューズ6の一端61が接続している。ヒューズ6の長手方向はX方向に平行である。また、図1に示すごとく、Y方向から見た場合に、正極バスバー2aと外部用バスバー7との間に負極バスバー2bが介在している。
このようにすると、ヒューズ6がX方向に平行に配置されているため、端子台3の、Y方向における長さを短くすることができる。また、正極バスバー2aと外部用バスバー7との間に負極バスバー2bが介在しているため、X方向における、端子台3の長さを短くすることができる。このように、Y方向およびX方向における端子台3の長さを短くすることができるため、端子台3を小型化することが可能になる。
以上のごとく、本例によれば、低コストで製造可能な電力変換装置を提供することができる。
1 電力変換装置
10 装置本体部
2a 正極バスバー
2b 負極バスバー
20 締結部
21 交流締結部
3 端子台
4 収納ケース
5 外部機器用コネクタ
6 ヒューズ
8 直流電力

Claims (8)

  1. 直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置であって、
    複数の電子部品からなる装置本体部と、
    上記直流電力を供給する直流電源と上記装置本体部とを電気的に接続する正極バスバーおよび負極バスバーと、
    上記正極バスバーと上記負極バスバーとにそれぞれ形成された、上記直流電源の端子に締結するための締結部を載置する端子台と、
    上記装置本体部と上記正極バスバーと上記負極バスバーと上記端子台とを収納する収納ケースと、
    該収納ケースに形成された外部機器用コネクタとを備え、
    該外部機器用コネクタは、上記正極バスバーおよび上記負極バスバーと導通しており、上記直流電源から供給される上記直流電力の一部を用いて稼動する外部機器が上記外部機器用コネクタに接続し、
    上記正極バスバーおよび上記負極バスバーと、上記外部機器用コネクタとの間の電流経路上に、上記外部機器に過電流が流れた場合に溶断するヒューズが設けられ、該ヒューズが上記端子台に固定されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、上記ヒューズの一端は、上記正極バスバーの締結部と上記負極バスバーの締結部とのいずれか一方に取り付けられていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項2に記載の電力変換装置において、上記正極バスバーの上記締結部と上記負極バスバーの上記締結部との配列方向に対して、上記ヒューズの長手方向が平行になるよう構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電力変換装置において、上記収納ケースには、上記締結部および上記ヒューズに向って開口した1個の開口部が形成されており、該開口部にカバーが装着されていることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項4に記載の電力変換装置において、上記カバーの着脱を検知するインターロック部が設けられ、上記カバーが上記開口部から取り外されたことを上記インターロック部が検知した場合に、上記装置本体部の稼動を停止するよう構成されていることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の電力変換装置において、上記装置本体部と交流負荷とを電気的に接続する複数の交流バスバーを備え、該交流バスバーに形成した、上記交流負荷の端子に締結するための交流締結部が上記端子台に載置されており、上記開口部は、上記締結部と上記ヒューズと上記交流締結部とに向って開口していることを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項6に記載の電力変換装置において、上記収納ケースは複数の端子挿入穴を有し、該複数の端子挿入穴には、上記直流電源の端子を挿入するための直流用端子挿入穴と、上記交流負荷の端子を挿入するための交流用端子挿入穴とがあり、上記複数の端子挿入穴と上記外部機器用コネクタとは、上記収納ケースの同一壁面に形成され、上記外部機器用コネクタは、上記複数の端子挿入穴に対して、該複数の端子挿入穴の配列方向に直交する方向に隣接する位置に形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の電力変換装置において、上記正極バスバーおよび上記負極バスバーの2個のバスバーは、上記締結部から該締結部の板厚方向に延出し上記装置本体部に接続される延出板部をそれぞれ備え、上記2個のバスバーのうち一方のバスバーに形成された上記締結部には、該延出板部の延出方向と上記2個のバスバーの配列方向との双方に直交する幅方向における、上記延出板部を形成した側とは反対側の端部に、上記ヒューズの一端が接続しており、該ヒューズの他端は上記外部機器用コネクタと導通する外部用バスバーに接続しており、該外部用バスバーは上記延出方向に延び、上記ヒューズの長手方向は上記配列方向に平行であり、上記幅方向から見た場合に、上記一方のバスバーと上記外部用バスバーとの間に、他方のバスバーが介在していることを特徴とする電力変換装置。
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