JP6711141B2 - バスバー構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、バスバー構造体に関するものである。
従来の電力変換装置は、第1の半導体モジュールの第1端子に接続された第1の導体板と、第2の半導体モジュールの第1端子に接続される第2の導体板と、第1及び第2の半導体モジュールの第2の端子に接続される第3の導体板を備えている。第1〜第3の導体板が積層されて対向する部分をもつ構造を有している。第1の導体板は第1の接続端子により第2の導体板と電気的に接続されており、第2の導体板は第2の接続端子により第1の導体板と電気的に接続されている。そして、第1の接続端子と第2の接続端子が、第1〜第3の導体板における他のどの端子間の距離よりも近接させて配置されている(特許文献1)。
特開2013−27232号公報
しかしながら、第1の半導体モジュールの第1端子と第1の接続端子との間を流れる電流の経路は、第1の導体板のみ通る経路に限られるため、バスバーのインダクタンスが高いという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、インダクタンスを抑制できるバスバー構造体を提供することである。
本発明は、第1半導体モジュールの一対の直流端子と第2半導体モジュールの一対の直流端子との間に接続され、第1バスバー、第2バスバー及び第3バスバーを備えたバスバー構造であり、第1バスバーは、第1半導体モジュールの直流端子に接続される第1接続端子、第1外部端子、及び第1導体板を有し、第2バスバーは、第2半導体モジュールの直流端子に接続される第2接続端子、第2外部端子、及び第2導体板を有し、第3のバスバーは第3の導体板を有している。第3導体板は第1導体板と第2導体板との間に配置され、第1導体板は第1対向面で第3導体板の一方の主面と対向し、第2導体板は第2対向面で第3導体板の他方の主面と対向する。そして、第1導体板と第2導体板との間を接続する接続部が、第1接続端子と第1外部端子との間の電流経路を第1経路と第2経路に分岐する位置に設けることによって上記課題を解決する。
本発明によれば、バスバーのインダクタンスを抑制できるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係るバスバー構造体を備えた駆動システムの回路図である。 図2は、図1に示した電力変換装置の斜視図である。 図3は、上蓋のない状態の電力変換装置の斜視図である。 図4は、図3のVI−VI線に沿う断面図である。 図5は、本実施形態に係るバスバー構造体の斜視図である。 図6は、図5に示した複数のバスバーの斜視図である。 図7Aは、図5のVIIA−VIIA線に沿う断面斜視図である。 図7Bは、図5のVIIB−VIIB線に沿う断面斜視図である。 図8Aは、図6のVIIIA−VIIIA線に沿う断面斜視図である。 図8Bは、図6のVIIIB−VIIIB線に沿う断面斜視図である。 図9は、図6に示したバスバーの斜視図である。 図10は、図6に示したバスバーの斜視図である。 図11は、図6に示したバスバーの斜視図である。 図12は、図5に示した複数のバスバーの斜視図である。 図13Aは、比較例に係るバスバー構造体の電流径路を説明するための概要図である。 図13Bは、比較例に係るバスバー構造体の電流径路を説明するための概要図である。 図14は、変形例に係るバスバーの斜視図である。 図15は、変形例に係るバスバーの斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るバスバー構造体を備えた駆動システムの回路図である。図1に示す駆動システムは、発電用モータ1の発電電力によって駆動用モータ2を駆動させるシステムである。駆動システムは、電気自動車又はハイブリッド車両などの電動車両に搭載され、車両駆動用のシステムとして用いられる。駆動システムは、電動車両に限らず、他の駆動装置に用いられてもよい。なお、以下の説明では、駆動システムを電動車両に搭載した例を説明する。
駆動システムは、発電用モータ1と、駆動用モータ2と、電力変換装置10とを備えている。発電用モータ1は、エンジン等の駆動源によりロータが回転することによって発電する。発電電力は電力変換装置10に供給される。駆動用モータ2は、車両の車軸に連結されており、電力変換装置10から供給される電力により駆動する。電力変換装置10は、発電用モータで発電した交流電力を直流電力に変換し、変換された電力をバッテリ(図示しない)に出力する。また、電力変換装置10は、バッテリから供給される直流電力を交流電力に変換し、変換された電力を駆動用モータ2に出力する。
電力変換装置10は、電流センサ11と、インバータ回路12と、コンデンサ13と、インバータ回路14と、電流センサ15と、給電母線16、17とを備えている。
電流センサ11は、発電用モータ1とインバータ回路12との間で、U相の配線及びV相の配線に接続されている。電流センサ11は、発電用モータ1のU、V相の電流を検出し、検出電流をコントローラ(図示しない)に出力する。W相の電流は、U相及びV相の検出電流を用いた演算によって検出することができる。
インバータ回路12は、発電用モータ1から出力される交流電力を直流電力に変換する。インバータ回路12の交流側には発電用モータ1が電気的に接続されており、インバータ回路12の直流側にはコンデンサ13が接続されている。インバータ回路12は、複数のスイッチング素子と複数のダイオードを有している。スイッチング素子には、IGBT又はMOSFET等のトランジスタが用いられる。ダイオードは還流用のダイオードである。スイッチング素子とダイオードは、互いに電流の導通方向を逆向きにしつつ、並列に接続されている。スイッチング素子とダイオードとの並列回路を複数直列に接続した回路が、U、V、W相の各アーム回路となる。複数のアーム回路はPN給電母線間に並列に接続されている。U、V、W相のアーム回路は、半導体モジュール12а、12b、12cとしてそれぞれモジュール化されている。インバータ回路12の直流側から出力される電力はコンデンサ13を介して車載バッテリ(図示しない)に供給され、車載バッテリが充電される。
コンデンサ13はインバータ回路12の直流側の出力電圧を平滑する。また、コンデンサ13はインバータ回路14の直流側の入力電圧を平滑する。コンデンサ13は、インバータ回路12の直流側の端子と、インバータ回路14の直流側の端子との間に接続されている。コンデンサ13は、PN給電母線間に接続されている。
インバータ回路14は、車載バッテリから出力される直流電力を交流電力に変換する。インバータ回路12の交流側には駆動用モータ2が電気的に接続されており、インバータ回路14の直流側にはコンデンサ13が接続されている。インバータ回路14は、複数のスイッチング素子と複数のダイオードを有している。スイッチング素子には、IGBT又はMOSFET等のトランジスタが用いられる。ダイオードは還流用のダイオードである。インバータ回路14は、インバータ回路12と同様のブリッジ回路で構成されている。U、V、W相の各相のアーム回路はPN給電母線間に並列接続されている。U、V、W相のアーム回路は、半導体モジュール14а、14b、14cとしてそれぞれモジュール化されている。インバータ回路14は、駆動用モータ2の回生動作によって、駆動用モータ2の回生電力(交流電力)を直流に変換して、車載バッテリに供給され、車載バッテリが駆動用モータの回生電力によって充電される。
電流センサ15は、駆動用モータ2の入出力電流を検出するためのセンサであって、駆動用モータ2とインバータ回路14との間で、U相の配線及びV相の配線に接続されている。
給電母線16はP極の配線であり、給電母線17はN極の配線である。給電母線16、17は、金属製の板を折り曲げたバスバーにより構成されている。
次に、図2〜図4を用いて、電力変換装置10の構成を説明する。図2は電力変換装置10の斜視図を示し、図3は上蓋のない状態の電力変換装置10の斜視図を示し、図4は図3のVI−VI線に沿う断面図である。なお、図3では、図4で示したボルト91が図示されていない。
電力変換装置10は、インバータ回路12等を収容するための筐体19を備えている。筐体19は、蓋体19аと本体部19bを有している。本体部19bの形状は蓋の無い箱型である。本体部19bの内側の底面には、基板等をボルトで固定するための通孔が設けられている。また本体部19bは、収容部品を保護するための側壁が設けられている。本体部19bの側壁の上部(Z軸の正方向の端部)には、蓋体19аをボルトで固定するための通孔が設けられている。蓋体19аは、本体部19bの上面を覆うための蓋である。蓋体19аは、本体部19bの上面に沿うような板で形成されている。板部分の周囲には段差が形成されており、段差の部分にはボルトの通し孔が形成されている。
筐体19は、内部に電流センサ11、15、インバータ回路12、14、及び給電母線16、17を収容している。インバータ回路12は基板20а上に実装されており、インバータ回路14は基板20b上に実装されている。半導体モジュール12а、12b、12cは、基板20а上に列状に並んでいる。同様に、半導体モジュール14а、14b、14cは、基板20b上に列状に並んでいる。また、半導体モジュール12а、12b、12cの各列はy軸に沿う列であり、半導体モジュール14а、14b、14cの各列はy軸に沿う列である。基板20а及び基板20аは、バスバー構造体30を配置するために、y軸方向に対して間隔をあけつつ、本体部19bの底面と平行な面(xy面)上に配置されている。また、基板20а及び基板20bはx軸方向を長手方向とするように配置されている。
基板20аの下面(半導体モジュール12а、12b、12cの実装面に対して反対側の面)には、冷却器21аが設けられている。また、基板20bの下面(半導体モジュール14а、14b、14cの実装面に対して反対側の面)には、冷却器21bが設けられている。冷却器21а、21bは、金属板とフィンを備えている。冷却用のフィンは、金属板の底面(z軸の負側の面)に形成されている。また、冷却器21а、21bの下部には、冷却用の空間が形成されている。冷却用の空間は、冷却水を貯める空間であって、電力変換装置10の外側と流路を介してつながっている。流路は冷却水を流す管である。つまり、冷却器21а、21bの下部には、水冷式の冷却機構が設けられている。
基板20аと基板20bとの間には、バスバー構造体30が配置されている。バスバー構造体30に沿う面(xz面)が、筐体19の内部空間を区切っている。区切られた空間のうち、一方の空間に基板20аが配置され、他方の空間に基板20bが配置される。すなわち、バスバーは、基板20аと基板20bとの間の境界面になっている。
半導体モジュール12а〜12cの各入出力端子(高電位側のDC端子及び低電位側のDC端子)は、基板20аの一辺に沿って列状に並んでいる。同様に、半導体モジュール14а〜14cの各入出力端子(高電位側のDC端子及び低電位側のDC端子)は、基板20bの一辺に沿って列状に並んでいる。そして、半導体モジュール12а〜12cの入出力端子と半導体モジュール14а〜14cの入出力端子が、バスバー構造体30を介して互いに向き合うように、基板20а、20bが配置されている。半導体モジュール12а〜12c、14а〜14cの入出力端子はボルト91(図4を参照)によりバスバー構造体30の端子に締結されている。
電力変換装置10の底面の一部には、コンデンサ13等の外部接続部品を収容するための空間が設けられている。電力変換装置10の内部は、外部接続部品がバスバー構造体30と電気的に接続するような構造になっている。
次に、図5、図6、図7A、図7B、図8A、図8B、及び図9〜11を用いて、バスバー構造体30の構成を説明する。図5はバスバー構造体30の斜視図を示す。図6は、樹脂体のない状態のバスバー構造体30の斜視図であって、バスバー31、32、33の斜視図である。図7Aは図5のVIIA−VIIA線に沿う断面図である。図7Bは図5のVIIB−VIIB線に沿う断面図である。図8Aは図6のVIIIA−VIIIA線に沿う断面図である。図8Bは図6のVIIIB−VIIIB線に沿う断面図である。図9はバスバー31の斜視図である。図10はバスバー32の斜視図である。図11はバスバー33の斜視図である。
バスバー構造体30は、半導体モジュール12а〜12cの一対の直流端子と半導体モジュール14а〜14cの一対の直流端子との間に接続されている。バスバー構造体30は、バスバー31〜33と樹脂体34とを備えている。バスバー31はN極のバスバーであり、バスバー32はN極のバスバーであり、バスバー33はP極のバスバーである。バスバー31、32はN極の給電母線17に相当し、バスバー33はP極の給電母線16に相当する。バスバー31は半導体モジュール12а、12b、12cとコンデンサ13との間を接続する配線であり、バスバー32は半導体モジュール14а、14b、14cとコンデンサ13との間を接続する配線である。バスバー33は、半導体モジュール12а、12b、12c、14а、14b、14cとコンデンサ13との間を接続する配線である。
バスバー31は、複数の接続端子31а〜31cと、外部端子31dと、導体板31eを有している。複数の接続端子31а〜31cと、外部端子31dと、及び導体板31eは、銅などの導電材料で形成されており、一体になっている。接続端子31а、31b、31cは、半導体モジュール12а、12b、12cの各相に対応する端子である。接続端子31а〜31cは、半導体モジュール12а、12b、12cの低電位側の直流端子にそれぞれ接続される。接続端子31а〜31は、金属板で形成されている。また金属板には、ボルト91の通し孔が空けられている。接続端子31а〜31cは、半導体モジュール12а〜12cのN極側の端子の配列に合わせて、平面(yz面)上に並んでいる。接続端子31а〜31cの表面(通し孔が空けられている面)は、基板20аの実装面と平行な面であり、半導体モジュール12а、12b、12cのN極側の端子を配列した面と平行な面である。
外部端子31dは、コンデンサ13の負極側の端子に接続される。外部端子31dは金属板で形成されている。また金属板にはボルト91の通し孔が空けられている。また、外部端子31dの金属板の表面(通し孔が空けられている面)は、xz面に沿うように配置されており、接続端子31а〜31cの金属板の表面に対して垂直になっている。外部端子31dは、図示しない配線等を介してコンデンサ13の端子に接続されている。
導体板31eは導電性の板状の部材である。導体板31eは、3つの接続端子31а〜31cをx軸に沿う方向でつながるように、導体板31eの長手方向は接続端子31а〜31cの配列方向となる。接続端子31а〜31cの配列方向及び導体板31eの長手方向は同じ方向である。導体板31eの主面311а、311bの形状は、長辺と短辺をもつ矩形状である。主面311а、311bは、導体板31eの両側面である。導体板31eのx軸方向の両端部分には、接続端子31aと接続端子31cがそれぞれ設けられている。また、導体板31eのx軸方向の中央部分には、接続端子31bが設けられている。導体板31eのx軸方向の中央部分には、接続端子31bに対して反対側に外部端子31dが設けられている。
バスバー32は、複数の接続端子32а〜32cと、外部端子32dと、導体板32eを有している。複数の接続端子32а〜32c、外部端子32d、及び導体板32eは、銅などの導電材料で形成されており、一体になっている。接続端子32а、32b、32cは、半導体モジュール14а、14b、14cの各相に対応する端子である。接続端子32а〜32cは、半導体モジュール14а、14b、14cの低電位側の直流端子にそれぞれ接続される。接続端子32а〜32cは、金属板で形成されている。また金属板には、ボルト91の通し孔が空けられている。接続端子32а〜32cは、半導体モジュール14а〜14cのN極側の端子の配列に合わせて、平面(yz面)上に並んでいる。接続端子32а〜32cの表面(通し孔が空けられている面)は、基板20bの実装面と平行な面であり、半導体モジュール14а、14b、14cのN極側の端子を配列した面と平行な面である。
外部端子32dは、コンデンサ13の負極側の端子に接続される。外部端子32dは金属板で形成されている。また金属板にはボルト91の通し孔が空けられている。また、外部端子32dの金属板の表面(通し孔が空けられている面)は、xz面に沿うように配置されており、接続端子32а〜32cの金属板の表面に対して垂直になっている。外部端子32dは、図示しない配線等を介してコンデンサ13の端子に接続されている。外部端子31dの電位と外部端子32dの電位は同電位である。外部端子31d、32dからコンデンサ13の端子までの電流経路において、外部端子31dと外部端子32dは電気的に接続している。
導体板32eは導電性の板状の部材により構成されている。導体板32eは、3つの接続端子32а〜32cをx軸に沿う方向でつながるように、導体板32eの長手方向を接続端子32а〜32cの配列方向とする。接続端子31а〜31cの配列方向及び導体板31eの長手方向は同じ方向である。導体板32eの主面321а、321bの形状は、長辺と短辺をもつ矩形状である。主面321а、321bは、導体板32eの両側面である。導体板32eのx軸方向の両端部分には、接続端子32aと接続端子32cがそれぞれ設けられている。また、導体板32eのx軸方向の中央部分には、接続端子32bが設けられている。導体板32eのx軸方向の中央部分には、接続端子32bに対して反対側に外部端子32dが設けられている。
図8Bを参照しつつ、導体板32eの中央部分と接続端子32bとの間の構造について説明する。導体板32eは、導体板32eの中央部分からz軸に沿うように延在しつつ、延在方向をz軸方向からy軸方向に変えるように湾曲している。そして、導体板32eをy軸方向に延在させた部分の先端が、接続端子32bとなる。すなわち、導体板32eと接続端子32bとの間の接続部分は、xz面に沿う板状の部材(導体板32eの中央部分から延在した延在部322)と、湾曲した部材(yz断面でRを形成する湾曲部323)と、xy面に沿う板状の部材により形成されている。なお、導体板32eと接続端子32аとの間の構造は、導体板32eの中央部分と接続端子32bと間の構造と同様である。導体板32eと接続端子32cとの間の構造は、導体板32eの中央部分と接続端子32bと間の構造と同様である。また、接続端子31а〜31cと導体板31eとの間の接続構造は、導体板31eと接続端子31bとの間の構造とそれぞれ同様である。
バスバー33は、複数の接続端子33а〜33fと、外部端子33g、33hと、導体板33iを有している。複数の接続端子33а〜33f、外部端子33g、及び導体板33hは、銅などの導電材料で形成され、一体になっている。接続端子33а、33b、33cは、半導体モジュール12а、12b、12cの三相にそれぞれ対応する端子である。接続端子33d、33e、33fは、半導体モジュール14а、14b、14cの各相にそれぞれ対応する端子である。接続端子33а〜33cは、半導体モジュール12а、12b、12cの高電位側の直流端子に接続され、接続端子33d〜33fは、半導体モジュール14а、14b、14cの高電位側の直流端子に接続される。接続端子33а〜33fは、金属板で形成されている。また金属板には、ボルト91の通し孔が空けられている。接続端子33а〜33cは、半導体モジュール12а〜12cのP極側の端子の配列に合わせて、平面(yz面)上に並んでいる。接続端子33d〜33fは、半導体モジュール14а〜14cのP極側の端子の配列に合わせて、平面(yz面)上に並んでいる。接続端子33а〜33cは、接続端子33d〜33fと逆方向を向いている。接続端子33а〜33fの表面(通し孔が空けられている面)は、基板20а、20bの実装面と平行な面であり、半導体モジュール12а〜12cのP極側の端子を配列した面及び半導体モジュール14а〜14cのP極側の端子を配列した面と平行な面である。
外部端子33g、33hは、コンデンサ13の正極側の端子にそれぞれ接続される。外部端子33g、33hは金属板で形成されている。また金属板にはボルト91の通し孔が空けられている。また、外部端子33g、33hの金属板の表面(通し孔が空けられている面)は、xz面に沿うように配置されており、接続端子33а〜32fの金属板の表面に対して垂直になっている。外部端子33g、33hからコンデンサ13の端子までの電流経路において、外部端子33g、33hは電気的に接続している。
導体板33iは導電性の板状の部材である。導体板33iは、6つの接続端子33а〜33fをx軸に沿う方向でつながるように、導体板33iの長手方向を接続端子33а〜33fの配列方向とする。接続端子33а〜33fの配列方向及び導体板33iの長手方向は同じ方向である。導体板33iの主面331а、331bの形状は長辺と短辺をもつ矩形状である。主面331а、331bは、導体板33iの両側面である。導体板33iのx軸方向の両端部分には、接続端子33dと接続端子33cがそれぞれ設けられている。
接続端子33a〜33fのx軸方向の並びは、U相に対応する接続端子33dから、U相に対応する接続端子33а、V相に対応する接続端子33e、V相に対応する接続端子33b、W相に対応する接続端子33f、及びW相に対応する接続端子33cの順に並んでいる。外部端子31d、32d、33g、33hのx軸方向の並びは、外部端子31dから、外部端子33g、外部端子32d、及び外部端子33hの順に並んでいる。外部端子33g、33hは、接続端子33a〜33fが設けられた導体板33iの端部とは反対の端部に設けられている。また、接続端子33а〜33fと導体板33iとの間の接続構造は、導体板32eと接続端子32bとの間の構造とそれぞれ同様である。
樹脂体34は、バスバー31の導体板31e、バスバー32の導体板32e、及びバスバー33の導体板33iを覆う部材である。樹脂体34は樹脂で形成されている。樹脂体34は、少なくとも導体板31e、32e、33iの各主面311а、311b、321а、321b、331а、331bを覆っている。樹脂体34の長手方向の両端(x軸方向の端部)には、ボルトの通し孔がそれぞれ設けられている。
次に、バスバー31〜33の重なる部分の構成を、図5、図6、図7A、図7B、及び図8A、8Bを用いて説明する。
導体板33iは、導体板31eと導体板32eとの間に配置されている。導体板31e、32e、33iの各主面311а、311b、321а、321b、331а、331bが互いに平行になるように、導体板31e、32e、33iは配置されている。導体板31e、32e、33iは樹脂体34を挟持しつつ積層されている。言い換えると、導体板31e、32e、33iはy軸方向(導体板31e、32e、33iの各主面の法線方向)でみたときに、主面の少なくとも一部分で重なっている。導体板31eは、主面311bで、導体板33iの主面331аと対向している。また導体板32eは、主面321bで、導体板33iの主面331bと対向している。すなわち、導体板31eの主面311bと導体板33iの主面331аが樹脂体34を介して互いに向き合っている。また、導体板32eの主面321bと導体板33iの主面331bが、樹脂体34を介して互いに向き合っている。樹脂体34により、導体板31eと導体板33iとの間の絶縁性が確保されている。同様に、樹脂体34により、導体板32eと導体板33iとの間の絶縁性が確保されている。
次に、接続部35の構成を、図5、図6、図7A、図7B、及び図8A、8Bを用いて説明する。
バスバー31及びバスバー32は、バスバー31とバスバー32とを接続する接続部35を有している。接続部35は、バスバー31とバスバー32との間を接続するための部材であって、バスバー31、32の一部分を構成する。接続部35は、導体板31eと導体板32eとを接続した部材であって、導体板31eの端部と導体板32eの端部とを溶接により接合する。図6に示すように、接続部35は導体板31eの長辺側端部351に設けられている。長辺側端部351は、導体板31eの端部であって、主面311bの長辺側の端部のうち、接続端子31а〜31cが配置されていない方の端部である(図9を参照)。また、接続部35は導体板32eの長辺側端部352に設けられている。長辺側端部352は、導体板32eの端部であって、主面321bの長辺側の端部のうち、接続端子32а〜32cが配置されていない方の端部である(図10を参照)。
また、接続部35は、x軸方向で、外部端子31dが配置されていない部分に設けられている。図7Aに示すように、導体板31eの端部が導体板32eの端部と重なるように、導体板31eの端部は湾曲している。具体的には、導体板33iの端部はz軸の負方向に延在しつつ、y軸の正方向に向かって湾曲する。そして、y軸の正方向に湾曲した後、導体板33iの端部は導体板32eの表面に沿うように、z軸の負方向に向かって延在する。導体板31eが導体板33iと重ならないように、導体板31eの端部は湾曲しつつ導体板32eの端部と重なっている。導体板32eの端部はz軸の負方向に延在する。なお、接続部35の構造は上記構造に限らず、導体板32eの端部のみを折り曲げることで接続部35が構成されてもよく、導体板31eの端部と導体板32eの端部を両方折り曲げることで接続部35が構成されてもよい。
図9及び図10に示すように、接続部35のx軸に沿う方向の長さ(d)は、導体板31eの短辺に沿う方向の長さ(d)より長い。長さ(d)は、導体板31eのz軸方向の長さである。また、接続部35のx軸に沿う方向の長さ(d)は、バスバー31の延在部312の長さ(d)及びバスバー32の延在部322の長さ(d)よりも長い。延在部312は、導体板31eと各接続端子31а〜31cとの間の接続部分に設けられており、xz面に沿う板状の部材(導体板31eの長辺側の端部から延在した部分)である。延在部322は、導体板32eと各接続端子32а〜32cとの間の接続部分に設けられており、xz面に沿う板状の部材(導体板32eの長辺側の端部から延在した部分)である。延在部312の長さ(d)は、延在部312のx軸方向の長さであり、延在部312の幅の大きさに相当する。延在部322の長さ(d)は、延在部322のx軸方向の長さであり、延在部322の幅の大きさに相当する。
次に、図7Bを参照しつつ、導体板32eの側面を覆う樹脂体34の構成を説明する。樹脂体34は、導体板32eの側面を覆っている。樹脂体34により覆われる側面は、導体板32eの主面321аに相当し、主面321bに対して反対側に位置する面である。延在部322は、主面321аからz軸の正方向に向かって延在した部分である。湾曲部323は、延在部322から接続端子32bに向かって湾曲しつつ、接続端子32bにつながる部分である。なお、延在部322の延在方向及び湾曲部323の湾曲方向は、yz平面に沿う方向である。yz面に沿う、バスバー構造体30の断面において、樹脂体34のz軸方向の一端は、主面321аと湾曲部323との間に位置する。すなわち、yz面に沿う断面において、z軸の正側に位置する樹脂体34の一端は、z軸の正方向側に位置する主面321аの一端と、z軸の負方向側に位置する延在部322の一端との間に位置する。樹脂体34は、導体板32eと接続端子32bとの間に限らず、導体板32eと接続端子32аとの間、及び、導体板32eと接続端子32cとの間も、上記と同様の構造で、バスバー32の側面を覆っている。また、樹脂体34は、導体板31eと接続端子31аとの間、導体板31eと接続端子31bとの間、及び導体板31eと接続端子31cとの間も、上記と同様の構造で、バスバー31の側面を覆っている。
接続端子32а〜32cがボルト91で半導体モジュール14а〜14cに締結される場合には、応力が接続端子32а〜32cから導体板32eに向かって加われる。特に、接続端子32а〜32の収差等によって、半導体モジュール14а〜14cの端子の位置と接続端子32а〜32cの位置との間の位置ずれが大きい場合には、ボルト91で締結させることで生じる応力は大きくなる。本実施形態では、樹脂体34が湾曲部323を覆わない構造としているため、湾曲部323がたわみ易くなっている。そのため、ボルト91を締結させる際に、湾曲部323がたわむことで、バスバー32に加わる応力を軽減することができる。
次に、図12を用いて、バスバー31、32を流れる電流の経路を説明する。図12は、バスバー31〜33の斜視図である。図12の例では、半導体モジュール12aから出力される電流(U相のN極の電流)が、接続端子31аに入力したときの電流経路を示している。
接続端子31аに入力した電流はx軸の負方向に流れる。図12において、矢印Iが、接続端子31аから導体板31eに向かって流れる電流を示している。
本実施形態では、導体板31eと導体板32eが接続部35により接続されている。そのため、導体板31eを流れる電流は、そのまま導体板31eを流れる電流と、接続部35を介して導体板32eを流れる電流に分かれる。図12において、矢印Iは、接続部35による電流の分岐後、導体板31eを流れる電流を示している。また、矢印Iは、接続部35による電流の分岐後、導体板32eを流れる電流を示している。すなわち、本実施形態では、バスバー31とバスバー32とを接続部35で接続することによって、接続端子31аと外部端子31dとの間の電流経路が複数の電流経路に分岐する。分岐した電流経路のうち、一方の電流経路は導体板31eと外部端子31dとの間の経路であり、他方の電流経路は導体板32eと外部端子32dとの間の経路である。
また、接続端子31аと外部端子31dとの間の電流経路でみたときに、接続部35は、外部端子31dよりも接続端子31аに近い側に設けられている。すなわち、接続端子31аを電流の上流側とし、外部端子31dを電流の下流側とした場合に、接続部35はより上流側に近い位置に設けられている。
次に、図12、図13A、及び図13Bを用いて、接続部35の作用について説明する。図13Aは、比較例に係るバスバー構造体の電流経路を示す概念図である。図13Bは、本実施形態に係るバスバー構造体の電流経路を示す概念図である。図13Aの矢印IP1は半導体モジュール12а〜12cとコンデンサ13との間の流れるP側の電流の経路を示し、矢印IN1は半導体モジュール12а〜12cとコンデンサ13との間の流れるN側の電流の経路を示している。図13Bの矢印IP2は半導体モジュール12а〜12cとコンデンサ13との間の流れるP側の電流の経路を示し、矢印IN2は半導体モジュール12а〜12cとコンデンサ13との間の流れるN側の電流の経路を示している。比較例では、接続部35が設けられておらず、バスバー31とバスバー32が接続されていない。なお、接続部101は、外部端子31dからコンデンサ13までの電流経路と外部端子32dからコンデンサ13までの電流経路が接続する部分を示しており、バスバー31とバスバー32が、バスバー構造体30の外部で電気的に接続する部分を示している。
図13Aに示すように、比較例では、半導体モジュール12а、12b、12cからコンデンサ13へ電流が流れるときに、N極側の電流は、バスバー31を流れバスバー32を流れない。そのため、N極側の電流経路は、バスバー31により形成される経路のみである。半導体モジュール12а〜12cとコンデンサ13との間で電流が流れる際に、電流経路として機能しているのは、バスバー31とバスバー33の2枚のみである。
一方、図13Bに示すように、本実施形態では、半導体モジュール12а、12b、12cからコンデンサ13へ電流が流れるときに、N極側の電流は、バスバー31とバスバー32に流れる。N極の電流経路は、バスバー31により形成される経路とバスバー32により形成される経路なる。すなわち、本実施形態に係るN極側の電流経路は、比較例に係るN極側の電流経路よりも広くなる。
また、本実施形態では、接続部35により分離した電流が、バスバー33の導体板33iと対向する導体板31e及びバスバー33の導体板33iと対向する導体板32eをそれぞれ流れる。バスバー33の導体板33iにはP極の電流が流れる。そのため、電流がバスバー31、33を流れることで磁束が発生した場合に、導体板31eと導体板33iとの対向する部分(主面311bと主面331аに相当)では、磁束が打ち消し合う。同様に、電流がバスバー32、33を流れることで磁束が発生した場合に、導体板32eと導体板33iとの対向する部分(主面321bと主面331bに相当)では、磁束が打ち消し合う。すなわち、本実施形態では、導体板31〜33の対向する面積を広げて、拡大された対向部分を電流が流れることで、バスバー31〜33のインダクタンスを低減させることができる。
すなわち、本実施形態では、バスバー31とバスバー32が接続部35で接続させることで、接続端子31а〜31c、33а〜33cと外部端子31dとの間を、少なくとも2つの電流経路に分岐する。また、本実施形態では、分岐された電流が、バスバー31とバスバー33との間で対向する部分(互いの主面同士が向き合う部分)と、バスバー32とバスバー33との間で対向する部分とを、それぞれ流れる。これにより、バスバー31〜33のインダクタンスを低減させることができる。
上記のように、本実施形態に係るバスバー構造体30は、バスバー31〜33を備えている。バスバー33の導体板33iは、バスバー31の導体板31eとバスバー32の導体板32eとの間に配置されている。導体板31eは主面311bで導体板33iと対向しており、導体板32eは主面321bで導体板33iと対向している。バスバー31、32は、バスバー31とバスバー32との間を接続する接続部を有している。そして、接続端子31а、31b、31cと外部端子31dとの間の電流経路が複数の経路に分岐するように、接続部35は設けられている。複数の経路のうち一の経路は導体板31eと外部端子31dとの間の経路であり、複数の経路のうち他の経路は導体板32eと外部端子31dとの間の経路である。これにより、インダクタンスを低減させることができる。
また本実施形態に係るバスバー構造体30において、主面311b、321bの長辺に沿う方向の、接続部の長さが、導体板31e、32eの短辺より長い。これにより接続部35の電流経路が広がるため、インダクタンスを低減することができる。
また本実施形態に係るバスバー構造体30において、主面311b、321bの長辺に沿う方向の、接続部の長さが、バスバー31の延在部312の長さ(d)又はバスバー32の延在部322の長さ(d)よりも長い。これにより接続部35の電流経路が広がるため、インダクタンスを低減することができる。
また本実施形態に係るバスバー構造体30において、接続部35は、接続端子31а〜31c、32а〜32cと外部端子31d、32dとの間を流れる電流の経路で、外部端子31d、32dよりも接続端子31а〜31c、32а〜32cに近い側に設けられている。これにより、電流がバスバー31〜33を流れたときに、電流が導体板31e、32e、33iの互いに対向している部分に広がって流れる。そのため、導体板31e、32e、33iの対向部分のうち、磁束を打ち消し合う部分の面積が拡大する。その結果として、インダクタンスを低減することができる。
なお、本実施形態に係るバスバー構造体30において、接続部35は図6に示す位置に限らず、例えば図14に示す位置、図15に示す位置、又は他の位置であってもよい。図14及び図15は、本実施形態の変形例に係るバスバー31〜33の斜視図である。
図14に示すように、接続部35は、導体板31、32の長辺に沿う端部に設けられており、バスバー31〜33を積層させた状態で、外部端子32dと外部端子33gとの間の位置に設けられている。
図15に示すように、接続部35は、主面311b、321bの長辺側の端部のうち、接続端子31а〜31c、32а〜32cが配置されていない方の端部に設けられている。
なお、接続部35は、必ずしも導体板31eと導体板32eとを直接接続するような構成に限らず、例えばバスバー31の延在部312とバスバー32の延在部322とを直接接続するような構成でもよい。また、接続部35は、導体板31eの短辺側の端部と導体板32eの短辺側の端部とを接続してもよい。また、接続部35は、1つに限らず、複数設けられてもよい。
1…発電用モータ
2…駆動用モータ
10…電力変換装置
11、15…電流センサ
12…半導体モジュール
12…インバータ回路
12a、12b、12c…半導体モジュール
13…コンデンサ
14…インバータ回路
14a、14b、14c…半導体モジュール
16、17…給電母線
19…筐体
20а、20b…基板
21…冷却器
30…バスバー構造体
31…バスバー
31a、31b、31c…接続端子
31d…外部端子
31e…導体板
32…バスバー
32a、32b、32c…接続端子
32d…外部端子
32e…導体板
33…バスバー
33a、33b、33c、33d、33e、33f…接続端子
33g、33h…外部端子
33i…導電板
34…樹脂体
35…接続部
311а、311b…主面
312…延在部
321а、321b…主面
322…延在部
323…湾曲部
331а、331b…主面

Claims (5)

  1. 第1半導体モジュールの一対の直流端子と第2半導体モジュールの一対の直流端子との間に接続されるバスバー構造体において、
    前記第1半導体モジュールの前記一対の直流端子のうち一方の端子に接続される第1接続端子と、外部回路素子に接続される第1外部端子と、第1導体板とを有する第1バスバーと、
    前記第2半導体モジュールの前記一対の直流端子のうち一方の端子に接続される第2接続端子と、前記外部回路素子に接続される第2外部端子と、第2導体板とを有する第2バスバーと、
    前記第1半導体モジュールの前記一対の直流端子のうち他方の端子及び前記第2半導体モジュールの前記一対の直流端子のうち他方の端子に接続される端子と、前記外部回路素子に接続される外部端子と、第3導体板とを有する第3バスバーとを備え、
    前記第3導体板は、前記第1導体板と前記第2導体板との間に配置され、
    前記第1導体板は第1対向面で前記第3導体板の一方の主面と対向し、
    前記第2導体板は第2対向面で前記第3導体板の他方の主面と対向し、
    前記第1バスバー及び前記第2バスバーは、前記第1バスバーと前記第2バスバーとの間を接続する接続部を有し、
    前記接続部は、前記第1接続端子と前記第1外部端子との間の電流経路を第1経路と第2経路に分岐する位置に設けられており、
    前記第1経路は、前記第1導体板と前記第1外部端子との間の経路であり、
    前記第2経路は、前記第2導体板と前記第2外部端子との間の経路である
    バスバー構造体。
  2. 前記第1対向面及び前記第2対向面は、短辺及び長辺をもつ矩形状にそれぞれ形成され、
    前記第1導体板及び前記第2導体板は、前記長辺側に位置する長辺側端部を有し、
    前記接続部は、前記第1導体板の前記長辺側端部と前記第2導体板の前記長辺側端部とを接続し、
    前記接続部の前記長辺に沿う方向の長さは、前記短辺より長い
    請求項1記載のバスバー構造体。
  3. 前記第1バスバーは、前記第1対向面の端部から所定方向に延在しつつ、前記第1接続端子に接続された延在部を有し、
    前記第1対向面及び前記第2対向面は、短辺及び長辺をもつ矩形状にそれぞれ形成され、
    前記第1導体板及び前記第2導体板は、前記長辺側に位置する長辺側端部をそれぞれ有し、
    前記接続部は、前記第1導体板の前記長辺側端部と前記第2導体板の前記長辺側端部とを接続し、
    前記接続部の前記長辺に沿う方向の長さは、前記延在部の、前記所定方向に対して垂直方向の長さより長い
    請求項1記載のバスバー構造体。
  4. 前記第1対向面に対して反対側に位置する前記第1導体板の側面を覆う樹脂体を備え、前記第1バスバーは、前記第1対向面の端部から所定方向に延在する延在部と、前記延在部から湾曲して前記第1接続端子につながる湾曲部とを有し、
    前記所定方向に沿う断面において、前記所定方向に位置する前記樹脂体の一端は、前記湾曲部と、前記側面との間に位置する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のバスバー構造体。
  5. 前記接続部は、前記第1接続端子と前記第1外部端子との間の電流経路で、前記第1外部端子よりも前記第1接続端子に近い側に設けられている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のバスバー構造体。
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