JP2012159111A - 捩りダンパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対のコイルスプリングを中間部材を介して直列に繋いだ捩りダンパ装置において、各コイルスプリングが圧縮されて捩りを生じる際の最大捩れ角度の低下を抑制しつつ、各コイルスプリングと他の部材との摺動を防止する。
【解決手段】一対の第1コイルスプリング11,11のうち互いに対向する端部、すなわち中間ばね受け部17側の端部が、中間ばね受け部17の回転方向両端縁にそれぞれ直接着座しつつ、その中間ばね受け部17に装着されたスプリングリテーナー19によって径方向外側への変位を規制されている。スプリングリテーナー19は、一対の第1コイルスプリング11,11のうち中間ばね受け部17側のそれぞれの端部の径方向外側への変位を規制してはいても、一対の第1コイルスプリング11,11と中間ばね受け部17との間には介在していない。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に代表されるような原動機の出力軸と変速機に代表されるような動力伝達装置の入力軸との間に介装される捩りダンパ装置に関する。
この種の捩りダンパ装置として、例えば特許文献1に記載のものが提案されている。特許文献1に記載の捩りダンパ装置は、動力伝達系の入力側と出力側のいずれか一方に連結される一対のドライブプレートと、それら両ドライブプレート間に相対回転可能に設けられ、動力伝達系の入力側と出力側の他方に連結されるハブと、回転方向に沿って配置されて上記両ドライブプレートと上記ハブとを回転方向で弾性的に連結するコイルスプリングである圧縮ばねと、を備えていて、動力伝達系の捩り振動を上記圧縮ばねの弾性によって減衰するようになっている。そして、円周方向に沿って配置された上記圧縮ばねが圧縮されて捩りを生じる際の最大捩れ角度を大きくして捩り剛性を低くするため、一対の圧縮ばねを中間部材を介して直列に繋ぐ構成が採用されている。中間部材は、上記両ドライブプレート間であって且つ上記圧縮ばねよりも外周側の位置に配置される円環状の環状部と、その環状部から径方向内側へ突出して上記一対の圧縮ばね間に介在する楔状の突部と、を有しており、上記両ドライブプレートおよび上記ハブに対して相対回転自在になっている。なお、このような捩りダンパ装置は、一部でロングトラベルダンパと称されている。
ここで、上記圧縮ばねには遠心力が作用することになるため、上記圧縮ばねが圧縮変形する際に当該圧縮ばねが径方向外側へ移動してしまうことがある。このような場合、上記圧縮ばねが他の部材と摺動することにより、大きな摩擦抵抗が発生して捩り振動減衰性能が低下する虞があるばかりでなく、上記圧縮ばねに摩耗を生じることになり、好ましくない。そこで、上述したようなロングトラベルダンパに関する技術ではないが、捩りダンパ装置における圧縮ばねと他の部材との摺動を防止するための技術として例えば特許文献2に記載のものが提案されている。
特許文献2に記載の技術は、上記圧縮ばねとしてのスプリングの両端に一対のスプリングシートを設けたものである。両スプリングシートは、スプリングの端部をスプリングの軸方向に支持する第1支持部と、スプリングの端部を径方向外側から覆う第2支持部と、によってそれぞれ構成されており、上記第2支持部によって上記スプリングの径方向外側への変位を規制している。
実開平6−58256号公報 特開2008−249007号公報
しかしながら、上述したようなロングトラベルダンパにおける一対の圧縮ばねと上記中間部材の突部との間に特許文献2に記載されているようなスプリングシートをそれぞれ設けた場合、上記スプリングシートのうち第1支持部の厚さ分だけ一対の圧縮ばねの長さをそれぞれ短くせざるを得なくなり、上記圧縮ばねが圧縮されて捩りを生じる際の最大捩れ角度が小さくなってしまうという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、一対のコイルスプリングを中間部材を介して直列に繋いだ捩りダンパ装置において、各コイルスプリングが圧縮されて捩りを生じる際の最大捩れ角度の低下を抑制しつつ、各コイルスプリングと他の部材との摺動を防止することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、原動機の出力軸と動力伝達装置の入力軸との間に介装される捩りダンパ装置において、互いに対向配置された一対のサイドプレートとそれら両サイドプレート同士の間に相対回転可能に設けられたセンタープレートとのいずれか一方により構成され、上記出力軸に連結される入力側回転部材と、上記両サイドプレートとセンタープレートとの他方により構成され、上記入力軸に連結される出力側回転部材と、上記両サイドプレートにそれぞれ回転方向に沿って形成されたスプリング収容部間において回転方向で直列に配置され、上記入力側回転部材と出力側回転部材の相対回転に伴って圧縮される一対のコイルスプリングと、上記スプリング収容部の径方向外側に配置された環状部とその環状部から上記スプリング収容部内へ突出して上記一対のコイルスプリング間に介在する中間ばね受け部とを有する中間部材と、上記中間ばね受け部に装着され、上記一対のコイルスプリングのうち上記中間ばね受け部側の端部をそれぞれ径方向外側から覆うスプリングリテーナーと、を備えていて、上記一対のコイルスプリングのうち上記中間ばね受け部側のそれぞれの端部が、上記中間ばね受け部に直接着座しつつ、上記スプリングリテーナーによって径方向外側への変位を規制されていることを特徴としている。
具体的には請求項2に記載の発明のように、上記スプリングリテーナーは、上記一対のコイルスプリングのうち上記中間ばね受け部側の端部を径方向外側から覆うリテーナー本体と、そのリテーナー本体に貫通形成され、上記中間ばね受け部が挿通する貫通孔と、を備えていることとする。
より具体的には請求項3に記載の発明のように、上記リテーナー本体が上記中間部材の環状部に当接することでバックアップされているものとする。
その上で、上記両サイドプレートのうちスプリング収容部の外周側縁部と上記リテーナー本体との摺動を防止する上では、請求項4に記載の発明のように、上記中間部材の環状部のうち上記リテーナー本体に対する当接部の内周縁を径方向内側へ突出させることにより、上記両サイドプレートのうちスプリング収容部の外周側縁部と上記リテーナー本体との間に径方向の隙間を形成してあることが望ましい。
また、上記スプリングリテーナーの取付状態をより安定したものとする上では、請求項5に記載の発明のように、上記リテーナー本体の背面に回転方向に沿った溝部が形成されていて、その溝部が上記中間部材のうち環状部の内周縁に嵌合していることが望ましい。
さらに、上記スプリングリテーナーの取付状態をさらに安定したものとする上では、請求項6に記載の発明のように、上記リテーナー本体のうち上記貫通孔を挟んで回転軸心方向両側の位置に、径方向内側へ向けて突出する補強部がそれぞれ形成されているとともに、それらの両補強部は、上記一対のコイルスプリングに当接しないようにそれぞれ形成されていることが望ましい。
したがって、少なくとも請求項1に記載の発明では、上記スプリングリテーナーが、上記一対のコイルスプリングのうち上記中間ばね受け部側のそれぞれの端部の径方向外側への変位を規制してはいても、上記一対のコイルスプリングと上記中間ばね受け部との間には介在していないことから、上記一対のコイルスプリングの長さに影響を与えることがない。
請求項1に記載の発明によれば、上記一対のコイルスプリングの圧縮変形時における他の部材との摺動を上記スプリングリテーナーによって防止することができる上に、上記スプリングリテーナーの存在によって上記一対のコイルスプリングの長さを短くする必要がなくなり、上記一対のコイルスプリングが圧縮されて捩りを生じる際の最大捩れ角度の低下を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記スプリングリテーナーの貫通孔に上記中間ばね受け部を差し込むことでそのスプリングリテーナーが上記中間部材に装着されるようになるから、上記スプリングリテーナーの組付作業性が良好となるメリットがある。
請求項3に記載の発明によれば、上記リテーナー本体が上記中間部材の環状部に当接することでバックアップされていることから、上記スプリングリテーナーの上記中間部材に対する取付状態が安定したものとなる。
請求項4に記載の発明によれば、上記両サイドプレートのスプリング収容部と上記リテーナー本体との間に径方向の隙間を形成することにより、上記両サイドプレートのスプリング収容部と上記リテーナー本体との摺動を防止していることから、捩りダンパ装置の捩り振動減衰性能がより安定したものとなる上、上記リテーナー本体の摩耗を防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、上記リテーナー本体の溝部と上記中間部材の環状部との嵌合によって上記スプリングリテーナーの位置ずれが防止されることになり、上記スプリングリテーナーの取付状態がより安定したものとなる。
請求項6に記載の発明によれば、上記一対のコイルスプリングに当接しないように形成した補強部により、上記スプリングリテーナーの強度を向上させてそのスプリングリテーナーの位置ずれをより確実に防止できるようになり、上記スプリングリテーナーの取付状態がさらに安定したものとなる。
本発明の実施の形態を示す図であって、捩りダンパ装置の正面図。 図1のA−A線に沿った断面図。 図1に示す中間プレートを単体で示す図であって、同図(A)は中間プレートの正面図、同図(B)は同図(A)のB−B線に沿った断面図。 図1に示すスプリングリテーナーを単体で示す図であって、同図(A)はスプリングリテーナーの平面図、同図(B)はスプリングリテーナーの正面図、同図(C)は同図(B)のC−C線に沿った断面図。
図1〜4は本発明の好適な実施の形態を示す図であって、そのうち図1は捩りダンパ装置の正面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図である。また、図3,4は捩りダンパ装置の主要な構成部品を単品で示す図である。なお、以下の説明における回転方向、回転軸心方向、径方向とは、特に断らない限り、捩りダンパ装置の各方向を言うものとする。
図1,2に示す捩りダンパ装置1は、図示しない原動機である内燃機関(エンジン)の出力軸たるクランクシャフトと同じく図示しない動力伝達装置である変速機の入力軸との間に介装される略円盤状のものであって、この捩りダンパ装置1の入力側回転部材として機能することになる第1,第2サイドプレート2,3が捩りダンパ装置1の軸方向で互いに対向配置されている一方、捩りダンパ装置1の出力側回転部材として機能することになるセンタープレート4が両サイドプレート2,3同士の間に相対回転可能に設けられている。そして、後述するように両サイドプレート2,3とセンタープレート4とをもってそれぞれ複数の第1,第2コイルスプリング11,14を保持することにより、両サイドプレート2,3とセンタープレート4とが各第1,第2コイルスプリング11,14を介して回転方向で弾性的に連結されている。すなわち、捩りダンパ装置1は、図示しない内燃機関と変速機との間の捩り振動を各第1,第2コイルスプリング11,14の弾性によって吸収または減衰するようになっている。
両サイドプレート2,3のうちセンタープレート4を挟んで図示外の内燃機関側に設けられた第1サイドプレート2は、その中心に孔2aが貫通形成された略円板状を呈している。当該第1サイドプレート2のうち径方向内側の位置には複数の取付孔2bが回転方向で等ピッチに形成されているとともに、円環状の補強板5が複数のリベット6によって固定されていて、各取付孔2bを挿通する複数の取付ボルト7により、第1サイドプレート2が補強板5とともに図示外のクランクシャフトと相対回転不能に締結固定されることになる。また、第1サイドプレート2のうち径方向外側の端縁は、回転方向で等ピッチに複数設けられたリベット9により、第2サイドプレート3と円環状の慣性マス8とに挟まれるかたちで、それら第2サイドプレート3および慣性マス8に対して相対回転不能に締結固定されている。
さらに、第1サイドプレート2の径方向中間部には、回転方向の三箇所にそれぞれ開口形成され、後述する第1コイルスプリング11を収容するスプリング収容部としての窓部2cと、第1サイドプレート2のうち各窓部2cの内周側縁部及び外周側縁部をそれぞれ切り起こしてなる複数の保持片2dと、各窓部2cよりも径方向内側の位置で回転方向の三箇所にそれぞれ形成され、後述する第2コイルスプリング14を収容する膨出部2eと、がそれぞれ形成されており、各窓部2cおよび各膨出部2eはそれぞれ回転方向に沿った略円弧状を呈している。
両サイドプレート2,3のうちセンタープレート4を挟んで図示外の変速機側に設けられた第2サイドプレート3は、第1サイドプレート2側の孔2aよりも大径な孔3aが中心部に貫通形成され、且つ外径が第1サイドプレート2と略同径の円板状のものであって、当該第2サイドプレート3のうち径方向外側の端縁が複数のリベット9によって第1サイドプレート2および慣性マス8と相対回転不能に締結固定されていることは上述した通りである。
また、第2サイドプレート3は、第1サイドプレート2側の各窓部2cと回転方向および径方向で同一の位置にそれぞれ形成され、後述する第1コイルスプリング11を収容するスプリング収容部としての膨出部3bと、第1サイドプレート2側の各膨出部2eと回転方向および径方向で同一の位置にそれぞれ形成され、後述する第2コイルスプリング14を収容する窓部3cと、を有している。なお、図示は省略しているが、各膨出部3bおよび各窓部3cは、第1サイドプレート2側の各窓部2cおよび各膨出部2eと同様に回転方向に沿った円弧状を呈しており、その回転方向の長さも第1サイドプレート2側の各窓部2cおよび各膨出部2eと同一に設定されている。
センタープレート4は、両サイドプレート2,3よりも外径が小さい円板状のものであって、当該センタープレート4の中心部には図示しない雌セレーション付きの孔4aが形成され、この孔4aの雌セレーションが円筒状のハブ10の外周に形成された図示しない雄セレーションに嵌合している。そして、ハブ10の内周に形成された雌スプライン10aに図示外の変速機の入力軸がスプライン結合することにより、センタープレート4と図示外の入力軸とがハブ10を介して相対回転不能に結合されることになる。なお、図2の符号4dは、取付ボルト7の回転操作を可能とすべくセンタープレート4に穿設された作業孔である。
また、センタープレート4のうち径方向外側の端縁には、半径方向外側へ突出して後述する第1コイルスプリング11の端部を受けるばね受け部4bが回転方向で略等間隔に3つ形成されている。各ばね受け部4bの回転方向での位置は、捩れダンパ装置1の自由状態(非捩れ状態)において、第1サイドプレート2側の各窓部2c同士の間となる位置、言い換えれば第2サイドプレート3側の各膨出部3b同士の間となる位置に設定されており、それらの各ばね受け部4b同士の間に、それぞれ一対の第1コイルスプリング11,11が設けられている。
さらに、センタープレート4の径方向中間部には、第1サイドプレート2側の各膨出部2eと第2サイドプレート3側の各窓部3cとの間にそれぞれ収容された第2コイルスプリング14を保持する略矩形状のスプリング保持孔4cが回転方向で等間隔に3つそれぞれ貫通形成されていて、各スプリング保持孔4cの回転方向の長さは、第1サイドプレート2側の各膨出部2eおよび第2サイドプレート3側の各窓部3cよりも短く設定されている。そして、各第2コイルスプリング14は、捩れダンパ装置1の自由状態(非捩れ状態)において、各スプリング保持孔4cの回転方向両端縁間に当該各第2コイルスプリング14の軸方向で挟持されつつ、第1サイドプレート2における各膨出部2eの回転方向両端縁および第2サイドプレート3における各窓部3cの回転方向両端縁から回転方向で離間した状態になっている。つまり、各第2コイルスプリング14は、両サイドプレート2,3とセンタープレート4とが相対回転したとき、その捩れ角が比較的小さい範囲では圧縮変形することがなく、その捩れ角が所定の捩れ角を超えた場合に、第1サイドプレート2における各膨出部2eの回転方向端縁および第2サイドプレート3における各窓部3cの回転方向端縁に当接して圧縮変形するようになっている。
他方、各第1コイルスプリング11は、比較的大径な親ばね12とその親ばね12の内周側に収容可能な程度に小径であって且つ親ばね12よりも短く形成された子ばね13とからなるいわゆる入れ子ばねであって、隣接するばね受け部4b,4b間に設けられた一対の第1コイルスプリング11,11同士の間には、両サイドプレート2,3同士の間に設けられた中間部材たる中間プレート15が後述するように介在している。この中間プレート15により、一対の第1コイルスプリング11,11が直列的に作用するようになっている。
そして、一対の第1コイルスプリング11,11の親ばね12,12は、捩れダンパ装置1の自由状態(非捩れ状態)において、第1サイドプレート2における窓部2cの回転方向両端縁間、第2サイドプレート3における膨出部3bの回転方向両端縁間、センタープレート4の隣接するばね受け部4b,4b間のいずれにも当該一対の第1コイルスプリング11の軸方向で挟持された状態となっており、両サイドプレート2,3とセンタープレート4との相対回転に伴って圧縮変形することになる。一方、一対の第1コイルスプリング11,11の子ばね13,13は、上述したように親ばね12,12よりも短く形成されていることから、両サイドプレート2,3とセンタープレート4とが相対回転したときに、その捩れ角が比較的小さい範囲では圧縮変形せず、捩れ角が比較的大きい範囲で圧縮変形することになる。なお、子ばね13が圧縮変形を開始する捩れ角は、上述した第2コイルスプリング14が圧縮変形を開始する捩れ角よりも小さく設定してある。
中間プレート15は、図1のほか図3の(A)および(B)に示すように、各第1コイルスプリング11の半径方向外側を囲繞するように設けられた環状部16と、その環状部16から径方向内側に向かって突出して一対の第1コイルスプリング11,11の間に介在する複数の中間ばね受け部17とを備えている。各中間ばね受け部17はその先端側へ向かって幅寸法が漸次小さくなる正面視略三角形状を呈している。
環状部16のうち各中間ばね受け部17の根元部に相当する回転方向位置には、その内周縁を径方向内側へ突出させることで環状部16の他の部位よりも径方向幅を広くした幅広部16aが形成されている。換言すれば、環状部16のうち回転方向の3等分位置に幅広部16aがそれぞれ形成されていて、それらの各幅広部16aの回転方向中間部に中間ばね受け部17がそれぞれ突設されている。
そして、図1,2に示すように、一対の第1コイルスプリング11,11のうち互いに対向する端部、すなわち中間ばね受け部17側の端部は、中間ばね受け部17の回転方向両端縁にそれぞれ直接着座しつつ、その中間ばね受け部17に装着されたスプリングリテーナー19によって径方向外側への変位を規制されている。なお、各第1コイルスプリング11と各ばね受け部4bとの間には、第1コイルスプリング11のうち各ばね受け部4b側の端部が着座するシート本体18aと、一対の第1コイルスプリング11のうち各ばね受け部4b側の端部を径方向外側から覆う外周側支持部18bとを有するスプリングシート18がそれぞれ介装されている。
スプリングリテーナー19は、図1のほか図4の(A)〜(C)に示すように、一対の第1コイルスプリング11,11のうちそれぞれの中間ばね受け部17側の端部を径方向外側から覆う略湾曲板状のリテーナー本体20を中心として構成されている。なお、スプリングリテーナー19は、いわゆる射出成形をもって形成された樹脂製のものであり、当該スプリングリテーナー19を形成する樹脂としては、耐摩耗性や強度を向上させるべくグラスファイバーやカーボンファイバーを添加した樹脂を用いることが好ましい。
リテーナー本体20は、一対の第1コイルスプリング11,11のうち親ばね12,12の外径に相当する曲率をもって回転軸心方向で湾曲しつつ、捻りダンパ装置1の回転方向に沿って湾曲したものであって、当該リテーナー本体20の略中央部には平面視略矩形状の貫通孔21が形成されている。貫通孔21は、中間ばね受け部17の根元部に合致する形状とすべく、リテーナー本体20の厚さ方向で回転方向幅が漸次狭くなるテーパー状に形成されており、この貫通孔21に中間プレート15側の中間ばね受け部17を挿通させつつ、その中間ばね受け部17の根元部を貫通孔21に嵌合させることにより、回転軸心方向および回転方向でスプリングリテーナー19と中間ばね受け部17とが相対位置決めされるようになっている。なお、このようにして中間ばね受け部17に装着されたスプリングリテーナー19は、一対の第1コイルスプリング11,11の親ばね12,12によって径方向外側へ付勢されることにより、中間ばね受け部17からの脱落が防止される。
リテーナー本体20の回転方向の長さは、中間プレート15側の幅広部16aよりも短く設定されていて、その幅広部16aの内周縁により、リテーナー本体20が回転方向の全域に亘ってバックアップされている。つまり、中間プレート15の環状部16のうちリテーナー本体19に対する当接部を、その内周側端縁が径方向内側へ突出した幅広部16aとすることにより、スプリングリテーナー19の取付状態の安定化を図りつつ、第1サイドプレート2のうち窓部2cの外周側縁部に形成された保持片2dとスプリングリテーナー19との間、および第2サイドプレート3のうち膨出部3bの外周側縁部とスプリングリテーナー19との間に、図2に示す隙間Gを確保し、一対の第1コイルスプリング11,11の圧縮変形時におけるスプリングリテーナー19と両サイドプレート2,3との摺動を防止している。
また、リテーナー本体20の背面には回転方向に沿った溝部22が形成されていて、その溝部22に中間プレート15側の幅広部16aの内周縁が嵌合している。これにより、中間ばね受け部17を中心としたスプリングリテーナー19の回動を防止し、スプリングリテーナー19の取付状態をより安定したものとしている。
さらに、リテーナー本体20のうち貫通孔21を挟んで回転軸心方向両側の位置には、径方向内側へ向けて突出する補強部23がそれぞれ形成されている。両補強部23は、一対の第1コイルスプリング11,11との当接を避けるべく、中間ばね受け部17の根元部よりも一回り小さい正面視略台形状に形成され、回転軸心方向で中間ばね受け部17の根元部に重合している。つまり、両補強部23によってスプリングリテーナー19の強度を向上させることにより、当該スプリングリテーナー19の位置ずれをより確実に防止し、スプリングリテーナー19の取付状態の一層の安定化を図っている。なお、両補強部23は、必ずしも正面視略台形状である必要はなく、中間ばね受け部17の根元部よりも回転方向外側に突出しないような形状であればよい。
そして、以上のように構成した捩りダンパ装置1では、図示外のクランクシャフトからの回転動力が両サイドプレート2,3に入力されると、その回転動力は各コイルスプリング11,14を介して両サイドプレート2,3からセンタープレート4に伝達され、そのセンタープレート4と一体のハブ10にスプライン結合されている図示外の変速機の入力軸に伝わることになる。
このような回転動力伝達過程での捩り振動は、各コイルスプリング11,14をそれぞれ適宜圧縮させながら、センタープレート4が両サイドプレート2,3に対して相対回転することで、吸収または減衰されることになる。なお、センタープレート4が両サイドプレート2,3に対して相対回転したときには、その捩れ角度の増大に伴い、第1コイルスプリング11の親ばね12、第1コイルスプリング11の子ばね13、第2コイルスプリング14の順で各コイルスプリング11,14が順次圧縮変形を開始することになる。
また、図示外のクランクシャフトからの回転動力によって捩りダンパ装置1が回転すると、当該捩りダンパ装置1の外周側に位置する各第1コイルスプリング11に比較的強い遠心力が作用することになるが、各第1コイルスプリング11の径方向外側への変位はスプリングシート18の外周側支持部18bおよびスプリングリテーナー19によって規制されるため、センタープレート4と両サイドプレート2,3との相対回転時に各第1コイルスプリング11が両サイドプレート2,3に摺動することもなければ衝突することもない。その上、スプリングリテーナー19は、捩りダンパ装置1の回転方向において一対の第1コイルスプリング11,11間には介在しておらず、一対の第1コイルスプリング11,11が中間ばね受け部17にそれぞれ直接着座しているため、スプリングリテーナー19の存在によって各第1コイルスプリング11の長さに影響を与えることもない。
すなわち、本実施の形態によれば、スプリングリテーナー19が、一対の第1コイルスプリング11,11のうち中間ばね受け部17側のそれぞれの端部の径方向外側への変位を規制し、一対の第1コイルスプリング11,11の圧縮変形時における両サイドプレート2,3との摺動を防止することにより、捩りダンパ装置1の捩り振動減衰性能を安定させつつ一対の第1コイルスプリング11,11の摩耗を防止してはいても、一対の第1コイルスプリング11,11と中間ばね受け部17との間には介在していない。したがって、スプリングリテーナー19の存在によって一対の第1コイルスプリング11,11の長さを短くする必要がなくなり、一対の第1コイルスプリング11,11が圧縮されて捩りダンパ装置1が捩れを生じる際の最大捩れ角度の低下を抑制することができる。その結果、捩りダンパ装置1の捩り振動減衰性能が向上する。
また、スプリングリテーナー19は、貫通孔21に中間ばね受け部17を挿通させるだけで中間ばね受け部17に対して相対位置決めされつつ安定した状態で装着されることになるから、スプリングリテーナー19の取付作業性に優れる。
さらに、第1サイドプレート2のうち窓部2cの外周側縁部に形成された保持片2dとスプリングリテーナー19との間、および第2サイドプレート3のうち膨出部3bの外周側縁部とスプリングリテーナー19との間に隙間Gを設けていることから、一対の第1コイルスプリング11,11の圧縮変形時において両サイドプレート2,3とスプリングリテーナー19との摺動が防止され、捩りダンパ装置1の捩り振動減衰性能がより安定したものとなる上、スプリングリテーナー19の摩耗を防止することができるメリットもある。
1…捩りダンパ装置
2…第1サイドプレート(入力側回転部材)
2c…窓部(スプリング収容部)
3…第2サイドプレート(入力側回転部材)
3b…膨出部(スプリング収容部)
4…センタープレート(出力側回転部材)
11…第1コイルスプリング
15…中間プレート(中間部材)
16…環状部
17…中間ばね受け部
19…スプリングリテーナー
20…リテーナー本体
21…貫通孔
22…溝部
23…補強部

Claims (6)

  1. 原動機の出力軸と動力伝達装置の入力軸との間に介装される捩りダンパ装置において、
    互いに対向配置された一対のサイドプレートとそれら両サイドプレート同士の間に相対回転可能に設けられたセンタープレートとのいずれか一方により構成され、上記出力軸に連結される入力側回転部材と、
    上記両サイドプレートとセンタープレートとの他方により構成され、上記入力軸に連結される出力側回転部材と、
    上記両サイドプレートにそれぞれ回転方向に沿って形成されたスプリング収容部間において回転方向で直列に配置され、上記入力側回転部材と出力側回転部材の相対回転に伴って圧縮される一対のコイルスプリングと、
    上記スプリング収容部の径方向外側に配置された環状部と、その環状部から上記スプリング収容部内へ突出して上記一対のコイルスプリング間に介在する中間ばね受け部とを有する中間部材と、
    上記中間ばね受け部に装着され、上記一対のコイルスプリングのうち上記中間ばね受け部側の端部をそれぞれ径方向外側から覆うスプリングリテーナーと、
    を備えていて、
    上記一対のコイルスプリングのうち上記中間ばね受け部側のそれぞれの端部が、上記中間ばね受け部に直接着座しつつ、上記スプリングリテーナーによって径方向外側への変位を規制されていることを特徴とする捩りダンパ装置。
  2. 上記スプリングリテーナーは、上記一対のコイルスプリングのうち上記中間ばね受け部側の端部を径方向外側から覆うリテーナー本体と、そのリテーナー本体に貫通形成され、上記中間ばね受け部が挿通する貫通孔と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の捩りダンパ装置。
  3. 上記リテーナー本体が上記中間部材の環状部に当接することでバックアップされていることを特徴とする請求項2に記載の捩りダンパ装置。
  4. 上記中間部材の環状部のうち上記リテーナー本体に対する当接部の内周縁を径方向内側へ突出させることにより、上記両サイドプレートのうちスプリング収容部の外周側縁部と上記リテーナー本体との間に径方向の隙間を形成してあることを特徴とする請求項3に記載の捩りダンパ装置。
  5. 上記リテーナー本体の背面に回転方向に沿った溝部が形成されていて、その溝部が上記中間部材のうち環状部の内周縁に嵌合していることを特徴とする請求項3または4に記載の捩りダンパ装置。
  6. 上記リテーナー本体のうち上記貫通孔を挟んで回転軸心方向両側の位置に、径方向内側へ向けて突出する補強部がそれぞれ形成されているとともに、それらの両補強部は、上記一対のコイルスプリングに当接しないようにそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の捩りダンパ装置。
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