JP3124924U - ドリップチャンバ - Google Patents

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幸男 丸山
伸二 河野
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Abstract

【課題】血液の滞留による凝固を解消することができるとともに、血液が血液流出口の方向へ渦流にスムーズに流れることができるドリップチャンバを提供すること。
【解決手段】本体(2)の上側部に下方または上方に傾斜した血液流入口(6)を形成し、前記本体(2)の内周壁に突状及び/又は溝状の略螺旋状及び/又は傾斜した略直線状の血液誘導部(10、11)を形成したドリップチャンバ(1)。前記血液誘導部(10、11)の形成方向は前記血液流入口(6)の傾斜方向と実質的に同方向に形成した。
【選択図】図1

Description

本考案は、血液透析、血液濾過、血漿交換などの血液の体外循環回路の途中に設置して使用されるドリップチャンバの改良に関する。
例えば本出願人は、ドリップチャンバの本体内部で血液の滞留による血液凝固を解消できる発明として特許文献1を開示した。要するに、血液流入口を本体の上端側部に上方または下方に傾斜して形成することで血液は、渦流を形成して、本体内部に充填された血液を上部から下部にかけて充分撹拌しつつ血液流出口から流出されるので、本体内部での血液の滞留がなくなり、滞留による血液の凝固がなくなる。特許文献2にも同様の発明が開示されている。
しかしこれらの発明は、血液流入口から本体への血液の導入速度が遅い場合は、血液が渦流を形成することなくドリップチャンバ本体内の内周壁を伝い、血液流出口へ流れるため、本体内部に充填された血液を上部から下部にかけて充分撹拌できない。血液の滞留による凝固解消できないため効果不十分である。
実公平03−40302号公報(図1、図3参照) 特開2002−282355号公報(図1、図8参照)
本考案者が解決しようとする問題点は、血液流入口から本体への血液の導入速度が遅い場合、本体内部に充填された血液を上部から下部にかけて充分撹拌できない場合がある点である。
そこで本考案者は、以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、以下の考案に到達した。
[1]本考案は、本体(2)の上側部に下方または上方に傾斜した血液流入口(6)を形成し、
前記本体(2)の内周壁に突状及び/又は溝状の略螺旋状及び/又は傾斜した略直線状の血液誘導部(10、11)を形成したドリップチャンバ(1)を提供する。
[2]本考案は、前記血液誘導部(10、11)の形成方向は前記血液流入口(6)の傾斜方向と実質的に同方向に形成した[1]記載のドリップチャンバ(1)を提供する。
[3]本考案は、前記血液流入口(6)の傾斜角度(α)と前記血液誘導部(10、11)の傾斜角度(β)が同じまたは傾斜角度(β)が傾斜角度(α)より大きくなる[1]または[2]に記載のドリップチャンバ(1)を提供する。
本考案のドリップチャンバ1は、本体2の内周壁に突状及び/又は溝状の略螺旋状及び/又は傾斜した略直線状の血液誘導部10、11を形成したことで、血液流入口6への血液の導入速度が遅くても、血液流入口6から本体2内へ導入された血液は、血液誘導部10、11を伝って渦流を形成し、本体2の内部に充填された血液を上部から下部にかけて充分撹拌しつつ血液流出口9から流出させるので、スパイラル効果を上げることができ、本体2内部での血液の滞留がなくなるため、血液の滞留による凝固を解消することができる。
さらに好ましくは、血液誘導部10、11の形成方向は前記血液流入口6の傾斜方向と実質的に同方向に形成することや、血液流入口6の傾斜角度αと血液誘導部10、11の傾斜角度βが同じまたは傾斜角度βが傾斜角度αより大きく形成することで、血液流入口6から本体2内に導入された血液は、血液流出口9の方向へ渦流にスムーズに流れることができる。
図1は本考案のドリップチャンバ1の斜視図、図2は本考案のドリップチャンバ1の正面図、図3は図2の本体2の平面図、図4は本考案のドリップチャンバのその他の実施例1の正面図、図5は本考案のドリップチャンバのその他の実施例2の斜視図、図6は本体2のその他の実施例を示す平面図である。
本考案のドリップチャンバ1は、本体2の上側部に、下方または上方に傾斜した血液流入口6を形成している。
[血液誘導部10、11]
血液誘導部10、11は、本体2の内周壁に突状及び/又は溝状からなる略螺旋状及び/又は傾斜した略直線状からなる。血液誘導部10は、図1、図2に例示では、本体2の内周壁に略螺旋状で部分的に二箇所に形成しているが、図4に例示するように本体2の内周壁に略螺旋状で部分的に複数箇所に形成してもよいし、図5に例示するように本体2の内周壁の略上部から略下部に亘って連続して形成してもよい。略螺旋状に代えて傾斜した略直線状でもよいし、これらの組み合わせでもよい。
血液誘導部10の傾斜方向は、図1、図2、図4、図5に例示するように、下方または上方に傾斜した血液流入口6の傾斜方向と実質的に同方向で略螺旋状または傾斜した略直線状(図示せず)に形成しており、血液流入口6から導入された血液は、血液流出口9の方向へ渦流にスムーズに流れることができる。
血液流入口6への血液の導入速度が速い場合は、図1、図2、図4に例示するように、血液誘導部10、11は、本体2の内周壁に部分的に形成するのみでよい。血液流入口6への血液の導入速度が遅い場合は、図5に例示するように血液誘導部10、11は、血液流入口6から本体2の内周壁の略上部から略下部に亘って連続して形成するのが好ましい。血液流入口6から導入された血液は、血液誘導部10、11を伝って渦流を形成し、本体2の内部に充填された血液を上部から下部にかけて充分撹拌しつつ血液流出口9より流出される。血液流入口6から導入された血液は、血液誘導部10、11伝って渦流を形成し、本体2の内部に充填された血液を上部から下部にかけて充分撹拌しつつ血液流出口9より流出させるので、スパイラル効果が上がり、本体2内部での血液の滞留がなくなり、滞留による血液の凝固がなくなる。
図2に例示するように、血液流入口6の傾斜角度αと血液誘導部10、11の傾斜角度βが同じまたは傾斜角度βを大きくすることで、血液流入口6から導入された血液は、血液流出口9の方向へ渦流にスムーズに流れることができる。
血液誘導部10は、図3に例示するように、本体2の内壁に突状に形成されている。血液誘導部10は、血液が本体2内を渦流に流れるのであれば、どのような幅や形状でもよい。血液誘導部10は、本体2と一体成形するのが好ましいが、同材質または別材質を接着してもよい。
図6に例示するように本体2の内周壁に溝状の血液誘導部11を形成してもよい。血液誘導部11は、血液誘導部10と同様に、本体2の内周壁に複数箇所に形成してもよいし、本体2の内周壁の略上部から略下部に亘って形成してもよい。血液誘導部11は、下方または上方に傾斜した血液流入口6と同方向に螺旋状または傾斜した直線状(図示せず)の血液誘導部11を形成することで、血液流入口6から導入された血液は、血液流出口9の方向へ渦流にスムーズに流れることができる。血液誘導部11は、血液が本体2内を渦流に流れるのであれば、どのような幅や形状でもよい。
血液流入口6から導入された血液は、血液誘導部11を伝って渦流を形成し、本体2の内部に充填された血液を上部から下部にかけて充分撹拌しつつ血液流出口9より流出されるので、スパイラル効果が上がり、本体2の内部での血液の滞留がなくなり、滞留による血液の凝固がなくなる。
また、本体2の内周壁に突状の血液誘導部10と溝状の血液誘導部11を組み合わせて形成(図示せず)してもよい。
[ドリップチャンバ1]
上部キャップ3は、図1に例示するように側部に下方へ傾斜した血液流入口6を形成することにより、血液は、略円筒状の本体2の内周壁を伝い、血液流入口6の斜め方向に沿って導入されるので、血液流入口5が水平に形成されている場合と比較して、本体2の内部にあらかじめ貯留された血液をより効率的に撹拌することができる。同様に図4に例示するように上部キャップ3の側部に上方へ傾斜した血液流入口6を形成してもよい。上部キャップ3は、上部に圧力モニタライン7とレベル調整ライン8を形成するのが好ましく、必要に応じて図5に例示するように、補液ライン12を形成しても良い。下部キャップ4は、下部に血液流出口9が形成されている。下部キャップ3の略下部の内周壁にフィルタ5を装着(係合、嵌合、圧入、挿着、挿入等)する。
本考案のドリップチャンバ1の斜視図 本考案のドリップチャンバ1の正面図 図2の本体2の平面図 本考案のドリップチャンバのその他の実施例1の正面図 本考案のドリップチャンバのその他の実施例2の斜視図 本体2のその他の実施例を示す平面図
符号の説明
1 ドリップチャンバ
2 本体
3 上部キャップ
4 下部キャップ
5 フィルタ
6 血液流入口
7 圧力モニタライン
8 レベル調整ライン
9 血液流出口
10 血液誘導部(突状)
11 血液誘導部(溝状)
12 補液ライン

Claims (3)

  1. 本体(2)の上側部に下方または上方に傾斜した血液流入口(6)を形成し、
    前記本体(2)の内周壁に突状及び/又は溝状の略螺旋状及び/又は傾斜した略直線状の血液誘導部(10、11)を形成したことを特徴とするドリップチャンバ(1)。
  2. 前記血液誘導部(10、11)の形成方向は前記血液流入口(6)の傾斜方向と実質的に同方向に形成したことを特徴とする請求項1記載のドリップチャンバ(1)。
  3. 前記血液流入口(6)の傾斜角度(α)と前記血液誘導部(10、11)の傾斜角度(β)が同じまたは傾斜角度(β)が傾斜角度(α)より大きくなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のドリップチャンバ(1)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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