JP2012101617A - 航空機用ボーディングブリッジドライブコラム可動機構 - Google Patents

航空機用ボーディングブリッジドライブコラム可動機構 Download PDF

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Abstract

【課題】ボーディングブリッジのトンネルが傾斜しても、ドライブコラムが地面に対して常に鉛直方向に位置する状態とすることを目的とする。
【解決手段】乗客等が内部を移動可能なトンネルと、支柱と、支柱に取り付けられる駆動車輪とを備え、支柱は該トンネルの側面に回動可能に支持されるドライブコラムと、トンネルを水平に保持している際のドライブコラムの支柱の方向に対し、トンネルが傾斜した際のドライブコラムの支柱の傾斜角を検知して出力する傾斜センサと、傾斜センサの出力により、トンネルが傾斜した際のドライブコラムの支柱の傾斜を、トンネルを水平に保持している際のドライブコラムの支柱の方向に戻すアクチュエータとを備えることを特徴とするボーディングブリッジにより解決する
【選択図】図1

Description

この発明は、旅客用航空機に乗客が搭乗するために空港に設置され、航空機の乗降口に接合する航空機用ボーディングブリッジのドライブコラムの可動機構、およびそれを用いた航空機用ボーディングブリッジに関する。
旅客機などの航空機には、その側面に、乗客,乗員または作業員(以下、乗客等とよぶ)を機内に導入するための乗降口が配置され、乗降扉により開放または閉鎖される。乗客等が搭乗するために配置される空港ビルディング内の搭乗ゲートから航空機の乗降口までは航空機用ボーディングブリッジ(以下、「PBB:Passenger Boarding Bridge」とよぶ)が、配置される。図7を参照して、PBB1について説明する。図7は、PBB1の全体を示した図である。
PBB1は、ロタンダ2と、トンネル3と、キャブ4とからなる。ロタンダ2の一端は、空港ビルディングから突出するビルの一部である固定橋6を介して、または直接、空港ビルディングに取り付けられ、ロタンダ2の他端はトンネル3に接続されている。キャブ4は、航空機60の乗降口とトンネル3とを接続する。トンネル3は、一端がロタンダ2に、他端がキャブ4に接続され、内部を乗客等が移動可能な中空構造であって、ロタンダ2中心に揺動可能である。トンネル3は、航空機60がPBB1付近に駐機する際には収縮し、乗客等の搭乗や航空機に関連する作業で航空機60に乗り込む必要が生じる際には伸張する。本明細書においては、トンネル3におけるキャブ4側をトンネル3の「先端」と、ロタンダ2側を「後端」とよぶ。
トンネル3は、一般に、先端側に位置する中空な第1トンネル部3aと、第1トンネル部3aの後端側に位置する中空な第二トンネル部3bと、第二トンネル部3bの後端側に位置する中空な第三トンネル部3cとを具備する。なお、トンネル3は、設置される場所に応じて、第1トンネル部3aと第二トンネル部3bとのみからなるように構成される場合もある。
第1トンネル部3aの断面の各辺の内法は、第二トンネルの断面の各辺の内法よりも大きく構成され、第二トンネル3bは第1トンネル3aの中空部に挿嵌される。同様に、第二トンネル部3bの断面の各辺の内法は、第三トンネル3cの断面の各辺の内法よりも大きく構成され、第三トンネル3cは第二トンネル3bの中空部に挿嵌される。
PBB1の最先端側となる第1トンネル部3aには、ドライブコラム51が取り付けられている。ドライブコラム51は、一対の支柱52と、それぞれの支柱52に取り付けられる駆動車輪55とを具備する。それぞれの支柱52は、第1トンネル部3aの両側において、第1トンネル部3aの長手方向と垂直に延在するように、取付部53、54により固定されている。一般に、好ましくは、支柱52の長手方向の軸上のいずれかの位置に、第1トンネル部3aの重心が位置するように配置されるものである。支柱52の地面側には、走行装置として、駆動車輪55が取り付けられている。駆動車輪55の前進または後退により、第1トンネル部3aが航空機60に接近または離間するように移動する。第1トンネル部3aの航空機60への接近または離間するような移動により、第1トンネル部3aへの第二トンネル部3bの挿嵌量,第二トンネル部3bへの第三トンネル部3cの挿嵌量を変化し、トンネル3が伸縮する。
また、ドライブコラム51は昇降装置を具備し、航空機の乗降口高さに合わせて、第1トンネル部3aの昇降を行う。たとえば、キャブ4の先端の高さが、約1.8メートルから5.5メートルまで昇降する。
しかし、小型機にPBB1を接合させようとする際には、キャブ4の高さを約2メートルぐらいまで低くする必要がある。ロタンダ2が高いと、航空機の乗降口との高さの差が大きいため、ロタンダ2の高さに対するキャブ4の先端側が低くなり、PBB1が前傾状態となる。図8は、キャブ4の先端側が低くなった状態を示した図である。たとえば、小型機に装着する際には、ドライブコラム51によりキャブ4を低い位置まで下げて、ドライブコラム51を前傾姿勢のまま走行させる。この間、PBB1のトンネル3が伸張する。その後、ドライブコラム51を航空機60の機体の手前で一旦停止させる。そして、キャブ4が航空機60の乗降口と合致するように位置の微調整を行う。
このような場合、図8に示すとおり、鉛直方向に直立した状態のドライブコラム51bであれば、その位置で車輪55bが第1トンネル3aの重心位置56を支える。しかし、キャブ4を下げるために第1トンネル3aを傾斜させると、ドライブコラム51は第1トンネル3aの長手方向に対して垂直に固定されているため、第1トンネル3aの傾斜にしたがって、ドライブコラム51も鉛直方向に対して先端側に傾斜する(ドライブコラム51aの状態)。このとき、車輪55aは、鉛直方向に直立した状態のドライブコラム51bの位置に対して、第1トンネル3aの重心位置56よりも後端側に距離Dだけずれた箇所に位置する。
第1トンネル3aの重心位置56aには、自重による鉛直方向下向きの荷重Wがかかっているため、第1トンネル3aの荷重Wの第1トンネル3aの長手方向成分Waの荷重により、ドライブコラム51を更に傾斜させる方向(図8において重心位置56を中心とした反時計回りの方向)にドライブコラム51を回転しようとするモーメントを生じる。この状態で、車輪55aが地面に対して固定されていないと、その車輪は、その回転モーメントによって、車輪位置55aよりもさらに距離dだけ後退した車輪位置55cまで後退する。車輪位置が55cまで後退することにより、第1トンネル3aはドライブコラム51の後退距離に応じて、収縮してしまう問題を生じる。
たとえば、車輪位置55aの位置で車輪55にブレーキをかけて、第1トンネル3aを傾斜させても、荷重Wにより生じる上記モーメントによる回転は防ぐことができるが、第1トンネル3aを伸張させ、または更に傾斜させるように車輪55のブレーキを解除した途端に、車輪55が車輪位置55cまで後退してしまう。第1トンネル3aを伸張させ、または更に傾斜させようとした操作者にとっては、意図しないPBB1の収縮が発生したと感じる問題となる。すなわち、第1トンネル3aが傾斜しているために前方に進行するような傾斜感覚を受けている操作者に対し、現実には航空機60の乗降口から離れる後退方向にキャブ4が移動するという操作者の操作感覚のずれにつながる。
さらには、PBB1の故障の原因にもつながる。支柱52は、筒状の支柱外筒52aに内筒52bが挿入される構造となっており、これにより伸縮が可能となる。上記のように、荷重Wによりドライブコラム51に回転モーメントが働けば、内筒52bの上部では内筒52bが支柱外筒52aを前進側に押しつけ、一方、内筒52aの下部では内筒52aが支柱外筒52aを後退側に押しつけるように異なる向きの負荷が生じることとなり、材料の強度上の問題を生じる。
また、一般に、PBB1では、作動中の故障を自動的に避けるために、まず電気的なリミッタを配置して動作を停止させ、電気的なリミッタをも超えた動作に対して機械的リミッタで動作を停止させるような二重の故障防止対策をとっている。すなわち、キャブ4の高さが低いまま、最収縮位置(電気的停止位置)まで戻した場合に、故障につながりかねない。この状態では、PBB1の安全装置が働いて、種々の電気的リミッタ(インターロック)が作用して停止し、車輪55は、図8の車輪位置55aに示めすように重心56から距離Dの位置にあることになる。ここで、続いて、PBB1を伸張させように操作すると、十分な前進駆動力が得られるまでは、前記現象により車輪位置55aよりもさらに後端側に距離dだけ離れた車輪位置55cまで車輪55が後退し、第1トンネル3aが後退する。すでに電気的リミッタで停止している状態から第1トンネル3aが後退すると、電気的リミッタ限界を超えて機械的リミッタ限界まで第1トンネル3aが後退することになり、危険である。
この現象が生じることを操作者が知っていれば問題は無いが、PBB1の安全設計の観点からは、運用者の知識によらずに不都合を防止する設計が求められる。すなわち、第1トンネル3aの傾斜によって生じるドライブコラム51を回転を防止して、ドライブコラム51の車輪位置のずれを防止する必要がある。また、ドライブコラム51の車輪位置のずれを防止して、支柱52に異なる向きの負荷の発生を防ぐことができれば、昇降駆動部の不具合発生要素が減少し、部材のサイズダウンにもつながる。
本発明では、上記課題を、乗客等が内部を移動可能なトンネルと、支柱と、支柱に取り付けられる駆動車輪とを備え、支柱は該トンネルの側面に回動可能に支持されるドライブコラムと、トンネルを水平に保持している際のドライブコラムの支柱の方向に対し、トンネルが傾斜した際のドライブコラムの支柱の傾斜角を検知して出力する傾斜センサと、傾斜センサの出力により、トンネルが傾斜した際のドライブコラムの支柱の傾斜を、トンネルを水平に保持している際のドライブコラムの支柱の方向に戻すアクチュエータとを備えることを特徴とするボーディングブリッジにより解決するものである。
本発明により、ドライブコラムの昇降によりトンネルが傾斜しても、ドライブコラムが地面に対して常に鉛直方向に位置する状態とすることができる。
本発明のドライブコラムを具備したPBBの先端側を示した図である。 本発明の第一の実施の形態のドライブコラムの主要部を示した図である。 本発明のドライブコラムのガイドプレートと上部ローラとを示した図である。 図3の断面A−Aを示したもので、ドライブコラムのガイドプレートとガイドローラの断面を示した図である。 本発明の第二の実施の形態のドライブコラムを示した図である。 本発明の第三の実施の形態のドライブコラムを示した図である。 従来のPBBの全体を示した図である。 ドライブコラムを具備した従来のPBBの先端側を示した図である。
(第1の実施の形態)
図1から図4を参照して、本発明のドライブコラム5を具備したPBB1について説明する。図1は、本発明のドライブコラム5を具備したPBB1の先端側を示した図である。図2は、特に、ドライブコラム5の主要な部分を拡大して示したものである。PBB1は、図7に示す従来のPBB1のように、先端側がキャブ4に、後端側がロタンダ2に接続されている。ここでは、従来のPBB1と異なる点について説明する。ロタンダ2、トンネル3(第1トンネル3aを含む)、キャブ4は従来のPBB1と同じである。
第1トンネル3aには、ドライブコラム5が取り付けられている。ドライブコラム5は、従来のドライブコラム51(図7)と同様に、一対の支柱7と、それぞれの支柱7に取り付けられる駆動車輪8を具備する。それぞれの支柱7は、第1トンネル3aの側面の下部に配置されるヒンジ9を介して、第1トンネル3aに対して相対的に回動可能に取り付けられ、第1トンネル3aを支持している。一対の支柱7は、第1トンネル3aの上側で連結され、支柱7同士が離れないようになっている。なお、ヒンジ9は、第1トンネル3aの側面の下部に配置することが一般的であるが、支柱7上である限り、この箇所には限られない。支柱7には、傾斜センサ10が取り付けられていて、鉛直方向に対する支柱7の傾斜角を検知し、それに対応して所定の電圧を発生する。ここでは説明の便宜上、支柱7の延在する方向を鉛直方向として説明しているが、傾斜センサ10は、一般的に、第1トンネル3aを水平に保持している際のドライブコラム5の支柱7の方向に対しての、第1トンネル3aが傾斜した際のドライブコラム5の支柱7の傾斜角を検知して出力するものであればよい。
駆動車輪8は第1トンネル3aの走行装置として、第1トンネル部3aが航空機60に接近または離間するように前進または後退し、第1トンネル部3aへの第二トンネル部3bの挿嵌量,第二トンネル部3bへの第三トンネル部3cの挿嵌量が変化する。また、ドライブコラム5は昇降装置を具備し、航空機60の乗降口高さに合わせて、第1トンネル部3aの昇降が可能である。たとえば、キャブの先端高さで、約1.8メートルから5.5メートルまで昇降する。
図3および図4を参照して、ガイドローラ11およびガイドレール12について、説明する。図3は、ドライブコラム5のガイドレール12とガイドローラ11とを示した図である。図4は、図3の断面A−Aを示したもので、ドライブコラム5のガイドレール12とガイドローラ11の断面を示している。
第一トンネル3aの側面にはガイドレール12が取り付けられている。ガイドレール12は、ヒンジ9を中心とした円弧に沿った形状部分を有する。ガイドレール12としては、平板や、断面がレール形状を有するレール材や、断面がコの字型のチャンネル材などを使用することができる。
また、第一トンネル3aの側面側の支柱7にはガイドローラ11が取り付けられている。ガイドローラ11は、ガイドローラプレート11cと、ローラ11aと、ローラサポート11bとを備える。ガイドローラプレート11cは、支柱7の軸と垂直、かつガイドレール12と平行に、ガイドローラプレート11cに固定されている。ローラサポート11bは、ローラ11aの回転面がガイドレール12と接触するように、ローラ11aを回転可能に支持する。ローラサポート11bは、ローラ11aの回転軸と垂直方向に延在するシャフト11dを具備している。シャフト11dには、雄螺子が刻設され、一方、ガイドローラプレート11cには、雌螺子が刻設されている。シャフト11dは、ガイドレール12の円弧の接線方向にローラ11が向くようにガイドローラプレート11cに螺嵌されて、ロックナット11eにより固定される。シャフト11dの螺嵌位置とナット11eの固定位置とを調整することにより、ガイドレール12に対するローラ11を押し付ける力を調節することができる。支柱7がヒンジ9を介して第1トンネル3aに対して相対的に回動すると、ローラ11aは、ガイドレール12に沿って、ヒンジ9まわりの円弧に沿った方向に移動することができる。
支柱7には、ピニオンギア16が回転可能に取り付けられている。ピニオンギア16は、電動モータ14により、回転する。第1トンネル3aには、ヒンジ9まわりの円弧に沿ってギア歯が刻設されているラックギア13が取り付けられている。すなわち、ラックギア13では、ドライブコラム5の回転方向に沿ってギア歯が刻設されている。すなわち、ピニオンギア16は、ラックギア13と係合している。電動モータ14により、ピニオンギア16が回転すると、ピニオンギア16は、ピニオンギア16と係合しているラックギア13に対して移動する。ラックギア13に対するピニオンギア13の位置と電動モータ14に付加する電圧との関係を予め取得しておく。なお、第1の実施の形態では、電動モータ14とピニオンギア16はドライブコラム5に取付け、ラックギア13は第1トンネル3aに取り付けるものとして説明をしているが、電動モータ14とピニオンギア16を第1トンネル3aに、ラックギア13をドライブコラム5に取り付けてもよい。
続いて、本発明のドライブコラム5を使用したPBB1がどのように動作するかについて説明する。第1トンネル3aが水平状態にあるときは、ドライブコラム5は、支柱7の長手方向が鉛直方向となるように設定されている。ドライブコラム5の傾斜センサ10は、支柱7が鉛直方向にあることを検知している。
PBB1の伸張してPBB1のキャブ4を下げるために第1トンネル3aを傾斜させると、それにしたがって、ドライブコラム5も鉛直方向に対して先端側に傾斜する力を受ける。その力によってドライブコラム5が傾斜し始めると、ドライブコラム5の傾斜センサ10が、その傾斜量を検知する。検知した傾斜量は、たとえば電圧値などの電気信号として出力される。出力された電気信号を増幅して電動モータ14に付加し、その電気信号に対応して傾斜量を打ち消す方向にピニオンギア16を回転させる。ラックギア13に対するピニオンギア16の位置が移動し、支柱7の長手方向が鉛直方向となるようにドライブコラム5の傾斜が戻る。ドライブコラム5の傾斜に応じ、これを連続的に行うことで、ドライブコラム5の支柱7の長手方向が、常に鉛直方向を維持するように制御される。すなわち、傾斜センサ10の出力により、第1トンネル3aが傾斜した際のドライブコラム5の支柱7の傾斜を、第1トンネル3aを水平に保持している際のドライブコラム5の支柱7の方向に戻すように電動モータ13がピニオンギア16を回転させるように作動すればよい。たとえば、静止時には、電動モータ13に電磁ロックをかけておき、ドライブコラム5が傾斜した際に、傾斜センサ10の出力電圧に対応して、ドライブコラム5の傾斜と反対側にドライブコラム5の傾斜を鉛直方向に戻す方向の電圧を電動モータ13に負荷する。
ドライブコラム5がヒンジ9まわりに回動可能なため、第1トンネル3aの傾斜に伴う無理な力が支柱7に付加されても、回転により解放される。さらに、ドライブコラム5の支柱7の長手方向が常に鉛直方向を維持するように制御することで、駆動車輪8の後退を防ぐことができる。
(第2の実施の形態)
図5を参照して、第2の実施の形態としてドライブコラム5を説明する。第2の実施の形態も第一の実施の形態とほぼ同じである。異なる点は、電動モータ14の変わりに油圧モータ17を使用する点である。それ以外は、第1の実施の形態と同様である。第2の実施の形態では、付加する油圧モータ17への油圧量と、傾斜センサ10の傾斜角との関係を予め入手しておく。
ドライブコラム5が鉛直方向に対して先端側に傾斜する力を受けることによってドライブコラム5が傾斜し始めると、ドライブコラム5の傾斜センサ10が、その傾斜量を検知する。検知した傾斜量は第1の実施の形態と同様に、電気信号として出力される。この電気信号に対応して、予め入手した付加すべき油圧量を付加して、その傾斜量を打ち消す方向に油圧モータ17でピニオンギア16を回転させる。ラックギア13に対するピニオンギア16の位置が移動し、支柱7の長手方向が鉛直方向となるようにドライブコラム5の傾斜が戻る。ドライブコラム5の傾斜に応じて、これを連続的に行うことで、ドライブコラム5の支柱7の長手方向が常に鉛直方向となるように制御される。すなわち、第1トンネル3aが傾斜した際のドライブコラム5の支柱7の傾斜を、第1トンネル3aを水平に保持している際のドライブコラム5の支柱7の方向に戻すことができることになる。たとえば、ドライブコラム5が傾斜した際に、傾斜センサ10の出力電圧に対応して、ドライブコラム5の傾斜と反対側にドライブコラム5の傾斜を鉛直方向に戻す方向の電圧を油圧モータ17に負荷する。
(第3の実施の形態)
図6を参照して、第3の実施の形態としてドライブコラム5を説明する。第3の実施形態では、電動モータ14,油圧モータ16と異なり、油圧シリンダ17を使用する。第3の実施の形態では、付加する油圧シリンダ17への油圧量と、傾斜センサ10の傾斜角との関係を予め入手しておく。油圧シリンダ17の外筒部18aは第1トンネル3aに、外筒18a内で摺動して伸縮するピストンロッド18bはドライブコラム5の支柱7に取り付ける。なお、油圧シリンダ17の外筒部18aをドライブコラム5の支柱7に、ピストンロッド18bを第1トンネル3a取り付けてもよい。
ドライブコラム5が鉛直方向に対して先端側に傾斜する力を受けることによってドライブコラム5が傾斜し始めると、ドライブコラム5の傾斜センサ10が、その傾斜量を検知する。検知した傾斜量は第1および第2の実施の形態と同様に、電気信号として出力される。傾斜センサ10の出力に応じて、ピストンロッド18bの伸縮量を調整し、その傾斜量を打ち消す方向に支柱7をヒンジ9まわりに回転させる。これにより、ドライブコラム5の支柱7の長手方向が鉛直方向となるようにドライブコラム5の傾斜を戻すことができる。ドライブコラム5の傾斜に応じて、これを連続的に行うことで、ドライブコラム5の支柱7の長手方向が常に鉛直方向となるように制御される。すなわち、第1トンネル3aが傾斜した際のドライブコラム5の支柱7の傾斜を、第1トンネル3aを水平に保持している際のドライブコラム5の支柱7の方向に戻すことができることになる。
1 PBB
2 ロタンダ
3 トンネル
4 キャブ
5 ドライブコラム
6 固定橋
7 支柱
8 駆動車輪
9 ヒンジ
10 傾斜センサ
11 ガイドローラ
12 ガイドレール
13 ラックピニオン

Claims (5)

  1. 乗客等が内部を移動可能なトンネルと、
    支柱と、該支柱に取り付けられる駆動車輪とを備え、該支柱は該トンネルの側面に回動可能に支持されるドライブコラムと、
    該トンネルを水平に保持している際のドライブコラムの支柱の方向に対し、該トンネルが傾斜した際のドライブコラムの支柱の傾斜角を検知して出力する傾斜センサと、
    該傾斜センサの出力により、該トンネルが傾斜した際の該ドライブコラムの該支柱の傾斜を、該トンネルを水平に保持している際のドライブコラムの支柱の方向に戻すアクチュエータとを備えることを特徴とするボーディングブリッジ。
  2. 請求項1に記載のボーディングブリッジであって、
    該アクチュエータはモータであって、
    該ボーディングブリッジは、
    該モータによって回転するピニオンギアと、
    該ピニオンギアと係合するラックギアとを備え、
    該モータと該ピニオンギアとは、該ドライブコラムと該トンネルとの一方に取り付けられ、
    該ラックギアは、該ドライブコラムと該トンネルとの他方に取り付けられ、
    該傾斜センサの出力に応じて、該モータを回転して、前記トンネルを水平に保持している際のドライブコラムの支柱の方向に戻すことを特徴とするボーディングブリッジ。
  3. 請求項1または2に記載のボーディングブリッジであって、
    該アクチュエータは、油圧シリンダであって、
    該油圧シリンダの外筒部は該ドライブコラムと該トンネルとの一方に取り付けられ、該外筒内で摺動するピストンロッドは該ドライブコラムと該トンネルとの他方に取り付けられ、
    該傾斜センサの出力に応じて、該ピストンロッドの伸縮量を調整して、前記トンネルを水平に保持している際のドライブコラムの支柱の方向に戻すことを特徴とするボーディングブリッジ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のボーディングブリッジであって、
    該支柱はガイドローラを備え、
    該トンネルの側面に取り付けられ、該ドライブコラムの回転方向に沿って延在するガイドプレートとを備え、
    該ガイドローラは、該ガイドプレートに接触しながら回転することを特徴とするボーディングブリッジ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のボーディングブリッジであって、
    該ラックギアは、該ドライブコラムの回転方向に沿って、ギア歯が刻設されていることを特徴とするボーディングブリッジ。
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