JP2017067161A - 車両用駆動伝達装置 - Google Patents
車両用駆動伝達装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017067161A JP2017067161A JP2015192872A JP2015192872A JP2017067161A JP 2017067161 A JP2017067161 A JP 2017067161A JP 2015192872 A JP2015192872 A JP 2015192872A JP 2015192872 A JP2015192872 A JP 2015192872A JP 2017067161 A JP2017067161 A JP 2017067161A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- state
- drive transmission
- parking
- solenoid
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
Description
エンジンの回転を車輪に伝達する駆動伝達部と、
前記エンジンからの駆動力によって作動するオイルポンプと、
前記オイルポンプから供給される油圧を用いて前記駆動伝達部を制御する油圧制御装置と、を備え、
前記油圧制御装置は、
前記オイルポンプから供給される油圧を前記駆動伝達部に給排可能な油路が形成されたバルブボディ本体と、
前記バルブボディ本体に配置されるソレノイド装置と、
前記バルブボディ本体に配置され、油温を計測可能な油温検知部と、
前記エンジンが停止した状態で前記ソレノイド装置への通電を開始して、通電開始から前記エンジンの始動が検出されずに所定時間が経過した場合には、前記ソレノイド装置への通電を中断し、前記オイルポンプから前記バルブボディ本体へ油圧供給可能な状態に復帰する復帰条件が成立すると前記ソレノイド装置への通電を再開する制御部と、を有する。
以下、図面に沿って本実施形態に係る自動変速機1について説明する。自動変速機1は、図1に示すように、エンジン7(E/G)から出力された回転を変速して車輪に伝達する駆動伝達部2と、エンジン7の駆動力を用いて作動する機械式のオイルポンプOPと、オイルポンプOPから供給された油圧を用いて駆動伝達部2を制御する油圧制御装置3と、を備え、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)タイプ等のエンジン横置きの車両に搭載されて好適な車両用駆動伝達装置である。図1(a)は自動変速機1を左方(図中右方が車両前方)から視た側面図であり、図1(b)は自動変速機1を車両前方から視た正面図である。
次に、オイルポンプOPから供給される油圧を用いて駆動伝達部2を制御する油圧制御装置3について説明する。図1(b)に示すように、油圧制御装置3は、ミッションケース2aの前側の側面(正面)に立設された状態でミッションケース2aに固定されている。油圧制御装置3は、オイルポンプOPからの油圧をミッションケース2aの内部に給排可能な油路が形成されたバルブボディ4(バルブボディ本体)に、レンジ切換え機構8(図2参照)を構成する複数のバルブスプール及び複数のソレノイド装置(ON/OFFソレノイド、デューティ制御ソレノイド、リニアソレノイドバルブ等を含む)が配置されて構成されている。これらのソレノイド装置は、正面から視てバルブボディ4の側部に上下方向に並べて配置されたソレノイド列3Sを形成している。バルブボディ4は、例えば、それぞれ油溝を形成された金属製のアッパーボディ及びロアボディを、セパレータプレートを介して積層することで一体的に形成されている。
自動変速機1には、図2(a)〜(d)に示すように、車両の移動を規制可能なパーキング装置40が設けられている。このパーキング装置40は、油圧アクチュエータとしての油圧シリンダ42と、油圧シリンダ42に嵌合するピストンと一体的に形成されると共に、先端部にパーキングポールを設けられたパーキングロッド41(ロック部材)と、を備えている。
次に、油圧制御装置3に設けられるレンジ切換え機構8について、図2に基づいて説明する。レンジ切換え機構8は、TCU5からの制御信号に基づいてライン圧PLに基づく油圧の供給経路を切換えることで、運転者の選択したシフト位置(ターゲットポジション)に応じて、自動変速機1をパーキング(P)レンジ、リバース(R)レンジ、ニュートラル(N)レンジ、及びドライブ(D)レンジの間で切換える。このレンジ切換え機構8は、ライン圧PLに基づく油圧の供給経路を切換える第1切換えバルブ10(レンジ切換えバルブ)及び第2切換えバルブ20と、パーキング装置40への油圧の給排を切換えるパーキング切換えバルブ30とを有している。また、レンジ切換え機構8には、ライン圧PLを調圧して制御圧(信号圧)として出力可能なソレノイドバルブとして、第1切換えバルブ10、第2切換えバルブ20、及びパーキング切換えバルブ30をそれぞれ制御する第1ソレノイドバルブS1、第2ソレノイドバルブS2、及び第3ソレノイドバルブS3が設けられている。
ここで、エンジン7が停止した状態(エンジン停止状態)でソレノイド装置に通電された場合に生じ得る現象について説明する。このような場合としては、運転者が車両を発進させる際に、Pレンジ(又はNレンジ)を選択した状態で車両の電源をON(イグニッションオン)した後、エンジン7を始動せずに待機する場合が挙げられる。この場合、本実施形態では第1ソレノイドバルブS1(Nレンジの場合は第2、第3ソレノイドバルブS2,S3)が通電状態となる。また、車両の一時停止時に自動でエンジン7を停止する、所謂アイドリングストップ機能を搭載した車両において、Dレンジに対応するソレノイドバルブ(本実施形態では第3ソレノイドバルブS3)が通電されたままでエンジン7の回転が一時停止した状態(アイドリングストップ状態)となる場合が挙げられる。あるいは、Dレンジが選択された状態で、何らかの理由によりエンジン7が停止(エンジンストール)した場合も挙げることができる。
本実施形態に係るTCU5は、ソレノイド装置の発熱による油温センサTSの検知温度と実際の油温との乖離を防ぐために、所定の条件の下でソレノイド装置への通電を中断している。以下、本実施形態に係る制御プロセスについて、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
次に、本実施形態に係る制御を適用した実施例として、運転者がPレンジを選択した状態で車両を発進操作する際の制御プロセスを、図4に示すタイミングチャートに基づいて説明する。この実施例では、第1ソレノイドバルブS1がエンジン停止状態で通電されるソレノイド装置に相当し、エンジン7の始動要求信号の入力が復帰条件に相当する。
本実施形態に係る車両用駆動伝達装置(1)は、エンジン(7)の回転を車輪に伝達する駆動伝達部(2)と、
前記エンジン(7)からの駆動力によって作動するオイルポンプ(OP)と、
前記オイルポンプ(OP)から供給される油圧を用いて前記駆動伝達部(2)を制御する油圧制御装置(3)と、を備え、
前記油圧制御装置(3)は、
前記オイルポンプ(OP)から供給される油圧を前記駆動伝達部(2)に給排可能な油路が形成されたバルブボディ本体(4)と、
前記バルブボディ本体(4)に配置されるソレノイド装置(S1,S2,S3)と、
前記バルブボディ本体(4)に配置され、油温を計測可能な油温検知部(TS)と、
前記エンジン(7)が停止した状態で前記ソレノイド装置(S1,S2,S3,SP)への通電を開始して、通電開始から前記エンジン(7)の始動が検出されずに所定時間(Tc)が経過した場合には、前記ソレノイド装置(S1,S2,S3)への通電を中断し、前記オイルポンプ(OP)から前記バルブボディ本体(4)へ油圧供給可能な状態に復帰する復帰条件が成立すると前記ソレノイド装置(S1,S2,S3)への通電を再開する制御部(5)と、を有する。
前記ソレノイド装置(S1)は、通電状態にある場合には、前記オイルポンプ(OP)から前記油圧アクチュエータ(42)への油圧供給を停止可能であると好適である。
前記ソレノイド装置(S1)は、通電状態にある場合には、前記レンジ切換えバルブ(10)に前記パーキング保持圧(PH)を出力させる制御圧を出力可能なソレノイドバルブ(S1)であると好適である。
前記油温検知部(TS)は、前記バルブボディ本体(4)の下端部から上方に離間して配置されると共に、前記エンジン(7)が停止状態にある場合、前記バルブボディ本体(4)の内部における油面よりも上方に位置すると好適である。
と好適である。
2…駆動伝達部
2a…筐体(ミッションケース)
3…油圧制御装置
3S…ソレノイド列
4…バルブボディ本体(バルブボディ)
5…制御部(TCU/トランスミッションコントロールユニット)
7…エンジン
10…レンジ切換えバルブ(第1切換えバルブ)
30…パーキング切換えバルブ
40…パーキング装置
41…ロック部材(パーキングロッド)
42…油圧アクチュエータ(油圧シリンダ)
43…付勢部材(スプリング)
OP…オイルポンプ
PH…パーキング保持圧
S1…ソレノイド装置、ソレノイドバルブ(第1ソレノイドバルブ)
S2,S3…ソレノイド装置、ソレノイド(第2、第3ソレノイドバルブ)
TS…油温検知部(油温センサ)
Claims (7)
- エンジンの回転を車輪に伝達する駆動伝達部と、
前記エンジンからの駆動力によって作動するオイルポンプと、
前記オイルポンプから供給される油圧を用いて前記駆動伝達部を制御する油圧制御装置と、を備え、
前記油圧制御装置は、
前記オイルポンプから供給される油圧を前記駆動伝達部に給排可能な油路が形成されたバルブボディ本体と、
前記バルブボディ本体に配置されるソレノイド装置と、
前記バルブボディ本体に配置され、油温を計測可能な油温検知部と、
前記エンジンが停止した状態で前記ソレノイド装置への通電を開始して、通電開始から前記エンジンの始動が検出されずに所定時間が経過した場合には、前記ソレノイド装置への通電を中断し、前記オイルポンプから前記バルブボディ本体へ油圧供給可能な状態に復帰する復帰条件が成立すると前記ソレノイド装置への通電を再開する制御部と、を有する、
車両用駆動伝達装置。 - 前記駆動伝達部をロックするロック状態と、前記駆動伝達部をアンロックするロック解除状態とに切換え可能なロック部材と、前記ロック部材を前記ロック状態に保持するように付勢する付勢部材と、前記バルブボディ本体から油圧を供給されることで前記ロック部材を前記ロック状態から前記ロック解除状態へと切換える油圧アクチュエータと、を有するパーキング装置を備え、
前記ソレノイド装置は、通電状態にある場合には、前記油圧アクチュエータへの油圧供給を停止可能である、
請求項1に記載の車両用駆動伝達装置。 - 前記油圧制御装置は、前記油圧アクチュエータに油圧を供給するパーキング解除状態と前記油圧アクチュエータの油圧を排出するパーキング状態とに切換え可能なパーキング切換えバルブと、前記パーキング切換えバルブを前記パーキング状態に保持するパーキング保持圧を出力可能なレンジ切換えバルブと、を有し、
前記ソレノイド装置は、通電状態にある場合には、前記レンジ切換えバルブに前記パーキング保持圧を出力させる制御圧を出力可能なソレノイドバルブである、
請求項2に記載の車両用駆動伝達装置。 - 前記復帰条件には、前記エンジンの始動を要求する始動要求信号が入力された場合が含まれる、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用駆動伝達装置。 - 前記始動要求信号には、アイドリングストップ状態から車両を再発進させる発進要求信号が含まれる、
請求項4に記載の車両用駆動伝達装置。 - 前記バルブボディ本体は、車両に搭載された状態にある前記駆動伝達部の筐体の側面に配置され、
前記油温検知部は、前記バルブボディ本体の下端部から上方に離間して配置されると共に、前記エンジンが停止状態にある場合、前記バルブボディ本体の内部における油面よりも上方に位置する、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両用駆動伝達装置。 - 前記油温検知部は、車両搭載状態における上下方向において、前記バルブボディ本体の下端部と前記ソレノイド装置との間に位置する、
請求項6に記載の車両用駆動伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015192872A JP6582822B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 車両用駆動伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015192872A JP6582822B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 車両用駆動伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017067161A true JP2017067161A (ja) | 2017-04-06 |
JP6582822B2 JP6582822B2 (ja) | 2019-10-02 |
Family
ID=58492097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015192872A Active JP6582822B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 車両用駆動伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6582822B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020034050A (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | 株式会社Subaru | シフト制御装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009068588A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Aisin Aw Co Ltd | レンジ切換え装置 |
JP2010236668A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機の油圧制御装置 |
-
2015
- 2015-09-30 JP JP2015192872A patent/JP6582822B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009068588A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Aisin Aw Co Ltd | レンジ切換え装置 |
JP2010236668A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機の油圧制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020034050A (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | 株式会社Subaru | シフト制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6582822B2 (ja) | 2019-10-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016217479A (ja) | 車両用パーキングロック装置 | |
US8328686B2 (en) | Shift controller | |
US8886427B2 (en) | Hydraulic control apparatus for automatic transmission | |
US9382953B2 (en) | Hydraulic control circuit for drive line | |
US8632439B2 (en) | Control device for vehicular lockup clutch | |
JP6429151B2 (ja) | 自動変速機の油圧回路 | |
WO2017057764A1 (ja) | 車両用駆動装置及び車両用駆動装置の制御方法 | |
JP2015189437A (ja) | パーキング装置およびパーキング機構の診断方法 | |
JP6551545B2 (ja) | 変速装置 | |
US8715138B2 (en) | Hydraulic control device | |
US8784251B2 (en) | Hydraulic control device | |
US9701311B2 (en) | Controller for vehicle | |
JP2002168331A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP6582822B2 (ja) | 車両用駆動伝達装置 | |
JP2020070824A (ja) | 車両用駆動装置の油圧制御回路 | |
JP2014114910A (ja) | 油圧制御装置 | |
US11371605B2 (en) | Control device and control method for automatic transmission | |
CN110621914A (zh) | 动力传递装置及其控制方法 | |
JP6055016B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP6203888B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2014202291A (ja) | エンジン自動停止機能付車両 | |
CN108692022B (zh) | 流体压力控制装置 | |
JP2009287682A (ja) | 動力伝達装置用の駆動装置および車両並びに駆動装置の制御方法 | |
WO2017134965A1 (ja) | 変速装置 | |
JP5515973B2 (ja) | 動力伝達装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180307 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6582822 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |