JP2012152978A - インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクの吐出の有無を示す2階調の記録データに従った1回の吐出指令によって、メイン滴と、メイン滴の後方を飛翔するサテライト滴とを含む2つ以上のインク滴を吐出し、記録面に画像を記録するインクジェット記録工程を含むインクジェット記録方法である。インクジェット記録工程では、ベタ部を記録する場合、前回の吐出指令におけるサテライト滴と、今回の吐出指令におけるメイン滴とを飛翔中に合体させ、合体させた状態で記録面に着弾させるような吐出動作が行われ、ハイライト部を記録する場合、メイン滴とサテライト滴とを分離させた状態で記録面に着弾させるような吐出動作が行われる。
【選択図】図2
Description
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、図1に示すようなインクジェット記録装置1によって実現される。図1に示すインクジェット記録装置1は、ライン型のインクジェット記録装置である。インクジェット記録装置1は、図1に示すように、搬送部10と、キャリッジ20と、記録部30と、照射部40と、制御部50とを有する。インクジェット記録装置1で画像が記録される記録媒体としては、例えば産業資材70が例示される。産業資材70には、例えば布帛、建築材が含まれる。布帛は、所定の大きさに形成(裁断)されたものの他、ロール状に巻き取られた長尺の場合もある。建築材には、図1に示すようなコンクリートブロックの他、窯業サイディング材(窯業板)等が含まれる。インクジェット記録装置1では、記録媒体としての産業資材70の記録面72に対して、例えばフルカラーの画像が記録(形成)される。つまり、記録面72に対してフルカラーの模様付けがなされる。なお、記録面72は、産業資材70において後述する搬送面12に接する面と反対側の面である。インクジェット記録装置1によるインクジェット記録方法では、例えば活性エネルギー硬化型インクが用いられる。活性エネルギー硬化型インクとしては、紫外線硬化型インク又は電子線硬化型インク等が例示される。
記録部30を構成する記録ヘッドのノズルから吐出されたインクによるインク滴の飛翔状態及び記録面に着弾したインク滴により形成されたインクドットについて、図2(a),(b)を参照して説明する。図2(a)は、次のような条件に基づいて得られた検討結果である。すなわち、図2(a)は、吐出面34から5mm程度までの距離(図1(b)の「ギャップG」を5mm程度に設定)を飛翔する状態を対象としている。図2(a)に示す時間t01〜t23における各時間間隔は、100μsecである。図2(a)において、インクが連続して吐出される際の吐出周期は、100μsecであって、記録ヘッドのノズルから1回の吐出指令によって吐出される1滴のインクの体積(総体積)は、50pl(ピコリットル)である。この1滴のインクは、吐出後、メイン滴とサテライト滴とを含む複数の液滴に分離する。この場合、ノズル吐出面の付近(図1(b)の「吐出面34の付近」参照)では、メイン滴は体積が30pl程度であり、7m/sec程度の速度で飛翔している。サテライト滴は、体積が20pl程度であり、5m/sec程度の速度で飛翔している。なお、図2(a),(b)は、インク滴の飛翔状態及び記録面に着弾したインク滴により形成されたインクドットを説明するためのものであり、例えば、これらそれぞれに示すインク滴及びインクドットの寸法及び/又は寸法比は、実際の場合とは異なる。
10 搬送部、 12 搬送面
30 記録部
32K 記録ヘッドユニット(ブラック用)
32C 記録ヘッドユニット(シアン用)
32M 記録ヘッドユニット(マゼンタ用)
32Y 記録ヘッドユニット(イエロー用)
34 吐出面
70 産業資材、 72 記録面
Claims (5)
- 搬送部の搬送面に載せ置かれた記録媒体を搬送し、前記搬送面から鉛直方向に離間した位置であって、搬送される記録媒体が通過する状態において、前記搬送面を基準とした記録媒体の記録面の高さのばらつきを許容できる位置に設置された記録ヘッドからインクを吐出し、記録面に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
インクの吐出の有無を示す2階調の記録データに従った1回の吐出指令によって、メイン滴と、メイン滴の後方を飛翔するサテライト滴と、を含む2つ以上のインク滴を吐出し、記録面に画像を記録するインクジェット記録工程を含み、
前記インクジェット記録工程では、
記録される画像のうちインクが連続して吐出されるベタ部を記録する場合、前回の吐出指令におけるサテライト滴と、今回の吐出指令におけるメイン滴と、を飛翔中に合体させ、合体させた状態で記録面に着弾させるような吐出動作が行われ、
記録される画像のうちインクが連続して吐出されないハイライト部を記録する場合、メイン滴とサテライト滴とを分離させた状態で記録面に着弾させるような吐出動作が行われる、インクジェット記録方法。 - 前記インクジェット記録工程では、ハイライト部を記録する場合、さらに、分離させた複数のインク滴のうち、体積の大きな上位2つのインク滴が記録面に着弾して形成される2つのインクドットの間隔が、ベタ部を形成するインクドットの間隔と比較し、広くなるような吐出動作が行われる、請求項1に記載のインクジェット記録方法。
- 前記インクジェット記録工程では、1回の吐出指令において吐出されるインクの総体積は、45ピコリットル以上である、請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録方法。
- 前記インクジェット記録工程では、前記搬送面を基準とした記録面の高さのばらつきを許容できる位置として、前記記録ヘッドが記録面から5mm以上離間する位置に設置された状態で、吐出動作が行われる、請求項1から請求項3の何れか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 搬送部の搬送面に載せ置かれた記録媒体を搬送し、前記搬送面から鉛直方向に離間した位置であって、搬送される記録媒体が通過する状態において、前記搬送面を基準とした記録媒体の記録面の高さのばらつきを許容できる位置に設置された記録ヘッドからインクを吐出し、記録面に画像を記録するインクジェット記録装置であって、
インクの吐出の有無を示す2階調の記録データに従った1回の吐出指令によって、メイン滴と、メイン滴の後方を飛翔するサテライト滴と、を含む2つ以上のインク滴を吐出し、記録面に画像を記録する制御部を有し、
前記制御部は、
記録される画像のうちインクが連続して吐出されるベタ部を記録する場合、前回の吐出指令におけるサテライト滴と、今回の吐出指令におけるメイン滴と、を飛翔中に合体させ、合体させた状態で記録面に着弾させるような吐出動作を制御し、
記録される画像のうちインクが連続して吐出されないハイライト部を記録する場合、メイン滴とサテライト滴とを分離させた状態で記録面に着弾させるような吐出動作を制御する、インクジェット記録装置。
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