JPH0733615U - タイヤ加硫用金型のガス抜き装置 - Google Patents

タイヤ加硫用金型のガス抜き装置

Info

Publication number
JPH0733615U
JPH0733615U JP7120793U JP7120793U JPH0733615U JP H0733615 U JPH0733615 U JP H0733615U JP 7120793 U JP7120793 U JP 7120793U JP 7120793 U JP7120793 U JP 7120793U JP H0733615 U JPH0733615 U JP H0733615U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
vent hole
vulcanizing mold
passage
tire vulcanizing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7120793U
Other languages
English (en)
Inventor
康英 大竹
徹 紺野
勝三 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP7120793U priority Critical patent/JPH0733615U/ja
Publication of JPH0733615U publication Critical patent/JPH0733615U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型内部の空気が抜ける際の通路断面積が
著しく狭くなり、そのためタイヤ加硫時にスピューの形
成されることがほとんど無く、スピューの除去作業が不
要になり、しかもベントホールにそのまま容易に埋設す
ることができると共に、細くて長い空気通路が正確に、
かつ容易に形成される。 【構成】 タイヤ加硫用金型(ビードリング)11の
内面に外側の大気と連通する多数のベントホール11b
を穿孔し、このベントホール11bに多数本の金属素線
を加撚してなる金属ワイヤをプラグ13としてベントホ
ール11bに埋設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、タイヤ加硫用金型のガス抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タイヤ加硫用金型のガス抜き装置として、タイヤ加硫用金型の内面に外側の排 気孔と連通する多数のベントホールを穿孔したもの、また金型に多数本のパイプ を埋設してベントホールを形成したもの等が知られている。
【0003】 しかしながら、これらのガス抜き装置は、金型の内外を連通する直径1.0〜 2.0mmのベントホールを形成し、このベントホールを通じて金型内の空気を大 気中に逃がすものであるから、加硫の際これらのベントホールにグリーンタイヤ 表面のゴムが流入してタイヤ表面にスピューと呼ばれる多数本の突起が形成され 、加硫後に上記のスピューを切断して除去する必要があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、タイヤを加硫する際にスピューが形成されず、したがって加硫終 了後にスピューの除去作業を要しないタイヤ加硫用金型のガス抜き装置を提供す るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、タイヤ加硫用金型の内面に外側の大気と連通するガス通路を設け たタイヤ加硫用金型のガス抜き装置において、上記ガス通路の少なくともキャビ ティ側開口部に多数本の金属線を加撚してなる金属ワイヤを埋設したことを特徴 とするタイヤ加硫用金型のガス抜き装置である。なお、上記のガス通路は、金型 の厚み方向に開けられた孔、いわゆるベントホールとすることができ、またビー ドリングの合わせ部に沿って設けられたリング状の溝とすることができ、上記の ベントホールに金属ワイヤを埋設するときは、金属ワイヤを金属製パイプに嵌装 してプラグを形成し、このプラグを上記のベントホールに埋設してもよい。
【0006】
【作用】
タイヤ加硫時、キャビティすなわち金型の内側空間の空気は、キャビティに開 口するガス通路と該ガス通路に埋設された金属ワイヤ外面との間および金属ワイ ヤを構成する金属素線間にそれぞれ形成されている螺旋状に湾曲する狭い隙間を 通じて大気に抜けるので、これらの隙間にゴムが進入することが困難になり、ス ピューがほとんど生じない。また、多数本の金属素線を加撚して素線間に空気通 路を形成するので、素線の径と本数の選択により空気通路1本当たりの面積およ び合計面積を容易に設定することができ、かつ素線の長さにより狭い空気通路を 任意の長さに形成することができる。
【0007】 なお、多数本の金属素線を加撚して金属ワイヤとし、これをプラグとして使用 するので、そのままでもベントホールに嵌装することができるが、このワイヤを 金属パイプに嵌装したものをプラグとしたときは、金型に対する埋設が一層容易 になる。
【0008】
【実施例】
図1において、10は自動車タイヤの加硫用金型の下型であり、この下型10 の中央部にビードリング11が固定されている。そして、このビードリング11 の内面凹部11aからビードリング11と下型10の合わせ部に形成された隙間 12との間に直径2 mm 、長さ20mmのベントホール11bが斜めに穿孔され、 このベントホール11bにプラグ13が埋設されている。なお、上記の隙間12 は、ビードリング11の中央空間を通じて金型の外側大気に通じている。
【0009】 このプラグ13は、図2に示すように、直径0.4mmのスチール素線14を1 9本加撚して得られたスチールワイヤであり、その外面とベントホール11bの 内面との間の隙間および素線14相互間の隙間を通じて金型内面の空気がビード リング11と下型10の合わせ部の隙間12に抜ける。
【0010】 図3の実施例は、上記図2のスチールワイヤ13を外形3mm、内径2mmのパイ プ15に嵌装してプラグ16を形成し、このプラグを直径3mmののプラグ孔11 cに埋設した例を示す。上記のパイプ15の外面にテーパを付したり、一端にス リットを形成したりした場合は、金型に対する嵌入が一層容易となる。なお、上 記のベントホールやプラグ孔を、ビードリング11に限らず、下型10、上型( 図示されていない)等の他の金型部材に設けて上記のプラグ13、16を埋設で きることは勿論である。
【0011】 図4の実施例は、ビードリング20を、下型10に接合された断面L字形の外 側リング21と該外側リング21の断面L字形凹部に嵌め込まれた内側リング2 2とで形成し、外側リング21と内側リング22のキャビティ側合わせ部に沿っ てガス抜き用の内周溝(ガス抜き通路)23をリング状に形成し、この内周溝2 3の全長に前記同様の金属ワイヤ24を埋設したものである。なお、内側リング 22の下面には上記の内周溝23と連通する隙間22aが適宜に設けられ、この 隙間22aおよび外側リング21の下側の隙間12が上下方向の連通路21aで 連絡され、キャビティのガスは、内周溝23および金属ワイヤ24の間、および 上記内側リング22下の隙間22a、連通路21a、外側リング21下の隙間1 2を順に通って大気に排出される。
【0012】
【考案の効果】
この考案に係る加硫用金型のガス抜き装置は、タイヤ加硫用金型の内面に外側 の大気と連通するガス通路を設けたタイヤ加硫用金型のガス抜き装置において、 上記ガス通路の少なくともキャビティ側開口部に多数本の金属線を加撚してなる 金属ワイヤを埋設したものであるから、金型内部の空気が抜ける際の通路断面積 が著しく狭くなり、そのためタイヤ加硫時にスピューの形成されることがほとん ど無く、スピューの除去作業が不要になる。しかも、ベントホールにそのまま容 易に埋設することができると共に、細くて長い空気通路を正確に、かつ容易に形 成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断面図である。
【図2】図1のベントホール部分の横断面図である。
【図3】他の実施例の図2同様の横断面図である。
【図4】他の実施例の図1同様の縦断面図である。
【符号の説明】
10:加硫用金型の下型、11:ビードリング、11
a:内面凹部、11b:ベントホール(ガス抜き通
路)、12:隙間(ガス抜き通路)、13:プラグ(ス
チールワイヤ)、14:スチール素線、15:パイプ、
16:プラグ、20:ビードリング、21:外側リン
グ、21a:連通路(ガス抜き通路)、22:内側リン
グ、23:内周溝(ガス抜き通路)、24:金属ワイ
ヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 30:00

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ加硫用金型の内面に外側の大気と
    連通するガス通路を設けたタイヤ加硫用金型のガス抜き
    装置において、上記ガス通路の少なくともキャビティ側
    開口部に多数本の金属線を加撚してなる金属ワイヤを埋
    設したことを特徴とするタイヤ加硫用金型のガス抜き装
    置。
JP7120793U 1993-12-03 1993-12-03 タイヤ加硫用金型のガス抜き装置 Withdrawn JPH0733615U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7120793U JPH0733615U (ja) 1993-12-03 1993-12-03 タイヤ加硫用金型のガス抜き装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7120793U JPH0733615U (ja) 1993-12-03 1993-12-03 タイヤ加硫用金型のガス抜き装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0733615U true JPH0733615U (ja) 1995-06-20

Family

ID=13454008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7120793U Withdrawn JPH0733615U (ja) 1993-12-03 1993-12-03 タイヤ加硫用金型のガス抜き装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733615U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012161939A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤの加硫金型

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012161939A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤの加硫金型

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8342830B2 (en) Metal mold for tire formation, plug used in vent hole of the metal mold for tire formation, and tire manufactured using the metal mold for tire formation
EP1256439A3 (en) Apparatus for producing an unvulcanized rubber element for tires and element obtained thereby
US5152951A (en) Vented tire mold and method for vacuum molding
TR200100174T2 (tr) Bir iç lastik imal etmek için yöntem ve cihaz
JPH0733615U (ja) タイヤ加硫用金型のガス抜き装置
JPH09314567A (ja) タイヤ加硫用金型のベントピース
KR101916352B1 (ko) 자동차용 베어링의 아웃보드씰 제조방법
KR100443645B1 (ko) 벤트 플러그 및 그 벤트 플러그를 구비한 타이어 가류 몰드
JP4471272B2 (ja) 空気入りタイヤ
US20170361552A1 (en) Tire mold and vent insert having corresponding surfaces
US6382281B1 (en) Pneumatic tire and metallic mold for tire building
JP3878719B2 (ja) タイヤ成形用金型及び空気入りタイヤ
JP4234576B2 (ja) タイヤ成形用金型、タイヤ成形用金型のベントホールに使用するプラグ
EP1238772A3 (en) Tire vulcanizing mold
JPS6321112A (ja) タイヤ製造方法および装置
JP2514330Y2 (ja) ラジアルタイヤ
JP4390138B2 (ja) タイヤ加硫成型用金型
CN218196403U (zh) 一种在轮胎硫化过程中用于下钢圈的隔离圈
EP0594044A1 (en) Tire mold with venting means
JPH0733022B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法およびそれに使用する加硫成形用金型
JPH0549319U (ja) タイヤ加硫用金型装置
KR0176340B1 (ko) 타이어 가류금형의 공기배출구조와 이의 방법
JPS6367114A (ja) タイヤ加硫用金型装置
JP6932578B2 (ja) タイヤ加硫金型、空気入りタイヤの製造方法、及び空気入りタイヤ
JP2019026142A (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980305