JP2012101779A - ラック・ピニオン式ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラック・ピニオン式ステアリング装置のY型ラックは圧力角が大きく、軸方向の分力が大きいため、条件によってはラックガイドと接触するラック背面の摩耗が増加する問題がある。そこでY型ラックシャフト及びラックガイドの摩耗を低減した操舵性の良いラック・ピニオン式ステアリング装置を提供する。
【解決手段】ピニオンに噛合するY型ラックシャフト4をピニオンに押圧支持するローラ20を備え、Y型ラックシャフト4の背面を曲面としてローラ20で支持した。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用のラック・ピニオン式ステアリング装置に関する。
従来、ラック・ピニオン式ステアリング装置には、通常、ラックとピニオンとの間のバックラッシを除去するためのラック支持装置が設けられている。このラック支持装置はラック背面をラックガイドで軸方向に摺動自在に支持するとともにラックをピニオン側へ押圧している。例えば、特許文献1にはラックとしてY型ラックシャフト(以下Y型ラックという)を用いたステアリング装置が開示されている。このY型ラックの圧力角は通常のラックの圧力角よりも大きくラックガイド軸方向の分力は大きい。そのため、Y型ラックの背面の支持にローラを用いることにより、摺動抵抗を低減している。
特開2004−34829号公報
Y型ラックは圧力角が大きく、軸方向の分力が大きいため、条件によってはラックガイドと接触するラック背面の摩耗が増加する問題がある。また摩耗が発生すると、操舵トルク変動が発生して、操舵性が低下する恐れがある。そこで、Y型ラック及びラックガイドの摩耗を低減した操舵性の良いステアリング装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ラックハウジング内に摺動自在に嵌挿されたラックガイドにピンを介して回転可能に軸支され、ピニオンに噛合するY型ラックシャフトの背面をピニオン側に押圧支持するローラを備えたラック・ピニオン式ステアリング装置において、前記背面を曲面とし、ローラで支持したこと、を要旨としている。
本発明の電動パワーステアリング装置によれば、Y型ラックシャフトの背面とローラとの接触が転がり接触になるため、摩耗が低減するので、操舵性を向上できる。また、逆入力が入力された場合でも、Y型ラックシャフトの背面とローラと摩擦が減少するので、異音の発生を低減できる。
請求項2に記載の発明は、前記背面と前記ローラの曲面が接触角47〜65度を有し、前記ローラの曲率は前記Y型ラックシャフトの直径の0.52〜0.57倍としたこと、を要旨としている。即ち、Y型ラックシャフトに逆入力が加わり傾いた場合であっても、その背面がローラから外れる方向に移動することを防止できる。
請求項3に記載の発明は、前記ローラは低摩擦性のブッシュを介して前記ピンにより軸支したことを要旨としている。即ち、ローラの回転時の摩擦を低減できるため、ラックガイドの摩耗を低減でき、操舵性のよいステアリングができる。
以上のように本発明によれば、ラックシャフト及びラックガイドの摩耗を低減した操舵性の良いステアリング装置を提供できる。
本発明装置の断面図 本発明装置の部品構成を示す組み立て前の部品図 ラックシャフトとローラの曲率半径比の最適範囲を示す図 ラックシャフトとローラの構造図
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明のY型ラックシャフトを備えるラック・ピニオン式ステアリング装置は、図1に示すように、図略のハンドルからの回転を伝達する入力軸とトーションバ1を介して相対回転可能に連結され出力軸2と、この出力軸2に設けられているピニオン軸3と噛合する操向機構のY型ラックシャフト4(以下ラックシャフトという)と、ラックハウジング5内に摺動自在に嵌挿されたラックガイド6にピン9を介して回転可能に軸支されたローラ20と、このローラ20によってピニオン3に噛合するラックシャフト4をピニオン3に押圧支持するため、ラックハウジング5に螺合したスプリング受け部材7とラックガイド6との間に介装されたスプリング8とから構成されている。
図2は本発明のラックガイドの断面図を示し、ラックシャフト4の背面部4aと接触するローラ20の接触部20aは曲面となっており、前記ラックシャフト4の背面部4aとローラ20との接触角Θは47〜65度を有し、ラックシャフト4の曲率R1及びローラ20の曲率R2はラックシャフト4の直径の0.52〜0.57倍となるように設定され、曲面の2箇所で接触して、安定して低面圧になるようにすることで、背面部4aがローラ20から外れる方向に移動するのを防止する。
図3にラックシャフト4とローラ20の半径曲率比Bd比接触面圧とから求めた最適な範囲との関係を示しているが、ラックシャフト4の背面部4aとローラ20との接触角Θは47〜65度に設定し、さらにラックシャフト4とローラ20の曲率半径比を異ならせることで、接触面圧が変化するが、許容面圧が2000MPa以下になる限界が最大曲率半径比となり、最小曲率半径比が最小値がローラから外れる限界(肩乗り上げ限界)になるように設定している。この構成にすることで、ラックシャフト4とローラが安定した接触状態となり、転がりによる接触面の低摩擦化と摩耗低減ができる。
さらに図4にローラ部の組み付け前の部品図を示しているが、20はラックシャフト4をピニオン3に押圧支持するローラであり、前記ローラ20に相当するものである。9は前記ローラ20を軸支するピンである。21aはローラ20の左側に圧入される左ブッシュであり、21bはローラ20の右側に圧入される右ブッシュである。この左ブッシュ21a並びに右ブッシュ21bのそれぞれは、左右端にフランジ21c、21dが形成されたハット型である。
前記左ブッシュ21a並びに右ブッシュ21bは低摩擦性のものである。この低摩擦性の左ブッシュ21a並びに右ブッシュ21bは、例えばフッ素樹脂等の合成樹脂材あるいは低摩擦加工した金属材によるものである。
前記各部品は図5で示すように組み付けられる。即ち、左ブッシュ21a並びに右ブッシュ21bをそれぞれに圧入したローラ20をラックガイド6内に挿入し、ピン9をラックガイド6から左ブッシュ21a並びに右ブッシュ21bに通してローラ20をラックガイド6に回転可能に軸支する。
また、左ブッシュ21a並びに右ブッシュ21bはフランジ21c、21dを含めて低摩擦性であるため、前記ラックガイド6の内側壁とフランジ21c、21dとの摺接面及び左ブッシュ21a並びに右ブッシュ21bとピン9との摺接面は滑りがよく、ローラ20の回転の円滑性が確保される。
以上述べたように本発明によると、ローラ20の回転時の摩擦を低減できるため、ローラ20とラックガイド6及びピン9の摩耗を低減でき、またブッシュ21c、21dを介してラックガイド6の内側壁に押圧されるとき、組付け誤差や部品の加工精度等によるブッシュ21c、21dとラックガイドとのクリアランスをローラ20で吸収し、ラックシャフトの変位によるピニオンとの歯打ち音や振動を確実に防止する。また、ブッシュは低摩擦性であり、ピン9及びラックガイド6とは円滑に対接するため、ローラ20をピン9に支持するベアリングが不要であり、組付け作業が容易となると共に、コスト低減が図られる利点を有している。
4 ラックシャフト、6 ラックガイド、9 ピン、20 ローラ、21a 左ブッシュ、 21b 右ブッシュ、21c フランジ、21d フランジ

Claims (3)

  1. ラックハウジング内に摺動自在に嵌挿されたラックガイドにピンを介して回転可能に軸支され、ピニオンに噛合するY型ラックシャフトの背面をピニオン側に押圧支持するローラを備えたラック・ピニオン式操舵装置において、前記背面を曲面とし、この曲面を前記ローラで支持したことを特徴とするラック・ピニオン式ステアリング装置。
  2. 前記背面とローラの曲面が接触角47〜65度を有し、前記ローラの曲率は前記Y型ラックシャフトの直径の0.52〜0.57倍としたことを特徴とする請求項1に記載のラック・ピニオン式ステアリング装置。
  3. 前記ローラは低摩擦性のブッシュを介して前記ピンにより軸支したことを特徴とする請求項1および2に記載のラック・ピニオン式ステアリング装置。
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