JP2012147915A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機の制御基板の構成を簡略化する。
【解決手段】複数のデバイスをそれぞれ制御する複数のデバイス用基板と、前記複数のデバイス用基板を制御する制御基板とを備える遊技機において、電源Aをオンオフするスイッチ手段とを備える制御基板と、リセット端子に入力されるリセット信号によりリセットされる電子回路EC2と、入力された電源に基づきリセット信号を発生するリセット回路RCとを含むデバイス用基板DEV2とを備え、制御基板の電源Aの出力端と第2デバイス用基板のリセット回路の入力端が接続され、リセット回路の出力端と電子回路のリセット端子が接続されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、スロットマシンなどの遊技機に関し、特にその電源供給系統の改良に関するものである。
従来から外周面に図柄が配列された複数のリールを備えた遊技機(回胴式遊技機、スロットマシン)が知られている。この種の遊技機は、遊技媒体(メダル)に対して一定の遊技価値を付与し、このような遊技媒体を獲得するための遊技を行うものである。また、この種の遊技機は、遊技者の回転開始操作を契機として、内部抽選を行うとともに複数のリールの回転を開始させ、遊技者の停止操作契機として、内部抽選の結果に応じた態様で複数のリールを停止させる制御を行っている。そして、遊技の結果は、複数のリールが停止した状態における入賞判定ライン上に表示された図柄組合せによって判定され、遊技の結果に応じてメダル等の払い出しなどが行われる。
遊技機では、遊技の興趣向上を図るべく様々な演出がなされる。例えば、装飾部材、モニタ、スピーカ、LEDランプを取り付け、見た目による演出、映像による演出、音による演出、光による演出等が行われている。さらに、演出用の可動体が取り付けられ、その動きによる演出もなされるようになってきた。可動体は、移動が可能な装飾部材であり、遊技の状況に応じて可動することにより遊技の興趣の向上を図るためのものである。
特開2001−170326号公報 特開2001−198274号公報
上記様々な演出を行うために、遊技機は、装飾部材、モニタ、スピーカ、LEDランプ、可動体(これらをまとめて「デバイス」と表現することがある)をそれぞれ制御するための複数のデバイス用基板を備えている。演出の内容は機種ごとに異なり、また、機種の開発の進行に応じて新規なデバイスが追加されることがあるから、デバイス用基板には様々な種類のものがある。
これらデバイス用基板を制御するものが制御基板(例えばサブ基板)である。デバイス用基板とは異なり、制御基板は遊技機の機種によらず共通のものであり、機種の開発が進行しても同じ制御基板が使われることが多い。このため、当初想定していない仕様のデバイス用基板を制御基板に接続する必要が生じることがある。例えば次のようなケースが考えられる。
・制御基板からデバイス用基板に電源を供給しているが、当初想定していなかった電圧の電源を供給する必要が生じる。
・デバイス用基板のIC(電子回路)をリセットするために、電源をオンオフする必要が生じる。
・当初想定していなかった信号(リセット信号など)を供給する必要が生じる。
上記ケースに対応するためには、制御基板を変更しなければならないが、これにはコストがかかるとともに、基板の種類が増えるという保守上の問題がある。
これに対し、制御基板で扱う電源の種類を増やすとともに、想定される全ての信号を予め用意しておくことで上記ケースの全てに対応することができる。しかし、このやり方は制御基板に多くの電源・信号発生源を実装することになりコストアップにつながるとともに、保守の点でも問題がある(電源・部品が多くなると故障が増える。使用していない電源・信号発生源に故障が生じたときでも、制御基板を交換・修理しなければならない)。また、電源・信号の種類が多くなると、その接続のためのハーネスあるいはコネクタのピン数が増えるから、基板上のコネクタの数が増え基板の小型化が困難になるとともに、他の制御信号に使用できるピン数が減少してその伝送に支障が生じることも予想される。したがって、制御基板が扱う電源の種類や信号発生源の数は少ないほうが好ましい。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、コストや保守の点で特に問題を生じることなく、多種多様なデバイス用基板を接続することができる制御基板を備える遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、複数のデバイスをそれぞれ制御する複数のデバイス用基板と、前記複数のデバイス用基板を制御する制御基板とを備える遊技機において、
予め定められた電圧の第1電源及び第2電源を供給する電源部と、
前記電源部から前記第1電源及び第2電源を受ける入力端と、外部に前記第1電源及び第2電源を出力するための出力端と、前記入力端と前記出力端を接続する配線と、前記入力端と前記出力端の間に設けられ前記第1電源をオンオフするスイッチ手段とを備える制御基板と、
電源端子を含み、電源のオンオフでリセットされる電子回路を含む第1デバイス用基板と、
電源端子とリセット端子を含み、前記リセット端子に入力されるリセット信号によりリセットされる電子回路と、入力された電源に基づきリセット信号を発生するリセット回路とを含む第2デバイス用基板とを備え、
前記制御基板の前記第1電源の出力端と前記第1デバイス用基板の前記電子回路の電源端子が接続され、
前記制御基板の前記第2電源の出力端と前記第2デバイス用基板の前記電子回路の電源端子が接続され、
前記制御基板の前記第1電源の出力端と前記第2デバイス用基板の前記リセット回路の入力端が接続され、
前記リセット回路の出力端と前記第2デバイス用基板の前記電子回路のリセット端子が接続されていることを特徴とする。
前記第1デバイス用基板は、前記第1電源の出力端を備え、前記第2デバイス用基板の前記リセット回路の入力端は、前記制御基板の前記第1電源の出力端に代えて、前記第1デバイス用基板の前記第1電源の前記出力端に接続されているようにしてもよい。
この発明は、複数のデバイスをそれぞれ制御する複数のデバイス用基板と、前記複数のデバイス用基板を制御する制御基板とを備える遊技機において、
予め定められた電圧の第1電源及び第2電源を供給する電源部と、
前記電源部から前記第1電源及び第2電源を受ける入力端と、外部に前記第1電源及び第2電源を出力するための出力端と、前記入力端と前記出力端を接続する配線と、前記入力端と前記出力端の間に設けられ前記第1電源をオンオフするスイッチ手段とを備える制御基板と、
電源端子を含み、電源のオンオフでリセットされる電子回路を含む第1デバイス用基板と、
電源端子を含み、電源のオンオフでリセットされる電子回路と、入力された電源の電圧を異なる電圧に変換する電圧変換回路とを含む第2デバイス用基板とを備え、
前記制御基板の前記第1電源の出力端と前記第1デバイス用基板の前記電子回路の電源端子が接続され、
前記制御基板の前記第1電源の出力端と前記第2デバイス用基板の前記電圧変換回路の入力端が接続され、
前記電圧変換回路の出力端と前記第2デバイス用基板の前記電子回路の電源端子が接続されていることを特徴とする。
前記第1デバイス用基板は、前記第1電源の出力端の出力端を備え、前記第2デバイス用基板の前記電圧変換回路の入力端は、前記制御基板の前記第1電源の出力端に代えて、前記第1デバイス用基板の前記第1電源の前記出力端に接続されているようにしてもよい。
この発明によれば、複数の電源を供給するとともに、制御基板のスイッチ手段を備え、デバイス用基板のリセット回路又は電圧変換回路を備えるので、必要な電源の種類を抑制しつつ、様々な電圧の電源やリセット信号を必要とするデバイス用基板を制御基板に接続することができるようになる。これにより、コストを抑えかつ保守を容易にすることのできる遊技機を提供することができる。
前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図である。 前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図である。 スロットマシンのブロック図である。 スロットマシンの遊技処理のフローチャートである。 発明の実施の形態に係る遊技機のブロック図である。 発明の実施の形態に係る他の遊技機のブロック図である。 発明の実施の形態に係る他の遊技機のブロック図である。 発明の実施の形態に係る他の遊技機のブロック図である。 発明の実施の形態に係る他の遊技機のブロック図である。
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1及び図2中、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132の下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートスイッチ134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップスイッチ140を設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。前記ゲーム表示部131の上側には、液晶表示装置LCDが設けてある。
液晶表示装置LCDの位置には可動体50が設けられている。可動体50は2つのシャッター(可動体要素)51L及び51Rを備える。2つのシャッター51L及び51Rは演出に従い左右に動き、液晶表示装置LCDを隠す。同図では、2つのシャッター51L及び51Rがそれぞれ左右に一杯に開き、液晶表示装置LCDが露出している(遊技者が画面をみることができる)状態を示している。
スロットマシン本体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置121が設置されている。このホッパ装置121の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク122を備えている。スロットマシン本体120の内部には、前扉130を閉めたときにゲーム表示部131が来る位置に三個のリールからなるリールユニット203が設置されている。リールユニット203は、外周面に複数種類の図柄が配列されている3つのリール(第1リール〜第3リール)を備えている。ゲーム表示部131には開口部が設けられていて、それを通して遊技者が前記リールユニット203の各回転リールの図柄を見ることができるようになっている。ホッパ装置121の上側のリールユニット203との間には電源部205が設けられている。
前記前扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタ1が、前扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタ1は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置121に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ1の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って前扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタ1により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
図3は発明の実施の形態に係るスロットマシン100の機能ブロック図を示す。
この図において電源系統についての表示は省略されている。スロットマシン100は、その主要な処理装置としてメイン基板(処理部)10とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板20とを備える。なお、少なくともメイン基板10は、外部から接触不能となるようにケース内部に収容され、これら基板を取り外す際に痕跡が残るように封印処理が施されている。
メイン基板10は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、リールの回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板10は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。
サブ基板20は、メイン基板10からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板20は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。コマンドの流れはメイン基板10からサブ基板20への一方のみであり、逆にサブ基板20からメイン基板10へコマンド等が出されることはない。
メイン基板10にはスタートスイッチ134,ストップボタン140,リールユニット(リール駆動装置を含む)203,リール位置検出回路71、ホッパ駆動部80、ホッパ81及びホッパ81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82(これらは前述のホッパ装置121を構成する)が接続されている。
ホッパ駆動部80は、ホッパ81を回転駆動して、メイン基板10によって指示された払出数のメダルを払い出す動作を行う。遊技機は、メダルを1枚払い出す毎に作動するメダル検出部82を備えており、メイン基板10は、メダル検出部82からの入力信号に基づいてホッパ81から実際に払い出されたメダルの数を管理することができる。
メイン基板10には、さらに、メダルセレクタ1のメダルセンサS1及びS2が接続されている。
メダルセレクタ1には、メダルを計数するためのメダルセンサS1及びS2が設けられている。メダルセンサS1及びS2は、メダルセレクタ1に設けられた図示しないメダル通路の下流側(出口近傍)に設けられている(メダル通路の上流側はメダル投入口132に連通している)。2つのメダルセンサS1とS2は、メダルの進行方向に沿って所定間隔を空けて並べて設けられている。メダルセンサS1、S2は、例えば、互いに対向した発光部と受光部とを有して断面コ字状に形成され、その検出光軸をメダル通路内に上方から臨ませて位置するフォトインタラプタである。各フォトインタラプタにより、途中で阻止されずに送られてきたメダルの通過が検出される。なお、フォトインタラプタを2つ隣接させたのは、メダル枚数を検出するだけでなく、メダルの通過が正常か否かを監視するためである。すなわち、フォトインタラプタを2つ隣接させて設けることにより、メダルの通過速度や通過方向を検出することができ、これによりメダル枚数だけでなく、逆方向に移動する不正行為を感知することができる。
サブ基板20には液晶表示装置の制御用の液晶制御基板200、スピーカ基板201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。さらに、可動体50を制御する可動体制御部60が接続されている。
メイン基板10は、メダルセレクタ1のメダルセンサS1とS2の出力を受け、遊技毎にメダルの投入を受け付けて、規定投入数に相当するメダルが投入されたことに基づいて、スタートスイッチ134に対する第1リール〜第3リールの回転開始操作を許可する処理を行う(投入受付機能)。なお、スタートスイッチ134の押下操作が、第1リール〜第3リールの回転を開始させる契機となっているとともに、内部抽選を実行する契機となっている。また、遊技状態に応じて規定投入数を設定し、通常状態およびボーナス成立状態では規定投入数を3枚に設定し、ボーナス状態では規定投入数を1枚に設定する。
メダルが投入されると、遊技状態に応じた規定投入数を限度として、投入されたメダルを投入状態に設定する。あるいは、遊技機にメダルがクレジットされた状態で、ベットスイッチBETが押下されると、遊技状態に応じた規定投入数を限度して、クレジットされたメダルを投入状態に設定する。メダルの投入を受け付けるかどうかは、メイン基板10が制御する。メダルの投入を受け付ける状態になっていないときは(許可されていないときは)、メダルを投入してもメダルセンサS1、S2でカウントされず、そのまま返却される。同様に、メイン基板10はベットスイッチBETの有効/無効を制御する。ベットスイッチBETが有効になっていないときは(許可されていないときは)、ベットスイッチBETを押下しても、それは無視される。
メイン基板10は、乱数発生手段を内蔵する(図示せず)。乱数発生手段は、抽選用の乱数値を発生させる手段である。乱数値は、例えば、インクリメントカウンタ(所定のカウント範囲を循環するように数値をカウントするカウンタ)のカウント値に基づいて発生させることができる。なお本実施形態において「乱数値」には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、その発生自体は規則的であっても、その取得タイミング等が不規則であるために実質的に乱数として機能しうる値も含まれる。
メイン基板10は、遊技者がスタートスイッチ134からのスタート信号に基づいて、役の当否を決定する内部抽選を行う(内部抽選機能)。すなわち、抽選テーブル選択処理、乱数判定処理、抽選フラグ設定処理などを行う。
抽選テーブル選択処理では、図示しない記憶手段(ROM)に格納されている複数の抽選テーブル(図示せず)のうち、いずれの抽選テーブルを用いて内部抽選を行うかを決定する。抽選テーブルでは、複数の乱数値(例えば、0〜65535の65536個の乱数値)のそれぞれに対して、リプレイ、小役(ベル、チェリー)、レギュラーボーナス(RB:ボーナス)、およびビッグボーナス(BB:ボーナス)などの各種の役が対応づけられている。また、遊技状態として、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態が設定可能とされ、さらにリプレイの抽選状態として、リプレイ無抽選状態、リプレイ低確率状態、リプレイ高確率状態が設定可能とされる。
乱数判定処理では、スタートスイッチ134からのスタート信号に基づいて、遊技毎に前記乱数発生手段(図示せず)から乱数値(抽選用乱数)を取得し、取得した乱数値について前記抽選テーブルを参照して役に当選したか否かを判定する。
抽選フラグ設定処理では、乱数判定処理の結果に基づいて、当選したと判定された役の抽選フラグを非当選状態(第1のフラグ状態、オフ状態)から当選状態(第2のフラグ状態、オン状態)に設定する。2種類以上の役が重複して当選した場合には、重複して当選した2種類以上の役のそれぞれに対応する抽選フラグが当選状態に設定される。抽選フラグの設定情報は、記憶手段(RAM)に格納される。
入賞するまで次回以降の遊技に当選状態を持ち越し可能な抽選フラグ(持越可能フラグ)と、入賞の如何に関わらず次回以降の遊技に当選状態を持ち越さずに非当選状態にリセットされる抽選フラグ(持越不可フラグ)とが用意されていることがある。この場合、前者の持越可能フラグが対応づけられる役としては、レギュラーボーナス(RB)およびビッグボーナス(BB)があり、それ以外の役(例えば、小役、リプレイ)は後者の持越不可フラグに対応づけられている。すなわち抽選フラグ設定処理では、内部抽選でレギュラーボーナスに当選すると、レギュラーボーナスの抽選フラグの当選状態を、レギュラーボーナスが入賞するまで持ち越す処理を行い、内部抽選でビッグボーナスに当選すると、ビッグボーナスの抽選フラグの当選状態を、ビッグボーナスが入賞するまで持ち越す処理を行う。このときメイン基板10は、内部抽選機能により、レギュラーボーナスやビッグボーナスの抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技でも、レギュラーボーナスおよびビッグボーナス以外の役(小役およびリプレイ)についての当否を決定する内部抽選を行っている。すなわち抽選フラグ設定処理では、レギュラーボーナスの抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技において、内部抽選で小役あるいはリプレイが当選した場合には、既に当選しているレギュラーボーナスの抽選フラグと内部抽選で当選した小役あるいはリプレイの抽選フラグとからなる2種類以上の役に対応する抽選フラグを当選状態に設定し、ビッグボーナスの抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技において、内部抽選で小役あるいはリプレイが当選した場合には、既に当選しているビッグボーナスの抽選フラグと内部抽選で当選した小役あるいはリプレイの抽選フラグとからなる2種類以上の役に対応する抽選フラグを当選状態に設定する。
メイン基板10は、所定条件下で内部抽選におけるリプレイの当選確率を変動させる制御を行うことがある(リプレイ確率変動機能)。リプレイの抽選状態として、リプレイが内部抽選の対象から除外されるリプレイ無抽選状態、リプレイの当選確率が約1/7.3に設定されるリプレイ低確率状態、およびリプレイの当選確率が約1/6に設定されるリプレイ高確率状態という複数種類の抽選状態を設定可能とされている。リプレイの抽選状態を変化させることにより、内部抽選におけるリプレイの当選確率を変動させる。
メイン基板10は、遊技者のスタートスイッチ134の押下操作(回転開始操作)によるスタート信号に基づいて、第1リール〜第3リールをステッピングモータにより回転駆動させ、第1リール〜第3リールの回転速度が所定速度(約80rpm:1分間あたり約80回転となる回転速度)に達した状態において回転中のリールにそれぞれ対応する3つのストップボタン140の押下操作(停止操作)を許可する制御を行うとともに、ステッピングモータにより回転駆動されている第1リール〜第3リールを抽選フラグの設定状態(内部抽選の結果)に応じて停止させる制御を行う(リール制御機能)。
メイン基板10は、3つのストップボタン140に対する押下操作(停止操作)が許可(有効化)された状態において、遊技者が3つのストップボタン140を押下することにより、そのリール停止信号に基づいて、リールユニット203のステッピングモータへの駆動パルス(モータ駆動信号)の供給を停止することにより、第1リール〜第3リールの各リールを停止させる制御を行う。
すなわち、メイン基板10は、3つのストップボタン140の各ボタンが押下される毎に、第1リール〜第3リールのうち押下されたボタンに対応するリールの停止位置を決定して、決定された停止位置でリールを停止させる制御を行っている。具体的には、記憶手段(ROM)に記憶されている停止制御テーブル(図示せず)を参照して3つのストップボタンの押下タイミングや押下順序等(停止操作の態様)に応じた第1リール〜第3リールの停止位置を決定し、決定された停止位置で第1リール〜第3リールを停止させる制御を行う。
ここで停止制御テーブルでは、ストップボタン140の作動時点における第1リール〜第3リールの位置(押下検出位置)と、第1リール〜第3リールの実際の停止位置(または押下検出位置からの滑りコマ数)との対応関係が設定されている。抽選フラグの設定状態に応じて、第1リール〜第3リールの停止位置を定めるための停止制御テーブルが用意されることもある。
遊技機では、リールユニット203がフォトセンサからなるインデックスセンサ(図示せず)を備えており、メイン基板10は、リールが1回転する毎にインデックスセンサで検出される基準位置信号に基づいて、リールの基準位置(インデックスセンサによって検出されるコマ)からの回転角度(ステップモータの回転軸の回転ステップ数)を求めることによって、現在のリールの回転状態を監視することができるようになっている。すなわち、メイン基板10は、ストップスイッチ140の作動時におけるリールの位置を、リールの基準位置からの回転角度を求めることにより得ることができる。
メイン基板10は、いわゆる引き込み処理と蹴飛ばし処理とをリールを停止させる制御として行っている。引き込み処理とは、抽選フラグが当選状態に設定された役に対応する図柄が有効な入賞判定ライン上に停止するように(当選した役を入賞させることができるように)リールを停止させる制御処理である。一方蹴飛ばし処理とは、抽選フラグが非当選状態に設定された役に対応する図柄が有効な入賞判定ライン上に停止しないように(当選していない役を入賞させることができないように)リールを停止させる制御処理である。すなわち本実施形態の遊技機では、上記引き込み処理及び蹴飛ばし処理を実現させるべく、抽選フラグの設定状態、ストップボタン140の押下タイミング、押下順序、既に停止しているリールの停止位置(表示図柄の種類)などに応じて各リールの停止位置が変化するように停止制御テーブルが設定されている。このように、メイン基板10は、抽選フラグが当選状態に設定された役の図柄を入賞の形態で停止可能にし、一方で抽選フラグが非当選状態に設定された役の図柄が入賞の形態で停止しないように第1リール〜第3リールを停止させる制御を行っている。
本実施形態の遊技機では、第1リール〜第3リールが、ストップボタン140が押下された時点から190ms以内に、押下されたストップボタンに対応する回転中のリールを停止させる制御状態に設定されている。すなわち回転している各リールの停止位置を決めるための停止制御テーブルでは、ストップボタン140の押下時点から各リールが停止するまでに要するコマ数が0コマ〜4コマの範囲(所定の引き込み範囲)で設定されている。
メイン基板10は、第1リール〜第3リールの停止態様に基づいて、役が入賞したか否かを判定する処理を行う。具体的には、記憶手段(ROM)に記憶されている入賞判定テーブルを参照しながら、第1リール〜第3リールの全てが停止した時点で入賞判定ライン上に表示されている図柄組合せが、予め定められた役の入賞の形態であるか否かを判定する(入賞判定機能)。
メイン基板10は、入賞判定機能による判定結果に基づいて、入賞時処理を実行する。入賞時処理としては、例えば、小役が入賞した場合にはホッパ81を駆動してメダルの払出制御処理が行われるか、あるいはクレジットの増加され(規定の最大枚数例えば50枚まで増加され、それを超えた分だけ実際にメダル払い出される)、リプレイが入賞した場合にはリプレイ処理が行われ、ビッグボーナスやレギュラーボーナスが入賞した場合には遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理が行われる。
メイン基板10は、遊技結果に応じたメダルの払い出しに関する払出制御処理を行う(払出制御機能)。具体的には、小役が入賞した場合に、役毎に予め定められている配当に基づいて遊技におけるメダルの払出数を決定し、決定された払出数に相当するメダルを、ホッパ駆動部80でホッパ81を駆動して払い出させる。
メダルのクレジット(内部貯留)が許可されている場合には、ホッパ81によって実際にメダルの払い出しを行う代わりに、記憶手段(RAM)のクレジット記憶領域(図示省略)に記憶されているクレジット数(クレジットされたメダルの数)に対して払出数を加算するクレジット加算処理を行って仮想的にメダルを払い出す処理を行う。
メイン基板10は、リプレイが入賞した場合に、次回の遊技に関して遊技者の所有するメダルの投入を要さずに前回の遊技と同じ準備状態に設定するリプレイ処理(再遊技処理)を行う(リプレイ処理機能)。リプレイが入賞した場合には、遊技者の手持ちのメダル(クレジットメダルを含む)を使わずに前回の遊技と同じ規定投入数のメダルが自動的に投入状態に設定される自動投入処理が行われ、遊技機が前回の遊技と同じ入賞判定ラインを有効化した状態で次回の遊技における回転開始操作(遊技者によるスタートスイッチ134の押下操作)を待機する状態に設定される。
メイン基板10は、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態の間で遊技状態を移行させる制御を行うことがある(遊技状態移行制御機能)。遊技状態の移行条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の条件のうち1の条件が成立したこと、あるいは複数の条件の全てが成立したことに基づいて、遊技状態を他の遊技状態へ移行させることができる。
通常状態は、複数種類の遊技状態の中で初期状態に相当する遊技状態で、通常状態からはボーナス成立状態への移行が可能となっている。ボーナス成立状態は、内部抽選でビッグボーナスあるいはレギュラーボーナスに当選したことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス成立状態では、通常状態における内部抽選でビッグボーナスが当選した場合、ビッグボーナスが入賞するまでビッグボーナスに対応する抽選フラグが当選状態に維持され、通常状態における内部抽選でレギュラーボーナスが当選した場合、レギュラーボーナスが入賞するまでレギュラーボーナスに対応する抽選フラグが当選状態に維持される。ボーナス状態では、ボーナス遊技によって払い出されたメダルの合計数により終了条件が成立したか否かを判断し、入賞したボーナスの種類に応じて予め定められた払出上限数を超えるメダルが払い出されると、ボーナス状態を終了させて、遊技状態を通常状態へ復帰させる。
次に、遊技機における遊技処理について図4を参照して説明を加える。
一般的に、遊技機において、メダルの投入(クレジットの投入)に始まり、払い出しが終了するまで(又はクレジット数の増加が終了するまで)が一遊技である。一遊技が終了するまでは次回の遊技に進めないという決まりがある。
先ず、規定枚数のメダルが投入されることでスタートスイッチ134が有効になり、図4の処理が開始される。
ステップS1において、スタートスイッチ134が操作されることにより、スタートスイッチ134がONとなる。そして、次のステップS2に進む。
ステップS2において、メイン基板10により抽選処理が行われる。そして、次のステップS3に進む。
ステップS3において、第1リール〜第3リールの回転が開始する。そして、次のステップS4に進む。
ステップS4において、ストップボタン140が操作されることにより、ストップボタン140がONとなる。そして、次のステップS5に進む。
ステップS5において、第1リール〜第3リールのうち押下されたストップボタン140に対応するリールについて回転停止処理が行われる。そして、次のステップS6に進む。
ステップS6において、三個のリールに対応するストップボタン140の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個のリールに対応する3つのストップボタン140すべての操作が行われたと判定された場合、次のステップS7に進む。
ステップS7において、抽選フラグ成立中に当該抽選フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。そして、入賞が確定したと判定された場合、次のステップS8に進む。なお、入賞が確定しなかったときは、抽選フラグが成立していてもメダルの払い出しは行われない。
ステップS8において、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。
メダルの投入からステップS8の実行完了までが、一遊技である。ステップS8の待機処理が終了すると、処理はフローチャートの最初に戻る。言い換えれば、次の遊技が可能な状態になる(次遊技へ移行する)。
次に、図5以降を参照して、本発明の実施の形態に係る遊技機について説明を加える。
以下の説明において、制御基板とデバイス用基板の組み合わせは、例えば、次のようなものである。
(1)制御基板としてサブ基板20、複数のデバイス用基板として液晶制御基板200,スピーカ基板201、LED基板202及び可動体制御部60のうちから2つ以上のもの。
(2)制御基板としてメイン基板10、複数のデバイス用基板としてメダルセレクタ1、リールユニット203、リール位置検出回路71、ホッパ駆動部80及びメダル検出部82のうちから2つ以上のもの。
図5以降の制御基板CONTやデバイス用基板DEV1,DEV2は、上記のように読み替えられたい。
図5は、発明の実施の形態に係る遊技機であって、デバイス用基板にリセット回路を設けた構成を示す。
CONTは、複数のデバイス用基板DEV1,DEV2を制御する制御基板(サブ基板20など)である。制御基板CONTは、電源PSから電源A及び電源Bを受ける入力端CAI,CBIと、外部に電源A及び電源Bを出力するための出力端CAO、CBOと、入力端と出力端をそれぞれ接続する配線WA1,WA2,WBとを備える。また、電源Aをオンオフするスイッチ手段SWを備える。
スイッチ手段SWは、入力端CAIと出力端CAOの間に設けられ、電源Aをデバイス用基板に供給するかどうかを制御するものである。スイッチ手段SWがオンであれば電源Aがデバイス用基板に供給され、オフであれば供給されない(電源Aの電圧がゼロになる)。スイッチ手段SWは、典型的には、機械式リレーや半導体リレーのようなものであり、制御基板CONTの図示しないCPUの制御によりオンオフされるものである。
DEV1,DEV2は、複数のデバイス(液晶表示装置、スピーカ、LED、可動体など)をそれぞれ制御する複数のデバイス用基板である。制御対象であるデバイスの表示は省略している。
第1デバイス用基板DEV1は、電源端子D1AI、D1BIと、電源端子IPCを備えてこれから供給される電源のオンオフでリセットされるICなどの電子回路EC1とを含む。
第2デバイス用基板DEV2は、電源端子D2AI,D2BIと、リセット端子RESETを備えてこれから入力されるリセット信号によりリセットされる電子回路EC2と、電源端子D2AIから入力された電源Aに基づきリセット信号を発生するリセット回路RCとを含む。リセット回路RCの出力端と電子回路EC2のリセット端子RESETが接続されている。図5に示すように、電子回路EC2も電源端子(符号を付していない)を備えるが、これは電子回路EC1の電源端子IPCと異なり、これから供給される電源のオンオフでリセットされるものである必要はない。
リセット回路RCは、電源の立ち上がり又はその他の予め定められたタイミングでリセット信号(例えば正論理又は負論理のパルス信号)を発生するものである。リセット回路RCは、例えば、抵抗とコンデンサを直列に接続し、抵抗の他端を電源に接続し、コンデンサの他端を接地するとともに、抵抗とコンデンサの接続点にインバータなどの論理回路やコンパレータなどを接続してなるものである(インバータやコンパレータの出力端からリセット信号が出力される)。
なお、制御基板CONT、デバイス用基板DEV1,DEV2について、制御基板からデバイス用基板へのパラレルあるいはシリアル信号伝送の制御線、各基板内におけるCPUやメモリ及びこれらに関する配線、デバイス用基板における各デバイスの入出力信号などの各種信号線の表示は省略している。基板間のワイヤハーネスについても同様である。このように図5以降においては、電源系統のみを示している。
PSは、予め定められた電圧の電源A(第1電源)及び電源B(第2電源)を供給する電源である。電源電圧は例えば+5Vと+12Vである(一例である)。電源PSの端子Aは電源Aの出力端であり、端子Bは電源Bの出力端である。
WH1AとWH2Aは、制御基板CONTの出力端CAOとデバイス用基板DEV1の入力端D1AIを接続するワイヤハーネスである。これらと、デバイス用基板DEV1の配線W1Aにより、制御基板CONTの電源Aの出力端CAOと第1デバイス用基板DEV1の電子回路EC1の電源端子IPCが接続される。
WH1AとWH3Aは、制御基板CONTの出力端CAOとデバイス用基板DEV2の入力端D2AIを接続するワイヤハーネスである。これらと、デバイス用基板DEV2の配線W2Aにより、制御基板CONTの電源Aの出力端CAOと第2デバイス用基板DEV2のリセット回路RCの入力端が接続される。
WH1BとWH3Bは、制御基板CONTの出力端CBOとデバイス用基板DEV2の入力端D2BIを接続するワイヤハーネスである。これらと、デバイス用基板DEV2の配線W2Bにより、制御基板CONTの電源Bの出力端CBOと第2デバイス用基板DEV2の電子回路EC2の電源端子が接続される。
次に動作について説明する。図5の遊技機が取り得る電源の状態は次の2つである(制御に関する状態は考慮しない)。
(ア)通常の遊技状態(電源供給状態)
(イ)リセット状態
(ア)の状態においては、電源A及び電源Bがデバイス用基板DEV1,DEV2の両方に(図示されない他の基板があるときにはそれらにも)供給されている。すなわち、電源Aが電子回路EC1に、電源Bが電子回路EC2に供給され、各電子回路はそれぞれ受けた電源に基づき動作している。この状態においては、リセット回路RCは動作しない。
(イ)は、ノイズなどにより電子回路が予期しない誤動作を行ったような場合に、それらを正常に復帰させるために必要である。(イ)の状態においては、電源Bの状態は変わらない(電源Bは供給され続ける)が、電源Aはオン−>オフ−>オンのように一度電源がオフになりその後再びオンになる。電子回路EC1は電源オンオフでリセットされる回路であるから、電源Aの変化によりリセットされる。電子回路EC2の受ける電源Bはオンオフしないからその動作は継続するが、電源Aのオンオフを受けてリセット回路RCがリセット信号を発生し、これがリセット端子RESETに入力される。これにより電子回路EC2はリセットされる。よって、電源Aのオンオフにより、電子回路EC1とEC2の両方がリセットされる。図5の構成ではリセット信号がないことに注意されたい。
発明の実施の形態に係る遊技機によれば、制御基板にリセット信号を発生する回路を備えなくても、複数の電源の一方をオンオフするスイッチ手段を設けることにより、デバイス用基板の電子回路をリセットすることができる。したがって、リセット信号を必要とするデバイス用基板を制御基板に接続することができるようになる。これにより、リセット信号を発生する回路を備えるというコストを抑えつつ、制御基板の汎用性を高めることができる。
もし、図5の構成である、複数の電源を供給すること、制御基板のスイッチ手段、デバイス用基板のリセット回路を備えないと、リセット信号を発生する回路を備える必要が生じる。すると、リセット信号を必要としないデバイス用基板のみからなる遊技機においては、リセット信号を発生する回路は不要であり、コストアップにつながるとともに、故障が増え、使用していない回路に故障が生じたときでも、制御基板を交換・修理しなければならない、という問題が生じる。また、リセット信号を伝送するためのハーネス、コネクタが必要となり、基板上のコネクタの数が増え基板の小型化が困難になるとともに、他の制御信号に使用できるピン数が減少してその伝送に支障が生じるようになる。発明の実施の形態に係る遊技機によれば、このような問題は生じない。
次に、図6を参照して、本発明の実施の形態に係る他の遊技機について説明を加える。
図6は、発明の実施の形態に係る遊技機であって、デバイス用基板に電圧変換回路を設けた構成を示す。図6において、図5と同一又は相当する部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
第2デバイス用基板DEV2は、電源端子D2AI,D2BIと、電源端子IPC’を備えてこれから供給される電源のオンオフでリセットされるICなどの電子回路EC2’と、電源端子D2AIから入力された電源Aに基づき電子回路EC2’用の電圧を発生する電圧変換回路CONVとを含む。電圧変換回路CONVの出力端と電子回路EC2’の電源端子IPC’が接続されている。
電圧変換回路CONVは公知の回路であり、三端子レギュレータなどの素子が知られている。
WH1AとWH3Aは、制御基板CONTの出力端CAOとデバイス用基板DEV2の入力端D2AIを接続するワイヤハーネスである。これらと、デバイス用基板DEV2の配線W2A’により、制御基板CONTの電源Aの出力端CAOと第2デバイス用基板DEV2の電圧変換回路CONVの入力端が接続される。
次に動作について説明する。図6の遊技機が取り得る電源の状態は次の2つである(制御に関する状態は考慮しない)。
(ア)通常の遊技状態(電源供給状態)
(イ)リセット状態
(ア)の状態においては、電源A及び電源Bがデバイス用基板DEV1,DEV2の両方に(図示されない他の基板があるときにはそれらにも)供給されている。この状態において、電圧変換回路CONVが電源Aの電圧を電子回路EC2’用に変換して供給する。これにより電子回路EC2’は正常に動作する。
(イ)は、ノイズなどにより電子回路が予期しない誤動作を行ったような場合に、それらを正常に復帰させるために必要である。電子回路EC1は電源オンオフでリセットされる回路であるから、電源Aの変化によりリセットされる。電子回路EC2’も電源オンオフでリセットされる回路であり、電源Aの変化により電圧変換回路CONVの出力もオンオフするので、やはり電源Aの変化によりリセットされる。よって、電源Aのオンオフにより、電子回路EC1とEC2’の両方がリセットされる。図6の構成ではリセット信号がないことに注意されたい。
発明の実施の形態に係る遊技機によれば、制御基板にリセット信号を発生する回路を備えなくても、複数の電源の一方をオンオフするスイッチ手段を設けることにより、デバイス用基板の電子回路をリセットすることができる。これにより、リセット信号を発生する回路を備えるというコストを抑え、制御基板の保守を容易にすることができる。
もし、図6の構成である、複数の電源を供給すること、制御基板のスイッチ手段、デバイス用基板の電圧変換回路を備えないと、リセット信号を発生する回路を備えるとともに、さらに多くの電源を用意する必要が生じる。すると、コストアップにつながるとともに、故障が増え、使用していない回路に故障が生じたときでも、制御基板を交換・修理しなければならない、という問題が生じる。また、リセット信号を伝送するためのハーネス、コネクタが必要となり、基板上のコネクタの数が増え基板の小型化が困難になるとともに、他の制御信号に使用できるピン数が減少してその伝送に支障が生じるようになる。発明の実施の形態に係る遊技機によれば、このような問題は生じない。
例えば、図5と図6の構成を併せ持つ図7の遊技機においても、リセット信号を発生する回路は不要であり、また様々な電圧の電子回路に対応することができる(デバイス用基板は、制御基板に比べて汎用性が求められないので、必要に応じて電圧変換回路を設けても問題はない)。このように、この発明の実施の形態に係る制御基板は汎用性の高いものであって、必要最小限の構成にもかかわらず様々な種類のデバイス用基板を接続することができる。
よって、発明の実施の形態によれば、制御基板を遊技機の機種によらず共通のものとすることができ、コストダウンや保守性を向上させることができる。
図8に示すように、デバイス用基板にリセット回路と電圧変換回路の両方を備えるようにしてもよい。図8の電子回路EC2はリセット信号によりリセットされる電子回路である。この場合、電圧変換回路CONVは電源供給機能のみを担当し、リセットには関与しない。リセットは、電源Aに接続されたリセット回路RCが担当する。
また、図9に示すように、デバイス用基板DEV2は、デバイス用基板DEV1を経由して電源A及びBの供給を受けるようにしてもよい。図9の例では、デバイス用基板DEV1は、電源Aの出力端D1AOと電源Bの出力端D1BOを備え、デバイス用基板DEV2のリセット回路RCの入力端は出力端D1AOに接続されている。同様に、電圧変換回路CONVの入力端は出力端D1BOに接続されている。
図9の電子回路EC2が、電源のオンオフでリセットされる電子回路EC2’であるとき、図6のように電圧変換回路CONVの入力端を出力端D1AOに接続する。この場合、リセット回路は不要である。
図9の構成によれば、各基板の電源をいわば直列に接続するので、電源用のハーネスを分岐する必要がなくなる。ハーネスが整理され、遊技機の内部が整理された状態になるというメリットがある。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
20 サブ基板(制御部)
60 可動体制御部(デバイス用基板)
200 液晶制御基板(デバイス用基板)
201 スピーカ基板(デバイス用基板)
202 LED基板(デバイス用基板)
CONT 制御部
CONV 電圧変換回路
DEV1 デバイス用基板(第1デバイス用基板)
DEV2 デバイス用基板(第2デバイス用基板)
EC1 電子回路
EC2 電子回路
PS 電源部
RC リセット回路
SW スイッチ手段

Claims (4)

  1. 複数のデバイスをそれぞれ制御する複数のデバイス用基板と、前記複数のデバイス用基板を制御する制御基板とを備える遊技機において、
    予め定められた電圧の第1電源及び第2電源を供給する電源部と、
    前記電源部から前記第1電源及び第2電源を受ける入力端と、外部に前記第1電源及び第2電源を出力するための出力端と、前記入力端と前記出力端を接続する配線と、前記入力端と前記出力端の間に設けられ前記第1電源をオンオフするスイッチ手段とを備える制御基板と、
    電源端子を含み、電源のオンオフでリセットされる電子回路を含む第1デバイス用基板と、
    電源端子とリセット端子を含み、前記リセット端子に入力されるリセット信号によりリセットされる電子回路と、入力された電源に基づきリセット信号を発生するリセット回路とを含む第2デバイス用基板とを備え、
    前記制御基板の前記第1電源の出力端と前記第1デバイス用基板の前記電子回路の電源端子が接続され、
    前記制御基板の前記第2電源の出力端と前記第2デバイス用基板の前記電子回路の電源端子が接続され、
    前記制御基板の前記第1電源の出力端と前記第2デバイス用基板の前記リセット回路の入力端が接続され、
    前記リセット回路の出力端と前記第2デバイス用基板の前記電子回路のリセット端子が接続されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1デバイス用基板は、前記第1電源の出力端を備え、前記第2デバイス用基板の前記リセット回路の入力端は、前記制御基板の前記第1電源の出力端に代えて、前記第1デバイス用基板の前記第1電源の前記出力端に接続されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 複数のデバイスをそれぞれ制御する複数のデバイス用基板と、前記複数のデバイス用基板を制御する制御基板とを備える遊技機において、
    予め定められた電圧の第1電源及び第2電源を供給する電源部と、
    前記電源部から前記第1電源及び第2電源を受ける入力端と、外部に前記第1電源及び第2電源を出力するための出力端と、前記入力端と前記出力端を接続する配線と、前記入力端と前記出力端の間に設けられ前記第1電源をオンオフするスイッチ手段とを備える制御基板と、
    電源端子を含み、電源のオンオフでリセットされる電子回路を含む第1デバイス用基板と、
    電源端子を含み、電源のオンオフでリセットされる電子回路と、入力された電源の電圧を異なる電圧に変換する電圧変換回路とを含む第2デバイス用基板とを備え、
    前記制御基板の前記第1電源の出力端と前記第1デバイス用基板の前記電子回路の電源端子が接続され、
    前記制御基板の前記第1電源の出力端と前記第2デバイス用基板の前記電圧変換回路の入力端が接続され、
    前記電圧変換回路の出力端と前記第2デバイス用基板の前記電子回路の電源端子が接続されていることを特徴とする遊技機。
  4. 前記第1デバイス用基板は、前記第1電源の出力端の出力端を備え、前記第2デバイス用基板の前記電圧変換回路の入力端は、前記制御基板の前記第1電源の出力端に代えて、前記第1デバイス用基板の前記第1電源の前記出力端に接続されていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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