JP2012095842A - 血液浄化装置のエアートラップチャンバ及び血液浄化装置のプライミング方法 - Google Patents

血液浄化装置のエアートラップチャンバ及び血液浄化装置のプライミング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012095842A
JP2012095842A JP2010246232A JP2010246232A JP2012095842A JP 2012095842 A JP2012095842 A JP 2012095842A JP 2010246232 A JP2010246232 A JP 2010246232A JP 2010246232 A JP2010246232 A JP 2010246232A JP 2012095842 A JP2012095842 A JP 2012095842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood
trap chamber
air trap
venous
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010246232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5529711B2 (ja
Inventor
Hiroshi Futamura
寛 二村
Katsumi Iso
勝美 五十右
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
Priority to JP2010246232A priority Critical patent/JP5529711B2/ja
Publication of JP2012095842A publication Critical patent/JP2012095842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5529711B2 publication Critical patent/JP5529711B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

【課題】簡便な方法で効率的に血液浄化装置のプライミングを行うことのできるエアートラップチャンバを提供する。
【解決手段】円筒形のストレート部71と、ストレート部71よりも直径が大きい円筒状の上端部72と、ストレート部71と上端部72とを接続するテーパ部73とを含む第1本体70と、上端部72の外面にその下端側が嵌まり込む円筒形の胴体部81と、胴体部81の上端に接続される底板84とを含む第2本体80と、第1本体70のテーパ部73の側面に設けられる血液入口33bと、第2本体80の胴体部81の上端側の側面に設けられる補液入口33eと、第2本体80の底板84に設けられる排液口33dと、第2本体80の底板84の内面に設けられ、排液口33dと連通し、底板84の内面から本体700の長手方向に沿ってその先端87が補液入口33eと血液入口33bとの間まで延びる排液用内管86と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、血液浄化装置に用いられるエアートラップチャンバの構造、及びそのチャンバを用いた血液浄化装置のプライミング方法に関する。
透析治療に使用する血液浄化装置は、半透膜である中空糸膜の内部に患者の血液、外面に透析液を流し、中空糸膜を通して血液中の老廃物を透析液に透析させるもので、老廃物を含んだ透析液は透析器から排出され、浄化された血液は患者に戻すように構成されている。また、血液浄化装置には血液に混じって空気が患者に戻されないように血液中の空気を除去して外部に排出するエアートラップチャンバが設けられている。エアートラップチャンバは円筒形の本体の上部に血液の流入ポートが設けられ、下部に血液が流出する血液流出ポートが設けられ、内部の下部にはフィルタが設けられている。そして、血液中から分離した空気は上端の液面調節ラインから排出されるものが用いられている(例えば、特許文1,2参照)
患者の透析治療に使用される前には、このような血液浄化装置の血液流路、透析器、エアートラップチャンバ等の内部には空気等が充填されているので、患者の透析治療にこれらの血液浄化装置を使用する前に、血液回路内に生理食塩水を流して装置内に充填されている空気等を取り除くプライミングを行う必要がある。
一方、透析治療の際に透析器に供給される透析液を用いてプライミングを行う技術が提案されている。例えば、動脈側血液回路先端と静脈側血液回路先端とを接続した後、透析器に透析液を供給し、透析器の中空糸膜の外面側から中空糸膜の内部に向かって透析液を逆濾過させて透析液を各血液回路中に流入させ、各血液回路中に設けられたエアートラップチャンバに接続されたオーバーフローラインから血液浄化装置内に充填されていた空気を外部に排出させてプライミングを行う方法が提案されている(例えば、特許文献3,4参照)。
また、血液透析濾過(HDF)を行う場合には、患者の血液から除水しただけ患者の血液に透析液を補液することが必要となる。この場合、透析器に透析液を供給するラインから動脈側血液回路に透析液を補液する補液回路が設けられているものがある。このような補液回路が設けられている血液浄化装置のプライミングを行う場合に、補液回路を血液ポンプの上流側に接続して血液ポンプを正回転させて透析液を動脈側回路から血液ポンプ、透析器、静脈側回路の順に流して静脈穿刺針側から外部に流出させると同時に補液回路の接続点から動脈穿刺針側に向かって透析液を流出させ、透析器と動脈回路、静脈回路のプライミングを行う方法が提案されている(例えば、特許文献5参照)。また、特許文献3では、動脈回路の動脈穿刺針端と静脈回路の静脈穿刺針端とを接続して動脈回路と静脈回路とを循環回路とし、補液回路の接続点の静脈回路側をクランプで閉止しておき、血液ポンプを正回転させて接続点に注入した補液を血液ポンプ、透析器、静脈側回路の順に流して静脈回路に設けられた静脈側エアートラップチャンバの空気排出管から空気を外部に流出させて透析器と動脈回路のプライミングを行った後、クランプの閉止を解除し、血液ポンプを停止させ、接続点から流入させた透析液を静脈側回路に流し、静脈側エアートラップチャンバのプライミングを行う方法が提案されている。
特開2004−329793号公報 実用新案登録第3105777号明細書 特開2002−325837号公報 特開2004−16619号公報 特開2004−313522号公報
特許文献1,2に記載された従来技術のエアートラップチャンバは血液の入口ポートと出口ポートと液体を排出する液面調節ラインとの3つのノズルしか設けられていないため、プライミングの際には特許文献3,4に記載されているように、エアートラップチャンバ以外の流路に設けた注入点から内部の空気を置換する透析液や生理食塩水を透析器と動脈側血液流路と静脈側血液流路とを連通するように構成した血液回路に注入し、エアートラップチャンバの液体排出ラインから外部に排出している。このため、注入する透析液の量が少ない場合には、透析液の注入点からエアートラップチャンバに向かう両側の流路を一方ずつプライミングすることが必要で、例えば、透析器と静脈側エアートラップチャンバの静脈側回路、その他の静脈側回路と動脈側回路というように部分毎に複数回プライミングを行うことが必要でプライミングに時間がかかるという問題があった。
また、特許文献5の図2に記載された従来技術のプライミング方法では、クランプによって透析液の注入点から動脈回路側のプライミングと透析液の注入点から静脈回路側のプライミングとを切り替えることが必要なため、切替の手間がかかるともに各回路のプライミングを十分に行うために各回路のプライミングを多めに行うために透析液が無駄になる場合があった。
本発明は、簡便な方法で効率的に血液浄化装置のプライミングを行うことのできるエアートラップチャンバを提供することを目的とする。
本発明のエアートラップチャンバは、血液浄化装置に用いられ、血液中の空気を除去するエアートラップチャンバであって、円筒形のストレート部と、前記ストレート部よりも直径が大きい円筒状の上端部と、前記ストレート部と前記上端部とを接続するテーパ部と、前記テーパ部の上端に接続される円筒形の胴体部と、前記胴体部の上端に接続される底板とを含む本体と、前記テーパ部の側面に設けられる血液流入用ポートと、前記胴体部の上端側の側面に設けられる補液流入用ポートと、前記底板に設けられる排液用ポートと、前記底板内面に設けられ、前記排液用ポートと連通し、前記底板内面から前記本体の長手方向に沿ってその先端が前記前記血液流入用ポートの前記本体の長手方向位置の上側まで延びる排液用内管と、を備えることを特徴とする。
本発明のエアートラップチャンバにおいて、前記排液用内管は、前記補液流入用ポートと前記血液流入用ポートとの間まで延びることとしても好適である。
本発明のエアートラップチャンバにおいて、前記補液流入用ポートは、前記胴体部の円周の接線方向に延びるように設けられ、前記血液流入用ポートは、前記テーパ部の円周の接線方向に延びるように設けられていること、としても好適である。
本発明のエアートラップチャンバにおいて、前記排液用ポートと前記排液用内管とは円板状の底板の中心に設けられていること、としても好適である。
本発明の血液浄化装置のプライミング方法は、半透膜を介して血液と透析液とを接触させて血液を浄化する透析器と、患者の血液を前記透析器に流入させる動脈側血液流路と、前記透析器で浄化した血液を前記透析器から前記患者に戻す静脈側血液流路と、前記静脈側血液流路に設けられ、円筒形のストレート部と前記ストレート部よりも直径が大きい円筒状の上端部と前記ストレート部と前記上端部とを接続するテーパ部と前記テーパ部の上端に接続される円筒形の胴体部と、前記胴体部の上端に接続される底板とを含む本体と、前記テーパ部の側面に設けられる血液流入用ポートと、前記胴体部の上端側の側面に設けられる補液流入用ポートと、前記底板に設けられる排液用ポートと、前記底板内面に設けられ、前記排液用ポートと連通し、前記底板内面から前記本体の長手方向に沿ってその先端が前記血液流入用ポートの前記本体の長手方向位置の上側まで延びる排液用内管と、を含み血液中の空気を除去する静脈側エアートラップチャンバと、を備える血液浄化装置のプライミング方法であって、前記動脈側血液流路と前記静脈側血液流路に滞留している空気を前記静脈側エアートラップチャンバの前記血液流出用ポートから前記静脈側エアートラップチャンバに流入させる工程と、前記空気の流量よりも大きい流量の補液を前記静脈側エアートラップチャンバの前記補液流入ポートから前記静脈側エアートラップチャンバに流入させる工程と、前記静脈側エアートラップチャンバの前記排液用内管を介して前記静脈側エアートラップチャンバの前記排液用ポートから空気を外部に排出する工程と、前記静脈側エアートラップチャンバの前記血液流入用ポートから補液を前記動脈側血液流路と前記静脈側血液流路とに流出させる工程と、を含むこと、を特徴とする。
本発明は、簡便な方法で効率的に血液浄化装置のプライミングを行うことのできるエアートラップチャンバを提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態におけるエアートラップチャンバを備える血液浄化装置の系統図である。 本発明の実施形態におけるエアートラップチャンバの構成を示す縦断面図である。 本発明の実施形態におけるエアートラップチャンバの構成を示す横断面図である。 本発明の実施形態におけるエアートラップチャンバを備える血液浄化装置のプライミング動作の際の流体の流れを示す説明図である。 本発明の実施形態におけるエアートラップチャンバのプライミング動作の際の流体の流れを示す説明図である。 本発明の実施形態におけるエアートラップチャンバのプライミング動作の際の流体の流れを示す説明図である。 本発明の実施形態におけるエアートラップチャンバのプライミング動作の際の流体の流れを示す説明図である。 本発明の実施形態におけるエアートラップチャンバのプライミング動作の際の流体の流れを示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本発明の血液浄化装置100は、半透膜を介して血液と透析液とを接触させて血液を浄化する透析器10と、患者の血液を透析器10に流入させる動脈側血液流路20と、動脈側血液流路20に設けられ、血液中の空気を除去する動脈側エアートラップチャンバ23と、動脈側血液流路20に設けられる正逆回転可能な血液ポンプ21と、透析器10で浄化した血液を透析器10から患者に戻す静脈側血液流路30と、静脈側血液流路30に設けられ、血液中の空気を除去する静脈側エアートラップチャンバ33と、静脈側エアートラップチャンバ33に接続され、静脈側エアートラップチャンバ33で除去した空気を外部に排出する排液流路38と、静脈側エアートラップチャンバ33に接続され、透析液を静脈側血液流路30に供給する補液流路40と、補液流路40に設けられる補液ポンプ41と、動脈側血液流路20の患者側端に設けられた接続プラグ27と静脈側血液流路30の患者側端に設けられた接続プラグ37と、血液ポンプ21と補液ポンプ41の流量を変更する制御部60と、を備えている。また、透析器10には透析液を供給する透析液供給流路51と透析器10から透析液を排出する透析液排出流路52とが接続されている。透析液供給流路51には透析液ポンプ53が設けられている。
透析器10は、内部に半透膜である中空糸膜を多数配置したもので、上方の血液入口11から透析器10に流入した血液は中空糸膜の内部を流れ、下方の血液出口から流出していく。一方、透析器10の側面の下部には透析液を中空糸膜の外面に流入させる透析液入口10aが設けられ、透析器10の側面の上部には中空糸膜を介して血液中の老廃物を透析した透析後の透析液を外部に流出させる透析液出口10bが設けられている。透析液ポンプ53によって透析液供給流路51から透析液入口10aに供給された透析液は血液との透析後、透析液出口10bから透析液排出流路52に排出される。
透析器10の血液入口11には動脈側血液流路20が接続されている。動脈側血液流路20は、患者の動脈に挿入された穿刺針に接続される接続プラグ27と、接続プラグ27と血液ポンプ21との間を接続する血液ポンプ入口流路24と、血液ポンプ21と動脈側エアートラップチャンバ23との間を接続する動脈側エアートラップチャンバ入口流路25と、動脈側エアートラップチャンバ23と透析器10の血液入口11を接続する透析器入口流路26とを含んでいる。血液ポンプ21はモータ22によって駆動されるしごき型のポンプで、血液ポンプ21内部に設けられた可撓性のチューブの外側を所定の方向にしごいて血液を流動させるものである。可撓性のチューブは血液ポンプ21の内部に設けられていてもよいし、血液ポンプ入口流路24または動脈側エアートラップチャンバ入口流路25を可撓性のチューブで構成し、その一部をしごくように構成してもよい。動脈側エアートラップチャンバ23は、円筒型の容器で上部側面に血液流入用ポートである血液入口23bが設けられ、下部に血液流出用ポートである血液出口23cが設けられ、内部の下方にはメッシュ23aが設けられている。
透析器10の血液出口12には静脈側血液流路30が接続されている。静脈側血液流路30は、透析器10の血液出口12と静脈側エアートラップチャンバ33とを接続する静脈側エアートラップチャンバ入口流路35と、静脈側エアートラップチャンバ33から流出した血液を患者の静脈に戻す血液戻し流路36と、血液戻し流路36の先端に設けられ、患者の動脈に挿入された穿刺針に接続される接続プラグ37とを含んでいる。
静脈側エアートラップチャンバ33は、円筒型の容器で血液流入用ポートである血液入口33bと、血液流出用ポートである血液出口33cと補液流入ポートである補液入口33eと排液用ポートである排液口33dとを備え、その内部の下方にはメッシュ33aが設けられている。より詳細には、図2に示すように、静脈側エアートラップチャンバ33は、本体700を含んでおり、本体700は、第1本体70と第2本体80とによって構成されている。第1本体70は、円筒形のストレート部71と、ストレート部71よりも直径が大きい円筒状の上端部72と、ストレート部71と上端部72とを接続するテーパ部73とを含んでいる。テーパ部73のストレート部71側(下側)には内面に向かって突出した突起74が設けられている。第1本体70のテーパ部73の側面には血液流入用ポートである血液入口33bが設けられている。血液入口33bは円筒状のノズルで、図3(b)に示すように、テーパ部73の外面の円周の接線方向に沿って水平に設けられており、テーパ部73に設けられた穴75を介して第1本体70の内部と連通するよう構成されている。
第2本体80は、第1本体70の上端部72の外面にその下端側が嵌まり込む円筒形の胴体部81と、胴体部81の上端に接続される円板状の底板84とによって構成されており、第2本体80の胴体部81は第1本体70の上端部72の外側に嵌まり込む下部胴体部83と、下部胴体部83よりも少し直径が小さい上部胴体部82とによって構成されている。第2本体80の上部胴体部82は請求項に記載の胴体部である。底板84は上部胴体部82の上端に取り付けられている。第2本体80の上部胴体部82の側面には補液流入用ポートである補液入口33eが設けられている。補液入口33eは図3(a)に示すように、上部胴体部82の外面の円周の接線方向に沿って水平に設けられており、上部胴体部82設けられた穴85を介して第2本体80の内部と連通するよう構成されている。第2本体80の底板84の中心の外面には排液用ポートである排液口33dが設けられており、底板84の中心の内面には排液口33dと連通し、底板84の内面から第1本体70の長手方向に沿ってその先端87が補液入口33eと血液入口33bとの間まで延びる排液用内管86を備えている。また、底板84の上面には圧力センサ89に圧力を導く圧力検出管88が設けられている。
本実施形態では、第1本体70の上端部72の外側に第2本体80の下部胴体部83が嵌まり込むように構成されているとして説明したが、第2本体80を第1本体70と一体として成形するようにしてもよい。
図3(a)、図3(b)はそれぞれ補液入口33eと血液入口33bの配置の一例を示したもので、各入口33e,33bは同一方向に向かって延びるように配置されていてもよいし、異なる方向に延びるように配置されていてもよい。また、各入口33e,33bは図3(a)、図3(b)に示すように、円周方向に180度ずれた位置に配置され、同一の方向に延びるように配置されていてもよい。また、各入口33e,33bはそれぞれ上部胴体部82、テーパ部73の各外面の各円周の接線方向に沿って水平に設けられていなくともよく、例えば、上部胴体部82、テーパ部73の長手方向の中心に向かって設けられていてもよいし、その他の方向に向かって配置されていてもよい。
図1に示すように、補液入口33eには補液流路40が接続されている。補液流路40は、補液ポンプ41と、透析液供給流路51の分岐点54と補液ポンプ41の入口とを接続する補液ポンプ入口流路43と、補液ポンプ41と静脈側エアートラップチャンバ33の補液入口33eを接続する補液供給流路44とを含んでいる。補液ポンプ41はモータ42によって駆動されるしごき型のポンプで、補液ポンプ41の内部に設けられた可撓性のチューブの外側を所定の方向にしごいて血液を流動させるものである。可撓性のチューブは補液ポンプ41の内部に設けられていてもよいし、補液ポンプ入口流路43または補液供給流路44を可撓性のチューブで構成し、その一部をしごくように構成してもよい。静脈側エアートラップチャンバ33の上部の排液口33dには、排液流路38が接続されている。排液流路38の排出側端部は、図示しないトラップまで延びている。
制御部60は内部にCPUとメモリとを含む信号処理を行うコンピュータである。血液ポンプ21のモータ22と、補液ポンプ41のモータ42と、透析液ポンプ53とは制御部60に接続され、制御部60の指令によって動作するよう構成されている。
以上のように構成された、本実施形態の血液浄化装置100の透析の際の血液、透析液の流れについて説明する。患者の動脈の血液は、接続プラグ27から血液ポンプ入口流路24に入り、正方向に回転している血液ポンプ21によって動脈側エアートラップチャンバ23に送られる。動脈側エアートラップチャンバ23に流入した血液は、動脈側エアートラップチャンバ23で血液に混入している空気分が除去され、動脈側エアートラップチャンバ23の下方の血液出口23cから透析器入口流路26に流出し、透析器入口流路26から透析器10の血液入口11を介して透析器10に配置された中空糸膜の一端からその内部に流入する。一方、透析液ポンプ53によって透析液供給流路51から透析液入口10aに透析液が供給される。透析液入口10aから透析器10に流入した透析液は中空糸膜の外面を満たして流れる。血液と透析液とは半透膜の中空糸膜を介して接触し、血液中の老廃物は透析液に透析される。
透析によって老廃物が除去された血液は中空糸膜の他端から透析器10の血液出口12に流れ、透析器10から流出する。また、老廃物を含んだ透析液は透析器10の透析液出口10bから透析液排出流路52に排出される。透析器10を流出した血液は、静脈側エアートラップチャンバ入口流路35から静脈側エアートラップチャンバ33に流入する。図2に示すように、静脈側エアートラップチャンバ33の内部には血液面90が形成される。この血液面90は排液用内管86の先端87がわずかに浸かる程度の位置となっている。また、血液面90の上部には空間ができ、この空間の圧力を圧力センサ89で検出する。静脈側エアートラップチャンバ33に流入した血液は、静脈側エアートラップチャンバ33で血液に混入している空気分が除去され、静脈側エアートラップチャンバ33の下方の血液出口33cから流出し、血液戻し流路36、接続プラグ37から患者の静脈に戻される。また、静脈側エアートラップチャンバ33で除去した空気は排液流路38から外部に排出される。このようにして、本実施形態の血液浄化装置100は血液の透析を行う。
次に、図4から図10を参照して本実施形態の血液浄化装置100のプライミング動作について説明する。以下の説明では、血液浄化装置100の透析器10、動脈側血液流路20、静脈側血液流路30には空気が充填されており、プライミング動作は、充填されている空気を排出する動作として説明する。まず、動脈側血液流路20の接続プラグ27と静脈側血液流路30の接続プラグ37とを接続し、動脈側血液流路20と静脈側血液流路30と透析器10とが循環流路を構成するようにする。そして、例えば、操作パネルのプライミング開始のボタンを押す、あるいはスクリーンのプライミング開始のボタンをクリックするなどによって制御部60にプライミング動作を開始させる。
制御部60は、プライミング開始の信号が入力されると、血液ポンプ21を駆動するモータ22に逆回転の指令を出力する。この指令によってモータ22は逆方向に回転を開始し、血液ポンプ21は先に説明した透析動作の際の血液の流れとは逆方向に空気を送り出し始める。また、制御部60は、補液ポンプ41を始動する指令を出力する。この指令によって、補液ポンプ41が始動し、透析液供給流路51から透析液を静脈側エアートラップチャンバ33に送り出し始める。制御部60は、血液ポンプ21の送り出し流量Q1が透析器10や各血液流路20,30のプライミングに必要な流量Q1に設定する指令を出力する。この指令によって血液ポンプ21を駆動するモータ22は血液ポンプの送り出し流量がQ1となる回転数となる。また、制御部60は、補液ポンプ41の送り出し流量、つまり、静脈側エアートラップチャンバ33に供給される透析液の流量が血液ポンプ21の送り出し流量Q1よりも大きい流量Q2に設定する指令を出力する。例えば、流量Q2は、流量Q1よりも10%から100%流量が大きいことが好ましく、流量Q1よりも20%から40%流量が大きいと更に好ましい。この指令によって補液ポンプ41を駆動するモータ42は、補液ポンプ41の送り出し流量がQ2となる回転数で回転する。
血液ポンプ21が送り出し流量Q1で運転されると、図2に示すように、動脈側血液流路20、静脈側血液流路30、透析器10の内部に充填されていた空気は、透析器10から血液ポンプ21に吸い込まれて静脈側血液流路30へと流れ、静脈側エアートラップチャンバ33の下部の血液出口33cから静脈側エアートラップチャンバ33に入り込む。そして、静脈側エアートラップチャンバ33の下部に設けられたメッシュ33aを通り抜けて静脈側エアートラップチャンバ33の下側から静脈側エアートラップチャンバ33の中に入る。一方、補液ポンプ41によって静脈側エアートラップチャンバ33に流入した透析液は、静脈側エアートラップチャンバ33の上部側面に設けられた補液入口33eから静脈側エアートラップチャンバ33の中に流入する。
図5に示すように、最初は静脈側エアートラップチャンバ33の内部は空気で満たされており、静脈側エアートラップチャンバ33の下側から静脈側エアートラップチャンバ33の中に入った空気は、図中の点線矢印で示すように逆回転している血液ポンプ21によって血液入口33bから吸引され、静脈側エアートラップチャンバ入口流路35、透析器10に向かって再循環していく。また、補液入口33eから静脈側エアートラップチャンバ33の中に流入した透析液は、図中の実線矢印で示すように、静脈側エアートラップチャンバ33の上部から下部に向かって流れていく。静脈側エアートラップチャンバ33の下部には図4に示すメッシュ33aが設けられ、このメッシュ33aの隙間から血液ポンプ21によって送り出された空気が流入しているので、透析液は下部の血液出口33cから流出せず、静脈側エアートラップチャンバ33の内部に溜まっていく。
図6に示すように静脈側エアートラップチャンバ33の内部に透析液が溜まり、その液面91ができると、図4に示す血液出口33cから静脈側エアートラップチャンバ33の内部に流入した空気は、気泡95となって静脈側エアートラップチャンバ33の内部に溜まった透析液の中を上昇し、液面91から空気となって流出し、血液入口33bから静脈側エアートラップチャンバ入口流路35、透析器10を通って血液ポンプ21に吸い込まれて、透析器10、動脈側血液流路20、静脈側血液流路30を再循環する。このため、静脈側エアートラップチャンバ33の内部にできる透析液の水位が血液入口33bに達するまでの間、静脈側エアートラップチャンバ33の下部から流れこんだ空気は、外部にほとんど排出されない。
図7に示すように、静脈側エアートラップチャンバ33の内部にできた透析液の水位が血液入口33bより上に達すると、血液入口33bが透析液の中に水没し、透析液が静脈側エアートラップチャンバ33の血液入口33bから静脈側エアートラップチャンバ入口流路35に流出し始める。図4に示す下部の血液出口33cから流入した空気は、気泡95となって静脈側エアートラップチャンバ33の内部に溜まった透析液の中を上昇していく。補液入口33eは上部胴体部82の接線方向に向かって設けられているので、補液入口33eから第2本体80の上部胴体部82に流入した透析液は、上部胴体部82の内面に沿って旋回するように流れて液面91に達する。このため、第1本体70の上端部72、テーパ部73に滞留している透析液には旋回流れが発生し、透析液の第1本体70の上端部72、テーパ部73の外周側の圧力が中心側の圧力よりも高くなり、透析液の中を上昇する気泡95はテーパ部73まで上昇するとしだいに第1本体70の長手方向の中心付近に集まり、透析液は旋回流による遠心力によって外周側に集まる。そして、外周側の液面91が中心よりもわずかに盛り上がってくる。また、ストレート部71とテーパ部73との境目には突起74が中心側に突き出して流路が狭くなっているので、気泡95はこの突起74の部分を通過する際に中心側に寄せられる。
このように、気泡95は中心側に集まり、透析液は外周側に集まるので、中心側に集まった気泡95は、中心付近の液面91から空気となって流出し、そのまま底板84の中心位置に設けられている排液用内管86から排液口33dに流れ、図4に示す排液流路38から外部に排出される。また、上端部72とテーパ部73の直径は第1本体70のストレート部71よりも大きく、血液入口33bに連通するテーパ部73に設けられた穴75はストレート部71に血液入口33bを設けた場合より第1本体70の長手方向の中心から離れた位置となっており、気泡95が血液入口33bから透析液に随伴されて流出しにくい。上記のように、血液入口33bを第1本体70の長手方向の中心から外周側に離れた位置に配置すると共に、補液入口33eを上部胴体部82の円周の接線方向に沿って配置して流入した透析液を旋回流とすることにより、下部の血液出口33cから流入した空気は血液入口33bから透析液に随伴されて流出せず、底板84の中心に設けられた排液用内管86から排液口33dに流れ、図4に示す排液流路38から外部に排出される。
補液ポンプ41の送り出し流量Q2、つまり補液入口33eから静脈側エアートラップチャンバ33に流入する透析液の流量は、血液ポンプ21の送り出し流量Q1、つまり血液出口33cから静脈側エアートラップチャンバ33に流入する空気流量よりも大きい。このため、静脈側エアートラップチャンバ33の内部に流入した空気がすべて上部の排液流路38から外部に流出したとしても、静脈側エアートラップチャンバ33内部の透析液の水位はしだいに上昇する。そして、図8に示すように、透析液の液面91が排液用内管86の先端87よりも上となって、排液用内管86の先端87が透析液に浸かる。このように、排液用内管86の先端87が透析液に浸かっても、先に図7を参照して説明したように、気泡95は第1本体70の長手方向の中心側に集まっているので、そのまま空気となって底板84の中心位置に設けられている排液用内管86に流入し、排液口33dから外部に排出される。また、静脈側エアートラップチャンバ33の内部に流入する透析液の流量Q2は空気の流量Q1よりも大きいので、その流量差ΔQ=(Q2−Q1)分の透析液は血液入口33bから静脈側エアートラップチャンバ入口流路35、透析器10に向かって流れずに図8に示す実線矢印のように図8に点線矢印で示す空気と一緒になって排液用内管86から排液口33dを介して排液流路38から外部に流出する。また、排液用内管86の先端87と底板84との間の空間には空気が残留するので、透析液が圧力検出管88に入り込まず、透析の際にも確実に静脈側エアートラップチャンバ33の圧力を検出することができる。
また、補液入口33eから静脈側エアートラップチャンバ33に流入する透析液の流量Q2は、血液出口33cから静脈側エアートラップチャンバ33に流入する空気流量Q1よりも多くなっているので、静脈側エアートラップチャンバ33の内部に流入した空気がすべて上部の排液流路38から外部に流出したとしても、静脈側エアートラップチャンバ33内部の透析液の水位は低下せず、透析液が常に血液入口33bよりも上にあって血液入口33bから透析器10に向かって透析液が流れていく。この血液入口33bから透析器10に向かって流れていく透析液の流量、つまり、透析器10の洗浄流量はQ1である。
このように、血液ポンプ21によって送り出された透析器10、動脈側血液流路20、静脈側血液流路30に充填されていた空気は静脈側エアートラップチャンバ33の排液用内管86、排液口33dを通って排液流路38から外部に排出され、補液ポンプ41によって供給された透析液が透析器10、動脈側血液流路20、静脈側血液流路30に流入し、透析器10、動脈側血液流路20、静脈側血液流路30は透析液に置換され、血液浄化装置100がプライミングされる。
以上説明したように、本実施形態の血液浄化装置100に備えられている静脈側エアートラップチャンバ33は、血液入口33bを第1本体70の長手方向の中心から外周側に離れた位置に配置すると共に、補液入口33eを上部胴体部82の円周の接線方向に沿って配置して流入した透析液を旋回流とすることにより、下部の血液出口33cから流入した空気が血液入口33bから透析液に随伴されて流出せず、底板84の中心に設けられた排液用内管86から排液口33dに流れ、排液流路38からスムーズに外部に排出され、効率的に血液浄化装置100のプライミングを行うことができる。
本実施形態では、静脈側エアートラップチャンバ33の構造について詳しく説明したが、動脈側エアートラップチャンバ23を静脈側エアートラップチャンバ33と同様の構造とし、血液透析濾過(HDF)を行う場合に補液を動脈側エアートラップチャンバ23に注入するようにしてもよい。
10 透析器、10a 透析液入口、10b 透析液出口、11,23b,33b 血液入口、12,23c,33c 血液出口、20 動脈側血液流路、21 血液ポンプ、22,42 モータ、23 動脈側エアートラップチャンバ、23a,33a メッシュ、24 血液ポンプ入口流路、25 動脈側エアートラップチャンバ入口流路、26 透析器入口流路、27,37 接続プラグ、30 静脈側血液流路、33 静脈側エアートラップチャンバ、33d 排液口、33e 補液入口、35 静脈側エアートラップチャンバ入口流路、36 血液戻し流路、38 排液流路、40 補液流路、41 補液ポンプ、43 補液ポンプ入口流路、44 補液供給流路、51 透析液供給流路、52 透析液排出流路、53 透析液ポンプ、54 分岐点、60 制御部、70 第1本体、71 ストレート部、72 上端部、73 テーパ部、74 突起、75,85 穴、80 第2本体、81 胴体部、82 上部胴体部、83 下部胴体部、84 底板、86 排液用内管、87 先端、88 圧力検出管、89 圧力センサ、90 血液面、91 液面、95 気泡、100 血液浄化装置、700 本体。

Claims (5)

  1. 血液浄化装置に用いられ、血液中の空気を除去するエアートラップチャンバであって、
    円筒形のストレート部と、前記ストレート部よりも直径が大きい円筒状の上端部と、前記ストレート部と前記上端部とを接続するテーパ部と、前記テーパ部の上端に接続される円筒形の胴体部と、前記胴体部の上端に接続される底板とを含む本体と、
    前記テーパ部の側面に設けられる血液流入用ポートと、
    前記胴体部の上端側の側面に設けられる補液流入用ポートと、
    前記底板に設けられる排液用ポートと、
    前記底板内面に設けられ、前記排液用ポートと連通し、前記底板内面から前記本体の長手方向に沿ってその先端が前記前記血液流入用ポートの前記本体の長手方向位置の上側まで延びる排液用内管と、
    を備えることを特徴とするエアートラップチャンバ。
  2. 請求項1に記載のエアートラップチャンバであって、
    前記排液用内管は、前記補液流入用ポートと前記血液流入用ポートとの間まで延びることを特徴とするエアートラップチャンバ。
  3. 請求項1または2に記載のエアートラップチャンバであって、
    前記補液流入用ポートは、前記胴体部の円周の接線方向に延びるように設けられ、
    前記血液流入用ポートは、前記テーパ部の円周の接線方向に延びるように設けられていること、
    を特徴とするエアートラップチャンバ。
  4. 請求項3に記載のエアートラップチャンバであって、
    前記排液用ポートと前記排液用内管とは円板状の底板の中心に設けられていること、
    を特徴とするエアートラップチャンバ。
  5. 半透膜を介して血液と透析液とを接触させて血液を浄化する透析器と、
    患者の血液を前記透析器に流入させる動脈側血液流路と、
    前記透析器で浄化した血液を前記透析器から前記患者に戻す静脈側血液流路と、
    前記静脈側血液流路に設けられ、円筒形のストレート部と前記ストレート部よりも直径が大きい円筒状の上端部と前記ストレート部と前記上端部とを接続するテーパ部と前記テーパ部の上端に接続される円筒形の胴体部と、前記胴体部の上端に接続される底板とを含む本体と、前記テーパ部の側面に設けられる血液流入用ポートと、前記胴体部の上端側の側面に設けられる補液流入用ポートと、前記底板に設けられる排液用ポートと、前記底板内面に設けられ、前記排液用ポートと連通し、前記底板内面から前記本体の長手方向に沿ってその先端が前記血液流入用ポートの前記本体の長手方向位置の上側まで延びる排液用内管と、を含み血液中の空気を除去する静脈側エアートラップチャンバと、を備える血液浄化装置のプライミング方法であって、
    前記動脈側血液流路と前記静脈側血液流路に滞留している空気を前記静脈側エアートラップチャンバの前記血液流出用ポートから前記静脈側エアートラップチャンバに流入させる工程と、
    前記空気の流量よりも大きい流量の補液を前記静脈側エアートラップチャンバの前記補液流入ポートから前記静脈側エアートラップチャンバに流入させる工程と、
    前記静脈側エアートラップチャンバの前記排液用内管を介して前記静脈側エアートラップチャンバの前記排液用ポートから空気を外部に排出する工程と、
    前記静脈側エアートラップチャンバの前記血液流入用ポートから補液を前記動脈側血液流路と前記静脈側血液流路とに流出させる工程と、を含むこと、
    を特徴とする血液浄化装置のプライミング方法。
JP2010246232A 2010-11-02 2010-11-02 血液浄化装置のエアートラップチャンバ及び血液浄化装置のプライミング方法 Active JP5529711B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010246232A JP5529711B2 (ja) 2010-11-02 2010-11-02 血液浄化装置のエアートラップチャンバ及び血液浄化装置のプライミング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010246232A JP5529711B2 (ja) 2010-11-02 2010-11-02 血液浄化装置のエアートラップチャンバ及び血液浄化装置のプライミング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012095842A true JP2012095842A (ja) 2012-05-24
JP5529711B2 JP5529711B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=46388484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010246232A Active JP5529711B2 (ja) 2010-11-02 2010-11-02 血液浄化装置のエアートラップチャンバ及び血液浄化装置のプライミング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5529711B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016135184A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 日機装株式会社 血液浄化装置
WO2016152934A1 (ja) * 2015-03-23 2016-09-29 ニプロ株式会社 混合用チャンバ
CN110025845A (zh) * 2018-01-11 2019-07-19 B·布莱恩·阿维图姆股份公司 包含用于水平布置的中空纤维过滤器模块的血液处置机器以及中空纤维过滤器模块和其使用
JP2019193734A (ja) * 2018-05-02 2019-11-07 日機装株式会社 エアトラップチャンバ及び体外循環回路
US10610634B2 (en) 2015-05-21 2020-04-07 Nikkiso Company Limited Blood purification apparatus
CN111918681A (zh) * 2018-03-26 2020-11-10 日机装株式会社 血液净化装置及其气泡的捕获方法
US11123463B2 (en) 2015-06-24 2021-09-21 Nikkiso Company Limited Blood purification apparatus
WO2022024923A1 (ja) * 2020-07-29 2022-02-03 ニプロ株式会社 混合用チャンバ
US11278655B2 (en) 2016-01-25 2022-03-22 Nikkiso Company Limited Blood purification apparatus
US11413387B2 (en) 2016-09-23 2022-08-16 Nikkiso Company Limited Blood purification apparatus
US11690942B2 (en) 2016-09-12 2023-07-04 Nikkiso Company Limited Blood purification apparatus with a bypass line that bypasses an ultrafiltration pump

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6242839U (ja) * 1985-08-31 1987-03-14
JPH0354650U (ja) * 1990-04-26 1991-05-27
JP3007078U (ja) * 1994-06-08 1995-02-07 川澄化学工業株式会社 医療用ドリップチャンバー
JP3007859U (ja) * 1994-08-12 1995-02-28 川澄化学工業株式会社 体外循環回路用ドリップチャンバー及び体外循環回路 用の排液チューブ
JP2002325837A (ja) * 2000-06-15 2002-11-12 Nefuronetto:Kk 自動血液透析装置
JP2004313522A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Nikkiso Co Ltd 透析装置
JP3124924U (ja) * 2006-06-22 2006-08-31 川澄化学工業株式会社 ドリップチャンバ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6242839U (ja) * 1985-08-31 1987-03-14
JPH0354650U (ja) * 1990-04-26 1991-05-27
JP3007078U (ja) * 1994-06-08 1995-02-07 川澄化学工業株式会社 医療用ドリップチャンバー
JP3007859U (ja) * 1994-08-12 1995-02-28 川澄化学工業株式会社 体外循環回路用ドリップチャンバー及び体外循環回路 用の排液チューブ
JP2002325837A (ja) * 2000-06-15 2002-11-12 Nefuronetto:Kk 自動血液透析装置
JP2004313522A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Nikkiso Co Ltd 透析装置
JP3124924U (ja) * 2006-06-22 2006-08-31 川澄化学工業株式会社 ドリップチャンバ

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016135184A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 日機装株式会社 血液浄化装置
WO2016117674A1 (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 日機装株式会社 血液浄化装置
US10441699B2 (en) 2015-01-23 2019-10-15 Nikkiso Company Limited Blood purification apparatus
JPWO2016152934A1 (ja) * 2015-03-23 2018-01-18 ニプロ株式会社 混合用チャンバ
EP3272376A4 (en) * 2015-03-23 2018-12-19 Nipro Corporation Mixing chamber
WO2016152934A1 (ja) * 2015-03-23 2016-09-29 ニプロ株式会社 混合用チャンバ
JP2020146592A (ja) * 2015-03-23 2020-09-17 ニプロ株式会社 混合用チャンバ
JP7024821B2 (ja) 2015-03-23 2022-02-24 ニプロ株式会社 混合用チャンバ
US10610634B2 (en) 2015-05-21 2020-04-07 Nikkiso Company Limited Blood purification apparatus
US11123463B2 (en) 2015-06-24 2021-09-21 Nikkiso Company Limited Blood purification apparatus
US11278655B2 (en) 2016-01-25 2022-03-22 Nikkiso Company Limited Blood purification apparatus
US11690942B2 (en) 2016-09-12 2023-07-04 Nikkiso Company Limited Blood purification apparatus with a bypass line that bypasses an ultrafiltration pump
US11413387B2 (en) 2016-09-23 2022-08-16 Nikkiso Company Limited Blood purification apparatus
CN110025845A (zh) * 2018-01-11 2019-07-19 B·布莱恩·阿维图姆股份公司 包含用于水平布置的中空纤维过滤器模块的血液处置机器以及中空纤维过滤器模块和其使用
CN110025845B (zh) * 2018-01-11 2023-10-10 B·布莱恩·阿维图姆股份公司 包含用于水平布置的中空纤维过滤器模块的血液处置机器以及中空纤维过滤器模块和其使用
CN111918681A (zh) * 2018-03-26 2020-11-10 日机装株式会社 血液净化装置及其气泡的捕获方法
US20210093774A1 (en) * 2018-05-02 2021-04-01 Nikkiso Co., Ltd. Air trap chamber and extracorporeal circulation circuit
CN112020373A (zh) * 2018-05-02 2020-12-01 日机装株式会社 空气阱室和体外循环回路
WO2019211951A1 (ja) * 2018-05-02 2019-11-07 日機装株式会社 エアトラップチャンバ及び体外循環回路
JP2019193734A (ja) * 2018-05-02 2019-11-07 日機装株式会社 エアトラップチャンバ及び体外循環回路
CN112020373B (zh) * 2018-05-02 2023-11-28 日机装株式会社 空气阱室和体外循环回路
WO2022024923A1 (ja) * 2020-07-29 2022-02-03 ニプロ株式会社 混合用チャンバ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5529711B2 (ja) 2014-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5529711B2 (ja) 血液浄化装置のエアートラップチャンバ及び血液浄化装置のプライミング方法
JP5539845B2 (ja) 血液浄化装置及びそのプライミング方法
AU2007350967B2 (en) Method and apparatus for priming an extracorporeal blood circuit.
JP5181394B2 (ja) 透析装置
JP6478393B2 (ja) 血液浄化装置及びそのプライミング方法
CN101141989B (zh) 血液透析装置
WO2011099521A1 (ja) 血液浄化装置及びそのプライミング方法
JP5858868B2 (ja) 血液透析装置の操作方法および血液透析装置
CN103732270B (zh) 血液净化装置
JP2010273693A5 (ja)
WO2007113936A1 (ja) 血液回路のプライミング方法
JP4101512B2 (ja) 透析装置
JP4783228B2 (ja) 血液透析装置のプライミング方法および装置
JP5529710B2 (ja) エアートラップチャンバ
US10251992B2 (en) Chamber for a blood treatment system, blood tubing system, and blood treatment system
JP6070348B2 (ja) 血液透析装置
JP4442826B2 (ja) 血液浄化装置及びそのプライミング方法
JP6466312B2 (ja) 血液透析装置の操作方法および血液透析装置
WO2005115498A1 (ja) 間欠的に注液、除水操作を繰り返す血液透析装置
JP2002165877A (ja) 血液浄化装置
JP4502707B2 (ja) 間欠的に注液、除水操作を繰り返す血液透析装置
JP4027686B2 (ja) 透析装置
JP7293761B2 (ja) 透析装置及び回路セットの判定方法
JP6473650B2 (ja) 血液浄化装置
JP2002253668A (ja) 血液回路自動脱気システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5529711

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250