JP4735209B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、半導体モジュール等の電気部品を複数並列接続した回路を含む電力変換装置に関する。
絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)等の高速半導体スイッチング素子を用いた電力変換装置が様々な分野で使われている。近年、半導体技術の進歩により大容量半導体モジュールが実現され、インバータを構成する上下アームの半導体スイッチを1つのモジュールで構成した半導体モジュールも数多く利用されている。
更に半導体モジュールを複数並列接続して大容量化を図られることもある。
並列接続した場合には、各半導体素子の電流分担を均等化しないと責務の重い側で使用条件あるいは寿命が決まってしまうため、バランスさせることが必要となる。
並列接続の電流均等化に寄与する主な要因は、半導体素子特性の差異、ゲート駆動回路の差異及び主回路配線インダクタンスの差異が挙げられる。このうち、素子特性の差異については並列素子間で特性を揃えるように選別するなどの策が講じられることが多い。また、ゲート駆動回路の差異については、例えば特許文献1に示すようにゲート駆動回路の一部を磁気結合させることで並列ゲート間で循環する電流を抑制して均等化させる方法がある。
一方、主回路配線インダクタンスの均等化については、特許文献2及び3に示すような方法がある。特許文献2では、三相インバータ回路における交流側から見た配線インダクタンス均等化について示されている。ただし、スイッチング期間中の電流変化に寄与する配線インダクタンスは交流負荷回路を含まない、上下アーム一巡の回路であるため、交流側からのインダクタンスを均等化しても効果が少ない。スイッチング周波数が高い大容量変換装置においては、半導体素子のオン電圧による定常損失よりもスイッチング時に発生するスイッチング損失の方が大きくなる傾向にあり、スイッチング時の電流均等化を図らなければならない。
また、特許文献3では、上下2素子が1つのモジュールで構成されている場合の配線インダクタンス均等化について示されている。この例においては、一端に正極端子及び負極端子がある半導体モジュールを並列接続している。並列接続された2つの半導体モジュールの平滑コンデンサからの概略距離をほぼ等しくすることで配線インダクタンスをほぼ均等化している。ただし、半導体素子特性あるいはゲート駆動の差異により各モジュールの電流変化が不均等になった場合にそれぞれの電圧が等しくなるように電流を揃える効果はあるものの十分ではない。
特開平10−14215号公報 特開2000−116113号公報 特開2004−135444号公報
本発明が解決しようとする課題は電力変換装置におけるスイッチング素子または平滑コンデンサ等の電気部品の並列接続時における電流アンバランスを抑制することである。
本発明による電力変換装置においては、正極及び負極端子を有する第1及び第2の電気部品が、正極側電極と負極側電極によって並列接続されるが、正極側電極は、第1の電気部品の正極端子及び第2の電気部品の正極端子にそれぞれ接続される第1の導体領域及び第2の導体領域を有し、負極側電極は、第1の電気部品の負極端子及び第2の電気部品の負極端子にそれぞれ接続される第3の導体領域及び第4の導体領域を有する。そして、第1の導体領域と第4の導体領域は、電気的絶縁を確保しながら積層対向する第1の対向部分を有し、第2の導体領域と第3の導体領域は、電気的絶縁を確保しながら積層対向する第2の対向部分を有する。
第1の対向部分及び第2の対向部分においては、各導体領域を流れる電流によって磁気結合が生じることにより、電流アンバランスが抑制できる。
以下本発明の詳細について図面を用いながら説明する。
まず図3に本発明の利用分野である一般的な電力変換器の回路構成を示す。図3に示すように、電源5から昇圧リアクトル61〜63,自己消弧スイッチング素子(ここでは、IGBTを例として説明する)21P〜23Nで構成される順変換回路、直流平滑コンデンサ3、IGBT11P〜13Nで構成される逆変換回路を介してモータ4に任意の電力を供給する。なお、昇圧リアクトル61〜63及びIGBT21P〜23Nによる順変換回路を用いたが、単純な整流ダイオードを用いた回路でも良い。
モータに大電力を供給する場合に、IGBT電流容量の制約から複数のIGBTを並列接続して電流を増大させることがある。例えば、図4のように図3における変換器回路の1アーム11Pを11P1及び11P2のように2個並列で、また、11Nを11N1及び11N2の2個並列で構成させた場合を考える。また、平滑コンデンサ3についても、コンデンサ31〜34を4個並列で構成させる。図3及び図4のように回路構成を示す場合には、配線部分の浮遊インダクタンスを表記しないことが多いが実際には配線部分に浮遊インダクタンスが存在し、これがスイッチング時の電圧跳上りに影響を及ぼしている。スイッチングの瞬間に影響を及ぼしているのは図4に破線で示した経路、すなわち上下アームのIGBT及び平滑コンデンサ3の一巡ループを流れる電流変化に伴う現象であり、このループの浮遊インダクタンスを低減することが跳上り電圧抑制のためには必要となる。
また、スイッチング時の電流分担に寄与する配線インダクタンスも同様であり、このループの配線インダクタンスを揃えることが重要である。
通常は配線インダクタンスを回路図には表記しないが、配線インダクタンスが重要な要素であるのでインダクタンス記号として表記する。
図2は、2個の半導体モジュールが並列接続され、かつ4個のコンデンサが並列接続され、正極側導体と負極側導体が積層対向する回路構成を示す。
図2において、コンデンサC1(31)〜C4(34)が並列に接続されており、半導体モジュール111にはIGBTと還流ダイオードとが逆並列接続された上下アーム11P1,11N1が含まれており、同様に半導体モジュール112には11P2,11N2が含まれている。そして半導体モジュール111及び112とが2並列接続されている。正極側導体と負極側導体とが積層対向しているのでこれらのインダクタンス部分を一括した磁気結合部800で示す。各コンデンサ端子近傍では磁気結合していなく、図中で841P〜844Nと示す。また半導体モジュールの端子近傍でも磁気結合していなく、図中で
821P〜822Nと示す。交流端子AC1及びAC2についても電気的には接続されるので、その接続点までの配線インダクタンスを881,882で示す。
これに対して、図1は本発明の実施例を示したものである。
配線導体の構成としては、IGBTと平滑コンデンサとを接続する導体は、正極導体と負極導体とが共通積層対向部801を持つことでインダクタンス低減を図っている。また、IGBTに接続される導体は半導体モジュール111に接続される導体と他方の半導体モジュール112に接続される導体とに分岐され、分岐された導体においては、半導体モジュール111の正極端子P1に接続される部分と半導体モジュール112の負極端子
N2に接続される部分とが往復電流対向するように磁気結合している(811)。同様に、半導体モジュール111の負極端子N1に接続される部分と半導体モジュール112の正極端子P2に接続される部分とが往復電流対向するように磁気結合している(812)。
一方、4並列接続された平滑コンデンサ31〜34においても、配線導体は、それぞれの端子に接続される部分に分岐しており、2個ずつのコンデンサ(図では31と32及び33と34)において同様の磁気結合部を持っている。すなわちコンデンサ31の正極端子C1Pに接続される部分とコンデンサ32の負極端子C2Nに接続される部分とが往復電流対向するように磁気結合している(831)。同様に、コンデンサ31の負極端子
C1Nに接続される部分とコンデンサ32の正極端子C2Pに接続される部分とが往復電流対向するように磁気結合している(832)。残る2つのコンデンサ33と34とについても同じように、C3P接続部とC4N接続部とが磁気結合(833)し、C4P接続部とC3N接続部とが磁気結合(834)している。
次に、図1の実施例の効果を簡単な計算例により説明する。ここでは半導体モジュールの並列接続に着目し、コンデンサ部分は一括して電圧源とする。
まず図5の例で比較する。
図5に示すi1,i2は、上アームのIGBTがターンオンする時の各々の電流である。下アームの還流ダイオードには逆回復電流が流れることを想定して回路としては短絡している。回路を構成する部品としては、平滑コンデンサ部分は一括して直流電圧で模擬する。共通部分のインダクタンスをLt=Lとして、それぞれの端子P1,N1,P2,
N2に分岐された部分のインダクタンスをL1p,L1n,L2p,L2nとしていずれも同一値Lとする。また、2つの半導体モジュールの中間端子(インバータの交流端子)間を接続する部分は各々Lc(=L)とする。
ここでは、半導体モジュール1側の配線がやや長くなっているなどにより1割程度インダクタンスが大きくなったことを想定してLdif(=0.1L)を接続している。
図6は、図5の回路において、SW1及びSW2を同時にオンさせた場合の電流変化の様子を示しており、ある時点でのi1及びi2の電流値を比較する。
図7に2通りの構成における電流アンバランスと総合インダクタンスとが磁気結合の度合い(結合率k)によってどう変わるかを示している。図7において実線が本実施例の構成であり破線が一般的な構成である各モジュールで結合させた場合である。総合インダクタンスは両者ともほぼ同じように低減されるが、電流アンバランスに関しては本実施例の構成で低減できていることがわかる。
次に回路のインダクタンスは差が無く、IGBTのスイッチング特性の差があることを想定した比較について説明する。これを模擬したものが図8である。図5と違うのはインダクタンスの差Ldif が無いことである。ここではSW2がオンしてから遅れてSW1をオンさせて、図9に示すようにある時間たった状態での電流値にて比較する。
この結果を図10に示す。この場合も図7と同様に、本発明の構成とすることで電流不均等を低減できていることがわかる。
本発明の第2の実施例として配線導体の実装構造について図11〜図16を用いて説明する。
図11は半導体モジュール111及び112,平滑コンデンサ31〜34の配線導体について示している。ただし、配線導体の絶縁板は省略している。なお、ここでは見やすいように導体の厚さ及び導体間隔を広げて描いており、実際には積層導体間隔が狭いほど磁気結合が密になるので絶縁確保できる最小の間隔にするのが好ましい。
A−A′断面からの矢視図を図12に示し、B−B′断面からの矢視図を図13に示す。
半導体モジュール111(112)はモジュール上面に正極端子P1(P2),負極端子N1(N2)及び交流端子AC1(AC2)があり、コンデンサ31〜34にはそれぞれ正極端子C1P〜C4P,負極端子C1N〜C4Nがある。
図12,図14に示すように、P1導体は、半導体モジュール111の正極端子P1に電気的に接続される領域a2と、図15に示すPC導体に電気的に接続される領域a3と、領域a2と領域a3との間に位置して電気的絶縁を確保しながらN導体に積層対向する領域a1とを有する。P2導体は、半導体モジュール112の正極端子P2に電気的に接続される領域b2と、PC導体に電気的に接続される領域b3と、領域b2と領域b3との間に位置して電気的絶縁を確保しながらN導体に積層対向する領域b1とを有する。N導体は、半導体モジュール111の負極端子N1に電気的に接続される領域c2と、半導体モジュール112の負極端子N2に電気的に接続される領域c3と、領域c2と領域
c3が接続され、電気的絶縁を確保しながらP1導体及びP2導体に積層対向する領域
c1と、図15に示すNC導体に電気的に接続される領域c4とを有する。
図12に示すように、半導体モジュール111,112は、正極端子P1と負極端子
N2とが対向するように、かつ負極端子N2が正極端子P2とが対向するように、隣接並置される。N導体の領域c1は、P1導体の領域a1とP2導体の領域b1との間に配置される。P1導体,P2導体及びPC導体によって正極端子P1と正極端子P2が電気的に接続され、N導体及びNC導体によって負極端子N1と負極端子N2が電気的に接続される。すなわち、P1導体,P2導体及びPC導体を含む正極側導体と、N導体及びNC導体を含む負極側導体とによって、半導体モジュール111と半導体モジュール112は並列接続される。
PC導体から半導体モジュール111の正極端子P1に向かう電流は、P1導体において、領域a3,領域a1,領域a2の順に流れる。本実施例においては、領域a2と領域a3は隣接して領域a1に接続され、かつ領域a1は領域a2と領域a3とが接続される部分よりも広がっている。このため、電流は、P1導体において、図14(3)の斜線部Aを含む比較的局在化された部分を流れる。
他方、PC導体から半導体モジュール112の正極端子P2に向かう電流は、P2導体において、領域b3,領域b1,領域b2の順に流れる。本実施例においては、領域b2と領域b3は隣接して領域b1に接続され、かつ領域b1は領域b2と領域b3とが接続される部分よりも広がっている。このため、電流は、P2導体において、図14(1)の斜線部Bを含む比較的局在化された部分を流れる。
半導体モジュール111の負極端子N1及び半導体モジュール112の負極端子N2からNC導体へ向かう電流は、N導体において、領域C2,領域C1,領域C4の順に流れると共に、領域C3,領域C1,領域C4の順に流れる。すなわち、半導体モジュール
111の負極端子N1及び半導体モジュール112の負極端子からの電流が共に領域c1に流れるため、図14(2)に示す斜線部C及びC′を含む領域c1における比較的広い部分に電流が流れる。
P1導体,P2導体,N導体において、上述したように電流が流れるので、本実施例においては、P1導体とN導体の対向部分において、P1導体の斜線部Aを流れる電流と、N導体の斜線部C′を流れる電流とが対向する。すなわち、半導体モジュール111の正極端子P1へ流れる電流と半導体モジュール112の負極端子N2から流れる電流が対向する。従って、このため、斜線部分A,C′には図1における磁気結合811が生じる。また、P2導体とN導体の対向部分において、P2導体の斜線部Bを流れる電流と、N導体の斜線部Cを流れる電流とが対向する。すなわち、半導体モジュール112の正極端子P2へ流れる電流と半導体モジュール111の負極端子N1から流れる電流が対向する。このため、斜線部分B,Cには図1における磁気結合812が生じる。従って、図7,図10に示したように、半導体モジュール111及び112を並列接続する配線導体の総合インダクタンスが低減できると共に、半導体モジュール111及び112の電流アンバランスが低減できる。
なお、本実施例においては、各半導体モジュールの正極端子へ流れる電流は、P1導体及びP2導体に分離して流れ、さらに、斜線部A,C′による対向部分と、斜線部B,Cによる対向部分とが互いに重ならない。このため、斜線部分A,C′における磁気結合と斜線部分B,Cにおける磁気結合の干渉を低減できる。また、各半導体モジュールの負極端子に流れる電流は共にN導体を流れるので、P1導体,P2導体とN導体との相対的位置が多少移動しても、斜線部分A,C′における磁気結合と斜線部分B,Cにおける磁気結合の結合率が大きく変動することが防止される。従って、確実に、あるいは安定して、電流アンバランスを低減することができる。
本実施例では、半導体モジュール111の負極端子N1に接続される導体領域と半導体モジュール112の負極端子N2に接続される導体領域とが、N導体として一体化されている。このため、斜線部C,C′における導体領域が略同一平面上に配置される。これにより、部品点数が低減され、配線のためのスペースを低減できる。これに対し、N導体を2つに分離して、一方を負極端子N1を接続し、他方を負極端子N2を接続し、両方を
NC導体に接続するようにしても良い。この場合、斜線部Cを含む導体領域と斜線部C′を含む導体領域とに分かれるが、両方の斜線部における導体領域を略同一平面上に配置すれば、配線のためのスペースを低減できる。
本実施例では、半導体モジュール111の正極端子P1に接続される導体領域である
P1導体における斜線部Aを含む部分と、半導体モジュール112の正極端子P2に接続される導体領域であるP2導体における斜線部Bを含む部分とが、N導体に対し互いに反対側に位置し、互いに異なる平面上に位置する。これにより、前述のN導体と相まって、配線スペースを低減しながらも、斜線部分A,C′における磁気結合と斜線部分B,Cにおける磁気結合の干渉を低減できる。
また、本実施例においては、P1導体の領域a1において、領域a2と領域a3の接続部から延びる部分により、領域a1の電気抵抗や配線インダクタンスを低減できる。さらに、領域a2と領域a3の接続部から延びる部分は、主電流が流れない部分を含むが、この主電流が流れない部分には、N導体に主電流が流れるときに過渡的に電流が誘起される。そして、この誘起電流によって生じる磁束によってN導体の配線インダクタンスが低減される効果がある。
なお、本実施例において、P1導体とP2導体に代えて、N導体と同じ形状の導体を用い、かつN導体に代えてP1導体とP2導体と同じ形状の導体を用いても、同様作用・効果を生じる。
図11,図13に示すコンデンサに接続される導体を図15,図16に示す。図16
(1)のように、CP1導体は、コンデンサ31の正極端子C1Pに電気的に接続される領域d2と、コンデンサ33の正極端子C3Pに電気接続される領域d3と、図15に示すPC導体に電気的に接続される領域d4と、これらの領域が接続され、かつ電気的絶縁を確保しながら、CN導体と積層対向する領域d1とを有する。なお、領域d3と領域
d4は、領域d1を間にして、領域d1の一端部に隣接して接続する。領域d1において、領域d3と領域d4とが接続する部分から延びる部分に、領域d2が領域d3と同じ側で、領域d3から離れて接続する。図16(3)のように、CP2導体は、コンデンサ32の正極端子C2Pに電気的に接続される領域e2と、コンデンサ34の正極端子C4Pに電気接続される領域e3と、図15に示すPC導体に電気的に接続される領域deと、これらの領域が接続され、かつ電気的絶縁を確保しながら、CN導体と積層対向する領域
e1とを有する。なお、領域e2と領域e4は、領域e1を間にして、領域e1の一端部に隣接して接続する。領域e1において、領域e2と領域d3とが接続する部分から延びる部分に、領域e3が領域e2と同じ側で、領域e2から離れて接続する。図16(2)のように、CN導体は、コンデンサ31の負極端子C1Nに電気的に接続される領域f2と、コンデンサ32の負極端子C2Nに電気的接続される領域f3と、コンデンサ33の負極端子C3Nに電気的に接続される領域f4と、コンデンサ33の負極端子C3Nに電気的に接続される領域f4と、コンデンサ34の負極端子C4Nに電気的に接続される領域f5と、図15に示すNC導体に電気的に接続される領域f6と、これらの領域が接続され、かつ電気的絶縁を確保しながら、CP1導体及びCP2導体と積層対向する領域
f1とを有する。なお、領域f2,f3,f4,f5は、領域f1に同じ側で接続し、領域f6は反対側で領域f1に接続する。領域f2は領域f1の一方の端部に接続し、領域f5は領域f1の他方の端部に接続する。領域f3と領域f4は、領域f2と領域f5の間で、領域f2に近い順に、領域f3,領域f4の順番で領域f1に接続する。
図13に示すように、コンデンサ31とコンデンサ32は、正極端子C1Pと負極端子C2Nが対向し、かつ負極端子C1Nと正極端子C2Pが対向するように隣接並置される。また、コンデンサ33とコンデンサ34は、正極端子C3Pと負極端子C4Nが対向し、かつ負極端子C3Nと正極端子C4Pが対向するように隣接並置される。CN導体の領域f1は、CP1導体の領域d1とCP2導体の領域e1との間に位置する。CP1導体,CP2導体及びPC導体によって、正極端子CP1,CP2,CP3及びCP4が互いに電気的に接続され、CN導体及びNC導体によって、負極端子CN1,CN2,CN3及びCN4が互いに電気的に接続される。すなわち、CP1導体,CP2導体及びPC導体を含む正極側導体とCN導体及びNC導体を含む負極側導体とによって、コンデンサ
31,32,33及び34は互いに並列接続される。
PC導体とコンデンサ31の正極端子C1Pとの間に流れる電流は、CP1導体の領域d2,d1,d4を流れ、NC導体とコンデンサ32の負極端子C2Nとの間に流れる電流は、CN導体の領域f3,f1,f6を流れる。ここで、図13に示すように、コンデンサ31とコンデンサ32においては、領域d2と領域f3が対向する。このため、図
16における斜線部D1、すなわち領域d1における領域d2との接続部と領域d2とを含む部分を流れる電流と、図16における斜線部F2、すなわち領域f1における領域
f3との接続部と領域f3とを含む部分を流れる電流とが対向する。すなわち、PC導体とコンデンサ31の正極端子C1Pとの間に流れる電流とNC導体とコンデンサ32の負極端子C2Nとの間に流れる電流とが対向する。従って、斜線部D1とF2には、図1における磁気結合831が生じる。
他方、PC導体とコンデンサ32の正極端子C2Pとの間に流れる電流は、CP2導体の領域e2,e1,e4を流れ、NC導体とコンデンサ31の負極端子C1Nとの間に流れる電流は、CN導体の領域f2,f1,f6を流れる。ここで、図13に示すように、コンデンサ31とコンデンサ32においては、領域e2と領域f2が対向する。このため、図16における斜線部E2、すなわち領域e1における領域e2との接続部と領域e2とを含む部分を流れる電流と、図16における斜線部F1、すなわち領域f1における領域f2との接続部と領域f2とを含む部分を流れる電流とが対向する。すなわち、PC導体とコンデンサ32の正極端子C2Pとの間に流れる電流とNC導体とコンデンサ31の負極端子C1Nとの間に流れる電流とが対向する。従って、斜線部E2とF1には、図1における磁気結合832が生じる。
従って、コンデンサ31及び32を並列接続する配線導体の総合インダクタンスが低減できると共に、コンデンサ31及び32の電流アンバランスが低減できる。
PC導体とコンデンサ33の正極端子C3Pとの間に流れる電流は、CP1導体の領域d3,d1,d4を流れ、NC導体とコンデンサ34の負極端子C4Nとの間に流れる電流は、CN導体の領域f5,f1,f6を流れる。ここで、図13に示すように、コンデンサ33とコンデンサ34においては、領域d3と領域f5が対向する。このため、図
16における斜線部D3、すなわち領域d1における領域d3との接続部と領域d3とを含む部分を流れる電流と、図16における斜線部F4、すなわち領域f1における領域
f5との接続部と領域f5とを含む部分を流れる電流とが対向する。すなわち、PC導体とコンデンサ33の正極端子C3Pとの間に流れる電流とNC導体とコンデンサ34の負極端子C4Nとの間に流れる電流とが対向する。従って、斜線部D3とF4には、図1における磁気結合833が生じる。
他方、PC導体とコンデンサ34の正極端子C4Pとの間に流れる電流は、CP2導体の領域e3,e1,e4を流れ、NC導体とコンデンサ33の負極端子C3Nとの間に流れる電流は、CN導体の領域f4,f1,f6を流れる。ここで、図13に示すように、コンデンサ33とコンデンサ34においては、領域e3と領域f4が対向する。このため、図16における斜線部E4、すなわち領域e1における領域e3との接続部と領域e3とを含む部分を流れる電流と、図16における斜線部F3、すなわち領域f1における領域f4との接続部と領域f4とを含む部分を流れる電流とが対向する。すなわち、PC導体とコンデンサ34の正極端子C4Pとの間に流れる電流とNC導体とコンデンサ33の負極端子C3Nとの間に流れる電流とが対向する。従って、斜線部E4とF3には、図1における磁気結合834が生じる。
従って、コンデンサ33及び34を並列接続する配線導体の総合インダクタンスが低減できると共に、コンデンサ33及び34の電流アンバランスが低減できる。
なお、本実施例においては、CP1導体において、領域d2と領域d3が共に領域d1に接続されるが、d1領域を、領域d2が接続される部分と、領域d3が接続される部分とに分離して、それぞれにPC導体を接続しても良い。CP2導体においても同様である。CN導体においては、f1領域を、領域f2及びf3が接続される部分と、領域f4及びf5が接続される部分とに分け、それぞれにNC導体を接続しても良い。また、f1領域を、それぞれ領域f2,f3,f4及びf5が接続される四個の部分に分け、それぞれにNC導体を接続しても良い。
本発明の第3の実施例として半導体モジュール及びコンデンサが4並列における配線導体実装構造について説明する。
図17に示すように、IGBT上下アームが一括されている半導体モジュール111〜114が2個ずつ2列に配置されて4並列接続し、平滑コンデンサもコンデンサ31〜
34が2個ずつ2列に向かい合わせに配置されて4並列接続される場合を想定する。また、各コンデンサには図示したように、正極及び負極端子が交互に2組ずつある。
各半導体モジュールにおいては、その上面の一辺に沿って、正極端子と負極端子が設けられている。半導体モジュール111と半導体モジュール112は、正極及び負極端子が設けられる一辺同士が並行に隣接するように、かつ正極端子P1と負極端子N2が対向し、かつ正極端子P2と負極端子N1が対向するように、隣接並置される。また、半導体モジュール113と半導体モジュール114も、同様に配置される。なお、半導体モジュール111の正極端子及び負極端子と、半導体モジュール113の正極端子及び負極端子はほぼ一直線上に位置する。半導体モジュール112の正極端子及び負極端子と、半導体モジュール114の正極端子及び負極端子も同様にほぼ一直線上に位置する。基本的には、半導体モジュール111と半導体モジュール112とが、上述の実施例で述べたような導体で並列接続され、電流アンバランスが低減される。また、半導体モジュール113と半導体モジュール114とが、同様に上述の実施例で述べたような導体で並列接続され、電流アンバランスが低減される。すなわち、基本的には、上述の実施例で述べたような導体を2組用いる。
各コンデンサにおいては、2個の正極端子と2個の負極端子が、直線状にかつ正負交互に配列される。コンデンサ31とコンデンサ31は、端子列同士が互いに略平行になるように、かつ正極端子と負極端子が対向するように、隣接並置される。コンデンサ33とコンデンサ34も同様に隣接並置される。また、コンデンサ31の端子列とコンデンサ33の端子列はほぼ一直線上に位置し、コンデンサ32の端子列とコンデンサ34の端子列も同様に位置する。基本的には、コンデンサ31とコンデンサ32とが、上述の実施例で述べたような導体で並列接続され、電流アンバランスが低減される。また、コンデンサ33とコンデンサ34とが、同様に上述の実施例で述べたような導体で並列接続され、電流アンバランスが低減される。すなわち、基本的には、上述の実施例で述べたような導体を2組用いる。
この場合の配線導体の実装例を図18及び図19に示す。
図18は正面から見た図、図19は側面(図17の右前方)から見た図である。
これらの配線導体は絶縁を確保した積層対向構造が複数組み合わさっている。半導体モジュールに接続される部分は、P13導体,N導体及びP24導体が積層対向構造となっており、コンデンサに接続される部分は、CP1導体,CN導体及びCP2導体とが積層対向構造となっている。またそれらを接続する部分はPC導体とPN導体とが積層対向構造となっている。なお積層対向導体における絶縁板の断面は図中でハッチングした。
各部分の積層対向導体を分解した図を図20〜図22に示す。
図20は半導体モジュールに接続される部分の積層対向導体である。すなわち、P13導体が絶縁板91を介してN導体と対向し、N導体は絶縁板92を介してP24導体とも対向した構造となっている。
P13導体は半導体モジュール端子接続部が2箇所(ハッチング部)を有しており、N導体の端子接続部(同じハッチング)、すなわち、それぞれP1とN2及びP3とN4とが近接対向している。この部分で図1における磁気結合部811を構成することで先に述べた電流均等化及び配線インダクタンス低減を実現している。
また、P24導体も半導体モジュール端子接続が2箇所(前述とは異なるハッチング)があり、N導体の半導体モジュール端子接続部、それぞれP2とN1及びP4とN3とが近接対向することで電流均等化及び配線インダクタンス低減を実現している。
また、図示のようにP13導体,P24導体及びN導体は、半導体モジュールの接続部とは反対側に他の導体と接続するための端子がある。
図21がP13導体,P24導体に接続されるPC導体及びN導体に接続されるNC導体を示している。PC導体とNC導体とは絶縁板93を介して積層対向することで配線インダクタンス低減を図っている。
PC導体はP11bがP13導体のP11aと、P12bがP13導体のP12aとを介して接続される。図では重ね合わせてボルト締めするための穴のみを示している。同様に、P21bとP21a及びP22bとP22aによりPC導体とP24導体とが接続され、N11bとN11a,N12bとN12a及びN13bとN13aによりNC導体とN導体とが接続される。
PC導体の反対側の端部には図22に示すCP1導体と接続する部分P51b及びP53bそしてCP2導体と接続する部分P52b及びP54bがある。
同じようにNC導体にはCN導体と接続する部分N51b〜N53bとがある。
図22はコンデンサに接続されるCP1導体,CP2導体及びCN導体の構造を示している。
CP1導体は図17におけるコンデンサ31の正極端子との接続部CP11及びCP12を備えており、またコンデンサ33の正極端子との接続部CP31及びCP32を備えている。CP1導体と絶縁板94を介して積層対向するのがCN導体である。CN導体には全てのコンデンサ31〜34の負極端子に接続する部分CN11〜CN42を備えている。図示したようにコンデンサ端子接続部CP32とCN41とが近接対向することで電流均等化及び配線インダクタンス低減を図っている。
また、CP2導体も絶縁板95を介してCN導体と積層対向している。この導体についてもコンデンサ端子接続部CP41がCN導体のCN32部と対向して電流均等化及び配線インダクタンス低減を図っている。
なお、図17の説明において、半導体モジュール側において、基本的には、図11〜図16で述べた導体を2組用いると述べたが、図20に示す各導体は、図14で示した導体が2個づつ一体化されている。これは、図17で示したように、半導体モジュール111の正極端子及び負極端子と、半導体モジュール113の正極端子及び負極端子はほぼ一直線上に位置し、かつ半導体モジュール112の正極端子及び負極端子と、半導体モジュール114の正極端子及び負極端子も同様にほぼ一直線上に位置するためである。また、コンデンサ側においても同様である。
なお、図18〜図22に示した配線構造は一例にすぎず、途中の接続端子の配置などはいろいろ変えても良い。ただし、接続部で積層されていない部分は正極側と負極側とを交互に配置することで、高周波電流における配線インダクタンス低減効果がある。
また、ここでは半導体モジュールに接続される積層導体(P13導体,N導体,P24導体)と途中の積層導体(PC導体,NC導体)とコンデンサに接続される積層導体
(CP1導体,CN導体,CP2導体)との3つの積層導体群としたが、半導体モジュールと平滑コンデンサとの位置関係によっては1つの積層導体で構成しても良い。
本発明の第4の実施例について図23,図24で説明する。
これは、上下アームが1つに内蔵された2並列接続した半導体モジュール111と112に関する配線実装構造を示している。この場合には平滑コンデンサは正極及び負極が2組の端子CP1〜CN2で構成されていて、1群の積層導体で半導体モジュールと平滑コンデンサとを接続している。図23に示すように左手前の半導体モジュール111の正極端子P1は左奥に、負極端子N1は右手前側になる。一方、右奥の半導体モジュール112の正極端子P2は図中の右方でN1と対向する位置に、負極端子N2は奥のP1と対向する位置にある。図23及び図24の正極導体711は半導体モジュール111の正極P1及びコンデンサの正極端子CP1とを接続している。もう一方の正極端子712が半導体モジュール112の正極端子とコンデンサ正極端子CP2とを接続している。2つの正極導体711及び712に図示していない絶縁板に挟まれた負極導体72が半導体モジュールの2つの負極N1及びN2とコンデンサの2つの負極CN1及びCN2とを接続している。
この実施例では図1における正極導体の共通部が存在していない形になっているが、図中に破線で囲んで示した対向部81でP1接続部とN2接続部とが、また対向部82で
P2接続部とN1接続部とが磁気結合することで半導体モジュールの電流均等化及び配線インダクタンス低減が実現されている。
また、図24のように正極側導体711,712を負極側導体72と同じ幅にしているのは、幅広部分でも往復電流が対向した構成となっており、磁気結合の度合いが大きくなり配線インダクタンス低減が期待できるからである。配線インダクタンスが十分に低減されている場合には必ずしも幅広にしなくても良い。
本発明の第5の実施例について説明する。
インバータを構成する上下2×3相のスイッチング素子(図3における11P〜13Nあるいは21P〜23N)が1つのモジュールで構成されている場合を考える。
6素子が入ったモジュールでスイッチング素子を2並列として使用する場合を示すと図25のようになる。
図25は2つのモジュール101と102とを両側の端子がそれぞれ列に並ぶように配置されており、点線で囲んだように並列接続されている。この2モジュールだけで考えているうちは問題無いが、変換器全体(3相分)を考えた場合には、横に1列に配置すると横方向のみ異様に長くなってしまい変換器全体寸法として大型化してしまう。
一方、図26に示すように2つのモジュールをP及びN端子がある側が対向するように配置すると、縦横寸法が均整のとれた形状となる。図26において、W相を構成する2並列のスイッチング素子において、WP1とWN2とが対向、WP2とWN1とが対向しているのでこの部分の配線導体を図23と同様の構造にして磁気結合させることで電流アンバランス低減の効果が期待できる。
さらに、図27に示すように、各相ともに2つのモジュールに跨って並列接続することにして、UP1とUN2とが対向、UP2とUN1とが対向、VP1とVN2とが対向、VP2とVN1とが対向、WP1とWN2とが対向、WP2とWN1とを対向させてその接続導体を磁気結合させることで電流アンバランス低減の効果が期待できる。なお、図
26と図27とを比較した場合に、極低速運転(極低周波数通電)時にある1相のスイッチング素子の電流責務が集中した場合に、その2並列がモジュールに跨っていて発熱の分散ができるので温度上昇抑制の観点で好適である。
本発明の第1の実施例における配線構成を示す。 従来例における並列接続における配線構成を示す。 本発明の適用分野である電力変換器の回路構成を示す。 本発明が適用される並列接続の例を示す。 本発明の効果を確認する計算の構成を示す。 本発明の効果を確認する計算における比較の説明を示す。 本発明の効果について第1の確認例を示す。 本発明の効果を確認する計算の構成(第2の例)を示す。 本発明の効果を確認する計算における比較の説明(第2の例)を示す。 本発明の効果について第2の確認例を示す。 本発明の第2の実施例における配線実装構造を示す。 図11におけるA−A′矢視図を示す。 図11におけるB−B′矢視図を示す。 図11における半導体モジュール接続導体の形状を示す。 図14及び図16の導体を接続する導体の形状を示す。 図11におけるコンデンサ接続導体の形状を示す。 本発明の第3の実施例における半導体モジュールコンデンサ配置を示す。 本発明の第3の実施例における配線導体の正面から見た状態を示す。 本発明の第3の実施例における配線導体の側面から見た状態を示す。 本発明の第3の実施例におけるIGBT接続導体の形状を示す。 本発明の第3の実施例における途中接続導体の形状を示す。 本発明の第3の実施例におけるコンデンサ接続導体の形状を示す。 本発明の第4の実施例における配線導体実装形状を示す。 本発明の第4の実施例における各配線導体の形状を示す。 本発明の第5の実施例に関する一般的な構成例を示す。 本発明の第5の実施例を示す。 本発明の第5の実施例に関する変形例を示す。
符号の説明
3,31〜34…平滑コンデンサ、4…モータ、5…電源、11P〜13N,11P1〜11N2,21P〜23N…自己消弧スイッチング素子(還流ダイオード含む)、61〜63…リアクトル、91〜95…絶縁板、111,112,101,102…半導体モジュール、711,712,72…配線導体、800,801,831〜834…配線導体磁気結合部。

Claims (9)

  1. 少なくとも一対の正極端子と負極端子を有する電気部品を複数個備え、前記複数個の電気部品が、前記各正極端子に電気的に接続される正極側導体及び前記各負極端子に電気的に接続される負極側導体によって並列に接続される回路を有する電力変換装置において、
    前記正極側導体は、前記複数個の電気部品の内、第1の電気部品の前記正極端子及び第2の電気部品の前記正極端子にそれぞれ接続される第1の導体領域及び第2の導体領域を有し、
    前記負極側導体は、前記複数個の電気部品の内、第1の電気部品の前記負極端子及び第2の電気部品の前記負極端子にそれぞれ接続される第3の導体領域及び第4の導体領域を有し、
    前記第1の導体領域と前記第4の導体領域は、電気的絶縁を確保しながら積層対向する第1の対向部分を有し、
    前記第2の導体領域と前記第3の導体領域は、電気的絶縁を確保しながら積層対向する第2の対向部分を有することを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1において、前記第1の対向部分においては、前記第1の導体領域と前記第の導体領域を流れる電流によって磁気結合が生じ、前記第2の対向部分においては、前記第2の導体領域と前記第の導体領域を流れる電流によって磁気結合が生じることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1または請求項において、前記第1の対向部分と前記第2の対向部分とが互いに重ならないことを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記第1の対向部分における前記第4の導体領域及び前記第2の対向部分における前記第3の導体領域が略同一平面上に配置され、前記第1の対向部分における前記第1の導体領域及び前記第2の対向部分における前記第2の導体領域が異なる平面上に配置されることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記第1の対向部分における前記第1の導体領域及び前記第2の対向部分における前記第2の導体領域が略同一平面上に配置され、前記第1の対向部分における前記第4の導体領域及び前記第2の対向部分における前記第3の導体領域が異なる平面上に配置されることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、前記第1及び第2の対向部分の対向面が電気部品上面に対し垂直であることを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、前記電気部品が半導体モジュールであることを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項7において、前記半導体モジュールは、それぞれが半導体スイッチング素子とダイオードの逆並列接続回路を含む上下アームを有し、上アームの正極が前記正極端子であり、下アームの負極が前記負極端子であることを特徴とする電力変換装置。
  9. 請求項1〜6のいずれか一項において、前記電気部品がコンデンサであることを特徴とする電力変換装置。
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