JP2015106929A - スナバ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】スナバ回路において、より低損失を実現する。【解決手段】このスナバ回路は、インダクタへの電流の供給を制御する第1スイッチング素子に並列に接続される。このスナバ回路は、スナバ電流の供給を制御する第2スイッチング素子と、第2スイッチング素子のオンオフを制御するスナバ制御部と、を備える。また、スナバ制御部は、第1スイッチング素子とインダクタとの間の中点電位と、所定の基準電位と、を比較する比較部を有する。そして、第1スイッチング素子がオンしてから次にオンするまでの一周期において、第1スイッチング素子がオンからオフに遷移し、中点電位が極値をむかえた後、基準電位に初めて到達してから、次に第1スイッチング素子がオンになるまでの第1期間のうち少なくとも一定期間のみ第2スイッチング素子をオンする。【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチ遮断時の高電圧から回路を保護するスナバ回路に関する。
例えばDCDCコンバータ等のスイッチングレギュレータにおいては、スイッチの遮断時に大電流が流れることがある。従来から、この大電流から回路を保護するため、主回路とは別に、スイッチ遮断時に電流を迂回させるスナバ回路が設けられることが行われてきた。スナバ回路に対して、適切な抵抗やキャパシタを選べば、主回路に流れる電流に起因するリンギング、すなわち、主回路に流れる電流の振動ノイズを抑制することができる。
しかしながら、スナバ回路に電流が流れるぶんだけ電力損失が生じる。この損失を低減するために、特許文献1には、スナバ回路と主回路とをスイッチング素子を介して接続する構成が提案されている。このスイッチング素子は、主回路のスイッチが遮断されたとき、すなわち、主回路のスイッチング素子がオフ状態となったとき、をもってオン状態とされるように制御される。これにより、主回路のスイッチがオンである状態において、余分な電流がスナバ回路に流れることなく、電力損失を抑制することができる。
特開2012−5265号公報
しかしながら、特許文献1のように、主回路のスイッチ遮断時と同時にスナバ回路に電流を流す構成であっても、電力損失の抑制は十分ではなかった。例えば、主回路にインダクタが用いられる場合、主回路のスイッチが遮断された後に、インダクタに蓄積されたエネルギーが解放されて、スナバ回路に電流が流れる。換言すれば、主回路のスイッチの遮断時から、リンギングが発生するまでの期間において、スナバ回路で電力の損失が発生していた。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、スナバ回路において、より低損失を実現することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は、オンオフを周期的に繰り返してインダクタ(110)への電流の供給を制御する第1スイッチング素子(130)に並列に接続され、スナバ電流が流れるスナバ回路であって、スナバ電流の供給を制御する第2スイッチング素子(12)と、第2スイッチング素子のオンオフを制御するスナバ制御部(20)と、を備え、スナバ制御部は、第1スイッチング素子とインダクタとの間の中点電位(Va,Vb,Vc)と、所定の基準電位(Vth)と、を比較する比較部(22)を有し、第1スイッチング素子がオンしてから次にオンするまでの一周期において、第1スイッチング素子がオンからオフに遷移し、中点電位が極値をむかえた後、基準電位に初めて到達してから、次に第1スイッチング素子がオンになるまでの第1期間のうち少なくとも一定期間のみ第2スイッチング素子をオンとすることを特徴としている。
これによれば、第1スイッチング素子がオフされてから、中点電位が基準電位に到達するまでの期間において、スナバ回路を無効状態としておくことができる。これにより、第1スイッチング素子がオフされてから、スナバ回路が有効となるまでの間、スナバ回路に流れるスナバ電流をゼロにすることができる。よって、スナバ回路における電流損失を低減することができる。すなわち、スナバ回路において、低損失を実現することができる。
第1実施形態に係るコンバータおよびスナバ回路を示す回路図である。 スナバ制御部の詳細を示す回路図である。 コンバータおよびスナバ回路の動作を示すタイミングチャートである。 スナバ回路を有さない構成における中点電位の変動を示す図である。 第1実施形態に係るスナバ回路を有する構成における中点電位の変動を示す図である。 第2実施形態に係るスナバ制御部の詳細を示す回路図である。 その他の実施形態に係るコンバータおよびスナバ回路を示す回路図である。 その他の実施形態に係るコンバータおよびスナバ回路を示す回路図である。 コンバータとして昇圧コンバータを採用した場合の中点電位の変動を示すタイミングチャートである。 コンバータとして昇圧コンバータを採用した場合のコンパレータの構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。
(第1実施形態)
最初に、図1および図2を参照して、本実施形態に係るスナバ回路の概略構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るスナバ回路10は、例えば極性反転型のDC/DCコンバータ100に接続されて用いられる保護回路である。
まず、極性反転型のDC/DCコンバータ100(以下、コンバータ100と示す)について簡単に説明する。このコンバータ100は、電源200の電圧の極性を反転して出力させる回路である。極性反転型のコンバータ100の回路構成は、一般的によく知られたものである。
コンバータ100は、電源200に直列に接続されたインダクタ110と、電源200に対してインダクタ110と並列に接続された第1キャパシタ120と、を備えている。また、電源200とインダクタ110および第1キャパシタ120との間に介在して、電源200からインダクタ110への電流の供給を制御する第1スイッチング素子130を備えている。さらに、第1キャパシタ120と直列に接続され、電源200に対してインダクタ110と並列に接続されたダイオード140を備えている。このダイオード140は、電源200から第1キャパシタ120に対して直接給電されないように取り付けられている。駆動対象となる負荷300の2つの電源端子は、第1キャパシタ120の両端にそれぞれ接続されている。
次いで、コンバータ100の動作を簡単に説明する。
第1スイッチング素子130がオンされると、インダクタ110に対して電流が流れる。電源200と第1キャパシタ120との間にはダイオード140が逆方向に介在しているため、第1キャパシタ120に電荷が蓄積されることはない。
その後、第1スイッチング素子130がオンからオフに遷移すると、インダクタ110の自己誘導によって、電源200に対して電圧の極性が反転した状態で、第1キャパシタ120に電荷が蓄積される。これにより、負荷300には、電源200に対して極性の反転した電圧が印加される。
ところで、コンバータ100の第1スイッチング素子130がオンからオフに遷移すると、インダクタ110、第1キャパシタ120および負荷300のインピーダンスによってRLC回路が形成される。このため、インダクタ110の自己誘導に起因して、第1スイッチング素子130、インダクタ110およびダイオード140に共通する接続点(図1にAで示す点)における電位(以下、中点電位Vaと示す)が振動する、いわゆるリンギングを生じることがある。
本実施形態に係るスナバ回路10は、このリンギングを抑制するために、第1スイッチング素子130と並列に接続されている。図1に示すように、スナバ回路10は、第2キャパシタ11と第2スイッチング素子12とを備え、これらは直列に接続されている。また、スナバ回路10は、第2スイッチング素子12のオンオフを制御するスナバ制御部20を備えている。
第2キャパシタ11は、上記リンギングを抑制するために挿入された素子である。第2キャパシタ11の容量は、コンバータ100を構成する第1スイッチング素子130、インダクタ110、第1キャパシタ120、および、ダイオード140、また、第2スイッチング素子12や負荷300のインピーダンスに合わせて適宜決定される。これにより、コンバータ100およびスナバ回路10の全体として、リンギングが抑制されたRLC回路とすることができる。なお、第2キャパシタ11に加えて、第2キャパシタ11と直列に抵抗器(図示せず)を挿入してもよい。この場合、第2キャパシタ11と抵抗器の接続順番は問わない。
第2スイッチング素子12は、電源200と第2キャパシタ11との間に接続されている。第2スイッチング素子12がオン状態の場合に第2キャパシタ11にスナバ電流が流れる。すなわち、スナバ回路10が有効になる。
スナバ制御部20は、図2に示すように、スイッチ制御部21と、比較部22と、を有している。
スイッチ制御部21は、第1スイッチング素子130のオンオフを制御するための制御信号を出力する。同時に、スイッチ制御部21は、比較部22にもこの制御信号を出力する。具体的には、この制御信号は後述する論理演算部24に出力される。
比較部22は、上記中点電位Vaと所定の基準電位Vthとを比較し、比較結果に基づいて、第2スイッチング素子12にオンオフを制御する制御信号を出力する。比較部22は、コンパレータ23と論理演算部24とを有している。
コンパレータ23は、その一方の入力端子に接続点Aが接続されている。他方の入力端子には基準電位Vthを出力する閾電源22aが接続されている。このコンパレータ23は、Vaが増加しつつVthを超えた場合にHigh信号を出力する。また、スイッチ制御部21の信号がHigh信号からLow信号に遷移することを以って、コンパレータ23の出力もHigh信号からLow信号にリセットされるようになっている。なお、本実施形態における基準電位Vthは、GND電位(0V)よりも低く、且つ、後述する中点電位の極値よりも高い電位に設定されている。
論理演算部24は、その一方の入力端子Yがコンパレータ23の出力端子に接続されている。また、上記したように、論理演算部24の他方の入力端子Xには、スイッチ制御部21が接続され、スイッチ制御部21から第1スイッチング素子130に出力される制御信号が論理演算部24も入力されるようになっている。本実施形態における論理演算部24は、2つの入力端子X,Yに、ともにHigh信号が入力された場合に、出力がHigh信号となる回路である。且つ、この論理演算部24は、スイッチ制御部21から入力される制御信号、すなわち、入力端子Xに入力される制御信号がHigh信号である場合に、入力端子YにLow信号が入力された場合は、出力を維持するラッチ回路である。
次に、図3を参照して、コンバータ100に接続されたスナバ回路10の動作について説明する。
先ず、コンバータ100を動作させるために、第1スイッチング素子130をオン状態とする。なお、本実施形態における第1スイッチング素子130は、スイッチ制御部21の制御信号がHigh信号の場合にオフされ、Low信号の場合にオンされるように構成されている。したがって、図3に示す時刻t1において、スイッチ制御部21は、第1スイッチング素子130に対してLow信号を出力して第1スイッチング素子130をオン状態に遷移させる。
スイッチ制御部21は比較部22にも同一の制御信号を出力するので、比較部22における論理演算部24の入力端子XにLow信号が入力される。論理演算部24は、2つの入力端子X,Yに、ともにHigh信号が入力された場合に、出力がHigh信号となる回路であるから、時刻t1では第2スイッチング素子12に対してLow信号を出力する。なお、第2スイッチング素子12は、High信号が入力された場合にオンされ、Low信号が入力された場合にオフされるように構成されている。したがって、時刻t1において、第2スイッチング素子12はオフ状態に遷移する。換言すれば、スナバ回路10は無効とされる。
時刻t1にて第1スイッチング素子130がオン状態になると、中点電位Vaは電源200の電圧と同一となる。そして、インダクタ110に流れる電流(インダクタ電流)が増加していく。なお、図3に示すインダクタ電流は、接続点AからGNDに向かう方向を正としている。
時刻t2において、スイッチ制御部21がHigh信号を出力したとする。これにより、第1スイッチング素子130はオフ状態に遷移する。一方、論理演算部24の入力端子XにもHigh信号が入力される。時刻t2では、図3に示すように、コンパレータ23の動作として、Vaが増加しつつVthを超えた場合、に該当しないから、入力端子YにはLow信号が入力される。このため、比較部22が第2スイッチング素子12に出力する制御信号はとしてLow状態が維持される。すなわち、第2スイッチング素子12はオフ状態が維持される。
時刻t2にて第1スイッチング素子130がオフ状態になると、インダクタ110の電流値はゼロに向かって減少する。インダクタ電流の減少によるインダクタ110の誘導起電力のため、中点電位Vaは急激に減少してダイオード140の電圧降下量により規定される負の電位でクランプされる(時刻t3)。このクランプされた負の電位が中点電位における極値となる。
中点電位Vaは、インダクタ電流がゼロに至る時刻t4まで、クランプされた値、すなわち極値で維持される。時刻t4を過ぎるとインダクタ電流は負になる。換言すれば、GNDから接続点Aに向かう電流が増加する。このインダクタ電流の増加によるインダクタ110の誘導起電力のため、時刻t4において、中点電位Vaは増加に転じる。
時刻t5において、増加に転じた中点電位Vaが閾電源22aで規定された基準電位Vthに到達すると、コンパレータの出力がLow信号からHigh信号に遷移する。また、時刻t5において、スイッチ制御部21から比較部22に出力される制御信号はHigh信号である。つまり、論理演算部24の2つの入力端子X,Yには、ともにHigh信号が入力される。したがって、論理演算部24はHigh信号を出力する。このように、比較部22は第2スイッチング素子12に対してHigh信号を出力して、第2スイッチング素子12がオン状態になる。すなわち、スナバ回路10が有効になる。
本実施形態における論理演算部24は、スイッチ制御部21が第1スイッチング素子130をオンに遷移させるまで、つまり、制御信号としてLow信号を出力する時刻t6までスナバ回路10を有効に維持するように作用する。つまり、スナバ回路10は、時刻t5から時刻t6に至る期間有効とされる。そして、スナバ回路10が有効である期間について、中点電位Vaのリンギングが抑制される。
なお、特許請求の範囲に記載の第1期間とは、本実施形態における時刻t5から時刻t6に至る期間に相当する。また、本実施形態では、時刻t5から時刻t6に至る期間において第2スイッチング素子12がオンとされてスナバ回路10が有効となっている。ゆえに、特許請求の範囲に記載の一定期間とは、時刻t5から時刻t6に至る期間に相当する。つまり、この例では、一定期間が第1期間に等しい。
このコンバータ100およびスナバ回路10は、時刻t1から時刻t6までを一周期として、動作を周期的に繰り返すものであり、時刻t1と時刻t6におけるコンバータ100およびスナバ回路10の状態は等価である。
次に、スナバ回路10の作用効果について説明する。
このスナバ回路10は、中点電位Vaがリンギングを生じ得る期間、すなわち、時刻t4〜時刻t6のうち、時刻t5から時刻t6について有効とされている。このため、図4および図5に示すように、スナバ回路10が付加されていないコンバータ100に較べて、十分にリンギングを抑制することができる。
また、このスナバ回路10は、時刻t2〜時刻t5において無効となっているから、従来、例えば特許文献1のように、第1スイッチング素子130がオフになったと同時にスナバ回路10を有効にする場合に較べて、時刻t2から時刻t5に至る期間のスナバ電流をゼロとすることができる。すなわち、時刻t2から時刻t5に至る期間の、スナバ回路10における電流損失をほぼゼロとすることができる。したがって、中点電位のリンギングを抑制しつつ、より低損失を実現することができる。
(変形例1)
第1実施形態では、閾電源22aが規定する基準電位Vthとして、GND電位(0V)よりも低く、且つ、中点電位の極値よりも高い電位を採用する例を示した。この基準電位Vthは任意に設定することができるから、例えば、Vthを中点電位の極値と同値に設定することもできる。
基準電位Vthと、中点電位の極値とが同値の場合、図3に示す時刻t4と時刻t5は同一タイミングとなる。このため、スナバ回路10が有効となっている期間を、第1実施形態の態様に較べて長くすることができる。したがって、より効率良くリンギングを抑制することができる。
(変形例2)
また、第1実施形態では、中点電位Vaが極値を迎えた後はじめて基準電位Vthに到達する時刻t5から、第1スイッチング素子130がオフ状態からオン状態に遷移する時刻t6までスナバ回路10が有効である例を示した。しかしながら、スナバ回路10が有効である期間(特許請求の範囲に記載の一定期間)は、時刻t5から時刻t6の間(特許請求の範囲に記載の第1期間)であれば、任意に設定することができる。
例えば、時刻t5と時刻t6の間に時刻t7を設定し、時刻t5と時刻t7の間に期間においてスナバ回路10を有効とするようにしてもよい。あるいは、逆に、時刻t7と時刻t6の間に期間においてスナバ回路10を有効とするようにしてもよい。
(第2実施形態)
本実施形態におけるスナバ制御部20は、図6に示すように、第1実施形態の構成に加えて、取得部25と切替スイッチ26とを有している。なお、取得部25および切替スイッチ26を除く構成は第1実施形態と同様であるため、説明を割愛する。
取得部25は、コンパレータ23の出力信号と、スイッチ制御部21から第1スイッチング素子130への出力信号とを取得して、図3における時刻t5と時刻t6を取得する。換言すれば、取得部25は、第1期間を取得する。そして、第2スイッチング素子12に対して、取得された第1期間に対応した出力信号を出力する。
切替スイッチ26は、第2スイッチング素子12への出力信号として、論理演算部24からの信号か、あるいは取得部25からの信号かを切り替えるスイッチである。
本実施形態におけるスナバ回路10の動作について、一例を説明する。
例えば、第1実施形態と同様に、切替スイッチ26が論理演算部24とを接続している状態でコンバータ100が駆動していると仮定する。この場合、コンバータ100およびスナバ回路10の動作は第1実施形態と同様である。しかし、厳密には、回路の配線長等に起因した出力信号の伝播遅延が生じるため、コンパレータ23の出力がHighとなってから第2スイッチング素子12がオン状態になるまでにタイムラグが生じる。すなわち、スナバ回路10が有効になる時刻は図3に示すt5よりも僅かに遅れることになる。
上記したように、取得部25は時刻t5を取得している。コンバータ100が周期的に駆動するなかで、時刻t5の情報を十分にサンプリングした後、取得部25は、切替スイッチ26をスイッチングし、取得部25と第2スイッチング素子12とを接続する。そして、取得した時刻t5よりも僅かに早くHigh信号を出力する。このように、取得部25は、回路に起因する伝播遅延を考慮に入れて第2スイッチング素子12に制御信号を出力することができる。したがって、より正確な時刻に第2スイッチング素子12をオン状態とすることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
なお、上記した各実施形態および変形例では、スナバ回路10が付加されるコンバータ100として極性反転型のDC/DCコンバータの例を示したが、スナバ回路10は、図7に示す昇圧コンバータ400や、図8に示す降圧コンバータ500にも適用可能である。
なお、昇圧コンバータ400における中点電位(図7にBで示す接続点の電位)Vbは、図9のような挙動を示す。すなわち、時刻t2において第1スイッチング素子130がオフ状態に遷移すると、インダクタ110の自己誘導によって中点電位Vbは上昇し、時刻t3で極値を迎える。そして、インダクタ110に流れる電流がゼロになる時刻t4から下降に転じる。
このため、昇圧コンバータ400に本発明に係るスナバ回路10を付加する場合、図10に示すように、スナバ回路10が有するコンパレータ23には、基準電位Vtとして、0Vより高く、極値よりも低い電位が設定可能な閾電源22bが接続される。そして、このコンパレータ23は、Vbが減少しつつVthを超えた場合にHigh信号を出力するようになっている。
なお、図8に示す降圧コンバータ500における中点電位(図8にCで示す接続点の電位)Vcの変化は、第1実施形態とほぼ同じであるため、スナバ制御部20の構成は第1実施形態と同一でよい。
10・・・スナバ回路
12・・・第2スイッチング素子
20・・・スナバ制御部
21・・・スイッチ制御部
22・・・比較部
25・・・取得部
100・・・極性反転型のDC/DCコンバータ
130・・・第1スイッチング素子

Claims (4)

  1. オンオフを周期的に繰り返してインダクタ(110)への電流の供給を制御する第1スイッチング素子(130)に並列に接続され、スナバ電流が流れるスナバ回路であって、
    前記スナバ電流の供給を制御する第2スイッチング素子(12)と、
    前記第2スイッチング素子のオンオフを制御するスナバ制御部(20)と、を備え、
    前記スナバ制御部は、前記第1スイッチング素子と前記インダクタとの間の中点電位(Va,Vb,Vc)と、所定の基準電位(Vth)と、を比較する比較部(22)を有し、
    前記第1スイッチング素子がオンしてから次にオンするまでの一周期において、
    前記第1スイッチング素子がオンからオフに遷移し、前記中点電位が極値をむかえた後、前記基準電位に初めて到達してから、次に前記第1スイッチング素子がオンになるまでの第1期間のうち少なくとも一定期間のみ前記第2スイッチング素子をオンとすることを特徴とするスナバ回路。
  2. 前記一定期間は、前記第1期間に等しいことを特徴とする請求項1に記載のスナバ回路。
  3. 前記基準電位は前記極値であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスナバ回路。
  4. 前記スナバ制御部は、前記第1期間に要する時間を取得する取得部(25)を有し、
    前記取得部により取得された時間に基づいて、前記第2スイッチング素子をオンとするタイミングを制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスナバ回路。
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