JP2014185642A - オイルストレーナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケース2には、環状枠部材3を組み付けた状態で環状枠部材3に対面する環状張出部23が下端周縁から外側方に形成され、ケース2の下端周縁には、ケース2と環状枠部材3とを組み付けた状態で、環状枠部材3の流入孔30より内方に位置する環状突条部24が相手側に向かって一体に突設される。フィルタ4は、ケース2と環状枠部材3とを組み付けた状態で外周側が環状突条部24で押圧されることで環状突条部24の外周面及びその相手方の内周面の間に形成される隙間に入り込むよう段差状に折れ曲がり、折曲部分が環状突条部24の外周面とその相手方の内周面とで挟持されるとともに、折曲部分より外側領域が環状張出部23及び環状枠部材3に溶着される。
【選択図】図6
Description
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係るオイルストレーナ1を示す。該オイルストレーナ1は、図示しないが車両のエンジン下部のオイルパン内部に配置されてエンジンの潤滑経路の一部を構成するものであり、通過するオイルを濾過してゴミ等の不純物を取り除くようになっている。尚、図2、図5及び図6は、オイルストレーナ1の組付時の姿勢を考慮して、上下を逆さに記載している。
《発明の実施形態2》
図7乃至図9は、本発明の実施形態2に係るオイルストレーナ1の一部構造を示す。この実施形態2では、環状枠部材3の一部構造が実施形態1と異なっているだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分のみを詳細に説明する。
《発明の実施形態3》
図10及び図11は、本発明の実施形態3に係るオイルストレーナ1の一部構造を示す。この実施形態3では、ケース2の環状張出部23の一部構造と、環状枠部材3の一部構造とが実施形態2と異なっているだけで、その他は実施形態2と同じであるため、以下、実施形態2と異なる部分のみを詳細に説明する。
《発明の参考実施形態1》
図12は、本発明の参考実施形態1に係るオイルストレーナ1の一部構造を示す。この参考実施形態1では、上記環状枠部材3の流入孔30を覆うように上記フィルタ4が一体に形成されている点と、上記環状枠部材3をケース2に組み付けた状態で、上記環状突条部24が上記環状枠部材3に内側方から当接するように環状枠部材3側に向かって一体に突設されている点とが実施形態1と異なっているだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、詳細な説明は省略する。尚、図12は、実施形態1と同様に、オイルストレーナ1の組付時の姿勢を考慮して、上下を逆さに記載している。
《発明の実施形態4》
図13乃至図17は、本発明の実施形態4に係るオイルストレーナ1を示す。この実施形態4は、オイルストレーナ1の流入孔30周辺の形状が実施形態1と異なっている以外は実施形態1と同様であるので、実施形態1と同様の部分には同じ符号を付し、その他、異なる部分のみを詳細に説明する。尚、図14乃至図17は、実施形態1と同様に、オイルストレーナ1の組付時の姿勢を考慮して、上下を逆さに記載している。
《発明の実施形態5》
図18及び図19は、本発明の実施形態5に係るオイルストレーナ1を示す。この実施形態5は、組付部分の構造が実施形態1と異なっているだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分のみを詳細に説明する。
2 ケース
3 環状枠部材
4 フィルタ
5 空隙部
20 中空部
21 ケース本体
22 流出パイプ(流出孔形成部)
22a 流出孔
23 環状張出部
23a 第1溶着リブ
23b 第2溶着リブ
23c 位置決め用突起
24 環状突条部
26 突出部
30 流入孔
32 突出部
33 カバー部
34 環状突条部
35a 第1溶着リブ
35b 第2溶着リブ
35c 位置決め用突起
Claims (7)
- 下方に開放しオイルが通過する中空部(20)と、該中空部(20)に連通しオイルを当該中空部(20)から流出させる流出孔(22a)とを有する樹脂製ケース(2)と、
扁平な環状に形成され、上記中空部(20)にオイルを流入させる流入孔(30)を内部に有し、上記ケース(2)下端周縁に組み付けられる樹脂製環状枠部材(3)と、
上記流入孔(30)を覆い、該流入孔(30)から上記中空部(20)に流入するオイルを濾過するフィルタ(4)とを備え、
上記ケース(2)には、上記環状枠部材(3)を組み付けた状態で該環状枠部材(3)に対面する環状張出部(23)が下端周縁から外側方に張り出し形成され、
上記ケース(2)の下端周縁又は上記環状枠部材(3)の流入孔(30)内周縁には、上記ケース(2)と上記環状枠部材(3)とを組み付けた状態で、上記ケース(2)の下端周縁又は上記環状枠部材(3)の流入孔(30)内周縁より内方に位置する環状突条部(24,34)が相手方に向かって一体に突設され、
上記フィルタ(4)は、上記ケース(2)と環状枠部材(3)との間にセットされ、上記ケース(2)と環状枠部材(3)とを組み付けた状態で外周側が上記環状突条部(24,34)で押圧されることで上記環状突条部(24,34)の外周面及びその相手方の内周面の間に形成される隙間に入り込むよう段差状に折れ曲がり、当該折曲部分が上記環状突条部(24,34)の外周面とその相手方の内周面とで挟持されるとともに、上記折曲部分より外側領域が上記環状張出部(23)及び上記環状枠部材(3)の少なくとも一方に溶着されていることを特徴とするオイルストレーナ。 - 請求項1に記載のオイルストレーナであって、
上記ケース(2)の環状張出部(23)又は上記環状枠部材(3)には、第1溶着リブ(23a,35a)及び第2溶着リブ(23b,35b)が外周側から内周側に向かって並設され、
上記ケース(2)と環状枠部材(3)とを組み付けた状態で、上記環状枠部材(3)は、上記第1溶着リブ(23a,35a)により上記ケース(2)に溶着され、上記フィルタ(4)は、上記第2溶着リブ(23b,35b)により上記ケース(2)に溶着されていることを特徴とするオイルストレーナ。 - 請求項2に記載のオイルストレーナであって、
上記ケース(2)の環状張出部(23)又は上記環状枠部材(3)には、上記フィルタ(4)を上記ケース(2)と環状枠部材(3)との間にセットした状態で、上記フィルタ(4)の外周縁に近接又は当接する位置決め用突起(23c,35c)が複数突設されていることを特徴とするオイルストレーナ。 - 請求項3に記載のオイルストレーナであって、
上記ケース(2)の環状張出部(23)又は上記環状枠部材(3)には、上記ケース(2)と上記環状枠部材(3)とを組み付けた状態で、上記位置決め用突起(23c,35c)の先端側を覆うカバー部(33)が形成されていることを特徴とするオイルストレーナ。 - 請求項3又は4に記載のオイルストレーナであって、
上記位置決め用突起(33)は、上記第1溶着リブ(23a,35a)と第2溶着リブ(23b,35b)との間に突設されていることを特徴とするオイルストレーナ。 - 請求項1から5のいずれか1つに記載のオイルストレーナであって、
上記フィルタ(4)及び環状枠部材(3)は、側面視で中央が下方に位置するような略V字状をなしていることを特徴とするオイルストレーナ。 - 請求項1から6のいずれか1つに記載のオイルストレーナであって、
上記ケース(2)には、上記流出孔(22a)を形成する筒状の流出孔形成部(22)が設けられ、
該流出孔形成部(22)は、下端側がケース(2)内面から突出して上記フィルタ(4)に接近していることを特徴とするオイルストレーナ。
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