JP2012137836A - 運行記録装置及びその表示制御方法 - Google Patents

運行記録装置及びその表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乗務員の過重労働を抑制することができる運行記録装置を提供する。
【解決手段】タクシメータ本体10は、連続労働時間の計測中、計測された連続労働時間を取得し(S11)、この取得した連続労働時間が休憩要求時間に達したか否かを判別する(S12)。タクシメータ本体10は、連続労働時間が休憩要求時間に達していない場合、何もせず、連続労働時間が休憩要求時間に達した場合、表示器15を用いて休憩を促す表示を行う(S13)。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の運行状況を記録する運行記録装置及びその表示制御方法に関する。
近年、タクシ業界の労働条件が厳しくなっており、乗務員一人一人の労働管理が必要とされている。従来のタクシメータでは、メータ表示部に運賃や累計指数などの表示が行われていた。また、休憩の管理においては、休憩ボタンのオン/オフによる休憩の開始/終了のデータを乗務員カード内に収集することが行われていた。
また、この種の従来技術として、特許文献1には、運行データを収集する運行記録装置(デジタルタコグラフ本体)に着脱可能なハンディテンキーが設けられ、このハンディテンキーに備わる表示画面に「休憩」等のデータが表示されることが示されている。
特開平11−110599号公報
しかしながら、上記従来の運行記録装置には、つぎのような問題があり、その改善が要望されていた。タクシメータのメータ表示部に運賃や累計指数などの表示が行われるものの、1日の拘束時間に対し、休憩時間を除いた労働時間を表示する機能が無かった。
また、休憩の開始/終了のデータが乗務員カード内に収集されるものの、適正なタイミングで乗務員が休憩を取ることを促す仕組みが無かった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、乗務員の過重労働を抑制することができる運行記録装置及びその表示制御方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る運行記録装置は、下記(1)〜(8)を特徴としている。
(1) 車両の運行状況を記録する運行記録装置であって、
連続して前記車両が運行している時間を連続労働時間として積算する積算手段と、
前記積算手段によって積算された連続労働時間と予め設定された休憩要求時間を比較する比較手段と、
前記比較の結果、前記連続労働時間が前記休憩要求時間を越えた場合、休憩を促す表示を行う表示手段と
を備えたこと。
(2) 上記(1)の構成の運行記録装置であって、
前記表示手段は、前記車両の運行中、前記連続労働時間が前記休憩要求時間を越えた場合、前記休憩を促す表示を行い、前記運行終了後、前記連続労働時間が前記休憩要求時間を越えていた場合、前記休憩を促す表示および労働時間の表示を行うこと。
(3) 上記(1)の構成の運行記録装置であって、
前記連続労働時間に対応する前記休憩要求時間が登録された登録手段と、
過去に前記積算手段によって積算された連続労働時間に対応する、前記登録手段に登録された休憩要求時間を用い、前記比較手段によって比較される休憩要求時間を設定する設定手段と
を備えたこと。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか一つの構成の運行記録装置であって、
休憩ボタンの操作を検出する操作検出手段と、
前記車両の空車中、前記車両の走行あるいは一定時間の停止を検出する走行停止検出手段と、
休憩の開始または終了を判定する判定手段と
を備え、
前記判定手段は、前記操作検出手段によって休憩ボタンの操作が検出され、かつ、前記走行停止検出手段によって前記車両の空車中、前記車両の走行が検出された場合、休憩の開始であると判定し、一方、前記操作検出手段によって休憩ボタンの操作が検出され、かつ、前記走行停止検出手段によって前記車両の空車中、前記車両の一定時間の停止が検出された場合、休憩の終了であると判定すること。
(5) 上記(4)の構成の運行記録装置であって、
休憩時間を計測する計測手段を備え、
前記判定手段によって休憩の開始であると判定された場合、前記積算手段は前記連続労働時間の積算を終了し、前記計測手段は前記休憩時間の計測を開始し、
前記判定手段によって休憩の終了であると判定された場合、前記計測手段は前記休憩時間の計測を終了し、前記積算手段は前記連続労働時間の積算を開始すること。
(6) 上記(4)の構成の運行記録装置であって、
前記一定時間は任意に設定可能であること。
(7) 上記(1)の構成の運行記録装置であって、
前記表示手段は、所定時間が経過するまで、もしくは所定の操作が行われるまで、前記休憩を促す表示を行うこと。
(8) 上記(1)の構成の運行記録装置であって、
第1の表示部を有する装置本体、および前記装置本体に接続可能であり、第2の表示部を有する携帯入力機器から構成され、
前記表示手段は、前記第1の表示部および前記第2の表示部の少なくとも一方に、前記休憩を促す表示を行うこと。
上記(1)の構成の運行記録装置によれば、連続労働時間が休憩要求時間を越えた場合、休憩を促す表示を行うので、乗務員の過重労働を抑制することができる。
上記(2)の構成の運行記録装置によれば、運行中および運行終了後の適切なタイミングで乗務員に休憩を促すことができる。また、1日の拘束時間に対し、休憩時間を除いた労働時間を表示することができる。
上記(3)の構成の運行記録装置によれば、過去の連続労働時間に適した休憩要求時間を設定することができ、より一層、乗務員の過重労働の抑制に繋がる。
上記(4)の構成の運行記録装置によれば、休憩ボタンの操作の検出と、空車中、車両の走行あるいは一定時間の停止の検出との2つを用いることで、確実に休憩の開始と終了を判定することができる。また、同一の操作で休憩の開始と終了を判定することができ、操作が簡単になり、使い勝手が向上する。
上記(5)の構成の運行記録装置によれば、休憩の開始・終了を基準に計測・積算を行うので、休憩時間の計測および連続労働時間の積算を正確に行うことができる。また、休憩時間を計測することで、乗務員は適切に休憩を取ることができる。
上記(6)の構成の運行記録装置によれば、休憩のために車両が停止していたのか、それとも業務上、車両を一時的に停止していたのかを、個々の事情に応じて、明確に区別することが可能となる。
上記(7)の構成の運行記録装置によれば、表示の継続を任意に設定することが可能となり、操作性が向上する。
上記(8)の構成の運行記録装置によれば、乗務員に確実に休憩を促すことができる。
前述した目的を達成するために、本発明に係る表示制御方法は、下記(9)を特徴としている。
(9) 車両の運行状況を記録する運行記録装置の表示制御方法であって、
連続して前記車両が運行している時間を連続労働時間として積算する積算ステップと、
前記積算ステップで積算された連続労働時間と予め設定された休憩要求時間を比較する比較ステップと、
前記比較の結果、前記連続労働時間が前記休憩要求時間を越えた場合、休憩を促す表示を行う表示ステップとを有すること。
上記(9)の構成の表示制御方法によれば、連続労働時間が休憩要求時間を越えた場合、休憩を促す表示を行うので、乗務員の過重労働を抑制することができる。
本発明の運行記録装置及び表示制御方法によれば、連続労働時間が休憩要求時間を越えた場合、休憩を促す表示を行うので、乗務員の過重労働を抑制することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本実施形態における運行記録装置が適用されたタクシメータの構成を示す図である。 タクシメータの外観を示す正面図である。 休憩時間および連続労働時間の計測・積算動作手順を示すフローチャートである。 休憩要求表示動作手順を示すフローチャートである。 テーブル12aに登録された連続労働時間に対応する休憩要求時間を示すグラフである。 営業終了時の動作手順を示すフローチャートである。 表示器15の表示画面を示す図であって、図7(A)は労働時間だけが表示された場合を示し、図7(B)は労働時間および休憩要求が表示された場合を示す。 ハンディテンキー70の動作手順を示すフローチャートである。
本発明の運行記録装置及びその表示制御方法の実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態の運行記録装置は、車両の運行状況を記録するものとして、タクシに搭載されたタクシメータに適用される。
図1は実施形態における運行記録装置が適用されたタクシメータの構成を示す図である。図2はタクシメータの外観を示す正面図である。タクシメータは、タクシメータ本体10(装置本体)およびハンディテンキー70(携帯入力機器)から構成される。
タクシメータ本体10には、CPU(Central Processing Unit)11を中心とし、このCPU11に接続されるROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memoriy)13、RTC(Real Time Clock)14、表示器15および各種インタフェース(I/F)16、17、18、19、21、22が設けられている。
CPU11は、タクシメータ全体を制御するものであり、ROM12に格納された動作プログラムを実行する。また、CPU11は、動作プログラムの実行に従って、後述する連続労働時間の計測・積算および休憩時間の計測・積算を行う。ROM12には、前述した動作プログラムが格納される他、後述する連続労働時間に対応する休憩要求時間を表すテーブル12aが格納されている。RAM13は、CPU11によるプログラムの実行に伴って一時的に使用される。また、RAM13には、後述する動作プログラムによって書き換えられる連続労働時間、休憩時間、労働開始時刻、労働終了時刻などが記憶されるメモリ領域13aが割り当てられている。
RTC14は現在時刻を計時する時計ICからなる。表示器15(第1の表示部)は、LCDからなり、走行距離、課金情報、タリフ状態の他、勤務時間や超過警告の表示、休憩を促す表示等を行う。
各種I/Fとして、GPS受信機20との接続を行う受信I/F16、ETC車載器30との接続を行うETCI/F17、メモリカード(ICカード)40との接続を行うカード(R/W)I/F18、車速センサ50からの信号を入力するセンサI/F21、ハンディテンキー70に着脱自在に接続され、通信を行う通信I/F22、および各種ボタン63からの信号を入力する入力ポート19が用いられる。
車速センサ50は、ロータリーエンコーダからなり、走行距離演算用のパルス信号として、後輪(駆動輪)のトランスミッション回転数に応じた数のパルス信号を発生し、CPU11にスピード信号を出力する。また、各種ボタン63として、空車ボタン63a、賃走ボタン63b、割増ボタン63c、迎車ボタン63dの他、休憩の開始/終了を指示する休憩ボタン63e、労働時間ボタン63f、営業終了ボタン63gなどが設けられ、CPU11に、タリフ状態(空車、賃走、割増、迎車等)を表す信号や休憩ボタン等の押下を表す信号が入力される。
一方、ハンディテンキー70には、CPU71、表示部72、RAM73、キーボード74および通信I/F75が設けられている。CPU71はハンディテンキー全体を制御するものである。表示部72(第2の表示部)は、タクシメータ本体10から送信される各種の情報やキー入力などを表示する。RAM73は、CPU71によるプログラムの実行に伴って一時的に使用される。
キーボード74には、乗務員によって操作される、テンキーの他、空車ボタン74a、休憩ボタン74b、労働時間ボタン74c、営業終了ボタン74dなどのボタンが設けられている。
通信I/F75は、タクシメータ本体10の通信I/F22とUSBケーブル等の有線を介して接続可能であり、情報の送受信を行う。なお、これらの通信は、有線に限らず、赤外線やBluetooth(登録商標)等の無線で行われてもよい。
上記構成を有するタクシメータの動作を示す。図3は休憩時間および連続労働時間の計測・積算動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、前述したように、ROM12に格納されており、CPU11によって所定時間ごとに繰り返し実行される。
まず、CPU11は、休憩ボタン63eが押下されたか否かを判別する(ステップS1)。このステップS1の処理は、休憩ボタンの押下を検出する操作検出手段に相当する。なお、ハンディテンキー70がタクシメータ本体10に接続されている場合、ステップS1の処理では、休憩ボタン63e、休憩ボタン74bのいずれかの押下の有無が判別される。このような判別処理は、ハンディテンキー70に、タクシメータ本体10と同等のボタンが設けられている場合、同様に行われる。
休憩ボタン63eが押下されていない場合、CPU11はそのまま本処理を終了する。一方、休憩ボタン63eが押下された場合、CPU11は、空車中であるか否かを判別する(ステップS2)。この空車中であるか否かの判別は、空車ボタン63aが押下され、変化するタリフ状態を表す信号を入力することにより行われる。空車中でない場合、CPU11はそのまま本処理を終了する。
一方、ステップS2で空車中である場合、CPU11は、休憩中であるか否かを判別する(ステップS3)。この休憩中であるか否かの判別は、CPU11が車速センサ50からのパルス信号を受信しているか否かによって行われる。すなわち、CPU11は、車速センサ50からパルス信号を受信しておらず、車両が一定時間停止していたことを検出すると、休憩中であると判別する。このステップS3の処理は、空車中、車両の走行あるいは一定の停止を検出する走行停止検出手段に相当する。
CPU11は、休憩中であると判別された場合、休憩の終了を判定し、休憩終了データを作成する(ステップS4)。さらに、CPU11は、休憩終了データをもとに、休憩時間を積算する(ステップS5)。そして、CPU11は、連続労働時間の計測・積算を開始する(ステップS6)。この後、CPU11は本処理を終了する。
一方、ステップS3で車速センサ50からパルス信号を受信しており、走行中であると判別された場合、CPU11は、休憩の開始を判定し、休憩開始データを作成する(ステップS7)。そして、CPU11は、連続労働時間の計測を終了し(ステップS8)、積算した連続労働時間を値0にクリアする(ステップS9)。この後、CPU11は本処理を終了する。なお、ステップS4、S7の処理は、休憩の開始または終了を判定する判定手段に相当する。
図4は休憩要求表示動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、ROM12に格納されており、一定時間連続して休憩ボタン63eの操作がなかった場合、CPU11によって所定時間ごとに繰り返し実行される。
CPU11は、連続労働時間の計測中、この計測された連続労働時間を取得する(ステップS11)。そして、CPU11は、この取得した連続労働時間が休憩要求時間に達したか否かを判別する(ステップS12)。このステップS12の処理は、連続労働時間と休憩要求時間を比較する比較手段に相当する。ここで、休憩要求時間は、予めROM12に格納されたテーブル12a(登録手段)を用いて設定される。すなわち、前回計測時に積算された連続労働時間をもとに、今回、ステップS12で比較される休憩要求時間が決定され、CPU11によって連続労働時間と比較される値としてRAM13に記憶される(設定手段)。図5はテーブル12aに登録された連続労働時間に対応する休憩要求時間を示すグラフである。このテーブル12aでは、前回の連続労働時間が長いほど、今回の休憩要求時間が短くなるように設定されている。なお、図5では、今回の休憩要求時間は、前回の連続労働時間に対し、反比例するように設定されているが、任意の曲線やヒストグラムなどを用いて設定されてもよい。また、休憩要求時間は、前回の連続労働時間をもとに決定されたが、過去の所定期間に亘る平均の連続労働時間などをもとに決定されてもよい。また、休憩要求時間は、連続労働時間の長短にかかわらず、固定値であってもよい。
ステップS12における比較の結果、連続労働時間が休憩要求時間に達していない場合、CPU11はそのまま本処理を終了する。一方、連続労働時間が休憩要求時間に達した場合、CPU11は、表示器15に対し、休憩を促す表示を行う(ステップS13)。ここでは、休憩を促す表示、つまり、警告表示として「休憩」の文字が表示器15の画面上に点灯する(図2参照)。なお、ハンディテンキー70がタクシメータ本体10に接続されている場合、CPU11は、ステップS13において、通信I/F22を介してハンディテンキー70に警告表示を指示する。ハンディテンキー70は、この指示に従い、表示部72の画面上に「休憩」の文字を点滅表示する(図2参照)。また、ステップS13で休憩を促す表示を行う際、必要とされる休憩時間を表示するようにしてもよい。この休憩時間は、連続労働時間に対応する値に設定可能であり、連続労働時間が長いほど長い時間であることが望ましい。また、休憩を促す表示は、乗務員がタクシメータ本体10あるいはハンディテンキー70を介して任意に設定可能であってもよい。この後、CPU11は本処理を終了する。
図6は営業終了時の動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、ROM12に格納されており、CPU11によって所定時間ごとに繰り返し実行される。
CPU11は、営業終了時の空車ボタン63aが押下されたか否かを判別する(ステップS21)。
営業終了時の空車ボタン63aが押下されていない場合、CPU11は表示器15に表示されている情報の表示を継続し(ステップS30)、本処理を終了する。一方、営業終了時の空車ボタン63aが押下された場合、CPU11は、労働時間ボタン63fが押下されたか否かを判別する(ステップS22)。労働時間ボタン63fが押下されていない場合、CPU11はそのまま本処理を終了する。
一方、労働時間ボタン63fが押下されている場合、CPU11は、営業開始から営業終了までの拘束時間から休憩時間を差し引いた時間を、労働時間として算出する(ステップS23)。さらに、CPU11は、積算した連続労働時間が休憩要求時間に達していないか否かを判別する(ステップS24)。この休憩要求時間は前述したとおりである。
連続労働時間が休憩要求時間に達していない場合、CPU11は、表示器15に労働時間を表示する(ステップS25)。一方、連続労働時間が休憩要求時間に達している場合、CPU11は、表示器15に労働時間と休憩要求を表示する(ステップS26)。図7は表示器15の表示画面を示す図である。図7(A)は労働時間だけが表示された場合を示し、図7(B)は労働時間および休憩要求が表示された場合を示す。図7(A)、図7(B)には、積算された労働時間として、8時間50分(8h 50min)が表示されている。
なお、ハンディテンキー70がタクシメータ本体10に接続されている場合、前述したように、CPU11は、ステップS25、S26において、通信I/F22を介してハンディテンキー70に同様の表示を指示するようにしてもよい。ハンディテンキー70は、この指示に従い、表示部72の画面上に労働時間、もしくは労働時間および休憩要求を表示する。この休憩要求の表示では、「休憩」の文字が点滅表示する。また、「休憩」の文字とともに、必要とされる休憩時間を表示するようにしてもよい。この休憩時間は、連続労働時間に対応する値に設定可能であり、連続労働時間が長いほど長い時間であることが望ましい。また、労働時間の表示の有無は、乗務員がタクシメータ本体10あるいはハンディテンキー70を介して設定可能であってもよい。さらには、休憩を促す表示についても、乗務員がタクシメータ本体10あるいはハンディテンキー70を介して設定可能であってもよい。
ステップS25、S26の処理後、CPU11は、RTC14を用いて所定時間(ここでは、15秒)が経過したか否かを判別する(ステップS27)。所定時間が経過していない場合、CPU11は、表示を継続させ(ステップS28)、再びステップS27の処理に戻る。
一方、ステップS27で所定時間が経過した場合、CPU11は、表示器15に対し、労働時間、あるいは労働時間と休憩要求の表示をクリアし、「空車」を表示する(ステップS29)。この後、CPU11は本処理を終了する。なお、ここでは、所定時間(15秒)が経過したことで、労働時間、あるいは労働時間と休憩要求の表示をクリアにしたが、特定のボタンの押下によりクリアにしてもよい。これにより、乗務員は表示の継続のし方を任意に設定することができ、操作性が向上する。
図8はハンディテンキー70の動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、CPU71内のROMに格納されており、CPU71によって所定時間ごとに繰り返し実行される。
CPU71は、キーボード74からキー入力があったか否かを判別する(ステップS41)。キー入力がなかった場合、CPU71はそのままステップS43の処理に進む。一方、キー入力があった場合、CPU71は、入力されたキーに対応するデータ、例えば「休憩」、「営業終了」、「労働時間」、「賃走」等のデータをタクシメータ本体10に送信する(ステップS42)。
CPU71は、タクシメータ本体10から表示データを受信したか否かを判別する(ステップS43)。表示データを受信しなかった場合、CPU71はそのまま本処理を終了する。一方、表示データを受信した場合、表示部72に表示データにもとづく表示を行う(ステップS44)。例えば、休憩要求や労働時間の表示データを受信した場合、表示部72には、図7と同様、労働時間が表示されるとともに、「休憩」の文字が点滅表示する。この後、CPU71は本処理を終了する。
このように、本実施形態のタクシメータによれば、連続労働時間が休憩要求時間を越えた場合、休憩を促す表示を行うので、乗務員の過重労働を抑制することができる。また、運行中および運行終了後(営業終了後)の適切なタイミングで乗務員に休憩を促すことができる。また、営業開始から営業終了までの1日の拘束時間に対し、休憩時間を除いた労働時間を表示することができる。また、過去の連続労働時間に適した休憩要求時間を設定することができ、より一層、乗務員の過重労働の抑制に繋がる。
また、休憩ボタンの操作の検出と、空車中、車両の走行あるいは一定時間の停止の検出との2つを用いるので、確実に休憩の開始と終了を判定することができる。また、同一の操作で休憩の開始と終了を判定することができ、操作が簡単になり、使い勝手が向上する。
また、休憩の開始・終了を基準に計測・積算を行うので、休憩時間の計測・積算および連続労働時間の計測・積算を正確に行うことができる。また、休憩時間を計測することで、乗務員は適切に休憩を取ることができる。
また、停止における一定時間を任意に設定可能とすることで、休憩のために車両が停止していたのか、それとも業務上、車両を一時的に停止していたのかを、個々の事情に応じて、明確に区別することが可能となる。
また、休憩を促す表示の継続を任意に設定することが可能となり、操作性が向上する。また、タクシメータ本体およびハンディテンキーの少なくとも一方に表示を行うことで、乗務員に確実に休憩を促すことができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、タクシメータ本体にハンディテンキーが接続されている場合、双方の表示部に休憩を促す表示(警告表示)を行ったが、いずれか一方のみ表示を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、液晶表示器(LCD)からなる表示装置の画面上に、休憩を促す表示を行ったが、運行記録装置にプリンタが設けられている場合、このプリンタから出力される用紙に文字、記号などを印字することによって、休憩を促す表示を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、タクシに搭載されたタクシメータに適用される場合を示したが、本発明の運行記録装置は、運送トラックや各種の作業車などに搭載することも可能である。
10 タクシメータ本体
11 CPU
12 ROM
12a テーブル
13 RAM
13a メモリ領域
14 RTC
15 表示器
16 受信I/F
17 ETCI/F
18 カード(R/W)I/F
19 入力ポート
20 GPS受信機
30 ETC車載器
40 メモリカード
50 車速センサ
63 各種ボタン
63a 空車ボタン
63b 賃走ボタン
63c 割増ボタン
63d 迎車ボタン
63e 休憩ボタン
63f 労働時間ボタン
63g 営業終了ボタン
70 ハンディテンキー
71 CPU
72 表示部
73 RAM
74 キーボード
74a 空車ボタン
74b 休憩ボタン
74c 労働時間ボタン
74d 営業終了ボタン
75 通信I/F

Claims (5)

  1. 車両の運行状況を記録する運行記録装置であって、
    連続して前記車両が運行している時間を連続労働時間として積算する積算手段と、
    前記積算手段によって積算された連続労働時間と予め設定された休憩要求時間を比較する比較手段と、
    前記比較の結果、前記連続労働時間が前記休憩要求時間を越えた場合、休憩を促す表示を行う表示手段と
    を備えたことを特徴とする運行記録装置。
  2. 請求項1記載の運行記録装置であって、
    前記表示手段は、前記車両の運行中、前記連続労働時間が前記休憩要求時間を越えた場合、前記休憩を促す表示を行い、前記運行終了後、前記連続労働時間が前記休憩要求時間を越えていた場合、前記休憩を促す表示および労働時間の表示を行うことを特徴とする運行記録装置。
  3. 請求項1記載の運行記録装置であって、
    前記連続労働時間に対応する前記休憩要求時間が登録された登録手段と、
    過去に前記積算手段によって積算された連続労働時間に対応する、前記登録手段に登録された休憩要求時間を用い、前記比較手段によって比較される休憩要求時間を設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とする運行記録装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の運行記録装置であって、
    休憩ボタンの操作を検出する操作検出手段と、
    前記車両の空車中、前記車両の走行あるいは一定時間の停止を検出する走行停止検出手段と、
    休憩の開始または終了を判定する判定手段と
    を備え、
    前記判定手段は、前記操作検出手段によって休憩ボタンの操作が検出され、かつ、前記走行停止検出手段によって前記車両の空車中、前記車両の走行が検出された場合、休憩の開始であると判定し、一方、前記操作検出手段によって休憩ボタンの操作が検出され、かつ、前記走行停止検出手段によって前記車両の空車中、前記車両の一定時間の停止が検出された場合、休憩の終了であると判定することを特徴とする運行記録装置。
  5. 車両の運行状況を記録する運行記録装置の表示制御方法であって、
    連続して前記車両が運行している時間を連続労働時間として積算する積算ステップと、
    前記積算ステップで積算された連続労働時間と予め設定された休憩要求時間を比較する比較ステップと、
    前記比較の結果、前記連続労働時間が前記休憩要求時間を越えた場合、休憩を促す表示を行う表示ステップと
    を有することを特徴とする表示制御方法。
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