JP2012131327A - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】角度センサを用いることなくステアリングホイールを所望のチルト位置に移動させることができる車両用操舵装置を提供する。
【解決手段】上端にステアリングホイール1が取り付けられたステアリングシャフト5の所定位置へのチルト動作をモータ15の駆動力を用いて行う車両用操舵装置。チルト動作時にステアリングシャフト5を移動させることができるチルト駆動モータ15と、このチルト駆動モータ15の駆動を制御する制御部とを備えている。制御部は、その内部にステアリングシャフト5を回転可能に支持するステアリングコラム7a7bに発生する、チルト駆動モータ15のトルクと操舵トルクとの合力により、ステアリングコラム7a7bの慣性及び粘性を考慮した機械システムの開伝達関数からチルト変位量が決まるように、チルト駆動モータ15を駆動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用操舵装置に関する。さらに詳しくは、記憶されたチルト位置(及びテレスコ位置)へのステアリングホイールの移動をモータ駆動により行うことができる車両用操舵装置に関する。
車両用操舵装置の分野では、近年、操舵部材であるステアリングホイールの位置をドライバ毎の最適な位置に自動調整することができるものが提案されている(例えば、特許文献1〜2参照)。
かかる車両用操舵装置では、ドライバにとって最適なステアリングホイールの位置(ドライバポジション)を予め記憶させておき、ダッシュボードに設けられた操作パネルの選択スイッチなどの操作により、記憶された位置へステアリングホイールがモータ駆動によって移動される。
特開昭63−265766公報 特開平5−229375公報
前述したモータ駆動による位置制御可能な車両用操舵装置では、角度センサを用いてチルト位置を検出し、この検出結果に基づいてモータの駆動を制御しているが、角度センサは高価であるので、当該車両用操舵装置は、一部の高級車に採用されているに過ぎず、一般車への普及は進んでいない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、角度センサを用いることなくステアリングホイールを所望のチルト位置に移動させることができる車両用操舵装置を提供することを目的としている。
(1)本発明の車両用操舵装置は、上端にステアリングホイールが取り付けられたステアリングシャフトの所定位置へのチルト動作をモータの駆動力を用いて行う車両用操舵装置であって、
チルト動作時に前記ステアリングシャフトを移動させることができるチルト駆動モータと、
このチルト駆動モータの駆動を制御する制御部と
を備えており、
前記制御部は、その内部に前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムに発生する、前記チルト駆動モータのトルクと操舵トルクとの合力により、ステアリングコラムの慣性及び粘性を考慮した機械システムの開伝達関数からチルト変位量が決まるように、当該チルト駆動モータを駆動させることを特徴としている。
本発明の車両用操舵装置では、ステアリングコラムに発生する、前記チルト駆動モータのトルクと操舵トルクとの合力により、ステアリングコラムの慣性及び粘性を考慮した機械システムの開伝達関数からチルト変位量が決まるように、オープン制御によってチルト駆動モータの駆動が制御される。このため、従来の高価な角度センサを用いることなく、チルト位置制御を行うことができる。
(2)前記(1)の車両用操舵装置において、前記制御部は、チルト変位量θに応じて、前記チルト駆動モータへの所定の通電パターンにおける通電時間を調整することで前記ステアリングコラムを目標位置までチルト動作させるように構成されていることが好ましい。この場合、チルト駆動モータへの通電時間を調整することで、ステアリングコラムを目標位置まで移動させることができる。
(3)前記(1)又は(2)の車両用操舵装置において、前記制御部は、所定値を超える操舵トルクがチルト動作中に検出されたときに、前記ステアリングコラムをチルト動作の初期位置に戻すように前記チルト駆動モータを駆動させることが好ましい。オープン制御を行う場合、大きな外力(操舵トルク)がステアリングコラムに作用すると、制御後の位置が記憶された最適位置からずれてしまう恐れがあるが、所定値を超える操舵トルクがチルト動作中に検出されたときに、ステアリングコラムをチルト動作の初期位置に戻すことで、このような位置ずれを防止することができる。初期位置に戻したステアリングコラムに対しては、再度、前述したオープン制御によって、記憶されている最適なチルト位置に移動させることができる。
(4)前記(3)の車両用操舵装置において、前記ステアリングコラムの初期位置への復帰を検出するセンサを備えていることが好ましい。この場合、当該センサの検出に基づいてステアリングコラムを確実に所定の初期位置に戻すことができる。
(5)前記(1)〜(4)の車両操舵装置において、前記ステアリングコラムをテレスコ動作させることができるテレスコ駆動モータを備えており、
前記制御部は、このテレスコ駆動モータの駆動を制御し、且つ、前記ステアリングコラムに発生する、前記テレスコ駆動モータのトルクと操舵トルクとの合力により、ステアリングコラムの慣性及び粘性を考慮した機械システムの開伝達関数からテレスコ変位量が決まるように、当該テレスコ駆動モータを駆動させることが好ましい。この場合、チルト動作だけでなく、テレスコ動作についても記憶された最適なテレスコ位置にステアリングホイールを移動させることができる。
(6)前記(1)〜(5)の車両用操舵装置において、操舵補助用のモータが、前記チルト駆動モータ及びテレスコ駆動モータとしても機能することが好ましい。この場合、1つのモータが、操舵補助用のモータ、チルト駆動モータ及びテレスコ駆動モータを兼用することで装置の部品点数を減らすことができる。
本発明の車両用操舵装置によれば、角度センサを用いることなくステアリングホイールを所望のチルト位置に移動させることができる。
本発明の車両用操舵装置の一実施の形態の部分説明図である。 本発明の車両用操舵装置を用いたチルト位置制御のフローチャートである。 通電パターンの説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の車両用操舵装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る車両用操舵装置の部分説明図である。車両用操舵装置である電動パワーステアリング装置は、ドライバにより操舵されるステアリングホイール1と、このステアリングホイール1の操舵に連動して転舵輪2を転舵させる操舵機構3と、ドライバによる操舵の補助を行う操舵補助機構4と、ステアリングホイール1と操舵機構3とを連結し、当該ステアリングホイール1の回動を操舵機構3に伝達するステアリングシャフト5及び中間軸6とを備えている。
ステアリングシャフト5は、上部ステアリングシャフト5aと下部ステアリングシャフト5bとからなっており、上部ステアリングシャフト5aの一端(上端)にステアリングホイール1が連結されており、他端にテレスコープ駆動部10及び自在継手(図示せず)を介して下部ステアリングシャフト5bが連結されている。
上部ステアリングシャフト5aは、筒状の上部ステアリングコラム7a内に配設された前記テレスコープ駆動部10内を挿通している。上部ステアリングシャフト5aは、テレスコープ駆動部10に上下に伸縮し得るが回転はできないように連結されている。一方、このテレスコープ駆動部10は、上部ステアリングコラム7aに回転自在に支持されている。したがって、上部ステアリングシャフト5aは、テレスコープ駆動部10を介して当該上部ステアリングコラム7a内で回転自在に支持されている。上部ステアリングコラム7aは、下部ステアリングコラム7bの上端部に回動軸8を介して上下回転自在に取り付けられている。下部ステアリングコラム7bは、車両のシャーシ9に固定されている。
テレスコープ駆動部10は、テレスコ駆動モータ(図示せず)を備えており、例えばウォーム機構と送りねじ機構などを用いて前記上部ステアリングシャフト5aを軸方向に沿って進退駆動させる。
下部ステアリングコラム7bには、上部ステアリングコラム7a、すなわちステアリングホイール1にチルト動作をさせるチルト駆動部11が設けられている。チルト駆動部11には、ロッド12が軸方向に進退自在に設けられており、このロッド12の先端部が、上部ステアリングコラム7aに一体に形成されたアーム部13にピン14を介して軸方向に進退自在に取り付けられている。チルト駆動部11は、チルト駆動モータ15を備えており、このチルト駆動モータ15を回転駆動させることにより図示しないウォーム機構と送りねじ機構などを介してロッド12が伸縮させられる。ロッド12が伸びると、図1において一点鎖線で示されるように、上部ステアリングコラム7aが上方に回転し、ステアリングホイール1が最上部の退避位置まで移動し、逆に、ロッド12が縮むと、図1において実線で示されるように、上部ステアリングコラム7aが下方に回転し、上部ステアリングシャフト5aが上部ステアリングコラム7aの軸とほぼ同軸となる位置まで移動する。
操舵機構3は、入力軸としてのピニオン軸16と、出力軸としてのラック軸17とを備えている。前記中間軸6は、ピニオン軸16に連結されており、ステアリングホイール1の回動は、前記ステアリングシャフト5及び中間軸6を介してピニオン軸16に伝達される。これにより、ピニオン軸16が回動する。ピニオン軸16の回動は、後述するピニオンとラック軸17との噛み合いにより当該ラック軸17の軸方向の移動に変換され、その結果、ラック軸17に連結された転舵輪2が転舵される。
ピニオン軸16は、前記中間軸6に継手18を介して連結された入力軸19と、この入力軸19にトーションバー20を介して連結された出力軸21と、この出力軸21の端部(下端)に形成されたピニオン22とを備えている。入力軸19及び出力軸21は、トーションバー22を介して同一直線上において相対回転可能に連結されている。これにより、ステアリングホイール1の回動により入力軸19にその軸線廻りの回転トルクが入力されると、トーションバー22が、弾性ねじり変形しつつ当該回転トルクを出力軸21に伝達する。
トーションバー22の周囲にはトルクセンサ23が配設されており、このトルクセンサ23は、入力軸19及び出力軸21間の相対回転変位量に基づいてドライバによる操舵トルクを検出するように構成されている。トルクセンサ23により検出された操舵トルクは、車両に装備されているECU(Electronic Control Unit)24に入力される。
操舵補助機構4は、操舵トルクなどに応じた操舵補助力を操舵機構3に与えるものであり、操舵補助用の電動モータ25と、この電動モータ25の動力を操舵機構3のラック軸13に伝達するための伝達機構26とを備えている。この伝達機構26は、電動モータ25の回転を減速させてラック軸13に伝達するギヤなどからなる減速機構27と、この減速機構27から伝達された回転をラック軸13の軸方向移動に変換するための変換機構としてのボールねじ機構28とを含んでいる。
ドライバによりステアリングホイール1が操舵されると、トーションバー20の周囲に配設されたトルクセンサ23によって操舵トルクが検出され、検出された操舵トルクはECU24に入力される。このECU24は、入力された検出結果や、図示しない車速センサから入力される車速などに基づいて電動モータ25の駆動を制御する。これにより、操舵トルクや車速などに基づく動力が電動モータ25から出力される。出力された動力は、伝達機構26を構成する減速機構27及びボールねじ機構28により、操舵補助力としてラック軸13に伝達され、ドライバの操舵が補助される。
前記チルト駆動モータ15、テレスコ駆動モータ及び操舵補助用の電動モータ25は、ECU24に接続されており、このECU24の制御部によって、その駆動が制御されるように構成されている。
本実施の形態に係る電動パワーステアリング装置では、ステアリングホイール1の位置を、当該車両を運転するドライバにとって最適な位置に制御することができる。この最適な位置は、一又は複数のドライバについて、予めECU24の記憶部に記憶させておくことができる。この記憶部への記憶は、ステアリングホイール1が所望の位置にあるときに、例えばダッシュボードに設けられた操作パネル(図示せず)の設定スイッチを操作するなど公知の手法により行うことができる。
ステアリングホイール1のチルト位置の制御は、上部ステアリングコラム7aに発生する、前記チルト駆動モータ15のトルクと操舵トルクとの合力により、ステアリングコラムの慣性及び粘性を考慮した機械システムの開伝達関数からチルト変位量が決まるように当該チルト駆動モータ15の駆動を制御することで行われる。
ステアリングホイール1を含めたチルト駆動側を、チルト変位θ分だけ変位させようとすると、当該チルト駆動側には、チルト駆動側分の全長Lに、チルト駆動側の全質量であるmg(gは重力加速度)及びその形状に応じた慣性J(チルト慣性)に基づく力が必要である。
また、チルト駆動側の先端部(例えば、ステアリングホイール)に着目すると、この先端部はチルト駆動軸である回動軸7の回転に対して、遅れながら追従することが考えられる。このような共通の部品において、或る点の変位速度vに対して、別の点の変位速度v´が遅れるような特性は粘性と呼ばれ、この粘性が前記回動軸7を基点としてチルト駆動側に働く可能性があり、これをチルト粘性Cと呼ぶことにする。
今、チルト駆動モータ15のモータ電圧をV、モータ抵抗をR、モータ電流をI、逆起電力係数をk、モータ回転角速度をω、モータトルクをTm、トルク定数をG、減速比をn、チルト駆動側にかかる負荷(操舵トルク)をT負荷とすれば、以下の式(1)〜(4)が成り立ち、このうち運動方程式である式(3)より、チルト駆動モータ15のモータトルクと操舵トルクとの偏差(n・Tm±T負荷)がチルト駆動側の慣性量及び粘性量の和(Jθ´´+Cθ´)となる。
V=R・I+k・ω ・・・・・・(1)
Tm=G・I ・・・・・・(2)
n・Tm±T負荷=J・θ´´+C・θ´ ・・・・・・(3)
ω=n・θ´ ・・・・・・(4)
以上の式(1)〜(4)より、チルト駆動モータの電流Iとチルト角度θとを変数にもつ方程式θ=f(I)を導くことができ、チルト駆動側に作用する負荷に変動がない場合、チルト駆動モータ15の電流Iに対しチルト角度θが一意に決まるので、予め設定した電流パターンを用いてオープン制御を行うことで、ステアリングホイール1の位置を所望のチルト位置へ移動させることができる。
電流パターンとしては、例えば図3に示される台形状のパターンとすることができ、この場合、電流の立ち上げ部分Aと下降部分Bを除いた一定値部分Cの時間tを変えることで、チルト角度θを変えることができる。電流特性上、前記立ち上げ部分Aと下降部分Bとの和は略一定であり、既知であるので、この部分を考慮した通電時間を設定することで、チルト角度θを変えることができる。
チルト駆動モータ15がチルト駆動側を駆動するために必要なトルクTmにより、チルト変位量θの時間微分をdθ/dt(=θ´)とすると、Jθ´´+Cθ´分の機械的な変位になる。
ここで、ドライバがステアリングホイール1を操舵したとすると、操舵トルク(T負荷)がチルト駆動側の慣性や粘性に追加される。ここで、操舵トルクT負荷は、一時的に作用する負荷であるので、チルト駆動モータ15に必要な目標トルクT´をTm±T負荷とすれば、操舵トルクが働いても、その分を含む不必要なモータトルクを発生させようとせずに、記憶部に記憶された目標位置に到達するために必要な駆動トルクだけを生じさせることができる。
ここで、予め設定された通電パターンは、前述したようにチルト角度θに応じて通電時間が決められているが、目標トルクT´に応じた電流値を通電パターンにおける一定の電流値に対する補正値として加えてチルト駆動モータを駆動させることで、チルト駆動モータの負荷変動、すなわち操舵トルク変動が生じても、決められた通電時間通りにステアリングコラムを目標のチルト位置に到達させることができる。
ただし、負荷変動が大きすぎると、制御後の位置が目標位置とずれるため、所定値を超える外力変動があった場合には、チルト制御は中断して、ステアリングコラムを初期位置に移動させることが好ましい。
図2は、そのような初期位置への移動を含むチルト位置制御のフローチャートである。
ドライバによってチルト制御のスタートスイッチが操作されると、ステップS1において、ECU24の制御部は、ドライバに対し、ステアリングホイール1周辺に手を置かないように警告を発する。この警告は、ダッシュボードに設けられた操作パネルに表示したり、音声を発したりすることで行うことができる。
ついで、ステップS2において、ECU24の記憶部に予め記憶されている前記ドライバの最適なチルト位置へ上部ステアリングコラム5aを移動させる制御が行われる。
チルト制御が開始されると、常時、操舵トルクの検出が監視され、電動パワーステアリング装置Pのトルクセンサ23によりトルクが検出されると(ステップS3)、前記制御部は、検出されたトルク値の絶対値が所定の閾値未満であるか否かの判断を行う(ステップS4)。
ステップS4において、ECU24の制御部は、検出されたトルク値の絶対値が所定の閾値未満である(Yes)と判断すると、ステップS5へ処理を進め、このステップS5において、所定のチルト位置制御が終了したか否かの判断を行う。ステップS5において、制御部は、所定のチルト位置制御が終了した(Yes)と判断すると、処理を終了させる。ステップS5において、所定のチルト位置制御が終了していない(No)と判断されると、ステップS2に戻り、チルト位置メモリー制御が継続される。
一方、ステップS4において、制御部は、検出されたトルク値の絶対値が所定の閾値以上である(No)と判断すると、ステップS6へ処理を進め、当該ステップS6において、ドライバへ異常があったことを警告する。この警告は、ステップS1における警告と同様にダッシュボードに設けられた操作パネルに表示したり、音声を発したりすることで行うことができる。
ついで、ECU24の制御部は、チルト駆動モータ15を駆動させて上部ステアリングコラム5aを所定の初期位置へ戻す。この場合、前記所定の初期位置の近傍には、上部ステアリングコラム5aが当該初期位置へ戻ったときに、当該上部ステアリングコラム5aの一部と接触ないし当接し得るリミットスイッチや、当該上部ステアリングコラム5aの接近を検知し得る近接スイッチなどを設けることが好ましい。
ステップS7において、ステアリングコラムが初期位置で戻されると、ステップS1へ戻って、再度、前述したチルト位置メモリー制御が繰り返されるので、正確なチルト角度を決定することができる。
〔その他の変形例〕
なお、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において種々の変更が可能である。例えば、前述した実施の形態では、上部ステアリングコラムが最も上方にあるときを初期位置としているが、上部ステアリングコラムが最も下方にあるときを初期位置としてもよい。
また、前述した実施の形態では、チルト駆動モータ、テレスコ駆動モータ及び操舵補助用のモータを別々に設けているが、操舵補助用のモータに、チルト駆動モータ及びテレスコ駆動モータを兼用させることもできる。
また、前述した実施の形態では、チルト位置の制御をオープン制御により行っているが、テレスコ位置についても同様にしてオープン制御を行うことができる。
1:ステアリングホイール、2:転舵輪、3:操舵機構、4:操舵補助機構、5:ステアリングシャフト、5a:上部ステアリングシャフト、5b:下部ステアリングシャフト、6:中間軸、7a:上部ステアリングコラム、7b:下部ステアリングコラム、8:回動軸、9:シャーシ、10:テレスコープ駆動部、11:チルト駆動部、12:ロッド、13:アーム部、14:ピン、15:チルト駆動モータ、16:ピニオン軸、17:ラック軸、18:継手、19:入力軸、20:トーションバー、21:出力軸、22:ピニオン、23:トルクセンサ、24:ECU、25:電動モータ、26:伝達機構、27:減速機構、28:ボールねじ機構

Claims (6)

  1. 上端にステアリングホイールが取り付けられたステアリングシャフトの所定位置へのチルト動作をモータの駆動力を用いて行う車両用操舵装置であって、
    チルト動作時に前記ステアリングシャフトを移動させることができるチルト駆動モータと、
    このチルト駆動モータの駆動を制御する制御部と
    を備えており、
    前記制御部は、その内部に前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムに発生する、前記チルト駆動モータのトルクと操舵トルクとの合力により、ステアリングコラムの慣性及び粘性を考慮した機械システムの開伝達関数からチルト変位量が決まるように、当該チルト駆動モータを駆動させることを特徴とする、車両用操舵装置。
  2. 前記制御部は、チルト変位量θに応じて、前記チルト駆動モータへの所定の通電パターンにおける通電時間を調整することで前記ステアリングコラムを目標位置までチルト動作させるように構成されている、請求項1に記載の車両用操舵装置。
  3. 前記制御部は、所定値を超える操舵トルクがチルト動作中に検出されたときに、前記ステアリングコラムをチルト動作の初期位置に戻すように前記チルト駆動モータを駆動させる、請求項1又は2に記載の車両用操舵装置。
  4. 前記ステアリングコラムの初期位置への復帰を検出するセンサを備えている請求項3に記載の車両用操舵装置。
  5. 前記ステアリングコラムをテレスコ動作させることができるテレスコ駆動モータを備えており、
    前記制御部は、このテレスコ駆動モータの駆動を制御し、且つ、前記ステアリングコラムに発生する、前記テレスコ駆動モータのトルクと操舵トルクとの合力により、ステアリングコラムの慣性及び粘性を考慮した機械システムの開伝達関数からテレスコ変位量が決まるように、当該テレスコ駆動モータを駆動させる、請求項1〜4のいずれかに記載の車両用操舵装置。
  6. 操舵補助用のモータが、前記チルト駆動モータ及びテレスコ駆動モータとしても機能する、請求項1〜5のいずれかに記載の車両用操舵装置。
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