JP2012125295A - 装飾体の駆動装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 - Google Patents

装飾体の駆動装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 Download PDF

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Abstract

【課題】図柄表示装置を横断して配置された演出部材の左右端部を取付け枠体の左右に沿って設けたガイド部によって昇降自在に支持する場合に、他の可動役物のレイアウト、可動範囲の制限となったり、遊技機の厚み増大をもたらす原因となるガイドシャフトを設けることなく、演出部材の動作を安定させることができる両持ち構造の装飾体の駆動装置を提供する。
【解決手段】図柄表示装置6の前面外周縁を後面に添設させた状態で支持する取付け枠体60と、取付け枠体の前面に夫々配置された第1及び第2のガイド部71,72と、各ガイド部によって夫々両端部の被ガイド部31,32を進退自在に支持された装飾体30と、装飾体の他方の被ガイド部32をガイドする他方のガイド部72は、取付け枠体前面に形成されて、該他方の被ガイド部を進退自在にガイドするガイド溝72aである。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技盤に配置された図柄表示装置の前面に沿って装飾体を進退させることによって遊技進行上特徴的な演出効果を発揮させることができるようにした装飾体の駆動装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機においては、遊技盤の盤面に入賞口、風車、可変表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図り、遊技の進行中における入賞、その他の状況変化を契機として可動盤面部品を種々の方向に動作させることにより演出効果を高めている。
例えば、遊技盤に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞すると、遊技盤中の可変表示装置に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄が予め定めた大当たり図柄となった場合に大当たり状態となり、遊技者が大量の出球を獲得できるようになっている。このような遊技機では、遊技の興趣を高めるために様々な表示演出が行われる。
例えば、特許文献1には、遊技盤前面に昇降自在に配置した演出部材が、一定の遊技状態になると図柄表示装置の表示内容に連動して昇降動作する役物機構が開示されている。この役物機構は、モータ、ギヤ、回転板、アーム等から構成されている。
ところで、演出部材を図柄表示装置(液晶表示装置)の前面に沿って昇降させる場合には、昇降機構を構成するモータ、ギヤ、ガイドレール等を、図柄表示装置の周縁を支持する取り付け枠体の前面側に配置する必要がある。図柄表示装置は、取付け枠体の開口内に画面が位置するように取付け枠体の裏側から組み付けられて固定される。
図13は演出部材100の左右両端部に設けた被ガイド部101、102を、樹脂製の取付け枠体110の左右両端縁に沿って設けた縦方向へ延びるガイド部111、112によって昇降自在に支持する場合の従来構成を示す斜視図である。
取付け枠体110に設けた開口部113内には、取付け枠体の背面に添設されてビス固定された図柄表示装置130の画面131が配置されている。演出部材100は、左右両端部に設けた被ガイド部101、102をガイド部111、112によって案内されることによって昇降するように構成されている。また、画面131の前面に沿った所定の移動軌跡で可動役物140が進退自在に構成されている。
演出部材100は、左側のガイド部111に近接した取付け枠体前面に設けられた駆動機構120によって昇降駆動される。駆動機構120は、取付け枠体に固定されたモータ121と、モータにより駆動されるピニオンギヤ122と、左側の被ガイド部101に固定されてピニオンギヤと噛合して駆動力の伝達を受けるラックギヤ123と、からなる。左側のガイド部111は、板金製のベース111aを備え、ベース111aにはラックギヤ123を脱落不能、且つ昇降自在に支持するガイドレール111bが設けられている。
一方、右側のガイド部112は、取付け枠体の前面に固定されたガイドシャフト112aから構成されており、演出部材の右側の被ガイド部102はガイドシャフト112aに対して脱落不能、且つ昇降自在に係合した構成となっている。
しかし、遊技盤面に搭載するギミック、役物の数が著しく増大する傾向がある最近の遊技機にあっては、取付け枠体の前面にガイドシャフト112aを配置するスペースさえ確保できなくなることがある。この場合、演出部材100を左側のガイド部111だけによる片持ち支持構造にするとすれば、駆動機構の耐久性低下、演出部材の傾斜等による外観の悪化が早期に発生することとなる。特に、LED基板、その他の付加的な部品を演出部材に搭載することによって重量化する場合には、片持ち構造では対応し切れなくなる。
また、右側のガイド部112を構成するガイドシャフト112aは、取付け枠体前面から前方に1cm近く離間した位置にあるため、その離間距離の分だけ取付け枠体前面に対して演出部材の背面が前方に位置することとなり、これが遊技機全体の厚みを増大させる原因となる。また、可動役物140とガイドシャフト112aとの干渉を避けるために、可動役物140の背面とガイドシャフトとの間に十分な距離を確保する必要があり、これも遊技機全体の厚みを増大させる原因となる。また、遊技機の厚み増大を防止するために可動役物140の背面の前後位置をガイドシャフトと干渉する範囲内に設定するとすれば、可動役物の横方向可動範囲をガイドシャフトと干渉しない範囲に極限させざるを得なくなり、演出内容に制限が生じることとなる。
特開2007−7057公報
以上のように図柄表示装置を横断して配置された演出部材の左右端部を取付け枠体の左右に沿って設けたガイド部によって昇降自在に支持する場合には、他の搭載部品との関係によるレイアウト上の制限から、一方のガイド部にガイドシャフトを設けることができずに片持ち状態で支持せざるを得なくなることがあった。また、ガイドシャフトを設ける場合は、ガイドシャフトと干渉し得る移動軌跡を有した可動役物の可動範囲が制限を受けるという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、図柄表示装置を横断して配置された演出部材の左右端部を取付け枠体の左右に沿って設けたガイド部によって昇降自在に支持する場合に、他の可動役物のレイアウト、可動範囲の制限となったり、遊技機の厚み増大をもたらす原因となるガイドシャフトを設けることなく、演出部材の動作を安定させることができる両持ち構造の装飾体の駆動装置、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る装飾体の駆動装置は、図柄表示装置の画面を露出させる前部開口を備えた遊技盤の後面に組み付けられた時に前記前部開口と連通する後部開口を備え、且つ前記図柄表示装置の前面外周縁を後面に添設させた状態で支持する樹脂製の取付け枠体と、前記後部開口の対向する2つの端縁に沿った前記取付け枠体の前面に夫々設けられた第1のガイド部、及び第2のガイド部と、前記第1のガイド部、及び第2のガイド部によって夫々両端部の被ガイド部を進退自在に支持された装飾体と、該装飾体を進退駆動する駆動機構と、を備えた装飾体の駆動装置であって、前記駆動機構は、前記第1のガイド部、又は前記第2のガイド部の何れか一方側の前記取付け枠体前面に配置されて前記装飾体の一方の被ガイド部を進退駆動し、前記装飾体の他方の前記被ガイド部をガイドする他方の前記ガイド部は、前記取付け枠体前面に形成されて、該他方の被ガイド部を進退自在にガイドするガイド溝であることを特徴とする。
従来、このような装飾体の両端部を進退自在にガイドする場合には、他方の被ガイド部を取付け枠体前面に固定した別部材としての専用ガイドシャフトによって支持していたが、スペースの関係で専用ガイドシャフトを設置できない場合があった。本発明では、取付け枠体の前面に設けたガイド溝によって装飾体の他方の被ガイド部を進退自在にガイドするようにした。つまり、取付け枠体の背面は図柄表示装置の前面外周を支持するために利用する一方で、従来ガイド手段として利用されていなかった取付け枠体の前面を利用して装飾体の被ガイド部をガイドするようにしたので、格別の設置スペースを確保することなくガイド部を設けることができた。
請求項2の発明は、図柄表示装置の画面を露出させる前部開口を備えた遊技盤の後面に組み付けられた時に前記前部開口と連通する後部開口を備え、且つ前記図柄表示装置の前面外周縁を後面に添設させた状態で支持する樹脂製の取付け枠体と、前記後部開口の左右両端縁に沿った前記取付け枠体の前面に夫々設けられた左側ガイド部、及び右側ガイド部と、前記左側ガイド部、及び前記右側ガイド部によって左右両端部の被ガイド部を進退自在に支持された装飾体と、該装飾体を進退駆動する駆動機構と、を備えた装飾体の駆動装置であって、前記駆動機構は、前記左側ガイド部、又は前記右側ガイド部の何れか一方側の前記取付け枠体前面に配置されて前記装飾体の一方の被ガイド部を進退駆動し、他方の前記被ガイド部をガイドする他方の前記ガイド部は、前記取付け枠体前面に形成されて、該他方の被ガイド部に設けた転動部材を進退自在にガイドするガイド溝であることを特徴とする。
請求項3の発明では、前記ガイド溝は、前記取付け枠体前面に添設された薄板状のガイド部材に形成された溝であることを特徴とする。
取付け枠体前面を補強して耐久性を高めるために、ガイド部材を用いたものである。
請求項4の発明に係る遊技盤ユニットは、請求項1乃至3の何れか一項に記載の装飾体の駆動装置と、遊技盤と、を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明に係るパチンコ遊技機は、請求項4に記載の遊技盤ユニットを備えたことを特徴とする。
以上のように本発明では、取付け枠体の前面に設けたガイド溝によって装飾体の他方の被ガイド部を進退自在にガイドするようにした。つまり、取付け枠体の背面は図柄表示装置の前面外周を支持するために利用する一方で、従来ガイド手段として利用されていなかった取付け枠体の前面を利用して装飾体の被ガイド部をガイドするようにしたので、格別の設置スペースを確保することなくガイド部を設けることができた。このため、部品点数の増大によるコストアップ、組付け手数の増大という問題を解消できる。また、ガイド部の前方への突出長がほとんどないため、図柄表示装置前面に沿って進退する可動役物との干渉を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る装飾体の駆動装置を備えたパチンコ遊技機の一例を示した全体正面図である。 本発明の一実施形態に係る装飾体の駆動装置の構成を示す正面図である。 装飾体の駆動装置の構成を示す正面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る装飾体の駆動装置の分解斜視図である。 (a)及び(b)は第2のガイド部の一つの構成例を示す斜視図、及びX−X断面図であり、(c)は第2のガイド部を含む取付け枠体の要部構成を示す斜視図である。 (a)及び(b)は第2のガイド部の他の構成例を示す斜視図、及びX−X断面図である。 (a)及び(b)は第2のガイド部の他の構成例を示す斜視図、及びX−X断面図である。 (a)(b)は装飾体、及び可動役物の動作を示す正面図である。 (c)(d)は装飾体、及び可動役物の動作を示す正面図である。 (a)(b)は装飾体、及び可動役物の動作を示す正面側斜視図である。 (c)(d)は装飾体、及び可動役物の動作を示す正面側斜視図である。 (a)乃至(d)は装飾体、及び可動役物の動作を示す側部縦断面図である。 演出部材を取付け枠体のガイド部によって昇降自在に支持する場合の従来構成を示す斜視図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る装飾体の駆動装置を備えたパチンコ遊技機の一例を示した全体正面図である。
遊技盤1の前面側には、ガラス板を支持したガラス枠2が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤1の下部には遊技球を貯留する受け皿部3と、受け皿部内の遊技球を発射する発射レバー4が設けられている。また、受け皿部3の上面には遊技機用ボタンスイッチや、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン(何れも図示せず)が設けられている。
遊技盤1の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤1における遊技領域1aの周囲には、発射レバー4を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域1aの上部に案内したり、アウト口10に案内する外レールR1、及び内レールR2が設けられている。
遊技盤1のほぼ中央部に設けられた開口部(前部開口)1b内には、中央に開口部5aを有したセンター部材5が配置される。両開口部1b、5aは、連通状態にある。センター部材5の開口部5aの内部には図柄表示装置6が配置され、図柄表示装置6の画面の前方には装飾体30と可動役物50が配置されている。
図柄表示装置6は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態の時は、図示しない特別図柄画像が表示される。また、いわゆる特別遊技状態の時は、特別遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
センター部材5の背面側には装飾体30を進退自在に支持するガイド部を備えた取付け枠体60が配置されて、遊技盤1の背面に固定されている。取付け枠体60は、その開口部(後部開口)60a内に図柄表示装置の画面を露出させた状態で図柄表示装置を支持する手段であり、取付け枠体の背面に図柄表示装置の前面外周を添設させた状態でビス止めにより固定する。
センター部材5の下方には、図柄表示装置6の特別図柄を可変表示させるための可変入賞装置11が設けられている。また、センター部材5の右側には、図示しない普通図柄表示装置に表示される普通図柄を作動させるためのゲート12が設けられている。さらにセンター部材5の右下には、特別遊技状態の一つである大当たり状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞口13が設けられている。
可変入賞装置11は、図柄表示装置6を可変表示させるための左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップを備えて構成される。
また遊技盤1には普通入賞口14やアウト口10等が設けられていると共に、風車15や多数の遊技釘16が突設されている。遊技釘16は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
図示しない普通図柄表示装置に表示される普通図柄は、1個または複数個の図柄を変動表示可能であり、普通図柄始動口としてのゲート12が遊技球を検出することを条件に、その図柄が乱数制御等により所定時間可変して停止するようになっている。
図柄表示装置6に表示される特別図柄は、停止図柄が予め定められた図柄の組合せ、例えば同一図柄の組合せとなった場合に大当たり状態となるように構成されている。また特別図柄は可変入賞装置の電動式チューリップの開成動作により遊技球が誘導される下始動口(図示していない)において遊技球を検出することを条件に乱数制御等により表示がスクロールする等、所定の変動パターンで所定時間変動(可変)して図柄で停止するようになっている。その際、有効ライン上に2個の停止図柄が同一となった場合に、リーチ状態が発生し、このリーチ状態において、有効ライン上の最後の停止図柄が既に停止している2個の図柄と同一となった場合に大当たり状態が発生する。なお、特別図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等が使用可能である。
次に、図2は本発明の一実施形態に係る装飾体の駆動装置(装飾体、可動役物、及び取付け枠体)の構成を示す正面図であり、図3は装飾体の駆動装置の構成を示す正面斜視図であり、図4は本発明の一実施形態に係る装飾体の駆動装置の分解斜視図であり、図5(a)及び(b)は第2のガイド部の一つの構成例を示す斜視図、及びX−X断面図であり、図5(c)は第2のガイド部を含む取付け枠体の要部構成を示す斜視図であり、図6(a)及び(b)は第2のガイド部の他の構成例を示す斜視図、及びX−X断面図であり、図7(a)及び(b)は第2のガイド部の他の構成例を示す斜視図、及びX−X断面図であり、図8(a)(b)、及び図9(c)(d)は装飾体、及び可動役物の動作を示す正面図であり、図10(a)(b)、及び図11(c)(d)は装飾体、及び可動役物の動作を示す正面側斜視図であり、図12(a)乃至(d)は装飾体、及び可動役物の動作を示す側部縦断面図である。
本発明の装飾体の駆動装置Aの概略構成は、次の通りである。
即ち、装飾体の駆動装置Aは、図柄表示装置6の画面を露出させる前部開口1bを備えた遊技盤1の後面に組み付けられた時に前部開口1bと連通する後部開口60aを備え、且つ図柄表示装置6の前面外周縁を後面に添設させた状態で支持する樹脂製の取付け枠体60と、後部開口60aの対向する2つの端縁に沿った取付け枠体の前面61、62に夫々配置された第1のガイド部71、及び第2のガイド部72と、第1のガイド部71、及び第2のガイド部72によって夫々両端部の被ガイド部31、32を進退自在に支持された装飾体30と、装飾体を進退駆動する駆動機構80と、を備えている。
装飾体30は、遊技内容に登場するキャラクターのメガネを象ったものである。
駆動機構80は、第1のガイド部71、又は第2のガイド部72の何れか一方側の取付け枠体前面61、又は62に配置されて装飾体の一方の被ガイド部31、又は32を進退駆動する手段である。
装飾体の他方の被ガイド部31、又は32をガイドする他方のガイド部72、又は71は、取付け枠体前面に形成されて、他方の被ガイド部を進退自在にガイドするガイド溝である。
装飾体30が進退する方向は、上下方向、左右方向、斜め方向の何れであっても良いが、以下の実施形態では上下方向へ進退(昇降)する構成例について説明する。
即ち、図示した本実施形態に係る装飾体の駆動装置(装飾体の昇降装置)Aは、図柄表示装置6の画面を露出させる前部開口1bを備えた遊技盤1の後面に組み付けられた時に前部開口1bと連通する後部開口60aを備え、且つ図柄表示装置6の前面外周縁を後面に添設させた状態でビス固定する樹脂製の取付け枠体60と、後部開口60aの左右両端縁に沿った取付け枠体の前面に夫々設けられた左側ガイド部(第1のガイド部)71、及び右側ガイド部(第2のガイド部)72と、左側ガイド部71、及び右側ガイド部72によって左右両端部の被ガイド部31、32を昇降自在に支持された装飾体30と、装飾体を昇降駆動する駆動機構80と、を備えている。
駆動機構80は、左側ガイド部71、又は右側ガイド部72の何れか一方側の取付け枠体前面61、又は62に配置されて装飾体の一方の被ガイド部31、又は32を昇降駆動する手段である。本例では、駆動機構80は右側の取付け枠体前面61に配置されている。
他方の被ガイド部32、又は31をガイドする他方のガイド部72、又は71は、取付け枠体前面62、又は61に形成されて、他方の被ガイド部を昇降自在にガイドするガイド溝である。本例では、ガイド溝は右側の取付け枠体前面62に配置されている。
装飾体30は、左右両端部に設けた被ガイド部31、23を左右のガイド部71、72によって案内されることによって昇降するように構成されている。
また、図柄表示装置6の画面の前面に沿った所定の移動軌跡で可動役物50が進退自在に構成されている。
装飾体30は、左側のガイド部71に近接した取付け枠体前面61に設けられた駆動機構80によって昇降駆動される。駆動機構80は、取付け枠体に固定されたモータ81と、モータにより駆動されるピニオンギヤ82と、左側の被ガイド部31に固定されてピニオンギヤ82と噛合して駆動力の伝達を受けるラックギヤ84と、からなる。左側のガイド部71は、板金製のベース75を備え、ベース75にはラックギヤ84を脱落不能、且つ昇降自在に支持するガイドレール76が設けられている。
一方、右側のガイド部72は、取付け枠体の前面62に形成されたガイド溝72aから構成されている。ガイド溝72aは、樹脂製の前面62に形成してもよいし、本例のように金属製のガイド部材73にガイド溝72aを形成したものを前面62に固定することによって耐久性を高めても良い。装飾体の右側の被ガイド部32にはガイド溝内に嵌合して上下方向へガイドされるローラ35が回転自在に支持されている。
次に、図5(a)(b)(c)に基づいて装飾体の右側被ガイド部とガイド溝との係合構造の一例について説明する。
本例では、前面62に固定された細幅帯状のガイド部材73の前面に、縦に延びるガイド溝72aが形成されている。装飾体の右側の被ガイド部32にはローラ35を収容する貫通穴32aが形成されると共に、貫通穴32a内に差し渡された軸35aによってローラ(転動部材)35が回転自在に支持されている。ローラ35は固定された軸回りに回転するように構成してもよいし、軸とローラを一体化し、軸を被ガイド部によって回転自在に支持するように構成してもよい。
図示のようにローラ35がガイド溝72a内に嵌合して転動することにより、左側の被ガイド部32を安定してガイドすることができ、装飾体の昇降動作が安定する。
次に、図6(a)(b)は装飾体の右側被ガイド部とガイド溝との係合構造の他の例であり、ローラに代えてボールベアリング(転動部材)36を用いた点が特徴的である。
装飾体の右側の被ガイド部32にはボールベアリング36を回転自在且つ脱落不能に支持する空間32bが形成されており、この空間32b内にボールベアリングが回転自在に支持されている。ボールベアリングの一部が空間32bから外部に突出しており、この突出部がガイド溝72a内に係合することにより、装飾体の昇降動作を安定させる。
次に、図7(a)及び(b)は、装飾体の右側被ガイド部とガイド溝との係合構造の他の例であり、ガイド溝の構成に特徴を有している。
図5、図6の実施形態に係るガイド溝72aは、金属製ガイド部材73の前面に凹所を形成することによって形成されたものであるが、本例のガイド溝72aはガイド部材73の前面に上下に延びる二本の並行な突条72bを突設することによって形成されている。
更に、ローラ(転動部材)35は右側の被ガイド部32の端面に埋め込まれた軸35aによって回転自在に支持されている点も図5の実施形態と異なった点である。
このように本発明の装飾体の駆動装置にあっては、装飾体の被ガイド部32を昇降自在に案内する手段として取付け枠体の前面62、或いは前面62に固定した薄肉の金属製ガイド部材73に設けたガイド溝72aを用いているので、ガイド部72の前方への突出長を最小限に抑えることができる。このため、可動役物50との干渉を回避することが可能となり、可動役物の可動範囲をガイド部72の前方にまで拡張することができる。
次に、可動役物50は、遊技内容に登場するキャラクターの左右の手を象った手役物51、52と、各手役物を駆動する駆動機構を収容したベース部54と、を備えている。
手役物51、52は、図8(a)、図10(a)、図12(a)に示した起立姿勢と、図8(b)、図10(b)、図12(b)、図9(c)、図11(c)、図12(c)に示した交差姿勢と、図9(d)、図11(d)、図12(d)に示した退避姿勢との間で種々移動可能に構成されている。
右側の手役物52は図8(a)、図10(a)、図12(a)に示した起立姿勢において、右側のガイド部72の前方に移動するため、従来のようにガイド部をガイドシャフトにより構成した場合にはガイドシャフトと干渉する虞が高くなるが、本発明ではガイド部72が取付け枠体の前面62に形成した単なるガイド溝72a、或いは前面62に固定した薄肉のガイド部材73に形成したガイド溝72aであるため、手役物52と干渉する虞がないように両部材の位置関係、及び手役物の背面52aの前後方向位置を設定し易くなる。
図12(a)から明らかなように手役物52がガイド部72と干渉する前方に位置している時であっても、手役物の背面52aはガイド部72(金属部材73)と非干渉状態にある。このため、手役物の可動範囲をガイド部72の前方位置にまで拡大することができる。
また、ガイド部材73は単なる板金(薄板)で十分であるため、従来使用されていたガイドシャフトに比して部品コスト、組付け手数を低減することが可能となる。
このように本発明の装飾体の駆動装置にあっては、図柄表示装置の画面上を上下、左右、或いは斜め方向に移動するように構成された装飾体の両端部(被ガイド部31、32)を取付け枠体60の対向する前面に設けたガイド部71、72によって進退自在に支持する場合に、一方の被ガイド部32を前面62に設けたガイド溝72aによって直接ガイドするように構成したため、部品点数を低減して組付け手数、製造コスト低減を図ることができる。更に、ガイド溝72aは前面62からの突出量がゼロ、或いは少なくて済むため、他の可動役物52との干渉の虞がなくなり、可動役物の可動範囲をガイド部72の前方にまで延長することが可能となり、可動役物による演出内容の多様性を高めることができる。
なお、ガイド溝72aは、取付け枠体の前面62に直接形成してもよいし、金属薄板から成る補強手段(ガイド部材)によって補強してもよい。
従来、このような装飾体の両端部を進退自在にガイドする場合には、他方の被ガイド部を取付け枠体前面に固定した別部材としての専用ガイドシャフトによって支持していたが、スペースの関係で専用ガイドシャフトを設置できない場合があった。本発明では、取付け枠体の前面に設けたガイド溝によって装飾体の他方の被ガイド部を進退自在にガイドするようにした。つまり、取付け枠体の背面は図柄表示装置の前面外周を支持するために利用する一方で、従来ガイド手段として利用されていなかった取付け枠体の前面を利用して装飾体の被ガイド部をガイドするようにしたので、格別の設置スペースを確保することなくガイド部を設けることができた。
なお、上記実施形態では、装飾体が上下動する場合について説明したが、装飾体を移動させる方向は左右方向、斜め方向、その他の方向であってもよい。
また、パチンコ遊技機の詳細な構成については図示説明していないが、本願発明の技術的範囲中に、装飾体の駆動ユニットを搭載した遊技盤(遊技盤ユニット、)、及びこの遊技盤ユニットを搭載したパチンコ遊技機が含まれることに疑いがない。
1…遊技盤、1a…遊技領域、1b…前部開口、2…ガラス枠、3…皿部、4…発射レバー、5…センター部材、5a…開口部、10…アウト口、11…可変入賞装置、12…ゲート、13…大入賞口、14…普通入賞口、15…風車、16…遊技釘、30…装飾体、31…被ガイド部、32…被ガイド部、32a…貫通穴、32b…空間、35…ローラ、35a…軸、36…ボールベアリング、50…可動役物、51…手役物、52…手役物、52a…背面、54…ベース部、60…枠体、60a…後部開口、61…枠体前面、62…枠体前面、71…左側ガイド部、72…右側ガイド部、72a…ガイド溝、72b…突条、73…ガイド部材、75…ベース、76…ガイドレール、80…駆動機構、81…モータ、82…ピニオンギヤ、84…ラックギヤ

Claims (5)

  1. 図柄表示装置の画面を露出させる前部開口を備えた遊技盤の後面に組み付けられた時に前記前部開口と連通する後部開口を備え、且つ前記図柄表示装置の前面外周縁を後面に添設させた状態で支持する樹脂製の取付け枠体と、前記後部開口の対向する2つの端縁に沿った前記取付け枠体の前面に夫々設けられた第1のガイド部、及び第2のガイド部と、前記第1のガイド部、及び第2のガイド部によって夫々両端部の被ガイド部を進退自在に支持された装飾体と、該装飾体を進退駆動する駆動機構と、を備えた装飾体の駆動装置であって、
    前記駆動機構は、前記第1のガイド部、又は前記第2のガイド部の何れか一方側の前記取付け枠体前面に配置されて前記装飾体の一方の被ガイド部を進退駆動し、
    前記装飾体の他方の前記被ガイド部をガイドする他方の前記ガイド部は、前記取付け枠体前面に形成されて、該他方の被ガイド部を進退自在にガイドするガイド溝であることを特徴とする装飾体の駆動装置。
  2. 図柄表示装置の画面を露出させる前部開口を備えた遊技盤の後面に組み付けられた時に前記前部開口と連通する後部開口を備え、且つ前記図柄表示装置の前面外周縁を後面に添設させた状態で支持する樹脂製の取付け枠体と、前記後部開口の左右両端縁に沿った前記取付け枠体の前面に夫々設けられた左側ガイド部、及び右側ガイド部と、前記左側ガイド部、及び前記右側ガイド部によって左右両端部の被ガイド部を進退自在に支持された装飾体と、該装飾体を進退駆動する駆動機構と、を備えた装飾体の駆動装置であって、
    前記駆動機構は、前記左側ガイド部、又は前記右側ガイド部の何れか一方側の前記取付け枠体前面に配置されて前記装飾体の一方の被ガイド部を進退駆動し、
    他方の前記被ガイド部をガイドする他方の前記ガイド部は、前記取付け枠体前面に形成されて、該他方の被ガイド部に設けた転動部材を進退自在にガイドするガイド溝であることを特徴とする装飾体の駆動装置。
  3. 前記ガイド溝は、前記取付け枠体前面に添設された薄板状のガイド部材に形成された溝であることを特徴とする請求項1又は2に記載の装飾体の駆動装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の装飾体の駆動装置と、遊技盤と、を備えたことを特徴とする遊技盤ユニット。
  5. 請求項4に記載の遊技盤ユニットを備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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