JP2003118617A - 車両の操舵装置 - Google Patents

車両の操舵装置

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JP2003118617A JP2001318329A JP2001318329A JP2003118617A JP 2003118617 A JP2003118617 A JP 2003118617A JP 2001318329 A JP2001318329 A JP 2001318329A JP 2001318329 A JP2001318329 A JP 2001318329A JP 2003118617 A JP2003118617 A JP 2003118617A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作部材の操作に対する舵角変化の応答性を必
要に応じて適正に設定し、ドライバーに違和感を与える
ことなく適切な操舵を行うことができる車両の操舵装置
を提供する。 【解決手段】操舵用アクチュエータ2の動きを舵角変化
が生じるように車輪4に伝達する。操作部材1の操作量
と車輪4の転舵量との比が変化するように操舵用アクチ
ュエータ2を制御系により制御可能である。その操作部
材1の操作に対する舵角変化の高応答性の必要性に応じ
て予め定められた高応答必要条件を記憶する。その高応
答必要条件を充足するか否かを判定し、その高応答必要
条件を充足する時は充足しない時よりも、その操舵用ア
クチュエータ2の制御系におけるゲインを高い値に設定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操舵用アクチュエ
ータを制御することで、舵角を変化させると共に操作部
材の操作量と車輪の転舵量との比を変化させることがで
きる車両の操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】操作部材と、操舵用アクチュエータと、
その操舵用アクチュエータの動きを舵角変化が生じるよ
うに車輪に伝達する機構と、その操作部材の操作量と車
輪の転舵量との比が変化するように操舵用アクチュエー
タを制御可能な制御装置とを備える車両の操舵装置が提
案されている。そのような操舵装置として、操作部材を
車輪に機械的に連結するものと連結しないものとがあ
る。操作部材を車輪に機械的に連結する場合、ステアリ
ングホイールの操作に応じた入力シャフトの回転を出力
シャフトに遊星ギヤ機構を介して伝達し、その伝達に際
して遊星ギヤ機構を構成するリングギヤを駆動する操舵
用アクチュエータを制御することで操作量と転舵量との
比を変更している。また、操作部材を車輪に機械的に連
結しない場合、操舵用アクチュエータの動きを舵角が変
化するように車輪に伝達する際に、その操舵用アクチュ
エータを制御することで操作量と転舵量との比を変更し
ている。
【0003】上記のような車両の操舵装置においては、
その操作量と転舵量との比を車速に応じて変化させるこ
とで、操作部材の操作に対する舵角変化の応答性を変化
させている。すなわち、その応答性を低車速では高くす
ることで操作量の変化に対する舵角変化を大きくして車
両の低速での旋回性を向上し、一方、その応答性を高車
速では低くすることで操作量の変化に対する舵角変化を
小さくして走行安定性を向上している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】操作部材の操作に対す
る舵角変化の応答性は、車速のみによって変化させたの
では必ずしも最適に設定することはできない。例えば、
操舵の立ち上げ時に急操舵を行うような場合や、急激な
切り返し後に舵角を大きく変化させる操舵を行うような
場合は、舵角変化に遅れがあるとドライバーは操作部材
を操作し過ぎるために高い応答性を必要とされる。しか
し、そのような高い応答性が必要とされる場合を基準と
して操作量と転舵量との比を設定すると、それ以外の場
合は低車速でも舵角変化が急激過ぎてドライバーに違和
感を与え適切な操舵を行うことができない。本発明は、
上記問題を解決することのできる車両の操舵装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両の操舵装置
は、操作部材と、操舵用アクチュエータと、その操舵用
アクチュエータの動きを舵角変化が生じるように車輪に
伝達する機構と、その操作部材の操作量と車輪の転舵量
との比が変化するように操舵用アクチュエータを制御可
能な制御系と、その操作部材の操作に対する舵角変化の
高応答性の必要性に応じて予め定められた高応答必要条
件を記憶する手段と、その高応答必要条件を充足するか
否かを判定する手段と、その高応答必要条件を充足する
時は充足しない時よりも、その操舵用アクチュエータの
制御系におけるゲインを高い値に設定する手段とを備え
ることを特徴とする。本発明の構成によれば、操作部材
の操作に対する舵角変化の応答性を高くする必要性が高
い場合は、その必要性が低い場合よりも操舵用アクチュ
エータの制御系におけるゲインを高い値に設定できるの
で、舵角変化に遅れが生じるのを防止できる。また、そ
の応答性を高くする必要性が低い場合はそのゲインを低
い値に設定できるので、舵角変化が急激になり過ぎるの
を防止できる。
【0006】その操舵用アクチュエータの制御系はフィ
ードフォワード補償値を演算する調節部を含み、その調
節部のゲインが前記高応答必要条件を充足する時は充足
しない時よりも高い値に設定されるのが好ましい。これ
により、操作部材の操作に対する舵角変化の応答性を的
確に高くすることができる。
【0007】本発明において、その高応答必要条件を充
足する時に設定されるゲインの値は、車速、舵角、舵角
変化速度の中の少なくとも一つの大きさが大きい程に大
きな値に設定されるのが好ましい。操作部材の操作に対
する舵角変化の応答性を高くする必要性は、車速、舵
角、舵角変化速度の大きさに対応する。よって、その応
答性を必要性の程度に応じて変化させることができる。
尚、舵角変化速度としては、実際の舵角変化速度よりも
操作部材の操作量に応じた目標舵角の変化速度を用いる
方が応答性の上でより好ましい。
【0008】その高応答必要条件は、舵角変化速度が設
定値以上の時に充足されるのが好ましい。これにより、
操舵の立ち上げ時等に急操舵を行う場合に、操作部材の
操作に対する舵角変化の応答性を高くすることができ
る。
【0009】その高応答必要条件は、舵角変化方向が左
右一方から他方に変化するために舵角変化速度が零にな
るまでの時間が設定時間以下であって、且つ、その舵角
変化方向が変化した後の舵角変化速度が設定値以上の時
に充足されるのが好ましい。これにより、急激な切り返
し後に舵角を大きく変化させる操舵を行う場合に、操作
部材の操作に対する舵角変化の応答性を高くすることが
できる。
【0010】その高応答必要条件は、車速が設定値未満
では充足されないのが好ましい。低車速においては、操
作部材の操作に対する舵角変化の応答性が低くても車両
挙動への影響は大きくないことから、応答性を高くする
必要性は高くない。よって、車速が設定値未満では高応
答必要条件が充足されないようにすることで、そのゲイ
ンが不必要に高くなることがなく操舵用アクチュエータ
の負荷を低減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照して本発明の第
1実施形態を説明する。図1に示す車両の操舵装置は、
ステアリングホイールを模した操作部材1と、その操作
部材1の回転操作に応じて駆動される操舵用アクチュエ
ータ2と、その操舵用アクチュエータ2の動きを、その
操作部材1を車輪4に機械的に連結することなく、舵角
変化が生じるように前部左右車輪4に伝達する機構とし
てステアリングギヤ3とを備える。
【0012】その操舵用アクチュエータ2は、例えば公
知のブラシレスモータ等の電動モータにより構成でき
る。そのステアリングギヤ3は、その操舵用アクチュエ
ータ2の出力シャフトの回転運動をステアリングロッド
7の直線運動に変換する例えばボールネジ機構等の運動
変換機構により構成されている。そのステアリングロッ
ド7の動きがタイロッド8とナックルアーム9を介して
車輪4に伝達され、車輪4のトー角が変化する。そのス
テアリングギヤ3は、公知のものを用いることができ、
操舵用アクチュエータ2の動きを舵角が変化するように
前部左右車輪4に伝達できれば構成は限定されない。な
お、操舵用アクチュエータ2が駆動されていない状態で
は、前部左右車輪4はセルフアライニングトルクにより
直進位置に復帰できるようにホイールアラインメントが
設定されている。
【0013】その操作部材1は、車体側により回転可能
に支持される回転シャフト10に連結されている。その
操作部材1を直進操舵位置に復帰させる方向の弾力を付
与する弾性部材30が設けられている。この弾性部材3
0は、例えば、回転シャフト10に弾力を付与するバネ
により構成できる。
【0014】その操作部材1の操作量として、操作部材
1の直進位置からの回転角度δhを検出する角度センサ
11が設けられている。車両の舵角δを検出する手段と
して舵角センサ13が設けられ、本実施形態では、その
舵角δに対応するステアリングロッド7の作動量を検出
するポテンショメータにより構成されている。本実施形
態では、その舵角δが車輪4の転舵により生じる実際の
車両挙動の指標となる挙動指標値とされている。車速V
を検出する速度センサ14が設けられている。その角度
センサ11、舵角センサ13、速度センサ14は、コン
ピュータにより構成される制御装置20に接続されてい
る。その制御装置20は駆動回路22を介して上記操舵
用アクチュエータ2を制御する。
【0015】図2は制御装置20により構成される制御
系を示すブロック線図であり、Ckは操作部材1の回転
角度δhに対する目標舵角δ* の調節部である。この調
節部CkにおけるゲインをKδ(V)として、制御装置
20は予め定められて記憶されたδ* =Kδ(V)・δ
hの関係と、角度センサ11により検出した回転角度δ
hとから目標舵角δ* を演算する。本実施形態では、そ
の目標舵角δ* が操作部材1の操作量である回転角度δ
hに応じた目標挙動指標値とされている。そのゲインK
δ(V)は車速Vの関数とされ、例えば図3に示すよう
に車速Vが増大する程に減少するものとされ、このゲイ
ンKδ(V)と車速Vの関係は制御装置20に記憶され
る。
【0016】CFFは、目標舵角δ* に対するフィードフ
ォワード補償値ia* の調節部であり、制御系における
フィードフォワード補償要素を構成する。この調節部C
FFにおける伝達関数をGaとして、制御装置20は、予
め定めて記憶したia* =Ga・δ* の関係と演算した
目標舵角δ* とからフィードフォワード補償値ia*
演算する。その調節部CFFは例えば比例積分(PI)制
御要素とされ、この場合の伝達関数Gaは、Kaをゲイ
ン、Taを時定数、sをラプラス演算子としてGa=K
a・〔1+1/(Ta・s)〕とされ、制御装置20に
記憶される。その時定数Taは最適な制御を行えるよう
に適宜設定される。
【0017】CFBは、目標舵角δ* と舵角センサ13に
より検出される舵角δとの偏差(δ*−δ)に対するフ
ィードバック補償値ib* の調節部であり、制御系にお
けるフィードバック補償要素を構成する。この調節部C
FBにおける伝達関数をGbとして、制御装置20は、予
め定めて記憶したib* =Gb・(δ* −δ)の関係と
演算した目標舵角δ* と舵角センサ13により検出され
る舵角δとからフィードバック補償値ib* を演算す
る。その調節部CFBは例えば比例積分(PI)制御要素
とされ、この場合の伝達関数Gbは、Kbをゲイン、T
bを時定数、sをラプラス演算子としてGb=Kb・
〔1+1/(Tb・s)〕とされ、制御装置20に記憶
される。そのゲインKbと時定数Tbは最適な制御を行
えるように適宜設定される。
【0018】そのフィードフォワード補償値ia* とフ
ィードバック補償値ib* との和が操舵用アクチュエー
タ2の目標駆動電流Im* とされる。その目標駆動電流
Im*に応じて駆動回路22が操舵用アクチュエータ2
を例えばPWM波により駆動することで、目標舵角δ*
と舵角δとの偏差をなくすように操舵用アクチュエータ
2が制御装置20により制御される。また、上記ゲイン
Kδ(V)は車速Vの関数とされていることから、操作
部材1の操作量である回転角度δhと車輪4の転舵量と
の比が車速Vに応じて変化するように操舵用アクチュエ
ータ2を制御できる。
【0019】その制御装置20は、操作部材1の操作に
対する舵角変化の高応答性の必要性に応じて予め定めら
れた高応答必要条件を記憶する。本実施形態では、その
記憶される高応答必要条件は、車速Vが設定値α(例え
ば20km/h)以上であって、且つ、目標舵角δ*
変化速度の絶対値が設定値β(例えば1制御周期におけ
る目標舵角の変化量の大きさが0.4度となる変化速
度)以上の時に充足されるものとされている。すなわ
ち、高応答必要条件は車速が設定値未満では充足されな
い。その制御装置20により構成される制御系は、その
高応答必要条件を充足するか否かを判定する判定部33
を有する。その高応答必要条件を充足する時は充足しな
い時よりも、操舵用アクチュエータ2の制御系における
ゲインは高い値に設定される。本実施形態では、上記フ
ィードフォワード補償値ia* を演算する調節部CFF
ゲインKaが、高応答必要条件を充足する時は充足しな
い時よりも高い値に設定され、高応答必要条件を充足す
る時と充足しない時のそれぞれの値が予め定められて制
御装置20に記憶され、例えば充足する時は「5」、充
足しない時は「3」とされる。
【0020】図4のフローチャートを参照して制御装置
20による操舵用アクチュエータ2の制御手順を説明す
る。まず、各センサによる検出値を読み込む(ステップ
S1)。次に、検出車速Vが上記設定値α以上であって
且つ目標舵角δ* の変化速度の絶対値が上記設定値β以
上であるか否かにより、高応答必要条件を充足するか否
かを判断する(ステップS2)。ステップS2において
高応答必要条件を充足していれば、操舵用アクチュエー
タ2の制御系におけるゲインKaを予め記憶した高低の
値の中で高い方の値Hに設定し(ステップS3)、充足
していなければ低い方の値Lに設定する(ステップS
4)。次に、検出車速Vに対応するゲインKδ(V)を
求め(ステップS5)、その求めたゲインKδ(V)と
操作部材1の検出回転角度δhから目標舵角δ* を演算
し(ステップS6)、その求めた目標舵角δ* に対応す
るフィードフォワード補償値ia* をゲインKaを用い
て演算し(ステップS7)、また、その求めた目標舵角
δ* と検出舵角δとの偏差に対するフィードバック補償
値ib* をゲインKbを用いて演算する(ステップS
8)。その求めたフィードフォワード補償値ia* とフ
ィードバック補償値ib* とから目標駆動電流Im*
求め(ステップS9)、その目標駆動電流Im* に応じ
て操舵用アクチュエータ2を駆動する(ステップS1
0)。次に、制御を終了するか否かを判断し(ステップ
S11)、終了しない場合はステップS1に戻る。その
終了判断は、例えば車両の始動用キースイッチがオンか
否かにより判断できる。
【0021】上記実施形態によれば、操舵の立ち上げ時
等に急操舵を行うために操作部材1の操作に対する舵角
変化の応答性を高くする必要性が高い場合は、その必要
性が低い場合よりも操舵用アクチュエータ2の制御系に
おけるゲインKaを高い値に設定できるので、舵角変化
に遅れが生じるのを防止できる。また、その応答性を高
くする必要性が低い場合はそのゲインKaを低い値に設
定できるので、舵角変化が急激になり過ぎるのを防止で
きる。そのゲインKaはフィードフォワード補償値ia
* を演算するために用いられるので、操作部材1の操作
に対する舵角変化の応答性を的確に高くすることができ
る。また、車速が設定値α未満では高応答必要条件が充
足されないので、そのゲインKaが不必要に高くなるこ
とがなく操舵用アクチュエータ2の負荷を低減できる。
【0022】図5〜図8を参照して本発明の第2実施形
態を説明する。上記実施形態では操作部材1と車輪4と
が機械的に連結されていないステアバイワイヤシステム
を採用した操舵装置に本発明を適用したが、本第2実施
形態においては操作部材であるステアリングホイールH
が車輪に機械的に連結された操舵装置101に本発明を
適用している。
【0023】すなわち、ステアリングホイールHの操作
に応じた入力シャフト102の回転が、回転伝達機構1
30により出力シャフト111に伝達され、その出力シ
ャフト111の回転が車輪に舵角が変化するようにステ
アリングギヤにより伝達される。そのステアリングギヤ
はラックピニオン式ステアリングギヤやボールスクリュ
ー式ステアリングギヤ等の公知のものを用いることがで
きる。その回転伝達機構130の構成要素をモータ(操
舵用アクチュエータ)139により駆動することで、そ
のモータ139の動きが車輪に舵角が変化するように伝
達される。その入力シャフト102と出力シャフト11
1は互いに同軸心に隙間を介して配置され、ベアリング
107、108、112、113を介してハウジング1
10により支持されている。その回転伝達機構130
は、本実施形態では遊星ギヤ機構とされ、サンギヤ13
1とリングギヤ132とに噛み合う遊星ギヤ133をキ
ャリア134により保持する。そのサンギヤ131は、
入力シャフト102の端部に同行回転するように連結さ
れている。そのキャリア134は、出力シャフト111
に同行回転するように連結されている。そのリングギヤ
132は、入力シャフト102を囲むホルダー136に
ボルト362を介して固定されている。そのホルダー1
36は、入力シャフト102を囲むようにハウジング1
10に固定された筒状部材135によりベアリング10
9を介して支持されている。そのホルダー136の外周
にウォームホイール137が同行回転するように嵌め合
わされている。そのウォームホイール137に噛み合う
ウォーム138がハウジング110により支持されてい
る。そのウォーム138がハウジング110に取り付け
られたモータ139により駆動される。
【0024】そのモータ139の動きを車輪に舵角が変
化するように伝達する際に、車両の走行状態を表す変量
に応じて制御することで、その変量に応じて入力シャフ
ト102から出力シャフト111への回転伝達比、すな
わちステアリングホイールHの操作量と車輪の転舵量と
の比を変化させることができる。本実施形態では、その
走行状態を表す変量は車速とされている。例えば、その
モータ139の制御によって高速になる程にリングギヤ
132の回転角速度を低下させ、遊星ギヤ機構130を
減速ギヤ機構として機能させることで、車両の低速での
旋回性と高速での走行安定性とを向上できる。
【0025】図6に示すように、そのモータ139は車
両に搭載される制御装置140に接続され、その制御装
置140に走行状態を表す変量の検出用センサとして車
速センサ141が接続されている。また、その制御装置
140に、ステアリングホイールHの操作量の検出用セ
ンサとして入力シャフト102の回転角を検出する回転
角センサ142と、車輪の転舵量の検出用センサとして
出力シャフト111の回転角を検出する舵角センサ14
3とが接続されている。ステアリングホイールHの操作
量に対応する入力シャフト102の回転角と、走行状態
を表す変量に対応する車速とから、目標挙動指標値に対
応する出力シャフト111の目標舵角を求め、その目標
舵角と車輪の転舵により生じる実際の車両挙動の指標と
なる出力シャフト111の舵角との偏差をなくすように
制御装置140はモータ139を閉ループ制御する。
【0026】図7は、制御装置140により構成される
制御系を示すブロック線図であり、Tiはステアリング
ホイールHの操舵トルク、Vは車速センサ141による
検出値、θiは入力シャフト102の回転角の回転角セ
ンサ142による検出値、θoは出力シャフト111の
回転角の舵角センサ143による検出値、θo* は出力
シャフト111の目標舵角、i* はモータ139の目標
制御量に対応する目標駆動電流、C1は入力シャフト1
02の回転角θiに対する出力シャフト111の目標舵
角θo* の調節部、C2は出力シャフト111の目標舵
角θo* と舵角θoとの偏差(θo* −θo)に対する
モータ139の目標駆動電流i* の調節部である。その
制御装置140は、回転角センサ142により検出した
入力シャフト102の回転角θiに対する出力シャフト
111の目標舵角θo* を、予め定められて記憶された
関係に基づき演算する。本実施形態では、その入力シャ
フト102の回転角θiに対する出力シャフト111の
目標舵角θo* の調節部C1は比例制御要素とされ、出
力シャフト111の目標舵角はθo* =K(V)・θi
により求められる。ここでK(V)は比例ゲインであっ
て車速Vの関数とされている。この比例ゲインK(V)
は、例えば車速Vが増大する程に減少するものとされ、
制御装置140に記憶される。その記憶した比例ゲイン
K(V)と入力シャフト102の検出回転角θiと検出
車速Vに基づき出力シャフト111の目標舵角θo*
演算する。その制御装置140は、出力シャフト111
の目標舵角θo* と検出舵角θoとの偏差(θo* −θ
o)と、モータ139の目標制御量に対応する目標駆動
電流i* との間の関係、すなわち転舵量の目標値と検出
値との偏差と、モータ139の目標制御量との間の関係
を記憶する。本実施形態では、その偏差(θo* −θ
o)に対する目標駆動電流i* の調節部C2は比例積分
(PI)制御要素とされ、目標駆動電流i* はi* =G
・(θo* −θo)により求められる。ここでGは伝達
関数であり、例えばKgをゲイン、Tを時定数、sをラ
プラス演算子として、その伝達関数GはPI制御がなさ
れるようにG=Kg・〔1+1/(T・s)〕とされ、
その時定数Tは最適な制御を行えるように設定される。
その伝達関数Gが制御装置140に記憶される。制御装
置140は、その記憶した伝達関数Gと、演算した出力
シャフト111の目標舵角θo* と、検出舵角θoとに
基づき、モータ139の目標駆動電流i*を演算する。
その演算された目標駆動電流i* が印加されることでモ
ータ139は駆動される。
【0027】その制御装置140は、第1実施形態と同
様の高応答必要条件を記憶する。その制御装置140に
より構成される制御系は、その高応答必要条件を充足す
るか否かを判定する判定部33と同様の判定部33′を
有し、第1実施形態と同様に高応答必要条件を充足する
か否かを判定する。その高応答必要条件を充足する時は
充足しない時よりも、モータ139の制御系におけるゲ
インの値が高い値に設定される。本実施形態では、上記
調節部C2のゲインKgの値が、高応答必要条件を充足
する時は充足しない時よりも高い値に設定され、第1実
施形態と同様に高応答必要条件を充足する時と充足しな
い時のそれぞれの値が予め定められて制御装置140に
記憶される。
【0028】図8のフローチャートを参照して上記制御
装置140による制御手順を説明する。まず、各センサ
の検出値を読み込む(ステップS101)。次に、検出
車速Vが上記設定値α以上であって且つ目標舵角δ*
変化速度の絶対値が上記設定値β以上であるか否かによ
り、高応答必要条件を充足するか否かを判断する(ステ
ップS102)。ステップS102において高応答必要
条件を充足していれば、モータ139の制御系における
ゲインKgを予め記憶した高低の値の中で高い方の値H
に設定し(ステップS103)、充足していなければ低
い方の値Lに設定する(ステップS104)。次に、検
出車速Vに対応する比例ゲインK(V)を求める(ステ
ップS105)。その求めた比例ゲインK(V)と入力
シャフト102の検出回転角θiとから出力シャフト1
11の目標舵角θo* を演算する(ステップS10
6)。その目標舵角θo* と出力シャフト111の検出
舵角θoとの偏差(θo* −θo)と、設定されたゲイ
ンKgとを用いて目標駆動電流i * を演算する(ステッ
プS107)。その目標駆動電流i* に基づきモータ1
39を駆動する(ステップS108)。次に、制御を終
了するか否かを、例えば車両のイグニッションスイッチ
がオンか否かにより判断し(ステップS109)、制御
を終了しない場合はステップS101に戻る。上記第2
実施形態によれば第1実施形態と同様の効果を奏するこ
とができる。
【0029】上記各実施形態の変形例として、高応答必
要条件は、舵角変化方向が左右一方から他方に変化する
ために目標舵角の変化速度が零になるまでの時間が設定
時間以下であって、且つ、その舵角変化方向が変化した
後の目標舵角の変化速度が設定値以上の時に充足される
ものとしてもよい。この高応答必要条件を充足するか否
かは、目標舵角δ* の値を左右一方への操舵時を正、左
右他方への操舵時を負として、その目標舵角δ* の微分
値の符号が正から負、あるいは負から正に変化し、その
符号の変化の過程においてその微分値が零になるまでの
時間が設定時間(例えば100ms)以下であって、且
つ、その微分値が零になった後の目標舵角δ* の変化速
度の絶対値が設定値(例えば1制御周期における目標舵
角の変化量の大きさが0.4度となる変化速度)以上か
否かにより判断することができる。例えば、その高応答
必要条件の判断手順は、図9のフローチャートに示すよ
うに目標舵角δ* の微分値dδ* /dtが正か否かを判
断し(ステップS201)、正であれば正フラグをオン
し(ステップS202)、負フラグがオンか否かを判断
し(ステップS203)、負フラグがオンでなければ高
応答必要条件を充足していないと判断し(ステップS2
04)、メインルーチンに戻る。ステップS201にお
いてdδ* /dtが正でなければ負か否かを判断し(ス
テップS205)、負であれば負フラグをオンし(ステ
ップS206)、正フラグがオンか否かを判断し(ステ
ップS207)、正フラグがオンでなければ高応答必要
条件を充足していないと判断し(ステップS204)、
メインルーチンに戻る。ステップS205でdδ* /d
tが負でなければ零であるから、正あるいは負フラグが
オンか否かを判断し(ステップS208)、オンでなけ
れば高応答必要条件を充足していないと判断し(ステッ
プS204)、メインルーチンに戻り、オンであれば時
間積算値Σtを求め(ステップS209)、高応答必要
条件を充足していないと判断し(ステップS204)、
メインルーチンに戻る。ステップS203あるいはステ
ップS207においてフラグがオンであれば、時間積算
値Σtが設定時間(例えば100ms)以下か否かを判
断し(ステップS210)、設定時間以下であれば目標
舵角δ* の変化速度の絶対値が設定値(例えば1制御周
期における目標舵角の変化量の大きさが0.4度となる
変化速度)以上か否かを判断し(ステップS211)、
設定値以上であれば高応答必要条件を充足すると判断す
る(ステップS212)。ステップS210で時間積算
値Σtが設定時間を超える場合、ステップS211で目
標舵角δ* の変化速度の絶対値が設定値未満の場合、フ
ラグをオフし(ステップS213)、高応答必要条件を
充足しないと判断する(ステップS204)。これによ
り、急激な切り返し後に舵角を大きく変化させる操舵を
行う場合に、操作部材1、Hの操作に対する舵角変化の
応答性を高くすることができる。この場合、その高応答
必要条件は、上記各実施形態と同様に車速が設定値α未
満では充足されないようにするのが操舵用アクチュエー
タの負荷を低減する上で好ましい。
【0030】また、各実施形態の別の変形例として、高
応答必要条件を充足する時に設定されるゲインの値は、
車速V、舵角δ、目標舵角の変化速度dδ* /dtの中
の少なくとも一つの大きさが大きい程に大きな値に設定
されてもよい。例えば、そのゲインの値と車速V、舵角
δ、目標舵角の変化速度dδ* /dtの中の少なくとも
一つとの間の関係をテーブルや関係式として記憶し、高
応答必要条件の充足時に記憶したテーブルや関係式に基
づきゲインを設定する。操作部材1の操作に対する舵角
変化の応答性を高くする必要性は、車速、舵角、目標舵
角の変化速度の大きさに対応するので、その応答性を必
要性の程度に応じて変化させることで、その応答性を的
確に高くすることができる。
【0031】本発明は上記実施形態や変形例に限定され
ない。例えば高応答必要条件は車速に関わらず充足され
てもよい。また、高応答必要条件を充足するか否かによ
り設定されるゲインは、上記各実施形態では調節部
FF、C2のゲインKa、Kgとされたが、これに限定
されず、例えば第1実施形態ではゲインKδ(V)や調
節部CFBにおけるゲインKbを、第2実施形態ではゲイ
ンK(V)を、高応答必要条件を充足する時は充足しな
い時よりも高い値に設定してもよい。さらに、制御系の
構成は上記各実施形態に限定されるものではない。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、操作部材の操作に対す
る舵角変化の応答性を必要に応じて適正に設定し、ドラ
イバーに違和感を与えることなく適切な操舵を行うこと
ができ、さらに操舵用アクチュエータに過剰な負荷が作
用するのを防止できる車両の操舵装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車両の操舵装置の構成
説明図
【図2】本発明の第1実施形態の車両の操舵装置の制御
ブロック線図
【図3】本発明の第1実施形態の操舵装置の制御系にお
ける比例ゲインKδ(V)と車速Vとの関係を示す図
【図4】本発明の第1実施形態の車両の操舵装置の制御
手順を示すフローチャート
【図5】本発明の第2実施形態の車両の操舵装置の縦断
面図
【図6】本発明の第2実施形態の車両の操舵装置の制御
構成の説明図
【図7】本発明の第2実施形態の車両の操舵装置におけ
る制御系のブロック線図
【図8】本発明の第2実施形態の車両の操舵装置の制御
手順を示すフローチャート
【図9】本発明の変形例の車両の操舵装置における高応
答必要条件の判断手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1 操作部材 2 操舵用アクチュエータ 3 ステアリングギヤ 4 車輪 33、33′ 判定部 139 モータ 140 制御装置 H ステアリングホイール CFF 調節部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D032 CC12 DA02 DA03 DA16 DA23 DA64 DC01 DC08 DC33 DD02 DD05 DD06 DD10 DD17 DD18 EB04 EB05 EC23 EC31 3D033 CA03 CA04 CA13 CA17 CA18 CA21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作部材と、操舵用アクチュエータと、そ
    の操舵用アクチュエータの動きを舵角変化が生じるよう
    に車輪に伝達する機構と、その操作部材の操作量と車輪
    の転舵量との比が変化するように操舵用アクチュエータ
    を制御可能な制御系と、その操作部材の操作に対する舵
    角変化の高応答性の必要性に応じて予め定められた高応
    答必要条件を記憶する手段と、その高応答必要条件を充
    足するか否かを判定する手段と、その高応答必要条件を
    充足する時は充足しない時よりも、その操舵用アクチュ
    エータの制御系におけるゲインを高い値に設定する手段
    とを備える車両の操舵装置。
  2. 【請求項2】その操舵用アクチュエータの制御系はフィ
    ードフォワード補償値を演算する調節部を含み、その調
    節部のゲインが前記高応答必要条件を充足する時は充足
    しない時よりも高い値に設定される請求項1に記載の車
    両の操舵装置。
  3. 【請求項3】その高応答必要条件を充足する時に設定さ
    れるゲインの値は、車速、舵角、舵角変化速度の中の少
    なくとも一つの大きさが大きい程に大きな値に設定され
    る請求項1または2に記載の車両の操舵装置。
  4. 【請求項4】その高応答必要条件は、舵角変化速度が設
    定値以上の時に充足される請求項1〜3の中の何れかに
    記載の車両の操舵装置。
  5. 【請求項5】その高応答必要条件は、舵角変化方向が左
    右一方から他方に変化するために舵角変化速度が零にな
    るまでの時間が設定時間以下であって、且つ、その舵角
    変化方向が変化した後の舵角変化速度が設定値以上の時
    に充足される請求項1〜3の中の何れかに記載の車両の
    操舵装置。
  6. 【請求項6】その高応答必要条件は、車速が設定値未満
    では充足されない請求項1〜5の中の何れかに記載の車
    両の操舵装置。
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