JP2015096317A - インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015096317A JP2015096317A JP2013237331A JP2013237331A JP2015096317A JP 2015096317 A JP2015096317 A JP 2015096317A JP 2013237331 A JP2013237331 A JP 2013237331A JP 2013237331 A JP2013237331 A JP 2013237331A JP 2015096317 A JP2015096317 A JP 2015096317A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzles
- nozzle
- interval
- ink
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
Description
インクジェット記録装置10について、図1及び図2を参照して説明する。インクジェット記録装置10では、記録媒体14が搬送され、記録媒体14の記録面15に画像が記録される。インクジェット記録装置10では、各種の記録媒体14を対象として画像が記録される。記録媒体14としては、例えば、布帛又は建築用資材が挙げられる。本実施形態では、記録媒体14が長尺状の布帛である場合を例に説明する。また、画像の記録に用いられるインク色は、ブラック、マゼンタ、イエロー及びシアンの4色とする。インク色は、これら以外の色であってもよい。インク色数は、3色以下又は5色以上としてもよい。図1で搬送方向の下流側に図示された記録媒体14の部分に付した網点模様は、記録媒体14に記録された画像に対応する。
本実施形態のインクジェットヘッド31K,31M,31Y,31Cの有効性を確認するため、実験を行った。以下、今回の実験方法及び実験結果について、図3及び表1〜表5を参照して説明する。
今回の実験では、上記のインクジェット記録装置10と同様、インクジェットヘッドを含む記録部を往復移動させて画像の記録を行うタイプのインクジェット記録装置を用いた。実験では、1つのインクジェットヘッドから1色のインクを吐出し、記録媒体の記録面にその1色によるベタ画像を記録した。記録媒体としては、コート紙を用いた。インクジェット記録の条件は、次の条件(1)〜(4)とした。
(2)インク滴量:45pl/滴,90pl/滴
(3)ノズル密度:100npi,50npi,33.3npi,25npi
(4)駆動周波数:1kHz,2kHz,3kHz,5kHz,10kHz,20kHz
インクジェットヘッドに形成されたノズルの直径は、50μmとした。条件(3)に関し、1本のノズル列において隣り合うノズルの間隔(図2の「第一間隔W1」参照 上記同様「第一間隔W1」という)は、ノズル密度が100npiの場合、0.254mmとなる(1inch=25.4mm 以下同じ)。同じく、ノズル密度が50npiの場合、0.508mmとなる。ノズル密度が33.3npiの場合、0.762mmとなる。ノズル密度が25npiの場合、1.016mmとなる。実験に用いたインクジェット記録装置が備える記録部のインクジェットヘッドには、複数のノズル列が形成されており、隣り合うノズル列の間隔(図2の「第二間隔W2」参照 上記同様「第二間隔W2」という)は、25npiの第一間隔W1に相当する1.016mmで一定とした。隣り合うノズル列の間隔は、ノズルの直径「50μm」に対して、20.32倍(1.016/0.05)となる。
吐出面と記録面との間隔(図1の「第三間隔G3」参照 上記同様「第三間隔G3」という)が1mmである場合の実験結果1を表1に示す。第三間隔G3が1mmである場合、ノズル密度、インク滴量及び駆動周波数の各条件に関わらず、記録された画像に風紋は認められず、画質は良好であった。
第三間隔G3が2mmである場合の実験結果2を表2に示す。第三間隔G3が2mmである場合、ノズル密度、インク適量及び駆動周波数の各条件に関わらず、記録された画像に風紋は認められず、画質は良好であった。
第三間隔G3が3mmである場合の実験結果3を表3に示す。第三間隔G3が3mmである場合、100npi、50npi及び33.3npiの各ノズル密度では、風紋が確認され、画質の低下が認められた。100npiの場合、駆動周波数が2kHz以上になると、画質は「不良」に低下した。このことは、インク滴量が45pl及び90plの何れについても同じであった。
第三間隔G3が5mmである場合の実験結果4を表4に示す。第三間隔G3が5mmである場合、100npi、50npi及び33.3npiの各ノズル密度では、風紋が確認され、画質の低下が認められた。100npiでは、駆動周波数が2kHz以上になると、画質は「不良」に低下した。このことは、インク滴量が45pl及び90plの何れについても同じであった。
第三間隔G3が10mmである場合の実験結果5を表5に示す。第三間隔G3が10mmである場合、100npi、50npi及び33.3npiの各ノズル密度では、風紋が確認され、画質の低下が認められた。100npiでは、駆動周波数が2kHz以上になると、画質は「不良」に低下した。このことは、インク滴量が45pl及び90plの何れについても同じであった。
風紋は、気流の壁が原因となって生じるものと考えられる。気流の壁は、所定の1本のノズル列を形成する各ノズルから同時又は同様のタイミングでそれぞれ吐出されたインクにより、このノズル列に対応して形成される。ノズル列が複数である場合、気流の壁は、複数のノズル列のそれぞれに対応して複数形成される。更に、例えば、記録媒体の搬送及び/又は記録部の往復移動といった、画像の記録時の所定の動作により、各ノズル列の気流の壁によって仕切られた領域内で渦流が発生する。吐出されたインクは、例えば、このインクを吐出したノズル付近に発生した渦流の影響を受ける。上記の結果からも明らかな通り、風紋は、ノズル密度を高密度化し、駆動周波数を高め、第三間隔G3が広くなる程、発生し易くなる。第三間隔G3を3mm以上とした場合、条件によっては、画質の低下が認められた(表3〜表5参照)。しかし、ノズル密度を25npiとし、且つ、隣り合うノズル列の第二間隔W2を25npiに相当する1.016mmとした場合、第三間隔G3を3mm以上としても、良好な画質が実現された。ノズル密度を25npiとし、且つ、隣り合うノズル列の第二間隔W2を25npiに相当する1.016mmとすることで、第三間隔G3(1mm〜10mm)、インク滴量及び駆動周波数の各条件に関わらず、風紋の発生を抑制し、画質の低下を防ぐことができる。
第一ノズル列LAと第二ノズル列LBが形成されたインクジェットヘッド31K,31M,31Y,31Cのそれぞれにおいて、複数の第一ノズル321をノズル密度が25npi以下となる第一間隔W1で長手方向に整列させて第一ノズル列LAを形成し、複数の第二ノズル322をノズル密度が25npi以下となる第一間隔W1で長手方向に整列させて第二ノズル列LBを形成することとした(図2参照)。第一ノズル列LAと第二ノズル列LBは、第一間隔W1以上の第二間隔W2で、短手方向に隣り合った状態で設けられる(図2参照)。
本実施形態は、次のようにすることもできる。以下に示す変形例のうちの幾つかの構成は、適宜組み合わせて採用することもできる。以下の構成を採用したインクジェット記録装置によっても、上述した効果と同様の効果を得ることができる。以下では上記とは異なる点を説明することとし、同様の点についての説明は適宜省略する。
14 記録媒体
15 記録面
20 搬送部
21 搬送面
30 記録部
31K,31M,31Y,31C インクジェットヘッド
32 ノズル
33 吐出面
34 キャリッジ
40 移動部
41,42 プーリ
43 タイミングベルト
46 支持部
50K,50M,50Y,50C メインタンク
51K,51M,51Y,51C 供給チューブ
321 第一ノズル
322 第二ノズル
G3 第三間隔
LA 第一ノズル列
LB 第二ノズル列
W1 第一間隔
W2 第二間隔
W4 幅
Claims (3)
- インクを吐出する複数の第一ノズルと、
前記インクを吐出する、前記第一ノズルと同一直径の複数の第二ノズルと、を含み、
前記複数の第一ノズルは、ノズル密度が25npi以下となる第一間隔で第一方向に整列されて第一ノズル列を形成し、
前記複数の第二ノズルは、前記第一間隔で前記第一方向に整列されて第二ノズル列を形成し、
前記第一ノズル列と前記第二ノズル列とは、前記第一間隔以上の第二間隔で、前記第一方向に直交する第二方向に隣り合った状態で設けられる、インクジェットヘッド。 - 請求項1に記載のインクジェットヘッドと、
画像が記録される記録媒体が載せ置かれる載置面を含む載置部と、を備える、インクジェット記録装置。 - 前記インクジェットヘッドは、前記複数の第一ノズルと前記複数の第二ノズルとが形成された前記インクジェットヘッドの吐出面と、前記載置面に載せ置かれた前記記録媒体の記録面と、の第三間隔が3mm以上となる、前記載置面の上方に設けられる、請求項2に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013237331A JP6341648B2 (ja) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013237331A JP6341648B2 (ja) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015096317A true JP2015096317A (ja) | 2015-05-21 |
JP6341648B2 JP6341648B2 (ja) | 2018-06-13 |
Family
ID=53373876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013237331A Active JP6341648B2 (ja) | 2013-11-15 | 2013-11-15 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6341648B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015182237A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | セーレン株式会社 | インクジェット記録方法 |
JP2017196847A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 株式会社リコー | 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法、液体吐出ユニット、および液体を吐出する装置 |
JP2020157574A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 理想科学工業株式会社 | 画像形成装置 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002257694A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-11 | Canon Inc | プローブ担体の製造用の液体吐出装置、該液体吐出装置を用いたプローブ担体製造装置及びプローブ担体の製造方法 |
JP2005114431A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Canon Inc | 液体吐出ヘッド及び該ヘッドを備えた液体吐出装置 |
JP2006315411A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-11-24 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法 |
JP2012087504A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Seiren Co Ltd | インクジェット記録方法 |
JP2012143944A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Fujifilm Corp | 画像形成装置 |
JP2012152978A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Seiren Co Ltd | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 |
JP2013082151A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-09 | Seiren Co Ltd | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
-
2013
- 2013-11-15 JP JP2013237331A patent/JP6341648B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002257694A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-11 | Canon Inc | プローブ担体の製造用の液体吐出装置、該液体吐出装置を用いたプローブ担体製造装置及びプローブ担体の製造方法 |
JP2005114431A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Canon Inc | 液体吐出ヘッド及び該ヘッドを備えた液体吐出装置 |
JP2006315411A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-11-24 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法 |
JP2012087504A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Seiren Co Ltd | インクジェット記録方法 |
JP2012143944A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Fujifilm Corp | 画像形成装置 |
JP2012152978A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Seiren Co Ltd | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 |
JP2013082151A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-09 | Seiren Co Ltd | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015182237A (ja) * | 2014-03-20 | 2015-10-22 | セーレン株式会社 | インクジェット記録方法 |
JP2017196847A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 株式会社リコー | 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法、液体吐出ユニット、および液体を吐出する装置 |
JP2020157574A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 理想科学工業株式会社 | 画像形成装置 |
JP7309402B2 (ja) | 2019-03-26 | 2023-07-18 | 理想科学工業株式会社 | 画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6341648B2 (ja) | 2018-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004216651A (ja) | インクジェット式プリンタ | |
JP2004216652A (ja) | インクジェット式プリンタ | |
JP2004216653A (ja) | インクジェット式プリンタ | |
WO2015087862A1 (ja) | インクジェット記録装置 | |
KR100846793B1 (ko) | 잉크젯 프린터 | |
JP5936501B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6492837B2 (ja) | 液滴吐出方法および液滴吐出装置 | |
JP6341648B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2014061624A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6417926B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP2017132192A (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
JP2009285870A (ja) | キャリッジユニット及びインクジェット記録装置 | |
JP2015182237A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP5364286B2 (ja) | 画像記録装置および画像記録方法 | |
JP2015042452A (ja) | 液滴吐出方法および液滴吐出装置 | |
JP3921690B2 (ja) | 吐出ヘッド及び画像形成装置並びに画像形成方法 | |
JP2010208164A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5593281B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
US20170266966A1 (en) | Recording apparatus | |
JP2023000035A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2014061626A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5936490B2 (ja) | インクジェット印刷装置 | |
JP2005289053A (ja) | 液吐出装置及び打滴制御方法 | |
JP2017007196A (ja) | インクジェット画像形成装置 | |
JP3972212B2 (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170711 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170712 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170901 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180213 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180410 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180417 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180515 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6341648 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |