JP2005168230A - 電源供給装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】LDO(低ドロップアウトレギュレータ)などのシリーズレギュレータおよびスイッチングレギュレータを備え、負荷電流の大きさにより両者を選択して切り換え、切り換え時に出力電圧の変動をきたさない電源供給装置を提供する。
【構成】スイッチングレギュレータからシリーズレギュレータへの切り換え指示に対しては直ちに切り換えを行い、シリーズレギュレータからスイッチングレギュレータへの切り換え指示に対してはスイッチングレギュレータのソフト機能をスタートさせてソフトスタート信号が所定の値に達するまではスイッチングレギュレータの出力を電源供給装置の出力から切断してシリーズレギュレータの出力を電源供給装置の出力とし、ソフトスタート信号が所定の値に達してから電源供給装置の出力をスイッチングレギュレータの出力に切り換える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、LDO(低ドロップアウトレギュレータ)などのシリーズレギュレータおよびスイッチングレギュレータを備え、負荷電流の大きさによりこれらを切り換えて適用する電源供給装置に関する。
携帯端末などバッテリーを電源として用いるシステムにおいては、他のシステム以上に電源供給装置の効率が重要視される。高効率のレギュレータとしてはPWM(パルス幅変調)方式のスイッチングレギュレータがあるものの、負荷電流が小さくなると相対的にスイッチングロスが大きくなり効率が低下するという問題がある。特に、携帯端末ではスリープモードや待ち受けモードなど消費電流を絞る場合があり、これらのモードにおいてはスイッチングロスが大きな問題となる。これに対し、負荷電流の小さい領域ではPFM(パルス周波数変調)方式のスイッチングレギュレータやシリーズレギュレータ、特にLDO、の方が効率が高いため、負荷電流の大きい範囲ではPWM方式のスイッチングレギュレータを適用し、負荷電流の小さい範囲ではPFM方式のスイッチングレギュレータもしくはシリーズレギュレータを適用するといった、負荷電流によりレギュレータの方式を切り換える電源供給装置が提案されている(例えば特許文献1)。
図4にPWM方式とPFM方式を切り換えるものの従来例として、非同期方式のDC/DCコンバータを示す。50はPチャネルMOSFETであり、51は制御信号”DCDC CTL”によりPWM方式とPFM方式を切り換えてPチャネルMOSFET50を駆動するパルスを発生するPWM/PFMパルス発生回路、52はショットキーダイオード、53はインダクタ、54はコンデンサ、55,56は電圧設定用のフィードバック手段となる抵抗、57は電源出力V用端子、58は電源であるバッテリーBATからの電圧供給ライン、59は出力電圧(V)設定用の基準電圧Vrefを入力する基準電圧端子、60は誤差増幅器である。
図5に制御信号”DCDC CTL”によりPWM/PFMパルス発生回路51が切り換わるときの各部電圧波形を示す。図5において(a)は制御信号”DCDC CTL”を、(b)はPWM/PFMパルス発生回路51の出力であるPチャネルMOSFET50の駆動パルスを、(c)は(b)の駆動パルスに対応した電源出力Vのリップルをそれぞれ示す図である。制御信号”DCDC CTL”がH(ハイレベル)である前半はPWM方式の動作を示し、制御信号”DCDC CTL”がL(ローレベル)である後半はPFM方式の動作を示している。上述のスリープモードや待ち受けモードなど消費電流を絞るときは、制御信号”DCDC CTL”をLにしてPFM方式を選択することになるが、図5に示すようにPFM方式では低負荷時の効率を上げることはできても出力電圧の変動(リップル)を小さくすることができず、PチャネルMOSFET50のスイッチング周波数が低くなるため却ってPWM方式よりリップルが大きくなってしまうことがあるという問題がある。すなわち、PFM方式では、スリープモードや待ち受けモードのときに高い効率とリップルの少ない安定した出力を両立させることができない。
これに対して、低負荷時のリップルの問題を解決するため、PWM方式のスイッチングレギュレータとシリーズレギュレータを切り換える方式の電源システムが特許文献1に開示されている。図6にその構成を示す。図6に示されるように、この電源システムはシリーズレギュレータとしてのLDO(低ドロップアウトレギュレータ)61,スイッチングレギュレータとしてのDC/DCコンバータ62,抵抗63,64,電源出力V用端子65および出力電圧(V)設定用の基準電圧Vrefを入力する基準電圧端子66から構成されている。抵抗63,64は電源出力および接地電位(GND)間に直列に接続され、その接続点において出力電圧を抵抗分割したフィードバック信号Vsを生成する。フィードバック信号VsはLDO61とDC/DCコンバータ62に対し共通にフィードバックされる。LDO61とDC/DCコンバータ62は共通の基準電圧Vrefを入力とし、フィードバック信号Vsが基準電圧Vrefに追随するように動作して、負荷電流の大きさにかかわらず出力電圧Vを一定にするものであり、それぞれの出力が電源出力端子65に共通に接続されている。
LDO61は制御信号”LDO CTL”が入力される差動増幅器67およびPチャネルMOSFET68からなる。PチャネルMOSFET68はそのソースが電源であるバッテリーBATに接続され、そのドレインがLDO61の出力となっている。差動増幅器67は基準電圧Vrefとフィードバック信号Vsの比較結果に基づきPチャネルMOSFET68のゲート電圧を制御することにより、PチャネルMOSFET68のドレインより出力される出力電圧Vを一定に保つ。制御信号”LDO CTL”は差動増幅器67の出力を制御するもので、”LDO CTL”がHであれば差動増幅器67は上記の動作を行い、Lであれば差動増幅器67の出力は強制的にHとされ、その結果PチャネルMOSFET68はオフ(遮断)される。
DC/DCコンバータ62は誤差増幅器69,2つの制御信号”DCDC CTL”と”SYNC/ASYNC CTL”が接続されたパルス幅変調回路70,スイッチング素子であるPチャネルMOSFET71,同期整流方式用のNチャネルMOSFET72,ショットキーダイオード73,インダクタ74およびコンデンサ75からなる。誤差増幅器69は基準電圧Vrefとフィードバック信号Vsの差を増幅してパルス幅変調回路70に入力する。パルス幅変調回路70は、周期は一定であるが1周期内のHとLの割合が誤差増幅器70の出力により変化する方形波パルスをPチャネルMOSFET71のゲートに出力する。すなわち、(Vref−Vs)が大きい(小さい)ほど1周期内のPチャネルMOSFET71がオン(導通)する期間が長く(短く)なるような方形波パルスを発生し、インダクタ74に蓄積するエネルギを大きく(小さく)することにより出力電圧Vを一定に保つ。NチャネルMOSFET72のゲートにもパルス幅変調回路70から方形波パルスが出力される。基本的にはPチャネルMOSFET71とNチャネルMOSFET72のゲートに出力される方形波パルスは同相であるが、PチャネルMOSFET71とNチャネルMOSFET72が同時にオンして貫通電流が流れることがないように、両方オフの期間であるデッドタイムを設ける。制御信号”DCDC CTL”はパルス幅変調回路70の出力を制御するもので、”DCDC CTL”がHであればパルス幅変調回路70は上記のとおりの出力を行い、LであればPチャネルMOSFET71とNチャネルMOSFET72のゲートにそれぞれHおよびLを出力して2つのMOSFET71,72をオフさせる。制御信号”SYNC/ASYNC CTL”はパルス幅変調回路70のNチャネルMOSFET72のゲートに対する出力を制御するもので、”SYNC/ASYNC CTL”がLであればパルス幅変調回路70は上記のとおりの出力を行い、HであればNチャネルMOSFET72のゲートにLを出力してNチャネルMOSFET72をオフさせる。ショットキーダイオード73は制御信号”SYNC/ASYNC CTL”によりNチャネルMOSFET72がオフされている場合に、PチャネルMOSFET71がオフしたときにインダクタ74に流れる電流を転流させるためのものである。インダクタ74およびコンデンサ75は、PチャネルMOSFET71とNチャネルMOSFET72の各ドレインおよびショットキーダイオード73のカソードとの共通接続点の電位を平滑してDC/DCコンバータ62としての出力を生成するためのフィルタである。図6に示される電源システムは、図示しない負荷への電流の大きさに基づき、これも図示しない制御回路が制御信号”LDO CTL”と”DCDC CTL”によりLDO61とDC/DCコンバータ62の切り換えを行なう。すなわち、負荷電流が小さいときは”LDO CTL”をH、”DCDC CTL”をLとしてPチャネルMOSFET68を動作状態、PチャネルMOSFET71とNチャネルMOSFET72をオフとする。また、負荷電流が大きいときは”LDO CTL”をL、”DCDC CTL”をHとしてPチャネルMOSFET68をオフ、PチャネルMOSFET71とNチャネルMOSFET72を動作状態とする。さらに、特許文献1ではシリーズレギュレータとスイッチングレギュレータの動作切り換え時にシリーズレギュレータとスイッチングレギュレータの同時動作期間を設けて、切り換え時の電圧変動を低減させることが開示されている。
特開2003−009515号公報
上記のようにシリーズレギュレータとスイッチングレギュレータを併用し、負荷電流の大きさによりシリーズレギュレータとスイッチングレギュレータの動作を切り換えるシステムもしくは電源供給装置において、動作切り換え時に単純にシリーズレギュレータとスイッチングレギュレータの同時動作期間を設けると、図6のLDO61の出力にインダクタ74を介してオンしたNチャネルMOSFET72が接続されてしまい、バッテリーBATからPチャネルMOSFET68,インダクタ74,NチャネルMOSFET72を介して接地電位に大きな無効電流が流れてしまうという問題が生じる。このため、同時動作期間では制御信号”SYNC/ASYNC CTL”によりNチャネルMOSFET72を強制的にオフさせる、すなわちこの期間だけ同期整流方式をあきらめる必要がある。図6に示す従来例において、LDO61からDC/DCコンバータ62に切り換わるときの制御信号”LDO CTL”,”DCDC CTL”および”SYNC/ASYNC CTL”に関するタイミングチャートを図7に示す。図7において期間Aは制御信号”DCDC CTL”,”LDO CTL”および”SYNC/ASYNC CTL”はそれぞれL,H,Hで、LDO61のみが動作している状態である。期間Bになると制御信号”DCDC CTL”がHになってLDO61とDC/DCコンバータ62が同時に動作するが、制御信号”SYNC/ASYNC CTL”がHのままであるのでNチャネルMOSFET72がオフのままであるから上記の無効電流が流れることはない。期間Cで制御信号”LDO CTL”がLとなってDC/DCコンバータ62が単独で動作するようになる。期間Cの最初から制御信号”SYNC/ASYNC CTL”をLにして同期整流を再開しようとすると、タイミングのずれなどにより上記の無効電流が流れる危険があるため、期間Cの最初に制御信号”SYNC/ASYNC CTL”をHのままとする期間Dを設けてある。従い、同期整流方式が再開されるのは期間Eからとなる。すなわち、DC/DCコンバータ62が動作しているものの、同期整流を行なえない期間B,Dが存在する。
元来、同期整流方式は、非同期整流方式における転流素子として使われていて最も損失の大きい部品であるダイオードを、オン抵抗が低くより低損失なMOSFETに置き換えて効率を向上させるものであるのに、期間B,Dは高効率化に逆行して効率を悪化させてしまう。
また、図6に示す従来例においては、ソフトスタートへの対応が問題となる。PWM型のスイッチングレギュレータでは、電源電圧が起動した直後は出力電圧が不足しているため、スイッチング素子(図6におけるPチャネルMOSFET71に相当)のオンデューティ(1周期内でスイッチング素子がオンしている割合)が最大となる駆動パルスが出力される。しかし、起動直後では出力コンデンサ(図6のコンデンサ75に相当)が未充電であるため、見かけ上出力電流は短絡状態とほぼ等しくなるため、インダクタ(図6のインダクタ74に相当)に流れる電流が際限なく大きくなる。従い、インダクタやスイッチング素子に大電流が流れ、これらの素子が破壊されるおそれがある。そこでソフトスタート機能によりスイッチング素子のオン幅を徐々に広げていくことにより、インダクタに流れる電流を徐々に増加させ、出力コンデンサも徐々に充電されていく方式がとられる。ソフトスタート機能について、図8,9によりさらに説明を行なう。
図8はソフトスタート機能を実現させるためのソフトスタート回路であり、定電流回路76,NチャネルMOSFET77,コンデンサ78,一定周期・一定振幅の三角波”OSC WAVE”を出力する発振器79およびコンパレータ80より構成される。定電流回路76,NチャネルMOSFET77およびコンデンサ78は一定の傾きで上昇する電圧信号”SOFT START SIGNAL”を発生させるもので、NチャネルMOSFET77のゲートに入力される信号”RESET”によりNチャネルMOSFET77を一時オンしてコンデンサ78を放電して”SOFT START SIGNAL”をゼロに初期化した後、定電流回路より出力される電流iがコンデンサ78を充電することにより、i×t/Cという式に従う電圧を”SOFT START SIGNAL”として出力する。ここで、tはNチャネルMOSFET77に対するリセット信号が解除されてからの(NチャネルMOSFET77が一旦オンした後に再度オフしてからの)時間であり、Cはコンデンサ78の容量値である。コンパレータ80には、誤差増幅器(図6の誤差増幅器69に相当)の出力である”Error Signal”および”SOFT START SIGNAL”がその非反転入力端子に、”OSC WAVE”がその反転入力にそれぞれ接続されている。コンパレータ80は”Error Signal”と”SOFT START SIGNAL”のうちの信号の大きさが小さい方と”OSC WAVE”を比較して、”OSC WAVE”の方が小さければHを、”OSC WAVE”が大きければLを信号”PWM SIGNAL”として出力する。図9にそのタイミングチャートを示す。信号”RESET”が入力され解除されると、”SOFT START SIGNAL”は一定の傾きで上昇していく。”Error Signal”は図示される期間内では一定と見なされるとしている。また、上記のように”OSC WAVE”は一定周期、一定振幅の三角波となっている。”Error Signal”より”SOFT START SIGNAL”の方が小さい初期の領域では、コンパレータ80により”SOFT START SIGNAL”と”OSC WAVE”が比較されるため、コンパレータ80の出力”PWM SIGNAL”はパルス幅ゼロから徐々にパルス幅を広げていくパルス列となる。”SOFT START SIGNAL”が”Error Signal”より大きくなるとコンパレータ80により”Error Signal”と”OSC WAVE”が比較される通常動作となり、”PWM SIGNAL”のパルス幅も一定になる。
このように、ソフトスタート機能は起動直後の過電流を防止するためには特に不可避のものであるが、図6に示す従来例においても必要な機能である。これは、たとえLDO61により安定な出力電圧Vが得られた後でDC/DCコンバータ62に切り換わる場合でも、DC/DCコンバータ62がすぐには定常状態にはならず過渡応答する時間が生じるからである。すなわち、図6において、オフセット電圧などにより誤差増幅器69の動作(出力)がLDO61の出力を受ける場合とDC/DCコンバータ62の出力を受ける場合とでは必ずしも同じにならないことによる。切り換え時の微妙な出力差を調整するためのフィードバックにより、かえって出力電圧が乱れるおそれがある。例えば、差動増幅器67と誤差増幅器69のオフセット電圧が逆符号となっていて、切り換え時のVsに対し、差動増幅器67ではVref=Vs+△V(△V>0)と判断し、誤差増幅器69でVref=Vs−△V(△V>0)と判断すると、誤差増幅器69の出力”PWM SIGNAL”のパルス幅はゼロとなってしまう。”PWM SIGNAL”のパルス幅がゼロということはPチャネルMOSFET71がオフのままでかつNチャネルMOSFET72がオンのままとなり、このときDC/DCコンバータ62の動作が開始した直後でありインダクタ74に流れる電流はゼロであるから、インダクタ74はコンデンサ75の電荷を放電させる方向に電流を流し始めて出力電圧は急速に減少する。また、インダクタ74が通常とは逆の方向、すなわちコンデンサ75の電荷を放電させる方向に電流の向きを初期化させて慣性をもたせるために、その後PチャネルMOSFET71がオンするようになってもインダクタ74電流の向きを逆転させて定常状態になるまで余計な時間を要することになり、状況によっては制御が不安定になってハンチングを起こすおそれもある。これを解決するためにもスタート機能が有効であるが、スタート機能を図6の従来例にそのまま適用すると切り換え直後に出力電圧Vが低下するという問題が発生する。
図6に示される回路にソフトスタート機能を適用した場合のタイミングチャートを図10に示す。図10において、(a)はスリープモードや待ち受けモードなど(以下、スタンバイモードと総称する)への移行や通常動作への復帰を指示する”STANDBY SIGNAL”で、図6には示されていない。(b)は上で説明した”SOFT START SIGNAL”、(c)はLDO61の出力電圧、(d)はDC/DCコンバータ62の出力電圧、(e),(f)はそれぞれ上で説明した制御信号”LDO CTL”および”DCDC CTL”、(g)は定電圧出力Vである。制御信号”LDO CTL”および”DCDC CTL”は”STANDBY SIGNAL”に従い決定される。期間Aは通常動作期間であり、LDO61は停止し、DC/DCコンバータ62のみが機能している。期間Bになり、”STANDBY SIGNAL”がスタンバイモードへの移行を指示すると、DC/DCコンバータ62が停止し、LDO61がその動作を開始する。この切り換わりでは問題は発生しない。期間Cになって”STANDBY SIGNAL”が通常動作への復帰を指示すると、LDO61が停止するとともにDC/DCコンバータ62がソフトスタート機能を起動させる。なお、ここで起動するソフトスタート機能は上記のようにLDO出力の影響をキャンセルするためのものであるから、ソフトスタート機能が起動したらLDO61は同時動作させることなく直ちに停止させられる。また、この場合”SOFT START SIGNAL”の初期値は電源の起動時とは異なり、接地電位ではなくそれより大きな電圧でもよい。例えば、”OSC WAVE”の最小値もしくはそれより僅かに大きな値とすれば、”PWM WAVE”はゼロではないパルス幅から開始することができる。期間Cの初期はソフトスタート機能により、スイッチング素子であるPチャネルMOSFET71のオン時間が通常より短く制限されるために出力電圧は一旦低下する。その後オン時間が通常に戻るにつれ出力電圧も定常状態に復帰する。従い、電源出力用端子65から出力される定電圧出力Vも(g)に示すようにLDO61からDC/DCコンバータ62への切り換え直後に電圧低下をきたしてしまう。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は上記の課題を解決して、LDO(低ドロップアウトレギュレータ)などのシリーズレギュレータおよびスイッチングレギュレータを備え、負荷電流の大きさにより両者を選択して切り換え、切り換え時に出力電圧の変動をきたさない電源供給装置を提供することにある。
そこで、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、シリーズレギュレータおよびコンデンサの充電電圧を用いたソフトスタート機能を有するスイッチングレギュレータを備え、スタンバイ信号により前記シリーズレギュレータおよび前記スイッチングレギュレータの出力を切り換えて負荷に給電する電源供給装置において、前記スタンバイ信号が前記スイッチングレギュレータを選択する信号から前記シリーズレギュレータを選択するに信号切り換わる場合は直ちに前記シリーズレキュレータに切り換え、前記スタンバイ信号が前記シリーズレギュレータを選択するに信号から前記スイッチングレギュレータを選択する信号に切り換わる場合は前記スイッチングレギュレータのソフトスタートを起動し、前記コンデンサの充電電圧が所定値に達するとスイッチングレギュレータに切り換えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記シリーズレギュレータが低ドロップアウトレギュレータであり、前記スイッチングレギュレータがPWM方式の降圧型スイッチングレギュレータであることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記スイッチングレギュレータが同期整流方式によるものであることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに係る発明において、前記シリーズレギュレータおよび前記スイッチングレギュレータの出力を切り換えスイッチで接続して前記シリーズレギュレータの出力を電源供給装置の出力となし、前記スタンバイ信号が前記スイッチングレギュレータを選択する信号でありかつ前記コンデンサの充電電圧が前記所定値に達している場合は前記切り換えスイッチを導通させさせるとともに前記シリーズレギュレータの動作を停止し、それ以外の場合は前記切り換えスイッチを遮断することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに係る発明において、前記シリーズレギュレータの出力と電源供給装置の出力を第1の切り換えスイッチで接続し、前記スイッチングレギュレータの出力と電源供給装置の出力を第2の切り換えスイッチで接続し、前記スタンバイ信号が前記スイッチングレギュレータを選択する信号でありかつ前記コンデンサの充電電圧が前記所定値に達している場合は前記第1の切り換えスイッチ遮断するとともに前記第2の切り換えスイッチを導通させ、それ以外の場合は前記第1の切り換えスイッチを導通させるとともに前記第2の切り換えスイッチを遮断することを特徴とする。
この発明の電源供給装置は、シリーズレギュレータおよびスイッチングレギュレータを備え、負荷電流の大きさにより両者を選択して切り換えるものであり、スイッチングレギュレータからシリーズレギュレータへの切り換え指示に対しては直ちに切り換えを行い、シリーズレギュレータからスイッチングレギュレータへの切り換え指示に対してはスイッチングレギュレータのソフト機能をスタートさせてソフトスタート信号(上記の”SOFT START SIGNAL”)が所定の値に達するまではスイッチングレギュレータの出力を電源供給装置の出力から切断してシリーズレギュレータの出力を電源供給装置の出力とし、ソフトスタート信号が所定の値に達してから電源供給装置の出力をスイッチングレギュレータの出力に切り換えることにより、2つのレギュレータを切り換えるときにも電圧変動のない、安定した電源電圧を供給することができる。低負荷時においてはシリーズレギュレータを選択するため、背景技術の項にて説明したPFM方式のスイッチングレギュレータを適用する場合のリップルの問題を回避できる。また、シリーズレギュレータとスイッチングレギュレータが双方とも動作している状態で両者の出力が接続されることがないため、スイッチングレギュレータが同期整流動作を行なっている場合はその同期整流動作を上記切り換え時に中断することなく常に維持することができる。さらに、スイッチングレギュレータへの切り換え時に、スイッチングレギュレータの動作開始とともにソフトスタート機能も起動するため、スイッチングレギュレータがその動作開始時点で不安定になることがない。
ここでは、電源供給装置の形態としてソフトスタート機能を備えたスイッチングレギュレータとLDOとを備え、制御信号”STANDBY SIGNAL”および”SOFT START SIGNAL”の値により2つのレギュレータ出力を切り換えるものについて説明する。
図1は本発明の第1の実施例を示すもので、PWM方式のスイッチングレギュレータ1,シリーズレギュレータとしてのLDO(低ドロップアウトレギュレータ)2,切り換え回路3,切り換えスイッチ4および出力電圧(V)設定用の基準電圧5(Vref)から構成されている。
スイッチングレギュレータ1は誤差増幅器6,2つの制御信号”DCDC CTL”および”SOFT START CTL”が接続されたパルス幅変調回路7,スイッチング素子であるPチャネルMOSFET8,同期整流方式用のNチャネルMOSFET9,インダクタ10,コンデンサ11,抵抗12,13,定電流回路14およびコンデンサ15からなる。抵抗12,13はスイッチングレギュレータ1の出力および接地電位(GND)間に直列に接続され、その接続点において出力電圧を抵抗分割したフィードバック信号Vs1を生成する。フィードバック信号Vs1は誤差増幅器6にフィードバックされる。誤差増幅器6,パルス幅変調回路7,PチャネルMOSFET8,NチャネルMOSFET9,インダクタ10,コンデンサ11,抵抗12,13で構成される回路は図6に示すDC/DCコンバータ62と同様であるため、機能・動作に関する詳細な説明は省略する。なお、本実施例ではNチャネルMOSFET9だけをオフしてスイッチングレギュレータ1の同期整流動作を一時中断する必要がないため、図6に示す従来例で必要だった制御信号”SYNC/ASYNC CTL”およびショットキーダイオードは付加されていない。定電流回路14およびコンデンサ15は図8で説明したソフトスタート回路を構成するもので、それぞれ図8の定電流回路76およびコンデンサ78に相当する。定電流回路76およびコンデンサ78の接続点の電位は、信号”SOFT START SIGNAL”としてパルス幅変調回路7および切り換え回路3に入力される。なお、図8に示されているNチャネルMOSFET77,発振器79およびコンパレータ80に相当する素子はパルス幅変調回路7に含まれているため、図1には図示しない。また、制御信号”SOFT START CTL”はコンデンサ15のリセットなどソフトスタート機能を制御するための信号である。
LDO2は制御信号”LDO CTL”が入力される差動増幅器16,PチャネルMOSFET17および抵抗18,19からなる。抵抗18,19はスイッチングレギュレータ1の出力であるPチャネルMOSFET17のドレインと接地電位(GND)との間に直列に接続され、その接続点において出力電圧を抵抗分割したフィードバック信号Vs2を生成する。フィードバック信号Vs2は差動増幅器16にフィードバックされる。LDO2を構成する差動増幅器16,PチャネルMOSFET17および抵抗18,19は図6に示す差動増幅器67,PチャネルMOSFET68および抵抗63,64に相当して同様の機能・動作を実現する。
切り換えスイッチ4は切り換え回路3に制御されてスイッチングレギュレータ1の出力とLDO2の出力を接続/分離するものであり、NチャネルMOSFET20およびPチャネルMOSFET21からなる半導体スイッチである。実施例1において電源供給装置としての出力VはLDO2の出力であり、出力Vにスイッチングレギュレータ1の出力が切り換えスイッチ4を介して接続される構成となっている。
切り換え回路3は外部より入力される制御信号”STANBY SIGNAL”および
信号”SOFT START SIGNAL”に基づきスイッチングレギュレータ1,LDO2および切り換えスイッチ4を制御するものであり、コンパレータ22,制御回路23,切り換えスイッチ4を駆動するためのドライブ回路24および第2の基準電圧25(Vref2)からなる。コンパレータ22の反転入力端子には信号”SOFT START SIGNAL”が、非反転入力端子には第2の基準電圧25(Vref2)が接続されていて、ソフトスタート機能の起動直後はその出力がHであり、信号”SOFT START SIGNAL”の大きさがVref2を超えるとLになる。
制御信号”STANBY SIGNAL”の指示がスタンバイモードから通常動作に変化すると、制御回路23は制御信号”DCDC CTL”および”SOFT START CTL”によりスイッチングレギュレータ1の起動をかけるが、コンパレータ22の出力がHであると、スイッチングレギュレータ1は起動直後の状態であり、ソフトスタート機能が動作中でまだスイッチングレギュレータ1の出力は安定していないと判断する。この状態では、切り換え回路3は遮断されたままである。その後コンパレータ22の出力がLになるとスイッチングレギュレータ1の出力が安定したと判断して、制御信号”LDO CTL”によりLDO2の動作を停止(PチャネルMOSFET17をオフさせる)させると同時にドライブ回路24を介して切り換え回路3を導通させて、スイッチングレギュレータ1の出力を電源供給装置の出力Vとして出力する。
制御信号”STANBY SIGNAL”の指示が通常動作からスタンバイモードに変化する場合、制御回路23は直ちに制御信号”DCDC CTL”および”SOFT START CTL”によるスイッチングレギュレータ1の停止、制御信号”LDO CTL”によるLDO2の起動およびドライブ回路24を介しての切り換え回路3の遮断を実施して、制御信号”STANBY SIGNAL”の指示から遅延なく電源供給装置の出力Vをスイッチングレギュレータ1の出力からLDO2の出力に切り換える。
以上の動作に対応するタイミングチャートを図2に示す。図2において(a)は制御信号”STANBY SIGNAL”、(b)は信号”SOFT START SIGNAL”、(c)はLDO2の出力電圧、(d)はスイッチングレギュレータ1の出力電圧、(e)は制御信号”LDO CTL”、(f)は制御信号”DCDC CTL”を示す。制御信号”STANBY SIGNAL”は、期間AでH(通常動作を指示)→期間BでL(スタンバイモードを指示)→期間CでH(通常動作を指示)、と変化する。LDO2の出力電圧がLの部分は、PチャネルMOSFET17が遮断されているため、出力が抵抗18,19によりプルダウンされている状態を示す。期間Aではスイッチングレギュレータが定常状態(ソフトスタート機能が終了して安定して動作している状態)となっていて、信号”SOFT START SIGNAL”はコンデンサ15の積分動作が完了した状態を示しているとともに、制御信号”LDO CTL”および”DCDC CTL”に従いLDO2が停止、スイッチングレギュレータ1が動作している状態となっている。期間Bでスタンバイモードが指示されると、制御信号”SOFT START CTL”により信号”SOFT START SIGNAL”が初期化(背景技術の項で説明したように初期値は必ずしも接地電位でなくてもよい)されるとともに、制御信号”LDO CTL”および”DCDC CTL”に従いLDO2が動作、スイッチングレギュレータ1が停止している状態となる。期間Cになりスタンバイモードから通常状態への移行が指示されると、まず制御信号”SOFT START CTL”によりスイッチングレギュレータ1のソフトスタート機能が開始され、信号”SOFT START SIGNAL”は時間とともに増加していく。信号”SOFT START SIGNAL”が第2の基準電圧Vref2に達すると、制御信号”LDO CTL”によりLDO2は停止される。期間Cが開始してから信号”SOFT START SIGNAL”が第2の基準電圧Vref2に達するまでの期間をD、それ以降の期間をEとすると、切り換えスイッチ4は期間A,Eで導通,期間B,Dで遮断されている。言い換えると、切り換えスイッチ4の導通・遮断は制御信号”LDO CTL”のH/Lに同期している。期間Dはソフトスタート機能が動作中で、上述のようにソフトスタート機能の起動直後はスイッチング素子であるPチャネルMOSFET8のオン期間が通常より短く制限されることから、(d)の実線で示すようにスイッチングレギュレータ1の出力は一旦落ち込んでその後回復するという動きを示す。この落ち込み動作が期間D内で充分終了するように第2の基準電圧Vref2の値を決めておけば、期間Dでは切り換えスイッチ4が遮断されてLDO2の出力が電源供給装置の出力Vとなっているため、出力Vが不安定になることはない。(d)の実線はスタンバイモードの期間が短く、前回の通常動作においてコンデンサ11に蓄積された電荷が残っている場合で、スタンバイモードが長期間となりコンデンサ11の電荷が放電されている場合は、(d)の破線で示すように通常の電源立ち上げ時と同じ動作となる。
また、以上のように、ソフトスタート機能が動作中の期間を含めて動作中のスイッチングレギュレータ1の出力と動作中のLDO2の出力が直接接続されることはなく、従い、実施例にあったようなLDO2の出力にオンしているNチャネルMOSFETが接続される問題も発生しないため、スイッチングレギュレータ1の同期整流動作を中断する必要がない。
本発明の第2の実施例を図3に示す。図1に示す第1の実施例では、スイッチングレギュレータ1が動作,LDO2が停止,切り換えスイッチ4が導通の状態ではスイッチングレギュレータ1の出力から抵抗18,19を介して無効電流が流れるため、本実施例はこれを防止するものである。図1と共通する部分は同一符号を付して、その説明は省略する。本実施例は、第1の実施例に対し第2の切り換えスイッチ26が付加されているものとなっている。第2の切り換えスイッチ26はPチャネルMOSFET27およびNチャネルMOSFET28から構成される半導体スイッチである。第2の切り換えスイッチ26の動作は切り換えスイッチ4の動作に対し相補的なものになっている。すなわち、切り換えスイッチ4がオン(オフ)しているとき第2の切り換えスイッチ26はオフ(オン)している。また、本実施例の切り換えスイッチ4のオン・オフのタイミングは実施例1の切り換えスイッチ4のものと同じである。切り換えスイッチ4の一端がスイッチングレギュレータ1の出力に接続され、第2の切り換えスイッチ26の一端がLDO2の出力に接続され、切り換えスイッチ4の他端と第2の切り換えスイッチ26の他端が接続されて電源供給装置の出力Vとなされている。LDO2が停止しているときは第2の切り換えスイッチ26により出力Vと抵抗18,19が分離されるから、抵抗18,19を介して無効電流が流れることがない。
実施例1,2のスイッチングレギュレータ1は同期整流方式のものとしたが、NチャネルMOSFET9を通常のダイオードもしくはショットキーダイオードに置き換えて非同期整流方式のスイッチングレギュレータにしてもよく、実施例1,2と同様にソフトスタート機能を適用したシリーズレギュレータ出力とスイッチングレギュレータ出力の切り換え時でも出力電圧が変動せず安定した電源供給装置を構成できる。
実施例1の構成について説明するための回路図である。 実施例1に関するタイミングチャートである。 実施例2の構成について説明するための回路図である。 PWM方式とPFM方式を切り換える従来例について説明するための回路図である。 図4に示す回路の各部電圧波形である。 PWM方式のスイッチングレギュレータとシリーズレギュレータを切り換える方式の従来例について説明するための回路図である。 図6に示す回路のタイミングチャートである。 ソフトスタート回路について説明するための回路図である。 ソフトスタート回路に関するタイミングチャートである。 図6に示される回路にソフトスタート機能を適用した場合のタイミングチャートである。
符号の説明
1 スイッチングレギュレータ
2 LDO(低ドロップアウトレギュレータ)
3 切り換え回路
4 切り換えスイッチ
5 基準電圧Vref
6 誤差増幅器
7 パルス幅変調回路
8,17,21,27 PチャネルMOSFET
9,20,28 NチャネルMOSFET
10 インダクタ
11,15 コンデンサ
12,13,18,19 抵抗
14 定電流回路
16 差動増幅器
22 コンパレータ
23 制御回路
24 ドライブ回路
25 第2の基準電圧Vref2
26 第2の切り換えスイッチ

Claims (5)

  1. シリーズレギュレータおよびコンデンサの充電電圧を用いたソフトスタート機能を有するスイッチングレギュレータを備え、スタンバイ信号により前記シリーズレギュレータおよび前記スイッチングレギュレータの出力を切り換えて負荷に給電する電源供給装置において、前記スタンバイ信号が前記スイッチングレギュレータを選択する信号から前記シリーズレギュレータを選択するに信号切り換わる場合は直ちに前記シリーズレキュレータに切り換え、前記スタンバイ信号が前記シリーズレギュレータを選択するに信号から前記スイッチングレギュレータを選択する信号に切り換わる場合は前記スイッチングレギュレータのソフトスタートを起動し、前記コンデンサの充電電圧が所定値に達するとスイッチングレギュレータに切り換えることを特徴とする電源供給装置。
  2. 前記シリーズレギュレータが低ドロップアウトレギュレータであり、前記スイッチングレギュレータがPWM方式の降圧型スイッチングレギュレータであることを特徴とする請求項1に記載の電源供給装置。
  3. 前記スイッチングレギュレータが同期整流方式によるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の電源供給装置。
  4. 前記シリーズレギュレータおよび前記スイッチングレギュレータの出力を切り換えスイッチで接続して前記シリーズレギュレータの出力を電源供給装置の出力となし、前記スタンバイ信号が前記スイッチングレギュレータを選択する信号でありかつ前記コンデンサの充電電圧が前記所定値に達している場合は前記切り換えスイッチを導通させるとともに前記シリーズレギュレータの動作を停止し、それ以外の場合は前記切り換えスイッチを遮断することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電源供給装置。
  5. 前記シリーズレギュレータの出力と電源供給装置の出力を第1の切り換えスイッチで接続し、前記スイッチングレギュレータの出力と電源供給装置の出力を第2の切り換えスイッチで接続し、前記スタンバイ信号が前記スイッチングレギュレータを選択する信号でありかつ前記コンデンサの充電電圧が前記所定値に達している場合は前記第1の切り換えスイッチ遮断するとともに前記第2の切り換えスイッチを導通させ、それ以外の場合は前記第1の切り換えスイッチを導通させるとともに前記第2の切り換えスイッチを遮断することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電源供給装置。
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