JP2012127480A - 樹脂製筒部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部に液体又は気体が流通する流通路10を備える。流通路10の両端には、液体又は気体が流入・流出する開口部10aを有す。第1分割体3及び第2分割体5は、互いに組み合わせた状態で当接接合される環状の板状フランジ31を有す。板状フランジ31の一部には、幅広な板状可撓性延出部31aが設けられている。
【選択図】図2
Description
《発明の実施形態1》
図1乃至図3は、本発明の実施形態1に係る樹脂製筒部材1を示す。該樹脂製筒部材1は、直線状の円筒パイプであり、内部に液体又は気体が流通する流通路10を備えていて、その長手方向両端には、液体又は気体が流入・流出する開口部10aが設けられている。
《実施形態1の変形例1》
図4は、本発明の実施形態1の変形例1を示す。この変形例1は、以下の点が上記で詳述した実施形態1と異なっている。すなわち、この変形例1では、分割ラインLの略中央部分に流通方向に沿って延びる部分が設定されていて、当該分割ラインLが側面視で段差状となっている。
《実施形態1の変形例2》
図5は、本発明の実施形態1の変形例2を示す。この変形例2は、以下の点が上記で詳述した実施形態1と異なっている。すなわち、この変形例2では、樹脂製筒部材1の長手方向略中央部分が上下に膨出している。
《発明の実施形態2》
図6乃至図8は、本発明の実施形態2を示す。この実施形態2では、樹脂製筒部材1の長手方向略中央部分が傾斜している点と、分割ラインLが上記各開口部10aを形成する2つの開口端縁を上記第2分割体5にのみ含むように設定されている点とが異なるだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分のみを詳細に説明する。
《実施形態2の変形例1》
図9は、本発明の実施形態2の変形例1を示す。この変形例1は、以下の点が上記で詳述した実施形態2と異なっている。すなわち、この変形例1では、上記接合部51a中央に略矩形状の凹部51bが形成されていない。
《実施形態2の変形例2》
図10は、本発明の実施形態2の変形例2を示す。この変形例2は、以下の点が上記で詳述した実施形態2と異なっている。すなわち、この変形例1では、樹脂製筒部材1が側面視で階段形状をなしていて、当該部分に対応するように上記分割ラインLが階段形状をなしている。
《実施形態2の変形例3》
図11は、本発明の実施形態2の変形例3を示す。この変形例3は、以下の点が上記で詳述した実施形態2の変形例2と異なっている。すなわち、この変形例3では、変形例2のように、樹脂製筒部材1長手方向略中央の段差部分が水平方向に延びるのではなく、樹脂製筒部材1の長手方向の他方に行くにつれて上方に位置するように傾斜している。
《実施形態2の変形例4》
図12は、本発明の実施形態2の変形例4を示す。この変形例4は、以下の点が上記で詳述した実施形態2と異なっている。すなわち、この変形例4では、樹脂製筒部材1の水平部1cが、長手方向の他方に行くにつれて上方に位置するように傾斜している。
《実施形態2の変形例5》
図13は、本発明の実施形態2の変形例5を示す。この変形例5は、以下の点が上記で詳述した実施形態2と異なっている。すなわち、この変形例5では、傾斜部1aの一部のみが第1分割体3となるように分割ラインLが設定されている。
《実施形態2の変形例6》
図14は、本発明の実施形態2の変形例6を示す。この変形例6は、以下の点が上記で詳述した実施形態2と異なっている。すなわち、この変形例6では、樹脂製筒部材1が略くの字状に屈曲していて、分割ラインLが、当該屈曲部分を横切るように傾斜設定されている。
《実施形態2の変形例7》
図15は、本発明の実施形態2の変形例7を示す。この変形例7は、以下の点が上記で詳述した実施形態2と異なっている。すなわち、この変形例7では、樹脂製筒部材1の長手方向の他方が下向きに折れ曲がって略L字形状をなしていて、分割ラインLが、樹脂製筒部材1の長手方向一端寄りの上面から長手方向の他方に向かって下傾し、樹脂製筒部材1の下面寄りの位置から長手方向の他方に向かって水平に延びている。そして、上記可撓性延出部31a及び接合部51aは、樹脂製筒部材1の長手方向の一方にのみ設けられている。
《実施形態2の変形例8》
図16は、本発明の実施形態2の変形例8を示す。この変形例8は、以下の点が上記で詳述した実施形態2と異なっている。すなわち、この変形例8では、樹脂製筒部材1が直線状をなしていて、分割ラインLが、樹脂製筒部材1の長手方向一端寄りの上面から長手方向の他方に向かって下傾し、樹脂製筒部材1の上下略中央の位置から長手方向の他方に向かって水平に延び、樹脂製筒部材1の長手方向他端寄りの位置から長手方向の他方に向かって上傾して、樹脂製筒部材1の上面に達している。
《実施形態2の変形例9》
図17は、本発明の実施形態2の変形例9を示す。この変形例9は、以下の点が上記で詳述した実施形態2と異なっている。すなわち、この変形例9では、樹脂製筒部材1が側面視で逆U状をなしていて、分割ラインLが、側面視で樹脂製筒部材1の長手方向の一方の湾曲部1dから長手方向の他方の湾曲部1dまで略水平に延びている。
《発明の実施形態3》
図18は、本発明の実施形態3に係る樹脂製筒部材1を示していて、この実施形態3の樹脂製筒部材1は、車両内部のエンジンを循環するオイルを濾過する所謂オイルストレーナである。尚、実施形態3では、実施形態1と同一部分には同一の符号を付し、以下、異なる部分を詳細に説明する。
《実施形態3の変形例1》
図20は、本発明の実施形態3の変形例1を示す。この変形例1は、以下の点が上記で詳述した実施形態3と異なっている。すなわち、この変形例1では、本体部53の長手方向他端から中途部までの両側端縁に一対の側壁部55が設けられていて、上記本体部53の長手方向の一方にのみ幅広な可撓性板状部53aが設けられている。
《実施形態3の変形例2》
図21は、本発明の実施形態3の変形例2を示す。この変形例2は、以下の点が上記で詳述した実施形態3と異なっている。すなわち、この変形例2では、本体部53全てが板状をなしていて、本発明の可撓性部分53aを構成している。
《実施形態3の変形例3》
図22は、本発明の実施形態3の変形例3を示す。この変形例3は、以下の点が上記で詳述した実施形態3と異なっている。すなわち、この変形例3では、外周フレーム7aの長手方向の一方が下方に延出しておらず、また、本体部53の長手方向の一方及び他方に流通方向に沿って延びる凹部53bが形成されていて、上記湾曲部9aに対応する本体部53中途部が、板状をなし、本発明の可撓性部分53aを構成している。
《発明の実施形態4》
図23乃至図25は、本発明の実施形態4を示す。この実施形態4では、樹脂製筒部材1が平面視で湾曲している点と、実施形態3の樹脂製筒部材1の如き上下2つの分割体を組み合わせるのではなく、水平方向に分割された2つの分割体を組み合わせてなる点とが実施形態3と異なっているだけで、その他は実施形態3と同じであるため、以下、実施形態3と異なる部分のみを詳細に説明する。
3 第1分割体
5 第2分割体
5a、31c、51c 分割面
7 フィルタ
9a 湾曲部
10 流通路
10a 開口部
31a 可撓性延出部(可撓性部分)
31d フィルタ嵌合部
37a 流入孔(開口部)
53a 可撓性板状部(可撓性部分)
57a 流出孔(開口部)
L 分割ライン
Claims (7)
- 内部に液体又は気体が流通する流通路(10)を備え、液体又は気体が流入・流出する開口部(10a、37a、57a)を上記流通路(10)の両端に有する樹脂製筒部材であって、
互いに組み合わせた状態で当接接合される環状の分割面(5a、31c、51c)を少なくとも一方側に有する第1分割体(3)及び第2分割体(5)からなり、
上記第1分割体(3)及び第2分割体(5)の少なくとも一方の分割面(5a、31c、51c)の一部が、幅広な板状をなす可撓性部分(31a、53a)を構成していることを特徴とする樹脂製筒部材。 - 請求項1に記載の樹脂製筒部材であって、
分割ラインが、上記各開口部(10a、37a、57a)を形成する2つの開口端縁をそれぞれ第1分割体(3)側及び第2分割体(5)側に1つずつ含ませるように、且つ、上記流通路(10)内の液体又は気体の流通方向に対して傾斜設定され、
上記第1分割体(3)及び上記第2分割体(5)の少なくとも一方の分割面(5a、31c、51c)における可撓性部分(31a、53a)が、上記第1分割体(3)及び上記第2分割体(5)の少なくとも一方の先細形状部分に設けられていることを特徴とする樹脂製筒部材。 - 請求項1に記載の樹脂製筒部材であって、
分割ラインが、上記各開口部(10a、37a、57a)を形成する2つの開口端縁を上記第1分割体(3)及び第2分割体(5)のいずれか一方にのみ含むように設定されて、上記第1分割体(3)及び第2分割体(5)の各々の分割面(5a、31c、51c)が、上記第1分割体(3)及び第2分割体(5)のいずれか他方の流通方向両端側に先細形状を有するように略楕円状をなし、
上記第1分割体(3)及び上記第2分割体(5)のいずれか他方の分割面(5a、31c、51c)における可撓性部分(31a、53a)が、上記第1分割体(3)及び上記第2分割体(5)のいずれか他方における上記先細形状部分に設けられていることを特徴とする樹脂製筒部材。 - 請求項1に記載の樹脂製筒部材であって、
上記流通路(10)には、当該流通路(10)を通過する液体を濾過する板状フィルタ(7)が設けられていることを特徴とする樹脂製筒部材。 - 請求項4に記載の樹脂製筒部材であって、
分割ラインが、上記各開口部(10a、37a、57a)を形成する2つの開口端縁をそれぞれ第1分割体(3)側及び第2分割体(5)側に1つずつ含ませるように設定され、
上記フィルタ(7)は、上記第1分割体(3)及び第2分割体(5)の互いの分割面(5a、31c、51c)を合わせて両者間に一体に挟着されることを特徴とする樹脂製筒部材。 - 請求項4に記載の樹脂製筒部材であって、
分割ラインが、上記各開口部(10a、37a、57a)を形成する2つの開口端縁を上記第1分割体(3)及び第2分割体(5)のいずれか一方にのみ含むように設定されて、
上記第1分割体(3)及び第2分割体(5)のいずれか一方には、上記フィルタ(7)が分割面(5a、31c、51c)と交差するように、且つ、上記フィルタ(7)によって区切られる流通路(10)の上流側と下流側とに上記開口部(10a、37a、57a)が1つずつ位置するように上記フィルタ(7)周縁を嵌合可能なフィルタ嵌合部(31d)が設けられ、
上記第1分割体(3)及び第2分割体(5)のいずれか他方の分割面(5a、31c、51c)の一部が可撓性部分(31a、53a)を構成し、
該可撓性部分(31a、53a)が、分割面(5a、31c、51c)側の上記フィルタ(7)周縁に接していることを特徴とする樹脂製筒部材。 - 請求項5又は6に記載の樹脂製筒部材であって、
上記第1分割体(3)及び第2分割体(5)の少なくとも一方には、中途部に湾曲部(9a)が設けられ、
該湾曲部(9a)が、可撓性部分(31a、53a)を構成していることを特徴とする樹脂製筒部材。
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