JP2012145160A - 自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 電動ポンプ41が接続する第1切換弁46は、リニアソレノイド弁20の接続ポート21aと接続する。第1切換弁46は、電動ポンプ41が吐出する作動油の圧力により接続ポート21aと電動ポンプ41との連通またはオイルパン17との連通に切り換える。車両が低速で前進可能な低速レンジであって、かつエンジンが運転中であって、かつリ低速レンジのクラッチ30に作動油を出力する出力ポート21bと接続ポート21aとを連通したままニアソレノイド弁20が故障した場合、電動ポンプ41を駆動して第1切換弁46を切り換えて電動ポンプ41と接続ポート21aとを連通する。これにより、クラッチ30のピストン室36の内圧はクラッチ30の係合が可能な高圧を確保することができる。
【選択図】図2
Description
スプール弁はスリーブとスリーブに嵌入されるスプールとから構成されている。スリーブは、機械式ポンプからの作動流体を供給する供給ポート、外部へ作動流体を排出または電気式ポンプからの作動流体を供給する接続ポート、および複数の摩擦要素のうち発進に寄与する摩擦要素へ作動流体を出力する出力ポートを有する。スリーブに嵌入するスプールは、スリーブに対して往復移動可能に収容され、スリーブの軸方向での変位によって出力ポートと供給ポートとの連通または出力ポートと接続ポートとの連通を選択的に切り換える。機械式ポンプは、内燃機関によって機械的に駆動される。一方、電気式ポンプは、内燃機関の運転又は停止に関わらず電気的に駆動する。第1切換弁は、スプール弁の接続ポートと電気式ポンプの吐出ポートとの連通または接続ポートと作動流体を貯留する貯留槽との連通を選択的に切り換える切換作動を電気式ポンプの吐出ポートの圧力によっておこなう。
請求項2に記載の発明によると、車両が前進可能な前進用レンジであって、かつ内燃機関が運転中であって、かつスプール弁が出力ポートと接続ポートとを連通する場合、電気式ポンプを駆動する。
前進用のレンジであって、かつ内燃機関が停止する、すなわちアイドリングストップをしている場合、内燃機関によって機械的に駆動される機械式ポンプは停止する。このとき、スプール弁では出力ポートと接続ポートとを連通し、電気式ポンプを駆動する。これにより、電気式ポンプの吐出ポートと摩擦要素の液圧室とは連通するため、電気式ポンプが吐出する作動流体を摩擦要素の液圧室に供給することができる。したがって、車両がアイドリングストップをしている場合、発進に寄与する摩擦要素に高圧の作動流体を供給することができる。
第1切換弁は、電気式ポンプが吐出する作動流体の圧力がかかることによりスプール弁の接続ポートと電気式ポンプの吐出ポートとを連通する切換作動をする。しかし、第1切換弁が故障によりスプール弁の接続ポートと電気式ポンプの吐出ポートとを連通したままとなった場合、スプール弁の出力ポートと接続ポートとが連通しても作動流体が排出されないため、摩擦要素に低圧の作動流体が供給できない。このとき、逆転駆動が可能な電気式ポンプにより、スプール弁の接続ポートと電気式ポンプの吐出ポートとを連通する連通路に滞留する作動流体を吸引する。これにより、スプール弁内部の圧力を調整して前進に寄与する摩擦要素が開放するために必要な圧力にすることができる。したがって、第1切換弁が故障した場合に作動流体を排出し、摩擦要素を開放するために必要な圧力の作動流体を供給することができる。また、作動流体を吸引することにより、第1切換弁の故障の原因となる異物の詰まりを除去することができる。
第1切換弁は、電気式ポンプが吐出する作動流体の圧力がかかることによりスプール弁の接続ポートと電気式ポンプの吐出ポートとを連通する切換作動をする。しかし、第1切換弁が故障によりスプール弁の接続ポートと電気式ポンプの吐出ポートとを連通したままとなった場合、スプール弁の出力ポートと接続ポートとが連通しても作動流体が排出されないため、摩擦要素に低圧の作動流体が供給できない。このとき、一端を連通路に接続する作動流体排出通路により、連通路内に滞留する作動流体を貯留槽に排出する。また、作動流体排出通路は、作動流体排出通路を通る作動流体の量を制御するオリフィスを備えている。これにより、電気式ポンプにより高圧の作動流体を摩擦要素に供給する場合、作動流体排出通路から排出される作動流体の量は少ないため、電気式ポンプの駆動に影響を及ぼさない。これにより、スプール弁内部の圧力を調整して前進に寄与する摩擦要素が開放するために必要な圧力にすることができる。したがって、第1切換弁が故障した場合に作動流体を排出し、摩擦要素を開放するために必要な圧力の作動流体を供給することができる。
スプール弁はスリーブとスリーブに嵌入されるスプールとから構成されている。スリーブは、機械式ポンプからの作動流体を供給する供給ポート、外部へ作動流体を排出または電気式ポンプからの作動流体を供給する接続ポート、および複数の摩擦要素のうち発進に寄与する摩擦要素へ作動流体を出力する出力ポートを有する。スリーブに嵌入するスプールは、スリーブに対して往復移動可能に収容され、スリーブの軸方向での変位によって出力ポートと供給ポートとの連通または出力ポートと接続ポートとの連通を選択的に切り換える。機械式ポンプは、内燃機関によって機械的に駆動される。一方、電気式ポンプは、内燃機関の運転又は停止に関わらず電気的に駆動する。第1切換弁は、スプール弁の接続ポートと電気式ポンプの吐出ポートとの連通または接続ポートと作動流体を貯留する貯留槽との連通を選択的に切り換える第1切換作動を電気式ポンプの吐出ポートの圧力によっておこなう。第2切換弁は、第1切換弁に形成される蓄圧室に接続する接続通路と機械式ポンプとの連通または接続通路と貯留槽との連通を選択的に切り換える第2切換作動をする。
請求項7に記載の発明によると、車両が前進可能な前進用レンジであって、かつ内燃機関が運転中であって、かつスプール弁が出力ポートと接続ポートとを連通する場合、電気式ポンプを駆動する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置を図1から図8に示す。
図1は、自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置を含む自動変速機2が車両に搭載された状態を示す。自動変速機2はシフトレバー11により入力される運転者が選択したシフトレンジからエンジン1で発生した出力を調整し、この調整された出力を車両の駆動輪3に伝達する。
出力ポート21bには、クラッチ30に接続する出力管29が接続されている。出力管29は、クラッチ30の軸部33に形成された油路33aに接続されている。これにより、作動油は出力管29から油路33aを経由し、ピストン室36へ供給される。また、出力管29の途中には、分岐管291が分岐するように形成されている。分岐管291は、自己調圧ポート21dに接続されている。
供給ポート21cには、供給管18が接続されている。供給管18は、マニュアルバルブ13からリニアソレノイド弁20へ作動油を供給する配管である。
リニアソレノイド弁TCU28を構成するマイクロコンピュータは、種々の制御プログラムを実行することにより、目標油圧値を指令値とする指令信号を算出する。駆動回路は、算出された指令信号に基づき、電磁力発生部22を駆動するための駆動電流を出力する。
次に、第1実施形態での自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置の作用について図5から図9に基づいて説明する。
最初に図5に示すリニアソレノイド弁20の状態に応じた電動ポンプ41への指令内容、およびそのときに確保されるクラッチ30のピストン室36内の圧力であるクラッチ圧を説明する。
図6aに示すように、低速での前進が可能な第1前進レンジD1から第4前進レンジD4のうちいずれか一つを選択しており、かつエンジンは運転しており、かつ電動ポンプ41が正常な状態であって駆動していない場合、リニアソレノイド弁20には「スプール23を高圧設定に移動する」とする指令を入力する。これにより、機械式ポンプ15が吐出する作動油の圧力がリニアソレノイド弁20を経由してクラッチ30のピストン室36に伝わり、クラッチ圧は高圧となる。
図7には、図2に示すように第1切換弁46の第1接続ポート46cとリニアソレノイド弁20の接続ポート21aとが連通したままで第1切換弁46が故障した場合の影響を示す。
次に第1実施形態の自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置の効果について説明する。
(1)第1切換弁46は、リニアソレノイド弁20の状態に応じてリニアソレノイド弁20の接続ポート21aの接続経路を切り換える。リニアソレノイド弁20が故障により低圧設定となっている場合、電動ポンプ41には「駆動する」とする指令を入力する。電動ポンプ41が駆動することにより、第1切換弁46に設けられている第1蓄圧室46gには電動ポンプ41からの作動油の圧力が作用し、第1切換弁46は図3に示すように左方向に移動する。このとき、電動ポンプ41とリニアソレノイド弁20の接続ポート21aとは第1切換弁46を介して連通する。これにより、電動ポンプ41が吐出する作動油の圧力がリニアソレノイド弁20を経由してクラッチ30のピストン室36に伝わり、クラッチ圧は高圧となる。これにより、リニアソレノイド弁20が故障の場合でも、クラッチ30に高圧の作動油を供給することができる。
次に本発明の第2実施形態を図9から図11に基づいて説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対して、第1切換弁にオリフィスを有する作動流体排出通路を設ける。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
続いて、第2実施形態での自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置の作用について図11に基づいて説明する。
図11には、図10に示すように第1切換弁46の第1出力ポート46aとリニアソレノイド弁20の接続ポート21aとが連通したままで第1切換弁46が故障した場合の影響を示す。
接続ポート21aと電動ポンプ41とを連通する第1切換弁46の連通路46hにオリフィス46fを有する作動油排出通路46eを備えている。リニアソレノイド弁20が低圧設定であって、かつ電動ポンプ41が駆動していない場合、第1切換弁46が故障により接続ポート21aと電動ポンプ41とを連通すると、連通路46h内には作動油が停留する。このとき、連通路46hに接続する作動油排出通路46eから停留する作動油を徐々に排出する。一方、電動ポンプ41が駆動し、作動油をリニアソレノイド弁に20に吐出する場合、作動油排出通路46eに備えているオリフィス46fにより排出される作動油の量が制限されているので電動ポンプ41による作動油の圧送には影響がない。したがって、第1実施形態の効果(1)〜(4)に加えて、第1切換弁46が故障した場合でも作動油を排出し、クラッチ30に低圧の作動流体を供給することができる。
次に本発明の第3実施形態を図12から図17に基づいて説明する。第3実施形態は、第1実施形態に対して、第2切換弁を備える。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2出力ポート56aは、第2接続管58の一端と接続可能に形成されている。第2接続管58の他端は、第1切換弁46の第1蓄圧室46gとは反対側に設けられている第2蓄圧室46iに接続している。第2供給ポート56bは第2供給管54により機械式ポンプ15と接続している。第2接続ポート56cは第2接続管58と接続可能に形成されている。第2排出ポート56dはオイルパン17と接続可能に形成されている。
次に、本実施形態での自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置の作用について図14〜図17に基づいて説明する。
最初に図14に示すリニアソレノイド弁20の状態に応じた電動ポンプ41への指令内容およびそのときに確保されるクラッチ圧を説明する。
図15aに示すように、低速での前進が可能な第1前進レンジD1から第4前進レンジD4のうちいずれか一つを選択しており、かつエンジンは運転しており、かつ電動ポンプ41が正常な状態であって駆動していない場合、リニアソレノイド弁20には「スプール23を高圧設定に移動する」とする指令を入力する。また、第2切換弁56では機械式ポンプ15が吐出する作動油の圧力が第3蓄圧室56eにかかるため、第2切換弁56は図13に示すように右方向に移動し、第2接続管58の内圧を下げる。したがって、第2切換弁56によって第1切換弁46は切り換わらない。このとき、機械式ポンプ15が吐出する作動油の圧力がリニアソレノイド弁20を経由してクラッチ30のピストン室36に伝わり、クラッチ圧は高圧となる。
第3実施形態では、機械式ポンプ15が吐出する作動油の圧力により切換作動する第2切換弁56を備えている。機械式ポンプ15と第1切換弁46の第2蓄圧室46iとを連通する場合、第2切換弁56が吐出する作動油の圧力により第1切換弁46は電動ポンプ41が吐出する作動油の圧力に抗して図12の右方向に移動する。これにより、ニュートラルレンジN、またはパーキングレンジP、または後進レンジRであり、かつ電動ポンプ41が故障により駆動している場合、リニアソレノイド弁20のスプール23の位置に関わらず、クラッチ圧を低圧にすることができる。したがって、第1実施形態の効果(1)から(4)に加えて、リニアソレノイド弁20および電動ポンプ41が同時に故障した場合でも、リニアソレノイド弁20内の作動油を排出し、クラッチ30に低圧の作動油を供給することができる。
次に本発明の第4実施形態を図18に基づいて説明する。第4実施形態は、第3実施形態に対して第1切換弁オリフィスを有する作動流体排出通路を設ける。なお、第3実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(ア)上述の実施形態では、第1切換弁に接続する電動ポンプの種類をギアポンプとした。しかし、電動ポンプの種類はこれに限定されなくてもよい。電気モータ駆動容積ポンプ、ソレノイド駆動ポンプ、圧電駆動ポンプなどでもよい。
17 ・・・オイルパン(貯留槽)、
21a ・・・接続ポート、
21b ・・・出力ポート、
21c ・・・供給ポート、
20 ・・・リニアソレノイド弁(スプール弁)、
21 ・・・スリーブ、
23 ・・・スプール、
28 ・・・リニアソレノイド弁TCU(スプール弁駆動制御手段)、
30 ・・・クラッチ(発進に寄与する摩擦要素)、
41 ・・・電動ポンプ(電気式ポンプ)、
42a ・・・電動ポンプTCU(電気式ポンプ制御手段)、
46 ・・・第1切換弁、
46e ・・・作動油排出通路(作動流体排出通路)、
46f ・・・オリフィス、
46h ・・・連通路、
46i ・・・第2蓄圧室(蓄圧室)、
56 ・・・第2切換弁、
58 ・・・第2接続管(接続通路)。
Claims (10)
- 複数の摩擦要素の係合および開放を制御することにより変速を行う自動変速機と停車時に内燃機関を停止するアイドルストップ装置とを装備する車両に用いる自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置であって、
前記内燃機関によって機械的に駆動される機械式ポンプと、
前記内燃機関の運転または停止に関わらず電気的に駆動される電気式ポンプと、
前記電気式ポンプの駆動を制御する電気式ポンプ駆動制御手段と、
前記機械式ポンプからの作動流体を供給する供給ポート、外部へ作動流体を排出または前記電気式ポンプからの作動流体を供給する接続ポート、および前記複数の摩擦要素のうち発進に寄与する摩擦要素へ作動流体を出力する出力ポートを有するスリーブと、前記スリーブの内部に嵌入して往復移動可能に設けられ、前記スリーブでの軸方向の変位によって前記出力ポートと前記供給ポートとの連通または前記出力ポートと前記接続ポートとの連通を選択的に切り換えるスプールとを設けるスプール弁と、
前記スリーブに対する前記スプールの駆動を制御するスプール弁駆動制御手段と、
前記スプール弁の前記接続ポートと前記電気式ポンプとの連通または前記接続ポートと作動流体を貯留する貯留槽との連通を選択的に切り換える切換作動をする第1切換弁と、
を備え、
前記電気式ポンプが吐出する作動流体の圧力によって前記第1切換弁は前記切換作動をすることを特徴とする自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置。 - 請求項1に記載の自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置において、
前記車両が前進可能な前進用レンジであって、かつ前記内燃機関が運転中であって、かつ前記スプール弁が前記出力ポートと前記接続ポートとを連通する場合、前記電気式ポンプを駆動することを特徴とする自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置。 - 請求項1または2に記載の自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置において、
前記前進用レンジであって、かつ前記内燃機関が停止する場合、前記スプール弁は前記出力ポートと前記接続ポートとを連通し、前記電気式ポンプを駆動することを特徴とする自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置において、
前記電気式ポンプは作動流体の吸入と吐出とを逆転することができるポンプであって、
前記第1切換弁が前記スプール弁の前記接続ポートと前記電気式ポンプとを連通したままとなり、かつ前記接続ポートと前記電気式ポンプとを連通する連通路を低圧にする場合、前記電気式ポンプは前記連通路の作動流体を吸引することを特徴とする自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置において、
前記第1切換弁は、前記連通路に一端を接続し、他端を前記貯留槽に接続可能な作動流体排出通路を備え、前記作動流体排出通路にオリフィスを設けることを特徴とする自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置。 - 複数の摩擦要素の係合および開放を制御することにより変速を行う自動変速機と停車時に内燃機関を停止するアイドルストップ装置とを装備する車両に用いる自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置であって、
前記内燃機関によって機械的に駆動される機械式ポンプと、
前記内燃機関の運転または停止に関わらず電気的に駆動される電気式ポンプと、
前記電気式ポンプの駆動を制御する電気式ポンプ駆動制御手段と、
前記機械式ポンプからの作動流体を供給する供給ポート、外部へ作動流体を排出または前記電気式ポンプからの作動流体を供給する接続ポート、および前記複数の摩擦要素のうち発進に寄与する摩擦要素へ作動流体を出力する出力ポートを有するスリーブと、前記スリーブの内部に嵌入して往復移動可能に設けられ、前記スリーブでの軸方向の変位によって前記出力ポートと前記供給ポートとの連通または前記出力ポートと前記接続ポートとの連通を選択的に切り換えるスプールとを設けるスプール弁と、
前記スリーブに対する前記スプールの駆動を制御するスプール弁駆動制御手段と、
前記スプール弁の前記接続ポートと前記電気式ポンプとの連通または前記接続ポートと作動流体を貯留する貯留槽との連通を選択的に切り換える第1切換作動をする第1切換弁と、
前記第1切換弁に形成される蓄圧室と接続する接続通路と前記機械式ポンプとの連通または前記接続通路と前記貯留槽との連通を選択的に切り換える第2切換作動をする第2切換弁と、
を備え、
前記第2切換弁は、前記機械式ポンプの作動流体の圧力によって前記第2切換作動をし、
前記第1切換弁は、前記接続通路内の作動流体の圧力と前記電気式ポンプの作動流体の圧力とによって前記第1切換動作をすることを特徴とする自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置。 - 請求項6に記載の自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置において、
前記車両が前進可能な前進用レンジであって、かつ前記内燃機関が運転中であって、かつ前記スプール弁が前記出力ポートと前記接続ポートとを連通する場合、前記電気式ポンプを駆動することを特徴とする自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置。 - 請求項6または7に記載の自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置において、
前記前進用レンジであって、かつ前記内燃機関が停止する場合、前記スプール弁は前記出力ポートと前記接続ポートとを連通し、前記電気式ポンプを駆動することを特徴とする自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置において、
前記電気式ポンプは作動流体の吸入と吐出とを逆転することができるポンプであって、
前記第1切換弁が前記スプール弁の前記接続ポートと前記電気式ポンプとを連通したままとなり、かつ前記接続ポートと前記電気式ポンプとを連通する連通路を低圧にする場合、前記電気式ポンプは前記連通路の作動流体を吸引することを特徴とする自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置において、
前記第1切換弁は、前記連通路に一端を接続し、他端を前記貯留槽に接続可能な作動流体排出通路を備え、前記作動流体排出通路にオリフィスを設けることを特徴とする自動変速機用アイドルストップ油圧制御装置。
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