JP2012129241A - 磁気部品および磁気部品の製造方法 - Google Patents

磁気部品および磁気部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】組立時間が短く、放熱性が優れた、小さな磁気部品を得る。
【解決手段】4面の壁部を有し開口の断面がロの字状の軟磁性体の枠コア(11a)と、両端が電極であるコイルが巻回された軟磁性体の巻心コア(11b)とを有する軟磁性コアと、上面が開放された金属ケース(14)とを備えた磁気部品(100)であって、枠コアは、金属ケースの内部に、枠コアの開口が上面となる向きに配置され、コイル(13)が巻回された巻芯コアは、枠コアの内部に配置され、金属ケース内部、枠コア内部、および巻芯コア外部に、ポッティング樹脂が充填されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、軟磁性コアにコイルを巻回した、インダクタンス特性を有する磁気部品および磁気部品の製造方法に関するものである。なお、本発明における磁気部品は、コイルを1種類としたリアクトル、およびコイルを2種類以上としたトランスの両方を含むものである。
従来の磁気部品では、ロの字状の枠コアと、枠コア内に配置された巻芯コアとで構成される。巻芯コアの軸方向の両端面と枠コアとの間には、磁気ギャップが形成され、巻芯コアの一端面および他端面が、コイルの一端面および他端面よりも突出している。このため、コイルでの渦電流による発熱が小さくなる(例えば、特許文献1参照)。
また、別の従来の磁気部品では、2つのE字状のコアを用い、コイルとコアを金属ケースに収納し、ポッティング樹脂を充填しているものがある。このため、取り扱いが容易であり、コイルとコアの冷却性能が高くなる(例えば、特許文献2参照)。
特許第4176755号公報 特開2010−80513号公報
しかしながら、従来技術には以下のような問題がある。
特許文献1では、巻芯コアが磁気部品の中央にあり、別体となっている。この結果、巻芯コアでの発熱が逃げにくく、巻芯コアおよび巻芯コアに巻回されたコイルの温度が高くなってしまう。そのため、巻芯コアの発熱を小さくするためには、巻芯コアを大きくする、あるいはコイルの巻数を多くする必要があり、磁気部品が大型化する問題がある。また、巻芯コアが別体であるため、巻芯コアを固定する必要があり、組立時に接着材などを用いる必要がある。
一方、特許文献2では、2つのE字状のコアにより磁気回路が形成されるため、2つのE字状のコアの相対位置が変わると、磁気ギャップが変わり、インダクタンス値が変わる。そのため、ポッティング樹脂の注型前に、2つのE字状のコアの位置をバネで固定している。すなわち、2つのE字状のコア同士を固定するために、弾性変形するバネを用いている。このため、金属ケースが大きくなり、磁気部品が大型化する問題がある。
また、バネを用いずに、2つのコアを接着材で固定する場合には、磁気部品が小さくなる。しかしながら、この場合には、接着剤をつけ熱硬化させ、再度コアとコイルを金属ケースに収納し、ポッティング樹脂を熱硬化する必要がある。このため、磁気部品の組み立てに多くの時間を要する結果となる。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであって、組立時間が短く、放熱性が優れ、従来と比較して小さな磁気部品および磁気部品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る磁気部品は、4面の壁部を有し開口の断面がロの字状の軟磁性体の枠コア、および両端が電極であるコイルが巻回された軟磁性体の巻心コアを有する軟磁性コアと、上面が開放された金属ケースとを備えた磁気部品であって、枠コアは、金属ケースの内部に、枠コアの開口が上面となる向きに配置され、コイルが巻回された巻芯コアは、枠コアの内部に配置され、金属ケース内部、枠コア内部、および巻芯コア外部に、ポッティング樹脂が充填されているものである。
また、本発明に係る磁気部品の製造方法は、4面の壁部を有し開口の断面がロの字状の軟磁性体の枠コア、および両端が電極であるコイルが巻回された軟磁性体の巻心コアを有する軟磁性コアと、上面が開放された金属ケースとを備えた磁気部品の製造方法であって、枠コアを、金属ケースの内部に、枠コアの開口が上面となる向きに配置する工程と、コイルが巻回された巻芯コアを、枠コアの内部に配置する工程と、金属ケース内部、枠コア内部、および巻芯コア外部に、ポッティング樹脂を充填する工程とを含むものである。
本発明の磁気部品および磁気部品の製造方法によれば、枠コアと巻芯コアにより磁気回路が形成され、総合磁気ギャップが変化しにくくインダクタンス値が変化しにくいため、ポッティング樹脂硬化前(注型前)に、枠コアと巻芯コアの固定のためのバネや接着材が必要なく、さらに、金属ケース内部、枠コア内部および、巻芯コア外部に、ポッティング樹脂が充填され硬化されていることで、巻芯コアと枠コアが固定されているため、組立時間が短く、放熱性が優れ、従来と比較して小さな磁気部品および磁気部品の製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1による磁気部品の上面図および正面図である。 本発明の実施の形態1による磁気部品の上面断面図、正面断面図、および側面断面図である。 本発明の実施の形態1による枠コアおよび巻芯コアの斜視図である。 本発明の実施の形態1による巻芯コア、ボビン、コイルの分解上面図である。 本発明の実施の形態1による巻芯コア、ボビン、コイルの組立上面図、組立正面図、および組立側面図である。 本発明の実施の形態1による金属ケースの斜視図である。 本発明の実施の形態1による巻芯コアおよび枠コアの上面図である。 E字状コアを2つ組み合わせた従来の磁気回路の上面図である。 本発明の実施の形態2による巻芯コアの上面図および正面図である。 本発明の実施の形態2による枠コアおよび巻芯コアの上面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、同一符号は同一、または相当部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1(a)は、本発明の実施の形態1による磁気部品100の構成を示す上面図であり、図1(b)は、磁気部品100の構成を示す正面図である。また、図2(a)は、本発明の実施の形態1による磁気部品100の上面断面図であり、図2(b)は、磁気部品100の正面断面図であり、図2(c)は、磁気部品100の側面断面図である。
図1(a)〜図2(c)において、磁気部品100は、軟磁性枠コア11aおよび軟磁性巻芯コア11bからなる軟磁性コア11と、ボビン12と、両端が電極であるコイル13と、金属ケース14と、伝熱絶縁シート15と、ポッティング樹脂(図示せず)を備えている。
本実施の形態1による磁気部品100は、両端が電極であるコイル13と、コイル電流の磁束を強める働きをする軟磁性コア11とを有し、インダクタンス特性を有する磁気部品である。このような磁気部品100は、半導体スイッチング素子を用いた電力変換装置などに用いられる。また、磁気部品100のコイル13を通電するリップル電流の主成分の周波数は、人間には聞こえにくい17kHz以上である。
金属ケース14の内部には、枠コア11aが配置され、さらに、枠コア11aの内部には、巻芯コア11b、ボビン12、コイル13が配置されている。また、金属ケース14の内部、枠コア11aの内部、巻芯コア11bの外部には、ポッティング樹脂が充填されている。
枠コア11aと巻芯コア11bは、磁気回路を形成し、コイル13により生じる磁束を強める機能がある。ボビン12は、コイル13と巻芯コア11bの位置決めを行う機能と、コイル13と巻芯コア11b間、およびコイル13と枠コア11a間の絶縁を保つ機能がある。
ポッティング樹脂は、枠コア11a、巻芯コア11b、ボビン12、コイル13を金属ケース14の内部で固定する機能がある。さらに、ポッティング樹脂は、フィラーが含まれており、熱伝導率が高く、枠コア11aと巻芯コア11bとコイル13における発熱を金属ケース14に伝熱し、冷却する機能がある。
ここで、枠コア11a、巻芯コア11b、ボビン12、コイル13は、金属ケース14に収納されているため、取り扱いが容易である。また、金属ケース14は、冷却器にグリスを介して接続され、発熱を有効に逃がし、磁気部品100を効率的に冷却することができる。なお、金属ケース14は、冷却器と一体の構成としてもよい。
次に、磁気部品100の構成の詳細について、図面を用いて以下に説明する。
図3(a)は、本発明の実施の形態1による枠コア11aを示す斜視図である。また、図3(b)は、本発明の実施の形態1による巻芯コア11bを示す斜視図である。枠コア11aは、軟磁性体である圧粉磁心あるいはフェライトで構成された箱型コアであり、4面の壁部11a1、11a2、11a3、11a4を有している。そして、4面の壁部の内の2面の壁部11a1、11a3が対向し、4面の壁部の内の残りの2面の壁部11a2、11a4も対向している。さらに、枠コア11aは、4面の壁部11a1〜11a4により、ロの字状の開口部を上下2箇所に有し、2箇所の開口部が貫通している。
一方、巻芯コア11bは、軟磁性体である圧粉磁心あるいはフェライトで構成された円柱コアである。
次に、図4は、本発明の実施の形態1による巻芯コア11b、ボビン12、コイル13の分解上面図である。また、図5(a)は、巻芯コア11b、ボビン12、コイル13の組立上面図であり、図5(b)は巻芯コア11b、ボビン12、コイル13の組立正面図であり、図5(c)は巻芯コア11b、ボビン12、コイル13の組立側面図である。
コイル13は、エナメル絶縁皮膜を有した導体を円周状に巻回したコイルであり、コイルの両端が電極であり、例えば、平角銅線をエッジワイズ状に丸巻きしたコイルである。
また、ボビン12は、ボビン12aとボビン12bの2つで構成される。ボビン12aとボビン12bの内部には、巻芯コア11bが配置され、ボビン12aとボビン12bの外部にはコイル13が配置される。巻芯コア11bは、2つのボビン12a、12bが組み合わせられることにより、ボビン12の内部に配置され、コイル13は、ボビン12に巻回される。
ボビン12a、12bは、その内部に面121を有している。そして、面121は、ボビン12a、12bが組み合わされたときに、それぞれ巻芯コアの両端面11b1、11b2に接触する。このため、巻芯コア11bのボビン12に対する位置決めがなされる。また、ボビン12a、12bは、その軸方向の両端に壁部125を有している。そして、壁部125は、巻回したコイル13の両端と接しており、これによりコイル13のボビン12に対する位置決めがなされる。
ボビン12は、樹脂である。そして、巻芯コア11bは、ボビン12により巻芯コア11bの両端面11b1、11b2以外の面が覆われているため、コイル13と巻芯コア11b間の絶縁を保つことができる。
ボビン12は、面121および壁部125を有するとともに、溝122とステー123と突起124とが設けられている。溝122は、ポッティング樹脂を流すための溝である。ポッティング樹脂は、溝122を伝わり、ボビン12と巻芯コア11bの間に充填される。
ステー123は、金属ケース14とボビン12を固定する機能があり、ボビン12は、ステー123を介して金属ケース14とネジなどで固定される。突起124は、枠コア11aと接触し、枠コア11aを金属ケース14の内部下面に押し付ける機能を有する。
図6は、本発明の実施の形態1による金属ケース14を示す斜視図である。金属ケース14は、上面が開放されたケースであり、例えば、アルミニウムのダイキャストである。金属ケース14の内部には、枠コア11aの開口が上面となる向きに、枠コア11aが配置される。さらに、金属ケース14の内部であり、枠コア11aの内部には、巻芯コア11bとボビン12とコイル13とが組み合わされた部品(図4参照)が配置される。
巻芯コア11bとボビン12とコイル13とが組み合わされた部品において、巻芯コア11bの一方の端面11b1は、枠コア11aの壁部11a1に対向し、巻芯コア11bの他方の端面11b2は、枠コア11aの壁部11a3に対向する向きに配置される。
枠コア11aは、金属ケース14の内部に配置され、金属ケース14の内部下面と面接触する。金属ケース14の内部下面には、ケース突起14bがあり、ケース突起14bは、枠コア11aの壁部の外側と接する。そのため、金属ケース14に対する枠コア11aの横方向の位置決めがなされる。
また、巻芯コア11bとボビン12とコイル13とが組み合わされた部品は、金属ケース14の内部で、枠コア11aの内部に配置される。ボビン12の壁部125は、枠コア11aの壁部の内壁と接する。このため、巻芯コア11bとボビン12とコイル13とが組み合わされた部品と、枠コア11aの横方向の位置決めがなされる。
このように、巻芯コア11bの軸方向の両端面11b1、11b2と、枠コア11aの壁部11a1、11a3の内面との間に、ボビン12が介在し、それぞれと接する。このため、巻芯コア11bと枠コア11aの位置決めがなされる。
また、コイル13の両端面と、枠コア11aの壁部11a1、11a3の内面との間には、ボビン12の壁部125が介在する。このため、コイル13と枠コア11aの絶縁が保たれる。
さらに、金属ケース14の内部下面には、ケース突起14aがあり、このケース突起14aは、コイル13の外周一部に沿った面14a1を有した形状である。ケース突起14aの面14a1には、面14a1よりも面積が大きい伝熱絶縁シート15が敷かれ、伝熱絶縁シート15のさらに上には、コイル13が面接触している(図1、図2参照)。
ボビン12のステー123は、金属ケース14の固定部141と固定され、コイル13は伝熱絶縁シート15を介してケース突起14aに押さえつけられ、面接触している。そのため、コイル13での発熱を効率的に金属ケース14に伝えることができる。
なお、コイル13が伝熱絶縁シート15を介してケース突起14aに押さえつけられているため、通電時の電磁力によるコイル13の振動が金属ケース14に伝わりやすくなる。しかしながら、リップル電流の主成分の周波数が17kHz以上のため、人間には聞こえにくく騒音の問題もない。また、ケース突起14aにより、金属ケース14とコイル13の位置決めがなされる。
枠コア11aは、金属ケース14の内部に配置され、金属ケース14の内部下面と面接触し、ボビン12の突起124により枠コア11aが金属ケース14の下面に押さえつけられる。このため、枠コア11aでの発熱を効率的に金属ケース14に伝えることができる。
なお、枠コア11aが金属ケース14の下面に押し付けられているため、通電時の磁歪や電磁力による枠コア11aの振動が金属ケースに伝わりやすくなる。しかしながら、これに対しても、リップル電流の主成分の周波数が17kHz以上のため、人間には聞こえにくく騒音の問題もない。
図7は、本発明の実施の形態1による枠コア11aと巻芯コア11bの上面図である。枠コア11aと巻芯コア11bにより磁気回路が形成されている。巻芯コア11bの端面11b1と枠コア11aの壁部11a1との間には、磁気ギャップG1が形成されている。同様に、巻芯コア11bの端面11b2と枠コア11aの壁部11a3との間には、磁気ギャップG2が形成されている。
このような磁気ギャップG1、G2により、軟磁性の枠コア11aと巻芯コア11bの磁気飽和を妨げ、また、インダクタンス値を調整することができる。磁気ギャップが所望よりも小さい場合には、磁気飽和しやすくなり、磁気ギャップが所望よりも大きい場合には、インダクタンス値が小さくなる。
ボビン12により、枠コア11aと巻芯コア11bは、位置決めがされている。このため、枠コア11aと巻芯コア11bの相対位置のばらつきは小さい。さらに、ロの字状の枠コア11aと巻芯コア11bを用いているため、枠コア11aと巻芯コア11bの相対位置が変化したとしても、磁気ギャップG1と磁気ギャップG2の合計である総合磁気ギャップは変化しない。この結果、磁気飽和のしやすさやインダクタンス値は、ほとんど変化しないこととなる。
すなわち、枠コア11aと巻芯コア11bの相対位置が変化し、磁気ギャップG1が大きくなっても磁気ギャップG2が小さくなり、逆に磁気ギャップG1が小さくなっても磁気ギャップG2が大きくなるため、総合磁気ギャップが変化しないためである。
ここで、本発明の磁気部品との比較のために、従来例であるE字状コアを2つ組み合わせた場合について説明する。図8は、E字状コアを2つ組み合わせた従来の磁気回路の上面図である。2つのE字状コア11d、11eの相対位置が変化すると、磁気ギャップG3が変化し、磁気飽和やインダクタンス値が変換する。
一例であるが、相対位置が0.2mm変化して磁気ギャップが大きくなると、インダクタンス値が20%低下する。また、逆に、相対位置が0.2mm変化して磁気ギャップが小さくなると、飽和しやすくなり、飽和するコイル電流が20%小さくなる。このため、従来例では、ポッティング樹脂を充填する前に、2つのE字状コア11d、11eを固定する必要があり、バネや接着剤が必要となる。
これに対して、本実施の形態1による磁気部品100は、金属ケース14の内部に枠コア11aを配置している。そして、金属ケース14の内部で枠コア11aの内部に、巻芯コア11bとボビン12とコイル13とが組み合わされた部品が配置されている。また、金属ケース14の内部、枠コア11aの内部、巻芯コア11bの外部には、ポッティング樹脂が充填され、硬化される。さらに、ボビン12には溝122があるため、ポッティング樹脂は、巻芯コア11bと枠コア11aの隙間である磁気ギャップにも充填され、硬化される。
このような構成を備えることで、枠コア11a、巻芯コア11b、ボビン12、コイル13が金属ケース14の内部に固定される。また、枠コア11aと巻芯コア11bの隙間である磁気ギャップにも、ポッティング樹脂が充填されることとなる。この結果、巻芯コア11bでの発熱が枠コア11aに伝わり、枠コア11aから金属ケース14に伝わるため、巻芯コア11bでの発熱を効率的に金属ケース14に伝えることができる。
以上のように、実施の形態1の磁気部品は、4面の壁部を有し開口の断面がロの字状の軟磁性体の枠コアおよび巻心コアで構成された軟磁性コア、コイル、ボビン、金属ケース、伝熱絶縁シート、ポッティング樹脂を備えている。
具体的には、ロの字状の枠コアと巻芯コアにより磁気回路が形成され、さらに、ボビンが巻芯コアの軸方向の両端面と枠コアの壁部の内面との間に介在している。このため、総合磁気ギャップが変化しにくく、インダクタンス値が変化しにくい構成とすることができる。この結果、ポッティング樹脂硬化前(注型前)において、枠コアと巻芯コアの固定のためのバネや接着材が必要なく、磁気部品が小型となり、組立時間を短くすることができる。
さらに、金属ケース内部、枠コア内部および、巻芯コア外部に、ポッティング樹脂が充填され、硬化されている。このため、巻芯コアと枠コアが固定され、コイルと巻芯コアと枠コアの冷却性能が優れ、磁気部品の温度が低くなり、信頼性を高めることができる。
さらに、金属ケースの内面下部のケース突起がコイル外周に沿った形状であり、コイルが伝熱絶縁シートを介してケース突起に面接触し、枠コアが金属ケースの内面下部に押さえられ面接触している。そして、巻芯コアと枠コアとの間にポッティング樹脂が充填される。このため、冷却性能をさらに高めることができる。
なお、上述した実施の形態1においては、コイル13を、円周状に巻回したコイルとしたが、多角形状に巻回したコイルでもよく、例えば、平角銅線をエッジワイズ状に角巻きしたコイルであってもよい。その場合、巻芯コア11bの形状は、円柱ではなく、コイル13の形状に沿った角柱となる。また、ボビン12や金属ケース14のケース突起14aの形状も、巻芯コア11b、コイル13、金属ケース14に沿った形状になる。
また、巻芯コア11bは、樹脂でコーディングされていてもよい。その場合、巻芯コア11bは、絶縁されているため、ボビン12が巻芯コア11bを覆う必要はない。この場合には、巻芯コア11bに直接コイル13が巻回されており、ボビン12は、コイル13の軸方向の両端面と枠コアの壁部の内面との間のみに介在していればよい。
また、上述した実施の形態1においては、コイルを1種類とした磁気部品であるリアクトルについて説明したが、ボビン12にコイルを2種類以上巻回したトランスであってもよく、同様の効果が得られる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、先の実施の形態1とは形状の異なる巻芯コア11cを用いる場合について説明する。図9(a)は、本発明の実施の形態2による巻芯コア11cを示す上面図であり、図9(b)は、巻芯コア11cを示す正面図である。
本実施の形態2による磁気部品では、先の実施の形態1による磁気部品に対して、巻芯コアの形状のみが異なり、他の構成は、先の実施の形態1と同様である。より具体的には、先の実施の形態1による巻芯コア11bの代わりに、図9に示すような巻芯コア11cを用いる。
巻芯コア11cは、円柱形状であり、巻芯コア11cの軸方向の両端面に、巻芯コア11cの軸方向の長さに対して十分短く、巻芯コア11cの断面に対して十分に小さな断面積の凸部11c1を有する。
図10は、本発明の実施の形態2による枠コア11aおよび巻芯コア11cの上面図である。巻芯コア11cの凸部11c1が枠コア11aの壁部11a1、11a3の内面に面接触して、磁気回路を形成している。凸部11c1の断面積は、巻芯コア11cよりも十分に小さいため、コイル13に電流を流したときに、凸部11c1のみが磁気飽和する。このため、凸部11c1は、先の実施の形態1で説明した磁気ギャップと同じ役割となる。
なお、具体的な数値としては、例えば、凸部11c1の断面積を、巻芯コア11cの断面積に対して1/5以下となるように形成することで、このような効果を得ることができる。
また、軟磁性コア11は、樹脂に比べると熱伝導率が高い。従って、凸部11c1が枠コア11aの壁部11a1、11a3の内面に面接触することにより、巻芯コア11cと枠コア11aの横方向の位置決めができるとともに、巻芯コア11cの発熱が凸部11c1を伝わり、枠コア11aに伝わる。この結果、巻芯コア11cの冷却性能を高めることができる。
以上のように、実施の形態2の磁気部品は、先の実施の形態1と同様に、4面の壁部を有し開口の断面がロの字状の軟磁性体の枠コアおよび巻心コアで構成された軟磁性コア、コイル、ボビン、金属ケース、伝熱絶縁シート、ポッティング樹脂を備えている。
具体的には、ロの字状の枠コアと巻芯コアにより磁気回路が形成され、さらに、巻芯コアの凸部が枠コアの壁部の内面と面接触している。このため、枠コアと巻芯コアが位置決めされ、インダクタンス値が変化しにくい構成とすることができる。この結果、ポッティング樹脂硬化前(注型前)において、枠コアと巻芯コアの固定のためのバネや接着材が必要なく、磁気部品が小型となり、組立時間を短くすることができる。
さらに、先の実施の形態1と同様に、金属ケース内部、枠コア内部および、巻芯コア外部に、ポッティング樹脂が充填され、硬化されている。このため、巻芯コアと枠コアが固定され、コイルと巻芯コアと枠コアの冷却性能が優れ、磁気部品の温度が低くなり、信頼性を高めることができる。
さらに、金属ケースの内面下部のケース突起がコイル外周に沿った形状であり、コイルが伝熱絶縁シートを介してケース突起に面接触し、枠コアが金属ケースの内面下部に押さえられ面接触している。そして、巻芯コアの凸部が枠コア11aの壁部の内面と面接触している。このため、冷却性能をさらに高めることができる。
なお、上述した実施の形態2においては、凸部11c1が巻芯コア11cの軸方向の両端面に設けられている場合について説明した。しかしながら、凸部11c1は、必ずしも巻芯コア11cの軸方向の両端面に設ける必要はない。片端面に凸部11c1を設け、もう一方の片端面を、先の実施の形態1と同様の磁気ギャップとした場合にも、同様の効果を得ることができる。
11 軟磁性コア、11a 枠コア(軟磁性枠コア)、11a1〜11a4 壁部、11b 巻芯コア(軟磁性巻芯コア)、11b1、11b2 端面、11c 巻芯コア(軟磁性巻芯コア)、11c1 凸部、12、12a、12b ボビン、121 面、122 溝、123 ステー、124 突起、125 壁部、13 コイル、14 金属ケース、14a、14b ケース突起、14a1 面、141 固定部、15 伝熱絶縁シート、100 磁気部品。

Claims (10)

  1. 4面の壁部を有し開口の断面がロの字状の軟磁性体の枠コアと、両端が電極であるコイルが巻回された軟磁性体の巻心コアとを有する軟磁性コアと、
    上面が開放された金属ケースと
    を備えた磁気部品であって、
    前記枠コアは、前記金属ケースの内部に、前記枠コアの前記開口が上面となる向きに配置され、
    前記コイルが巻回された前記巻芯コアは、前記枠コアの内部に配置され、
    前記金属ケース内部、前記枠コア内部、および前記巻芯コア外部に、ポッティング樹脂が充填されている
    ことを特徴とする磁気部品。
  2. 請求項1に記載の磁気部品において、
    前記巻芯コアの軸方向の両端面と、前記枠コアの前記4面の壁部のうち前記両端面と対向する2面の壁部の内面との間には、磁気ギャップが形成されており、
    前記磁気ギャップの間には、樹脂が充填されている
    ことを特徴とする磁気部品。
  3. 請求項1に記載の磁気部品において、
    前記巻芯コアの軸方向の両端面あるいは片端面に、前記巻芯コアの断面積に対して1/5以下の凸部が形成されており、
    前記巻芯コアに形成された前記凸部と前記枠コアとが面接触している
    ことを特徴とする磁気部品。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の磁気部品において、
    前記巻芯コアの軸方向の両端面と、前記枠コアの前記4面の壁部のうち前記巻芯コアの前記両端面と対向する2面の壁部の内面との間には、ボビンが介在している
    ことを特徴とする磁気部品。
  5. 請求項4に記載の磁気部品において、
    前記ボビンは、前記コイルの軸方向の両端面と、前記枠コアの前記4面の壁部のうち前記コイルの前記両端面と対向する2面の壁部の内面との間に介在している
    ことを特徴とする磁気部品。
  6. 請求項4または5に記載の磁気部品において、
    前記ボビンは、前記コイルと前記巻芯コアとの間に介在している
    ことを特徴とする磁気部品。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の磁気部品において、
    前記枠コアは、前記金属ケース内部下面に面接触している
    ことを特徴とする磁気部品。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の磁気部品において、
    前記金属ケースの内部下面の一部には、前記コイルの外周に沿う形状を有する突起が設けられており、
    前記金属ケースの前記突起と、前記コイルとは、絶縁シートを介して面接触している
    ことを特徴とする磁気部品。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の磁気部品において、
    前記コイルを通電するリップル電流の主成分の周波数は、17kHz以上である
    ことを特徴とする磁気部品。
  10. 4面の壁部を有し開口の断面がロの字状の軟磁性体の枠コアと、両端が電極であるコイルが巻回された軟磁性体の巻心コアとを有する軟磁性コアと、
    上面が開放された金属ケースと
    を備えた磁気部品の製造方法であって、
    前記枠コアを、前記金属ケースの内部に、前記枠コアの前記開口が上面となる向きに配置する工程と、
    前記コイルが巻回された前記巻芯コアを、前記枠コアの内部に配置する工程と、
    前記金属ケース内部、前記枠コア内部、および前記巻芯コア外部に、ポッティング樹脂を充填する工程と
    を含むことを特徴とする磁気部品の製造方法。
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