JPS63265766A - ステアリングホイ−ルの位置制御装置 - Google Patents

ステアリングホイ−ルの位置制御装置

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Publication number
JPS63265766A
JPS63265766A JP62100348A JP10034887A JPS63265766A JP S63265766 A JPS63265766 A JP S63265766A JP 62100348 A JP62100348 A JP 62100348A JP 10034887 A JP10034887 A JP 10034887A JP S63265766 A JPS63265766 A JP S63265766A
Authority
JP
Japan
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steering wheel
switch
tilt
driver
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP62100348A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Suzuki
実 鈴木
Yasushi Kadota
康 門田
Toshihiko Omichi
大道 俊彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP62100348A priority Critical patent/JPS63265766A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ステアリングホイールの位置制御装置、さ
らに詳しくは自動車用チルトステアリングにおいてステ
アリングホイールを乗降の邪魔にならない退避位置と運
転時の運転位置に自動的に移動させる装置に関する。
従来の技術とその問題点 自動車用チルトステアリングは運転者にとって最も操作
しやすい位置にステアリングホイールを設定させる機構
であるが、さらに運転者が楽に乗降できるように通常の
運転姿勢の範囲を越えた位置までステアリングホイール
を退避させる機構を合せもったチルトステアリングが提
供されている。しかし、乗降が楽になる反面、乗車時に
再び運転に最適な位置に設定し直す操作が必要となり、
これが非常に煩わしいので、その有効性が半減し、かつ
最適な位置で使用されることが少なくなってしまう。こ
の煩わしさを避けるために、エンジンキーやドア開閉の
状態に連動してステアリングホイールを自動的に退避さ
せたり所定の運転位置に設定する装置が提案されている
(特公昭61−38063号参照)。
この従来の装置は、チルトステアリングのステアリング
ホイールを、運転しようとするときには適正な運転位置
に移動し、降車しようとするときには退避位置に移動す
ることを目的としており、運転者の乗降のタイミングを
監視するために、エンジンキーやドア開閉のスイッチが
使用されているが、これらは必ずしも運転者の意志を反
映したものとはいえない。
すなわち、キーを抜き取ってドアを開いたときでも、運
転者に降車の意志がない場合がある。
ガソリンスタンドでのキーの受は渡しのときなど、運転
者は運転席に留まりキーのみを車外に出す場合がそうで
ある。このような場合、上記の従来の装置では、運転者
が降車するものとみなし、ステアリングホイールが退避
位置に移動してしまうという不具合が生じる。
逆に、キーをつけた状態であっても、降車の意志のある
場合もある。駐車場にてキーをつけたまま車から離れる
とき、とくに車外からカーステレオ、ラジオなどのアク
セサリ−のみを使用するときなど、運転者は車外にいて
キーのみを車内にセットする場合がそうである。このよ
うな場合、上記の従来の装置では、運転者が乗車したも
のとみなし、ステアリングホイールが運転位置に移動し
てしまうという不具合が生じる。
また、降車時において、エンジンキーの状態がすでにス
テアリングホイールを退避させる条件を満足している場
合に、ドアを開いたときのタイミングでもって退避位置
に移動させるとすれば、運転者の降車のタイミングより
ステアリングホイールが遅れて移動することになる。つ
まり、運転者はドアを開けようとするときにはすでに降
車の姿勢になっており、ステアリングホイールが退避位
置へ移動する動作と運転者が降車しようとする動作が同
時に行なわれることになり、この退避動作は運転者の乗
降を楽にするという機能を十分に満足しているとはいえ
ないO 以上の例からもわかるように、キースイッチあるいはド
アスイッチは運転者の存在を間接的に認識するものであ
り、必ずしも運転者の乗降の意志に確実に対応していな
い。このため、上記のような運転者の意志に反した好ま
しくない動作をおこすことがある。
この発明の目的は、上記の問題を解決し、運転者の乗降
の意志に適確に反応する使いやすいステアリングホイー
ルの位置制御装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この発明による装置は、 ステアリングホイールを乗降の邪魔にならない退避位置
と運転時の運転位置に自動的に移動させるステアリング
ホイールの位置制御装置において、 エンジンが運転されていることを検知する手段と、 シートベルトの装着状態を検知する手段と、エンジンが
運転されているときまたはシートベルトが装着されてい
るときにステアリングホイールを運転位置に移動し、エ
ンジンが運転されておらずかつシートベルトが解除され
ているときにステアリングホイールを退避位置に移動さ
せる手段とを備えているものである。
エンジンが運転されていることを検知する手段としては
、たとえば、オルタネータの発電の有無を検知するもの
、マニホールド内の負圧を検出するもの、エンジンオイ
ルの油圧を検出するもの、イグニッション電圧のパルス
の有無を検知するものなど、従来の自動車に搭載されて
いる適当なセンサーを使用することができる。
シートベルトの装着状態を検知する手段としては、従来
の自動車に搭載されているシートベルトスイッチなど、
適当なセンサーを使用することができる。
ステアリングホイールを退避位置と運転位置に移動させ
る機構としては、従来のチルトステアリングと同様の機
構など適当なものを採用することかできる。また、2つ
の検知手段の出力にもとづいてステアリングホイールを
制御する手段としては、たとえばマイクロコンピュータ
を用いたものなどがあげられる。
作     用 乗車前にステアリングホイールが退避位置にセットされ
ている状態で乗車する場合、エンジンが運転されている
ことが検知されるかあるいはシートベルトが装着されて
いることが検知されると、ステアリングホイールが予め
設定された適当な運転位置に自動的に移動し、運転の可
能な状態になる。エンジンの回転開始またはシートベル
トを装着したタイミングは運転者がこれから自動車を操
作しようとする意志を直接的に表わしたものであり、前
述の従来技術の不具合、たとえば単にアクセサリ−電源
のみを使用しようとする場合にもステアリングホイール
が運転位置に移動するという無駄な動作が生じるのを防
ぐことができる。
降車の場合、エンジンが停止していることの検知とシー
トベルトが解除されていることの検知の両方が成立した
ときに、ステアリングホイールは退避位置に移動し、運
転者の乗降を容易にする。この発明は、とくにステアリ
ングホイールを退避位置に移動させるタイミングをシー
トベルトの装着および解除で検出することを特徴として
おり、運転者の姿勢を保持する機能をもっているシート
ベルトをセンサーとして利用することにより、運転者が
シートから離れようとするタイミングを実際の降車の動
作をおこす前に明確に把握できる。さらに、これにエン
ジンの回転、停止の状態を組み合わせることにより、運
転者の乗降の意志を正確に把握でき、ステアリングホイ
ールの位置を運転者の動作目的に合わせて適確に制御で
きる。
すなわち、前述のように運転者は運転席に留まりキーの
みを車外に出す場合でも、運転者がシートベルトを外さ
ない限り、ステアリングホイールは退避位置に移動しな
い。また、前述のように運転者は車外にいてキーのみを
車内にセットする場合でも、シートベルトを装着するか
エンジンが運転状態になることがない限り、ステアリン
グホイールは運転位置に移動しない。
実  施  例 第1図は自動車のチルトステアリングの構成の1例を示
し、第2図および第3図はその制御装置の操作パネルお
よび電気回路の1例をそれぞれ示す。
自動車のシャーシ(10)に下部ブラケット(11)が
固定されており、このブラケット(11)には下部ステ
アリングシャフト(12)が回転自在に支持されている
。下部ブラケット(11)の上端部に上部ブラケット(
13)がピン(14)を介して上下回転自在に取付けら
れており、ステアリングホイール(15)が固定された
上部ステアリングシャフト(1B)が、上部ブラケット
(13)内のテレスコープ駆動部(17)とユニバーサ
ルジヨイント(図示路)を介して、下部シャフト(12
)に連結されている。
上部シャフト(16)は、テレスコープ駆動部(17)
に上下に伸縮はしうるが回転はしないように連結されて
いる。テレスコープ駆動部(17)はモータ(1g) 
(第3図参照)を備えており、たとえばウオーム機構と
送り力じ機構などを用いて上部シャフト(16)を上下
に進退伸縮させる。また、テレスコープ駆動部(17)
には、たとえばポテンショメータなどを用いて上部シャ
フト(1B)の伸縮量すなわちステアリングホイール(
15)のテレスコープ位置を検出する位置センサー(1
9) (第3図参照)が設けられている。下部ブラケッ
ト(11)に、チルト駆動部(20)が設けられている
チルト駆動部(20)にはロッド(21)が上下揺動自
在かつ伸縮自在に設けられており、このロッド(21)
の先端部が上部ブラケット(13)に一体に形成された
アーム部(22)にピン(23)を介して上下揺動自在
に取付けられている。また、チルト駆動部(20)はモ
ータ(24)を備えており、このモータ(24)の回転
により図示しないウオーム機構と送りねじ機構などを介
してロッド(2I)を伸縮させる。そして、ロッド(2
1)が伸びると、第1図に鎖線で示すように、上部ブラ
ケット(13)が上方に回転し、ステアリングホイール
(15)が最上部の退避位置まで移動する。逆に、ロッ
ド(21)が縮むと、第1図に実線で示すように、上部
ブラケット(I3)が下方に回転し、ステアリングホイ
ール(15)が運転者にとって最適な運転位置まで移動
する。また、チルト駆動部(20)には、たとえばポテ
ンショメータなどを用いて上部ブラケット(13)の回
転角度すなわちステアリングホイール(15)のチルト
位置を検出する位置センサー (25)が設けられてい
る。なお、このようなチルトステアリングの構成は、従
来のものと同じであってもよい。
第2図に示すように、制御装置の操作パネル(26)の
操作部(27)には、オート操作ON、OFFの切り換
えスイッチ(28)、運転位置への手動セットスイッチ
(29)、退避位置への手動はね上げスイッチ(30)
、ロングスイッチ(31a)とショートスイッチ(31
b)を有するテレスコープスイッチ(31)、アップス
イッチ(32a)とダウンスイッチ(32b)を有する
チルトスイッチ(32)が設けられいる。操作パネル(
26)の記憶部(33)には、記憶スイッチ(34)、
記憶位置を選択するための選択スイッチ(35)が設け
られている。
第3図に示すように、制御装置はマイクロコンピュータ
(3B)を備えており、自動車のバッテリ(37)が電
源部(38)を介してコンピュータ(3G)に接続され
ている。また、バッテリ(37)はキースイッチ(39
)を介して電源部(88)およびコンピュータ(36)
に接続されている。
適当な車速センサー(40)、サイドブレーキの状態を
検知するサイドブレーキスイッチ(41)、たとえばエ
ンジンオイルの油圧を検出することによりエンジンが運
転されていることを検知する運転状態スイッチ(42)
およびシートベルトの装着状態を検知するシートベルト
スイッチ(43)がコンピュータ(36)に接続されて
いる。また、オートマチック車の場合には、変速レバー
がパーキング位置にあることを検知する変速レバースイ
ッチ(44)がコンピュータ(36)に接続されている
操作パネル(26)の切り換えスイッチ(28)、セッ
トスイッチ(29)、はね上げスイッチ(30)、テレ
スコープスイッチ(31)のロングスイッチ(31a)
とショートスイッチ(31b) 、チルトスイッチ(3
2)のアップスイッチ(32a)とダウンスイッチ(3
2b) 、記憶スイッチ(34)および選択スイッチ(
35)がコンピュータ(3B)に接続されている。
チルト用モータ(24)がリレー(45) (48)な
どを備えた制御回路を介してコンピュータ(36)に接
続され、テレスコープ用モータ(18)がリレー(47
) (4B)などを備えた制御回路を介してコンピュー
タ(3B)に接続されている。また、チルト用位置セン
サー(25)およびテレスコープ用位置センサー(19
)が、AD変換器(49)を介してコンピュータ(36
)に接続されている。
テレスコープスイッチ(31)を操作することにより、
次のように、上部シャフト(10)を伸縮させてステア
リングホイール(15)のテレスコープ位置を調整する
ことができる。すなわち、テレスコープスイッチ(31
)のロングスイッチ(31a)を押すと、第3のリレー
(47)がオンになり、そのa接点<47a)が閉じて
、テレスコープ用モータ(18)が回転し、上部シャフ
ト(16)が伸びて、ステアリングホイール(15)が
上方に移動する。
テレスコープスイッチ(31)のショートスイッチ(3
1b)を押すと、第4のリレー(48)がオンになり、
そのa接点(48a)が閉じて、テレスコープ用モータ
(18)が逆方向に回転し、上部シャフト(16)が縮
んで、ステアリングホイール(15)が下方に移動する
。なお、モータ(18)はロングスイッチ(31a)ま
たはショートスイッチ(31b>が押されている間だけ
回転する。また、ロングスイッチ(31a)またはショ
ートスイッチ(31b>が押されていても、ステアリン
グホイール(15)が上端位置または下端位置まで移動
したことが位置センサー(19)により検出されたなら
ば、モータ(18)は停止する。
チルトスイッチ(32)を操作することにより、次のよ
うに、上部ブラケット(13)を回転させてステアリン
グホイール(15)のチルト位置を調整することができ
る。すなわち、チルトスイッチ(32)のアップスイッ
チ(32a)を押すと、第1のリレー(45)がオンに
なり、そのa接点(45a)が閉じて、チルト用モータ
(24)が回転し、ロッド(21)が伸びることにより
上部ブラケット(13)が上方に回転して、ステアリン
グホイール(15)が上方に移動する。チルトスイッチ
(32)のダウンスイッチ(32b)を押すと、第2の
リレー(4B)がオンになり、そのa接点(4Ga)が
閉じて、チルト用モータ(24)が逆方向に回転し、ロ
ッド(21)が縮むことにより上部ブラケット(13)
が下方に回転して、ステアリングホイール(15)が下
方に移動する。なお、モータ(24)はアップスイッチ
(32a)またはダウンスイッチ(32b)が押されて
いる間だけ回転する。また、アップスイッチ(32a)
またはダウンスイッチ(32b)が押されていても、ス
テアリングホイール(15)が上端位置または下端位置
まで移動したことが位置センサー(25)により検出さ
れたならば、モータ(24)は停止する。制御装置のコ
ンピュータ(36)は、マニュアルによるチルトスイッ
チ(32)の操作が終了したときのパルスを検出し、そ
のときのステアリングホイール(15)のチルト位置を
一時記憶する。チルト位置の設定はステアリングホイー
ル(15)のチルト位置を最適になるように調整したの
ち、記憶スイッチ(34)を押すことにより、そのとき
のチルト位置を記憶することによって行なう。なお、コ
ンピュータ(36)はチルト位置の記憶領域を3つ備え
ており、選択スイッチ(35)により選択されている記
憶領域にチルト位置を記憶する。すなわち、選択スイッ
チ(35)で1が選択されているときには第1の記憶領
域に、2が選択されているときには第2の記憶領域に、
3が選択されているときには第3の記憶領域にそれぞれ
記憶する。したがって、3人までの運転者について、運
転者ごとに最適な運転位置をそれぞれ対応する記憶領域
に記憶しておくことができる。
第4図は、制御装置のコンピュータ(36)の処理プロ
グラムの概略を示すフローチャートである。
コンピュータ(36)は、まず、ステップ1においてチ
ルト用モータ(24)を停止させ、ステ、ツブ2に進ん
で車速信号の有無を調べる。そして、車速信号ありの場
合すなわち自動車が走行している場合にはステップ1に
戻り、車速信号なしの場合すなわち自動車が停止してい
る場合にはステップ3に進む。ステップ3では、変換レ
バースイッチ(44)の状態を調べ、パーキング位置に
ない場合にはステップ4に進み、パーキング位置にある
場合にはステップ5に進む。ステップ4では、サイドブ
レーキスイッチ(41)の状態を調べ、サイドブレーキ
が引かれていないときにはステップ1に戻り、引かれて
いるときにはステップ5に進む。ステップ5では、前述
のようなチルトスイッチ(32)のマニュアルによる操
作があったか否かを調べ、あったときにはステップ6に
、なかったときにはステップ10に進む。ステップ6で
は、チルト用モータ(24)を回転させ、ステップ7に
進む。ステップ7では、チルトスイッチ(32)のマニ
ュアルによる操作が完了したか否かを調べ、完了してお
ればステップ8に進み、モータの回転を停止して、ステ
ップ9に進む。操作が完了していなければ、ステップ6
に戻り、チルト用モータ(24)の回転を継続する。ス
テップ9では、前述のように、ステアリングホイール(
15)のチルト位置を一時記憶し、記憶スイッチ(34
)を押すことによって選択スイッチ(35)で選択され
ている記憶領域にそのときのステアリングホイール(1
5)のチルト位置を記憶し、ステップ2に戻る。ステッ
プ10では、切換えスイッチ(28)の状態を調べ、オ
ートOFFに切換えられていればステップ1に戻り、オ
ートに切換えられていればステップ11に進む。ステッ
プ11では、運転状態スイッチ(42)の状態を調べ、
エンジンが運転されていればステップ15に進み、エン
ジンが停止していればステップ12に進む。ステップ1
2では、シートベルトスイッチ(43)の状態を調べ、
シートベルトが解除されているときにはステップ13に
進み、シートベルトが装着されているときにはステップ
15に進む。ステップ13では、チルト用位置センサー
(25)の状態を調べ、ステアリングホイール(I5)
が上端の退避位置にない場合にはステップ14に進み、
退避位置にある場合にはステップ1に戻る。ステップ1
4では、ステアリングホイール(15)が上方の退避位
置に移動する方向にチルト用モータ(24)を回転させ
、ステップ13に戻ってステアリングホイール(15)
が退避位置に達するまで同様の動作を繰り返す。゛ステ
ップ15では、チルト用位置センサー(25)の状態を
調べ、選択スイッチ(35)で選択された記憶領域に記
憶されている運転位置すなわち選択された運転位置にス
テアリングホイール(15)がないときにはステップ1
6に進み、運転位置にあるときにはステップ1に戻る。
ステップ16では、ステアリングホイール(15)が下
方の運転位置に移動する方向にチルト用モータ(24)
を回転させ、ステップ15に戻ってステアリングホイー
ル(15)が運転位置に達するまで同様の動作を繰り返
す。
次に、第4図を参照して、運転者が乗降するときの制御
装置の動作を説明する 運転者が乗車する前は、通常、エンジンおよび自動車は
停止状態、変速レバーはパーキング位置、サイドブレー
キは作動位置、シートベルトは解除状態、ステアリング
ホイール(15)は退避位置にあり、また、切り換えス
イッチ(28)はオートに切り換えられている。したが
って、プログラムはステップ1.2.3.5.10.1
1.12および13の順に進んでステップ1に戻り、チ
ルトステアリングの状態は変らず、ステアリングホイー
ル(15)は退避位置に停止したままである。なお、オ
ートマチック車でない場合または変速レバーがパーキン
グ位置にない場合でも、サイドブレーキが引かれていれ
ば、プログラムはステップ3からステップ4および5に
進むため、結果は同じである。
このような状態で、エンジンキーのみを車内にセットし
ても、プログラムの流れは変らず、ステアリングホイー
ル(15)は退避位置に停止したままである。したがっ
て、たとえば車外からアクセサリ−のみを使用するとき
などに、従来のようにステアリングホイール(15)が
運転位置に移動することがない。
また、運転者がドアを開けて自動車に乗り、再びドアを
閉めてエンジンキーをセットしても、プログラムの流れ
は変らず、ステアリングホイール(15)は退避位置に
停止したままである。
なお、切り換えスイッチ(28)がオートOFFに切り
換えられている場合は、プログラムはステップ10から
ステップ1に戻る。この場合は、運転者が乗車後に切り
換えスイッチ(2B)をオートに切り換える。また、運
転者は、乗車後、選択スイッチ(35)を自分に対応す
る番号に合わせる。
このような状態で、シートベルトを装着すると、次のよ
うに、ステアリングホイール(15)が選択された運転
位置に自動的に移動して停止する。すなわち、シートベ
ルトを装着すると、プログラムはステップ12からステ
ップ15に進み、運転位置にステアリングホイール(1
5)がくるまでステップ15および16を繰り返すこと
によりステアリングホイール(15)を下方に移動させ
たのち、ステップ1に戻ってチルト用モータ(24)を
停止させる。これにより、ステアリングホイール(15
)は選択された運転位置に停止し、プログラムはステッ
プ12からステップ15に進んでステップ1に戻る動作
を繰り返す。こののち、エンジンを回転させると、プロ
グラムはステップ11からステップ15に進むが、既に
ステアリングホイール(15)が運転位置に移動してい
るので、すぐにステップ1に戻る。そして、以後は、ス
テップ11からステップ15に進んでステップ1に戻る
動作を繰り返す。
シートベルトの装着より前にエンジンを回転させても、
次のように、ステアリングホイール(15)が選択され
た運転位置に自動的に移動して停止する。すなわち、エ
ンジンが回転すると、プログラムはステップ11からス
テップ15に進み、上記同様に、ステアリングホイール
(15)が運転位置に移動して停止し、以後は、ステ・
ンプ11からステップ15に進んでステップ1に戻る動
作を繰り返す。こののち、シートベルトを装着しても、
既にエンジンが回転しているので、プログラムの流れは
変らず、ステアリングホイール(15)は運転位置に停
止したままである。
ステアリングホイール(15)が運転位置に自動的に移
動したのち、必要があれば、チルトスイッチ(32)お
よびテレスコープスイッチ(31)を操作してチルト位
置およびテレスコープ位置を調整する。マニュアルによ
るチルト操作が終了すると、プログラムはステップ5か
らステップ6.7.8.9に進み、調整後のチルト位置
が選択スイッチ(35)により選択されている記憶領域
に記憶される。
上記のようにステアリングホイール(15)が運転位置
に自動的に移動し、必要に応じてステアリングホイール
(15)の位置を調整したならば、変速レバーをパーキ
ング位置以外の位置たとえばドライブ位置に切り換える
とともにサイドブレーキを戻す。これにより、プログラ
ムはステップ3からステップ4に進み、ステップ1に戻
るようになる。こののち、運転者は自動車を走行させる
。自動車が走行すると、走行信号が出るので、プログラ
ムはステップ1とステップ2を繰り返すようになる。し
たがって、自動車走行中に誤ってスイッチ類を操作して
もステアリングホイール(15)の位置が変化すること
はなく、安全な運転ができる。
運転者が自動車から降りる場合、まず、自動車が停止す
ると、車速信号が出なくなるので、プログラムはステッ
プ1.2.3および4の順に進んでステップ1に戻る動
作を繰返し、さらに変速レバーをパーキング位置に戻す
かシフトレバ−を引くと、ステップ3またはステップ4
からステップ5.10.11および15に順に進んでス
テップ1に戻る動作を繰返す。そして、エンジンを停止
させても、シートベルトを装着したままであれば、プロ
グラムはステップ11からステップ12および15に進
んでステップ1に戻る動作を繰返すだけで、ステアリン
グホイール(15)の位置は変らない。また、エンジン
キーを抜き取っても、プログラムの流れは変らない。し
たがって、たとえばガソリンスタンドでのキーの受は渡
しのときなど、運転者は運転席に留まりキーのみを車外
に出すような場合に、従来のようにステアリングホイー
ル(15)が退避位置に移動してしまうことがない。そ
して、エンジンを停止させてからシートベルトを外すこ
とにより、次のように、ステアリングホイール(15)
が自動的に退避位置に移動して停止する。
すなわち、シートベルトを外すと、プログラムはステッ
プ12からステップ13に進み、ステアリングホイール
(15)が退避位置にくるまでステップ13および14
を繰返すことによりステアリングホイール(15)を上
方に移動させたのち、ステップ1に戻ってチルト用モー
タ(24)を停止させる。これにより、ステアリングホ
イール(15)は退避位置に停止し、プログラムはステ
・ノブ12からステップ13に進んでステップ1に戻る
動作を繰り返す。
上記とは逆に、エンジンを停止させる前にシートベルト
を外しても、エンジンが回転しているので、プログラム
の流れは変らず、ステアリングホイール(15)は運転
位置に停止したままである。そして、シートベルトを外
してからエンジンを停止させることにより、次のように
、ステアリングホイール(15)が自動的に退避位置に
移動して停止する。すなわち、エンジンが停止すると、
プログラムはステップ11からステップ12に進むが、
既にシートベルトが外されているので、ステップ12か
らステップ13に進み、上記同様に、ステアリングホイ
ール(15)が退避位置に移動して停止し、以後は、ス
テップ12からステップ13に進んでステップ1に戻る
動作を繰り返す。
上記実施例では、選択スイッチ(35)が設けられてい
るので、3人までの運転者について、運転者ごとに最適
な運転位置を記憶させておけば、選択スイッチを切り換
えるだけで各運転者に最適の運転位置に自動的にステア
リングホイール(15)を移動させることができ、運転
者が変るたびにチルト位置を調整するような必要がない
しかしながら、選択スイッチ(35)はなくてもよく、
チルト位置が常に更新されて記taされるようにしても
よい。
なお、切り換えスイッチ(35)をオートONにした状
態でテレスコープスイッチ(31)、チルトスイッチ(
32)あるいは手動セットスイッチ(29)、手動はね
上げスイッチ(30)を操作した場合には、操作自体を
無効とする、切り換えスイッチ(25)を自動的にオー
トOFFとして手動操作し改めてオートONにするなど
の方法も考えられ、これらについては適宜の方法をとれ
ばよい。
発明の効果 この発明の装置によれば、上述のように、運転者の乗降
の意志に適確に反応してステアリングホイールが退避位
置または運転位置に移動し、きわめて使いやすいという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示し、第1図はチルトステア
リングの構成の1例を示す側面図、第2図は制御装置の
操作パネルの1例を示す正面図、第3図は制御装置の電
気的構成の1例を示す回路図、第4図は制御装置のマイ
クロコンピュータのプログラムの概略を示すフローチャ
ートである。 (15)・・・ステアリングホイール、(20)・・・
チルト駆動部、(42)・・・運転状態スイッチ、(4
3)・・・シートベルトスイッチ。 以上 特許出願人  本田技研工業株式会社 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ステアリングホイールを乗降の邪魔にならない退避位置
    と運転時の運転位置に自動的に移動させるステアリング
    ホイールの位置制御装置において、 エンジンが運転されていることを検知する手段と、 シートベルトの装着状態を検知する手段と、エンジンが
    運転されているときまたはシートベルトが装着されてい
    るときにステアリングホイールを運転位置に移動し、エ
    ンジンが運転されておらずかつシートベルトが解除され
    ているときにステアリングホイールを退避位置に移動さ
    せる手段とを備えているステアリングホイールの位置制
    御装置。
JP62100348A 1987-04-23 1987-04-23 ステアリングホイ−ルの位置制御装置 Pending JPS63265766A (ja)

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