JP2012139677A - 模様面の形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、優れた意匠性を得ることができる模様面の形成方法を提供する。
【解決手段】本発明の模様面の形成方法は、骨材を含む意匠性塗材表面に対し、繊維質層の厚さが10mm以下である繊維質ローラーを押し当てて転動させることにより、凹凸感、陰影感が抑制された、落ち着きのある自然の風合いを有する新たな意匠を得ることができるものである。
【選択図】なし

Description

本発明は、建築物内外壁や土木構築物等の表面化粧に適用可能な模様面の形成方法に関するものである。
従来、建築物内外壁や土木構築物等の表面に対し、石材調、天然石調、砂岩調等の自然の風合いを表出できる模様を塗装によって付与することが行われている。
このような模様は、凹凸感、陰影感もあり、個性的で高級感溢れる模様として一般的に知られており、このような模様を得る方法が、種々提案されている(例えば、特許文献1、2等)。
特開平10ー130544 特開平5ー133066
特許文献1は、着色塗料、有色骨材、天然石粒を含む被覆組成物が記載されているが、このような組成物の工夫のみでは、すぐれた意匠性を表出するには限度がある。また、有色骨材、天然石粒による凹凸感、陰影感が強調され、かえって敬遠される場合がある。
特許文献2は、刷毛類を用いて筋目をつける方法が記載されているが、優れた意匠性を表出するには、熟練の施工技術が必要となり、好ましい方法とはいえない。また、刷毛による筋が人工的で自然の風合いを表出できない場合もある。
本発明者は、新たな意匠性の創造を目指して鋭意検討を行った結果、骨材を含む意匠性塗材表面に対し、繊維質層の厚さが10mm以下である繊維質ローラーを押し当てて転動させることにより、意匠性塗材表面が平坦化され、落ち着きのある自然の風合いを有する新たな意匠を表出することに成功し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.(1)基材に対し、結合材(A)、骨材(B)を含む意匠性塗材を塗付した後、
(2)該意匠性塗材が乾燥する前に、繊維質層の厚さが10mm以下である繊維質ローラーを、該意匠性塗材表面に押し当てて転動させることを特徴とする模様面の形成方法。
2.(1)基材に対し、結合材(A)、骨材(B)を含む意匠性塗材を塗付した後、
(2)該意匠性塗材が乾燥する前に、水及び/または溶剤を含む繊維質層の厚さが10mm以下である繊維質ローラーを、該意匠性塗材表面に押し当てて転動させることを特徴とする模様面の形成方法。
3.繊維質ローラーの繊維質層の厚さが3mm以上8mm以下であることを特徴とする1.または2.に記載の模様面の形成方法。
本発明の模様面の形成方法は、落ち着きのある自然の風合いを有する新たな意匠を提案することができる。
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
本発明は、(1)基材に対し、結合材(A)、骨材(B)を含む意匠性塗材を塗付した後、
(2)該意匠性塗材が乾燥する前に、繊維質層の厚さが10mm以下である繊維質ローラーを、該意匠性塗材表面に押し当てて転動させることを特徴とするものである。
本発明で使用する基材は、建築物内外壁や土木構築物等に適用できるもので、例えば、コンクリート、モルタル、磁器タイル、繊維混入セメント板、セメント珪酸カルシウム板、スラグセメントパーライト板、セメント板、ALC板、サイディング板、石膏ボード、合板、壁紙、押出成形板、鋼板、プラスチック板等が挙げられる。これら基材の表面は、何らかの表面処理(例えば、シーラー、サーフェーサー、フィラー等)が施されたものでもよく、既に塗膜が形成されたものでもよい。また、本発明で用いる基材は、フラット基材でも、凹凸基材でもよい。
本発明で使用する意匠性塗材は、結合材(以下、「(A)成分」ともいう)、骨材(以下、「(B)成分」ともいう)を含む意匠性塗材である。
結合材としては、水溶性樹脂、水分散性樹脂、溶剤可溶形樹脂、非水分散形樹脂、粉末樹脂等の各種結合材、あるいはこれらを複合化した結合材等を使用することができる。本発明では特に、水溶性樹脂及び/または水分散性樹脂が好適に用いられる。使用可能な樹脂の種類としては、例えば、セルロース、ポリビニルアルコール、エチレン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等、あるいはこれらの複合系等を挙げることができる。このうち、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、あるいはこれらの複合系を使用すると、塗膜の耐候性を高めることができる点で好適である。
骨材としては、自然石、自然石の粉砕物等の天然骨材、及び着色骨材等の人工骨材から選ばれる少なくとも一種以上が使用可能である。具体的には、例えば、大理石、御影石、蛇紋岩、花崗岩、蛍石、寒水石、長石、珪石、珪砂、砕石、雲母、珪質頁岩、及びこれらの粉砕物、陶磁器粉砕物、セラミック粉砕物、ガラス粉砕物、ガラスビーズ、樹脂粉砕物、樹脂ビーズ、ゴム粒、金属粒等や、それらの表面を着色コーティングしたもの等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を混合して用いることができる。本発明では、2種以上の骨材を混合して用いることにより、多彩感のある意匠が得られるため好ましい。
骨材の平均粒子径は、通常0.05mm〜5.0mm、好ましくは0.08mm〜3.0mmである。
骨材の平均粒子径が小さすぎると、単調な意匠となることがある。また、骨材の平均粒子径が大きすぎると、平坦化されにくく、落ち着きのある自然の風合いを表出しにくい。
結合材と骨材の混合比率は、結合材の固形分100重量部に対し、通常200〜1200重量部、さらには300〜1000重量部であることが好ましい。
骨材が少なすぎると単調な意匠となることがあり、また、結合材が多すぎることとなり、繊維質ローラーに意匠性塗材が付着しやすくなる。また、骨材が多すぎると、塗膜強度に劣ることがある。
本発明で使用する意匠性塗材においては、上述の成分の他に、通常塗材に使用可能な成分を含むこともできる。このような成分としては、例えば、水、溶剤等の分散媒、着色顔料、体質顔料、繊維、増粘剤、造膜助剤、レベリング剤、湿潤剤、可塑剤、凍結防止剤、pH調整剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤、抗菌剤、分散剤、消泡剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、吸着剤等が使用可能である。
本発明では、まず、上記基材に対し、上記意匠性塗材を塗付する(工程(1))。塗装に先立ち、予め、基材表面は何らかの下塗材、中塗材、あるいは、ベース塗材が施されていてもよい。
意匠性塗材の塗装方法は特に限定されないが、鏝、スプレー、ローラー、刷毛等の公知の塗装器具を用いて塗装すればよい。本発明では、上記意匠性塗材を用いて、自然の風合いを表出するもので、意匠性塗材を1回、または、2回以上の複数回で塗装すればよい。また全面塗装、部分塗装等特に限定されない。また、塗付け量としては、特に限定されないが、通常0.5〜10kg/m程度、好ましくは1〜8kg/m程度であればよい。
次に、意匠性塗材を塗装した後、該意匠性塗材が乾燥する前に、繊維質層の厚さが10mm以下である繊維質ローラーを、該意匠性塗材表面に押し当てて転動させる(工程(2))。
繊維質層の厚さとは、塗料を含んでいない乾燥時の繊維質層の厚さのことであり、通常10mm以下、好ましくは2mm以上9mm以下、さらに好ましくは3mm以上8mm以下である。
また、繊維の太さは5μm以上150μm以下(さらには8μm以上100μm以下、さらには10μm以上50μm以下)であることが好ましい。
(1)の工程で得られる意匠性塗材表面は、突出した骨材(B)が存在し、また、突出した骨材(B)以外の成分でも凹凸構造を有するものが多い。本発明では、繊維質ローラーを押し当てて転動させることにより、意匠性塗材表面に突出した骨材(B)を適度に押さえて平坦化し、結合材(A)と骨材(B)が自然な感じで混ざりあい、さらに意匠性塗材表面の凹凸構造も平坦化されるため、落ち着きのある自然の風合いを有する新たな意匠が得られる。
さらに、突出した骨材(B)を適度に押さえ、凹凸構造を平坦化するとともに、より緻密な表面構造を形成するため汚染物質の付着が抑制され、新たな意匠の創造とともに、汚染防止性にも優れるものである。
さらに、本発明の繊維質ローラーを用いた場合、意匠性塗材の成分である結合材(A)や骨材(B)が、繊維質ローラーに付着しにくく、作業性に優れ、簡便に意匠を得ることができる。
繊維質層の厚さが10mmを超えると、繊維質層に意匠性塗材が付着してしまい、優れた意匠性が得られない。また、結合材がローラーにより多く付着するものと思われ、汚染性や、その他塗膜物性にも悪影響を及ぼす。また、繊維質層の繊維筋が意匠性塗材表面に形成されることもあり、意匠性に劣るものとなる。
繊維の太さが5μmより小さい場合、塗装時の塗付圧に繊維が耐え切れずに変形しやすく、繊維の太さが150μmより大きい場合、繊維自体が硬くなり、塗装ローラーとしての機能が損なわれる場合がある。なお、本発明の繊維の太さとは、繊維の集合体である繊維束の断面直径のことであり、電子顕微鏡により測定した値である。
繊維質ローラーとしては、特に限定されないが、アクリル繊維、ポリエステル繊維等の合成繊維、ウール等の動物性繊維、あるいは、これらを複合した繊維等が挙げられる。また、ハイパイル、織物等特に限定されない。
スポンジローラーでは、たとえスポンジ層の厚さを10mm以下としても、スポンジ層に意匠性塗材が付着しやすく作業性に劣る。また、スポンジによる新たな模様が形成されてしまい、平坦化は困難である。
本発明では、さらに、水及び/または溶剤を含んだ繊維質ローラーを用いて、意匠性塗材表面に押し当てて転動させることが好ましい。水及び/または溶剤を含むことによって、繊維質ローラーの転動がよりスムーズになり、繊維質ローラーに塗材が付着しにくく、作業性に優れ、簡便に意匠を得ることができる。
本発明では、繊維質ローラーで転動させた後、公知の方法で硬化、乾燥させることによって、模様面を得ることができる。
硬化、乾燥方法は、特に限定されず、常温、必要により加温して硬化、乾燥させればよい。
硬化、乾燥後、必要に応じ、本発明の効果を損なわない程度に、上塗材を塗装することもできる。上塗材としては、例えば、透明性を有する上塗材であれば、特に限定されない。例えば、親水性付与、撥水性付与することで、汚染防止性が付与できる。
また、本発明では、目地材を用いて、区画化された意匠を表出してもよい。目地材としては、埋め込み型目地材、可剥型目地材等特に限定されない。
埋め込み型目地材の場合は、上記工程(1)の前に、基材に埋め込み型目地材を貼り付け(工程(1´))、その後工程(1)、工程(2)を行う。
また、可剥型目地材の場合は、上記工程(1)の前に、基材に可剥型目地材を貼り付け(工程(1´))、その後工程(1)、工程(2)を行い、工程(2)の後、意匠性塗材が乾燥する前に可剥型目地材を取り外す(工程(2´))。
また、可剥型目地材を取り外した後、さらに繊維質ローラーを該意匠性塗材表面に押し当てて転動させることもできる。なお、繊維質ローラーとしては工程(2)と同様のものを使用することができる。
このような方法では、より平坦化が可能であるとともに、目地部の仕上がり性が良好となり、新たな意匠の創造とともに、汚染防止性にも優れるものである。
以下に実施例を示し、本発明の特徴をより明確にするが、本発明はこの実施例に限定されない。
(試験例1)
基材(サイディング板)の上に、下塗材(結合材:アクリル樹脂エマルション(固形分50重量%、ガラス転移温度20℃))をスプレーガンを用いて、塗付け量0.15kg/mで塗装し、常温にて硬化、乾燥させた。
次に、表2の原料を用い、表1に示す配合にて製造した意匠性塗材1をスプレーガンを用いて、塗付け量4.0kg/mで塗装した。
次に、意匠性塗材1が乾燥する前に、表3に示すローラーAにて、意匠性塗材1表面に押し当てて転動させた。
次に、意匠性塗材1を常温にて硬化、乾燥させ、試験体を得た。
評価としては、次の作業性、意匠性、汚染性評価を行った。
Figure 2012139677
Figure 2012139677
Figure 2012139677
Figure 2012139677
(作業性評価)
ローラーを用いて転動させる際の作業性を評価した。評価を次の通りである。結果は表4に示す。
A:ローラーに意匠性塗材が付着せず、効率よくスムーズに転動させることができた。
B:ローラーに意匠性塗材が付着せず、転動させることができた。
C:ローラーに意匠性塗材がほとんど付着せず、転動させることができた。
D:ローラーに意匠性塗材が付着した。
(意匠性評価)
得られた試験体表面を目視にて観察し評価した。評価は次の通りである。結果は表4に示す。
A:適度に平坦化された落ち着きのある自然の風合いの意匠が得られた。
B:適度に平坦化された自然の風合いの意匠が得られた。
C:凹凸感、陰影感のある意匠が得られた。
D:ローラーの転動による模様が見られた。
(汚染性試験)
得られた試験体について、大阪府茨木市で屋外暴露を実施し、垂直面における6ヶ月後の雨筋汚れの有無を目視にて評価した。評価は次の通りである。結果は表4に示す。
◎:汚染が発生しなかった。
○:汚染がほとんど発生しなかった。
△:わずかに汚染が発生した。
×:著しい汚染が発生した。
(試験例2)
ローラーAの代わりにローラーBを用いた以外は、試験例1と同様の方法で試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例3)
ローラーAの代わりにローラーCを用いた以外は、試験例1と同様の方法で試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例4)
ローラーAの代わりにローラーDを用いた以外は、試験例1と同様の方法で試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例5)
ローラーAの代わりにローラーEを用いた以外は、試験例1と同様の方法で試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例6)
ローラーAの代わりにローラーFを用いた以外は、試験例1と同様の方法で試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例7)
ローラーAの代わりにローラーGを用いた以外は、試験例1と同様の方法で試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例8)
意匠性塗材1の代わりに、意匠性塗材1、2、3を1:1:1の比率(重量比率)で混合したものを用い、ローラーAの代わりにローラーCを用いた以外は、試験例1と同様の方法で試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例9)
意匠性塗材1の代わりに、意匠性塗材2、3を1:1の比率(重量比率)で混合したものを用い、ローラーAの代わりにローラーCを用いた以外は、試験例1と同様の方法で試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例10)
意匠性塗材1の代わりに、意匠性塗材2、3、4を1:1:1の比率(重量比率)で混合したものを用い、ローラーAの代わりにローラーCを用いた以外は、試験例1と同様の方法で試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例11)
試験例2で得られた試験体に、上塗材1を、塗付け量0.3kg/mで塗装し、試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
上塗材1:アクリル樹脂エマルション(固形分50重量%、ガラス転移温度25℃)100重量部に対し、メチルシリケート縮合物5重量部を混合することにより、上塗材1を製造した。
(試験例12)
ローラーBの代わりに、水を含ませたローラーB(「B´」と表記(表4))を用いた以外は、試験例2と同様の方法で試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例13)
試験例1において、ローラーで押し当てて転動させる工程を行わずに、意匠性塗材1を常温にて硬化、乾燥させ、試験体を得た。得られた試験体に対し、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例14)
意匠性塗材1の代わりに、意匠性塗材5を用い、ローラーAの代わりにローラーBを用いた以外は、試験例1と同様の方法で試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例15)
意匠性塗材1の代わりに、意匠性塗材6を用い、ローラーAの代わりにローラーBを用いた以外は、試験例1と同様の方法で試験体を得、試験例1と同様の方法で評価を行った。
(試験例16)
基材(サイディング板)の上に、下塗材(結合材:アクリル樹脂エマルション(固形分50重量%、ガラス転移温度20℃))をスプレーガンを用いて、塗付け量0.15kg/mで塗装し、常温にて硬化、乾燥させた。
次に、可剥型目地材(幅20mm、高さ4mm)を格子状に貼り付けた。
次に、表2の原料を用い、表1に示す配合にて製造した意匠性塗材1をスプレーガンを用いて、塗付け量4.0kg/mで塗装した。
次に、意匠性塗材1が乾燥する前に、表3に示すローラーBにて、意匠性塗材1表面に押し当てて転動させた。
次に、意匠性塗材1が乾燥する前に、可剥型目地材を取り外し、さらに、ローラーBにて、意匠性塗材1表面に押し当てて転動させた。
次に、意匠性塗材1を常温にて硬化、乾燥させ、試験体を得た。
評価としては、次の作業性、意匠性、汚染性評価を行った。

Claims (3)

  1. (1)基材に対し、結合材(A)、骨材(B)を含む意匠性塗材を塗付した後、
    (2)該意匠性塗材が乾燥する前に、繊維質層の厚さが10mm以下である繊維質ローラーを、該意匠性塗材表面に押し当てて転動させることを特徴とする模様面の形成方法。
  2. (1)基材に対し、結合材(A)、骨材(B)を含む意匠性塗材を塗付した後、
    (2)該意匠性塗材が乾燥する前に、水及び/または溶剤を含む繊維質層の厚さが10mm以下である繊維質ローラーを、該意匠性塗材表面に押し当てて転動させることを特徴とする模様面の形成方法。
  3. 繊維質ローラーの繊維質層の厚さが3mm以上8mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の模様面の形成方法。

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