JP2012125028A - 制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング電源に設けられたスイッチ素子を制御する制御回路であって、音鳴きの発生や、スイッチ素子にかかるストレスや、出力電圧に対するオーバーシュートの発生を抑制できる制御回路を提供すること。
【解決手段】制御回路2は、スイッチ素子のオン幅の上限値を大きくするソフトスタート制御を行う発振制御部16と、発振制御部16によりソフトスタート制御を行う時間を制御するソフトスタート期間制御部15と、を備える。ソフトスタート期間制御部15は、絶縁型スイッチング電源の動作モードをバーストモードからノーマルモードに切り替える際に、絶縁型スイッチング電源を起動する際と比べて、発振制御部16によりソフトスタート制御を行う時間を短くする。
【選択図】図3

Description

本発明は、スイッチング電源に設けられたスイッチ素子を制御する制御回路に関する。
従来より、スイッチング電源は、制御回路によりスイッチ素子をスイッチングさせることで、入力された電圧を所望の電圧に変換して出力する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示されている絶縁型スイッチング電源には、出力電圧により動作する負荷の状態に応じて、マイコンといった外部回路から所定の信号が入力される。この絶縁型スイッチング電源は、所定の信号に応じてノーマルモードとスタンバイモードとを切り替えて、軽負荷時における消費電力を低減する。
特開2008−206274号公報
スタンバイモードには、発振期間と発振停止期間との比率を調整して出力電圧を制御するバーストモードが存在する。ここで、ノーマルモードでは、出力電圧のフィードバック信号に対してスイッチ素子をリニアに制御するが、バーストモードでは、発振期間と発振停止期間とを切り替えるために、出力電圧のフィードバック信号に対してヒステリシス特性を有する制御に切り替える場合がある。この場合、発振期間と発振停止期間とを切り替える周波数が、可聴周波数帯に入ってしまい、音鳴きが発生してしまうことがある。そこで、バーストモードにおける音鳴きの対策として、例えば上述のスイッチ素子のドレイン電流を小さく制限することで、トランスの磁束変化率を抑える手法がある。
ところが、上述の手法のように、フィードバック信号に対する制御をノーマルモードとバーストモードとで切り替えるとともに、バーストモードにおける上述のスイッチ素子のドレイン電流を小さく制限すると、バーストモードからノーマルモードに切り替える際に、上述のスイッチ素子のオン幅が上限値にまで広がってしまい、音鳴きが発生したり、上述のスイッチ素子に過大なストレスがかかったり、出力電圧に過大なオーバーシュートが生じてしまったりするおそれがあった。
上述の課題に鑑み、本発明は、スイッチング電源に設けられたスイッチ素子を制御する制御回路であって、音鳴きの発生や、スイッチ素子にかかるストレスや、出力電圧に対するオーバーシュートの発生を抑制できる制御回路を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1) 本発明は、スイッチング電源(例えば、図1の絶縁型スイッチング電源1や後述の絶縁型スイッチング電源1Aに相当)に設けられたスイッチ素子(例えば、図1のスイッチ素子Q1に相当)をスイッチング制御し、入力電圧(例えば、後述の図1の入力端子INから入力される入力電圧に相当)から必要な出力電圧(例えば、図1の出力端子OUTから出力される出力電圧VOUTに相当)に変換制御して当該スイッチング電源から出力させる制御回路(例えば、図2の制御回路2や図6の制御回路2Aに相当)であって、前記スイッチング電源の動作モードを切り替える際に、時間が経過するに従って前記スイッチ素子のオン幅の上限値を大きくするソフトスタート制御を行うソフトスタート手段(例えば、図2の発振制御部16や図6の発振制御部16Aに相当)を備えることを特徴とする制御回路を提案している。
この発明によれば、制御回路にソフトスタート手段を設けた。そして、ソフトスタート手段により、スイッチング電源を起動する際と、スイッチング電源の動作モードを切り替える際と、において、スイッチ素子のオン幅の上限値を大きくするソフトスタート制御を行うこととした。このため、スイッチング電源の動作モードを切り替える際に、ソフトスタート制御が行われることになるので、音鳴きの発生や、スイッチ素子にかかるストレスや、出力電圧に対するオーバーシュートの発生を抑制することができる。
(2) 本発明は、(1)の制御回路について、前記スイッチング電源の動作モードを切り替える際とは、バーストモードからノーマルモードに切り替える際のことであることを特徴とする制御回路を提案している。
この発明によれば、上述のスイッチング電源の動作モードを切り替える際とは、バーストモードからノーマルモードに切り替える際のこととした。このため、バーストモードからノーマルモードに切り替える際において、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(3)本発明は、(1)または(2)の制御回路について、前記ソフトスタート手段は、前記ソフトスタート制御を、前記スイッチング電源を起動する際にも行い、前記スイッチング電源の動作モードを切り替える際に、前記スイッチング電源を起動する際と比べて、前記ソフトスタート手段により前記ソフトスタート制御を行う時間(例えば、スイッチング電源を起動する際における時間としては、図4の時刻t2〜t5の時間に相当し、スイッチング電源の動作モードを切り替える際における時間としては、図5の時刻t11〜t14の時間に相当)を短くするソフトスタート時間短縮手段(例えば、図2や図6のソフトスタート期間制御部15に相当)を備えることを特徴とする制御回路を提案している。
ここで、ソフトスタート制御により、時間が経過するに従ってスイッチ素子のオン幅の上限値を大きくすると、ソフトスタート制御を終了するまでは、スイッチング電源から取り出すことのできる負荷電力が制限される。このため、スイッチング電源の動作モードを切り替えた時点で大きな負荷電力を取り出そうとすると、出力電圧ディップが発生してしまう。そこで、出力電圧ディップを抑制するために、大きな負荷電力を取り出すタイミングと、スイッチング電源の動作モードを切り替えるタイミングと、をずらすといった対策が必要となる。ところが、この対策によれば、応答悪化を招くおそれがある。
そこで、本発明によれば、制御回路にソフトスタート時間短縮手段を設けた。そして、ソフトスタート時間短縮手段により、スイッチング電源の動作モードを切り替える際に、スイッチング電源を起動する際と比べて、ソフトスタート手段によりソフトスタート制御を行う時間を短くすることとした。このため、音鳴きの発生や、スイッチ素子にかかるストレスや、出力電圧に対するオーバーシュートの発生を上述のように抑制しつつ、出力電圧ディップを抑制でき、応答悪化を改善することができる。
(4) 本発明は、(3)の制御回路について、前記ソフトスタート手段は、前記スイッチ素子を流れる電流(例えば、図1のスイッチ素子Q1のドレイン電流に相当)と、予め定められた閾値電流(例えば、図2の閾値電圧源Vrefから出力される電圧に応じた電流に相当)と、を比較し、比較結果に応じて前記スイッチ素子のオン幅の上限値を設定する第1のオン幅上限値設定手段(例えば、図2の第1の制御部163と、閾値電圧源Vrefと、比較器CMP61と、フリップフロップFF61と、に相当)を備え、前記スイッチング電源の動作モードを切り替えた時点と、前記スイッチング電源を起動した時点とでは、前記閾値電流として第1の閾値電流を設定し、前記スイッチング電源の定常動作状態(例えば、図4中の時刻t5以降の状態や、図5の時刻t14以降の状態に相当)では、前記閾値電流として第2の閾値電流を設定し、前記ソフトスタート時間短縮手段は、前記スイッチング電源の動作モードを切り替える際には、前記スイッチング電源を起動する際と比べて、前記閾値電流として前記第1の閾値電流を設定してから前記第2の閾値電流を設定するまでの時間(例えば、スイッチング電源を起動する際における時間としては、図4の時刻t2〜t5の時間に相当し、スイッチング電源の動作モードを切り替える際における時間としては、図5の時刻t11〜t14の時間に相当)を短くすることを特徴とする制御回路を提案している。
この発明によれば、ソフトスタート手段に第1のオン幅上限値設定手段を設け、この第1のオン幅上限値設定手段により、スイッチ素子を流れる電流と、予め定められた閾値電流と、を比較し、比較結果に応じてスイッチ素子のオン幅の上限値を設定することとした。また、ソフトスタート手段により、スイッチング電源の動作モードを切り替えた時点と、スイッチング電源を起動した時点とでは、上述の閾値電流として第1の閾値電流を設定し、スイッチング電源の定常動作状態では、上述の閾値電流として第2の閾値電流を設定することとした。さらに、ソフトスタート時間短縮手段により、スイッチング電源の動作モードを切り替える際には、スイッチング電源を起動する際と比べて、上述の閾値電流として第1の閾値電流を設定してから第2の閾値電流を設定するまでの時間を短くすることとした。このため、スイッチング電源の動作モードを切り替える際には、スイッチング電源を起動する際と比べて早いタイミングで、スイッチ素子のオン幅の上限値が定常動作状態における上限値と等しくなる。したがって、スイッチング電源の動作モードを切り替える際に、スイッチング電源を起動する際と比べて短い時間で、ソフトスタート制御を行うことができるので、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(5) 本発明は、(3)または(4)の制御回路について、前記スイッチング電源の出力電圧に応じて、予め定められた特定点(例えば、図6の端子P2に相当)の電圧を変化させる第1の電圧制御手段(例えば、図1の出力電圧検出部3およびフォトトランジスタPT2に相当)を備え、前記ソフトスタート手段は、前記スイッチング電源の動作モードを切り替えた時点と、前記スイッチング電源を起動した時点とでは、前記特定点の電圧について第1の電圧を上限として制限し、前記スイッチング電源の定常動作状態では、前記特定点の電圧について第2の電圧を上限として制限する第2の電圧制御手段(例えば、図6の第2の制御部164と、制御電圧源VDDと、電流源S61と、に相当)と、前記特定点の電圧に応じて前記スイッチ素子のオン幅の上限値を設定する第2のオン幅上限値設定手段(例えば、図6のオン幅制御部162に相当)と、を備え、前記ソフトスタート時間短縮手段は、前記スイッチング電源の動作モードを切り替える際には、前記スイッチング電源を起動する際と比べて、前記第2の電圧制御手段により前記特定点の電圧について前記第1の電圧を上限として制限してから前記第2の電圧を上限として制限するまでの時間(例えば、スイッチング電源を起動する際における時間としては、図4の時刻t2〜t5の時間に相当し、スイッチング電源の動作モードを切り替える際における時間としては、図5の時刻t11〜t14の時間に相当)を短くすることを特徴とする制御回路を提案している。
この発明によれば、ソフトスタート手段に、第2の電圧制御手段および第2のオン幅上限値設定手段を設けた。そして、第2の電圧制御手段により、スイッチング電源の動作モードを切り替えた時点と、スイッチング電源を起動した時点とでは、特定点の電圧について第1の電圧を上限として制限し、スイッチング電源の定常動作状態では、特定点の電圧について第2の電圧を上限として制限することとした。また、第2のオン幅上限値設定手段により、特定点の電圧に応じてスイッチ素子のオン幅の上限値を設定することとした。さらに、ソフトスタート時間短縮手段により、スイッチング電源の動作モードを切り替える際には、スイッチング電源を起動する際と比べて、第2の電圧制御手段により特定点の電圧について第1の電圧を上限として制限してから第2の電圧を上限として制限するまでの時間を短くすることとした。このため、スイッチング電源の動作モードを切り替える際には、スイッチング電源を起動する際と比べて早いタイミングで、スイッチ素子のオン幅の上限値が定常動作状態における上限値と等しくなる。したがって、スイッチング電源の動作モードを切り替える際に、スイッチング電源を起動する際と比べて短い時間で、ソフトスタート制御を行うことができるので、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、音鳴きの発生や、スイッチ素子にかかるストレスや、出力電圧に対するオーバーシュートの発生を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る絶縁型スイッチング電源の回路図である。 前記絶縁型スイッチング電源が備える制御回路の回路図である。 前記制御回路が備えるソフトスタート期間制御部の回路図である。 起動時における前記絶縁型スイッチング電源のタイミングチャートである。 バーストモードからノーマルモードに切り替える際における前記絶縁型スイッチング電源のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る絶縁型スイッチング電源が備える制御回路の回路図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1実施形態>
[絶縁型スイッチング電源1の構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る絶縁型スイッチング電源1の回路図である。絶縁型スイッチング電源1は、トランスTと、制御回路2と、出力電圧検出部3と、モード切替信号生成部4と、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q1と、キャパシタC1〜C4と、ダイオードD1、D2と、フォトトランジスタPT1、PT2と、抵抗R1、R2と、を備える。
まず、トランスTの1次側の構成について説明する。制御回路2には、P1〜P7の7つの端子が設けられている。端子P3には、基準電位源に接続された端子GND1が接続されるとともに、キャパシタC1を介して入力端子INが接続される。
端子P1には、フォトトランジスタPT1を介して、端子P3が接続される。フォトトランジスタPT1は、モード切替信号生成部4から出力される信号に応じてオンオフする。このモード切替信号生成部4は、絶縁型スイッチング電源1をノーマルモードで動作させる場合には、モード切替信号をフォトトランジスタPT1に出力して、フォトトランジスタPT1をオン状態にする。一方、絶縁型スイッチング電源1をスタンバイモードで動作させる場合には、モード切替信号の出力を停止して、フォトトランジスタPT1をオフ状態にする。
端子P2には、抵抗R2を介して端子P3が接続される。抵抗R2には、フォトトランジスタPT2が並列接続される。出力端子OUTから出力される電圧を出力電圧VOUTとすると、フォトトランジスタPT2は、出力電圧検出部3から出力される信号に応じて、端子P2の電圧が出力電圧VOUTに応じた電圧となるように、活性的にオンオフする。出力電圧検出部3は、出力電圧VOUTが出力設定電圧以上である場合には、フォトトランジスタPT2を活性オン状態とし、出力電圧VOUTが高くなるに従って活性オン状態におけるフォトトランジスタPT2のインピーダンスを低下させる。これによれば、出力電圧VOUTが出力設定電圧以上である場合には、端子P2の電圧は、出力電圧VOUTに応じて変化する電圧、より具体的には出力電圧VOUTが高くなるに従って低くなる電圧となる。一方、出力電圧VOUTが出力設定電圧未満である場合には、フォトトランジスタPT2をオフ状態にする。
端子P4には、キャパシタC3を介して端子P3が接続されるとともに、ダイオードD1のカソードが接続される。ダイオードD1のアノードには、トランスTの制御巻線T2の他端が接続され、制御巻線T2の一端には、端子P3が接続される。
端子P5には、入力端子INが接続される。この入力端子INには、トランスTの1次巻線T1の一端も接続される。1次巻線T1の他端には、キャパシタC2および抵抗R1を介して、端子P3が接続される。また、1次巻線T1の他端には、スイッチ素子Q1のドレインも接続される。スイッチ素子Q1のソースには、端子P7が接続されるとともに、抵抗R1を介して端子P3が接続される。スイッチ素子Q1のゲートには、端子P6が接続される。
次に、トランスTの2次側の構成について説明する。トランスTの2次巻線T3の一端には、基準電位源に接続された端子GND2が接続される。2次巻線T3の他端には、ダイオードD2のアノードが接続され、ダイオードD2のカソードには、出力端子OUTが接続されるとともに、キャパシタC4を介して端子GND2が接続される。出力端子OUTには、端子GND2に接続された出力電圧検出部3が接続される。
[絶縁型スイッチング電源1の動作]
以上の構成を備える絶縁型スイッチング電源1は、制御回路2により、スイッチ素子Q1をスイッチング制御し、入力端子INから入力される入力電圧を必要な出力電圧VOUTに変換制御して、この出力電圧VOUTを出力端子OUTから出力する。
また、絶縁型スイッチング電源1は、モード切替信号に応じて変化する端子P1の電圧と、出力電圧VOUTに応じて変化する端子P2の電圧と、スイッチ素子Q1のドレイン電流に応じて変化する端子P7の電圧と、に基づいて、制御回路2によりスイッチ素子Q1をノーマルモードまたはバーストモードでスイッチング制御する。
さらに、絶縁型スイッチング電源1は、制御回路2により、起動時と、バーストモードからノーマルモードに切り替える際とにおいて、時間が経過するに従ってスイッチ素子Q1のオン幅の上限値を大きくするソフトスタート制御を行う。そして、バーストモードからノーマルモードに切り替える際には、起動時と比べて、ソフトスタート制御を行う時間を短くする。
[制御回路2の構成]
図2は、制御回路2の回路図である。制御回路2は、起動回路部11、低電圧誤動作防止回路部12、定電流供給部13、端子電圧検出部14、ソフトスタート期間制御部15、発振制御部16、発振停止制御部17、制御電圧生成部18、およびラッチ保護回路部19を備える。
[起動回路部11]
起動回路部11は、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q11、Q12と、抵抗R11、R12と、を備える。
スイッチ素子Q11のソースには、接点A1が接続され、スイッチ素子Q11のドレインには、抵抗R11を介して接点A2が接続される。スイッチ素子Q11のゲートには、抵抗R12を介して接点A2が接続されるとともに、スイッチ素子Q12のドレインが接続される。スイッチ素子Q12のゲートには、接点A3が接続され、スイッチ素子Q12のソースには、基準電位源GNDが接続される。
[低電圧誤動作防止回路部12]
低電圧誤動作防止回路部12は、比較器CMP21と、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q21と、抵抗R21〜R23と、を備える。
抵抗R21と抵抗R22とは直列接続され、これら直列接続された抵抗R21、R22を介して、制御電圧源VDDと基準電位源GNDとが接続される。制御電圧源VDDからは、後述するように、制御電圧生成部18から出力される電圧が供給される。抵抗R22には、抵抗R23とスイッチ素子Q21とを直列接続したものが、並列接続される。具体的には、抵抗R22の一端には、抵抗R23を介してスイッチ素子Q21のドレインが接続され、スイッチ素子Q21のソースには、抵抗R22の他端が接続される。スイッチ素子Q21のゲートには、接点B3が接続される。また、抵抗R22の一端には、比較器CMP21の反転入力端子も接続される。比較器CMP21の非反転入力端子には、接点B1が接続され、比較器CMP21の出力端子には、接点B2が接続される。
[定電流供給部13]
定電流供給部13は、電流源S31を備える。
電流源S31の入力端子には、制御電圧源VDDが接続され、電流源S31の出力端子には、接点C1が接続される。
[端子電圧検出部14]
端子電圧検出部14は、インバータINV41、INV42を備える。
インバータINV41の入力端子には、接点D1が接続され、インバータINV41の出力端子には、接点D2と、インバータINV42の入力端子と、が接続される。インバータINV42の出力端子には、接点D3が接続される。
[発振制御部16]
発振制御部16は、オントリガ発生部161と、オン幅制御部162と、第1の制御部163と、NANDゲートで構成されるフリップフロップFF61と、インバータINV61と、否定論理積NAND61、NAND62と、電流源S61と、比較器CMP61と、閾値電圧源Vrefと、を備える。
第1の制御部163は、接点F5に接続され、閾値電圧源Vrefに制御信号を供給する。
閾値電圧源Vrefの負極には、基準電位源GNDが接続され、閾値電圧源Vrefの正極には、比較器CMP61の非反転入力端子が接続される。比較器CMP61の反転入力端子には、接点F6が接続され、比較器CMP61の出力端子には、フリップフロップFF61の第3のリセット端子が接続される。
電流源S61の入力端子には、制御電圧源VDDが接続され、電流源S61の出力端子には、接点F7が接続される。この接点F7には、オン幅制御部162も接続される。オン幅制御部162には、否定論理積NAND61の2つの入力端子のうち他方も接続される。否定論理積NAND61の2つの入力端子のうち一方には、接点F4が接続され、否定論理積NAND61の出力端子には、フリップフロップFF61の第2のリセット端子が接続される。
フリップフロップFF61の第1のリセット端子には、接点F3が接続され、フリップフロップFF61のセット端子には、オントリガ発生部161が接続される。否定論理積NAND62の3つの入力端子には、それぞれ、接点F1、F2、およびフリップフロップFF61の出力端子が接続される。否定論理積NAND62の出力端子には、インバータINV61の入力端子が接続され、インバータINV61の出力端子には、接点F8が接続される。
[発振停止制御部17]
発振停止制御部17は、スタンバイ制御部171と、スタンバイ時電流制限部172と、否定論理積NAND71、NAND72と、論理積AND71と、を備える。
論理積AND71の出力端子には、接点G3が接続され、論理積AND71の2つの入力端子には、否定論理積NAND71の出力端子と、否定論理積NAND72の出力端子と、が接続される。否定論理積NAND71の2つの入力端子には、接点G1と、接点G2に接続されたスタンバイ制御部171と、が接続される。否定論理積NAND72の2つの入力端子には、接点G1と、スタンバイ時電流制限部172と、が接続される。
[ソフトスタート期間制御部15]
図3は、ソフトスタート期間制御部15の回路図である。ソフトスタート期間制御部15は、クロック生成部151と、分周器152〜157と、NANDゲートで構成されるフリップフロップFF51、FF52と、論理積AND51〜AND54と、否定論理積NAND51〜NAND55と、インバータINV51〜INV53と、を備える。
クロック生成部151のリセット端子と、分周器152〜157のそれぞれのリセット端子と、フリップフロップFF52のリセット端子とには、制御信号resetが印加される。この制御信号resetは、論理積AND51から出力される。クロック生成部151と分周器152〜155とは直列接続され、分周器156、157は直列接続される。
論理積AND51の2つの入力端子のうち一方と、否定論理積NAND51の2つの入力端子のうち他方と、フリップフロップFF51のリセット端子とには、制御信号VCC_UVLOが印加される。この制御信号VCC_UVLOは、図2の比較器CMP21から出力される。
否定論理積NAND51の2つの入力端子のうち一方には、制御信号standbyが印加される。この制御信号standbyは、図2のインバータINV42から出力される。
否定論理積NAND51の出力端子には、論理積AND51の2つの入力端子のうち他方と、フリップフロップFF51のセット端子と、が接続される。フリップフロップFF51の出力端子には、否定論理積NAND52の2つの入力端子のうち他方が接続され、フリップフロップFF51の反転出力端子には、否定論理積NAND53の2つの入力端子のうち一方が接続される。否定論理積NAND52の2つの入力端子のうち一方には、クロック生成部151の出力端子が接続され、否定論理積NAND53の2つの入力端子のうち他方には、分周器155の出力端子が接続される。
否定論理積NAND52、NAND53のそれぞれの出力端子には、否定論理積NAND54の2つの入力端子のそれぞれが接続され、否定論理積NAND54の出力端子には、分周器156の入力端子が接続される。
論理積AND52の3つの入力端子には、それぞれ、インバータINV51の出力端子と、分周器157の出力端子と、インバータINV53の出力端子と、が接続される。以降では、論理積AND52から出力される信号を、制御信号SS3と呼ぶこととする。
論理積AND53の3つの入力端子には、それぞれ、分周器156の出力端子と、インバータINV52の出力端子と、インバータINV53の出力端子と、が接続される。以降では、論理積AND53から出力される信号を、制御信号SS2と呼ぶこととする。
論理積AND54の3つの入力端子には、それぞれ、インバータINV51の出力端子と、インバータINV52の出力端子と、インバータINV53の出力端子と、が接続される。以降では、論理積AND54から出力される信号を、制御信号SS1と呼ぶこととする。
インバータINV51の入力端子と、否定論理積NAND55の2つの入力端子のうち一方とには、分周器156の出力端子が接続される。インバータINV52の入力端子と、否定論理積NAND55の2つの入力端子のうち他方とには、分周器157の出力端子が接続される。否定論理積NAND55の出力端子には、フリップフロップFF52のセット端子が接続され、フリップフロップFF52の出力端子には、インバータINV53の入力端子が接続される。以降では、フリップフロップFF52の出力端子から出力される信号を、制御信号SS4と呼ぶこととする。
以上の構成を備える制御回路2の動作について、図4、5を用いて以下に説明する。
[起動時における制御回路2の動作]
図4は、起動時における絶縁型スイッチング電源1のタイミングチャートである。VP4は、端子P4の電圧を示し、VVCC_UVLOは、図2の制御信号VCC_UVLOの電圧を示す。Vstandbyは、図2の制御信号standbyの電圧を示し、Vresetは、図3の制御信号resetの電圧を示す。VGSQ1は、図1のスイッチ素子Q1のゲート−ソース間電圧を示し、IDQ1は、スイッチ素子Q1のドレイン電流を示す。また、VHは、Hレベル電圧を示し、VLは、Lレベル電圧を示す。
時刻t1以前の期間において、絶縁型スイッチング電源1は停止している。このため、端子P4の電圧VP4と、電圧VVCC_UVLOと、電圧Vstandbyと、電圧Vresetと、電圧VGSQ1と、電流IDQ1と、出力電圧VOUTとは、「0」である。
時刻t1において、絶縁型スイッチング電源1を起動させる。絶縁型スイッチング電源1の起動時においては、比較器CMP21がLレベル電圧を出力するので、電圧VVCC_UVLOは、VLのままである。
ここで、制御信号VCC_UVLOは、接点B2および接点A3を介してスイッチ素子Q12のゲートに印加される。このため、時刻t1において、スイッチ素子Q12がオフ状態となり、スイッチ素子Q11のゲートに、抵抗R12、接点A2、および端子P5を介して、図1の入力端子INから入力電圧が印加され、スイッチ素子Q11がオン状態となる。すると、入力端子INと図1のキャパシタC3とが、端子P5、接点A2、抵抗R11、オン状態のスイッチ素子Q11、接点A1、および端子P4を介して導通する。これによれば、起動回路部11が動作して、キャパシタC3が起動回路部11により充電される。したがって、キャパシタC3に接続された端子P4の電圧VP4は、時間が経過するに従って上昇し、時刻t2では、後述の第1の閾値電圧Vth1に等しくなる。
また、制御信号VCC_UVLOは、接点B2および接点B3を介して、スイッチ素子Q21のゲートに印加される。このため、時刻t1において、スイッチ素子Q21がオフ状態となる。すると、抵抗R21と抵抗R22とで制御電圧源VDDの電圧を分圧したものが、比較器CMP21の反転入力端子に印加される。これによれば、比較器CMP21で用いられる閾値電圧は、第1の閾値電圧Vth1に固定されることとなる。
また、制御信号VCC_UVLOは、接点B2および接点F2を介して、否定論理積NAND62の3つの入力端子のうちの1つに印加される。このため、時刻t1において、否定論理積NAND62がHレベル電圧を出力し、このHレベル電圧は、インバータINV61でLレベル電圧に変換された後、接点F8および端子P6を介して、図1のスイッチ素子Q1のゲートに印加される。これによれば、電圧VGSQ1がVLとなり、スイッチ素子Q1がオフ状態で固定されるので、ドレイン電流IDQ1および出力電圧VOUTが「0」で維持される。
時刻t2において、端子P4の電圧VP4が上述の第1の閾値電圧Vth1に等しくなると、比較器CMP21がHレベル電圧を出力する。このため、電圧VVCC_UVLOは、VHとなる。
すると、スイッチ素子Q12がオン状態となり、スイッチ素子Q11のゲート電圧が引き抜かれ、スイッチ素子Q11がオフ状態になり、その結果、入力端子INと図1のキャパシタC3とが絶縁される。これによれば、起動回路部11の動作が停止し、起動回路部11によるキャパシタC3の充電が停止されることとなる。ここで、後述のように、時刻t2ではスイッチ素子Q1のスイッチングが開始されるため、制御巻線T2の両端電圧は、出力電圧VOUTが上昇するに従って上昇するが、制御巻線T2の両端電圧がキャパシタC3の両端電圧より高くなるまでは、制御回路2への電力供給は、キャパシタC3により行われる。そして、時刻t2〜t5の期間では、制御巻線T2の両端電圧がキャパシタC3の両端電圧以下であるため、キャパシタC3の両端電圧は、時間が経過するに従って低下する。このため、時刻t2〜t5の期間では、端子P4の電圧VP4も、時間が経過するに従って低下する。
また、電圧VVCC_UVLOがVHになると、否定論理積NAND62がLレベル電圧を出力することが可能となるので、上述のスイッチ素子Q1のオフ状態での固定が解除されることとなる。
ところで、絶縁型スイッチング電源1の起動時においては、絶縁型スイッチング電源1をノーマルモードで動作させるために、図1のモード切替信号生成部4がHレベル電圧を出力し、フォトトランジスタPT1がオン状態となる。このため、端子P1は、オン状態のフォトトランジスタPT1および端子P3を介して、基準電位源に接続された端子GND1と導通し、端子P1の電圧がLレベル電圧となる。この端子P1のLレベル電圧は、図2のインバータINV41でHレベル電圧に変換された後、インバータINV42でLレベル電圧に再度変換される。したがって、図4中の時刻t1以降の期間では、電圧Vstandbyは、VLである。
以上より、時刻t2では、電圧VVCC_UVLOがVHであり、電圧VstandbyがVLである。このため、図3の否定論理積NAND51がHレベル電圧を出力し、論理積AND51がHレベル電圧を出力し、電圧VresetがVHとなる。一方、時刻t1〜t2の期間では、電圧VVCC_UVLOおよび電圧VstandbyがVLであるため、論理積AND51がLレベル電圧を出力し、電圧VresetがVLである。このため、時刻t1〜t2の期間では、クロック生成部151と、分周器152〜157と、フリップフロップFF52と、がリセットされているが、このリセットは時刻t2において解除されることとなる。
クロック生成部151と、分周器152〜155と、のリセットが解除されると、クロック生成部151は、予め定められた周期でHレベル電圧とLレベル電圧とを交互に出力し、分周器152〜155は、クロック生成部151の出力を分周する。以降では、クロック生成部151の出力を基準クロック信号CLKとする。すると、分周器152は、この基準クロック信号CLKを2分周し、クロック信号2CLKを出力することとなる。分周器153〜155のそれぞれについても、分周器152と同様に、入力されるクロック信号を2分周し、クロック信号4CLK、8CLK、16CLKのそれぞれを出力することとなる。
また、上述のように分周器156、157のリセットが解除されると、これら分周器156、157は、否定論理積NAND54の出力を分周する。否定論理積NAND54の出力は、制御信号VCC_UVLOと、制御信号standbyと、クロック信号CLKと、クロック信号16CLKと、に基づいて変化する。
具体的には、時刻t2では、電圧VVCC_UVLOがVHであり、電圧VstandbyがVLであるため、フリップフロップFF51のセット端子およびリセット端子には、それぞれ、Hレベル電圧が印加される。一方、時刻t1〜t2の期間では、上述のように電圧VVCC_UVLOおよび電圧VstandbyがVLであるため、フリップフロップFF51のセット端子には、Hレベル電圧が印加され、フリップフロップFF51のリセット端子には、Lレベル電圧が印加される。このため、時刻t2では、時刻t1〜t2の期間と同一の信号、すなわちフリップフロップFF51の出力端子からLレベル電圧が出力され、フリップフロップFF51の反転出力端子からHレベル電圧が出力されることとなる。
すると、Lレベル電圧が入力される否定論理積NAND52は、基準クロック信号CLKをマスクし、基準クロック信号CLKによらずHレベル電圧を出力する一方、Hレベル電圧が入力される否定論理積NAND53は、クロック信号16CLKの論理を反転して出力する。これによれば、否定論理積NAND54は、クロック信号16CLKを出力することとなる。
以上より、時刻t2では、分周器156は、クロック信号16CLKを2分周して出力し、分周器157は、クロック信号16CLKを4分周して出力することとなる。
また、上述のようにフリップフロップFF52のリセットが解除されると、フリップフロップFF52は、否定論理積NAND55の出力に応じて、制御信号SS4を出力する。このため、時刻t2では、制御信号SS4は、クロック信号16CLKを2分周したものと、クロック信号16CLKを4分周したものと、の否定論理積に応じて変化することとなる。また、制御信号SS1〜SS3のそれぞれは、分周器156、157のそれぞれの出力と、フリップフロップFF52の出力と、に基づいて論理積AND52〜AND54から出力される。このため、時刻t2では、制御信号SS1〜SS3のそれぞれも、クロック信号16CLKを2分周したものと、クロック信号16CLKを4分周したものと、の否定論理積に応じて変化することとなる。
以上によれば、図4中の時刻t2以降の期間では、制御信号SS1〜SS4は、クロック信号16CLKに応じて、すなわち基準クロック信号CLKを16分周した信号に応じて、変化することとなる。ここで、時刻t2を基準とすると、基準クロック信号CLKの16周期分の時間が経過したタイミングが時刻t3であり、基準クロック信号CLKの32周期分の時間が経過したタイミングが時刻t4であり、基準クロック信号CLKの48周期分の時間が経過したタイミングが時刻t5である。
制御信号SS1〜SS4に基づいて、第1の制御部163は、閾値電圧源Vrefから出力される電圧を制御する。具体的には、時刻t2、時刻t3、時刻t4、時刻t5のそれぞれのタイミングにおいて、第1の制御部163は、閾値電圧源Vrefから出力される電圧を段階的に高くする。
閾値電圧源Vrefから出力される電圧は、比較器CMP61の非反転入力端子に印加される。比較器CMP61の反転入力端子には、接点F6を介して端子P7の電圧が印加される。端子P7の電圧は、抵抗R1の両端の電位差、すなわちスイッチ素子Q1のドレイン電流に応じて、変化する。
比較器CMP61は、閾値電圧源Vrefから出力される電圧まで端子P7の電圧が上昇すると、すなわち閾値電圧源Vrefから出力される電圧までスイッチ素子Q1のドレイン電流に応じた電圧が上昇すると、Lレベル電圧を出力する。このため、図4中の時刻t2以降の期間では、閾値電圧源Vrefから出力される電圧までスイッチ素子Q1のドレイン電流に応じた電圧が上昇するたびに、フリップフロップFF61の第3のリセット端子にLレベル電圧が印加され、電圧VGSQ1がVLとなり、スイッチ素子Q1がオフ状態となる。
以上より、図4中の時刻t2以降の期間では、制御信号SS1〜SS4が入力される第1の制御部163により、スイッチ素子Q1のオン幅の上限値が設定されることとなる。そして、時刻t2、時刻t3、時刻t4、時刻t5のそれぞれのタイミングにおいて、閾値電圧源Vrefから出力される電圧が段階的に高くなるので、第1の制御部163により設定されるスイッチ素子Q1のオン幅の上限値も、段階的に大きくなる。
以上によれば、時刻t2〜t3の期間、時刻t3〜t4の期間、時刻t4〜t5の期間、時刻t5以降の期間の順に、スイッチ素子Q1のオン幅の上限値が大きくなる。このため、図4では、時刻t2〜t3の期間、時刻t3〜t4の期間、時刻t4〜t5の期間、時刻t5以降の期間の順に、電圧VGSQ1がVHである時間が長くなっており、その結果、電流IDQ1の最大値が大きくなるとともに、出力電圧VOUTが高くなっている。
なお、ノーマルモードである図4中の時刻t2以降の期間では、フリップフロップFF61の第1のリセット端子には、Hレベル電圧が印加される。このため、出力電圧VOUTが出力設定電圧に達してフォトトランジスタPT2が活性的にオンし、端子P2の電圧が低下して、第1の制御部163により設定されるオン幅上限値より端子P2の電圧に応じたオン幅の方が狭くなった場合には、スイッチ素子Q1のオン幅は、オントリガ発生部161から出力される予め定められた周期で、後述のように端子P2の電圧に応じた時間より定まる。
オン幅制御部162は、インバータINV61からHレベル電圧が出力されてから端子P2の電圧に応じたオン幅時間が経過すると、Hレベル電圧を出力し、このHレベル電圧が否定論理積NAND61の2つの入力端子のうち他方に印加される。一方、ノーマルモードでは、上述のように端子P1の電圧がLレベル電圧であるため、否定論理積NAND61の2つの入力端子のうち一方には、インバータINV41、接点D2、および接点F4を介して、Hレベル電圧が印加される。以上より、ノーマルモードである図4中の時刻t2以降の期間において、上述のようにスイッチ素子Q1のオン幅が第1の制御部163により設定される上限値未満であれば、スイッチ素子Q1がオン状態になってから端子P2の電圧に応じたオン幅時間が経過すると、フリップフロップFF61の第2のリセット端子にLレベル電圧が印加され、電圧VGSQ1がVLとなり、スイッチ素子Q1がオフ状態となる。
また、時刻t5以降の期間では、定常動作状態となり、出力電圧VOUTが予め定められた電圧V1で維持されるように、スイッチ素子Q1のオン幅が制御されている。
[バーストモードからノーマルモードに切り替える際における制御回路2の動作]
図5は、バーストモードからノーマルモードに切り替える際における絶縁型スイッチング電源1のタイミングチャートである。
時刻t11以前の期間において、絶縁型スイッチング電源1をバーストモードで動作させるために、図1のモード切替信号生成部4がLレベル電圧を出力しており、フォトトランジスタPT1がオフ状態である。このため、端子P1の電圧は、電流源S31から出力される電流により上昇して、Hレベル電圧となっている。この端子P1のHレベル電圧は、インバータINV41でLレベル電圧に変換された後、インバータINV42でHレベル電圧に再度変換される。したがって、時刻t11以前の期間では、電圧Vstandbyは、VHである。
一方、時刻t11以前の期間において、比較器CMP21で用いられる閾値電圧は、第2の閾値電圧Vth2に固定されており、比較器CMP21の非反転入力端子に印加される端子P4の電圧VP4は、第2の閾値電圧Vth2より高い。このため、比較器CMP21がHレベル電圧を出力し、電圧VVCC_UVLOがVHである。
以上より、時刻t11以前の期間では、電圧VVCC_UVLOおよび電圧VstandbyがVHである。このため、図3の否定論理積NAND51がLレベル電圧を出力し、論理積AND51がLレベル電圧を出力し、電圧VresetがVLである。したがって、時刻t11以前の期間では、上述の図4の時刻t1〜t2の期間と同様に、クロック生成部151と、分周器152〜157と、フリップフロップFF52と、がリセットされている。
時刻t11において、絶縁型スイッチング電源1をノーマルモードで動作させるために、図1のモード切替信号生成部4がHレベル電圧を出力し、フォトトランジスタPT1がオン状態となる。すると、上述の図4の時刻t2と同様に、端子P1の電圧がLレベル電圧となり、電圧VstandbyがVLとなる。
すると、時刻t11では、上述の図4の時刻t2と同様に、電圧VVCC_UVLOがVHであり、電圧VstandbyがVLであるため、電圧VresetがVHとなる。このため、クロック生成部151と、分周器152〜157と、フリップフロップFF52と、のリセットは、時刻t11において解除されることとなる。
なお、絶縁型スイッチング電源1の起動時においては、上述の図4中の時刻t2以降の期間において説明したように、制御信号SS1〜SS4は、クロック信号16CLKに応じて、すなわち基準クロック信号CLKを16分周した信号に応じて、変化する。これに対して、バーストモードからノーマルモードに切り替える際においては、制御信号SS1〜SS4は、基準クロック信号CLKに応じて、変化する。
具体的には、時刻t11では、上述の図4の時刻t2と同様に、電圧VVCC_UVLOがVHであり、電圧VstandbyがVLであるため、フリップフロップFF51のセット端子およびリセット端子には、それぞれ、Hレベル電圧が印加される。一方、時刻t11以前の期間では、上述のように電圧VVCC_UVLOおよび電圧VstandbyがVHであるため、フリップフロップFF51のセット端子には、Lレベル電圧が印加され、フリップフロップFF51のリセット端子には、Hレベル電圧が印加される。このため、時刻t11では、時刻t11以前の期間と同一の信号、すなわちフリップフロップFF51の出力端子からHレベル電圧が出力され、フリップフロップFF51の反転出力端子からLレベル電圧が出力されることとなる。
すると、Lレベル電圧を入力される否定論理積NAND53は、クロック信号16CLKをマスクし、クロック信号16CLKによらずHレベル電圧を出力する一方、Hレベル電圧が入力される否定論理積NAND52は、基準クロック信号CLKの論理を反転して出力する。これによれば、否定論理積NAND54は、基準クロック信号CLKを出力することとなる。
以上より、図5中の時刻t11以降の期間では、制御信号SS1〜SS4は、基準クロック信号CLKに応じて、変化することとなる。ここで、時刻t11を基準とすると、基準クロック信号CLKの1周期分の時間が経過したタイミングが時刻t12であり、基準クロック信号CLKの2周期分の時間が経過したタイミングが時刻t13であり、基準クロック信号CLKの3周期分の時間が経過したタイミングが時刻t14である。
以上によれば、時刻t11〜t12の期間、時刻t12〜t13の期間、時刻t13〜t14の期間、時刻t14以降の期間の順に、スイッチ素子Q1のオン幅の上限値が大きくなる。すなわち、バーストモードからノーマルモードに切り替える際においては、絶縁型スイッチング電源1の起動時と同様に、電圧VresetがVHになったタイミングを基準として、時間が経過するに従って段階的に、スイッチ素子Q1のオン幅の上限値が大きくなる。ただし、バーストモードからノーマルモードに切り替える際においては、基準クロック信号CLKの1周期分の時間が経過するごとに段階的に、スイッチ素子Q1のオン幅の上限値が大きくなるのに対して、絶縁型スイッチング電源1の起動時においては、基準クロック信号CLKの16周期分の時間が経過するごとに段階的に、スイッチ素子Q1のオン幅の上限値が大きくなる。
以上の絶縁型スイッチング電源1によれば、以下の効果を奏することができる。
絶縁型スイッチング電源1は、絶縁型スイッチング電源1の起動時と、絶縁型スイッチング電源1の動作モードをバーストモードからノーマルモードに切り替える際と、において、ソフトスタート制御を行う。このため、絶縁型スイッチング電源1の動作モードをバーストモードからノーマルモードに切り替える際に、音鳴きの発生や、スイッチ素子Q1にかかるストレスや、出力電圧VOUTに対するオーバーシュートの発生を抑制することができる。
また、絶縁型スイッチング電源1は、スイッチ素子Q1のオン幅の上限値を、絶縁型スイッチング電源1の起動時においては、基準クロック信号CLKの16周期分の時間が経過するごとに段階的に大きくし、絶縁型スイッチング電源1の動作モードをバーストモードからノーマルモードに切り替える際においては、基準クロック信号CLKの1周期分の時間が経過するごとに段階的に大きくする。このため、絶縁型スイッチング電源1の動作モードをバーストモードからノーマルモードに切り替える際に、絶縁型スイッチング電源1を起動する際と比べて、ソフトスタート制御を行う時間を短くすることができる。これによれば、音鳴きの発生や、スイッチ素子Q1にかかるストレスや、出力電圧VOUTに対するオーバーシュートの発生を上述のように抑制しつつ、出力電圧ディップを抑制でき、応答悪化を改善することができる。
<第2実施形態>
[絶縁型スイッチング電源1Aの構成]
本発明の第2実施形態に係る絶縁型スイッチング電源1Aについて、以下に説明する。絶縁型スイッチング電源1Aは、図1に示した本発明の第1実施形態に係る絶縁型スイッチング電源1とは、制御回路2の代わりに制御回路2Aを備える点が異なる。なお、絶縁型スイッチング電源1Aにおいて、絶縁型スイッチング電源1と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
[制御回路2Aの構成]
図6は、制御回路2Aの回路図である。制御回路2Aは、図2に示した本発明の第1実施形態に係る制御回路2とは、発振制御部16の代わりに発振制御部16Aを備える点が異なる。
[発振制御部16Aの構成]
発振制御部16Aは、発振制御部16とは、第1の制御部163の代わりに第2の制御部164を備える点が異なる。第2の制御部164は、接点F5に接続され、電流源S61に制御信号を供給する。
以上の発振制御部16Aを備える制御回路2Aの動作について、以下に説明する。
[起動時における制御回路2Aの動作]
制御回路2Aによれば、絶縁型スイッチング電源1Aの起動時においては、端子P4の電圧VP4と、電圧VVCC_UVLOと、電圧Vstandbyと、電圧Vresetと、電圧VGSQ1と、電流IDQ1と、出力電圧VOUTとは、制御回路2による場合と同様に、図4に示したように変化する。ただし、図4の時刻t2以降の期間において、基準クロック信号CLKを16分周した信号に応じて変化する制御信号SS1〜SS4に基づいて、制御回路2では、第1の制御部163によりスイッチ素子Q1のオン幅の上限値を設定したのに対して、制御回路2Aでは、第2の制御部164によりスイッチ素子Q1のオン幅の上限値を設定する。
具体的には、時刻t2、時刻t3、時刻t4、時刻t5のそれぞれのタイミングにおいて、第2の制御部164は、電流源S61から出力される定電流を段階的に大きくする。
ここで、電流源S61から出力される定電流は、図1のフォトトランジスタPT2がオフ状態である場合、すなわち出力電圧VOUTが出力設定電圧未満である場合、接点F7および端子P2を介して図1の抵抗R2を流れ、抵抗R2の両端に電位差が生じ、端子P2の電圧が上昇する。一方、電流源S61から出力される定電流は、フォトトランジスタPT2が活性的にオン状態である場合、すなわち出力電圧VOUTが出力設定電圧以上である場合、端子P2と基準電位源に接続された端子GND1とが、抵抗R2と活性的にオン状態であるフォトトランジスタPT2とを介して導通し、端子P2の電圧が出力電圧VOUTに応じた電圧となる。
上述のように、出力電圧VOUTが出力設定電圧に達するまでは、フォトカプラPT2はオフ状態であり、端子P2の電圧は、電流源S61から出力される定電流値と抵抗R2の抵抗値との積で定まる上限電圧値で制限され、この上限電圧値に対応したオン幅でスイッチ素子Q1のオン幅が制限される。そして、インバータINV61からHレベル電圧が出力されてから端子P2の電圧に応じたオン幅時間が経過すると、Hレベル電圧を出力し、このHレベル電圧が否定論理積NAND61の2つの入力端子のうち他方に印加される。一方、ノーマルモードでは、上述のように端子P1の電圧がLレベル電圧であるため、否定論理積NAND61の2つの入力端子のうち一方には、インバータINV41、接点D2、および接点F4を介して、Hレベル電圧が印加される。以上より、ノーマルモードである図4中の時刻t2以降の期間では、スイッチ素子Q1がオン状態になってから端子P2の電圧に応じたオン幅時間が経過するたびに、フリップフロップFF61の第2のリセット端子にLレベル電圧が印加され、電圧VGSQ1がVLとなり、スイッチ素子Q1がオフ状態となる。
以上より、図4中の時刻t2以降の期間では、制御信号SS1〜SS4が入力される第2の制御部164により、スイッチ素子Q1のオン幅の上限値が設定されることとなる。そして、時刻t2、時刻t3、時刻t4、時刻t5のそれぞれのタイミングにおいて、上述のように電流源S61から出力される定電流が段階的に大きくなるので、第2の制御部164により設定されるスイッチ素子Q1のオン幅の上限値は、段階的に大きくなる。
以上によれば、時刻t2〜t3の期間、時刻t3〜t4の期間、時刻t4〜t5の期間、時刻t5以降の期間の順に、スイッチ素子Q1のオン幅の上限値が大きくなる。このため、図4では、時刻t2〜t3の期間、時刻t3〜t4の期間、時刻t4〜t5の期間、時刻t5以降の期間の順に、電圧VGSQ1がVHである時間が長くなっており、その結果、電流IDQ1の最大値が大きくなるとともに、出力電圧VOUTが高くなっている。
なお、ノーマルモードである図4中の時刻t2以降の期間では、フリップフロップFF61の第1のリセット端子には、Hレベル電圧が印加される。このため、出力電圧VOUTが出力設定電圧に達した場合には、フォトトランジスタPT2が活性的にオンするので、端子P2の電圧は、電流源S61から出力される定電流値と抵抗R2の抵抗値との積で定まる上限電圧よりも低い、出力電圧VOUTに応じた電圧となり、スイッチ素子Q1のオン幅は、オントリガ発生部161から出力される予め定められた周期で、端子P2の電圧に応じた時間より定まる。
[バーストモードからノーマルモードに切り替える際における制御回路2Aの動作]
制御回路2Aによれば、バーストモードからノーマルモードに切り替える際においては、端子P4の電圧VP4と、電圧VVCC_UVLOと、電圧Vstandbyと、電圧Vresetと、電圧VGSQ1と、電流IDQ1と、出力電圧VOUTとは、制御回路2による場合と同様に、図5に示したように変化する。ただし、図5の時刻t11以降の期間において、基準クロック信号CLKに応じて変化する制御信号SS1〜SS4に基づいて、制御回路2では、第1の制御部163によりスイッチ素子Q1のオン幅の上限値を設定したのに対して、制御回路2Aでは、上述のように、第2の制御部164によりスイッチ素子Q1のオン幅の上限値を設定する。
以上の絶縁型スイッチング電源1Aによれば、絶縁型スイッチング電源1と同様の効果を奏することができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述の各実施形態では、電流源S61から出力される定電流や、閾値電圧源Vrefから出力される電圧を、時刻t2、時刻t3、時刻t4、時刻t5や、時刻t11、時刻t12、時刻t13、時刻t14のように、4段階に分けて変化させたが、これに限らない。例えば、3段階に分けて変化させたり、5段階に分けて変化させたりしてもよい。
また、上述の第1実施形態では、閾値電圧源Vrefから出力される電圧を、段階的に高くすることとしたが、これに限らず、例えば直線状に高くしたり、例えば曲線状に高くしたりしてもよい。これによれば、スイッチ素子Q1のオン幅の上限値を、階段状に大きくするのではなく、直線状に大きくしたり、曲線状に大きくしたりすることができる。
また、上述の第2実施形態では、電流源S61から出力される定電流を、段階的に大きくすることとしたが、これに限らず、例えば直線状に大きくしたり、例えば曲線状に大きくしたりしてもよい。これによれば、スイッチ素子Q1のオン幅の上限値を、階段状に大きくするのではなく、直線状に大きくしたり、曲線状に大きくしたりすることができる。
また、上述の各実施形態では、ソフトスタート制御を行う時間を制御する場合として、絶縁型スイッチング電源の動作モードをバーストモードからノーマルモードに切り替える際と、絶縁型スイッチング電源を起動する際と、を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、絶縁型スイッチング電源1または絶縁型スイッチング電源1Aにおいて、バーストモードにおける発振停止期間のうち少なくとも一部の期間において、制御回路2または制御回路2Aの少なくとも一部の回路への電力供給を停止できる場合には、電力供給を再開する際に、ソフトスタート制御を行う時間を制御してもよい。
1、1A;絶縁型スイッチング電源
2、2A;制御回路
3;出力電圧検出部
4;モード切替信号生成部
15;ソフトスタート期間制御部
16、16A;発振制御部
162;オン幅制御部
163;第1の制御部
164;第2の制御部
CMP61;比較器
Q1;スイッチ素子
S61;電流源
Vref;閾値電圧源

Claims (5)

  1. スイッチング電源に設けられたスイッチ素子をスイッチング制御し、入力電圧から必要な出力電圧に変換制御して当該スイッチング電源から出力させる制御回路であって、
    前記スイッチング電源の動作モードを切り替える際に、時間が経過するに従って前記スイッチ素子のオン幅の上限値を大きくするソフトスタート制御を行うソフトスタート手段を備えることを特徴とする制御回路。
  2. 前記スイッチング電源の動作モードを切り替える際とは、バーストモードからノーマルモードに切り替える際のことであることを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  3. 前記ソフトスタート手段は、前記ソフトスタート制御を、前記スイッチング電源を起動する際にも行い、
    前記スイッチング電源の動作モードを切り替える際に、前記スイッチング電源を起動する際と比べて、前記ソフトスタート手段により前記ソフトスタート制御を行う時間を短くするソフトスタート時間短縮手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の制御回路。
  4. 前記ソフトスタート手段は、
    前記スイッチ素子を流れる電流と、予め定められた閾値電流と、を比較し、比較結果に応じて前記スイッチ素子のオン幅の上限値を設定する第1のオン幅上限値設定手段を備え、
    前記スイッチング電源の動作モードを切り替えた時点と、前記スイッチング電源を起動した時点とでは、前記閾値電流として第1の閾値電流を設定し、
    前記スイッチング電源の定常動作状態では、前記閾値電流として第2の閾値電流を設定し、
    前記ソフトスタート時間短縮手段は、前記スイッチング電源の動作モードを切り替える際には、前記スイッチング電源を起動する際と比べて、前記閾値電流として前記第1の閾値電流を設定してから前記第2の閾値電流を設定するまでの時間を短くすることを特徴とする請求項3に記載の制御回路。
  5. 前記スイッチング電源の出力電圧に応じて、予め定められた特定点の電圧を変化させる第1の電圧制御手段を備え、
    前記ソフトスタート手段は、
    前記スイッチング電源の動作モードを切り替えた時点と、前記スイッチング電源を起動した時点とでは、前記特定点の電圧について第1の電圧を上限として制限し、前記スイッチング電源の定常動作状態では、前記特定点の電圧について第2の電圧を上限として制限する第2の電圧制御手段と、
    前記特定点の電圧に応じて前記スイッチ素子のオン幅の上限値を設定する第2のオン幅上限値設定手段と、を備え、
    前記ソフトスタート時間短縮手段は、前記スイッチング電源の動作モードを切り替える際には、前記スイッチング電源を起動する際と比べて、前記第2の電圧制御手段により前記特定点の電圧について前記第1の電圧を上限として制限してから前記第2の電圧を上限として制限するまでの時間を短くすることを特徴とする請求項3または4に記載の制御回路。
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