JP2012161939A - タイヤの加硫金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビードリングの形状を改善することにより、ビード部のヒール領域におけるベアなどの加硫不良を減じるのに役立つタイヤの加硫金型を提供する。
【解決手段】ビード成型面17を有するビードリングM3を含むタイヤの加硫金型Mである。ビードリングM3は、タイヤのビード部4のビードヒール面4bからのびる1以上の分割面Sによってタイヤ軸方向内外に分割される2以上のリング片Rから形成される。一方側のリング片の分割面上には、周方向にのびる周方向溝26と、この周方向溝26からビードヒール面4bまでのびるとともに他方側のリング片の分割面との間で隙間Gが0.02〜0.08mmの排気スリットEをなす複数のスリット形成溝27とが設けられる。タイヤ軸方向外側に配される外側のリング片は、該外側のリング片を貫通してのびるベントホールBが設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ビードリングの構造を改善することにより、ビード部のビードヒール面におけるベアなどの加硫不良を減じるのに役立つタイヤの加硫金型に関する。
図9(a)に示されるように、タイヤの加硫金型mは、トレッド部を成形するトレッド成型部maと、サイドウォール部を成形するサイドウォール成型部mbと、ビード部bを成形する取り外し可能なビードリングmcとで構成される。ビードリングmcは、図9(b)に示されるように、タイヤのビード部bのビード底面b1を成形するビード底成形面g1と、ビード部bのビードヒール面b2を成形するヒール成形面g2と、ビード部bのタイヤ軸方向外側面b3を成形する外側成形面g3とからなるビード成形面gを含んで形成されている。
ところで、前記ビード成形面gは、図9(b)に示されるように、前記ビードヒール面b2でL字状に折れ曲がる。そのため加硫成型時、ビード部bのゴムが、ビード底成形面g1及び外側成形面g3と先に接触してしまい、ビード部bとヒール成形面b2との間で空気が閉じ込められて、空気溜りeが発生し易く、これにより成形後のタイヤにベアと呼ばれる加硫不良(凹み)が生じやすくなる。
なお、空気溜りeを防止する方法として、金型に排気用のベントホール(図示せず)を設けることが知られている。しかしながら、該ベントホールは、例えばドリル等の工具を用いて加工されるため、曲率半径が小さな曲面状のヒール成形面g2に形成することが難しい。また、ベントホールを設けた場合、空気と一緒にゴムの一部も吸い込むため、加硫後のビード部にスピューと呼ばれるひげ状の突起が形成されてしまい、このスピューを切除するための作業に手間を要する。しかも、切除後も若干の突起が残存するため、この突起がリムとの嵌合性に悪影響を招くという問題があった。このような技術と関連する文献としては、次のものがある。
特開平11−138547号公報 特開2000−52347号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、ビードリングの構造を改善することで、加硫成形に際してビード部のビードヒール面に残存する空気を排出してベアなどの発生を減じるのに役立つタイヤの加硫金型を提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、タイヤのビード部のビード底面を成形するビード底成形面と、ビード部のビードヒール面を成形するヒール成形面と、ビード部のタイヤ軸方向外側面を成形する外側成形面とからなるビード成型面を有するビードリングを含むタイヤの加硫金型であって、前記ビードリングは、前記ビードヒール面からのびる1以上の分割面によってタイヤ軸方向内外に分割される2以上のリング片から形成され、しかも前記分割面で隣接する一方側のリング片の分割面上に、周方向にのびる周方向溝と、この周方向溝から前記ビードヒール面までのびるとともに他方側のリング片の分割面との間で隙間Gが0.02〜0.08mmの排気スリットをなす複数のスリット形成溝とを具えるとともに、前記一方側、他方側のリング片のうちのタイヤ軸方向外側に配される外側のリング片に、該外側のリング片を貫通してのびかつ一端が前記周方向溝に連通するベントホールを設けたことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記周方向溝は、周方向に間隔を隔てて配される複数の周方向溝部から形成され、かつ各周方向溝部に、複数のスリット形成溝が連なることを特徴とする請求項1記載のタイヤの加硫金型である。
また請求項3記載の発明は、前記ビードリングは、2つの分割面によってタイヤ軸方向内、中、外の3つのリング片に分割されるとともに、前記中のリング片を貫通するベントホールは、一端が前記内、中のリング片間の分割面に形成される周方向溝に連通し、かつ他端が前記中、外のリング片間の分割面に形成される周方向溝に連通することを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤの加硫金型である。
また請求項4記載の発明は、前記外のリング片を貫通するベントホールは、一端が前記中、外のリング片間の分割面に形成される周方向溝に連通しかつ他端がビードリング外に導通することを特徴とする請求項3記載のタイヤの加硫金型である。
本発明のタイヤの加硫金型は、ビード成型面を有するビードリングを含む。前記ビードリングは、ビードヒール面からのびる1以上の分割面によってタイヤ軸方向内外に分割される2以上のリング片から形成され、しかも前記分割面で隣接する一方側のリング片の分割面上に、周方向にのびる周方向溝と、この周方向溝から前記ビードヒール面までのびるスリット形成溝とを具える。また、タイヤ軸方向外側に配される外側のリング片に、該外側のリング片を貫通してのびかつ一端が前記周方向溝に連通するベントホールが設けられる。これにより、加硫成形に際して、ビード部とビードリングのヒール成形面との間に残存する空気をスリット形成溝、周方向溝からベントホールを通って外部に確実に排出することができる。しかも、ビード部近傍においては、一方側のリング片と他方側のリング片の分割面との間で隙間Gが0.02〜0.08mmの排気スリットをなす複数のスリット形成溝が配されるため、ゴムの吸いこみが抑制されて、スピューの形成が削減される。従って、本発明のタイヤの加硫金型により作成された空気入りタイヤは、美観が優れる。
本発明の製造方法で得られた空気入りタイヤの断面図である。 本実施形態の加硫金型を含むタイヤの成形装置の断面図である。 ビードリングを説明する断面図である。 (a)は、ビードリングの斜視図、(b)は、各リング片の斜視図である。 (a)は、内のリング片、(b)は、中のリング片、(c)は、外のリング片の拡大部分斜視図である。 (a)は、生カバーを成形する工程を説明する断面図、(b)は、生カバーを加硫する加硫工程を説明する断面図である。 他の実施形態の空気入りタイヤの製造装置を示す断面図である。 (a)は、他の実施形態の内のリング片、(b)は、他の実施形態の中のリング片、(c)は、他の実施形態の外のリング片の拡大部分斜視図である。 (a)は、従来の加硫金型の断面図、(b)は、(a)の加硫金型のビード成形面とビード部との接触状態を示す断面略図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態のタイヤの加硫金型を用いて製造された空気入りタイヤ1の断面図を示す。該空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、該カーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されるベルト層7とを含んだ乗用車用のものが示される。
前記カーカス6は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカスコードを具えたカーカスプライ6Aから構成される。前記カーカスプライ6Aは、例えば有機繊維からなるカーカスコードがタイヤ赤道C方向に対して例えば75〜90°の角度で配列されている。本実施形態のカーカスプライ6Aは、ビード部4、4間をトロイド状に跨っており、その両側の端部6eは、ビードコア5で折り返されることなくビードコア5内で終端している。なお、カーカス6の内側には、空気非透過性に優れたゴムからなるインナーライナ8が配されている。
前記ベルト層7は、少なくとも2枚、本実施形態ではタイヤ半径方向内、外2枚のベルトプライ7A、7Bからなる。各ベルトプライ7A、7Bは、タイヤ赤道Cに対して15〜40°の角度で傾けられた例えばスチールコード等の高弾性のベルトコードを有する。そして、各ベルトプライ7A、7Bは、ベルトコードが互いに交差するように重ねられている。
前記ビードコア5は、本実施形態では、カーカスプライ6Aのタイヤ軸方向の内側に配された内のコア片5iと、カーカスプライ6Aのタイヤ軸方向の外側に配された外のコア片5oとを具える。そして内、外のコア片5i、5o間にカーカスプライ6Aの端部6eが狭持されている。なお、ビードコア5のタイヤ半径方向内側には、リム(図示しない)との接触による摩耗を防止するために、硬質のゴムからなるクリンチゴム4Gが配されている。
図2には、前記空気入りタイヤ1を加硫成形する成形装置10の一実施形態が示される。この成形装置10は、本実施形態の加硫金型Mと、例えば、該加硫金型Mのキャビティ内に配される硬質の中子Nとを含んで構成される。図2では、加硫金型Mは完全に閉じられている。これにより、加硫金型Mと中子Nとの間に、空気入りタイヤ1を加硫成形する成形空間kが形成される。
前記中子Nは、例えば、タイヤ周方向に分割されたセグメントを組み立てることにより実質的にタイヤ周方向に連続した環状体となる組立式である。また、中子Nは、加硫金型M内に配されるため、加硫時の熱及び圧力にも耐えうる金属材料や耐熱性樹脂等から構成される。なお、中子Nの内部は刳りぬかれており、その空間には例えば生カバーを内側から加熱するためのヒータ等(図示せず)が内蔵できる。
また、中子Nは、空気入りタイヤ1の内腔面iを形成する成形面9を有する。該成形面9は、トレッド部2の内腔面2iを成形するトレッド内腔成形面9aと、サイドウォール部3の内腔面3iを成形するサイドウォール部内腔成形面9bと、ビード部4のタイヤ内腔面4iを成形するビード内腔成形面9cとを含む。
また、中子Nは、中子Nの主要部分を構成する中子本体12と、前記ビード内腔成形面9cの一部を構成する交換可能なリング状かつ断面矩形状のアタッチメントピース13とを含んで構成されるのが望ましい。このようなアタッチメントピース13は、とりわけ摩耗の激しいビード内腔成形面9cのタイヤ半径方向内側部分のメンテナンスを能率良く行うのに好適である。
図2に示されるように、前記加硫金型Mは、例えば生カバー1a(空気入りタイヤ)のトレッド部2の外面を成形する拡縮径可能なトレッドリングM1と、サイドウォール部3の外面を成形するとともにタイヤ軸方向に移動可能な一対のサイドリングM2と、少なくとも前記ビード部4の底面を成形するとともにタイヤ軸方向に移動可能な一対のビードリングM3とを含んで構成される。
前記トレッドリングM1及びサイドリングM2は、従来と同様の構成が採用できる。
本実施形態のビードリングM3は、図3及び4に示されるように、タイヤ周方向に連続するリング状をなし、タイヤのビード部4のビード底面4a(図2に示す)を成形するビード底成形面14と、該ビード底成形面14のヒール側に連なるとともにビード部4のビードヒール面4b(図2に示す)を成形する円弧状のヒール成形面15と、該ヒール成形面15のタイヤ半径方向外側に連なるとともにビード部4のタイヤ軸方向外側面4c(図2に示す)を成形する外側成形面16とからなるビード成型面17を有する。また、ビードリングM3は、前記ビード成型面17のタイヤ軸方向内端17eに連なるとともに、前記アタッチメントピース13(図2に示す)のタイヤ半径方向内側面と接するトウ面18と、該トウ面18のタイヤ軸方向の内端18eに接続されかつタイヤ半径方向内側にのびる内側形成面19とを有する。
また、ビードリングM3は、前記ビードヒール面4bからのびる1以上の分割面Sによってタイヤ軸方向内外に分割される2以上のリング片Rから形成される。本実施形態のビードリングM3は、タイヤ軸方向内側に配される内側分割面S1及び該内側分割面S1よりもタイヤ軸方向外側に配される外側分割面S2の2つの分割面によってタイヤ軸方向内外に分割される、内、中、外の3つのリング片20、21、22から形成される。即ち、本実施形態では、内側分割面S1は、内のリング片20のタイヤ軸方向外側の内中分割領域20aと、中のリング片21のタイヤ軸方向内側の中内分割領域21aとから形成される。同様に、外側分割面S2は、中のリング片21のタイヤ軸方向外側の中外分割領域21bと、外のリング片22のタイヤ軸方向内側の外内分割領域22aとから形成される。なお、本実施形態の内、中、外の3つのリング片20、21、22には、これら3つのリング片を一体として固定するため、例えばタイヤ軸方向内外に貫通するボルト穴36がタイヤ周方向に4カ所設けられている。
また、内リング片20の内中分割領域20aは、本実施形態では、ビードヒール面4b、即ちヒール成形面15からタイヤ軸方向外側かつタイヤ半径方向内側に傾斜してのびる内傾斜面23と、該内傾斜面23のタイヤ軸方向の外端23eからタイヤ半径方向内側にのびる内外面24と、該内外面24のタイヤ半径方向の内端24eからタイヤ半径方向内側かつタイヤ軸方向内側にのびるとともに前記内側形成面19に終端する内内面25とで構成される。同様に、中のリング片21の中外分割領域21bは、ヒール成形面15からタイヤ軸方向外側かつタイヤ半径方向内側に傾斜してのびる中傾斜面28と、該中傾斜面28のタイヤ軸方向の外端28eからタイヤ半径方向内側にのびる中外面29と、該中外面29のタイヤ半径方向の内端29eからタイヤ半径方向内側かつタイヤ軸方向内側にのびるとともに前記内側形成面19に終端する中内面30とで構成される。
また、本実施形態の外のリング片22のタイヤ軸方向外側の面は、前記外側成形面16のタイヤ半径方向の外端16eからタイヤ半径方向内側かつタイヤ軸方向外側に傾斜してのびる傾斜面31と、該傾斜面31のタイヤ軸方向外端31eからタイヤ半径方向内側へのびる外側面32とを含んで構成される。
そして、本発明では、分割面Sで隣接する一方側のリング片の分割面上に、周方向にのびる周方向溝26と、この周方向溝26から前記ビードヒール面4bまでのびる複数のスリット形成溝27とが具えられる。
周方向溝26は、内側分割面S1に形成される内の周方向溝26aと、外側分割面S2に形成される外の周方向溝26bとからなる。内の周方向溝26aは、本実施形態では、内のリング片20の内傾斜面23のタイヤ半径方向内縁23iに接しかつ前記内外面24のタイヤ半径方向外側に配される。また、外の周方向溝26bは、本実施形態では、中のリング片21の中傾斜面28のタイヤ半径方向内縁28iに接しかつ前記中外面29のタイヤ半径方向外側に配される。
また、図4(b)に示されるように、各内外の周方向溝26a、26bは、本実施形態では、周方向に間隔を隔てて配され、例えば、略円弧状をなす複数の周方向溝部26cから形成される。
このような周方向溝部26cは、配設本数が多くなると、各リング片20、21の剛性が低下して、耐久性が悪化するおそれがあり、逆に少なくなると加硫時に残存する空気を効率良く排出できないおそれがある。このような観点より、前記周方向溝部26cの配設本数は、タイヤ周上に好ましくは8〜20本、より好ましくは10〜15本が望ましい。また、同様の観点より、周方向溝部26cの大きさを表すタイヤ周方向角度θ1は、好ましくは10〜40度、より好ましくは15〜35度で形成されるのが望ましい。さらに、同様の観点より、周方向溝部26cの溝深さt(図3に示す)は、好ましくは0.8〜2.2mm、より好ましくは1.0〜2.0mmが望ましい。
前記スリット形成溝27は、一方側のリング片の分割面と他方側のリング片の分割面との間で隙間Gが0.02〜0.08mmの排気スリットとして形成される。
図4(b)及び図5(a)、(b)に示されるように、本実施形態のスリット形成溝27は、内のリング片20の内傾斜面23をタイヤ軸方向内外にのびかつ前記内の周方向溝26aに連なる内のスリット形成溝27aと、中のリング片21の中傾斜面28をタイヤ軸方向内外にのびかつ外の周方向溝26bに連なる中のスリット形成溝27bとからなる。
また、本実施形態のスリット形成溝27は、前記周方向溝部26cとタイヤ周方向に同じ間隔で隔てて配されている。また、スリット形成溝27の断面は、略矩形状に形成されるが、このような態様に限定されるものではなく、例えば、略U字状や略三角状等でもよい。
このようなスリット形成溝27は、隙間Gが小さいと、タイヤ加硫時に空気が排出されないため、ベアの発生を抑制できない。逆に隙間Gが大きいと、生カバー1aのゴムがスリット形成溝27内に流入し、スピューを生じさせる。このような観点より、前記隙間G(図3に示す)の上限は、好ましくは0.06mm以下、より好ましくは0.04mm以下が望ましい。
また、スリット形成溝27の配設本数は、加硫時の残存する空気を効率良く排出するために、タイヤ周上で200〜400本程度が望ましい。
また、本発明では、前記一方側、他方側のリング片のうちのタイヤ軸方向外側に配される外側のリング片に、該外側のリング片を貫通してのびかつ一端が前記周方向溝26に連通するベントホールBが設けられる。
本実施形態では、前記ベントホールBは、中のリング片21を貫通する中のベントホールB1と、外のリング片22を貫通する外のベントホールB2とからなる。
本実施形態の中のベントホールB1は、一端が前記内、中のリング片20、21間の分割面S1に形成される前記内の周方向溝26aに連通し、かつ他端が前記中、外のリング片21、22間の分割面S2に形成される前記外の周方向溝26bに連通する。
また、外のベントホールB2は、一端が前記中、外のリング片21、22間の分割面S2に形成される前記外の周方向溝26bに連通しかつ他端がビードリング外に導通する。
なお、本実施形態の外のリング片22の前記傾斜面31には、前記外端16eからタイヤ軸方向外側に該傾斜面31の前記外端31eに達することなく終端する複数のスリット状形成溝33と、該スリット形成溝27に連なりかつ前記サイドリングM2のタイヤ半径方向の内端P(図2に示す)を超えてのびる溝部34とが配される。そして、前記外のベントホールB2の他端が、前記溝部34に連通することにより、外のベントホールB2は、ビードリング外に導通する。
このようなベントホールBの直径dは、前記スリット形成溝27から周方向溝26に集積された空気を確実に排出しかつ各リング片21、22の耐久性を確保する観点より、好ましくは1.5〜4.5mmが望ましく、より好ましくは2.0〜4.0mmが望ましい。
以上のように構成された加硫金型Mを含む成形装置10を用いた空気入りタイヤ1の製造方法について述べる。本実施形態の製造方法では、生カバー1aを成形する工程と、該生カバー1aを加硫する加硫工程とを含む。
生カバー1aは、例えば、図6(a)に示されるように、中子Nの成形面9に、タイヤ構成部材が貼り付けられて成形される。本実施形態では、インナーライナ8、クリンチゴム4Gのタイヤ軸方向内側の基部4Ga、クリンチゴム4Gの底部分4Gb、内のコア片5i、カーカスプライ6A、外のコア片5o、クリンチゴム4Gのタイヤ軸方向外側の基部4Gc、サイドウォールゴム3G、ベルトプライ7A、7B及びトレッドゴム2Gが、この順で貼り付けられる。ただし、各部材の貼り付け順や形状等は、このような態様に限定されるものではない。
次に、前記生カバー1aを加硫する加硫工程が行われる。加硫工程では、加硫金型Mを開くとともに、その成形空間k(図2に示す)内に、生カバー1aが中子Nとともに投入される。そして、図6(b)に示されるように、ビードリングM3、サイドリングM2及びトレッドリングM1を閉じ、加硫金型M及び/又は中子Nを加熱することにより、生カバー1aが加硫成形される。成形空間kに対する生カバー1aのゴム材料の膨張によって、成形空間k内、とりわけビードリングM3とビード部4との間に残存する空気が、スリット形成溝27へと進入する。
そして、加硫が終わると、加硫金型Mが開かれ、その成形空間k内から中子Nとともに空気入りタイヤ1が取り出される。また、中子Nは、分解されて空気入りタイヤ1の内部から取り外される。
この加硫工程において、前記スリット形成溝27から周方向溝26を経てベントホールBへと残存する空気が排出されるため、本実施形態の加硫金型Mにより製造された空気入りタイヤ1のビード部4は、ベアを生じることがない。さらに、ビードヒール面4bからのびるスリット形成溝27の隙間Gが、0.02〜0.08mmに規定されるため、ゴムのスリット形成溝27への流入が抑制され、スピューの発生が防止される。また、周方向溝26の溝深さt及びベントホールBの直径dを前述の数値範囲とすることで、より効果的に空気を排出できる。従って、本発明の加硫金型Mにより形成された空気入りタイヤは、美観に優れる。
図7には、本発明の他の空気入りタイヤ1の製造方法及び成形装置11が示される。
この実施形態の中子N1の成形面9は、空気入りタイヤ1のビード部4のタイヤ内腔面4iを成形するビード内腔成形面9cのみからなり、内腔面iの他の部分は、架橋ゴムからなるブラダーBuを用いて加硫成形される。他の部分は、前記実施形態と同一である。従って、このような実施形態でも、空気の排出が確実に行われるため、ビード部4にベアを生じさせることなく、美観に優れた空気入りタイヤが製造される。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。例えば、図8(a)乃至(c)に示されるように、前記スリット形成溝27、スリット状形成溝33、周方向溝26及び溝部34は、ともにタイヤ周方向に連続してのびる形状のものでもよい。また、ビードリングM3の剛性をさらに高く確保するため、周方向溝26及び溝部34のタイヤ半径方向の長さが、図5に示される本実施形態のタイヤ半径方向の長さよりも小となる態様でも構わない。
本発明の効果を確認するために、サイズ215/45R17の乗用車用空気入りラジアルタイヤを表1の仕様によりそれぞれ100本試作し、ビード部のビードヒール面の美観状況を調べた。表に記載の部分以外は、いずれも同一とした。主な共通仕様は以下の通りである。
<スリット形成溝>
配設本数:タイヤ周上に300本
<周方向溝>
配設本数:タイヤ周上に12本
周方向角度θ1:20度
ビードヒール面の美観状況は、検査員の目視と触診とにより、以下の基準を用い5段階で判定した。数値が大きいほど良好である。
5:ベアやスピュー等の発生なし
4:ベアやスピュー等が僅かに発生しているものの修理不要で許容できるレベル
3〜2:修理が必要なベアやスピュー等が発生している
1:修理が不能なベアが発生している
テストの結果を表1に示す。
Figure 2012161939
テストの結果、実施例のものは、比較例に比べてベアやスピュー等の発生が小さく、美観が向上していることが確認できた。なお、周方向溝の溝深さを大きくすると、ビードリングの耐久性が悪化する傾向があった。
4 ビード部
4a ビード底面
4b ビードヒール面
4c タイヤ軸方向外側面
14 ビード底成形面
15 ヒール成形面
16 外側成形面
17 ビード成型面
26 周方向溝
27 スリット形成溝
B ベントホール
E 排気スリット
M 加硫金型
M3 ビードリング
R リング片
S 分割面

Claims (4)

  1. タイヤのビード部のビード底面を成形するビード底成形面と、ビード部のビードヒール面を成形するヒール成形面と、ビード部のタイヤ軸方向外側面を成形する外側成形面とからなるビード成型面を有するビードリングを含むタイヤの加硫金型であって、
    前記ビードリングは、前記ビードヒール面からのびる1以上の分割面によってタイヤ軸方向内外に分割される2以上のリング片から形成され、
    しかも前記分割面で隣接する一方側のリング片の分割面上に、周方向にのびる周方向溝と、この周方向溝から前記ビードヒール面までのびるとともに他方側のリング片の分割面との間で隙間Gが0.02〜0.08mmの排気スリットをなす複数のスリット形成溝とを具えるとともに、
    前記一方側、他方側のリング片のうちのタイヤ軸方向外側に配される外側のリング片に、該外側のリング片を貫通してのびかつ一端が前記周方向溝に連通するベントホールを設けたことを特徴とするタイヤの加硫金型。
  2. 前記周方向溝は、周方向に間隔を隔てて配される複数の周方向溝部から形成され、かつ各周方向溝部に、複数のスリット形成溝が連なることを特徴とする請求項1記載のタイヤの加硫金型。
  3. 前記ビードリングは、2つの分割面によってタイヤ軸方向内、中、外の3つのリング片に分割されるとともに、
    前記中のリング片を貫通するベントホールは、一端が前記内、中のリング片間の分割面に形成される周方向溝に連通し、かつ他端が前記中、外のリング片間の分割面に形成される周方向溝に連通することを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤの加硫金型。
  4. 前記外のリング片を貫通するベントホールは、一端が前記中、外のリング片間の分割面に形成される周方向溝に連通しかつ他端がビードリング外に導通することを特徴とする請求項3記載のタイヤの加硫金型。
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