JP2016073087A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御回路基板とインターロックコネクタとを接続することを可能にしつつ、半導体モジュールと電子部品との配列方向における長さを短くすることができる電力変換装置を提供する。
【解決手段】主回路部11と、制御回路基板3と、ケース4と、信号コネクタ5と、信号配線51とを備える。ケース4は、ケース本体部41と、ヒューズ収納部42と、ヒューズカバー43とを有する。ヒューズ収納部42にはインターロックコネクタ7が配され、ケース本体部41には、インターロック配線71が配されている。信号コネクタ5はヒューズ収納部42に形成されている。ケース本体部41内には、半導体モジュール2と電子部品10との配列方向において主回路部11に隣り合う位置に、信号配線51およびインターロック配線71が通る配線挿通隙間Gが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールに接続した電子部品および制御回路基板と、これらを収納するケースとを備える電力変換装置に関する。
直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置として、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールに電気接続した、コンデンサ等の電子部品とからなる主回路部を備えるものが知られている(下記特許文献1参照)。上記半導体モジュールには、該半導体モジュールのスイッチング動作を制御する制御回路基板が接続している。上記電力変換装置は、制御回路基板を用いて半導体モジュールをスイッチング動作させることにより、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換するよう構成されている。
上記主回路部と制御回路基板とは、ケースに収納されている。ケースには、制御回路基板を外部制御装置に電気接続するための信号コネクタを設けてある。
また、上記ケース内には、上記直流電源に電気接続したヒューズが収納されている。ケースには、このヒューズを覆うヒューズカバーが取り付けられている。ヒューズに過電流が流れて溶断した場合には、ヒューズカバーを取り外して、ヒューズを交換するようになっている。
また、電力変換装置には、ヒューズカバーが取り外されたときに、上記直流電源からの電力供給を停止するインターロック機構が設けられている。これにより、ヒューズの交換作業を行う際に、作業者がケース内の部品に触れて感電する事故を防止している。インターロック機構は、ヒューズカバーが取り外されたか否かを検出するためのインターロックコネクタと、該インターロックコネクタ及び上記制御回路基板を互いに接続するインターロック配線とを備える。インターロックコネクタは、上記主回路部に対して、上記制御回路基板の厚さ方向において、制御回路基板を設けた側とは反対側に設けられている(図14、図15参照)。
特開2014−50209号公報
しかしながら、上記電力変換装置は、半導体モジュールと電子部品との配列方向における、全体の長さが長くなりやすいという問題があった。すなわち、上述したように、インターロックコネクタは、主回路部に対して、上記厚さ方向において制御回路基板を設けた側とは反対側に設けられている。つまり、制御回路基板とインターロックコネクタとは、互いに離れた位置に設けられ、これらの間に主回路部が存在している。そのため、制御回路基板とインターロックコネクタとを繋ぐ上記インターロック配線を、上記主回路部を迂回しつつ引き回すための隙間(以下、配線挿通隙間とも記す)を、ケース内に形成する必要がある。上記電力変換装置では、上記配列方向において主回路部に隣り合う位置に、上記配線挿通隙間を形成してある。また、上記配列方向において配線挿通隙間に隣り合う位置に、上記信号コネクタを設けてある(図14参照)。そのため、信号コネクタと配線挿通隙間と主回路部とが上記配列方向に並ぶことになり、配列方向における電力変換装置の長さが長くなりやすい。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、制御回路基板とインターロックコネクタとを接続することを可能にしつつ、半導体モジュールと電子部品との配列方向における長さを短くすることができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールに接続した電子部品とからなる主回路部と、
上記半導体モジュールに接続し該半導体モジュールのスイッチング動作を制御する制御回路基板と、
上記主回路部と上記制御回路基板とを収納するケースと、
該ケースに設けられ、該ケース外に配された外部制御装置に接続する信号コネクタと、
上記ケース内に設けられ、上記信号コネクタと上記制御回路基板とを繋ぐ信号配線と、
上記ケース内に設けられ、上記主回路部に電力を供給する直流電源に接続されるヒューズとを備え、
上記ケースは、上記主回路部及び上記制御回路基板を収容するケース本体部と、上記主回路部に対して、上記制御回路基板の厚さ方向において該制御回路基板を設けた側とは反対側に配され、その内部に上記ヒューズを収納したヒューズ収納部と、該ヒューズ収納部の開口を塞ぐヒューズカバーとを有し、
上記ヒューズ収納部には、上記ヒューズカバーが上記ヒューズ収納部から取り外されたか否かを検出するためのインターロックコネクタが配され、該インターロックコネクタと上記制御回路基板とはインターロック配線によって接続されており、
上記信号コネクタは上記ヒューズ収納部に設けられ、
上記ケース本体部内には、上記半導体モジュールと上記電子部品との配列方向において上記主回路部に隣り合う位置に、上記信号配線および上記インターロック配線を挿通した配線挿通隙間が形成されていることを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置のケースは、上記主回路部および制御回路基板を収納するケース本体部と、上記ヒューズを収納するヒューズ収納部とを備える。ヒューズ収納部は、主回路部に対して、上記厚さ方向において制御回路基板を設けた側とは反対側に設けられている。このヒューズ収納部に、上記信号コネクタを形成してある。
そのため、信号コネクタと上記配線挿通隙間と主回路部とが、上記配列方向に並ばなくなる。そのため、電力変換装置全体の配列方向長さが特に長くなることを抑制できる。
また、上記電力変換装置においては、ヒューズ収納部に、上記インターロックコネクタを収納してある。そのため、インターロックコネクタと制御回路基板とが、上記厚さ方向において互いに離れた位置に配され、かつ、これらの間に上記主回路部が存在することになる。しかしながら、上記電力変換装置では、ケース内に上記配線挿通隙間を形成してあるため、上記インターロック配線をこの配線挿通隙間に挿通して、インターロックコネクタと制御回路基板とを互いに接続することができる。
また、ケース内に配線挿通隙間を形成すれば、この配線挿通隙間に上記信号配線を挿通して、信号コネクタと制御回路基板とを互いに接続することができる。そのため、信号コネクタを制御回路基板から遠い位置、すなわちヒューズ収納部に設けたとしても、これら信号コネクタと制御回路基板とを接続することができる。
以上のごとく、本発明によれば、制御回路基板とインターロックコネクタとを接続することを可能にしつつ、半導体モジュールと電子部品との配列方向における長さを短くすることができる電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の断面図であって、図2のI-I断面図。 図1のII-II断面図。 図1のIII-III断面図。 実施例1における、ヒューズカバーを取り外した電力変換装置の平面図。 実施例1における、電力変換装置の回路図。 実施例1における、ヒューズカバーを取り外した電力変換装置の断面図。 実施例1における、インターロック機構の回路図。 実施例1における、ケース本体部の部分斜視図。 実施例2における、電力変換装置の断面図。 実施例2における、分岐コネクタを取り外した電力変換装置の断面図。 実施例2における、インターロック機構の回路図。 実施例3における、電力変換装置の断面図。 実施例3における、インターロック機構の回路図。 比較例1における、電力変換装置の断面図。 比較例2における、電力変換装置の断面図。
上記電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置とすることができる。
(実施例1)
上記電力変換装置に係る実施例について、図1〜図8を用いて説明する。図1に示すごとく、本例の電力変換装置1は、主回路部11と、制御回路基板3と、ケース4と、信号コネクタ5と、信号配線51と、ヒューズ6とを備える。主回路部11は、半導体素子20(図5参照)を内蔵した半導体モジュール2と、半導体モジュール2に接続した電子部品10とからなる。本例の電子部品10は、平滑用のコンデンサCである。制御回路基板3は、半導体モジュール2に接続しており、該半導体モジュール2のスイッチング動作を制御している。ヒューズ6は、主回路部11に電力を供給する直流電源8(図5参照)に接続している。
主回路部11と制御回路基板3とは、ケース4に収納されている。ケース4には、上記信号コネクタ5が設けられている。信号コネクタ5は、ケース4外に配された外部制御装置12(図7参照)に接続している。上記信号配線51は、ケース4内に配され、信号コネクタ5と制御回路基板3とを接続している。
図1に示すごとく、ケース4は、ケース本体部41と、ヒューズ収納部42と、ヒューズカバー43とを有する。主回路部11と制御回路基板3とは、ケース本体部41に収容されている。ヒューズ収納部42は、主回路部11に対して、制御回路基板3の厚さ方向(Z方向)において制御回路基板3を設けた側とは反対側に配されている。ヒューズ収納部42には、上記ヒューズ6が収納されている。ヒューズカバー43は、ヒューズ収納部42の開口420を塞いでいる。
ヒューズ収納部42には、ヒューズカバー43がヒューズ収納部42から取り外されたか否かを検出するためのインターロックコネクタ7が配されている。インターロックコネクタ7と制御回路基板3とはインターロック配線71によって接続されている。
信号コネクタ5は、ヒューズ収納部42に設けられている。
ケース本体部41内には、半導体モジュール2と電子部品10との配列方向(X方向)において主回路部11に隣り合う位置に、信号配線51およびインターロック配線71を挿通した配線挿通隙間Gが形成されている。
本例の電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置である。
図1に示すごとく、本例の電力変換装置1は、複数の半導体モジュール2を備える。図5に示すごとく、これら複数の半導体モジュール2によって、インバータ回路200を形成してある。電力変換装置1は、制御回路基板3を用いて、半導体モジュール2内の半導体素子20(IGBT素子)をスイッチング動作させることにより、直流電源8から供給される直流電力を交流電力に変換するよう構成されている。そして、得られた交流電力を用いて三相交流モータ81を駆動し、上記車両を走行させている。
本例の電力変換装置1は、上記コンデンサCを用いて、半導体モジュール2に加わる直流電圧を平滑化するよう構成されている。コンデンサCには、放電抵抗Rが並列接続している。コンデンサCと放電抵抗Rとの間には、スイッチが設けられていない。コンデンサCに電荷が蓄えられている間は、常に、この電荷を放電抵抗Rに流し続け、放電するようになっている。これにより、何らかの理由によりリレー82,83がオフになった場合に、コンデンサCの電荷を短時間で放電し、感電事故等が起きることを防止している。
また、電力変換装置1には、直流電源8から供給される直流電流Iの一部を分岐して、ケース4外に配された外部機器14に供給する電流分岐経路15が形成されている。この電流分岐経路15上に、ヒューズ6が設けられている。外部機器14は、車載用の電動エアコンである。外部機器14に過電流が流れると、ヒューズ6が溶断する。これにより、外部機器14を過電流から保護している。
図3に示すごとく、本例の電力変換装置1は、上記直流電源8に接続される入力端子84(84p,84n)と、三相交流モータ81に接続される出力端子85とを備える。これら入力端子84及び出力端子85は、端子台17上に載置されている。入力端子84はコンデンサCに接続している。また、入力端子84には、上記電流分岐経路15を構成する分岐配線151,152が接続している。分岐配線151,152は、図1に示すごとく、ケース4のヒューズ収納部42内に配されている。
また、ヒューズ収納部42には、外部ケーブル13に接続される分岐コネクタ72が設けられている。本例では、分岐コネクタ72、外部ケーブル13、分岐配線151〜153、ヒューズ6によって、上記電流分岐経路15を構成してある。
図1に示すごとく、ヒューズ収納部42には、樹脂製の載置台61が配されている。この載置台61にヒューズ6を載置し、固定してある。
上述したように、外部機器14に過電流が流れると、ヒューズ6が溶断する。そのため、ヒューズカバー43を取り外して、ヒューズ6を交換する作業が行われる。図4に示すごとく、ヒューズカバー43を取り外すと、ヒューズ6が露出する。このヒューズ6を固定するボルト69を緩めて、ヒューズ6を交換することになる。この際、作業者がボルト69等に触れても感電しないように、電力変換装置1には、ヒューズカバー43が取り外されたときにリレー82,83をオフにするインターロック機構70(図7参照)が設けられている。
図7に示すごとく、本例のインターロック機構70は、外部制御装置12と、制御ケーブル52と、信号コネクタ5と、信号配線51と、制御回路基板3と、インターロック配線71と、インターロックコネクタ7と、コネクタ接続部431とから構成されている。
コネクタ接続部431は、ヒューズカバー43(図1参照)に設けられている。ヒューズカバー43をヒューズ収納部42に取り付けた状態では、コネクタ接続部431はインターロックコネクタ7に接続する。また、図6に示すごとく、ヒューズカバー43を取り外すと、コネクタ接続部431とインターロックコネクタ7とが非接続になる。
図7に示すごとく、制御ケーブル52と、信号コネクタ5と、信号配線51と、制御回路基板3と、インターロック配線71と、インターロックコネクタ7とは、それぞれ2本の導線19(19a〜19f)を備える。これらの導線19a〜19fは互いに接続している。制御回路基板3には、導線19d上に電気抵抗rを設けてある。外部制御装置12は、2本の導線19間の抵抗値を測定している。
ヒューズカバー43をヒューズ収納部42に取り付けた状態では、コネクタ接続部431内の導体部432が、インターロックコネクタ7の導線19fに接続する。そのため、2本の導線19fがショートし、外部制御装置12によって測定される、導線19間の抵抗値は、上記電気抵抗rの抵抗値と略等しくなる。この場合は、外部制御装置12は、ヒューズカバー43がヒューズ収納部42に取り付けられていると判断する。
また、ヒューズカバー43を取り外すと、上記導体部432が、インターロックコネクタ7の導線19fから離隔する(図6参照)。そのため、2本の導線19fがオープンになり、外部制御装置12によって測定される、導線19間の抵抗値は、電気抵抗rの抵抗値よりも遥かに大きくなる。この場合は、外部制御装置12は、ヒューズカバー43がヒューズ収納部42から取り外されたと判断し、リレー82,83(図5参照)をオフにする。この際、コンデンサCに電荷が蓄えられているが、この電荷は、上記放電抵抗Rを流れるため、コンデンサCは短時間で放電される。そのため、作業者がヒューズ収納部42(図4参照)内の部品に触れたとしても、感電しなくなる。
一方、図1に示すごとく、ヒューズ収納部42には、上記信号コネクタ5が設けられている。信号コネクタ5は、上記制御ケーブル52を介して、外部制御装置12に接続している。信号コネクタ5と制御回路基板3とは、上記信号配線51によって接続されている。信号配線51内には、インターロック機構70用の導線19c(図7参照)以外にも、制御回路基板3と低圧電源(図示しない)とを繋ぐ電力線や、三相交流モータ81に設けられた回転角センサ(図示しない)に接続した通信線等が含まれる。
図1に示すごとく、ケース本体部41には、配線挿通隙間Gが形成されている。配線挿通隙間Gは、X方向において、ケース本体部41の壁部419と、電子部品10(コンデンサC)との間に形成されている。この配線挿通隙間G内を、インターロック配線71と信号配線51とが通っている。
また、図2に示すごとく、本例の半導体モジュール2は、半導体素子20(図5参照)を内蔵した本体部21と、該本体部21から突出したパワー端子22と、制御端子23とを備える。パワー端子22には、コンデンサCに接続する直流端子22p,22nと、三相交流モータ81に接続される交流端子22cとがある。制御端子23は、制御回路基板3に接続している。この制御回路基板3によって、半導体素子20をスイッチング動作させることにより、直流端子22p,22nから供給される直流電力を交流電力に変換し、交流端子22cから出力するよう構成されている。
図3に示すごとく、本例では、複数の半導体モジュール2と複数の冷却管44とを積層して積層体29を構成してある。複数の冷却管44は、連結管49(図2参照)によって連結されている。複数の冷却管44のうち、X方向における一端に位置する端部冷却管44aには、冷媒16を導入するための導入管47と、冷媒16を導出するための導出管48とが取り付けられている。導入管47から冷媒16を導入すると、冷媒16は上記連結管49を通って全ての冷却管44内を流れ、導出管48から導出する。これにより、半導体モジュール2を冷却するよう構成されている。
また、積層体29とコンデンサCとの間には、加圧部材45(板ばね)を設けてある。この加圧部材45によって、積層体29をX方向に加圧し、ケース4の壁部418に押し当てている。これにより、半導体モジュール2と冷却管44との接触圧を確保しつつ、積層体29をケース4内に固定している。
図6に示すごとく、コンデンサCは、コンデンサ収納壁105と、該コンデンサ収納壁105内に配されたコンデンサ素子101と、該コンデンサ素子101を封止する封止部材102と、コンデンサ素子101に接続した金属板103,104とを備える。コンデンサ収納壁105は、ケース4と一体に形成されている。金属板103,104の一部はZ方向に延出し、封止部材102から突出している。金属板103,104は、上記直流端子22p,22n(図2参照)に接続するための直流バスバー106と一体的に形成されている。
一方、図6に示すごとく、ケース本体部41は、Z方向におけるヒューズ収納部42側に配された第1部分411と、該第1部分411よりもZ方向においてヒューズ収納部42から遠い位置に配された第2部分412とからなる。第1部分411にはケース開口部417が形成されている。ケース開口部417は、電力変換装置1を製造する際に制御回路基板3を第1部分411内に収納するために形成されている。このケース開口部417を、第2部分412によって塞いである。
図8に示すごとく、ケース本体部41は、上記コンデンサ収納壁105の他に、複数の補強壁46を備える。この補強壁46によって、ケース本体部41の剛性を高めている。これにより、加圧部材45(図3参照)の加圧力が加わってもケース本体部41が変形しないようにしてある。
また、ケース本体部41の壁部のうち、上記導入管47及び導出管48を取り付けた壁部418は、内側壁部418aと外側壁部418bとを備える二重構造になっている。内側壁部418aには、X方向に貫通した貫通孔490が形成されている。この貫通孔490を、外側壁部418bによって塞いでいる。
図2に示すごとく、X方向とZ方向との双方に直交する幅方向(Y方向)における、2枚の補強板46の間隔Dは、冷却管44のY方向長さよりも短い。そのため、電力変換装置1を製造する際に、冷却管44を、2枚の補強板46の隙間gからケース本体部41内に入れることはできない。したがって本例では、上記内側壁部418a(図8参照)に形成した貫通孔490から、冷却管44をケース本体部41内に入れるようにしてある。
また、図3に示すごとく、ケース本体部41内には、上記配線挿通隙間Gが形成されている。そして、電子部品10(コンデンサC)に対してY方向に隣り合う位置には、端子台収容空間S1が形成されている。この端子台収容空間S1には、上記端子台17が配される。そのため、仮に、配線挿通隙間Gを形成せず、インターロック配線71と信号配線51とを、端子台収容空間S1に挿通させようとしても、端子台17が邪魔になって、挿通できないようになっている。
本例の作用効果について説明する。図1に示すごとく、本例のケース4は、主回路部11および制御回路基板3を収納するケース本体部41と、ヒューズ6を収納するヒューズ収納部42とを備える。ヒューズ収納部42は、主回路部11に対して、Z方向において制御回路基板3を設けた側とは反対側に設けられている。このヒューズ収納部42に、信号コネクタ5を形成してある。
そのため、信号コネクタ5と配線挿通隙間Gと主回路部11とが、X方向に並ばなくなる。そのため、電力変換装置1全体のX方向長さが特に長くなることを抑制できる。
また、本例では図1に示すごとく、ヒューズ収納部42に、インターロックコネクタ7を収納してある。そのため、インターロックコネクタ7と制御回路基板3とが、Z方向において互いに離れた位置に配され、かつ、これらの間に主回路部11が存在することになる。しかしながら、本例では、ケース4内に配線挿通隙間Gを形成してあるため、インターロック配線71をこの配線挿通隙間Gに挿通して、インターロックコネクタ7と制御回路基板3とを互いに接続することができる。
また、ケース4内に配線挿通隙間Gを形成すれば、この配線挿通隙間Gに信号配線51を挿通して、信号コネクタ5と制御回路基板3とを互いに接続することができる。そのため、信号コネクタ5を制御回路基板3から遠い位置、すなわちヒューズ収納部42に設けたとしても、これら信号コネクタ5と制御回路基板3とを互いに接続することができる。
図14に示すごとく、仮に、信号コネクタ95をケース本体部41に形成し、かつインターロック配線971を通す配線挿通隙間Gを形成したとすると、信号コネクタ95と配線挿通隙間Gと主回路部11とがX方向に配され、電力変換装置91のX方向長さL’が、本例の電力変換装置1のX方向長さL(図1参照)よりも長くなってしまう。また、仮に、図15に示すごとく、信号コネクタ95をケース本体部41に形成し、かつ配線挿通隙間Gを形成しなかったとすると、電力変換装置91のX方向長さLは短くできるが、インターロック配線971を配線挿通隙間Gに通すことができないため、制御回路基板93とインターロックコネクタ97とを接続できなくなる。
これに対して、図1に示すごとく、本例のように、信号コネクタ5をヒューズ収納部42に形成し、かつ配線挿通隙間GをX方向において主回路部11に隣り合う位置に形成すれば、図14の構造と比べて、電力変換装置1全体のX方向長さLを短くすることができる。また、配線挿通隙間Gを形成してあるため、インターロック配線71を配線挿通隙間Gに通して、制御回路基板3とインターロックコネクタ7とを互いに接続することができる。
以上のごとく、本例によれば、制御回路基板とインターロックコネクタとを接続することを可能にしつつ、半導体モジュールと電子部品との配列方向における長さを短くすることができる電力変換装置を提供することができる。
なお、本例では、電子部品10としてコンデンサCを用いているが、本発明はこれに限るものではなく、電子部品10として例えば昇圧用のリアクトルを用いてもよい。
(実施例2)
以下の実施例においては、図面に用いた符号のうち実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例は、インターロック機構70の回路構成を変更した例である。図9に示すごとく、本例では、実施例1と同様に、ヒューズ収納部42に、外部ケーブル13に接続される分岐コネクタ72を設けてある。また、本例は実施例1と同様に、直流電源8(図5参照)から主回路部10に供給される直流電流の一部を分岐し、分岐コネクタ72および外部ケーブル13を介して外部機器14へ供給するよう構成されている。
上記分岐コネクタ72には、外部ケーブル13が取り外されたか否かを検出するための分岐用インターロックコネクタ73が設けられている。電力変換装置1は、分岐用インターロックコネクタ73と制御回路基板3とを繋ぐ分岐用インターロック配線74を備える。該分岐用インターロック配線74は、上記配線挿通隙間Gに挿通されている。
本例では、図10に示すごとく、外部ケーブル13が取り外されたときに、リレー82,83(図5参照)をオフし、直流電源8からの電力供給を停止するよう構成されている。これにより、作業者が分岐コネクタ72に触れて感電することを防止している。
図11に示すごとく、本例のインターロック機構70は、実施例1と同様に、制御ケーブル52、信号コネクタ5、信号配線51、制御回路基板3、インターロック配線71、インターロックコネクタ7を備える。これらは、それぞれ導線19(19a〜19f)を内蔵している。また、本例のインターロック機構70は、上記分岐用インターロック配線74と、分岐用インターロックコネクタ73とを備える。これらも、導線19(19g,19h)を内蔵している。
外部ケーブル13を分岐用インターロックコネクタ73に取り付けると、分岐用インターロックコネクタ73内の導線19hと、外部ケーブル13内の導体部131とが接続する。この場合は、2本の導線19hがショートするため、外部制御装置12によって検出される、導線19間の抵抗値は、電気抵抗rの抵抗値と略等しくなる。このときには、外部制御装置12は、外部ケーブル13が分岐用インターロックコネクタ73に取り付けられていると判断する。
また、ヒューズカバー43又は外部ケーブル13が取り外されると、インターロックコネクタ7内の導線19f、又は分岐用インターロックコネクタ73内の導線19hがオープンになる。そのため、外部制御装置12によって検出される、導線19間の抵抗値は、上記電気抵抗rの抵抗値よりも遥かに大きくなる。このときには、外部制御装置12は、外部ケーブル13又はヒューズカバー43が取り外されたと判断し、リレー82,83(図5参照)をオフにする。
本例の作用効果について説明する。図9に示すごとく、本例では、分岐用インターロック配線74を、配線挿通隙間Gに挿通してある。そのため、配線挿通隙間Gを、信号配線51、及びインターロック配線71だけでなく、分岐用インターロック配線74を挿通させるために用いることができ、配線挿通隙間Gを有効活用することができる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、インターロック機構70の回路構成を変更した例である。図12、図13に示すごとく、本例では、インターロック配線71と分岐用インターロック配線74とを連結して、一本の連結配線79としてある。この連結配線79を、配線挿通隙間Gに挿通してある。また、図13に示すごとく、連結配線79の途中から導線19eを引き出して、インターロックコネクタ7に接続してある。
ヒューズカバー43又は外部ケーブル13が取り外されると、インターロックコネクタ7内の導線19f、又は分岐用インターロックコネクタ73内の導線19hがオープンになる。そのため、外部制御装置12によって検出される、導線19間の抵抗値は、電気抵抗rの抵抗値よりも大きくなる。そのため実施例2と同様に、この場合には、外部制御装置12は、ヒューズカバー43又は外部ケーブル13が取り外されたと判断し、リレー82,83(図5参照)をオフにする。
本例の作用効果について説明する。本例では、インターロック配線71と分岐用インターロック配線74とを連結して、一本の連結配線79としてある。そのため、インターロック機構70に用いられる配線の本数を少なくすることができる。したがって、電力変換装置1の製造コストを低減することができる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
1 電力変換装置
10 電子部品
11 主回路部
2 半導体モジュール
3 制御回路基板
4 ケース
41 ケース本体部
42 ヒューズ収納部
43 ヒューズカバー
5 信号コネクタ
51 信号配線
6 ヒューズ
7 インターロックコネクタ
71 インターロック配線
8 直流電源
G 配線挿通隙間

Claims (2)

  1. 半導体素子(20)を内蔵した半導体モジュール(2)と、該半導体モジュール(2)に接続した電子部品(10)とからなる主回路部(11)と、
    上記半導体モジュール(2)に接続し該半導体モジュール(2)のスイッチング動作を制御する制御回路基板(3)と、
    上記主回路部(11)と上記制御回路基板(3)とを収納するケース(4)と、
    該ケース(4)に設けられ、該ケース(4)外に配された外部制御装置(12)に接続する信号コネクタ(5)と、
    上記ケース(4)内に設けられ、上記信号コネクタ(5)と上記制御回路基板(3)とを繋ぐ信号配線(51)と、
    上記ケース(4)内に設けられ、上記主回路部(11)に電力を供給する直流電源(8)に接続されるヒューズ(6)とを備え、
    上記ケース(4)は、上記主回路部(11)及び上記制御回路基板(3)を収容するケース本体部(41)と、上記主回路部(11)に対して、上記制御回路基板(3)の厚さ方向において該制御回路基板(3)を設けた側とは反対側に配され、その内部に上記ヒューズ(6)を収納したヒューズ収納部(42)と、該ヒューズ収納部(42)の開口(420)を塞ぐヒューズカバー(43)とを有し、
    上記ヒューズ収納部(42)には、上記ヒューズカバー(43)が上記ヒューズ収納部(42)から取り外されたか否かを検出するためのインターロックコネクタ(7)が配され、該インターロックコネクタ(7)と上記制御回路基板(3)とはインターロック配線(71)によって接続されており、
    上記信号コネクタ(5)は上記ヒューズ収納部(42)に設けられ、
    上記ケース本体部(41)内には、上記半導体モジュール(2)と上記電子部品(10)との配列方向において上記主回路部(11)に隣り合う位置に、上記信号配線(51)および上記インターロック配線(71)を挿通した配線挿通隙間(G)が形成されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 上記ヒューズ収納部(42)には、外部ケーブル(13)に接続される分岐コネクタ(72)が設けられ、上記直流電源(8)から上記主回路部(10)に供給される直流電流の一部を分岐し、上記分岐コネクタ(72)および上記外部ケーブル(13)を介して、上記ケース(4)外に設けられた外部機器(14)へ供給するよう構成されており、上記分岐コネクタ(72)には、上記外部ケーブル(13)が取り外されたか否かを検出するための分岐用インターロックコネクタ(73)が設けられ、該分岐用インターロックコネクタ(73)と上記制御回路基板(3)とを分岐用インターロック配線(74)によって接続してあり、該分岐用インターロック配線(74)を上記配線挿通隙間(G)に挿通してあることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
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