JP2003118618A - 車両の操舵装置 - Google Patents

車両の操舵装置

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JP2003118618A JP2001318496A JP2001318496A JP2003118618A JP 2003118618 A JP2003118618 A JP 2003118618A JP 2001318496 A JP2001318496 A JP 2001318496A JP 2001318496 A JP2001318496 A JP 2001318496A JP 2003118618 A JP2003118618 A JP 2003118618A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両挙動が右操舵時と左操舵時とで相違するの
を抑制し、車両の走行安定性を向上してドライバーに違
和感を与えることのない実用的な車両の操舵装置を提供
する。 【解決手段】操舵用アクチュエータ2の動きを舵角変化
が生じるように車輪4に伝達する。操作部材1の操作量
と車輪4の転舵量との比が変化するように操舵用アクチ
ュエータ2を制御系により制御可能である。その操舵用
アクチュエータ2の制御系におけるゲインを、右操舵時
と左操舵時とで互いに異なる値に設定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操舵用アクチュエ
ータを制御することで、舵角を変化させると共に操作部
材の操作量と車輪の転舵量との比を変化させることがで
きる車両の操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】操作部材と、操舵用アクチュエータと、
その操舵用アクチュエータの動きを舵角変化が生じるよ
うに車輪に伝達する機構と、その操作部材の操作量と車
輪の転舵量との比が変化するように操舵用アクチュエー
タを制御可能な制御系とを備える車両の操舵装置が提案
されている。そのような操舵装置として、操作部材を車
輪に機械的に連結するものと連結しないものとがある。
操作部材を車輪に機械的に連結する場合、ステアリング
ホイールの操作に応じた入力シャフトの回転を出力シャ
フトに遊星ギヤ機構を介して伝達し、その伝達に際して
遊星ギヤ機構を構成するリングギヤを駆動する操舵用ア
クチュエータを制御することで操作量と転舵量との比を
変更している。また、操作部材を車輪に機械的に連結し
ない場合、操舵用アクチュエータの動きを舵角が変化す
るように車輪に伝達する際に、その操舵用アクチュエー
タを制御することで操作量と転舵量との比を変更してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような車両の操
舵装置においては、操作部材の操作量や操作速度といっ
た操作特性が一定であっても、右操舵時と左操舵時とで
車両の挙動が相違することがある。そのため、車両の走
行安定性が低下し、ドライバーに違和感を与えるという
問題がある。本発明は、上記問題を解決することのでき
る車両の操舵装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の車両の操舵装置
は、操作部材と、操舵用アクチュエータと、その操舵用
アクチュエータの動きを舵角変化が生じるように車輪に
伝達する機構と、その操作部材の操作量と車輪の転舵量
との比が変化するように操舵用アクチュエータを制御可
能な制御系と、その操舵用アクチュエータの制御系にお
けるゲインを、右操舵時と左操舵時とで互いに異なる値
に設定する手段とを備えることを特徴とする。操作部材
の操作量や操作速度といった操作特性が一定であって
も、右操舵時と左操舵時とで車両の挙動が相違する原因
としては、車両の慣性質量の中で乗員、積荷、燃料など
の可変慣性質量の大きさや配置の変化が考えられる。例
えば、そのような可変慣性質量の変化により、車両の重
心位置が車両の左右方向における中央位置よりも右方に
偏った場合は、路面と左側車輪との間の摩擦が路面と右
側車輪との間の摩擦よりも小さくなる。そうすると、右
操舵時は外輪となる左側車輪の駆動力が内輪となる右側
車輪よりも小さくなるのに対して、左操舵時は外輪とな
る右側車輪の駆動力が内輪となる左側車輪よりも大きく
なるので、右操舵時は左操舵時よりも車両の旋回性能が
低下する。逆に、車両の重心位置が車両の左右方向にお
ける中央位置よりも左方に偏った場合は、左操舵時は右
操舵時よりも車両の旋回性能が低下する。本発明の構成
によれば、右操舵時における操舵用アクチュエータの制
御系におけるゲインと、左操舵時における操舵用アクチ
ュエータの制御系におけるゲインとを互いに異なる値に
設定することができるので、車両挙動が右操舵時と左操
舵時とで相違するのを抑制できる。
【0005】本発明において、前記制御系におけるゲイ
ンの値は、車両の重心位置が車両の左右方向における中
央位置よりも右方に偏っている場合は右操舵時に左操舵
時よりも大きくなるように設定され、左方に偏っている
場合は左操舵時に右操舵時よりも大きくなるように設定
されるのが好ましい。これにより、車両の重心位置が車
両の左右方向における中央位置から偏った場合に、車両
挙動が右操舵時と左操舵時とで相違するのを抑制でき
る。
【0006】車両の慣性質量の一部をなす可変慣性質量
の大きさと配置の中の少なくとも一方の相違に応じて予
め定められた値に、前記制御系におけるゲインの値が設
定されるのが好ましい。これにより、可変慣性質量の大
きさや配置の相違に起因して車両の重心位置が車両の左
右方向における中央位置から偏った場合に、車両挙動が
右操舵時と左操舵時とで相違するのを抑制できる。この
場合、その可変慣性質量の大きさは予め設定された値と
され、その可変慣性質量の数と配置の相違に対応して切
替え操作可能なゲイン切替えスイッチが設けられ、その
ゲイン切替えスイッチの切替え操作位置に応じて予め定
められた値に、前記制御系におけるゲインが設定される
のが好ましい。これにより、車両の乗員がゲイン切替え
スイッチを操作するだけで、車両挙動が右操舵時と左操
舵時とで相違するのを抑制するように操舵用アクチュエ
ータの制御系におけるゲインを設定することができる。
あるいは、その可変慣性質量の大きさと配置を検出する
可変慣性質量検出センサが設けられ、そのセンサの検出
結果に応じて予め定められた値に、前記制御系における
ゲインが設定されるのが好ましい。これにより、車両挙
動が右操舵時と左操舵時とで相違するのを抑制するよう
に自動的に操舵用アクチュエータの制御系におけるゲイ
ンを設定することができる。その可変慣性質量は車両の
乗員、燃料、積荷の中の少なくとも一つの慣性質量であ
るのが好ましい。これにより、車両挙動が右操舵時と左
操舵時とで相違することに大きく影響する可変慣性質量
の変化に対処することができる。
【0007】その操作部材の操作量に応じた目標挙動指
標値を求める手段と、車輪の転舵により生じる実際の車
両挙動の指標となる挙動指標値を求める手段とを備え、
その目標挙動指標値と実際の挙動指標値との偏差をなく
すように前記操舵用アクチュエータが制御され、車両が
定常旋回状態か否かを判断する手段が設けられ、その定
常旋回状態において、その目標挙動指標値に対する実際
の挙動指標値の追従率に相関する値に応じて予め定めら
れた値に前記制御系におけるゲインが設定されるのが好
ましい。これにより、車両挙動が右操舵時と左操舵時と
で相違する場合に、その原因の如何に関わらず、その車
両挙動の相違を抑制するように自動的に操舵用アクチュ
エータの制御系におけるゲインを設定することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照して本発明の第
1実施形態を説明する。図1に示す車両の操舵装置は、
ステアリングホイールを模した操作部材1と、その操作
部材1の回転操作に応じて駆動される操舵用アクチュエ
ータ2と、その操舵用アクチュエータ2の動きを、その
操作部材1を車輪4に機械的に連結することなく、舵角
変化が生じるように前部左右車輪4に伝達する機構とし
てステアリングギヤ3とを備える。
【0009】その操舵用アクチュエータ2は、例えば公
知のブラシレスモータ等の電動モータにより構成でき
る。そのステアリングギヤ3は、その操舵用アクチュエ
ータ2の出力シャフトの回転運動をステアリングロッド
7の直線運動に変換する例えばボールネジ機構等の運動
変換機構により構成されている。そのステアリングロッ
ド7の動きがタイロッド8とナックルアーム9を介して
車輪4に伝達され、車輪4のトー角が変化する。そのス
テアリングギヤ3は、公知のものを用いることができ、
操舵用アクチュエータ2の動きを舵角が変化するように
前部左右車輪4に伝達できれば構成は限定されない。な
お、操舵用アクチュエータ2が駆動されていない状態で
は、前部左右車輪4はセルフアライニングトルクにより
直進位置に復帰できるようにホイールアラインメントが
設定されている。
【0010】その操作部材1は、車体側により回転可能
に支持される回転シャフト10に連結されている。その
操作部材1を直進操舵位置に復帰させる方向の弾力を付
与する弾性部材30が設けられている。この弾性部材3
0は、例えば、回転シャフト10に弾力を付与するバネ
により構成できる。
【0011】その操作部材1の操作量として、操作部材
1の直進位置からの回転角度δhを検出する角度センサ
11が設けられている。車両の舵角δを検出する手段と
して舵角センサ13が設けられ、本実施形態では、その
舵角δに対応するステアリングロッド7の作動量を検出
するポテンショメータにより構成されている。本実施形
態では、その舵角δが車輪4の転舵により生じる実際の
車両挙動の指標となる挙動指標値とされている。車速V
を検出する速度センサ14が設けられている。その角度
センサ11、舵角センサ13、速度センサ14は、コン
ピュータにより構成される制御装置20に接続されてい
る。その制御装置20は、舵角変化時における車両挙動
を安定化させることができるように、駆動回路22を介
して上記操舵用アクチュエータ2を制御する。
【0012】図2は制御装置20により構成される制御
系を示すブロック線図であり、Ckは操作部材1の回転
角度δhに対する目標舵角δ* の調節部である。この調
節部CkにおけるゲインをKδ(V)として、制御装置
20は予め定められて記憶されたδ* =Kδ(V)・δ
hの関係と、角度センサ11により検出した回転角度δ
hとから目標舵角δ* を演算する。本実施形態では、そ
の目標舵角δ* が操作部材1の操作量である回転角度δ
hに応じた目標挙動指標値とされている。そのゲインK
δ(V)は車速Vの関数とされ、例えば図3に示すよう
に車速Vが増大する程に減少するものとされ、このゲイ
ンKδ(V)と車速Vの関係は制御装置20に記憶され
る。
【0013】CFFは、目標舵角δ* に対するフィードフ
ォワード補償値ia* の調節部であり、制御系における
フィードフォワード補償要素を構成する。この調節部C
FFにおける伝達関数をGaとして、制御装置20は、予
め定めて記憶したia* =Ga・δ* の関係と演算した
目標舵角δ* とからフィードフォワード補償値ia*
演算する。その調節部CFFは例えば比例積分(PI)制
御要素とされ、この場合の伝達関数Gaは、Kaをゲイ
ン、Taを時定数、sをラプラス演算子としてGa=K
a・〔1+1/(Ta・s)〕とされ、制御装置20に
記憶される。その時定数Taは最適な制御を行えるよう
に適宜設定される。
【0014】CFBは、目標舵角δ* と舵角センサ13に
より検出される舵角δとの偏差(δ*−δ)に対するフ
ィードバック補償値ib* の調節部であり、制御系にお
けるフィードバック補償要素を構成する。この調節部C
FBにおける伝達関数をGbとして、制御装置20は、予
め定めて記憶したib* =Gb・(δ* −δ)の関係と
演算した目標舵角δ* と舵角センサ13により検出され
る舵角δとからフィードバック補償値ib* を演算す
る。その調節部CFBは例えば比例積分(PI)制御要素
とされ、この場合の伝達関数Gbは、Kbをゲイン、T
bを時定数、sをラプラス演算子としてGb=Kb・
〔1+1/(Tb・s)〕とされ、制御装置20に記憶
される。その時定数Tbは最適な制御を行えるように適
宜設定される。
【0015】そのフィードフォワード補償値ia* とフ
ィードバック補償値ib* との和が操舵用アクチュエー
タ2の目標駆動電流Im* とされる。その目標駆動電流
Im*に応じて駆動回路22が操舵用アクチュエータ2
を例えばPWM波により駆動することで、目標舵角δ*
と舵角δとの偏差をなくすように操舵用アクチュエータ
2が制御装置20により制御される。また、上記ゲイン
Kδ(V)は車速Vの関数とされていることから、操作
部材1の操作量である回転角度δhと車輪4の転舵量と
の比が車速Vに応じて変化するように操舵用アクチュエ
ータ2を制御できる。
【0016】その制御装置20に、右操舵時における操
舵用アクチュエータ2の制御系におけるゲインと、左操
舵時における操舵用アクチュエータ2の制御系における
ゲインとを互いに異なる値に設定するゲイン切替えスイ
ッチ21が接続されている。そのゲイン切替えスイッチ
21の切替え操作位置に応じて、操舵用アクチュエータ
2の制御系におけるゲインの値は、車両の重心位置が車
両の左右方向における中央位置よりも右方に偏っている
場合は右操舵時に左操舵時よりも大きくなるように設定
され、左方に偏っている場合は左操舵時に右操舵時より
も大きくなるように設定される。これにより、車両の乗
員がゲイン切替えスイッチ21を操作するだけで、車両
挙動が右操舵時と左操舵時とで相違するのを抑制するよ
うに操舵用アクチュエータ2の制御系におけるゲインを
設定することができる。本実施形態では、その操舵用ア
クチュエータ2の制御系におけるゲインの値は、車両の
慣性質量の一部をなす可変慣性質量の大きさと配置の中
の少なくとも一方の相違に応じて予め定められた値に設
定される。その可変慣性質量の大きさは予め設定された
値とされ、その可変慣性質量の数と配置の相違に対応し
てゲイン切替えスイッチ21は乗員により切替え操作可
能とされている。その可変慣性質量は車両の乗員、燃
料、積荷の中の少なくとも一つの慣性質量とされる。例
えば以下の表1に示すように、前部に左右2座席、後部
に左中右3座席を有する車両の乗員の数と配置とに対応
して上記調節部CFF、CFBのゲインKa、Kbが制御系
におけるゲインとして予め定められて制御装置20に記
憶される。これにより、車両挙動が右操舵時と左操舵時
とで相違することに大きく影響する可変慣性質量の変化
に対処することができる。
【0017】
【表1】
【0018】図4のフローチャートを参照して制御装置
20による操舵用アクチュエータ2の制御手順を説明す
る。まず、各センサによる検出値を読み込む(ステップ
S1)。次に、操舵用アクチュエータ2の制御系におけ
るゲインKa、Kbが、ゲイン切替えスイッチ21の操
作に応じて予め定められた値に設定される(ステップS
2)。次に、検出車速Vに対応するゲインKδ(V)を
求め(ステップS3)、その求めたゲインKδ(V)と
操作部材1の検出回転角度δhから目標舵角δ* を演算
する(ステップS4)。次に、操作部材1の検出回転角
度δhから操舵方向が右か左かを判断し(ステップS
5)、その操舵方向に対応して設定されたゲインKa、
Kbを読み出す(ステップS6)。次に、求めた目標舵
角δ* に対応するフィードフォワード補償値ia* を、
読み出したゲインKaを用いて演算し(ステップS
7)、また、その求めた目標舵角δ* と検出舵角δとの
偏差に対するフィードバック補償値ib* を、読み出し
たゲインKbを用いて演算する(ステップS8)。その
求めたフィードフォワード補償値ia* とフィードバッ
ク補償値ib* とから目標駆動電流Im* を求め(ステ
ップS9)、その目標駆動電流Im* に応じて操舵用ア
クチュエータ2を駆動する(ステップS10)。次に、
制御を終了するか否かを判断し(ステップS11)、終
了しない場合はステップS1に戻る。その終了判断は、
例えば車両の始動用キースイッチがオンか否かにより判
断できる。
【0019】上記実施形態によれば、右操舵時における
操舵用アクチュエータ2の制御系におけるゲインと、左
操舵時における操舵用アクチュエータ2の制御系におけ
るゲインとを互いに異なる値に設定することができるの
で、操作部材1の一定の操作に対する車両挙動が右操舵
時と左操舵時とで相違するのを抑制できる。特に、その
制御系におけるゲインの値は、車両の重心位置が車両の
左右方向における中央位置よりも右方に偏っている場合
は右操舵時に左操舵時よりも大きくなるように設定さ
れ、左方に偏っている場合は左操舵時に右操舵時よりも
大きくなるように設定されるので、車両の重心位置が車
両の左右方向における中央位置から偏った場合でも、車
両挙動が右操舵時と左操舵時とで相違するのを抑制でき
る。さらに、車両の慣性質量の一部をなす可変慣性質量
の大きさや配置の相違に起因して車両の重心位置が車両
の左右方向における中央位置から偏った場合に、車両挙
動が右操舵時と左操舵時とで相違するのを抑制できる。
【0020】図5、図6を参照して本発明の第2実施形
態を説明する。上記第1実施形態と同様部分は同一符号
で示して相違点のみ説明する。本第2実施形態において
は、第1実施形態におけるゲイン切替えスイッチ21に
代えて、制御装置20により構成される制御系は自動ゲ
イン設定部31を有する。その自動ゲイン設定部31
は、車両が定常旋回状態か否かを判断し、その定常旋回
状態において、その目標挙動指標値に対する実際の挙動
指標値の追従率に相関する値に応じて予め定められた値
に操舵用アクチュエータ2の制御系におけるゲインを設
定する。本実施形態では、車速Vが予め定めた設定値α
(例えば20km/h)以上において舵角δが予め定め
た時間t(例えば1秒)以上に亘り一定である場合に定
常旋回状態であると判断する。その追従率に相関する値
は、例えば目標舵角δ* に対する目標舵角δ* と舵角δ
との偏差の割合(δ* −δ)/δ* や、目標舵角δ*
対する舵角δの割合δ/δ* とされる。操舵用アクチュ
エータ2の制御系におけるゲインの値は、その追従率が
低い程に大きくなるように予め定められ、その追従率と
ゲインの値との関係が制御装置20に記憶される。例え
ば、(δ* −δ)/δ*の値が大きい程に、δ/δ*
値が1よりも小さい程に、操舵用アクチュエータ2の制
御系におけるゲインの値は大きく設定される。本実施形
態では、上記調節部CFF、CFBのゲインKa、Kbがそ
の追従率に相関する値に応じて設定される。なお、車両
の挙動指標値として車両のヨーレートγや横加速度Gy
を検出するセンサを設け、目標挙動指標値として車速V
と目標舵角δ* に応じた目標ヨーレートγ* や目標横加
速度Gy* を演算し、その追従率に相関する値を(γ*
−γ)/γ* 、γ/γ* 、(Gy* −Gy)/Gy*
あるいはGy/Gy* としてもよい。他の構成は第1実
施形態と同様とされている。
【0021】図6のフローチャートを参照して制御装置
20による操舵用アクチュエータ2の制御手順を説明す
る。まず、各センサによる検出値を読み込む(ステップ
S101)。次に、検出車速Vが上記設定値α以上であ
って且つ検出舵角δが上記設定時間t以上に亘り一定で
あるか否かにより、車両が定常旋回状態か否かを判断す
る(ステップS102)。ステップS102において車
両が定常旋回状態でなければ、操舵用アクチュエータ2
の制御系におけるゲインKa、Kbを予め記憶した初期
設定値または前回の設定値に設定する(ステップS10
3)。ステップS102において車両が定常旋回状態で
あれば、目標挙動指標値に対する実際の挙動指標値の追
従率に相関する値を演算し(ステップS104)、その
追従率に相関する値に応じて予め定められて記憶された
値に操舵用アクチュエータ2の制御系におけるゲインK
a、Kbを設定する(ステップS105)。次に、検出
車速Vに対応するゲインKδ(V)を求め(ステップS
106)、その求めたゲインKδ(V)と操作部材1の
検出回転角度δhから目標舵角δ* を演算し(ステップ
S107)、その求めた目標舵角δ* に対応するフィー
ドフォワード補償値ia* を、設定したゲインKaを用
いて演算し(ステップS108)、また、その求めた目
標舵角δ* と検出舵角δとの偏差に対するフィードバッ
ク補償値ib* を、設定したゲインKbを用いて演算す
る(ステップS109)。その求めたフィードフォワー
ド補償値ia* とフィードバック補償値ib* とから目
標駆動電流Im* を求め(ステップS110)、その目
標駆動電流Im* に応じて操舵用アクチュエータ2を駆
動する(ステップS111)。次に、制御を終了するか
否かを判断し(ステップS112)、終了しない場合は
ステップS101に戻る。
【0022】上記第2実施形態によれば、操舵用アクチ
ュエータ2の制御系におけるゲインKa、Kbを、右操
舵時と左操舵時とで互いに異なる値に設定することがで
きるので、操作部材1の一定の操作に対する車両挙動が
右操舵時と左操舵時とで相違するのを抑制できる。ま
た、車両挙動が右操舵時と左操舵時とで相違する場合
に、その原因の如何に関わらず、その車両挙動の相違を
抑制するように自動的に操舵用アクチュエータ2の制御
系のゲインKa、Kbを設定することができる。
【0023】なお、上記第2実施形態において、制御装
置20に第1実施形態と同様のゲイン切替えスイッチ2
1を接続し、さらに、操舵用アクチュエータ2の制御系
におけるゲインKa、Kbを、ゲイン切替えスイッチ2
1により設定するモードと自動ゲイン設定部31により
設定するモードとに切替え可能なモード切替えスイッチ
を設けてもよい。
【0024】図7〜図10を参照して本発明の第3実施
形態を説明する。上記各実施形態では操作部材1と車輪
4とが機械的に連結されていないステアバイワイヤシス
テムを採用した操舵装置に本発明を適用したが、本第3
実施形態においては操作部材であるステアリングホイー
ルHが車輪に機械的に連結された操舵装置101に本発
明を適用している。
【0025】すなわち、ステアリングホイールHの操作
に応じた入力シャフト102の回転が、回転伝達機構1
30により出力シャフト111に伝達され、その出力シ
ャフト111の回転が車輪に舵角が変化するようにステ
アリングギヤにより伝達される。そのステアリングギヤ
はラックピニオン式ステアリングギヤやボールスクリュ
ー式ステアリングギヤ等の公知のものを用いることがで
きる。その回転伝達機構130の構成要素をモータ(操
舵用アクチュエータ)139により駆動することで、そ
のモータ139の動きが車輪に舵角が変化するように伝
達される。その入力シャフト102と出力シャフト11
1は互いに同軸心に隙間を介して配置され、ベアリング
107、108、112、113を介してハウジング1
10により支持されている。その回転伝達機構130
は、本実施形態では遊星ギヤ機構とされ、サンギヤ13
1とリングギヤ132とに噛み合う遊星ギヤ133をキ
ャリア134により保持する。そのサンギヤ131は、
入力シャフト102の端部に同行回転するように連結さ
れている。そのキャリア134は、出力シャフト111
に同行回転するように連結されている。そのリングギヤ
132は、入力シャフト102を囲むホルダー136に
ボルト362を介して固定されている。そのホルダー1
36は、入力シャフト102を囲むようにハウジング1
10に固定された筒状部材135によりベアリング10
9を介して支持されている。そのホルダー136の外周
にウォームホイール137が同行回転するように嵌め合
わされている。そのウォームホイール137に噛み合う
ウォーム138がハウジング110により支持されてい
る。そのウォーム138がハウジング110に取り付け
られたモータ139により駆動される。
【0026】そのモータ139の動きを車輪に舵角が変
化するように伝達する際に、車両の走行状態を表す変量
に応じて制御することで、その変量に応じて入力シャフ
ト102から出力シャフト111への回転伝達比、すな
わちステアリングホイールHの操作量と車輪の転舵量と
の比を変化させることができる。本実施形態では、その
走行状態を表す変量は車速とされている。例えば、その
モータ139の制御によって高速になる程にリングギヤ
132の回転角速度を低下させ、遊星ギヤ機構130を
減速ギヤ機構として機能させることで、車両の低速での
旋回性と高速での走行安定性とを向上できる。
【0027】図8に示すように、そのモータ139は車
両に搭載される制御装置140に接続され、その制御装
置140に走行状態を表す変量の検出用センサとして車
速センサ141が接続されている。また、その制御装置
140に、ステアリングホイールHの操作量の検出用セ
ンサとして入力シャフト102の回転角を検出する回転
角センサ142と、車輪の転舵量の検出用センサとして
出力シャフト111の回転角を検出する舵角センサ14
3とが接続されている。ステアリングホイールHの操作
量に対応する入力シャフト102の回転角と、走行状態
を表す変量に対応する車速とから、目標挙動指標値に対
応する出力シャフト111の目標舵角を求め、その目標
舵角と車輪の転舵により生じる実際の車両挙動の指標と
なる出力シャフト111の舵角との偏差をなくすように
制御装置140はモータ139を閉ループ制御する。
【0028】図9は、制御装置140により構成される
制御系を示すブロック線図であり、Tiはステアリング
ホイールHの操舵トルク、Vは車速センサ141による
検出値、θiは入力シャフト102の回転角の回転角セ
ンサ142による検出値、θoは出力シャフト111の
回転角の舵角センサ143による検出値、θo* は出力
シャフト111の目標舵角、i* はモータ139の目標
制御量に対応する目標駆動電流、C1は入力シャフト1
02の回転角θiに対する出力シャフト111の目標舵
角θo* の調節部、C2は出力シャフト111の目標舵
角θo* と舵角θoとの偏差(θo* −θo)に対する
モータ139の目標駆動電流i* の調節部である。その
制御装置140は、回転角センサ142により検出した
入力シャフト102の回転角θiに対する出力シャフト
111の目標舵角θo* を、予め定められて記憶された
関係に基づき演算する。本実施形態では、その入力シャ
フト102の回転角θiに対する出力シャフト111の
目標舵角θo* の調節部C1は比例制御要素とされ、出
力シャフト111の目標舵角はθo* =K(V)・θi
により求められる。ここでK(V)は比例ゲインであっ
て車速Vの関数とされている。この比例ゲインK(V)
は、例えば車速Vが増大する程に減少するものとされ、
制御装置140に記憶される。その記憶した比例ゲイン
K(V)と入力シャフト102の検出回転角θiと検出
車速Vに基づき出力シャフト111の目標舵角θo*
演算する。その制御装置140は、出力シャフト111
の目標舵角θo* と検出舵角θoとの偏差(θo* −θ
o)と、モータ139の目標制御量に対応する目標駆動
電流i* との間の関係、すなわち転舵量の目標値と検出
値との偏差と、モータ139の目標制御量との間の関係
を記憶する。本実施形態では、その偏差(θo* −θ
o)に対する目標駆動電流i* の調節部C2は比例積分
(PI)制御要素とされ、目標駆動電流i* はi* =G
・(θo* −θo)により求められる。ここでGは伝達
関数であり、例えばKgをゲイン、Tを時定数、sはラ
プラス演算子として、その伝達関数GはPI制御がなさ
れるようにG=Kg・〔1+1/(T・s)〕とされ、
その時定数Tは最適な制御を行えるように設定される。
その伝達関数Gが制御装置140に記憶される。制御装
置140は、その記憶した伝達関数Gと、演算した出力
シャフト111の目標舵角θo* と、検出舵角θoとに
基づき、モータ139の目標駆動電流i*を演算する。
その演算された目標駆動電流i* が印加されることでモ
ータ139は駆動される。
【0029】その制御装置140に、第1実施形態にお
けるゲイン切替えスイッチ21と同様のゲイン切替えス
イッチ21′が接続され、そのゲイン切替えスイッチ2
1′の切替え操作位置に応じて、モータ139の制御系
における上記調節部C2のゲインKgの値が、車両の重
心位置が車両の左右方向における中央位置よりも右方に
偏っている場合は右操舵時に左操舵時よりも大きくなる
ように設定され、左方に偏っている場合は左操舵時に右
操舵時よりも大きくなるように設定される。
【0030】図10のフローチャートを参照して上記制
御装置140による制御手順を説明する。まず、各セン
サの検出値を読み込む(ステップS201)。次に、モ
ータ139の制御系におけるゲインKgが、ゲイン切替
えスイッチ21′の操作に応じて予め定められた値に設
定される(ステップS202)。次に、検出車速Vに対
応する比例ゲインK(V)を求める(ステップS20
3)。その求めた比例ゲインK(V)と入力シャフト1
02の検出回転角θiとから出力シャフト111の目標
舵角θo* を演算する(ステップS204)。次に、入
力シャフト102の検出回転角θiから操舵方向が右か
左かを判断し(ステップS205)、その操舵方向に対
応して設定されたゲインKgを読み出す(ステップS2
06)。その目標舵角θo* と出力シャフト111の検
出舵角θoとの偏差(θo* −θo)と、読み出された
ゲインKgとを用いて目標駆動電流i* を演算する(ス
テップS207)。その目標駆動電流i* に基づきモー
タ139を駆動する(ステップS208)。次に、制御
を終了するか否かを、例えば車両のイグニッションスイ
ッチがオンか否かにより判断し(ステップS209)、
制御を終了しない場合はステップS201に戻る。
【0031】上記第3実施形態によれば、第1実施形態
と同様の効果を奏することができる。なお、第3実施形
態において、ゲイン切替えスイッチ21′に代えて、制
御装置140に第2実施形態の自動ゲイン設定部31と
同様の自動ゲイン設定部を接続し、モータ139の制御
系におけるゲインKgを自動ゲイン設定部により設定す
るようにしてもよい。また、第3実施形態において、制
御装置140に第2実施形態の自動ゲイン設定部31と
同様の自動ゲイン設定部を接続し、モータ139の制御
系におけるゲインKgを、ゲイン切替えスイッチ21′
により設定するモードと自動ゲイン設定部により設定す
るモードとに切替え可能なモード切替えスイッチを設け
てもよい。
【0032】本発明は上記実施形態に限定されない。例
えば、車両の慣性質量の一部をなす可変慣性質量の大き
さと配置を検出する可変慣性質量検出センサを設け、そ
のセンサの検出結果に応じて予め定められた値に操舵用
アクチュエータの制御ゲインを設定するようにしてもよ
い。この場合、上記第1実施形態では表1に示す乗員の
着座位置を乗員が判断し、ゲイン切替えスイッチ21を
切替え操作することで制御ゲインを設定したが、可変慣
性質量検出センサによる乗員の着座位置の検出結果に応
じて制御ゲインを設定すればよい。これにより、車両挙
動が右操舵時と左操舵時とで相違するのを抑制するよう
に自動的に操舵用アクチュエータの制御系におけるゲイ
ンを設定することができる。また、その設定される制御
ゲインは、上記各実施形態では調節部CFF、CFB、C2
のゲインKa、Kb、Kgとされたが、これに限定され
ず、例えば第1、第2実施形態ではゲインKδ(V)
を、第3実施形態ではゲインK(V)を、右操舵時と左
操舵時とで異なる値に設定してもよい。さらに、制御系
の構成は上記各実施形態に限定されるものではない。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、車両挙動が右操舵時と
左操舵時とで相違するのを抑制し、車両の走行安定性を
向上してドライバーに違和感を与えることのない実用的
な車両の操舵装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車両の操舵装置の構成
説明図
【図2】本発明の第1実施形態の車両の操舵装置の制御
ブロック線図
【図3】本発明の第1実施形態の制御系における比例ゲ
インKδ(V)と車速Vとの関係を示す図
【図4】本発明の第1実施形態の車両の操舵装置の制御
手順を示すフローチャート
【図5】本発明の第2実施形態の車両の操舵装置の制御
ブロック線図
【図6】本発明の第2実施形態の車両の操舵装置の制御
手順を示すフローチャート
【図7】本発明の第3実施形態の操舵装置の縦断面図
【図8】本発明の第3実施形態の操舵装置の制御構成の
説明図
【図9】本発明の第3実施形態の操舵装置における制御
系のブロック線図
【図10】本発明の第3実施形態の車両の操舵装置の制
御手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1 操作部材 2 操舵用アクチュエータ 3 ステアリングギヤ 4 車輪 21、21′ ゲイン切替えスイッチ 31 自動ゲイン設定部 139 モータ 140 制御装置 H ステアリングホイール
フロントページの続き Fターム(参考) 3D032 CC02 DA03 DA23 DA50 DB11 DB12 DD02 DD05 DD06 DD07 DD17 DD18 DE02 EA10 EB11 EC23 GG01 3D033 CA04 CA11 CA13 CA17 CA18 CA21 CA29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作部材と、操舵用アクチュエータと、そ
    の操舵用アクチュエータの動きを舵角変化が生じるよう
    に車輪に伝達する機構と、その操作部材の操作量と車輪
    の転舵量との比が変化するように操舵用アクチュエータ
    を制御可能な制御系と、その操舵用アクチュエータの制
    御系におけるゲインを、右操舵時と左操舵時とで互いに
    異なる値に設定する手段とを備えることを特徴とする車
    両の操舵装置。
  2. 【請求項2】前記制御系におけるゲインの値は、車両の
    重心位置が車両の左右方向における中央位置よりも右方
    に偏っている場合は右操舵時に左操舵時よりも大きくな
    るように設定され、左方に偏っている場合は左操舵時に
    右操舵時よりも大きくなるように設定される請求項1に
    記載の車両の操舵装置。
  3. 【請求項3】車両の慣性質量の一部をなす可変慣性質量
    の大きさと配置の中の少なくとも一方の相違に応じて予
    め定められた値に、前記制御系におけるゲインの値が設
    定される請求項2に記載の車両の操舵装置。
  4. 【請求項4】その可変慣性質量の大きさは予め設定され
    た値とされ、その可変慣性質量の数と配置の相違に対応
    して切替え操作可能なゲイン切替えスイッチが設けら
    れ、そのゲイン切替えスイッチの切替え操作位置に応じ
    て予め定められた値に、前記制御系におけるゲインが設
    定される請求項3に記載の車両の操舵装置。
  5. 【請求項5】その可変慣性質量の大きさと配置を検出す
    る可変慣性質量検出センサが設けられ、そのセンサの検
    出結果に応じて予め定められた値に、前記制御系におけ
    るゲインが設定される請求項3に記載の車両の操舵装
    置。
  6. 【請求項6】その可変慣性質量は車両の乗員、燃料、積
    荷の中の少なくとも一つの慣性質量である請求項4また
    は5に記載の車両の操舵装置。
  7. 【請求項7】その操作部材の操作量に応じた目標挙動指
    標値を求める手段と、車輪の転舵により生じる実際の車
    両挙動の指標となる挙動指標値を求める手段とを備え、
    その目標挙動指標値と実際の挙動指標値との偏差をなく
    すように前記操舵用アクチュエータが制御され、車両が
    定常旋回状態か否かを判断する手段が設けられ、その定
    常旋回状態において、その目標挙動指標値に対する実際
    の挙動指標値の追従率に相関する値に応じて予め定めら
    れた値に前記制御系におけるゲインが設定される請求項
    1〜6の中の何れかに記載の車両の操舵装置。
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