JP2012135149A - 制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】リスタート時間を適切に設定できる絶縁型スイッチング電源を提供すること。
【解決手段】制御回路2は、過電流検出部24、制御巻線電圧検出部22、過電流モード判定部21、リスタート部23、およびフリップフロップFF2を備える。過電流検出部24は、スイッチ素子Q1を流れる電流が過電流であるか否かを判別する。制御巻線電圧検出部22は、トランスTの制御巻線T2の他端の電圧が閾値電圧未満であるか否かを判別する。過電流モード判定部21は、過電流ではない場合には、リスタート時間として第1時間を設定し、過電流である場合には、リスタート時間として第1時間より長い第2時間を設定する。リスタート部23およびフリップフロップFF2は、スイッチ素子がオフ状態で、かつ、トランスTの制御巻線T2の他端の電圧が閾値電圧未満である状態が、リスタート時間に亘って継続すると、スイッチ素子をオン状態にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、絶縁型スイッチング電源に設けられたスイッチ素子を制御する制御回路に関する。
従来より、絶縁型スイッチング電源は、制御回路によりスイッチ素子をスイッチングさせることで、入力された電圧を所望の電圧に変換して出力する。この絶縁型スイッチング電源には、例えば部分共振や疑似共振と呼ばれるような、トランスに蓄積されているエネルギーが放出されてゼロになるタイミングを、トランスの制御巻線の電圧により検出して、上述のスイッチ素子のオンタイミングを決定するものがある(例えば、特許文献1参照)。
[絶縁型スイッチング電源100の構成]
図7は、従来例に係る絶縁型スイッチング電源100の回路図である。絶縁型スイッチング電源100は、トランスTと、制御回路102と、出力電圧検出部103と、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q1と、抵抗R1と、キャパシタC1と、ダイオードD1と、フォトトランジスタPTと、を備える。
まず、トランスTの1次側の構成について説明する。トランスTの1次巻線T1の一端には、直流電源VINの正極が接続される。この直流電源VINの負極には、基準電位源GNDが接続される。1次巻線T1の他端には、スイッチ素子Q1のドレインが接続され、スイッチ素子Q1のソースには、基準電位源GNDが接続され、スイッチ素子Q1のゲートには、制御回路102の端子P1が接続される。
制御回路102には、上述の端子P1に加えて、端子P2、P3、P4も設けられている。端子P2には、基準電位源GNDが接続される。端子P3には、フォトトランジスタPTを介して、基準電位源GNDが接続される。端子P4には、抵抗R1を介して、トランスTの制御巻線T2の他端が接続され、制御巻線T2の一端には、基準電位源GNDが接続される。
次に、トランスTの2次側の構成について説明する。トランスTの2次巻線T3の一端には、端子GND1が接続され、2次巻線T3の他端には、ダイオードD1のアノードが接続される。ダイオードD1のカソードには、出力端子OUTが接続されるとともに、キャパシタC1を介して端子GND1が接続される。出力端子OUTには、端子GND1に接続された出力電圧検出部103も接続される。
[絶縁型スイッチング電源100の動作]
以上の構成を備える絶縁型スイッチング電源100は、制御回路102により、スイッチ素子Q1をスイッチング制御し、直流電源VINから入力される入力電圧を必要な出力電圧VOUTに変換して、この出力電圧VOUTを出力端子OUTから出力する。
制御回路102は、スイッチ素子Q1のスイッチング制御を、端子P3の電圧と、端子P4の電圧と、に応じて行う。
端子P3の電圧は、出力電圧VOUTに応じて変化する。具体的には、出力電圧VOUTが出力設定電圧V1より高い場合には、出力電圧検出部103がフォトトランジスタPTを活性オン状態にして、活性オン状態におけるフォトトランジスタPTのインピーダンスを出力電圧VOUTが高くなるに従って低下させる。ここで、端子P3は、制御回路102の内部において、抵抗または定電流回路を介して電圧源にプルアップされている。このため、出力電圧VOUTが出力設定電圧V1より高い場合には、端子P3の電圧は、出力電圧VOUTに応じて変化する電圧、より具体的には出力電圧VOUTが高くなるに従って低くなる電圧となる。一方、出力電圧VOUTが出力設定電圧V1以下である場合には、出力電圧検出部103がフォトトランジスタPTをオフ状態にする。このため、出力電圧VOUTが出力設定電圧V1以下である場合には、端子P3の電圧は、プルアップ電圧に等しくなる。
以上より、制御回路102は、スイッチ素子Q1のスイッチング制御について、端子P3の電圧に応じて行うことで、出力電圧VOUTに応じて行うことができる。そして、出力電圧VOUTに応じてスイッチ素子Q1をスイッチング制御することで、出力電圧VOUTを出力設定電圧V1で維持しようとすることができる。
一方、端子P4の電圧は、制御巻線T2の他端の電圧に応じて変化する。また、制御巻線T2の他端の電圧は、トランスTに蓄積されているエネルギーが放出されてゼロになると、低下し始める。そこで、制御回路102は、端子P4の電圧の立ち下がりエッジ(ネガエッジ)を検出することで、制御巻線T2の他端の電圧のネガエッジを検出して、トランスTに蓄積されているエネルギーがゼロになったタイミングを検出する。そして、制御巻線T2の他端の電圧のネガエッジを検出すると、スイッチ素子Q1をオン状態にする。
以上より、制御回路102は、スイッチ素子Q1のスイッチング制御について、端子P4の電圧に応じて行うことで、制御巻線T2の他端の電圧に応じてスイッチ素子Q1のオンタイミングを決定することができる。このため、トランスTに蓄積されていたエネルギーがゼロになった後にスイッチ素子Q1をオン状態にすることができるので、損失を低減できるとともに、低雑音化を実現できる。
さらに、制御回路102には、図7では図示を省略しているが、リスタート手段が設けられている。このリスタート手段は、例えば、スイッチ素子Q1がオフ状態で、かつ、制御巻線T2の他端の電圧が閾値電圧未満である状態が、予め定められたリスタート時間に亘って継続すると、リスタート制御を行って、スイッチ素子Q1をオン状態にする。これによれば、例えば絶縁型スイッチング電源100の起動時のように、スイッチ素子Q1が継続的にオフ状態であるために制御巻線T2の他端の電圧が振動しておらず、制御巻線T2の他端の電圧のネガエッジを検出できない状態であっても、スイッチ素子Q1のスイッチングを開始することができる。
上述のリスタート制御について、図8、9を用いて以下に説明する。
[定常動作状態において負荷急変が発生した場合におけるリスタート制御]
図8は、定常動作状態において負荷急変が発生した場合における、絶縁型スイッチング電源100のタイミングチャートである。図8において、IOUTは、出力端子OUTから出力される出力電流を示し、VGSQ1は、スイッチ素子Q1のゲート−ソース間電圧を示し、IDQ1は、スイッチ素子Q1のドレイン電流を示す。VP4は、端子P4の電圧を示し、Vrestartは、リスタート信号restartの電圧を示す。また、VHは、Hレベル電圧を示し、VLは、Lレベル電圧を示す。また、Vthについては、制御巻線T2の他端の電圧が上述の閾値電圧に等しい場合に電圧VP4が取る電圧値を示し、以降では所定電圧と呼ぶものとする。
ここで、時刻t21以前の期間では、絶縁型スイッチング電源100は、定常動作状態であるものとする。
時刻t21において、負荷急変が発生し、出力端子OUTと端子GND1とに接続された負荷が急激に軽くなったものとする。このため、出力電流IOUTは、I1からI2まで急激に低下している。また、出力電圧VOUTは、電源制御ループの遅れにより、出力設定電圧V1より高くなっており、出力電圧VOUTのオーバーシュートが発生している。
出力電圧VOUTが出力設定電圧V1より高い状態においては、制御回路102は、出力電圧VOUTが高くなるに従って、スイッチ素子Q1のオン幅を狭くする。このため、ゲート−ソース間電圧VGSQ1がHレベル電圧である時間は、時間が経過するに従って短くなり、時刻t22〜t24の期間では、ゲート−ソース間電圧VGSQ1がLレベル電圧で維持されて、スイッチ素子Q1のスイッチングが停止する。これによれば、ドレイン電流IDQ1も、時間が経過するに従って小さくなり、時刻t22〜t24の期間ではゼロとなる。また、出力電圧VOUTは、時刻t22までは、時間が経過するに従って上昇するが、時刻t22以降では、時間が経過するに従って低下し、時刻t24では出力設定電圧V1に等しくなる。
時刻t24において、上述のように出力電圧VOUTが出力設定電圧V1に等しくなると、制御回路102は、スイッチ素子Q1のスイッチングを再開して、出力電圧VOUTを出力設定電圧V1で維持しようとする。ところが、時刻t22〜t24の期間では、発振が止まっているため、時間が経過するに従って制御巻線T2の他端の電圧の振動が小さくなる。このため、時間が経過するに従って電圧VP4の振動も小さくなり、電圧VP4は、時刻t23において所定電圧Vthより低くなってから時刻t24までは、所定電圧Vth以上にならない。ここで、制御回路102は、所定電圧Vthから所定電圧Vth未満に電圧VP4が変化するのを検出することで、電圧VP4のネガエッジを検出する。したがって、時刻t24においてスイッチ素子Q1のスイッチングを再開しようとしても、電圧VP4のネガエッジを検出できず、制御巻線T2の他端の電圧のネガエッジを検出できないため、スイッチ素子Q1のオンタイミングを決定することができない。よって、時刻t24以降においても、スイッチ素子Q1のスイッチングの停止が継続されることとなる。
ところが、時刻t23〜t25の期間において、スイッチ素子Q1がオフ状態で、かつ、電圧VP4が所定電圧Vth未満である状態が継続し、時刻t25において、上述のリスタート時間が経過したことになる。
このため、時刻t25において、制御回路102は、電圧VrestartをLレベル電圧にし、リスタート制御を行って、スイッチ素子Q1をオン状態にする。これによれば、制御巻線T2の他端の電圧の振動が再開され、電圧VP4のネガエッジを制御回路102が検出できるようになる。したがって、制御巻線T2の他端の電圧に応じてスイッチ素子Q1のオンタイミングを決定できるようになり、スイッチ素子Q1のスイッチングが再開されることとなる。
[定常動作状態において負荷短絡が発生した場合におけるリスタート制御]
図9は、定常動作状態において負荷短絡が発生した場合における、絶縁型スイッチング電源100のタイミングチャートである。なお、便宜上、図9におけるリスタート時間は、図8におけるリスタート時間とは、時間が異なるものとする。
ここで、時刻t31以前の期間では、絶縁型スイッチング電源100は、定常動作状態であるものとする。
時刻t31において、負荷短絡が発生したものとする。このため、出力電流IOUTは、電流I1から電流I3まで上昇している。また、出力電圧VOUTは、出力設定電圧V1からゼロまで急激に低下している。
また、負荷短絡が発生すると、スイッチ素子Q1がスイッチングしても、制御巻線T2の他端において十分にはプラス電圧が発生しなくなるため、電圧VP4の振動が小さくなり、電圧VP4が所定電圧Vth以上にならなくなる。このため、制御回路102は、電圧VP4のネガエッジを検出できなくなり、制御巻線T2の他端の電圧に応じてスイッチ素子Q1のオンタイミングを決定することはできなくなる。
ところが、時刻t31〜t32の期間において、スイッチ素子Q1がオフ状態で、かつ、電圧VP4が所定電圧Vth未満である状態が継続し、時刻t32において、上述のリスタート時間が経過したことになる。
このため、時刻t32において、制御回路102は、電圧VrestartをLレベル電圧にし、リスタート制御を行って、スイッチ素子Q1をオン状態にする。そして、時刻t33において、スイッチ素子Q1のオン幅が、予め定められたオン幅上限値に達すると、スイッチ素子Q1をオフ状態にする。
以降、時刻t32における動作と、時刻t33における動作と、を制御回路102は、繰り返すこととなる。このため、リスタート制御によってスイッチ素子Q1のオンタイミングを決定できるようになり、スイッチ素子Q1のスイッチングが再開されることとなる。
特開2002−136124号公報
絶縁型スイッチング電源100では、上述のリスタート時間について、2種類の要請があった。
1つ目の要請は、上述のリスタート時間を短めに設定したいというものである。これは、以下の理由による。
図8を用いて上述したように、定常動作状態において負荷急変が発生すると、出力電圧VOUTのオーバーシュートが発生してしまうため、制御回路102は、スイッチ素子Q1のスイッチングを停止して、出力電圧VOUTを低下させる。そして、時刻t24において、出力電圧VOUTが出力設定電圧V1に等しくなると、スイッチ素子Q1のスイッチングを再開して、出力電圧VOUTを出力設定電圧V1で維持しようとする。ところが、時刻t24の時点では、リスタート時間が経過していないため、リスタート制御を行うことができない。このため、リスタート時間が経過する時刻t25までは、リスタート制御を行うことができず、出力電圧VOUTの低下が継続されてしまい、その結果、電圧ディップが発生してしまう。
この出力電圧VOUTの電圧ディップについては、出力電圧VOUTが出力設定電圧V1にまで低下した時刻t24の時点で、速やかにリスタート制御を行えば、抑制することができる。このため、上述のように、リスタート時間を短めに設定したいという要請があった。
2つ目の要請は、上述のリスタート時間を長めに設定したいというものである。これは、以下の理由による。
図9を用いて上述したように、定常動作状態において負荷短絡が発生すると、例えば時刻t32のようにリスタート時間が経過した時点で、リスタート制御を行って、スイッチ素子Q1をオン状態にする。オン状態になったスイッチ素子Q1は、スイッチ素子Q1のオン幅がオン幅上限値に達すると、例えば時刻t33のようにオフ状態になる。このため、時刻t34、t36、t38、t40のように、リスタート時間が経過するたびにリスタート制御が行われ、スイッチ素子Q1がオン状態になる。
ところが、スイッチ素子Q1をオン状態にしても、負荷短絡が続いている限り、出力電圧VOUTはゼロのままである。このため、負荷短絡が続いている状態においては、リスタート制御を行うのを抑制することが好ましい。したがって、上述のように、リスタート時間を長めに設定したいという要請があった。
以上のように、上述のような絶縁型スイッチング電源において、リスタート時間に対して相反する2種類の要請があった。
上述の課題に鑑み、本発明は、リスタート時間を適切に設定できる絶縁型スイッチング電源を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1) 本発明は、トランス(例えば、図1のトランスTに相当)を有する絶縁型スイッチング電源(例えば、図1の絶縁型スイッチング電源1や、後述の絶縁型スイッチング電源1Aに相当)に設けられたスイッチ素子(例えば、図1のスイッチ素子Q1に相当)をスイッチング制御し、入力電圧から必要な出力電圧に変換制御して当該絶縁型スイッチング電源から出力させる制御回路(例えば、図2の制御回路2や、図6の制御回路2Aに相当)であって、前記スイッチ素子を流れる電流が過電流であるか否かを判別する過電流判別手段(例えば、図2や図6の過電流検出部24に相当)と、前記トランスの制御巻線(例えば、図1の制御巻線T2に相当)の電圧が閾値電圧未満であるか否かを判別する電圧判別手段(例えば、図2や図6の制御巻線電圧検出部22に相当)と、前記過電流判別手段により過電流ではないと判別された場合には、リスタート時間として第1時間(例えば、図4の第1時間に相当)を設定し、前記過電流判別手段により過電流であると判別された場合には、当該リスタート時間として当該第1時間より長い第2時間(例えば、図5の第2時間に相当)を設定するリスタート時間設定手段(例えば、図2や図6の過電流モード判定部21に相当)と、前記スイッチ素子がオフ状態で、かつ、前記電圧判別手段により前記閾値電圧未満であると判別されている状態が、前記リスタート時間に亘って継続すると、当該スイッチ素子をオン状態にするスイッチング制御手段(例えば、図2リスタート部23や図6のリスタート部23Aと、フリップフロップFF2と、に相当)と、を備えることを特徴とする制御回路を提案している。
ここで、定常動作状態において負荷短絡が発生すると、図9のドレイン電流IDQ1に示したように、負荷短絡が発生する以前と比べて、制御回路によりスイッチング制御されるスイッチ素子について、このスイッチ素子を流れる電流が増大する。
そこで、この発明によれば、制御回路に、リスタート時間設定手段およびスイッチング制御手段を設けた。そして、リスタート時間設定手段により、スイッチ素子を流れる電流が過電流ではない場合には、リスタート時間として第1時間を設定し、スイッチ素子を流れる電流が過電流である場合には、リスタート時間として第1時間より長い第2時間を設定することとした。また、スイッチング制御手段により、スイッチ素子がオフ状態で、かつ、制御巻線の電圧が閾値電圧未満である状態が、リスタート時間設定手段により設定されたリスタート時間に亘って継続すると、スイッチ素子をオン状態にすることとした。
このため、スイッチ素子に過電流が流れない場合には、短い時間でリスタート制御を行うことができ、スイッチ素子に過電流が流れる場合には、長い時間でリスタート制御を行うことができる。具体的には、例えば、定常動作状態において負荷急変が発生した場合や、間欠発振状態において発振停止期間から発振期間に移行させる場合には、定常動作状態において負荷短絡が発生した場合と比べて、短時間でリスタート制御を行うことができる。一方、定常動作状態において負荷短絡が発生した場合には、定常動作状態において負荷急変が発生した場合や、間欠発振状態において発振停止期間から発振期間に移行させる場合と比べて、単位時間当たりにリスタート制御を行う回数を少なくすることができる。以上によれば、リスタート時間を適切に設定することができる。
(2) 本発明は、(1)の制御回路について、前記スイッチング制御手段は、前記スイッチ素子がオフ状態で、かつ、前記電圧判別手段により前記閾値電圧未満であると判別されている状態において、時間が経過するに従って高くなる電圧を出力する電圧出力手段(例えば、図2の制御電圧源VDD2、電流源S2、キャパシタC2、スイッチ素子Q2、および論理和ORに相当)と、前記電圧出力手段から出力される電圧が比較電圧(例えば、図2のリファレンス電圧源Vref2の正極の電圧に相当)より高ければ、前記スイッチ素子をオン状態にするスイッチ素子制御手段(例えば、図2の比較器CMP3およびフリップフロップFF1に相当)と、前記過電流判別手段により過電流ではないと判別された場合には、前記比較電圧を第1電圧に設定し、前記過電流判別手段により過電流であると判別された場合には、当該比較電圧を当該第1電圧より高い第2電圧に設定する比較電圧設定手段(例えば、図2のリファレンス電圧源Vref2に相当)と、備えることを特徴とする制御回路を提案している。
この発明によれば、スイッチング制御手段に、電圧出力手段、スイッチ素子制御手段、および比較電圧設定手段を設けた。そして、電圧出力手段により、スイッチ素子がオフ状態で、かつ、制御巻線の電圧が閾値電圧未満である状態において、時間が経過するに従って高くなる電圧を出力することとした。また、スイッチ素子制御手段により、電圧出力手段から出力される電圧が比較電圧より高ければ、スイッチ素子をオン状態にすることとした。また、比較電圧設定手段により、スイッチ素子を流れる電流が過電流ではない場合には、比較電圧を第1電圧に設定し、スイッチ素子を流れる電流が過電流である場合には、比較電圧を第1電圧より高い第2電圧に設定することとした。
このため、スイッチ素子に過電流が流れない場合には、短い時間でリスタート制御を行うことができ、スイッチ素子に過電流が流れる場合には、長い時間でリスタート制御を行うことができる。具体的には、例えば、定常動作状態において負荷急変が発生した場合や、間欠発振状態において発振停止期間から発振期間に移行させる場合には、定常動作状態において負荷短絡が発生した場合と比べて、短時間でリスタート制御を行うことができる。一方、定常動作状態において負荷短絡が発生した場合には、定常動作状態において負荷急変が発生した場合や、間欠発振状態において発振停止期間から発振期間に移行させる場合と比べて、単位時間当たりにリスタート制御を行う回数を少なくすることができる。以上によれば、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(3) 本発明は、(1)の制御回路について、前記スイッチング制御手段は、前記スイッチ素子がオフ状態で、かつ、前記電圧判別手段により前記閾値電圧未満であると判別されている状態において、時間が経過するに従って高くなる電圧を出力する電圧出力手段(例えば、図6の制御電圧源VDD2、電流源S2、キャパシタC2、スイッチ素子Q2、および論理和ORに相当)と、前記電圧出力手段から出力される電圧が比較電圧(例えば、図6のリファレンス電圧源Vref2の正極の電圧に相当)より高ければ、前記スイッチ素子をオン状態にするスイッチ素子制御手段(例えば、図6の比較器CMP3およびフリップフロップFF1に相当)と、を備え、前記電圧出力手段は、前記過電流判別手段により過電流ではないと判別された場合には、前記スイッチ素子がオフ状態で、かつ、前記電圧判別手段により前記閾値電圧未満であると判別されている状態が開始されてから、前記第1時間が経過すると、前記出力する電圧を前記比較電圧に等しくし、前記過電流判別手段により過電流であると判別された場合には、前記スイッチ素子がオフ状態で、かつ、前記電圧判別手段により前記閾値電圧未満であると判別されている状態が開始されてから、前記第2時間が経過すると、前記出力する電圧を前記比較電圧に等しくすることを特徴とする制御回路を提案している。
この発明によれば、スイッチング制御手段に、電圧出力手段およびスイッチ素子制御手段を設けた。そして、電圧出力手段により、スイッチ素子がオフ状態で、かつ、制御巻線の電圧が閾値電圧未満である状態において、時間が経過するに従って高くなる電圧を出力することとした。また、スイッチ素子制御手段により、電圧出力手段から出力される電圧が比較電圧より高ければ、スイッチ素子をオン状態にすることとした。さらに、電圧出力手段は、スイッチ素子を流れる電流が過電流ではない場合には、スイッチ素子がオフ状態で、かつ、制御巻線の電圧が閾値電圧未満である状態が開始されてから、第1時間が経過すると、出力する電圧を比較電圧に等しくすることとした。また、電圧出力手段は、スイッチ素子を流れる電流が過電流である場合には、スイッチ素子がオフ状態で、かつ、制御巻線の電圧が閾値電圧未満である状態が開始されてから、第1時間より長い第2時間が経過すると、出力する電圧を比較電圧に等しくすることとした。
このため、スイッチ素子に過電流が流れない場合、具体的には、例えば、定常動作状態において負荷急変が発生した場合や、間欠発振状態において発振停止期間から発振期間に移行させる場合には、スイッチ素子がオフ状態で、かつ、制御巻線の電圧が閾値電圧未満である状態が開始されてから、第1時間が経過すると、リスタート制御が行われる。一方、スイッチ素子に過電流が流れる場合、具体的には例えば定常動作状態において負荷短絡が発生した場合には、スイッチ素子がオフ状態で、かつ、制御巻線の電圧が閾値電圧未満である状態が開始されてから、第1時間より長い第2時間が経過すると、リスタート制御が行われる。したがって、上述した効果と同様を奏することができる。
本発明によれば、リスタート時間を適切に設定することができる。
本発明の第1実施形態に係る絶縁型スイッチング電源の回路図である。 前記絶縁型スイッチング電源が備える制御回路の回路図である。 定常動作状態における前記絶縁型スイッチング電源のタイミングチャートである。 定常動作状態において負荷急変が発生した場合における前記絶縁型スイッチング電源のタイミングチャートである。 定常動作状態において負荷短絡が発生した場合における前記絶縁型スイッチング電源のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る絶縁型スイッチング電源が備える制御回路の回路図である。 従来例に係る絶縁型スイッチング電源の回路図である。 定常動作状態において負荷急変が発生した場合における前記絶縁型スイッチング電源のタイミングチャートである。 定常動作状態において負荷短絡が発生した場合における前記絶縁型スイッチング電源のタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1実施形態>
[絶縁型スイッチング電源1の構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る絶縁型スイッチング電源1の回路図である。絶縁型スイッチング電源1は、図7に示した従来例に係る絶縁型スイッチング電源100とは、制御回路102の代わりに制御回路2を備える点と、抵抗R2を備える点と、が異なる。なお、絶縁型スイッチング電源1において、絶縁型スイッチング電源100と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
抵抗R2は、スイッチ素子Q1のソースと、基準電位源GNDと、を接続する。制御回路2には、端子P1〜P4に加えて端子P5が設けられている。端子P5は、抵抗R2とスイッチ素子Q1のソースとの接続点に接続される。
[絶縁型スイッチング電源1の動作]
以上の構成を備える絶縁型スイッチング電源1は、制御回路2により、スイッチ素子Q1をスイッチング制御し、直流電源VINから入力される入力電圧を必要な出力電圧VOUTに変換して、この出力電圧VOUTを出力端子OUTから出力する。
制御回路2は、スイッチ素子Q1のスイッチング制御を、出力電圧VOUTに応じて変化する端子P3の電圧と、制御巻線T2の他端の電圧に応じて変化する端子P4の電圧と、だけでなく、端子P5の電圧に応じて行う。
端子P5の電圧は、抵抗R2とスイッチ素子Q1のソースとの接続点の電圧に応じて変化する。この接続点の電圧は、スイッチ素子Q1のドレイン電流IDQ1と、抵抗R2の抵抗値と、の積により求めることができる。このため、端子P5の電圧は、スイッチ素子Q1のドレイン電流IDQ1に応じて変化することとなる。
[制御回路2の構成]
図2は、制御回路2の回路図である。制御回路2は、過電流モード判定部21と、制御巻線電圧検出部22と、リスタート部23と、過電流検出部24と、オン幅タイマ部201と、制御電圧源VDD1と、電流源S1と、比較器CMP1と、NANDゲートで構成されるフリップフロップFF1と、バッファBUFと、を備える。
過電流モード判定部21は、ポジエッジ検出部211と、NANDゲートで構成されるフリップフロップFF2と、を備える。制御巻線電圧検出部22は、ネガエッジ検出部221、比較器CMP2、およびリファレンス電圧源Vref1を備える。リスタート部23は、論理和ORと、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q2と、キャパシタC2と、制御電圧源VDD2と、電流源S2と、リファレンス電圧源Vref2と、比較器CMP3と、を備える。過電流検出部24は、比較器CMP4およびリファレンス電圧源Vref3を備える。
端子P3には、比較器CMP1の反転入力端子が接続される。比較器CMP1の反転入力端子には、電流源S1の出力端子も接続され、電流源S1の入力端子には、負極が基準電位源GNDに接続された制御電圧源VDD1の正極が接続される。比較器CMP1の非反転入力端子には、オン幅タイマ部201が接続される。オン幅タイマ部201は、フリップフロップFF1の出力端子にも接続される。比較器CMP1の出力端子には、フリップフロップFF1の第1のリセット端子が接続される。
端子P5には、比較器CMP4の反転入力端子が接続される。比較器CMP4の非反転入力端子には、負極が基準電位源GNDに接続されたリファレンス電圧源Vref3の正極が接続される。比較器CMP4の出力端子には、フリップフロップFF1の第2のリセット端子と、フリップフロップFF2のセット端子と、が接続される。
端子P4には、比較器CMP2の非反転入力端子が接続される。比較器CMP2の反転入力端子には、負極が基準電位源GNDに接続されたリファレンス電圧源Vref1の正極が接続される。比較器CMP2の出力端子には、ネガエッジ検出部221と、論理和ORの2つの入力端子のうち一方と、が接続される。ネガエッジ検出部221からは、トリガパルスtrg1が出力され、このトリガパルスtrg1は、フリップフロップFF1の第2のセット端子に供給される。
論理和ORの2つの入力端子のうち他方には、フリップフロップFF1の出力端子が接続される。論理和ORの出力端子には、スイッチ素子Q2のゲートが接続される。スイッチ素子Q2は、キャパシタC2に並列接続される。具体的には、スイッチ素子Q2のソースには、基準電位源GNDに接続されたキャパシタC2の他方の電極が接続され、スイッチ素子Q2のドレインには、キャパシタC2の一方の電極が接続される。キャパシタC2の一方の電極には、比較器CMP3の反転入力端子と、電流源S2の出力端子と、が接続される。電流源S2の入力端子には、負極が基準電位源GNDに接続された制御電圧源VDD2の正極が接続される。比較器CMP3の非反転入力端子には、負極が基準電位源GNDに接続されたリファレンス電圧源Vref2の正極が接続される。比較器CMP3の出力端子からは、リスタート信号restartが出力され、このリスタート信号restartは、フリップフロップFF1の第1のセット端子に供給される。
フリップフロップFF1の出力端子には、バッファBUFを介して端子P1が接続されるとともに、ポジエッジ検出部211が接続される。ポジエッジ検出部211からは、トリガパルスtrg2が出力され、このトリガパルスtrg2は、フリップフロップFF2のリセット端子に供給される。フリップフロップFF2の出力端子からは、状態信号stateが出力され、この状態信号stateは、リファレンス電圧源Vref2に供給される。
[制御回路2の動作]
以上の構成を備える制御回路2は、フリップフロップFF1により、スイッチ素子Q1のオンタイミングを、比較器CMP3から供給されるリスタート信号restartと、ネガエッジ検出部221から供給されるトリガパルスtrg1と、に応じて決定し、スイッチ素子Q1のオフタイミングを、比較器CMP1から出力される電圧と、比較器CMP4から出力される電圧と、に応じて決定する。
(トリガパルスtrg1に応じたオンタイミングの決定)
ネガエッジ検出部221から供給されるトリガパルスtrg1は、電圧VP4に応じて変化する。具体的には、電圧VP4は、比較器CMP2により、リファレンス電圧源Vref1の正極の電圧である所定電圧と比較される。そして、電圧VP4が所定電圧未満である場合、すなわち制御巻線T2の他端の電圧が閾値電圧未満である場合には、比較器CMP2からLレベル電圧が出力される。一方、電圧VP4が所定電圧Vth以上である場合、すなわち制御巻線T2の他端の電圧が閾値電圧以上である場合には、比較器CMP2からHレベル電圧が出力される。
ネガエッジ検出部221は、比較器CMP2から出力される電圧がHレベル電圧からLレベル電圧に変化するタイミング、すなわち比較器CMP2から出力される電圧のネガエッジを検出し、検出してから予め定められた時間だけ、トリガパルスtrg1をLレベル電圧にする。このため、電圧VP4が所定電圧未満になると、すなわち制御巻線T2の他端の電圧が閾値電圧未満になると、フリップフロップFF1からHレベル電圧が出力され、スイッチ素子Q1がオン状態になる。
(比較器CMP1から出力される電圧に応じたオフタイミングの決定)
一方、比較器CMP1から出力される電圧は、端子P3の電圧、すなわち出力電圧VOUTに応じて変化する。具体的には、端子P3は、制御電圧源VDD1および電流源S1によりプルアップされており、出力電圧VOUTに応じて活性的にオンオフするフォトトランジスタPTにより、変化する。そして、端子P3の電圧は、出力電圧VOUTが出力設定電圧V1より高い場合には、出力電圧VOUTが高くなるに従って低くなる電圧となる。一方、端子P3の電圧は、出力電圧VOUTが出力設定電圧V1以下である場合には、プルアップ電圧に等しくなる。この端子P3の電圧は、比較器CMP1により、オン幅タイマ部201から出力される電圧と比較される。
オン幅タイマ部201は、フリップフロップFF1から出力される電圧がLレベル電圧であれば、すなわちスイッチ素子Q1がオフ状態であれば、設定電圧を出力する。一方、フリップフロップFF1から出力される電圧がHレベル電圧になると、すなわちスイッチ素子Q1がオン状態になると、時間が経過するに従って設定電圧より高くなる電圧を出力する。
このため、出力電圧VOUTが出力設定電圧V1以下である場合には、スイッチ素子Q1がオン状態になってから、端子P3の電圧と、オン幅タイマ部201から出力される電圧と、の比較結果に応じた時間が経過すると、比較器CMP1からLレベル電圧が出力され、フリップフロップFF1からLレベル電圧が出力されて、スイッチ素子Q1がオフ状態になる。
(比較器CMP4から出力される電圧に応じたオフタイミングの決定)
また、比較器CMP4から出力される電圧は、端子P5の電圧、すなわちスイッチ素子Q1のドレイン電流IDQ1に応じて変化する。具体的には、端子P5の電圧は、ドレイン電流IDQ1が増加するに従って上昇する。この端子P5の電圧は、比較器CMP4により、リファレンス電圧源Vref3の正極の電圧と比較される。そして、端子P5の電圧がリファレンス電圧源Vref3の正極の電圧より高ければ、すなわちドレイン電流IDQ1がリファレンス電圧源Vref3の正極の電圧に応じた電流Ith(後述の図3参照)より大きければ、比較器CMP4からLレベル電圧が出力され、フリップフロップFF1からLレベル電圧が出力されて、スイッチ素子Q1がオフ状態になる。
(リスタート信号restartに応じたオンタイミングの決定)
また、リスタート信号restartの電圧Vrestartは、スイッチ素子Q1の状態と、スイッチ素子Q1のドレイン電流IDQ1と、制御巻線T2の他端の電圧と、に応じて変化する。具体的には、電圧Vrestartは、キャパシタC2の端子間電圧がリファレンス電圧源Vref2の正極の電圧より高ければ、Lレベル電圧となり、フリップフロップFF1からHレベル電圧が出力されて、スイッチ素子Q1がオン状態になる。
ここで、キャパシタC2の端子間電圧は、スイッチ素子Q2に応じて変化する。スイッチ素子Q2がオフ状態である場合には、制御電圧源VDD2および電流源S2によりキャパシタC2が充電されるため、キャパシタC2の端子間電圧は、時間が経過するに従って上昇する。一方、スイッチ素子Q2がオン状態である場合には、キャパシタC2が放電されるため、キャパシタC2の端子間電圧は、基準電位源GNDに略等しくなる。
スイッチ素子Q2は、論理和ORからLレベル電圧が出力される場合にオフ状態となり、論理和ORからHレベル電圧が出力される場合にオン状態となる。論理和ORからLレベル電圧が出力されるのは、フリップフロップFF1からLレベル電圧が出力され、かつ、比較器CMP2からLレベル電圧が出力される場合、すなわち、スイッチ素子Q1がオフ状態で、かつ、制御巻線T2の他端の電圧が閾値電圧未満である場合である。一方、論理和ORからHレベル電圧が出力されるのは、フリップフロップFF1または比較器CMP2の少なくともいずれかからHレベル電圧が出力される場合、すなわち、スイッチ素子Q1がオン状態であるか、制御巻線T2の他端の電圧が閾値電圧以上であるか、の少なくともいずれかを満たす場合である。
一方、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧は、フリップフロップFF2から供給される状態信号stateに応じて変化する。リファレンス電圧源Vref2は、状態信号stateの電圧VstateがLレベル電圧である場合には、正極の電圧を第1電圧に設定し、電圧VstateがHレベル電圧である場合には、正極の電圧を第1電圧より高い第2電圧に設定する。
電圧Vstateは、比較器CMP4からLレベル電圧が出力されると、すなわちドレイン電流IDQ1がリファレンス電圧源Vref3の正極の電圧に応じた電流Ithより大きければ、Hレベル電圧となり、ポジエッジ検出部211から出力されるトリガパルスtrg2の電圧がLレベル電圧であれば、Lレベル電圧となる。ポジエッジ検出部211は、フリップフロップFF1から出力される電圧の立ち上がりエッジ(ポジエッジ)、すなわちスイッチ素子Q1のオンタイミングを検出し、検出してから予め定められた時間だけ、トリガパルスtrg2をLレベル電圧にする。
以上によれば、スイッチ素子Q1がオフ状態で、かつ、制御巻線T2の他端の電圧が閾値電圧未満であれば、キャパシタC2の端子間電圧が上昇し、キャパシタC2の端子間電圧がリファレンス電圧源Vref2の正極の電圧より高ければ、スイッチ素子Q1がオン状態になる。そして、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧は、スイッチ素子Q1がオン状態になると、第1電圧に設定されるが、スイッチ素子Q1がオン状態であることによりドレイン電流IDQ1が上昇し、ドレイン電流IDQ1がリファレンス電圧源Vref3の正極の電圧に応じた電流Ithより大きくなると、第1電圧より高い第2電圧に設定される。このため、スイッチ素子Q1がオフ状態で、かつ、制御巻線T2の他端の電圧が閾値電圧未満である状態において、ドレイン電流IDQ1が電流Ithより大きくなると、ドレイン電流IDQ1が電流Ith以下である場合と比べて、リスタート時間が長くなる。
[定常動作状態における制御回路2の動作]
図3は、定常動作状態における絶縁型スイッチング電源1のタイミングチャートである。VGSQ1は、スイッチ素子Q1のゲート−ソース間電圧を示し、Vtrg2は、トリガパルスtrg2の電圧を示す。VDSQ1は、スイッチ素子Q1のドレイン−ソース間電圧を示す。VP4は、端子P4の電圧を示し、Vtrg1は、トリガパルスtrg1の電圧を示す。ID1は、図1のダイオードD1の順方向電流を示す。
ゲート−ソース間電圧VGSQ1がHレベル電圧になると、電圧Vtrg2がLレベル電圧となる。ゲート−ソース間電圧VGSQ1がHレベル電圧である期間、すなわちスイッチ素子Q1がオン状態である期間では、ドレイン電流IDQ1は、時間が経過するに従って上昇する。ただし、ドレイン電流IDQ1のピーク値は、上述のリファレンス電圧源Vref3の正極の電圧に応じた電流Ith以下であるため、上述のように、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧は、第1電圧で維持される。このドレイン電流IDQ1は、1次巻線T1に流れる電流に等しく、1次巻線T1に電流が流れると、トランスTにエネルギーが蓄積される。そして、ゲート−ソース間電圧VGSQ1がLレベル電圧になると、すなわちスイッチ素子Q1がオフ状態になると、トランスTに蓄積されているエネルギーにより、2次巻線T3に電流が流れて、電流ID1が流れ始めるとともに、電圧VP4が上昇する。
トランスTに蓄積されているエネルギーは、2次巻線T3や制御巻線T2に電流が流れるに従って減少する。そして、トランスに蓄積されているエネルギーがゼロになると、制御巻線T2の他端の電圧が低下するので、電圧VP4も低下する。そして、電圧VP4が所定電圧Vthから所定電圧Vth未満に変化すると、電圧Vtrg1がLレベル電圧となり、スイッチ素子Q1がオン状態になる。
[定常動作状態において負荷急変が発生した場合におけるリスタート制御]
図4は、定常動作状態において負荷急変が発生した場合における、絶縁型スイッチング電源1のタイミングチャートである。
時刻t1において、図8の時刻t21と同様に、負荷急変が発生し、出力端子OUTと端子GND1とに接続された負荷が急激に軽くなったものとする。そして、時刻t2において、図8の時刻t23と同様に、スイッチ素子Q1がオフ状態で、かつ、電圧VP4が所定電圧Vth未満である状態が開始されたものとする。
ここで、時刻t2では、ドレイン電流IDQ1がゼロであるため、比較器CMP4からHレベル電圧が出力され、フリップフロップFF2からリファレンス電圧源Vref2に供給される状態信号stateの電圧VstateがLレベル電圧である。このため、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧は、第1電圧に設定される。そして、図4では、ドレイン電流IDQ1のピーク値は、リファレンス電圧源Vref3の正極の電圧に応じた電流Ith以下であるため、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧は、第1電圧で維持される。
時刻t3において、キャパシタC2の端子間電圧が第1電圧より高いものとする。これはすなわち、時刻t2〜t3の期間では、スイッチ素子Q1がオフ状態で、かつ、電圧VP4が所定電圧Vth未満である状態が継続したということであり、リスタート時間が経過したということである。これによれば、時刻t3において、電圧VrestartがLレベル電圧となり、リスタート制御が行われて、スイッチ素子Q1がオン状態になる。
なお、以降では、時刻t2〜t3までのリスタート時間を、第1時間と呼ぶこととする。
[定常動作状態において負荷短絡が発生した場合におけるリスタート制御]
図5は、定常動作状態において負荷短絡が発生した場合における、絶縁型スイッチング電源1のタイミングチャートである。
時刻t11において、図9の時刻t31と同様に、負荷短絡が発生したものとする。これによれば、スイッチ素子Q1がスイッチングしても、制御巻線T2の他端において十分にはプラス電圧が発生しなくなるため、電圧VP4の振動が小さくなり、電圧VP4が所定電圧Vth以上にならなくなる。このため、制御回路2は、電圧VP4のネガエッジを検出できなくなり、制御巻線T2の他端の電圧に応じてスイッチ素子Q1のオンタイミングを決定することはできなくなる。
ここで、図5において、時刻t13までの期間では、ドレイン電流IDQ1のピーク値は、リファレンス電圧源Vref3の正極の電圧に応じた電流Ith以下である。このため、時刻t13までの期間では、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧は、第1電圧に設定されていることとなる。
時刻t12において、キャパシタC2の端子間電圧が第1電圧より高いものとする。これはすなわち、時刻t11〜t12の期間では、スイッチ素子Q1がオフ状態で、かつ、電圧VP4が所定電圧Vth未満である状態が継続したということであり、リスタート時間として上述の第1時間が経過したということである。これによれば、時刻t12において、電圧VrestartがLレベル電圧となり、リスタート制御が行われて、スイッチ素子Q1がオン状態になる。
スイッチ素子Q1がオン状態になると、ドレイン電流IDQ1は、時間が経過するに従って上昇し、時刻t13において、リファレンス電圧源Vref3の正極の電圧に応じた電流Ithより大きくなる。このため、時刻t13において、比較器CMP4からLレベル電圧が出力され、状態信号stateがHレベル電圧になり、フリップフロップFF1からLレベル電圧が出力されて、スイッチ素子Q1がオフ状態になるとともに、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧は、第2電圧に設定されることとなる。
時刻t14において、キャパシタC2の端子間電圧が第2電圧より高いものとする。これによれば、時刻t13〜t14の期間では、スイッチ素子Q1がオフ状態で、かつ、電圧VP4が所定電圧Vth未満である状態が継続したということであり、リスタート時間が経過したということである。これによれば、時刻t14において、電圧VrestartがLレベル電圧となり、リスタート制御が行われて、スイッチ素子Q1がオン状態になる。
なお、以降では、時刻t13〜t14までのリスタート時間を、上述の第1時間よりも長い第2時間と呼ぶこととする。
スイッチ素子Q1がオン状態になると、ポジエッジ検出部211から供給されるトリガパルスtrg2は、予め定められた時間だけLレベル電圧になり、フリップフロップFF2から供給される状態信号stateの電圧VstateがLレベル電圧になる。このため、時刻t14において、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧は、第1電圧に設定されることとなる。
また、スイッチ素子Q1がオン状態になると、ドレイン電流IDQ1は、時間が経過するに従って上昇し、時刻t15において、時刻t13と同様に、リファレンス電圧源Vref3の正極の電圧に応じた電流Ithより大きくなり、状態信号stateがHレベル電圧になり、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧は、第2電圧に設定されることとなる。
以降、時刻t15〜t17では、制御回路2は、時刻t13〜t15までと同様に動作する。
以上の絶縁型スイッチング電源1によれば、以下の効果を奏することができる。
絶縁型スイッチング電源1では、定常動作状態において負荷急変が発生した場合には、図4に示したように、ドレイン電流IDQ1のピーク値は、リファレンス電圧源Vref3の正極の電圧に応じた電流Ith以下である。これに対して、定常動作状態において負荷短絡が発生した場合には、図5に示したように、ドレイン電流IDQ1のピーク値は、リファレンス電圧源Vref3の正極の電圧に応じた電流Ithより大きくなる。
そこで、絶縁型スイッチング電源1は、ドレイン電流IDQ1に応じて、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧を設定して、リスタート時間を設定する。具体的には、スイッチ素子Q1がオン状態になるたびに、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧を、第1電圧に設定する。そして、ドレイン電流IDQ1がリファレンス電圧源Vref3の正極の電圧に応じた電流Ithより大きくなると、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧を、第1電圧より高い第2電圧に変更する。これによれば、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧が第2電圧である場合には、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧が第1電圧である場合と比べて、キャパシタC2の端子間電圧がリファレンス電圧源Vref2の正極の電圧より高くなるまでの時間が長くなるので、その結果、リスタート時間が長くなる。
以上より、スイッチ素子Q1に過電流が流れない場合には、短い時間でリスタート制御を行うことができ、スイッチ素子Q1に過電流が流れる場合には、長い時間でリスタート制御を行うことができる。具体的には、例えば、定常動作状態において負荷急変が発生した場合や、間欠発振状態において発振停止期間から発振期間に移行させる場合には、定常動作状態において負荷短絡が発生した場合と比べて、短時間でリスタート制御を行うことができる。一方、定常動作状態において負荷短絡が発生した場合には、定常動作状態において負荷急変が発生した場合や、間欠発振状態において発振停止期間から発振期間に移行させる場合と比べて、単位時間当たりにリスタート制御を行う回数を少なくすることができる。以上によれば、リスタート時間を適切に設定することができる。
<第2実施形態>
[絶縁型スイッチング電源1Aの構成]
本発明の第2実施形態に係る絶縁型スイッチング電源1Aについて、以下に説明する。絶縁型スイッチング電源1Aは、図1に示した本発明の第1実施形態に係る絶縁型スイッチング電源1とは、制御回路2の代わりに制御回路2Aを備える点が異なる。なお、絶縁型スイッチング電源1Aにおいて、絶縁型スイッチング電源1と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
[制御回路2Aの構成]
図6は、制御回路2Aの回路図である。制御回路2Aは、図2に示した本発明の第1実施形態に係る制御回路2とは、リスタート部23の代わりにリスタート部23Aを備える点が異なる。
リスタート部23は、リスタート時間を適切に設定するために、リファレンス電圧源Vref2の正極の電圧を制御した。これに対して、リスタート部23Aは、リスタート時間を適切に設定するために、電流源S2から出力される電流を制御する。
リスタート部23ではリファレンス電圧源Vref2に供給されていた状態信号stateは、リスタート部23Aでは、電流源S2に供給される。電流源S2から出力される電流は、状態信号stateに応じて変化する。電流源S2は、電圧VstateがLレベル電圧である場合には、出力する電流を第1電流に設定し、電圧VstateがHレベル電圧である場合には、出力する電流を第1電流より少ない第2電流に設定する。
以上の絶縁型スイッチング電源1Aによれば、以下の効果を奏することができる。
絶縁型スイッチング電源1Aは、ドレイン電流IDQ1に応じて、電流源S2から出力される電流を設定して、リスタート時間を設定する。具体的には、スイッチ素子Q1がオン状態になるたびに、電流源S2から出力される電流を、第1電流に設定する。そして、ドレイン電流IDQ1がリファレンス電圧源Vref3の正極の電圧に応じた電流Ithより大きくなると、電流源S2から出力される電流を、第1電流より少ない第2電流に変更する。これによれば、電流源S2から出力される電流が第2電流である場合には、電流源S2から出力される電流が第1電流である場合と比べて、キャパシタC2の端子間電圧がリファレンス電圧源Vref2の正極の電圧より高くなるまでの時間が長くなるので、その結果、リスタート時間が長くなる。
以上より、スイッチ素子Q1に過電流が流れない場合には、短い時間でリスタート制御を行うことができ、スイッチ素子Q1に過電流が流れる場合には、長い時間でリスタート制御を行うことができる。具体的には、例えば、定常動作状態において負荷急変が発生した場合や、間欠発振状態において発振停止期間から発振期間に移行させる場合には、定常動作状態において負荷短絡が発生した場合と比べて、短時間でリスタート制御を行うことができる。一方、定常動作状態において負荷短絡が発生した場合には、定常動作状態において負荷急変が発生した場合や、間欠発振状態において発振停止期間から発振期間に移行させる場合と比べて、単位時間当たりにリスタート制御を行う回数を少なくすることができる。以上によれば、リスタート時間を適切に設定することができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
1、1A、100;絶縁型スイッチング電源
2、2A、102;制御回路
21;過電流モード判定部
22;制御巻線電圧検出部
23,23A;リスタート部
24;過電流検出部

Claims (3)

  1. トランスを有する絶縁型スイッチング電源に設けられたスイッチ素子をスイッチング制御し、入力電圧から必要な出力電圧に変換制御して当該絶縁型スイッチング電源から出力させる制御回路であって、
    前記スイッチ素子を流れる電流が過電流であるか否かを判別する過電流判別手段と、
    前記トランスの制御巻線の電圧が閾値電圧未満であるか否かを判別する電圧判別手段と、
    前記過電流判別手段により過電流ではないと判別された場合には、リスタート時間として第1時間を設定し、前記過電流判別手段により過電流であると判別された場合には、当該リスタート時間として当該第1時間より長い第2時間を設定するリスタート時間設定手段と、
    前記スイッチ素子がオフ状態で、かつ、前記電圧判別手段により前記閾値電圧未満であると判別されている状態が、前記リスタート時間に亘って継続すると、当該スイッチ素子をオン状態にするスイッチング制御手段と、を備えることを特徴とする制御回路。
  2. 前記スイッチング制御手段は、
    前記スイッチ素子がオフ状態で、かつ、前記電圧判別手段により前記閾値電圧未満であると判別されている状態において、時間が経過するに従って高くなる電圧を出力する電圧出力手段と、
    前記電圧出力手段から出力される電圧が比較電圧より高ければ、前記スイッチ素子をオン状態にするスイッチ素子制御手段と、
    前記過電流判別手段により過電流ではないと判別された場合には、前記比較電圧を第1電圧に設定し、前記過電流判別手段により過電流であると判別された場合には、当該比較電圧を当該第1電圧より高い第2電圧に設定する比較電圧設定手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  3. 前記スイッチング制御手段は、
    前記スイッチ素子がオフ状態で、かつ、前記電圧判別手段により前記閾値電圧未満であると判別されている状態において、時間が経過するに従って高くなる電圧を出力する電圧出力手段と、
    前記電圧出力手段から出力される電圧が比較電圧より高ければ、前記スイッチ素子をオン状態にするスイッチ素子制御手段と、を備え、
    前記電圧出力手段は、
    前記過電流判別手段により過電流ではないと判別された場合には、前記スイッチ素子がオフ状態で、かつ、前記電圧判別手段により前記閾値電圧未満であると判別されている状態が開始されてから、前記第1時間が経過すると、前記出力する電圧を前記比較電圧に等しくし、
    前記過電流判別手段により過電流であると判別された場合には、前記スイッチ素子がオフ状態で、かつ、前記電圧判別手段により前記閾値電圧未満であると判別されている状態が開始されてから、前記第2時間が経過すると、前記出力する電圧を前記比較電圧に等しくすることを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
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