JP2008137450A - 電動式ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成の回転位置検出手段を適用してステアリング装置の姿勢調整を行う電動モータを負荷変動の影響を受けることなく、滑らかに駆動する。
【解決手段】ステアリング機構の傾動位置及び伸縮位置の少なくとも一方を位置調整する電動モータを有する姿勢調整機構と、前記姿勢調整機構の位置調整のための速度指令を出力する速度指令部と、該速度指令部から出力される速度指令が入力されるフィードフォワード制御部を有して前記電動モータを制御するモータ制御部と、電動モータの速度情報に基づく負荷トルクと前記速度指令に基づく指令トルクとの偏差から外乱負荷を推定する外乱負荷推定手段とを備え、前記外乱負荷推定値及び当該外乱負荷推定値相当の指令値の一方を前記フィードフォワード制御部の出力側に正帰還させると共に、当該フィードフォワード制御部の伝達関数を目標速度が得られる伝達関数に設定した。
【選択図】図7

Description

本発明は、ステアリング機構の傾動位置及び伸縮位置の少なくとも一方を、電動モータを使用して位置調整するようにした電動式ステアリング装置に関する。
車載の電動制御装置としては、ステアリングホイールの位置調整を行うステアリング位置調整機構と、このステアリンク位置調整機構を駆動するモータと、モータ回転を検出する回転センサと、ステアリング位置調整機構の作動時に予め設定された加減速時に直線的に加減速する目標制御速度と実速度との偏差によりモータをデューティ制御する制御装置とを備え、モータをFETにより駆動するようにしたステアリング位置調整制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、モータがFETにより目標速度V0になるようにデューティ制御されるステアリンク位置調整制御装置において、モータの実速度Vmは回転数センサが発生する所定回転角毎のパルス信号の時間間隔により検知し、制御装置は、デューティ値を作動開始時から回転数センサが2パルス発するまでにかかる実初期デューティ維持時間Trの間は予め設定された初期デューティ値DTsに維持すると共に、予め設定された理想速度にて作動開始した場合に作動開始時から回転数センサが2パルス発するまでにかかる理想初期デューティ維持時間Tiと実初期デューティ維持時間Trとを比較して次回作動開始時の初期デューティ値DTsを補正する学習制御を行うようにしたステアリンク位置調整制御装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−70880号公報(第1頁、図5、図6) 特開2000−289626号公報(第1頁、図7)
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の従来例にあっては、モータ回転を検出する回転センサを設け、この回転センサで検出したパルス信号に基づいてモータの実速度を検出し、この実速度をフィードバックさせて目標速度との偏差を算出し、この偏差に基づいてモータを制御するようにしているので、姿勢調整機構の固有負荷や外乱による速度変動を抑制するには、高精度な回転センサを適用し、これに応じた高速演算を可能とする演算処理装置が必要となり、製造コストが嵩むという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、高精度な回転検出手段も高速の演算処理装置を設けることなく、ステアリングホイールのチルト動作及びテレスコピック動作の少なくとも一方で調整機構の固有負荷や外乱による負荷変動の影響を受けることなく、目標速度を正確に出力することができる電動式ステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電動式ステアリング装置は、運転席側にステアリングホイールが装着されるステアリング機構と、該ステアリング機構の傾動位置及び伸縮位置の少なくとも一方を位置調整する電動モータを有する姿勢調整機構と、前記姿勢調整機構の位置調整のための速度指令を出力する速度指令部と、該速度指令部から出力される速度指令に基づいて目標速度を得る伝達関数が設定されたフィードフォワード制御部を有して前記電動モータを制御するモータ制御部と、前記モータ制御部で前記電動モータを制御したときに、当該電動モータの速度情報に基づく負荷トルクと前記速度指令に基づく指令トルクとの偏差から外乱負荷を推定する外乱負荷推定手段とを備え、前記外乱負荷推定手段で推定した外乱負荷推定値相当の指令値を前記フィードフォワード制御部の出力側に正帰還させると共に、当該フィードフォワード制御部の伝達関数を目標速度が得られる伝達関数に設定したことを特徴としている。
また、請求項2に係る電動式ステアリング装置は、請求項1に係る発明において、前記外乱負荷推定手段は、前記フィードフォワード制御部から出力される指令値にトルク定数を乗算して指令トルクを算出する指令トルク算出部と、前記電動モータの速度にモータ逆伝達関数を乗算して負荷トルクを算出する負荷トルク算出部と、前記指令トルク算出部から出力された指令トルクと負荷トルク算出部で算出した負荷トルクとの偏差を算出して外乱負荷を推定する外乱負荷推定部とを有する外乱オブザーバで構成されていることを特徴としている。
さらに、請求項3に係る電動式ステアリング装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記速度指令部は、加減速度指令出力時に速度指令を、所定の定速度指令値に加減速時間を加味した三角関数を乗算して算出するように構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、負荷推定手段で、モータ制御部で電動モータを駆動したときに、姿勢調整機構固有の負荷トルク及び外乱による負荷トルクを含む負荷トルクと、速度指令に基づいた指令トルクとに基づいて外乱負荷を推定し、当該外乱負荷推定値に相当する指令値をフィードフォワード制御部の出力側に正帰還させると共に、フィードフォワード制御部を目標速度が得られる伝達関数に設定したので、安価なモータ回転検出手段及び比較的低速の演算処理装置を用いても、負荷トルク変動の影響を受けることなく、滑らかなモータ駆動を実現することができるという効果が得られる。
このとき、目標速度の加減速指令出力時に目標速度を、所定の定速度指令値に加減速時間を加味した三角関数を乗算して算出することにより、モータの加減速をより円滑に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す電動式ステアリング装置の概略構成図である。この電動式ステアリング装置1は、いわゆる首振りチルト方式を採用しており、ステアリングホイール2から延びてステアリングギア(図示せず)に連結されたステアリングシャフト3をその軸の周りに回転可能に保持する三つのステアリングコラム、すなわち、アッパコラム4,ミドルコラム5,ロアコラム6を備えている。そして、各コラム4,5,6の相対位置を適宜調節することによって、ステアリングシャフト3、ひいてはステアリングホイール2が所望の位置に保持される。
アッパコラム4は、内部空間にステアリングシャフト3のユニバーサルジョイント(図示せず)を収容している。アッパコラム4は、ミドルコラム5の後端に形成されたフォーク部51にチルトヒンジピン51aを介してチルト可能に取り付けられている。すなわち、アッパコラム4を、チルトヒンジピン51aを支点として適宜揺動させることにより、ステアリングホイール2のチルト位置を調節することができる。
ミドルコラム5は、ロアコラム6に内嵌・保持され、アッパコラム4を支持するフォーク部51と共に軸線方向に摺動可能になっている。すなわち、車体側に固定されたロアコラム6に対してミドルコラム5を適宜進退させることにより、アッパコラム4がステアリングシャフト3と共にその軸方向に移動し、ステアリングホイール2のテレスコピック位置を調節することができる。
アッパコラム4のチルト位置は、電動チルト機構7によって調節される。この電動チルト機構7は、ギアボックス70が付設された例えば3相のブラシレスモータ71と、このブラシレスモータ71に駆動される伸縮ロッド装置72とを備えている。
伸縮ロッド装置72から延びるアクチュエータロッド72aは、ブラシレスモータ71の回転に応じて伸縮される。
伸縮ロッド装置72の前端部は、ミドルコラム5に固定されたブラケット52にピン53で枢着されており、ヒンジを構成している。アクチュエータロッド72aの後端部は、アッパコラム4に固定されたブラケット42にピン43で枢着されており、ヒンジを構成している。したがって、伸縮ロッド装置72からアクチュエータロッド72aを徐々に繰り出せば、アッパコラム4がミドルコラム5に対して反時計方向に滑らかに回転することになり、ステアリングホイール2を上向きに徐々に傾けることができる。一方、伸縮ロッド装置72中にアクチュエータロッド72aを徐々に収納すれば、アッパコラム4がミドルコラム5に対して時計方向に滑らかに回転することになり、ステアリングホイール2を下向きに徐々に傾けることができる。
アッパコラム4のテレスコピック位置は、電動チルトアクチュエータ7と略同一構造の電動テレスコピック機構8によって調節される。すなわち、この電動テレスコピック機構8は、ギアボックス80が付設された例えば3相のブラシレスモータ81と、このブラシレスモータ81に駆動される伸縮ロッド装置82とを備えている。
伸縮ロッド装置82の前端部は、ロアコラム6に固定されたブラケット62にピン63で枢着されており、ヒンジを構成している。アクチュエータロッド82aの後端部は、ミドルコラム5のフォーク部51に固定されたブラケット55にピン56で枢着されており、ヒンジを構成している。
したがって、伸縮ロッド装置82からアクチュエータロッド82aを繰り出せば、ミドルコラム5がロアコラム6から繰り出されることになり、ステアリングホイール2を後退させることができる。
一方、伸縮ロッド装置82内にアクチュエータロッド82aを収納すれば、ミドルコラム5がロアコラム6に繰り込まれることになり、ステアリングホイール2を前進させることができる。
なお、ミドルコラム5に固定されたブラケット52は、ロアコラム6に形成された溝6aに案内され、ミドルコラム5と共にロアコラム6に対して軸線方向に沿って摺動できるようになっている。
ここで、ブラシレスモータ71及び81は、モータ駆動回路90A及び90Bを内蔵している。これらモータ駆動回路90A及び90Bは、図3に示すように、後述する制御装置100から入力されるスタート及びストップを表す信号ST/SPと、回転方向を指示する回転方向信号CW/CCWと、速度指令を表すパルス幅変調信号PWMと、ブラシレスモータ71及び81の例えばホール素子で構成される位置検出素子91u〜91wの出力を2値信号に変換するシュミットトリガ回路92u〜92wから入力される回転位置信号とが入力され、これらに基づいてブラシレスモータ71及び81を駆動する三相駆動信号を形成する三相分配回路93と、この三相分配回路93から出力される三相駆動信号が入力されてインバータ回路96を構成する電界効果トランジスタQua〜Qwbのゲートを駆動するFETゲート駆動回路95と、一対の電界効果トランジスタ(FET)Qua,Qub、Qva,Qvb及びQwa,Qwbを直列に接続してブラシレスモータ71及び81の各相コイルLu、Lv及びLwに対応する3組のFET回路を並列に接続したインバータ回路96とを備えている。
ここで、FETゲート駆動回路95は、三相分配回路93から入力される三相駆動信号に応じた回転方向及び回転速度でブラシレスモータ71及び81を駆動するようにインバータ回路96の各電界効果トランジスタQua〜Qwbのゲートにパルス幅変調信号PWMを供給する。
そして、モータ駆動回路90A及び90Bが制御装置100によって駆動制御される。この制御装置100は、図2に示すように、車両に搭載されたバッテリ101からのバッテリ電圧VBがヒューズ102を介して入力されるレギュレータ103と、通信回線を介して車両に搭載した走行状態検出手段としての車速センサ104で検出した車速検出値を他の制御系から取得する通信インタフェース105と、レギュレータ103から出力される制御電圧Vcによって作動される演算処理装置(CPU)106と、この演算処理装置106に接続された不揮発性メモリなどで構成される記憶装置107と、前記ヒューズ102とモータ駆動回路90A及び90Bのバッテリ電圧入力端との間に制御装置100内で介挿されたスイッチング部としてのリレー回路108とを備えている。
演算処理装置106には、バッテリ電圧VBが直接入力されると共には、レギュレータ103の制御電圧Vcが入力され、さらにバッテリ101にヒューズ110を介して接続されたイグニッションスイッチ111から出力されるイグニッション信号IGと、バッテリ101にヒューズ112を介して接続されたキースイッチ113から出力されるキースイッチ信号KSと、乗降ドアの開閉状態を示すドアスイッチ114のドア信号DSと、電動チルト機構7の傾斜角を指示するマニュアルチルトスイッチ部115及び電動テレスコピック機構8の伸縮位置を指示するテレスコスイッチ部116のスイッチ信号ST1及びST2と、モータ駆動回路90A及び90Bから出力される120度の位相差を有する位置検出信号FG1及びFG2とが入力されている。
ここで、電動チルト機構7による電動チルト制御範囲は、図4に示すように、退避側となるチルトアップ側のメカニカルストッパ位置PMUとチルトダウン側のメカニカルストッパ位置PMDとで決定されるチルト機構の最大移動範囲RMAXに対してメカニカルストッパ位置PMUから内側に所定距離LUとった位置を電動チルト制御範囲RT1の上側制御開始位置PTIS1として設定し、この位置を後述する記憶装置107の電動チルト制御範囲記憶領域に記憶すると共に、この上側制御開始位置PTIS1から電動チルト制御範囲RT1を採った位置を電動チルト制御範囲RT1の下側制御開始位置PTIS2として設定し、これを同様に記憶装置107の電動チルト制御範囲記憶領域に記憶する。
なお、電動チルト機構7のマニュアルチルトスイッチ部115を操作して設定可能なマニュアルチルト動作範囲は、電動チルト制御範囲RT1の上側制御開始位置PTIS1からダウン方向に所定距離LMだけ移動させた上側動作開始位置PTIM1と電動チルト制御範囲の下側制御開始位置PTIS2と等しい下側動作開始位置PTIM2とで規定されている。
また、電動テレスコピック機構8による電動テレスコ制御範囲は、図5に示すように、退避側となる縮み側のメカニカルストッパ位置PMSと伸び側のメカニカルストッパ位置PMLとで決定されるチルト機構の最大移動範囲RMAXに対してメカニカルストッパ位置PMUから内側に所定距離LSとった位置を電動テレスコ制御範囲RTEの伸び側制御開始位置PTES1として設定し、この位置を記憶装置107の電動テレスコ制御範囲記憶領域に記憶すると共に、この縮み側制御開始位置PTES1から電動テレスコ制御範囲RTEを採った位置を電動テレスコ制御範囲RTEの伸び側制御開始位置PTES2として設定し、これを同様に記憶装置107の電動テレスコ制御範囲記憶領域に記憶する。
なお、電動テレスコピック機構8のマニュアルテレスコスイッチ部116を操作して設定可能なマニュアルテレスコ動作範囲は、電動テレスコ制御範囲RTEの縮み側制御開始位置PTES1及び伸び側制御開始位置PTES2と同一の縮み側動作開始位置PTEM1及び伸び側動作開始位置PTEM2に設定されている。
そして、演算処理装置106は、例えばレギュレータ103から制御電圧Vcが入力されたときやスリープ状態で停止中に通信インタフェース105への入力があったときなどに、図6に示すモータ制御処理を実行する。
このモータ制御処理は、先ず、ステップS1で、イグニッション信号IGを読込み、次いでステップS2に移行して、エンジン始動時でイグニッション信号IGがオン状態であるか否かを判定し、エンジン始動時ではなくイグニッションスイッチ111がオフ状態であるときには、前記ステップS1に戻り、エンジン始動時であってイグニッションスイッチ111がオン状態であるときにはステップS3に移行する。
このステップS3では、記憶装置107のチルト位置記憶領域にチルト位置が記憶されているか否かを判定し、チルト位置が記憶されていないときにはステップS4に移行して、電動チルト機構7を前回のモータ制御処理終了時の上側制御開始位置PTIS1からマニュアル動作範囲の上側動作開始位置PT1M1まで下降させる速度指令値を形成し、これを図7に示すモータ制御部120に出力してからステップS6に移行する。
また、ステップS3の判定結果が、チルト位置が記憶されているときにはステップS5に移行して、前回のモータ制御処理終了時の上側制御開始位置PTIS1から記憶されたチルト位置まで電動チルト機構7を下降させる速度指令値を形成し、これを図7に示すチルト用のモータ制御部120に出力してからステップS6に移行する。
このステップS6では、テレスコ位置が記憶装置107のテレスコ位置記憶領域に記憶されているか否かを判定し、テレスコ位置が記憶されているときにはステップS7に移行して、前回のモータ制御処理終了時に設定された電動テレスコ制御範囲RTEの縮み側制御開始位置PTES1から記憶されたテレスコ位置まで電動テレスコピック機構8を伸張させる速度指令値を図7と同様の図示しないテレスコピック用のモータ制御部に出力してからステップS8に移行し、テレスコ位置が記憶されていないときには前回のモータ制御処理終了時に設定された電動テレスコ制御範囲RTEの縮み側制御開始位置PTES1を維持して直接ステップS8に移行する。
ステップS8では、車速センサ104で検出した車速検出値Vsを読込み、次いでステップS9に移行して、車速検出値Vsが、車両が走行状態であると判断可能な閾値Vst以上であるか否かを判定し、Vs≧Vstであるときには前記ステップS8に戻り、Vs<Vstであるときには車両が停止状態にあるものと判断してステップS10に移行する。
このステップS10では、マニュアルチルトスイッチ部115からチルト位置を指定するスイッチ信号ST1が入力されたか否かを判定し、スイッチ信号ST1が入力されたときには、ステップS11に移行して、入力されたスイッチ信号ST1に応じたチルト位置に電動チルト機構7を制御する速度指令値を図7に示すチルト用のモータ制御部120に出力してからステップS12に移行し、スイッチ信号ST1が入力されていないときには、直接ステップS12に移行する。
このステップS12では、マニュアルテレスコスイッチ部116からテレスコ位置を指定するスイッチ信号ST2が入力されたか否かを判定し、スイッチ信号ST2が入力されているときにはステップS13に移行して、入力されたスイッチ信号ST2に応じたテレスコ位置に電動テレスコピック機構8を制御する速度指令値を図7と同様の図示しないテレスコピック用のモータ制御部に出力してからステップS14に移行し、スイッチ信号ST2が入力されていないときには直接ステップS14に移行する。
このステップS14では、前回のスイッチ信号ST1又はST2が入力されてから所定時間T1が経過したか否かを判定し、所定時間T1が経過していないときにはこれが経過するまで待機し、所定時間T1が経過したときにはステップS15に移行する。
ステップS15では、キースイッチ113から出力されるキースイッチ信号KSを読込み、次いでステップS16に移行して、キースイッチ信号KSがオフ状態即ち運転者が降車する可能性がある状態であるか否かを判定し、キースイッチ信号KSがオン状態を継続しているときには運転者が降車の可能性が略ないものと判断して前記ステップS8に戻り、キースイッチ信号KSがオフ状態となるとステップS17に移行する。
このステップS17では、現在のチルト位置は記憶装置107のチルト位置記憶領域に記憶されているチルト位置と一致するか否かを判定し、両者が一致しないときには、ステップS18に移行して、現在のチルト位置をチルト位置記憶領域に更新記憶してからステップS19に移行し、両者が一致するときには直接ステップS19に移行する。
このステップS19では、現在のテレスコ位置は記憶装置107のテレスコ位置記憶領域に記憶されているテレスコ位置と一致するか否かを判定し、両者が一致しない場合には、ステップS20に移行して、現在のテレスコ位置を記憶装置107のテレスコ位置記憶領域に更新記憶してからステップS21に移行し、両者が一致する場合には、そのままステップS21に移行する。
このステップS21では、電動チルト機構7を自動制御する場合の上側退避位置に移動制御する速度指令値を図7に示すモータ制御部120に出力してからステップS22に移行し、電動テレスコピック機構8を縮み側退避位置に移動制御する速度指令値を図7と同様の図示しないテレスコピック用のモータ制御部に出力してから前記ステップS1に戻る。
この図6の処理が速度指令値部に対応している。
また、演算処理装置106は、上記モータ制御処理で速度指令値が出力されると、この速度指令値を図7のブロック線図で示すチルト用のモータ制御部120及びこれと同様の構成を有する図示しないテレスコピック用のモータ制御部に出力する。
チルト用のモータ制御部120は、図7に示すように、演算処理装置106から出力される速度指令値が入力されて目標電圧指令値Vmtを出力するフィードフォワード制御部121と、このフィードフォワード制御部121から出力される目標電圧指令値Vmtとモータ駆動回路90Aから出力される回転位置検出信号FG1及びFG2に基づいて外乱負荷を推定する外乱負荷推定部122とを有し、この外乱負荷推定部で推定した外乱負荷推定値T^Lを、理想的なモータコイル要素128の伝達関数の逆数(Lms+Rm)を乗算した一時遅れのローパスフィルタ123及びトルク定数K^Tの逆数を乗算する乗算器124を通してフィードフォワード制御部121の出力側に設けた加算器125に正帰還するように構成されている。
ここで、ブラシレスモータ71は、ブロック線図で表すと図7に示すように、フィードフォワード制御部121から入力される電圧指令値Vmtに外乱負荷推定値T^Lのフィルタ出力を加算した目標電圧指令値Vmt*がモータ特性を表すモータコイル要素131に入力され、このモータコイル要素131の出力にトルク定数乗算器132でトルク定数KTを乗算してモータトルクTMを算出し、このモータトルクTMと、ブラシレスモータ71に実際に掛かる電動チルト機構7の固有負荷や外乱による実負荷TLを減算器133で減算し、この減算結果を電動機部134に入力することにより、この電動機部134から回転速度θVが出力されるように構成されている。そして、ブラシレスモータ71から出力される回転速度を積分した回転位置が位置検出器91u〜91wで回転位置信号として検出される。ここで、モータコイル要素131の伝達関数はブラシレスモータ71の巻線抵抗をR、モータ巻線インダクタンスをL、ラプラス演算子をsとしたとき、(1/(Ls+R))で表され、電動機部134の伝達関数は負荷系のイナーシャをJ、粘性抵抗をDとしたとき、(1/(Js+D))で表される。
このため、外乱負荷推定部122は、モータ駆動回路90Aから入力される120度位相がずれた回転位置検出信号FG1及びFG2を回転方向に応じた符号を有するモータ速度に変換する速度変換部126と、この速度変換部126で変換されたモータ速度を、モータ設計値を表す電動機部134の逆伝達関数とローバスフィルタを組み合わせて負荷トルクを算出する負荷トルク算出部127と、フィードフォワード制御部121から出力される制御出力とローパスフィルタ123及び乗算器124を介して正帰還された外乱負荷推定値のフィルタ出力とを加算した目標電圧指令値Vmt*が入力される理想的なモータコイル要素128と、このモータコイル要素128の出力にトルク定数K^Tを乗算して指令トルク値を算出する指令トルク算出部129と、この指令トルク算出部129から出力される指令トルクから負荷トルク算出部127で算出した負荷トルクを減算して両者の偏差でなる外乱負荷推定値T^Lを算出する外乱負荷推定部としての減算部130とを備え、これらによりブラシレスモータ71に発生する電動チルト機構7の固有負荷や外乱負荷を推定する外乱負荷推定値を算出する外乱オブザーバが構成されている。
ここで、負荷トルク算出部127の伝達関数GLT(s)は、メカニカル負荷を含めたモータ理論イナーシャをJm、メカニカル負荷を含めた理論粘性抵抗をDmとしたとき、電動機部134の逆関数となり、且つ時定数T1のローパスフィルタを組み合わせたG(s)=(Jms+Dm)/(T1s+1)に設定されている。
また、指令電圧変換部129の伝達関数GVT(s)は、電動モータ71の理想インダクタンスをLmとし、理想抵抗をRmとしたときに、前述したモータコイル要素131と同様にGVT(s)=1/(Lms+Rm)に設定されている。
このようにして、外乱負荷推定部122で推定した外乱負荷推定値T^Lを、ローパスフィルタ123及び乗算器124を通して加算器125に正帰還させることにより、推定した外乱負荷推定値T^Lに相当する指令電圧を正帰還させることになり、未知の外乱が入力されてもこれを確実に抑制することができる。
ところで、図7において、ブラシレスモータ71の入力側の電圧指令値及び出力側の回転速度間の伝達関数を求めると、
M(s)=K^T/{Rm(Jms+Dm)} …………(1)
で表される。
一方、目標速度指令値を滑らかな速度を得るために一次遅れ型にするための伝達関数は、図7に示すように、時定数をT3とすると、
V(s)=1/(T3s+1) …………(2)
とする必要がある。
このため、フィードフォワード制御部121で、下記(3)式で表されるモータの伝達関数GM(s)の逆数に時定数T3のローパスフィルタをかける伝達関数GF(s)とすることにより、前記(2)式の目標速度の伝達関数を得ることができる。
F(s)=Rm(Jms+Dm)/{K^T×(T3s+1)} …………(3)
さらに、前述したモータ制御処理における電動チルト機構7及び電動テレスコピック機構8に対する速度指令値θVを算出する際に、駆動開始(加速)時及び駆動停止(減速)時を含む目標速度指令を三角関数で与えることにより、円滑な加速及び減速指令を得ることができる。
すなわち、加速領域の目標速度関数θVA(t)としては、加速開始から加速終了までを規定する加速時間をtA、経過時間をt、等速領域の一定速度をV0としたときに下記(4)式で与える。
θVA(t)=[sin(3π/2+πt/tA)+1]V0/2 …………(4)
また、等速領域では、一定速度V0を目標速度関数θVI(t)(=V0)として設定し、さらに、減速領域の目標速度関数θVD(t)としては、減速開始から減速終了までを規定する減速時間をtDとしたときに下記(5)式で与える。
θVD(t)=[sin(π/2+(πt/tD)+1]V0/2 …………(5)
このように、加減速時の目標速度関数θVA(t)及びθVD(t)を正弦波関数として設定することにより、図8に示すように、加速時に正弦波の−90度から90度の範囲を使用し、減速時に正弦波の90度から270度の範囲を使用することにより、滑らかな加速及び減速を行うことができる。このときの加速時間tA及び減速時間tDを規定することで、加速時間と減速時間を調整することができる。これら加速時間tA及び減速時間tDはマニュアル制御時と自動制御時とで個別に変更するようにしてもよい。そして、加速開始時は、マニュアルチルトスイッチ部115又はマニュアルテレスコスイッチ部116をオンとすること又は自動チルト制御又は自動テレスコ制御のトリガ信号により規定され、減速開始時は、マニュアルチルトスイッチ部115又はマニュアルテレスコスイッチ部116をオフとすること又は自動チルト制御又は自動テレスコ制御の終了信号により規定される。
特に、電動チルト機構7及び電動テレスコピック機構8の速度制御状態から減速して停止させる停止時には、コラム機構系のイナーシャ成分や初期から生じているフリクション負荷などにより、一義的に減速できる訳ではない。そこで、減速時間tDの設定では、予め実測から得られるパルス幅変調信号PWMを設定された値から0%に瞬時に変化させたときのオーバーラン以上の設定時間を設けるようにすることが好ましい。
なお、実際上は、モータ制御部120の処理は、演算処理装置106の演算処理で実行される。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、イグニッションスイッチ111及びキースイッチ113がオフ状態であって、車両が停車していて運転者が降車しているものとし、この状態では、前回の降車時の自動チルト制御及び自動テレスコ制御によって、電動チルト機構7ではステアリングシャフト3が上方に傾斜されてステアリングホイール2が運転者から上方に離間した上側制御開始位置PTIS1となり、且つ電動テレスコピック機構8では車両前方側に収縮して、ステアリングホイール2が運転者の膝より前方位置に離間した縮み側制御開始位置PTES1となっており、運転席シートの上前方に広い空間が形成されているものとする。
このため、図6のモータ制御処理では、イグニッション信号IGを読込んだときに、これがオフ状態であることから、イグニッションスイッチ111をオン操作してイグニッション信号IGがオン状態となるまで待機する。
この状態で、運転者が運転席に着座してからイグニッションスイッチ111をオン操作することにより、イグニッション信号IGがオン状態となると、先ず、チルト位置が記憶装置107に記憶されているか否かを判定し、チルト位置が記憶装置107に記憶されているときには設定されたチルト位置まで、電動チルト機構7でステアリングシャフト3を下降させて、ステアリングホイール2を運転者の操作位置となるように速度指令値をモータ制御部120に出力する。
このとき、電動チルト機構7のブラシレスモータ71が加速開始時となるため、経過時間tが“0”であるときには、前述した(4)式の目標速度指令値θVA(t)も“0”となるが、経過時間tが増加するに応じて−90度から90度までの正弦波に応じて目標速度指令値が図8に示すように大きくなり、経過時間tが加速時間tAに達すると、目標速度指令値θVI(t)が一定速度V0に設定されるので、ブラシレスモータ71が等速制御され、電動チルト機構7が設定されたチルト位置近傍となると減速制御を開始する。
この減速制御では、目標速度指令値として前記(5)式の目標速度指令値θVD(t)を算出することになり、減速開始時点では、経過時間tが“0”であり、sinπ/2=1となるので、目標速度指令値θVD(t)はV0となるが、経過時間tが増加するに応じて90度から270度までの正弦波に応じて目標速度指令値が図8に示すように小さくなり、経過時間tが減速時間tDに達すると、sin(3π/2)=−1となるので、目標速度指令値θVD(t)=0となる。
このため、目標速度の加速指令値及び減速指令値が正弦波状となってブラシレスモータ71を円滑に加速及び減速制御することができる。この加減速制御時の傾きはフィードフォワード制御部121のローパスフィルタを構成する時定数T3を変更することにより、任意の傾きに調整することができる。
この電動チルト機構7のブラシレスモータ71の駆動状態では、モータ制御部120における外乱推定部122で、外乱オブザーバによって、モータ駆動回路90Aから入力される回転位置検出信号FG1及びFG2に基づいてモータの回転方向を判別して、その回転方向に応じた正負の符号付けを行ったモータ回転速度を算出し、これに負荷トルク算出部127で電動機部134の逆伝達関数でローパスフィルタを組込んだモータ設計値を乗算することにより、電動チルト機構7の固有負荷及び外乱負荷を含む負荷トルクを算出する。
一方、目標電圧指令値Vmt*に基づいて理想的なモータコイル要素128及び指令トルク算出部129で指令トルクを算出し、減算部130によって指令トルク算出部129で算出した指令トルクから負荷トルク算出部127で算出した負荷トルクを減算することにより、外乱負荷推定値T^Lを算出する。
そして、この外乱負荷推定値T^Lをローパスフィルタ123で1次遅れのフィルタ処理をしてから乗算器124でトルク定数K^Tの逆数を乗算することにより電圧指令値に変換して、フィードフォワード制御部121の出力側の加算器125に正帰還させることにより、ブラシレスモータ71に生じた電動チルト機構7の固有負荷や外乱負荷を含む負荷TLの影響を除去することができ、滑らかなチルト動作を確保することができる。
このとき、フィードフォワード制御部121の伝達関数GF(s)は、ブラシレスモータ71の入力側の電圧指令値から出力側のモータ速度までの伝達関数GM(s)(=K^T/{Rm(Jms+Dm)})の逆数に、滑らかな駆動制御を行うための1次遅れ型とするためのローパスフィルタ成分(1/(T3s+1))を乗算した値とされているので、結局、フィードフォワード制御部121の入力側からブラシレスモータ71の出力側までの目標速度の伝達関数GV(s)は(1/(T3s+1))となり、ブラシレスモータ71の出力は目標速度指令値θVに対して時定数T3に応じた滑らかな立ち上がりとすることができる。
また、記憶装置107にチルト位置が記憶されていない場合には、図6のモータ制御処理において、ステップS3からステップS4に移行して、電動チルト機構7をマニュアル動作範囲の上側動作開始位置PTIM1即ち退側制御開始位置PTIS1より運転席のシート側で、マニュアルチルト動作可能な最上位置まで、ステアリングシャフト3を下降させ、これに応じてステアリングホイール2が運転者側に下降される。この場合も、ステアリングシャフト3を下降させるブラシレスモータ71の駆動制御は、前述したチルト位置まで移動させる場合と同様の処理を行って円滑な自動チルト制御を行うことができる。
このようにして、電動チルト機構7のチルト位置制御が終了すると、次に、電動テレスコピック機構8についてテレスコ位置制御が行われる。このテレスコ位置制御では、記憶装置107にテレスコ位置が記憶されていない場合には、電動テレスコピック機構8のブラシレスモータ81が駆動されず、ミドルコラム5がロアコラム6内に挿入された収縮位置を維持するが、記憶装置107にテレスコ位置が記憶されている場合には、図6のモータ制御処理で、ステップS6からステップS7に移行して、収縮位置からテレスコ位置までミドルコラム5が伸長するようにブラシレスモータ81が駆動制御される。この場合も、ブラシレスモータ81の駆動制御は、前述した電動チルト機構7のブラシレスモータ71の駆動制御と全く同じに行われ、目標速度指令値が正弦波関数に従って制御されると共に、ブラシレスモータ81に作用される外乱が外乱推定部で推定されて、推定された外乱負荷推定値T^Lがローパスフィルタ及びトルク定数K^Tの逆数を乗算する乗算器を介して電圧指令値に変換されてフィードフォワード制御部の出力側の加算器に正帰還されることにより、外乱の影響を受けることなく、滑らかなテレスコ動作を確保することができると共に、フィードフォワード制御部が、ブラシレスモータ81の入力側の電圧指令値から出力側のモータ回転速度までの伝達関数の逆数にローパスフィルタ処理をした伝達関数に設定されることにより、ブラシレスモータ81を目標速度指令値に1次遅れ型の出力となるように駆動制御することができ、ブラシレスモータ81を円滑に制御することができる。
このようにして、電動チルト機構7の自動チルト制御及び電動テレスコピック機構8の自動テレスコ制御を終了すると、図6のモータ制御処理で、ステップS7からステップS8に移行して、車速センサ104で検出した車速検出値Vsを読込み、これが走行状態であると判断できる閾値Vst以上であるか否かを判定し、車両が停車状態を維持しているときにはVs<Vstとなるので、ステップS9からステップS10〜S14のマニュアル位置制御処理を行う。
このマニュアル位置制御処理では、運転者がマニュアルチルトスイッチ部115を操作して、電動チルト機構7を所望位置に上下させるスイッチ信号ST1が入力されたときには、例えばスイッチ信号ST1が電動チルト機構7を下降させるスイッチ信号であったときには、このスイッチ信号ST1がオン状態となった時点で、前述した(4)式で目標速度指令値θVA(t)を算出し、その後、経過時間tが加速時間tAに達すると、一定速度V0の目標速度指令値θVI(t)を算出し、次いでスイッチ信号ST1がオフ状態となった時点で、前述した(5)式で目標速度指令値θVD(t)を算出し、これらをモータ制御部120に出力する。このため、前述した自動チルト制御と同様に、スイッチ信号ST1がオン状態を継続している間に下降又は上昇のスイッチ信号に応じてブラシレスモータ71をマニュアルチルト制御する。この場合も、上述した自動チルト制御と同様にモータ制御部120の外乱推定部122で外乱負荷推定値T^Lが算出されるので、ブラシレスモータ71を外乱の影響なく駆動制御することができると共に、フィードフォワード制御部121がモータ伝達関数GM(s)の逆数で且つローパスフィルタ処理した伝達関数GF(s)とされて、目標速度指令値に対してブラシレスモータ71の出力が一次遅れ的に出力されて滑らかな速度制御が行われる。
また、同様にマニュアルテレスコスイッチ部116が操作されて、電動テレスコピック機構8におけるミドルコラム5を収縮又は伸長させるスイッチ信号ST2が演算処理装置106に入力されると、これに応じて上述した電動チルト機構7と同様に、スイッチ信号ST2がオン状態となった時点で加速制御を行い、その後定速制御に移行してからスイッチ信号ST2がオフ状態となった時点で減速制御を行って、ブラシレスモータ81を外乱の影響を受けることなく、且つ滑らかな速度制御を行うことができる。
その後、キースイッチ113がオン状態を継続している間、車速検出値Vsが閾値Vst未満である停車状態と判断されたときにマニュアルチルト制御及びマニュアルテレスコ制御が可能となる。
しかしながら、キースイッチ113がオフ状態となると、図6の処理においてステップS16からステップS17に移行し、現在のチルト位置が記憶装置107のチルト位置記憶領域に記憶されているチルト位置と一致するか否かを判定し、チルト位置が記憶されていないので、現在のチルト位置がチルト位置記憶領域に記憶される(ステップS18)。
同様に、現在のテレスコ位置が記憶装置107のテレスコ位置記憶領域に記憶されているテレスコ位置と一致するか否かを判定し、テレスコ位置が記憶されていないので、現在のテレスコ位置がテレスコ位置記憶領域に記憶される(ステップS20)。
次いで、電動チルト機構7を上方の上側制御開始位置PTIS1に移動させる目標速度指令値が出力されて、これに基づいてブラシレスモータ71が上記とは逆方向に自動チルト制御されて、ステアリングホイール2が上方の上側制御開始位置PTIS1に退避され、次いで電動テレスコピック機構8を収縮させる目標速度指令値が出力されてブラシレスモータ81が自動テレスコ制御されて、ミドルコラム5が収縮されてステアリングホイール2が車両前方側の縮み側制御開始位置PTES1に退避され、運転者の前部に移動空間が形成されて、運転者が乗降を容易に行うことができる。
このように、記憶装置107のチルト位置記憶領域及びテレスコ位置記憶領域にチルト位置及びテレスコ位置が記憶されると、その後は、運手者が乗車してイグニッションスイッチ111をオン状態とする毎に、記憶装置107のチルト位置記憶領域及びテレスコ位置記憶領域に記憶されているチルト位置及びテレスコ位置となるに電動チルト機構7のブラシレスモータ71及び電動テレスコピック機構8のブラシレスモータ81が自動的に制御される。
なお、上記実施形態においては、ブラシレスモータ71及び81にモータ駆動回路90A及び90Bが内蔵されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、モータ駆動回路90A及び90Bが制御装置100内に設けられている場合でも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態においては、図6のモータ制御処理で、車両が停車状態であるときにのみ電動チルト機構7及び電動テレスコピック機構8の位置制御を行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、任意の時点で電動チルト機構7及び電動テレスコピック機構8の位置制御を行うようにしてもよく、さらには運転席に乗員が着座しているか否かを検出する着座センサを設け、この着座センサで運転者の着座を検出したときに、電動チルト機構7及び電動テレスコピック機構8を退避位置からチルト位置及びテレスコ位置に自動チルト制御及び自動テレスコ制御するようにしてもよく、着座センサで着座を検出している状態でドアスイッチ114からドア開状態を表すスイッチ信号DSが入力されたときに、運転者が降車するものと判断して電動チルト機構7及び電動テレスコピック機構8を夫々退避位置に自動チルト制御及び自動テレスコ制御するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、制御装置100のレギュレータ103がバッテリ101にヒューズ102を介して直結されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、レギュレータ103にキースイッチ113を介してバッテリ電圧VBを供給するようにしてもよく、この場合には、記憶装置107として不揮発性メモリを適用して、チルト位置、テレスコ位置等を記憶するようにすればよい。
さらにまた、上記実施形態においては3相ブラシレスモータ71及び81を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、4相以上のブラシレスモータを適用することができる外、直流ブラシレスモータも適用することができる。
なおさらに、上記実施形態においては、姿勢調整機構として電動チルト機構7及び電動テレスコピック機構8の双方を設けた場合について説明したが、何れか一方を省略してもよい。
また、上記実施形態においては、位置検出素子91u〜91wで検出した位置検出信号を2値信号に変換するシュミットトリガ回路92u〜92wをモータ駆動回路90A及び90B内に設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、制御装置100側にシュミットトリガ回路を設けるようにしてもよく、さらには、2値信号への変換回路としはてシュミットトリガ回路に限定されるものではなく、位置検出素子91u〜91wから出力される正弦波の正負を判定して2値化するコンパレータを適用するようにしてもよく、要は正弦波を2値化できればよいものである。
さらにまた、上記実施形態においては、加減速時の目標速度指令値θVA(t)及びθVD(t)を正弦波関数で算出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、余弦波関数で算出するようにしてもよい。
なおさらに、上記実施形態においては、加減速時の目標速度指令値θVA(t)及びθVD(t)を正弦波関数で算出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、加減速時の目標速度指令値θVA(t)及びθVD(t)を正弦波関数で算出することを省略し、加減速時に目標速度指令値θVA(t)及びθVD(t)をステップ状に変化させるようにしても、フィードフォワード制御部121に1/(T3s+1)のローパスフィルタを備えているので、このローパスフィルタで目標速度指令値θVA(t)及びθVD(t)が積分されることにより、滑らかに加減速制御を行うことができる。
また、上記実施形態においては、フィードフォワード制御部121の伝達関数を固定する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動モータ71及び81の回転速度を検出して、この回転速度が目標速度V0に達しているか否かを判定し、目標速度V0に達していないときには、伝達関数を構成する摩擦項Dmを学習によって調整するようにしてもよい。この場合、例えば環境温度が変動した状態でも、一定時間経過後に駆動を最初に開始するときの加速情報と摩擦項Dmとの関係を学習して、目標速度V0に達していないときに、学習した摩擦項Dmを再設定することにより、環境温度変動による影響を除去して良好な加減速制御を行うことができる。
さらに、上記実施形態においては、電機子コイルを表すモータコイル要素131のモータ抵抗Rを固定した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動モータ71及び81のコイル温度を検出して、このコイル温度に応じて抵抗Rの値を再設定するオブザーバ回路を設けることもできる。この場合には、コイル温度の変動に追従させてモータモデルを変更することができ、より良好な外乱検出を行うことができる。
さらにまた、上記実施形態においては、電動モータ71のモータモデルで電機子コイルに対応するモータコイル要素131を設け、これに応じて外乱負荷推定部122に理想的なモータコイル要素128を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、モータモデルでモータコイル要素131を省略する場合には、外乱負荷推定部122の理想的なモータコイル要素128も省略することができる。
なおさらに、上記実施形態においては、電動テレスコ制御範囲とマニュアルテレスコ動作範囲とが同一である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、マニュアルテレスコ動作範囲を電動テレスコ制御範囲より狭めるようにしてもよい。この場合には、モータ制御開始時にテレスコ位置が記憶装置107に記憶されていないときに、マニュアルテレスコ動作範囲の縮み側制御開始位置PTES1に移動させる。
また、上記実施形態においてはモータ回転方向をソフトウェアで検出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、微分回路、比較回路等を組み合わせたハードウェア回路構成で回転方向を検出するようにしてもよい。
本発明の一実施形態を示す概略構成図である。 本発明に適用し得る制御回路を示すブロック図である。 図2のモータ駆動回路の具体的構成を示すブロック図である。 チルト機構の制御範囲を示す説明図である。 テレスコピック機構の制御範囲を示す説明図である。 図2の演算処理装置で実行するモータ制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 図2の演算処理装置で実行するモータ駆動処理を示すブロック線図である。 目標速度指令値を示す説明図である。
符号の説明
1…電動式ステアリング装置、2…ステアリングホイール、3…ステアリングシャフト、4…アッパコラム、5…ミドルコラム、6…ロアコラム、7…電動チルト機構、8…電動テレスコピック機構、71…ブラシレスモータ、81…ブラシレスモータ、90A,90B…モータ駆動回路、91u〜91w…位置検出素子、92u〜92w…シュミットトリガ回路、93…三相分配回路、95…FETゲート駆動回路、96…インバータ回路、100…制御装置、101…バッテリ、103…レギュレータ、104…車速センサ、106…演算処理装置、107…記憶装置、108…リレー回路、111…イグニッションスイッチ、113…キースイッチ、114…ドアスイッチ、115…マニュアルチルトスイッチ部、116…マニュアルテレスコスイッチ部、120…モータ制御部、121…フィードフォワード制御部、122…外乱推定部、123…ローパスフィルタ、124…乗算器、125…減算器、126…速度変換部、127…負荷トルク算出部、128…理想的なモータコイル要素、129…指令トルク算出部、131…モータコイル要素

Claims (3)

  1. 運転席側にステアリングホイールが装着されるステアリング機構と、該ステアリング機構の傾動位置及び伸縮位置の少なくとも一方を位置調整する電動モータを有する姿勢調整機構と、前記姿勢調整機構の位置調整のための速度指令を出力する速度指令部と、該速度指令部から出力される速度指令に基づいて目標速度を得る伝達関数が設定されたフィードフォワード制御部を有して前記電動モータを制御するモータ制御部と、前記モータ制御部で前記電動モータを制御したときに、当該電動モータの速度情報に基づく負荷トルクと前記速度指令に基づく指令トルクとの偏差から外乱負荷を推定する外乱負荷推定手段とを備え、前記外乱負荷推定手段で推定した外乱負荷推定値相当の指令値を前記フィードフォワード制御部の出力側に正帰還させると共に、当該フィードフォワード制御部の伝達関数を目標速度が得られる伝達関数に設定したことを特徴とする電動式ステアリング装置。
  2. 前記外乱負荷推定手段は、前記フィードフォワード制御部から出力される指令値にトルク定数を乗算して指令トルクを算出する指令トルク算出部と、前記電動モータの速度にモータ逆伝達関数を乗算して負荷トルクを算出する負荷トルク算出部と、前記指令トルク算出部から出力された指令トルクと負荷トルク算出部で算出した負荷トルクとの偏差を算出して外乱負荷を推定する外乱負荷推定部とを有する外乱オブザーバで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動式ステアリング装置。
  3. 前記速度指令部は、加減速度指令出力時に速度指令を、所定の定速度指令値に加減速時間を加味した三角関数を乗算して算出するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動式ステアリング装置。
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