JP2012115039A - スイッチング電源の制御回路ならびにそれを用いたスイッチング電源および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高耐圧、低オン抵抗、低リーク電流をバランスよく具備したスイッチング電源を提供する。
【解決手段】第1スイッチングトランジスタM1および第2スイッチングトランジスタM2は、スイッチング電源2の誘導性素子の一端と固定電圧端子の間に順に直列に設けられる。第1スイッチングトランジスタM1の耐圧は、第2スイッチングトランジスタM2の耐圧より高く構成される。駆動パルス信号生成部8は、出力電圧VOUTが目標値に近づくようにデューティ比が調節される駆動パルス信号S8aを生成する。第1ドライバ40aは、駆動パルス信号S8aにもとづき第1スイッチングトランジスタM1のオン、オフをスイッチングする。第2ドライバ40bは、少なくとも第1スイッチングトランジスタM1がオンの期間、第2スイッチングトランジスタM2をオンする。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源に関する。
入力電圧よりも高い電圧もしくは低い電圧を生成するために、スイッチング電源が利用される。スイッチング電源は、出力インダクタもしくはトランス(以下、これらを誘導性素子と総称する)、出力キャパシタ、スイッチングトランジスタおよびスイッチングトランジスタのオンオフを制御するための制御回路を備える。
スイッチング電源のスイッチングトランジスタには、高耐圧、低オン抵抗、低リーク電流という相反する3つの特性が要求される。
特開平9−266664号公報 特開平6−006969号公報 特開平10−108457号公報 特開2008−172909号公報 特開2005−261009号公報 特開平7−222438号公報
一般的に、リーク電流が低く、オン抵抗が低いMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)は、耐圧が低く、昇圧型のスイッチング電源に用いることは難しい。スイッチングトランジスタとして高耐圧素子を利用すると、そのオン抵抗は高くなってしまう。スイッチングトランジスタのゲートしきい値電圧を下げると、オン抵抗は下げることができるが、リーク電流が増加し、軽負荷時の効率が低下する。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、高耐圧、低オン抵抗、低リーク電流をバランスよく具備したスイッチング電源の提供にある。
本発明のある態様は、入力端子に印加された入力電圧を降圧または昇圧し、出力端子から所定の目標値に安定化された出力電圧を出力するスイッチング電源の制御回路に関する。制御回路は、スイッチング電源の誘導性素子の一端と固定電圧端子の間に順に直列に設けられた第1スイッチングトランジスタおよび第2スイッチングトランジスタと、出力電圧が目標値に近づくようにデューティ比が調節される駆動パルス信号を生成する駆動パルス信号生成部と、駆動パルス信号にもとづき第1スイッチングトランジスタのオン、オフをスイッチングする第1ドライバと、少なくとも第1スイッチングトランジスタがオンの期間、第2スイッチングトランジスタをオンする第2ドライバと、を備える。第1スイッチングトランジスタの耐圧は、第2スイッチングトランジスタの耐圧より高く構成される。
この態様によると、第1スイッチングトランジスタによって耐圧を確保でき、第2スイッチングトランジスタによって低リーク電流を確保することができる。
第1スイッチングトランジスタは、ソフトエンハンスメント型またはデプレッション型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であってもよい。
第1ドライバは、第2スイッチングトランジスタがオンした後に、第1スイッチングトランジスタをオンし、第2ドライバは、第1スイッチングトランジスタがオフした後に、第2スイッチングトランジスタをオフしてもよい。
第1ドライバは、第2スイッチングトランジスタのゲート信号と駆動パルス信号にもとづき第1スイッチングトランジスタを駆動し、第2ドライバは、第1スイッチングトランジスタのゲート信号にもとづき第2スイッチングトランジスタを駆動してもよい。
パルス信号生成部は、スイッチング電源の電気的状態を示すフィードバック信号と、所定の基準電圧との誤差に応じた誤差信号を生成する誤差増幅器と、スロープ部分を有する第1周波数の第1周期信号を生成する第1オシレータと、スロープ部分を有する第1周波数より低い第2周波数の第2周期信号を生成する第2オシレータと、誤差信号に応じた信号を第1周期信号と比較することにより、誤差信号に応じたパルス幅を有する第1パルス信号を生成するとともに、第1パルス信号のパルス幅を所定の第1最小パルス幅にてクランプする第1パルス変調器と、誤差信号に応じた信号を第2周期信号と比較することにより、誤差信号に応じたパルス幅を有する第2パルス信号を生成する第2パルス変調器と、第1パルス信号と第2パルス信号を合成し、駆動パルス信号を生成する合成部と、を備えてもよい。第1ドライバは、駆動パルス信号にもとづいて第1スイッチングトランジスタをスイッチングし、第2ドライバは、第2パルス信号にもとづいて第2スイッチングトランジスタをスイッチングしてもよい。
第2ドライバは、駆動パルス信号にもとづいて第2スイッチングトランジスタをスイッチングしてもよい。
制御回路は、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。
本発明の別の態様は、スイッチング電源である。このスイッチング電源は、上述のいずれかの態様の制御回路を備える。
本発明のさらに別の態様は、電子機器である。この電子機器は、上述のスイッチング電源を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、高耐圧、低オン抵抗、低リーク電流をバランスよく実現できる。
第1の実施の形態に係るスイッチング電源2を備える電子機器の構成を示す回路図である。 図2(a)、(b)は、図1のスイッチング電源の動作例を示すタイムチャートである。 第2の実施の形態に係るスイッチング電源を備える電子機器の構成を示す回路図である。 図4(a)〜(e)は、図3のスイッチング電源の動作を示すタイムチャートである。 不感帯を解消するための第2周期信号の波形図である。 制御回路の一部の具体的な構成例を示す回路図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが部材Bに接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。また、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るスイッチング電源2を備える電子機器1の構成を示す回路図である。電子機器1は、たとえば携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯型オーディオプレイヤ、デジタルカメラなどの電池駆動型デバイスであり、スイッチング電源2および負荷回路4を備える。スイッチング電源2は、その入力端子P1に、図示しない電池やACアダプタからの直流の入力電圧VINを受け、それを昇圧して、出力端子P2に接続される負荷回路4に対して出力電圧VOUTを出力する昇圧型のDC/DCコンバータである。負荷回路4は、その電源として電池電圧より高い電圧を必要とする回路であり、特に限定されない。
スイッチング電源2は、第1スイッチングトランジスタM1、第2スイッチングトランジスタM2、出力回路102、および制御回路100を備える。図1において第1スイッチングトランジスタM1、第2スイッチングトランジスタM2は制御回路100に内蔵される。制御回路100は、ひとつの半導体基板に一体集積化された機能ICである。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
スイッチング電源2は、出力電圧VOUTをフィードバックによって安定化させる電圧モードのDC/DCコンバータである。出力電圧VOUTは、抵抗R1、R2によって分圧され、出力電圧VOUTに応じた検出信号VFBとして、制御回路100のフィードバック(FB)端子に入力される。
出力回路102は、インダクタL1、整流素子D1、出力キャパシタC1を含む。出力回路102の構成は一般的な昇圧型DC/DCコンバータの平滑整流回路であるため、ここでの詳細な説明は省略する。整流素子D1に代えて、同期整流用トランジスタが設けられてもよい。
第1スイッチングトランジスタM1および第2スイッチングトランジスタM2は、インダクタL1の一端が接続されるスイッチング端子SWと接地端子の間に順に直列に設けられる。制御回路100は、スイッチング電源2の電気的状態のひとつである出力電圧VOUTに応じた検出信号VFBが所定の基準値に近づくように、スイッチングトランジスタM1、M2をスイッチングする。これにより入力電圧VINや負荷回路4の状態によらずに、出力電圧VOUTが安定化される。
制御回路100は、第1スイッチングトランジスタM1、第2スイッチングトランジスタM2に加えて、駆動パルス信号生成部8、第1ドライバ40a、第2ドライバ40bを備える。
第1スイッチングトランジスタM1の耐圧は、第2スイッチングトランジスタM2の耐圧より高く構成される。たとえば第1スイッチングトランジスタM1は、しきい値電圧Vthが低いトランジスタ、具体的にはソフトエンハンスメント型、あるいはデプレッション型のNチャンネルMOSFETである。第2スイッチングトランジスタM2は、通常の低耐圧のNチャンネルMOSFETで構成される。第1スイッチングトランジスタM1および第2スイッチングトランジスタM2それぞれのオン抵抗は、スイッチング電源2に要求される効率の観点から、十分に低く設計される。
スイッチング端子SWの電位は、出力電圧VOUTに整流素子D1の順方向電圧Vfを加算した電圧(VOUT+Vf)と、接地電圧(0V)の間でスイッチングする。したがって第1スイッチングトランジスタM1の耐圧は、(VOUT+Vf)以上で設計する。一方、第2スイッチングトランジスタM2は、耐圧を考慮せず、その代わりにオフ時のリーク電流が第1スイッチングトランジスタM1よりも十分に小さくなるように設計される。
駆動パルス信号生成部8は、出力電圧VOUTが目標値に近づくようにデューティ比が調節される第1駆動パルス信号S8aを生成する。第1ドライバ40aは、第1駆動パルス信号S8aにもとづき第1スイッチングトランジスタM1のオン、オフをスイッチングする。第2ドライバ40bは、少なくとも第1スイッチングトランジスタM1がオンの期間、第2スイッチングトランジスタM2をオンする。第2ドライバ40bに入力される第2駆動パルス信号S8bは、少なくとも第1駆動パルス信号S8aがアサート(たとえばハイレベル)される期間、アサートされるように生成される。
第1ドライバ40aは、第2スイッチングトランジスタM2がオンした後に、第1スイッチングトランジスタM1をオンする。また、第2ドライバ40bは、第1スイッチングトランジスタM2がオフした後に、第2スイッチングトランジスタM2をオフする。つまり、第2駆動パルス信号S8bのポジティブエッジは、第1駆動パルス信号S8aのポジティブエッジより時間的に前に位置しており、第2駆動パルス信号S8bのネガティブエッジは、第1駆動パルス信号S8aのネガティブエッジより時間的に後ろに位置している。
以上が制御回路100を備えるスイッチング電源2の構成である。続いてその動作を説明する。
図2(a)、(b)は、図1のスイッチング電源2の動作例を示すタイムチャートである。
図2(a)において、第2駆動パルス信号S8bは、第1駆動パルス信号S8aと同じ周波数を有する。駆動パルス信号S8のオン時間を示すパルス幅TON1は、駆動パルス信号S8aのオン時間を示すパルス幅TON2よりもわずかに広く設定される。
図2(b)には、別のタイムチャートが示される。第2駆動パルス信号S8bは、第1駆動パルス信号S8aよりも低い周波数を有する。図2(b)の駆動方式は、スイッチングトランジスタM1を、一定時間駆動し、一定時間停止する間欠駆動する場合に有効である。
以上がスイッチング電源2の動作である。
第1スイッチングトランジスタM1と第2スイッチングトランジスタM2は、低オン抵抗で構成されるため、効率に関しては、単一のスイッチングトランジスタを備える従来の構成と同等の特性を得ることができる。
また、第1スイッチングトランジスタM1、第2スイッチングトランジスタM2がともにオフの期間のリーク電流を低減することができる。なぜなら、単一のスイッチングトランジスタを備える従来の回路と比べて、リーク電流の経路に、リーク電流が小さな第2スイッチングトランジスタM2が挿入されているからである。
さらに、第1スイッチングトランジスタM1が高耐圧素子で構成されるため、第1スイッチングトランジスタM1に電圧VOUT+Vfが印加されても、問題は生じない。また第2スイッチングトランジスタM2をオンした後に、つまり第2スイッチングトランジスタM2のドレインソース間電圧Vdsが実質的にゼロとなった後に、第1スイッチングトランジスタM1をオンするため、第2スイッチングトランジスタM2のドレインソース間には、耐圧を超えるような電圧は印加されない。同様に第1スイッチングトランジスタM1をオフした後に第2スイッチングトランジスタM2をオフするため、このときにも第2スイッチングトランジスタM2のドレインソース間には、耐圧を超えるような電圧は印加されない。
このように、図1のスイッチング電源2によれば、高耐圧、低リーク電流、効率(低オン抵抗)をバランスよく実現することができる。
図2(a)と(b)を比較すると、図2(a)の場合、第2スイッチングトランジスタM2のオン時間が短くなるため、図2(b)に比べてリーク電流を低減することができる。一方、図2(b)の場合、図2(a)に比べて第2スイッチングトランジスタM2のスイッチングの回数を減らすことができるため、第2スイッチングトランジスタM2のゲート容量の充放電に必要な電力が少ないという利点がある。図2(a)、(b)のいずれの方式を採用すべきかは、リーク電流と、第2スイッチングトランジスタM2のゲート容量のスイッチングに要する電流の2つを比較して決定すればよい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図2(b)に示すように、第1駆動パルス信号S8aと第2駆動パルス信号S8bの周波数が異なる回路について詳細に説明する。
図3は、第2の実施の形態に係るスイッチング電源2の構成を示す回路図である。
駆動パルス信号生成部8は、誤差増幅器10、第1オシレータ12、第2オシレータ14、第1パルス変調器16、第2パルス変調器24、合成部30を備える。
誤差増幅器10は、スイッチング電源2の電気的状態である出力電圧VOUTを示すフィードバック信号VFBと、所定の基準電圧VREFとの誤差に応じた誤差信号VERRを生成する。誤差増幅器10は、たとえばgmアンプ11、キャパシタC2、抵抗R3を含む。gmアンプ11は、フィードバック信号VFBと基準電圧VREFの誤差に応じた出力電流を生成する。gmアンプ11の出力電流によってキャパシタC2が充放電されることにより、誤差信号VERRが生成される。抵抗R3およびキャパシタC2は位相補償の機能も果たす。誤差信号VERRの電圧レベルは、VFB>VREFのとき上昇し、VFB<VREFのとき低下する。
第1オシレータ12は、周期的なスロープ部分を有する第1周期信号VOSC1を生成する。第1周期信号VOSC1の周波数を第1周波数fとする。たとえば第1周波数fは、高負荷状態においてスイッチング電源2が十分なフィードバック制御を実現できる値に設定される。第1周期信号VOSC1は、三角波であってもよいし、のこぎり波であってもよい。
第2オシレータ14は、周期的なスロープ部分を有する第2周期信号VOSC2を生成する。第2周期信号VOSC2の周波数は、第1周波数fより低い第2周波数fに設定される。第2周波数fは、可聴帯域である20〜20kHzより高い周波数とすることが望ましい。第2周期信号VOSC2も、三角波であってもよいし、のこぎり波であってもよい。
第1周波数fと第2周波数fの関係でいえば、第1周波数fは、第2周波数fの整数倍、さらに好ましくは2倍(mは自然数)であることが望ましい。これにより、一方の周波数を、分周もしくは逓倍することにより、他方の周波数を生成することが容易となる。本実施の形態では、第1周波数f=400kHz、第2周波数f=400/16=25kHzであるとする。
第1パルス変調器16は、誤差信号VERRに応じた信号を、第1周期信号VOSC1と比較することにより第1パルス信号S1を生成する。図3において、誤差信号VERRに応じた信号は、誤差信号VERRそのものであるが、それをレベルシフトしたり、分圧したり、その他の信号処理を行った信号を、第1周期信号VOSC1と比較してもよい。
第1パルス信号S1のパルス幅(デューティ比)τは、誤差信号VERRに応じて変化する。つまりパルス幅変調される。また第1パルス変調器16は、第1パルス信号S1のパルス幅τを所定の第1最小パルス幅τMIN1にてクランプ可能に構成される。
第1パルス変調器16は、具体的には第1コンパレータ18、第1最小パルス幅信号生成部20、第1論理ゲート22を備える。第1コンパレータ18は、誤差信号VERRを第1周期信号VOSC1と比較し、VERR>VOSC1のときハイレベルとなる第1中間パルス信号S1’を生成する。第1中間パルス信号S1’のパルス幅(デューティ比)は、誤差信号VERRが低下するほど短くなる。
第1最小パルス幅信号生成部20は、第1周波数fを有し、第1最小パルス幅τMIN1を有する第1最小パルス幅信号S3を生成する。第1論理ゲート22は、第1中間パルス信号S1’と、第1最小パルス幅信号S3を論理合成、具体的には論理和をとることにより、第1パルス信号S1を生成する。第1パルス信号S1のパルス幅τは、第1最小パルス幅τMIN1にてクランプされ、それ以下とはならない。
第2パルス変調器24は、誤差信号VERRに応じた信号を、第2周期信号VOSC2と比較することにより、誤差信号VERRに応じたパルス幅τを有する第2パルス信号S2を生成する。第2パルス変調器24は、第2コンパレータ26を含む。第2コンパレータ26は、誤差信号VERRを第2周期信号VOSC2と比較し、VERR>VOSC2のときハイレベルとなる第2パルス信号S2を生成する。第2パルス信号S2のパルス幅(デューティ比)τは、誤差信号VERRが低下するほど短くなる。つまり第2パルス信号S2もパルス幅変調される。
第1パルス変調器16は、誤差信号VERRが低下するに従い、第1パルス信号S1のパルス幅τを短くする。そして誤差信号VERRが所定のしきい値レベルVthより小さくなるとパルス幅τを第1最小パルス幅τMIN1にてクランプする。一方、第2パルス変調器24は、第1パルス信号S1のパルス幅がクランプされた状態において、誤差信号VERRが低下するに従い、第2パルス信号S2のパルス幅を短くする。
これを実現するために、第1オシレータ12は、第1周期信号VOSC1は、第1下限レベルVL1と、第1下限レベルより高い第1上限レベルVH1の間で変化させる。一方、第2オシレータ14は、第2周期信号VOSC2を、第1下限レベルVL1より低い第2下限レベルVL2と、第2下限レベルVL2より高い第2上限レベルVH2の間で変化させる。第2下限レベルVL2は、gmアンプ11の出力電圧範囲の下限値(たとえば0.2V)より高くすることが好ましい。
第1パルス変調器16は、誤差信号VERRを第1周期信号VOSC1と比較することにより、第1パルス信号S1を生成する。また第2パルス変調器24は、誤差信号VERRを第2周期信号VOSC2と比較することにより、第2パルス信号S2を生成する。
合成部30は、第1パルス信号S1と第2パルス信号S2を合成し、駆動パルス信号S5を生成する。具体的には、第2パルス信号S2を用いて、第1パルス信号S1をマスクすることにより、駆動パルス信号S5を生成する。さらに合成部30は、駆動パルス信号S5のパルス幅を、所定の第2最小パルス幅τMIN2にてクランプする。
合成部30は、第2論理ゲート32、第3論理ゲート34、第2最小パルス幅信号生成部36を備える。第2論理ゲート32はANDゲートであり、第1パルス信号S1と第2パルス信号S2の論理積に応じた信号S5’を生成する。第2最小パルス幅信号生成部36は、第2周波数fを有し、第2最小パルス幅τMIN2を有する第2最小パルス幅信号S4を生成する。第3論理ゲート34は、2つの信号S5’とS4の論理和をとることにより、駆動パルス信号S5のパルス幅を、第2最小パルス幅τMIN2以上に制限する。
駆動パルス信号生成部8の出力段9は、駆動パルス信号S5に応じた第1駆動パルス信号S8aを生成するとともに、第2パルス信号S2に応じた第2駆動パルス信号S8bを生成する。
出力段9は、「たすき掛け」されて構成される。出力段9は、インバータN1、ANDゲートA1、ORゲートO1を含む。ANDゲートA1は、インバータN1によって反転された駆動パルス信号S5と、第2スイッチングトランジスタM2のゲート信号G2の論理積を生成し、第1駆動パルス信号S8aとして出力する。ORゲートO1は、第2パルス信号S2と第1スイッチングトランジスタM1のゲート信号G1の論理和を生成し、第2駆動パルス信号S8bとして出力する。このたすき掛けの構成によって、第2駆動パルス信号S8bのポジティブエッジは、第1駆動パルス信号S8aのポジティブエッジより時間的に前に位置することが保証される。また第2駆動パルス信号S8bのネガティブエッジは、第1駆動パルス信号S8aのネガティブエッジより時間的に後ろに位置することが保証される。なお出力段9の構成は図3には限定されず、さまざまな変形例が存在する。
第1ドライバ40aは、第1駆動パルス信号S8aに応じて第1スイッチングトランジスタM1を駆動する。一方、第2ドライバ40bには、第2駆動パルス信号S8bとして、第2パルス信号S2が供給される。第2ドライバ40bは、第2駆動パルス信号S8bに応じて第2スイッチングトランジスタM2を駆動する。その結果、フィードバック信号VFBが基準電圧VREFと一致するようにスイッチングトランジスタM1、M2のオン、オフのデューティ比が調節され、出力電圧VOUTが安定化される。
以上が第2の実施の形態に係る制御回路100を備えるスイッチング電源2の構成である。続いてその動作を説明する。
図4(a)〜(e)は、図3のスイッチング電源2の動作を示すタイムチャートである。図4(a)には、第1周期信号VOSC1、第2周期信号VOSC2およびさまざまなレベルの誤差信号VERR1〜4が示される。図4(b)〜(e)は、誤差信号VERR1〜VERR4それぞれにおける各パルスの波形を示す。
図4(b)に示すように、誤差信号VERRが比較的大きいとき(VERR1)、第1パルス信号S1は、誤差信号VERRに応じたパルス幅τを有する。このときVERR1>VOSC2であるため、第2パルス信号S2はハイレベルを持続する。その結果、第1駆動パルス信号S8aは、第1パルス信号S1と同じパルス信号となる。
誤差信号VERRが低下するに従い、第1パルス信号S1のパルス幅τは短くなり、誤差信号VERRがあるレベルより低くなると、第1パルス信号S1のパルス幅τは、第1最小パルス幅τMIN1にてクランプされる。図4(c)に示すように、誤差信号VERR2に対しても、第2パルス信号S2はハイレベルを持続する。このときの第1駆動パルス信号S8aは、第1最小パルス幅τMIN1を有し、周波数がfのパルス信号となる。
図4(d)を参照する。さらに誤差信号VERRが低下しても(VERR)、第1パルス信号S1のパルス幅τは、第1最小パルス幅τMIN1にて固定される。そして、第2パルス信号S2のパルス幅が、誤差信号VERRに応じて決定される。つまり、第1駆動パルス信号S8aに含まれるパルスの数が、誤差信号VERRに応じて変化する。
図4(e)を参照する。さらに誤差信号VERRが低下すると(VERR4)、第2パルス信号S2のパルス幅τ2が小さくなる。そして、第1駆動パルス信号S8aの各サイクルの一番後ろのパルスのパルス幅τが、第2パルス信号S2のパルス幅τ2の減少にともない短くなっていき、やがて一番最後のパルスが消失し、第1駆動パルス信号S8aの各サイクルに含まれるパルスの数が減少する。
以上がスイッチング電源2の動作である。
このスイッチング電源2によれば、第1スイッチングトランジスタM1と第2スイッチングトランジスタM2を設けることにより、リーク電流の低減、オン抵抗の低減、高耐圧という3つの特性をバランスよく実現できる。
またスイッチング電源2によれば、負荷が重いときには、VL1<VERR<VH1の領域で動作するため、第1パルス信号S1のデューティ比が調節され、第1周波数fでスイッチングトランジスタM1が駆動される。
負荷が軽くなるに従い誤差信号VERRが低下し、第1パルス信号S1のデューティ比が短くなる。やがてVERR<Vthとなると第1最小パルス幅τでスイッチングトランジスタM1がスイッチングされる。
さらに負荷が軽くなると、VL2<VERR<VH2の範囲で動作する。負荷が軽くなるに従い、第2パルス信号S2のパルス幅τ2が短くなり、第1パルス信号S1の一部がマスクされ、スイッチングトランジスタM1の実効的なオン時間が低下していく。
最終的には、第2パルス信号S2が短くなると、第1駆動パルス信号S8aには第1パルス信号S1の先頭のパルスのみが残り、スイッチングトランジスタM1の駆動周波数は、第2周波数fと等しくなる。そして、第1駆動パルス信号S8aの先頭のパルス幅は、第2最小パルス幅τMIN2まで低下し、軽負荷状態において、きわめて短いパルスで、間欠的にスイッチングトランジスタM1をスイッチングすることができる。
つまりスイッチング電源2では、軽負荷状態においても、スイッチングトランジスタM1のスイッチング周波数が、第2周波数fまでしか低下しない。つまり、軽負荷状態において、間欠モード(パルス周波数変調モードともいう)で動作する従来のスイッチング電源に比べて、周波数の変動を抑制することができる。
第2周波数fを可聴帯域より高く設定すれば、音響ノイズの発生を抑制することもできる。
以上がスイッチング電源2の基本的な構成、動作および効果である。続いて、その変形例や、具体的な構成例を説明する。
図3のスイッチング電源2において、誤差信号VERRが変化しても、第1駆動パルス信号S8aの実効的なオン時間が変化しない不感帯が存在することは、系の安定性の観点から好ましくない。たとえば不感帯に起因する現象として、軽負荷状態において、第2パルス信号S2のパルス幅が振動し、第2パルス信号S2の1周期に含まれる第1パルス信号S1の個数が、振動する場合がある。
たとえば図4(a)には、第1下限レベルVL1と第2上限レベルVH2がほぼ等しい場合が示されるが、この場合、誤差信号VERRが変化しても、第1駆動パルス信号S8aが変化しない不感帯(デッドバンド)が、VH2<VERR<Vthの範囲に発生する。これを防止するためには、VH2>VL1とし、さらにVH2≒Vthとすればよい。これにより、誤差信号VERRが低下して第1パルス信号S1のパルス幅がクランプされると、直ちに第2パルス信号S2のパルス幅が短くなるため、不感帯を解消できる。
また、VL2<VERR<VH2の範囲においても、不感帯が存在することに留意すべきである。つまり第2パルス信号S2の後縁(ネガティブエッジ)が、第1パルス信号S1がローレベルの区間で変化するとき、誤差信号VERRの変化は、第1駆動パルス信号S8aの変化として現れない。この問題は、第2周期信号VOSC2の波形を工夫することにより解決できる。
図5は、不感帯を解消するための第2周期信号VOSC2の波形図である。第2オシレータ14は、第1パルス信号S1がハイレベルとなる第1最小パルス幅τMIN1の区間においてスロープを有し、それ以外の区間で平坦となるように、第2周期信号VOSC2を生成する。これにより不感帯を解消できる。
図6は、制御回路100の一部の具体的な構成例を示す回路図である。図6には、制御回路100のうち、第1オシレータ12、第2オシレータ14、第1最小パルス幅信号生成部20、第2最小パルス幅信号生成部36が示される。
第1オシレータ12は、第1キャパシタCa1と、第1充放電回路50と、を含む。第1キャパシタCa1の一端は接地されている。第1充放電回路50は、第1キャパシタCa1の電圧Vが第1上限レベルVH1に達すると放電を開始し、第1キャパシタCa1の電圧Vが第1下限レベルVL1に達すると充電を開始する。第1オシレータ12は、第1キャパシタCa1の電圧Vを、第1周期信号VOSC1として出力する。
第1充放電回路50は、電流源CS1、CS2、CS3、コンパレータCMP1、抵抗R11、R12、スイッチSW1を含む。電流源CS1は、第1キャパシタCa1に充電電流ICHを供給する。電流源CS2は、オン、オフが切りかえ可能に構成され、オン状態において第1キャパシタCa1を放電電流IDISで放電する。
電流源CS3、抵抗R11、R12およびスイッチSW1は、電圧VL1、VH1を生成する電圧源を構成する。電流源CS3は、基準電流IREFを生成する。スイッチSW1のオン状態において、第1下限レベルVL1=IREF×R11が生成される。スイッチSW1のオフ状態において、第1上限レベルVH1=IREF×(R11+R12)が生成される。コンパレータCMP1は、第1キャパシタCa1の電圧を、基準電圧VL1/VH1と比較し、比較結果に応じてスイッチSW1のオン、オフを切りかえるとともに、電流源CS2のオン、オフを切りかえる。
この第1オシレータ12によって、ピークがVH1、ボトムがVL1となるのこぎり波の第1周期信号VOSC1が生成される。
コンパレータCMP1の出力信号(同期クロック)CLKは、充放電回路(CS1、CS2)の充電状態と放電状態の切りかえに応じてレベルが遷移する。同期クロックCLKは、インバータN3によって反転され、第1最小パルス幅信号生成部20および第1充放電回路50へと出力される。
第1最小パルス幅信号生成部20は、ローパスフィルタLPF1、LPF2、バッファBUF1、インバータN1、N2、NANDゲートNA1、を含む。ローパスフィルタLPF1は、入力された同期クロックCLK#(#は論理反転を示す)をフィルタリングする。バッファBUF1は、ローパスフィルタLPF1の出力を受けるヒステリシスバッファ(シュミットバッファ)である。ローパスフィルタLPF1およびバッファBUF1は、同期クロックCLK1を、第1最小パルス幅τMIN1遅延し、同期クロックCLK1を生成する。
さらにローパスフィルタLPF2、バッファBUF2によって、同期クロックCLKが遅延され、同期クロックCLK2が生成される。同期クロックCLK1と同期クロックCLK2の反転信号CLK2#との論理積をとることにより、第1最小パルス幅τMIN1を有する第1最小パルス幅信号S3が生成される。
第2オシレータ14は、第2キャパシタCa2、分周器52、第2充放電回路54を備える。分周器52は、同期クロックCLK#を分周する。分周器52は、1/2分周器を、m段含む。4段の分周器が設けられる場合、同期クロックCLK#は1/16分周される。つまり分周器52からは、第2周波数fを有するパルス信号S6が出力される。
第2充放電回路54は、電流源CS4、CS5、放電スイッチSW2を含む。
分周器52において、各ステージで生成される分周されたm個の信号は、ANDゲートA1を通過する。ANDゲートA1からは、同期クロックCLK#のパルスのうち、16回に1回アサート(ハイレベル)されるパルス信号S7が生成される。このパルス信号S7は、第2周波数fを有し、パルス幅は同期クロックCLKのそれと等しい。パルス信号S7がアサートされると、電流源CS5がオンし、第2キャパシタCa2が充電される。電流源CS5による充電によって、第2周期信号VOSC2が0Vから第2下限レベルVL2まで急激に増大する。第1下限レベルVL2は、電流源CS5からの充電電流ICH2に応じて定められる。
L2=τMIN1×ICH2/Ca2
その後、第1最小パルス幅信号S3がアサート(ハイレベル)されるたびに、電流源CS4がオンし、充電電流ICH1が第2キャパシタCa2に供給され、第2キャパシタCa2が充電される。充電電流ICH1の電流値は、図5の第2周期信号VOSC2の2番目以降のスロープの傾きを規定する。
第2最小パルス幅信号生成部36は、第1最小パルス幅信号生成部20と同様に構成される。第2最小パルス幅信号生成部36は、第2周波数fのパルス信号S6を受け、第2最小パルス幅τを有する第2最小パルス幅信号S4を生成する。放電スイッチSW2は、第2最小パルス幅信号S4がアサートされるたびにオンし、第2キャパシタCa2の電荷が放電される。
図6の第2オシレータ14によれば、図5に示すように、第1最小パルス幅信号S3のオン区間において、スロープを有する第2周期信号VOSC2を生成できる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態は昇圧型のスイッチング電源について説明したが、本発明は降圧型、昇降圧型のスイッチング電源にも適用可能である。さらには、インダクタL1に代えてトランスを有する絶縁型スイッチング電源にも適用可能である。
また、実施の形態では電圧モードのスイッチング電源を説明したが、ピーク電流モードや平均電流モードなどの、別の方式のスイッチング電源にも適用できる。この場合、フィードバックの方式に応じて、第1パルス変調器16および第2パルス変調器24の構成を変更すればよいことは当業者に理解されるところである。
本実施の形態において、信号のハイレベル、ローレベルの論理値、電圧信号の大小の関係は一例であって、インバータなどによって適宜反転させることにより自由に変更することが可能である。
実施の形態にもとづき、特定の語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
1…電子機器、2…スイッチング電源、4…負荷回路、100…制御回路、102…出力回路、P1…入力端子、P2…出力端子、L1…インダクタ、C1…出力キャパシタ、D1…整流素子、M1…第1スイッチングトランジスタ、M2…第2スイッチングトランジスタ、8…駆動パルス信号生成部、40a…第1ドライバ、40b…第2ドライバ、S8a…第1駆動パルス信号、S8b…第2駆動パルス信号、9…出力段、10…誤差増幅器、11…gmアンプ、C2…キャパシタ、R3…抵抗、12…第1オシレータ、14…第2オシレータ、16…第1パルス変調器、18…第1コンパレータ、20…第1最小パルス幅信号生成部、22…第1論理ゲート、24…第2パルス変調器、26…第2コンパレータ、30…合成部、32…第2論理ゲート、34…第3論理ゲート、36…第2最小パルス幅信号生成部、S1…第1パルス信号、S2…第2パルス信号、S3…第1最小パルス幅信号、S4…第2最小パルス幅信号、S5…駆動パルス信号、Ca1…第1キャパシタ、Ca2…第2キャパシタ、50…第1充放電回路、52…分周器、54…第2充放電回路。

Claims (9)

  1. 入力端子に印加された入力電圧を降圧または昇圧し、出力端子から所定の目標値に安定化された出力電圧を出力するスイッチング電源の制御回路であって、
    前記スイッチング電源の誘導性素子の一端と固定電圧端子の間に順に直列に設けられた第1スイッチングトランジスタおよび第2スイッチングトランジスタであって、前記第1スイッチングトランジスタの耐圧は、前記第2スイッチングトランジスタの耐圧より高く構成される、第1スイッチングトランジスタおよび第2スイッチングトランジスタと、
    前記出力電圧が前記目標値に近づくようにデューティ比が調節される駆動パルス信号を生成する駆動パルス信号生成部と、
    前記駆動パルス信号にもとづき前記第1スイッチングトランジスタのオン、オフをスイッチングする第1ドライバと、
    少なくとも前記第1スイッチングトランジスタがオンの期間、前記第2スイッチングトランジスタをオンする第2ドライバと、
    を備えることを特徴とする制御回路。
  2. 前記第1スイッチングトランジスタは、ソフトエンハンスメント型またはデプレッション型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であることを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  3. 前記第1ドライバは、前記第2スイッチングトランジスタがオンした後に、前記第1スイッチングトランジスタをオンし、
    前記第2ドライバは、前記第1スイッチングトランジスタがオフした後に、前記第2スイッチングトランジスタをオフすることを特徴とする請求項1または2に記載の制御回路。
  4. 前記第1ドライバは、前記第2スイッチングトランジスタのゲート信号と前記駆動パルス信号とにもとづき前記第1スイッチングトランジスタを駆動し、
    前記第2ドライバは、前記第1スイッチングトランジスタのゲート信号にもとづき前記第2スイッチングトランジスタを駆動することを特徴とする請求項3に記載の制御回路。
  5. 前記パルス信号生成部は、
    前記スイッチング電源の電気的状態を示すフィードバック信号と、所定の基準電圧との誤差に応じた誤差信号を生成する誤差増幅器と、
    スロープ部分を有する第1周波数の第1周期信号を生成する第1オシレータと、
    スロープ部分を有する前記第1周波数より低い第2周波数の第2周期信号を生成する第2オシレータと、
    前記誤差信号に応じた信号を前記第1周期信号と比較することにより、前記誤差信号に応じたパルス幅を有する第1パルス信号を生成するとともに、前記第1パルス信号のパルス幅を所定の第1最小パルス幅にてクランプする第1パルス変調器と、
    前記誤差信号に応じた信号を前記第2周期信号と比較することにより、前記誤差信号に応じたパルス幅を有する第2パルス信号を生成する第2パルス変調器と、
    前記第1パルス信号と前記第2パルス信号を合成し、前記駆動パルス信号を生成する合成部と、
    を備え、
    前記第1ドライバは、前記駆動パルス信号にもとづいて前記第1スイッチングトランジスタをスイッチングし、
    前記第2ドライバは、前記第2パルス信号にもとづいて前記第2スイッチングトランジスタをスイッチングすることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の制御回路。
  6. 前記第2ドライバは、前記駆動パルス信号にもとづいて前記第2スイッチングトランジスタをスイッチングすることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の制御回路。
  7. ひとつの半導体基板に一体集積化されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の制御回路。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の制御回路を備えることを特徴とするスイッチング電源。
  9. 請求項8に記載のスイッチング電源を備えることを特徴とする電子機器。
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